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③猪 Baraha | ④人獅子 Narasinha |
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⑧バラ・ラーマ Balarama | ⑨仏陀 Buddha | ⑩カルキ Kalki |
☆最初の化身は「獣形」であらわれる。まず ①魚の化身はマヌ王ヴァイヴァスヴァタを救うためヴィシュヌは魚の姿で現れ、これは大洪水という全世界に知られているテーマを扱っているインド版である。 ②亀の化身は乳海攪拌がテーマであり、 ③猪の化身は、魔神ヒラニヤークシャによって海底に引きずり込まれていた大地を、ヴィシュヌが猪の姿をして持ち上げる。 ☆続く他の化身は「人と獣の要素が混合」している。 ④人獅子は半身は人間、半身は獅子の姿をして現れ、魔神ヒラニヤカシプと戦い、 ⑤矮人は魔神バリと戦う化身である。特に矮人は宇宙を三歩でまたぐといったヴェーダにおけるヴィシュヌ神のテーマを取り上げたものとして有名である。 ☆ついで「武勲を示す」ものとして、 バラモンの権威に反抗した武士階級の圧制に苦しむ世界を粛清した⑥斧を持つパラシュ・ラーマ、 魔神ラーヴァナの征服者としての雄姿を見せるラーマヤナの主人公⑦ラーマ。 数知れぬ武勲を立てた英雄⑧バラ・ラーマ 。 次の化身は⑨仏陀であり、バラモン教から生まれでた最大の異端の創始者をヴィシュヌ派の世界に加えている。 最後は⑩カルキであり、未来の救済者世界に秩序を回復させるためにやってくる馬の頭をしたメシアである。
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