日々のつまらない出来事を、つらつら書き綴っています。
毎日毎日面白い出来事がある訳ではありませんが、ちょっと気になった事を書いてます。

ボーナス払いで買ったぜ第4弾。

初のレザージャケット。いまだ未使用。春になっちゃうぞ。

 
3/31 mon.

 よく思い出すネタがあるのだが、いざ書こうと思ってパソコンの前に座ると思い出せない。メモるほどでもないのでたいしたネタじゃないんだが、なんかくやしい。なんだろう。なんだっけ。思い出そうとするうちは思い出せないんだよな。

3/30 sun.

 朝起きたら、鼻水とくしゃみがとまんない。昨夜ふとんをけとばして寝たので、風邪ひいたのかなと思ったのだが、どうも花粉くさい。しばらくはなをかみ倒して、朝ごはんを食べたらちょっとよくなった。今さら花粉症ごときにのさばられてたまるかい。

 朝ごはんのある幸せ。俺は毎朝朝ごはんを食べるというわけではないのだが、朝ごはんって、なんかしあわせの象徴のような気もするんだよね。ごはんとお味噌汁と海苔。それだけのことなのにちょっと楽しい。

 ごはんは冷凍してあったもの、お味噌汁はひるげ、海苔はラーメンのおまけについていたもの。こう書くとめちゃめちゃしょぼいのだが、例えば毎日ごはんを炊いて、お味噌汁を作って、明太子やなんか他のおかずを用意しておくのは結構大変。ごはんは毎日食べないし、なまものを毎日買って帰ってこれるわけでもないし。だからこそ、誰かの作ってくれるご飯は楽しいのかも。でもね、実家に住んでるとそんなありがたみはわかんないんだよね。俺も随分大人になったかな。ま、自分でご飯作れるようじゃ結構な大人だ。

3/29 sat.

 先週はバタバタしていてうちにほとんどいられなかったので、ひさしぶりのうちでの休み。いろいろしようと思ってたのに、ちょっと二日酔いだったので、あまり精力的に動けなかった。とりあえず春への第一歩として、ツゥイードのジャケットや冬物の厚手のコートを全部クリーニングに出した。するとクリーニング屋はいつもより50円引きキャンペーンをやっていたのだ。ラッキー。

3/28 fri.

 友人と晩飯。連荘である。ひょんなきっかけで久しぶりの連れもやってくることになった。偶然っていうのはいつだって計ったように重なってやってくるもの。

 ちょいとした話があって、そのつれにもそのうち喋りたかった話で、すると友人二人が思わぬところで出会ってまさにいいタイミングでちょうど飲むことになるという。偶然って、必然の組み合わせなのかななんてちょっと思った。

 で、俺は朝からご機嫌が悪かったのだが、機嫌の悪さがぶっ飛ぶような出来事があった。書かないけどね。それはもうここであったが百年目、みたいな。俺の目の黒いうちはてめえにでかい顔なんざさせねえぜ。

3/27 thu.

 20時頃兄さん筋から電話がかかってきて、出張に来ているが帰れなくなったので飯でも食おうと言う。焼肉がいいと言うのでネットで調べて初めてのところへ行ってみたのだが、食べ放題でガキの多いところ。おまけに満員でなかなか空きそうもない。ガキが多いとこって、安いのは良いけどガラが悪いと言うか客筋が悪くてな。いや、もちろん俺も若い頃は手のつけられるような飲み方をしたことがないのが自慢だったんだが。そんなわけで別の焼き鳥屋へ。こっちはなかなかうまかった。

 申し込み。

3/26 wed.

