北米大陸を網羅する形で行われるNABCは年に一度、各州に住む ベンガル人が持ち回りで主催者となって、文化事業が行われる。 |
2010年 会場内 ロビー風景---------------------------------------------
2007年 会場内 ロビー風景---------------------------------------------
2010年 パンフレット表紙 ベンガルの偉人たちが表紙を飾っています---------------------------------------------
二種類の パンフレットの表紙2007年 パンフレット表紙 デトロイト市街を上空から-----------------------------------------
開催中の三日間は、在米インドベンガル人でわき返る。会場周辺のホテルは満杯で、予約も入れられない状態となる。 |
2010年 会場 二階平面図 これらの図面の総てが使用され行事がすすめられる-----------------------------------(下の写真参照)
◎第一ステージは「HALL D」 と 「FLEX」 を一つにし、第一ステージしとて使われた
◎仮設レストランと物品即売場は「HALL C」 が使用され
◎「HALL B」 「HALL A」 も公演会場として使われた
2010年 第一ステージ---------------------------------------------
国歌斉唱 4名の女性により「インド」「バングラディッシュ」「カナダ」「アメリカ」の国歌が歌われた
四ヶ国の国歌斉唱は、この四ヶ国がNABCに関係する国だからである。 カナダ、アメリカは主会場の地となり、バングラディッシュはかつてはインドに属し、現在もベンガル文化に深く関係しかつ言語もベンガリー語であり、宗教の問題さえ克服すれば、インド共和国の一員にいつでもなれる。 |
連日にわたり様々なパフォーマンスが繰り広げられる
舞 踊◎ 第二ステージ 第一ステージ同様、同時並行して行われている(HALL B)---------------------------------------------
ド ラ マ◎ 第三ステージ(HALL C)---------------------------------------------
古 典 演 奏---------------------------------------------ボンゴションメロンについて---------------------------------------------
ボンゴションメロンとは一年に一度、米国(籍)在住のインドベンガル州(バングラディッシュ含む)出身の人々が集い、芸術、文化一般について自らのアイデンティティーを確認すると共に、広く米国国民にもインドの文化を知ってもらうための非営利団体組織のことで、おおよそ一万人規模の米国在住のベンガル人が集い、三日間にわたり、このベンガルの文化的行事を行う。 インドベンガルから映画監督や作家、舞踊家、音楽家、演劇、歌手等のグループを招致し、芸術の祭典が開催される。舞台公演は勿論のこと、作家との対談や討論、詩の朗読会や、映画の上映、監督との対話等が催され、また人権問題のセミナーも開かれるなど、まさしく、文化の一大拠点を現出させることになる。NABCとはノース アメリカ ベンガル コンファレンスの略称である。 |
2010年 会場 三階平面図 これらの図面の総てが使用されテーマにそった企画が行われる
三階 子供たちへの配慮とともに体験教育も行われている---------------------------------------------
会場内に設けられた様々な物品販売のブース(HALL C)---------------------------------------------
―インドから出張し出店されいてる―
インド本国より来たショップが100を超え所狭しと商いをしている。眺めているだけでも楽しいがメインは衣料関係か出版物・音楽関係のジャンルに人気が集まる。特に女性に人気があるのはサリーショップである。高くてよい品から飛ぶように売れてゆく。 |
作品の展示即売---------------------------------------------
年に一度、アメリカ・カナダを含む北米大陸で繰り広げられるNABCの開催は実に大掛りなもので、億単位の金銭が無雑作に動いている。イメージとしてのお祭り気分はあるが、本国で盛大に行われるドゥルガプージャのような祭りとはやはり本質を異にする。なぜならドゥルガプージャは明らかに神様が主役であるのに対しNABCには神の介在する余地はほとんどないからである。では、娯楽性ばかり高いものかといえば、正確には娯楽性を含みつつ、やはりアメリカに暮らすベンガリー語を母語とする人々が自らの文化とアイデンティティを確認する場であり、またインドベンガリー文化をアピールする情報発信の場ともなっている。本国から芸術家、文化人の招致と言う前に、アメリカ・カナダに暮らすベンガリー語を母語とする人々の年に一度のバカンスを楽しむための機会であり、その場がNABCの本質なのではないかと思われる。集う人々はアメリカでも中、上流の部類に属す、所謂「お金持ち」なのである。まことに金銭感覚に頓着がない。入場料が一日100弗を超えることを考え、映画の入場料と比較すれば事は明瞭になろう。交通費、ホテルの確保も必要となる。数名の家族で来るということを考えても、出費は大きなものとなろう。しかし、これがアメリカに暮らすベンガリー人の真の姿でもなかろう。一方に参加したくとも出来ぬ貧しい暮らしの中で日々を凌いでいる人々もまた大勢いることを忘れてはならない。ニューヨークで暮らすかつての友人はNABCにほとんど興味を示さなかった。まったく無視するというのではないが、金持ちのお祭りだというやや批判的な視点で眺める口ぶりで語っている。その友人はニューヨークで開催された年に一度しか参加していない、ということであった。 |
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