先週出掛けていたので、久しぶりにうちでゆっくり。しばらく掃除もしておらず、部屋の中がぐちゃぐちゃなのでお片付け。洗濯物もたまりまくっているし、あれもこれも整理したいことがあるのだが、時間はあっという間に過ぎちゃう。なんか、俺、人生のんびりしすぎなんかな。でもな、お休みの日に無理しても楽しくないしな。まあ、久しぶりのお休みを満喫したってところかな。

1/30 fri.

　　　

　仕事でなんばをうろうろしていたら、選挙カーがやってきた。そういえば明日は大阪知事選。誰かと思って見ていると、江本であった。有名人が選挙演説をするのを見るのは初めてなので、ちょっと見てみることにした。珍しいのでつい写真まで撮ってしまった。

　見えにくいと思うが、中央で手を上げているのが江本、右側が池乃めだか。その後ろがプロレスラーのサスケだかなんだかの覆面レスラー。左側奥にいるのが、ラモス。うーん、やっぱりズームのないカメラは不便である。

　選挙のときっていろんな人が応援に出てくるけど、なんかちょっと生臭い感じがするな。いや、きな臭いって言うのかな。選挙演説なのでしょうがないと思うが、江本、つかみが下手である。おまけに思ってたより華がないな。横山ノックだったらもっと盛り上がるんじゃねえのかな。あまりに前置きが長いので池乃めだかの話になる前に帰ってしまった。いや、俺は仕事中だから忙しいんだってばよ。

　久しぶりに普通の仕事をする。俺はこの業界自体は好きなので、いつまでもこの仕事をしててもいいかなと思うし、いつまでもこんな仕事しててもしょうがねえなとも思う。仕事とかって、真剣に考えると人生を左右する大きな問題だけど、気楽に考えれば、まあ食えるだけ稼げる仕事ならなんでもいいかなとも思う。まあ、そんなことは定職についているから言ってられることなんだろうな。

　最近飛行機によく乗るが、あれは決して快適な乗り物ではないな。昔高かったせいか、なんか俺の中では金持ちの乗る乗り物なのだが、狭いし禁煙だし、椅子倒せないしケータイ使えないし、貨物に近いよな。真ん中の席になんか座った日にゃもう最悪だもの。まあ今は予約の仕方によっては新幹線より安くなったけどさ。

　だいたいスチュワーデスさんだかキャビンアテンダントだって、スープ配るだけなんだからそんなにステイタスの高い職業だとも思えないけどな。そんなことは言いがかりか。まあ、あんまりガラが悪いひとやガキが少ないのはいいけど、逆にわがままな客や偉そうな奴がいるのはちょっと嫌かも。

　なら煙草も吸えて、椅子も倒せてシートもちょっと広い新幹線に乗ればいいのだが、うちは新大阪より伊丹に近いので、やはりエアのほうが便利なのである。

　ゴルフである。なかなかいいご身分である。しかし寒い。ゲロ寒。早起きだし、体調も万全じゃないので、ちょっとヘロヘロ。初めて行くコースで、ちょっとよさそうなコースなので楽しみ。しかしこれが難しかった。とにかくどのコースもグリーンが見えないのだ。つまりほとんどが結構長くてドッグレッグしている。だから、なんでも前に打ってきゃいいやってコースじゃなくて、第二打目をどこに置くかってのを常に考えておかなきゃいけないコース。うーん、そんなゴルフしたことないぞ。フェアウェイ自体はそんなに狭いわけじゃないので、ドライバーは結構打ちやすく、調子もよかったのだが、アンジュレーションのきついコースなのでアイアンがヘロヘロ。崖下へ落ちてもOBじゃないし、かなり深いバンカーもあったりして、結構タフなコースだった。

　結果はゴルフ再開してから最大の大叩き。まあヘロヘロでの難コース、実力かもな。でも俺のほうが勝ったんだよーん。帰りしな、どこのゴルフ場の会員権を買おうかなどと優雅な話をする。まあ我々サラリーマン、どんなに会員権が安くなったとしても、月に一回行くくらいじゃ元は取れねえなということで話は落ち着く。会員権を買う予算があるかないかは、また別の話。