 久しぶりに出張。初めて会うバイヤーと挨拶もそこそこに、先方の社内会議でプレゼンをする羽目になる。第一印象が大事なのだが、どうもうまくいかなかった。そんなことであとあとの印象って違うのにな。やっつけ仕事もほどほどにしておかないと。

 人間、背伸びしていないと伸びないかもな。がんばってでも無理してでもちょっといやなことでもやっていかないと、いつまでたっても同じところにしかいられないかも。現状に追われて、文句言って、工夫をして、やっていくだけでも結構大変なんだけど、それだけじゃ同じところにしかいられない。先日聞いた「あたしは、平地を歩くのは嫌なんです。どんなにしんどくても階段を昇っていきたいんです」と言う台詞が耳から離れない。横に広げるのも大事なんだけど、縦に広げるのももっと大事。何かを言い訳にして嫌なことや努力を先延ばしにしていないだろうか。ステップアップはいやおうなしに来ることもあるけど、自分で意識してやっていかなければステップアップは出来ないだろう。嫌なことからはつい逃げちゃうしね。その程度の仕事できないのかって後輩に言っちゃいるが、いい歳こいてその程度の事が出来ないのは俺のほうだ。

 2年間て、早い。でも、2年間努力し続けるのは大変だ。そして知らない間に差は開いていく。努力をあきらめた奴と、努力して努力に慣れて日常にして続けていく奴とでは日々の差はわからないが、2年もたてば必ず差が出る。現状に甘えてるんだろうな、俺。甘やかされない奴だけが育っていくのか、そうじゃない。甘えない奴が育っていくんだろう。

 でも、自分で努力していくってのは大変だよね。

3/25 tue.

 終日事務処理。わざわざ時間とったわりにはなんかだらだらしてしまう。追い詰められてのやっつけ仕事は嫌いなんだが、追い詰められないとだらだらするタイプなんかな、俺。久しぶりに外飯で焼き鳥。

 どうでもいい話だが、林家こぶ平、やっぱり林家正蔵をつぐんだな。一時小朝が継ぐんじゃないかってもめてたみたいだけど、やはりこぶ平が継ぐのか。結構いい名跡らしいんだが、先代の正蔵のイメージがあるので、こぶ平とはどうもイメージがあわん。こぶ平はとりあえず三平を継ぐんだと思ってたんだけどな。と言うことはいっ平が三平を継ぐのか。うーん、どうせならこん平に継いでもらうか。

 リットン調査団をテレビで見た。俺、リットンはエキセントリックすぎてそんなに評価してないのだが、名前が知られててテレビにも出てるのにまだバイトしてるってのがすごいな。何がしたいんだろうあいつら。芸人でありたいんだろうな。それが、すごい。プロの芸人なのに本業じゃ食えなくて、バイトしながらでも芸人であり続ける。

 俺、何になりたいわけでもなく、今の商売もこれで極めていくつもりもなく、かといって食うためだけに稼いでいるわけでもなく、特になんのために生きてるわけでもない。では、リットンのほうが凄いと思う。目的を維持するために稼ぐのだ。俺はただ、生活のためだけに働いている。

 こんなとき思い浮かぶのは「飲むために稼ぎ、稼ぐために飲む。生活だけはキースリチャード。」っていうキースリチャードじゃなくて吉田拓郎の科白。あいつら今さら稼がなくてもどうにでもなるだろ。

 もうひとつ気に入ってるのは何年か前かローリングストーンズがワールドツアーをやる時の会見。あまりに久しぶりのツアーだったのか、会見の終わりしな、どっかの記者が「今回のツアーは金が目的じゃないんですが」って怒鳴りつけるように聞いたのだ。その時のミックジャガーの返し。見事だった。

 「金だけじゃないぜ。酒も、女もだ。」

3/24 mon.

スーパースリー

 これ、前にも書いたような気がするが、スーパースリーという外国のアニメがあって、ストーリーは忘れたが、主題歌は好きで覚えていた。が、随分間違って覚えていた。

 「ラリホーラリホーラリルレロ」は「ラリホーラリホーラリルレロン」で、「マイクの出番だ わっはっは」は「マイクの出番だ パラッパラッパラッ」だったのだ。大体スーパースリーは情報部員じゃなくて、諜報部員だったし。

 俺の小さい頃にはまだオープンリールみたいなテープレコーダーで、姉がカセットを買ってもらったときは画期的だったんだよな。でもまだオーディオオタクはオープンリールに夢中だったし。カラオケボックスもなかったし、カラオケは8トラックしかなかったし、唄の歌詞を聞き取るのにはヒアリングでのテープおこしくらいしかなかったんだよね。歌番組でもテロップって出てなかったと思う。便利な時代になったねえ。

3/23 sun.

