第一の流派〜カタカリ〜 第二の流派〜バーラタナッティアム〜
第三の流派〜カタック〜 第四の流派〜マニプリ〜 東北インド、アッサム地方の民族舞踊から生まれた古典舞踊です。マニプリは元来女性の群舞で、その美しい二重のスカート、優美な手の動きなどによって広く親しまれていますが、技巧的には他の古典舞踊に比べ少し単純です。アッサム地方の住民は日本人同様、蒙古系の人種で、その踊りの動きの中には日本の舞踊と共通した要素も見受けられ、全体に激しい動きがなく、足でステップを踏むような複雑な脚足運動はまったくありません。 その他の古典舞踊といわれるもの インドは歴史が古く、文化の層に厚みがあり、「インド古典舞踊」といわれるものの解釈の仕方次第では、幾つものインド古典舞踊が今後も増えてゆく可能性を秘めています。多数の民族を抱え、地方で独自に守られてきた多様な伝統舞踊も「インド古典舞踊」で括ってしまえないこともないからです。広く人口に膾炙されていないためその存在を知られていなかった舞踊が脚光を浴びたとき、古典舞踊が生まれるという傾向があり、日本では「四大古典舞踊」から現在では「七大古典舞踊」と称され始めている事実がこのことを雄弁に物語っています。さらに言えば、インド本国では「四大古典舞踊」とか「七大古典舞踊」といわれる事はありません。単にバーラタ・ナッティヤムという古典舞踊やマニプリという古典舞踊があるというに過ぎないということも記憶にとどめておいて頂きたいものです。 |
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@宗教的儀式におけるもので雨乞いや豊年の踊りなどインドでは特にこの種のものが多く見受けられる。 《アッサム地方》 《ビハール地方》 《北部ウッダール地方》 《パンジャブ地方》 《ラジャスタン地方》 《マドヤプラデッシ地方》 《マジャラパット地方》 以上これらの他、インド各地にはまだまだ多数の民族舞踊があります。
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インド映画の上映に伴い、その独特なメロディーと振り付けで、広く人々の知られるところとなった。古典舞踊とのギャップに首を捻る人も多いことかと思われる。現代インドでは、潮流として、一頃の日本のお能や歌舞伎が衰退して行ったように古典舞踊が急速に過去の物になりつつある。海外でインド古典舞踊は相変わらず脚光を浴びてはいるが、インド国内に限って言えば、若者たちは映画音楽やダンスに興味を持つが、古典舞踊にそれほど魅力を感じなくなってきているようだ。実際、古典舞踊を観ても、日本の多くの人たちが、お能や歌舞伎を観るのと同じように、欠伸を噛み殺し、その意味さえ理解できなくなってきている若者が増えてきているのが現状である。《ウダイ シャンカール スタイル》による現代創作舞踊等はそうした映画の中のフォークダンスと古典舞踊の隙間を埋める位置にあり、近年益々その存在が重要視されつつある。 |
下の写真のようにウダイシャンカールスタイル・タゴールダンス・舞踊劇等、これらもすべて「創作舞踊」で括られる。 |
ミティラー美術館は濃緑の森にある小学校を美術館にしたもので、ミティラー画850点のほか日本に来て描かれた作品および大作300点、ほかにインド先住民族ワルリー画、テラコッタ等を所蔵し、常設公開しています。また、ミティラーでは毎年、インドから有名な舞踊団を招き日本全国で公演を行っております。 |
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