　ドライブがてら百貨店にお買い物に行って、おひるを食べる。ランチタイムはどこもかしこも禁煙なので、外の席で食べることにする。寒いけどお天気はいいし、ちょっとしたピクニック気分である。もちろん昼間っからビールもつけてみる。なんだか有閑マダムみたいである。

　いい天気。お昼は一風堂でラーメン。二日酔いなのかさすがにビールは飲めなかった。まあいろいろバタバタしたり、片付けものをしたりの一日。

　会議は続くよどこまでも。なんか、どんどん訳がわからなくなっていって、もう言うだけ無駄というか、どうでもいいモードになってきた。俺は経営陣じゃないのでなんとも言えないが、経営陣も苦労はしてるみたいだ。強烈なリーダーシップを発揮するリーダーはある意味ではすばらしいが、とんでもないところへ連れて行こうとするリーダーとそれを止められないマネージャーしかいない場合、現場は自分の首を絞めるために仕事をしてるようなもんだ。でも、うまくいってそうに見える会社でも内情聞くとゲロゲロってこともあるしな。問題はどこにいるか、自分がどう感じるか、自分がどうするかってことなのかな。忙しい会社でも暇そうな奴ってかならずいるしね。生き残っていく、生き抜いていく、まじめに考えるといやになっちゃうから、とりあえず適当に考えよう。眉間に皺よせて悩んだからって問題が解決するわけじゃねえし。

　プレスリリースのイベントがあるので応援を兼ねて出張。場所は青山。骨董通りなんて歩くのは5年ぶりくらいか。クロムハーツ東京でバングルを買ったとき以来だ。いい思い出のようなやな思い出のような。

　田舎ものみたいだが、青山は好きな街。随分昔、半月くらい滞在してたことがあるのでやっぱり身近に感じる。最近はやっと街の感じってのが解ってきた。青山や銀座はやっぱり落ち着いてるし、新宿は活気があって下世話だし、梅田は上品半分下品半分、ミナミはもはや日本の都市というよりも上海や香港に近い匂いがする。

　東京でもほんとに昔ながらの下町ってまだあるし、大阪がべたべたかっていうと新興住宅街のほうは大阪だかどこだかわかんないとこもある。面白いな。住めば都って言うけど、それぞれにやっぱり街の匂いってある。　

　久しぶりに会社での飲み会。うーん、やっぱりたまには飲んで騒がないと本音も出てこないし、コミュニケイションもとれないよな。と宴会係は思うのであった。下戸の人はやっぱ違うんかな。

　どうでもいいが、最近タクシーの運転手って道知らない奴が多いな。あと万札出しておつりがないって平気な顔していう奴な。昔タクで万札出したとき、「ええ、商売でやってんですから釣りがないなんて不細工なことできませんわ」って言ってた運ちゃんはプロだなーと思ったけど、3000円も乗って万札出して釣りがねえって、基本的にやる気がないだろ。仕事の準備をちゃんとしろ。

　今日乗ったのはカーナビついてるのに道がわからない運転手。俺が昔その辺ちょっと知ってたからいいようなものの、あのままだったらどこ連れてかれてたかわかんねえ。つーか、カーナビ積んでて道わかんねえ運転手って、すごすぎ。

　リーゼントにクシを入れ、オンボロ車で飛び出せ。って南佳孝の歌だと思うのだが、歌詞は知っているが未だに聴いたことがない。いい唄なのかな。

　最近気になってるのは高田純次。あの軽み、あのいい加減さ、言葉の意味のなさ。あの歳であの軽さは素晴らしいな。所ジョージの軽さは世間にも受け入れられる軽快さだが、高田純次の軽さは良識ある人が眉をひそめそうな軽薄さ。それがいい。演技でもほんとでもどっちでもいい。あんなひとにわたしはなりたい。

　なにしろあのタモリをして、「俺もたまーにこんなに軽薄でいいのかなと思うこともあるけど、俺より軽薄だもんね」と言わしめるほどの軽みなのだ。なんか最近落ち着いてきたというか、分別くさくなってきたというか、どうも納得がいかん。もっと軽く、もっとしたたかに、もっと高みに。いや、高みになんてスケベ心があるから軽くなれないんだな。いい歳して何やってんだって言われるくらいじゃないとな。