 法事が終わって今日は一息。ゆっくりはできるんだけど、夕方から仕事があるのでお昼には大阪へ戻らなければならない。なんか中途半端な日。それでもお天気はいいし、めいっこもいるし、少しはお休み気分。お昼からビールなぞ食らってお休み気分を満喫する。

3/22 sat.

 今日は法事。久しぶりの顔が何人もやってくる。6年ぶりくらいの人が多いのかな。昔は何かにつけて逢ってたりしたけど、年を追うごとに会う機会は少なくなる。それでいいような気もするし、ちょっと寂しいような気もする。

 本家の長男坊だって感じるときはこんなとき。否応なしにね。誰がなんていったって俺は本家の長男坊だし、責任は果たしていないが意識だけはあるのである。この感じ、田舎の長男坊じゃなければわかるまい。長いこと、そうやって生きてきた。やおやのせがれが八百屋の倅であるのと同じように、俺は長男坊として育ってきた。そんなわけで昼間から宴席で、ほぼ10時間くらい飲んでいた。これでいいのか法事。こんなもんか法事。

 相変わらず休みだというのに仕事の電話がかかってくる。仕事を任せた小僧が頼りないのは覚悟の上なので電話がかかってくることは織り込み済みだったのだが、いいかげん一人で処理できないものかね。俺が電話したところで、俺しかわかってない込み入った内容でも、俺にしかできない話でもない。ごくごくあたりまえの話。その程度、処理してくれないと困るんだけどな。仕事できないって思われちゃうのは君のほうなんだよ。俺からも、クライアントからも。

3/21 fri.

春分の日

 三連休の初日の祝日なのに仕事である。しかも今となっては先のない仕事。最悪である。やる気が出るわけもなく、かといってぶっとばすわけにもいかず、しぶしぶ出かける。ところが思いのほかすることもなく、半日ほどして早あがり。とっとと田舎へ帰ることにする。何しろ俺んちは明日法事なのだ。

 田舎へ帰ると叔父やめいが来ており、珍しくみんなで居酒屋で晩ご飯。あまりないことなのだが、居酒屋ご飯もなかなか楽しい。

3/20 thu.

 こうみえても最近意外と忙しい。が、今日の仕事が終わると一段落するのである。まずはうるさがたのクライアントへ。夜はめんどくさいクライアントへ向かう。面倒なはずの仕事も準備万端だったため、意外とスムーズに終わる。備えあれば憂いなしってのはこういうことだな。

 今期最悪の可能性。どうも今年は花粉症がぶり返しそうだ。今日あたり目が痒くて鼻も痒くて鼻水が出る。たれてくるほどではないのだが、はまるとくしゃみがとまらない。これ以上鼻が出てくると鼻水に粘度がなくなってだらだらたれてくる可能性もある。風邪っぽいわけじゃないので、俺の経験値からするとこれは花粉症である。ねがわくばこれ以上ひどくなりませんように。いい歳して鼻たらしながら商談してる場合じゃないんすよ。鼻たらしながらやってくるおっさんなんて誰も会いたくねえだろ。


3/19 wed.

 夜のお仕事もいいかげんにしてほしいものである。われわれ残業手当てなどつく身分でもないのに否応なしに仕事はやってくる。夜でも休日でも。今日は夜のお仕事が終わったあと、送別会という夜通しお仕事プランである。まいっちんぐである。

 ただひとんちの送別会ってのはなかなかおもしろく、社員同士の交流が浅かったり深かったり、転勤が多かったり、転勤にまつわるバックボーンなんか聞けたりして、なかなか勉強になる。人の会社のことを聞くことはあるが、目の当たりにすることって少ないしね。ふだんつんとしてる人が苦労人だったり、出世街道まっしぐらの人がいろんなことを犠牲にしてたりね。人に歴史あり。

3/18 tue.

