ダシャバタラム
(10化身)

 Indian Classical Dance Troupe
  

@魚 Matsya
A亀 kurma
B猪 Baraha C人獅子 Narasinha
D矯人 Bamana
Eパラシュ・ラーマ Parasurama
Fラーマ Rama
Gバラ・ラーマ Balarama H仏陀 Buddha Iカルキ Kalki
 
ワンポイント
 
《ダシャ バタラムを読み解くための簡単な解説》
 
ヴィシュヌ神の性格神話としてもっとも広く知られている庶民的な形式は化身である。アヴァラータという言葉は「降下」という意味であり、ヴィシュヌ神はこの化身によって魔神と戦うため、また地界を重大な危機から守るために周期的にこの地上にやってくる(降下する)。このようにして最高神は人類の摂理として地上に働きかけ、古典時代の体系化によって十の化身の一群がヴィシュヌ神の性格神話として想像された(他の若干の文献ではそれ以上の二十二化身もある)。  
 ☆最初の化身は「獣形」であらわれる。まず  
@魚の化身はマヌ王ヴァイヴァスヴァタを救うためヴィシュヌは魚の姿で現れ、これは大洪水という全世界に知られているテーマを扱っているインド版である。  
A亀の化身は乳海攪拌がテーマであり、  
B猪の化身は、魔神ヒラニヤークシャによって海底に引きずり込まれていた大地を、ヴィシュヌが猪の姿をして持ち上げる。  
 ☆続く他の化身は「人と獣の要素が混合」している。  
C人獅子は半身は人間、半身は獅子の姿をして現れ、魔神ヒラニヤカシプと戦い、 
 
D矮人は魔神バリと戦う化身である。特に矮人は宇宙を三歩でまたぐといったヴェーダにおけるヴィシュヌ神のテーマを取り上げたものとして有名である。  
 ☆ついで「武勲を示す」ものとして、  
バラモンの権威に反抗した武士階級の圧制に苦しむ世界を粛清したE斧を持つパラシュ・ラーマ、  
魔神ラーヴァナの征服者としての雄姿を見せるラーマヤナの主人公Fラーマ。 
数知れぬ武勲を立てた英雄Gバラ・ラーマ 。
次の化身はH仏陀であり、バラモン教から生まれでた最大の異端の創始者をヴィシュヌ派の世界に加えている。  
最後はIカルキであり、未来の救済者世界に秩序を回復させるためにやってくる馬の頭をしたメシアである。   
 
《舞踊を学ぶ人のために》
 
古典舞踊「ダシャ バタラム」はヴィシュヌ神の10の化身を題材としたバーラタナッティヤムの中の舞踊です。ヴィシュヌ神の様々の挿話を盛込みながら展開してゆく、たいへんストーリー性の高い、且つ演劇的要素の強い舞踊で、初めてバーラタナッティヤムに接する観客もなんとなく意味やストーリーが理解できます。踊り手は一人ですべてを演じ、大変な体力が必要とされ、よくよく踊りの内容を理解して踊らないと中途半端に堕し、観るに耐えない踊りになってしまいます。見る人が見れば誤魔化しや間違いもよく目につきます。焦らずテーマを自分なりに咀嚼して学んでください。
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