　いとこい師匠の若い頃の番組を見て泣いた。そりゃもう、もうちょっとで声を出すくらい泣いた。何でそんなにはまったのかわからんが、涙が出た。今は亡きいとし師匠がまだ白髪もなく、若々しい。幾つくらいなのかな、それでも俺よりちょっとにいさんかもしれない。「死ぬまで芸人でいたいと思います」と言っていた。そして、死ぬまでほんとに死ぬまで芸人だった。すごいな。芸人であり続けたこと、そして、第一線であり続けたこと。それがすごい。そして今見て、ほんとに、言ったことをしたことがすごいと思った。人間、なかなかそうはいくまい。ご苦労なさったらしいが、それを感じさせないその飄々とした芸風、ほんとに言ったとおり死ぬまで芸人さんだったこと。久しぶりにいいものを見た。

　あと、こいし師匠とこいつとはずっと兄弟ですといっていた。それはあたりまえの話なんだが、なんだか心にしみた。兄弟は兄弟、親は親。当たり前のことなんだが、大事にしようと思った。

　色々お支度。ぜんぜん乗り気になんない。でも今日やらないとやる日がないので一応準備をする。なかなか忙しかったような、やる気がなかったような。

　そんな若い娘が芥川とっていいのかよ。いや、いいけどさ。山田詠美が直木賞とったときには負けたなーと思ったが、今度はすでに俺は完全に置いてきぼりにされてしまった。いや、小説なんか書いてないけどさ。やはりサラリーマンのたわごとよりもピアスでミニスカートで高校中退の若い娘の書いたものの方が面白そうだもんな。まあ俺は読む気ないけど。たいしたもんだ。

　人のことは言えないが、最近喫煙マナーが悪いな。これには理由があって、駅構内とかの喫煙場所がどんどん減っているからだ。なんばや十三じゃ駅構内じゃどこでも喫えない。するとタチの悪いスモーカーはどうするかというと、元喫煙コーナーだった場所で吸うんだな、これが。なんとなく気持ちが軽いのと、なんか言われたら「あ、禁煙になったんだ」ってとぼけられる心理的要因が大きいんだと思う。俺はくわえタバコはするが、基本的には禁煙の場所では吸わない。が、吸いたい気持ちはよくわかる。で、もっとたちの悪い奴はどうするかというと、喫煙コーナーがなければもう駅の中でどこでも吸ってしまう。灰皿を撤去したことでこういう人が増えてしまった。つまり灰皿がないんならどこで吸ったって同じだろ状態。煙草を吸う自由も保障してくれ。どこでも禁煙になっていくのが時流かもしれないが、このままどんどん街から灰皿がなくなっていくと、ますます喫煙マナーを守れなくなる人が増えていくと思う。

　嫌がる身体に鞭を打ってなんとか仕事。やらなきゃいけないけど急ぎじゃない仕事って、なかなかやる気にならん。まあサラリーマンなので働かねばならんのだが。

　後輩と新年会。最近飲む機会が減った。いや、減ったなんてもんじゃないな、激減。友人や同僚が多かった頃は下手したら毎週のように飲んでいたのだが、今もう月に一回もないくらい。おまけに俺自身も外食も夜遊びも自粛中なので、ほんとにひとと飲んだり外で飲む機会が減った。いや、うちでは飲むんだけどさ。こうして考えてみると、夜遊びしたり、つれとベロベロになるまで飲んでクダを巻いたり仕事の文句言ったりするのはストレス発散としては誠に有効な手段なんだなと思う。やっぱりしらふじゃ言えない事ってあるしさ。煮詰まってるときはガス抜きしないとな。抜いてみないと溜まってることに気がつかず、ただ悶々としたりすることもあるしな。

　あれやこれやと気になっていることを少しする。とは言うもののたいしてはかどらない。うーん、何十年も生きているのに自分で自分の動かし方がわからない。あほか俺は。体力のせいか、歳のせいか。いやいやそうじゃない。自分や人への言い訳ばっかりうまくなって、単に動けないだけだろう。ま、そんなこともあるか。モチベーションって、気合だけじゃあがらねえしな。