 そろそろ春である。女性の胸元がぽつぽつと開き始める。男の子にとっては楽しいシーズン。でも、女の子にとっても楽しいシーズンなのかな。


3/17 mon.

 あるところのお偉いさんとしゃべる機会があった。まあ切れものなのかいろんな数字を覚えていて、経済情勢のことも自社の重箱の隅のことも熟知していてしゃべるしゃべる。あのくらいの人を説得できるようにならねば先はないなと思った。現場のことも大事で、現場を熟知しているのは俺の義務なのだが、義務だけこなして、いや義務に追っかけられているようじゃまだまだだな。まずはうちの偉い人を説得できて、なおかつ向こうの偉い人にプレゼンできるようにならねば。現場の話は所詮現場の話。

3/16 sun.

 ものごとには当たり前のように正反対の意見があって、そしてだからこそ救われることがある。どんな重要な問題でもつきつめていくとどうでもよかったり、どうでもいいように見えてやはり大きな問題だったり。それはだれが決めるのか。俺だろう。じゃあ、大切なことは俺がどう考えるかだ。俺の中で、意外と俺の責任は重い。

3/15 sat.

 バーゲン好きである。ということはアウトレットなんてものには目がないわけである。そんな訳でアウトレットへ。いやいや、ものが安いってのは楽しいのよ。シーズン外しの掘り出し物があったり、B級品があったりね。あちこち寄ってみるわけだが、楽しいけど今すぐ金を払って買うものはそんなにない。でも、欲しかったものはいくつかあったので、誘ってくれた友人よりも俺のほうが散財してしまった。ま、欲しかったものが見つかったということで、よしとする。衝動買いじゃないもん。前から欲しかったものしか買ってないもの。

 毎日うちにいる生活は俺は楽しい。でも、金がないから出掛けられなくて家にいなければいけない生活と、出掛けてもいいけど家にいたい生活は違うのかな。例えば車はあるけどドライブに出掛けない人と、車がないからドライブにいけない人。やっぱ違うよな。違うのかな。出かけたくないと言う点では等価だと思うのだが、余裕はあったほうがいいような気もする。買えないものは欲しい、それは事実なんだが。

3/14 fri.

 解ったふりして大人になるのは簡単だが、文句を言わなきゃそれでいいと思われちゃう。現場の苦労を愚痴じゃないようにきちんと伝えるのは結構大変。理屈や机上の論理ではこなせるけど、実際にはそうはいかないし、あまり文句ばかり言ってると、使えないって思われてしまう。かといって、飲めば何も改善されない。ひとつ要求されたら、ふたつ要求する。そのくらいでちょうどいいのかも。そんなことが出来れば苦労はないけどな。

 えらい人には見えるとこしか見えていない。現場を理解してないからね。じゃあ、現場を理解させるのは俺の仕事。ちょっとずつでもね。

3/13 thu.

 解決しようと思っても、相手がいることは自分ひとりじゃ解決できない。であれば、自分ひとりで出来ることはどんどん解決しておこう。そう思ったのにたいして仕事ははかどらない。俺がどんなに仕事をしたって、実は誰にも関係がない。手を抜いて、いかに滞りなく仕事が進むかを考えねば。俺の努力はだれも評価しないが、ミスはつっこまれる。じゃあ、見えるところだけうまくやればいいじゃないか。というと簡単だが、いざやるとなるとなかなかうまくいかん。じゃあ俺はまだ素人だ。

 期待してるから怒る。じゃあ期待せずにニコニコしてた方がいいじゃん。期待した相手に力量がなくて、怒る筋合いもないんだったら、諦めて毎日楽しいほうが良い。それで良いような気もするし、もう少しやり方もあるような気もするし。とりあえず、人のことにかまってるヒマはない。

3/12 wed.

 なにしてたんだか。パニくり気味に忙しい。もはや恥も外聞もなく、ひとつひとつ目の前のことを片付けてるつもりなんだが、全然片付かん。忙しいときは急ぎの仕事が重なるもんだが、宿題が減らない。20:30からの商談アポイントがあってやっと早上がりって、どうよ。いや、世間にはもっと忙しい奴もいる。

 久しぶりに現場であったおっちゃんと話す。「忙しいの」「いやもう忙しくて」「この仕事のないご時世、いそがしくてけっこうやないか」。おっしゃるとおり。定職があって、マンスリーのギャラがもらえて、ちょっとこいっておひきがある。お呼びがかかるなんて結構な商売である。仕事もある、売り込みに行かなくてもおひきがある。ありがたいじゃねえか。ちょっと前までは仕事がなくてボケボケしそうだったのにな。今リクエストされている仕事をきちんとしよう。できれば効率的に。できれば喜ばれるように。

3/11 tue.

それなら二人ここで暮らそう 百歳になるまで

 CFでこの曲やってるせいかな。もともと好きな歌なんだけど、今これが俺の頭の中を渦巻いている。だれかと百まで暮らそうって思うことはただそれだけですごいことなんじゃないのかなと。

 転職した同僚とランチ。しんどいですよと言いながら、テンションが上がってるというか、ちょっと輝いてるように見えた。新天地に行った人はやっぱちょっとひとかわ剥けたというか、新しいことにチャレンジしている姿はなんかうらやましさを感じる。俺もおかげさんで今めちゃめちゃ忙しいが、忙しいだけで何も変わっちゃいない。心理的な余裕があるうちに貯金をしとかなきゃいけないんだが、物理的に余裕がない。いやそんなのは言い訳だ。わかってるんだけどね。一人前になるまで、もうひといきだ。ほんとかよ。すこし自分に甘えてるんだが、今は一杯一杯。この殻をうちやぶるのにもう少し時間が欲しい。いつまでよ。ぼやぼやしてると定年になっちゃうぜ。

3/10 mon.

 世の中はそんなに思い通りに行かない。うまくいくかなと思ったとたんに最悪の事態がやってきたり、改善し始めたとたんに昔のツケがやってきたりね。でもだからどうってこともない。問題なのはそれを受け止めて、今、俺がどうするか、これからどうしたいかだ。大事なことはなんだろう。大事なことは自分が大事だと思うこと。比較論には意味がない。どっちも大事ならどっちも大事だし、どっちかをとらなきゃいけないんなら、どっちかを選ばなきゃいけない。二兎を追うものはだいたい一兎をも得ない。なら選ぶしかない。選べないのなら、手にする資格もない。

3/9 sun.

俺は腰抜けじゃないんだ

 わりと「腰抜け」と非常に近い意味で「いいひと」、と言われることが多い。理由は多分、あんまり怒らないから。怒ると自分が不愉快になるし、あまり人に文句を言ってもしょうがないかなとも思ってる。よく店とかで店員さんに文句言ってる人って、言いがかりみたいなことが多いし、怒るのはあまり好きじゃない。自分が我慢できることなら、まいいか、みたいな感じで考えることが多い。怒ってる人って、人に甘えてるだけのことが多いし。「てめーなんでこれやってねえんだよ」ってのと「どうして僕が頼んだのにやってくれてないの。やってよ。」というのは同異義語だと思うのだ。

 ところが、自分が我慢するっていうことと、言うべきことを言うっていうのはまたちょっと違うんだよね。俺は基本的には他人に文句を言えないタイプなのだ。なんかひとにものを売りつけたり、人に文句を言ったりするのはあんまり好きじゃない。俺、何しろ人に怒られるのが嫌いだからね。

 ところで俺は穏健派に見られているが、実は短気である。甘やかせて育ててもらったので、態度も元々偉そうだしね。人にはあんまり言わないが、電車の中で肩ぶつかっても怒ってるし、どっちかって言うと元々気に入らないとすぐカッとなるタイプ。喧嘩すると負けるので、正面切って喧嘩は売らないがね。若い頃は毎日怒鳴りまくって、随分可哀想なことをしたこともある。で、サラリーマンになってどうしたかというと、怒りモードを寝かしつけたんだね。客相手の商売、そんなに怒ってたらきりがないし、巧くやっていけない。何しろ客ってのはいつでもわがままなんだから。