　そんなわけで成人の日である。もっとお着物を着よう推進委員会豊中支部長の俺としては、この日はわりと楽しみ。色とりどりのお着物を着て、ふわふわをつけた若い娘を見るのはとても楽しい。成人式、あいかわらずあちこちで荒れてるようだが、ちょっとやな気持ちになるな。結構報道に左右されて煽動されちゃう奴もいるんじゃねえかな。「あ、あれやってみよ」なんてな。例えば暴走族だってまだゴロゴロいるんだろうけど報道されないと減ったのかなと思うし、成人式が荒れた報道がされると今の若い奴らは荒れてるな、何て思う。ほんとはちょっとづつちょっとづつ変わってるだけで、急にひどくなったわけでもないんだろうけどな。ま、いいことなんか報道されねえんだからしょうがねえか。

　久しぶりに初詣なんか行ってみる。俺、今年前厄なんじゃねえのかな。ま、神頼みはしない主義なのでいいか。

　お買い物。お買い物。色々買って色々する。久しぶりにお絵かきをする。何を隠そう俺は小さい頃漫画家を目指していたのだ。いや、目指してただけだけどね。

　なんだっけ。ゴロゴロしてたようなどっか行ったような。あ、高島屋でお買い物をしたんだ。でもバーゲンはチェックせず。そんなことでいいのか俺。

　内緒だが、眼鏡を新調した。八島智人風かモード系にしたかったのだが、あまり人相がよくないらしく、今風のデザインの効いたものにするとヤンキーが入ってしまうのだ。なのでおとなしめの奴にしたら今度はおっさんが入ってしまった。本人的にはインテリ風で気に入ってるのだが、スーツに合わせると完全に意地悪なおっさんになった。まあ、もうおっさんなのでいいか。

　帽子を買う。前から欲しかった革のハット。バーゲンなのでちょっと安くなってた。待っててよかった。

　お風呂に入ったあと、石油が切れてることに気がついた。どうしようかなと思ったが、買いに行くことにした。帰りしな、あー、やっぱり今日中に買っといてよかったなと思った。買ってなければ明日の朝後悔したに違いない。そういうことってよくあるよな。石油を買いに行くのって、なんか楽しい。なんだろう、めんどくさいだけに普通の買い物と違ってとても生活感があるのだ。そして、今の俺にはそれが楽しい。生活している実感があるのかな。冬、夜、どうしても石油を買いに行っといたほうがいい。それは俺の役目。買っといてよかった。石油はめんどくさいけど、あったかいしエアコンより安いしね。みたいな感じか。

　というわけで二日目である。挨拶回りとはいえ、疲れちゃう。名詞交換会みたいなものに出席。これが1時間寒空の中並んで、どっかの偉いひとに名刺を渡すというわけのわからないもの。渡すほうももらうほうもわからねえ同士のほうが多いだろ。会った事もないんだから。それでもそれに出席するのがサラリーマンの心意気というか取引先の義務というか、あたりまえのことなんだよな。なんか効率ばっか考えてると逆にちょっと怠けてるような気がする。仕事納めの挨拶も、仕事始めの挨拶も、どうでもいいっていえばどうでもいいことだし、大事なことって言えば大事なこと。うーん、何が大事なのかわからなくなってきた。くだらない常識にとらわれる必要もないけど、常識を無視ばっかしてると非常識のレッテルを貼られるような気がする。

　後輩に「お前もそんなに大した男じゃないんだからよ」って言われてなんかちょっとほっとした。そうだよな、俺、そんな大した男じゃないから高望みしちゃいけないんだよな。いや、しなくていいんだよな。と。ちなみにそいつ、口は悪いが俺のことを根っから馬鹿にしてえらそうな口を利いてるわけじゃない。と思う。そういう後輩もいるがね。

　仕事始めである。のんきに行こうと思ったら、年始の挨拶の最中にさっそく結構憂鬱になる話とか出てきて新年早々ちょっと嫌。新年早々だが今年も落ち着かない一年になりそうだ。気の持ちようだとは思うのだが、なかなかいい感じにかまえていられない。ま、そりゃ仕事している以上誰でもそうか。

　今年はどこへいっても御神酒を出してくれない。以前は年始一発目って、わりと御神酒を出してくれたりしたんだけどな。時代なのかな、不景気なのかな。せちがらい世の中になったもんだ。お着物を着た仕事始めのおねえちゃんを見ながら御神酒を飲むなんて職場はもうないのかな。古き良き時代に乾杯。