 すると、俺は腰抜けモードになって、怒れなくなってしまっていたのだ。少々向こうのミスやわがままでこっちが被害を被っても、もめるよりは何事もなく収めたほうがいいかという奴になってしまっている。まあ、俺もたまに情けないかなと思うことはあったが、怒って気分を害するよりも、平穏な気持ちを保てたほうがいいじゃんと思っていたのだ。

 しかし、いろんな仕事をしていくにあたって、被害は俺だけじゃないケースも出てくる。するとやはりここは文句を言わなければならない立場になったりするのだ。血気盛んな若い子や元々怒りんぼの人は俺に向かって怒ってくる。俺がそいつらを収めたところで何の解決にもならんのよ。業者に文句言わないと。

 怒るのが商売の人とか、常に怒りモードの人はいいのよ。おとなしそうな仮面をかぶっといて、すぐその仮面脱げばいいんだから。俺の場合は長いことかかって怒りモードを寝かしつけたので、起こすのに時間がかかるのよ。昨日の仕事のドタキャンと、今日もダイ○ーで商品の値段間違いってのがあったので、文句を言う練習をしてみた。あまり気分のいいもんじゃないな。人に文句を言うのは。よほどのことなら別だけど。

 でも俺は今日からいいひとの仮看板を下ろして、怒りモードの男になるのだ。もう、ちょっとのことでもすぐ怒るよ。大体怒りモードになってたらすぐ怒れるし、人を怒るのって実は癖になると気持ちがいいのだ。偉くなったような気もするしね。ほんとはにこやかに言うべきことを言えるのが一番いいのだが、なかなかそれはむずかしい。明日から俺は喧嘩腰で生きていく。「俺はなめられるのが一番嫌いなんだよ」って、ガキみたいなこと言いながらね。やだやだ。嫌われてる人の台詞で、「誰もやりたがらねえから俺が嫌われる仕事引き受けてるんだよ」ってのがよくあるが、そんな奴になったらどうしよう。別にそんな奴にはならんでもいいか。

3/8 sat.

 そんなわけで仕事のことばかり日記に書いていたら、朝からケータイが鳴る。仕事の話がドタキャンだとさ。これで俺はまた午後謝りの電話をクライアントにいれなければならない。午後まで憂鬱な気分が続くことになる。そういや引継ぎのときに言われてたんだよな。これからは土日もケータイ切れませんよって。いや俺は土日にオフィシャルのケータイ切った事はないが、こんなに早くそんな仕事が来るとはな。どうしてくれよう。

3/7 fri.

 ちょっとでかい仕事の最終日。カンヅメ、というかつきっきりになってなきゃいけない仕事なので結構しんどい。でも3回目ともなれば結構慣れたもの。たいしたもめごともなくおさまった。でも、何度やっても反省点はあるし、忘れてしまってたり、準備不足だったりすることもある。もっと慣れてる人達は「パターン」にしてるので何事もなく日常業務のごとくこなしていたりする。仕事で一番いいのはやはりパターン化しておいて、そのユニットを組み合わせていくということかもしれない。「イベントセット」「ファイナンスセット」「ミーティングセット」とかな。だらだらやってるから忘れたり足りなかったりするわけで、注意事項を書いてチェック項目をつけて繰り返すようにすればミスも減るし仕事も早いんじゃないだろうか。なんだ俺、会社の日報書いてるぞ。

 21時に撤収完了し、ピザ屋でビール一杯だけの反省会。俺は明日休みだが奴らは仕事なのでそんなに遅くまでは出来ない。しかも田舎だし。でもね、やっぱりちょっとだけでも打ち上げは楽しいものよ。終わったーって感じするしね。そんな訳で23時にオフィス着。着いたものの何をするわけでもなく、メール読んでパソコン担いで帰る。

3/6 thu.

Happy birthday

 忙しい。目が回るくらいケータイに電話が入ってきて、次から次へと調整しなきゃいけないことばかり。そんなに文句があるならてめえがやれよっていうくらい身内からも文句が来たりする。しかも本業じゃなくて雑用で。こんなことに時間を割いてるヒマはないんだけどな。そんなことばっかりに時間をとられてる。そのうち慣れたらスムーズに行くのかな。いかねえな、誰もやりたがらなくてマニュアルのない部分だし。

 そんな中で絶望的なミスをした。「やっちまったー」って奴だ。若い子から電話がかかってきて、彼女も「ミスっちゃいましたー」と言っているのに、「それかまわんから俺のトチリのフォローしてくれ」と言うくらい切羽詰った大トチリ。まあ、ラッキーなことに何とかなった。もしかしたら信用はすこし失ったかもしれないが、表面的には何とかなったのでいいことにする。信用を失うことが最悪なのかもしれないが、表面上を整えるのも仕事だし。まあ、よかった。

 最近たるんでるわけじゃないのだが、やっつけ仕事が多い。時間がないのもそうなのだが、コストをかけないって意識が働きすぎて、手まで抜いてるような気がする。いや、出来る範囲のことはやってるつもりなのだが、「ここまでやってあげると親切なんだけどそこまで手をかけていられない」って感じ。男の子ならわかると思うのだが、プラモデルを作るのにバリ取りせずに作っちゃえー、みたいな。形は整ってるが細部がもうひとつ手が込んでない感じ。コストをかけないなら手をかけてやればいいんだが、手もコストのひとつなんだわこれが。

 4人の仕事を3人でする。何とかなるとタカをくくっていたが、時期がまずかったな。そんな言い訳は誰も聞いちゃくれないさ。俺の仕事がどんなに増えたって誰も気にはしてくれないし、とちればそれは俺のミス。サラリーマンはきびしいな。でもこの程度のことこなせなきゃ先はない。でもひとにそんなこと言われたらぶっ飛ばす。

3/5 wed.

 今日からイベントである。今回コスト下げまくり手抜きまくりなのであんまりやる気がない。でもクライアントの期待度はいつもと同じ。見た目もいつもと同じ。何が違うんだろう。なんか不思議な感じ。俺のやる気が違うだけかな。あと会社の期待度とな。

 でも大仕事っていうか大仕掛けのものはやっぱり楽しい。最近仕事を楽しもうと思いこませている。自分自身に。まあ気の重い仕事も少ないし、仕事自体はめんどくさいことも多いけど嫌いな商売じゃないしね。でも、楽しいと思わないとやってられないくらい立て込んできた。多忙な出来るビジネスマンのふりでもしないとこなせないかも。新しい鞄とかPDAとかダイムとか買うぞこのやろう。でも東洋経済とか週刊ダイヤモンドは買わなくていいでしょ。

 職業:sales rep 恋人:元モデル 趣味:パソコン 週末:仕事を忘れる

 だめじゃん。昔のアメックスの宣伝みたいにかっこよくなんないじゃん。

3/4 tue.

 だからブレーカーが飛んだので書かないってば。胃痛だけは残ったけど、まあよくなった。なのに帰ってきたら23時。まあ、働ける元気があるってのはヘロヘロよりましかもなんて健康のありがたみを実感したかも。

 この日はイベントのセッティングだったのよ。だからヘロヘロだろうがなんだろうがやっつけなきゃいけないんだよね。今週来週立て込んでるので、弱音も吐いていられない。がんばれ俺と俺の身体。

3/3 mon.