　そんなわけで何はなくともバーゲンに行かねばならん。俺は何しろバーゲンが大好きなのだ。しかし、実はここんとこ買うことは買うが、そんなには燃えていない。何故か。俺は流行を追いかけるタイプじゃないので、欲しいものがそんなにないのがひとつと、気に入ったブランドが限られてきたことがひとつ。だから、もうバーゲンならどこでも覗くって感じじゃなくて、あのブランドじゃなきゃいらないって感じになってきた。欲しいアイテムがあるわけじゃなくて、あのブランドで欲しいものがあったら買おかなってそんな感じ。

　ところがこれがタチが悪い。俺の好きなブランドはめちゃめちゃおしゃれすぎて俺には似合わない。ま、俺がブランドバリューに負けてるって感じだ。で、ほんとのこというともはやおしゃれなのかどうかもわからない。なので、「これ、おしゃれなのかなー、おしゃれなんだろうなー」などと考えてしまうのだ。で、何の変哲もないシャツもあったりするのだが、これがぜんぜん安くない。しかもあまりに普通なのでぜんぜんおしゃれに見えない。ＧＡＰで買えば4000円なのになー、みたいな感じ。うーん、俺は何か間違っているんじゃないだろうか。

　ここのブランドなんだから着ればおしゃれさんになれるに違いない、みたいに思い込んじゃってるんだろうな。で、たいしたことのないものに高い値段を払うと。あほか俺は。しかし俺は今はまっているので抗えないのであった。でもなー、ＧＡＰに来てる子達だって、みんな結構お洒落さんなんだよなー。おっさんもいるけど。ま、センスがないので百貨店で売ってるもの着とけば安心だろうっていうおっさんと同じ発想だな、俺は。

　というわけで大阪へ戻ってくる。今年はバーゲン時期が早く、もう今日からバーゲンである。なので大阪へついて帰りしな、帰省用のでかいバッグを持ったまま阪急などをうろうろするが、鞄は重いわ人出はすごいわまだ心理的に田舎ものモードだわで、買い物をするという気にもならず、ひとあたりしてとっととうちへ帰ることにする。年賀状を見て、一杯飲んで早寝する。

　さらにお年玉をもらう。うれしいぞ。

　少しドライブなどして、うちでゆっくりする。なにしろ田舎には自分のパソコンがないので、何かと不便なのである。まあ、年に一回くらいパソコンなしでゆっくりする時間があってもいいか。実家にいると、俺は田舎の子で、ここの子であることを実感する。あたりまえのことなんだけどね。

　押入れなどを整理する。随分捨てたはずなのだが、昔の雑誌やらポスターやらがまだ残っていた。70年代のメンズクラブやGOROや薬師丸ひろ子全盛期のバラエティとか、その頃はとても大事だった雑誌。うーん、古いGOROなんか値打ち出る奴ないのかなー、などと思うのだが、いちいち見てるとそれこそ年を越してしまうので思い切って全部捨てることにした。うーん、もったいないがもうそんな雑誌いちいち見てる時間もないし、売りにいってる時間もないし、どうせ二束三文だろうしな。宝物はいつかは宝物じゃなくなっちゃうときがくるんだな。だから、今大事なものは今大事にしよう、とちょっと思った。

　さて、そんな訳で元旦である。2004年である。今年の抱負はまだ決まっていないので、恒例の10大ニュースに取り掛かることにする。

　というわけで、書いてみると大したことのない一年であったが、それでもなかなか大事な一年であった。歳をとるごとに1年は速くなり、今年のことだったか去年のことだったかすらもわからなくなることもある。生きていくってことはそれだけで大事なことで、楽しく生きられればその方がいいし、裕福に生きていければそのほうがいいに決まってる。でも、無事に生きてるってことが一番大事かな。振り返ってみれば去年はおおむね幸せであった。今年も幸せな一年になりますように。

　そんな訳で今年も御神酒を飲んで爆笑ヒットパレードを見ておひるねをするという元旦であった。ひとつだけ言っておくが、俺にとってはこれが一番楽しく、一番正しい正月の過ごし方なのである。ちなみにお年玉ももらった。いくつになってもお年玉はうれしいものである。誰かもっとくれ。

---