 そんなわけでまじめに日記を書いていたのですが、寒くてデロンギくんをつけたらブレーカーが上がってしまって全部飛んだのでもう書きません。力作だったのに。 

 カツオのたたきにあたって、自分がカオナシかと思うほどゲロゲロに吐いた経過を書いていました。

   

 明け方4時頃、胃がむかむかして目が覚めた。飲み過ぎかと思ったのだが、昨夜はそんなに飲んでない。起きて、もどす。ゲロゲロもどす。震えもくる。なんか変だ。いろんなものが出てくるのでいろんな原因を探る。やっぱり飲みすぎか、肉団子に火が通ってなかったのか、いや、カツオだ。カツオのたたきにあたったらしい。ちょっとすっぱい感じがしたんだけど、気にせず食べた。あれに違いない。

 ひとしきりもどして寝る。また吐き気で目が覚める。30分おきに繰り返していると下からも出てきて、ちょっと楽になる。でも動けない。寒気と頭痛も出てくる。朝になっても起きれない。でもこんな日に限ってアポがある。しかも珍しく俺が呼びつけたアポイント。行かない訳にはいかん。

 動けそうもないのでタクシーを呼ぶ。いくらかかってもかまうもんか。するとタクの運ちゃんは「今日混んでますよ」と言う。高い金払って遅れても馬鹿馬鹿しい。なるべく動かずにすむように乗り換えなしでオフィスまでいける駅まで行くことにする。

 真っ青なまま同僚の助けも借りてなんとかこなす。こなしながら今日の体調不良よりも事前準備が全然足りなかったことに気がつく。やっつけ仕事にもほどがある。終わったら帰りゃいいのだが、明後日からの大仕事の準備がまだ終わっていない。しょうがないので医者に行く。「なんかばい菌入ってますね」とのこと。下痢止めをもらうが役に立ちそうもないので点滴を打ってもらう。ちょっとだけ楽になった。俺、点滴打ちながら仕事するほど仕事熱心じゃないし、そんなにたいした仕事でもないんだけどな。でも俺がやらないと誰もやってくれないしな。

 そんなわけで今日もやっつけ仕事で終わる。早く帰りたかったのだが気がつけば定時。死ぬほど寝た。

3/2 sun.

おしゃれさん

 おしゃれさんになるのは難しいし、その定義も難しい。今日、さほどおしゃれでもないおばちゃんと話をしていて、「今日くらいあったかいと、毛付きの(ファー付きの)うわもん(ジャケット)なんか着てると野暮っとう見えるな」なんて話をした。

 季節を感じるのもお洒落さんだし、たいしたスーツ着てなくても、座ったら皺になるからって立ってるのもおしゃれさんだし、ブランドに凝るのもおしゃれさんだと思う。よれよれのブランドもんはブランドってだけで頼りがいがあるし、お仕立てのスーツは見るだけでモノがよさそうだし、安いスーツでも毎日プリーツがきっちりしてるひとも気を遣ってるんだろうなと思う。

 今日、革ジャケットと革パンと今年買ったばかりのブーツでお出かけをした。いや、嫌味でカッコいいのよこれが。でも出掛けた先はダイエーの買出し。カートで俺のジャケット引っ掛けるなよとか、ガキ俺の靴踏むなよとか、カゴで革に傷つくんじゃねえかなとか、心配だらけ。そんなカッコでダイエーに買出しにいくな。だって着るときないんだもん。何のためのがんばりアイテムなんだか。

3/1 sat.

 さて3月である。こないだ正月終わってひと段落したと思ったらもう丸二ヶ月が過ぎた。3月と言えばもう春である。こまったな。レザージャケットも冬物のパンツもまだおろしていないというのに。3月も後半になればあっというまに女の子の胸元が開き始めるんだろう。

 ちょっと気持ちも身体ももやもやしている。春だからじゃなくて、もやがかかってると言うか、なんか曇ってる感じ。あたまも身体も二日酔い、みたいな。いや今日ちょっと二日酔いなんだけどさ。なんだかしゃっきりしない。

 おやすみなのでおひるにペペロンチーノを自作してみた。これがもう大失敗。味ない、辛い、パサパサの三拍子そろった出来ばえ。自分で作って失敗したのになんか納得がいかん。何回やってもうまくいかないんだよなこれが。そんなに難しいパスタじゃないはずなんだけどな。くやしいのでまた作ってやる。

 すでにもうお昼を随分まわってしまった。雨なのでどこへも行く気にはならないが、うちの中もまだ片付いていない。おそうじ洗濯かたづけもの。少し気合入れるか。


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