物騒なタイトルをつけてみた。肝臓が元気なうちに他の理由でくたばるつもりはさらさらないが、もうめちゃへこみ。業界中が騒然としているはずの中、俺のケータイが7時半から鳴る。いくらなんでもこんな時間にと思ったら取引先からのクレーム。同じようなクレームが前にもあって、「またか」という感じなのだがクライアントからすれば「てめえんとこは何回やれば直るんだ」ってなとこだ。俺自身の方のミスの方がまだマシだ。

　しかし始業時間まではまだ2時間もある。うちはほとんどみんな定時にしか出勤しないので俺にはどうしようもない。2時間悶々としつつオフィスへ向かう。万が一を考えて俺のミスではない事を確認し、あっちこっちへ連絡を取る。そうこうしているうちにアポイントの時間がせまってきたので出かけなければならん。このアポイントも長い事気になってた上に初対面というやなモノ。

　結局うちの責任者に連絡が取れたのは会社開始時刻の30分後、重役出勤じゃねーかよ。おまけに至急でコールバックしてくれって伝言しておいたのに「忘れてた」だと。俺は思わず道端にしゃがみ込む。当然俺の声も荒くなる。結局解決がつかないままアポイントの商談へ突入。交渉は決裂。まあもともとそんなにうまくいくはずがなかったのだが、やな感じで終わる。相手のペースにやられたかなって感じ。

　終わってすぐクレーム処理の電話。留守電には５件くらい伝言が入っている。結局は何事もなく解決した。単純にむこうの確認間違いだったのだ。ひいては俺の確認のさせ方ミスって事だ。むこうの勘違いを間に受けて大騒ぎして関係各位に俺が怒鳴りまくったってだけだ。完全に俺の一人相撲。怒鳴りまくった後は謝り倒し。朝からテンパってたものが一気に切れて、もうヘロヘロ。

　クレームと懸念の交渉は結果はどうあれ事実上終わったので胸のつかえは取れるはずなのだが、ずーっともやもや。どうがんばってもテンションが上がらない。仕事もあまり手がつかず、７時頃とっとと帰る。

　で、まっすぐ帰れるはずもなく夜のミナミへ繰り出す。気晴らしにちょっとパチンコでもしようかと思って覗いてみるが、どうもそんな気になれない。5000円もあれば他に幸せにしてくれるところはいくらもあるし、多分パチンコは俺を幸せにしちゃくれない。で、一杯ひっかけて帰る事にする。こんな日はいきつけの、というほどでもないが俺の顔を憶えてくれてる気さくなおばちゃんの店。あまりに久しぶりなので迷ってしまった。こんな日は話しかけてもらえる店がうれしい。

　しかし食べ物の好き嫌いがあるってのは不便なもの。その店でサービスでカブの漬物を出してもらったのだが、俺は漬物もカブも好きじゃない。最初「頼んでないよ」って言ったのだが「いいお客様だけへのサービスよ」と言って置いていくのだ。もちろんみんなに出してるんだが、そう言って出されて「いや俺カブ嫌いだからいらない」って言えるだろうか。いや言えまい。しかも小鉢じゃなくてちゃんとした１品として出せるくらいの大きさのお皿で。

　手をつけないわけにもいかず、ちょっと食べてみる。カブのほうと葉っぱの方と両方ちょっとずつ食べる。まずくはないのだが好きじゃないのでがんばって食べても半分も減らない。おばちゃんは「おいしいでしょ」って聞いてくる。「うん、おいしいよ」って言うものの箸は進まない。人の親切に応えられないってのは不便なもんだ。俺にしては嫌いなものを食わなきゃいけないってのは拷問に近いのだが、どう考えてもサービスしてくれてるんだしな。

　前もどっかの居酒屋で「芽昆布」かなんか出してもらって困った事があった。多分俺その時はちょっと変な顔をしたんだろう、「あ。大丈夫ですか」と聞かれてしまった事がある。もちろんその時もちょっと食べては見たのだが、やっぱり全部は食べられなかった。

　久しぶりに思い出したが、商売、特に食いもん屋は原始的である方が面白い。お決まりのメニューなんかなくて、「今日はこれがうまいよ」とか「今日はいいのが入ってるよ」とか、旬のものとか、その日のおすすめのものを食うのが本当は自然なんじゃないだろうか。いつでもあるようなさんまって、やっぱ不自然だろう。初夏は鰹、秋は秋刀魚、冬はふぐ。いつでも食いたいものが食えるのは便利だが、やっぱ不自然だ。もっとも現代っ子で山の子の俺は食べ物の旬なんかほとんど知らんがね。とは言っても「今日のおすすめは新ネギのキャベツ巻きとかぼちゃの炊いたのね」なんて言われてもそれはそれで困るんだが。

　ちょっとご機嫌が直って夜のミナミをのたくる。一杯飲んでも今日はまだ9時。信じられない。いつもならまだオフィスにいる時間。夜遊びでもしようと思ったが、今日のところは焼鳥屋のおばちゃん以上に俺を幸せにしてくれる奴はいないだろうし、このご機嫌をへんな夜遊びで失敗するよりはご機嫌のまま帰った方がいいだろうと思い、まっすぐ帰る事にする。

　するとついてない日ってのはそういうもので、地下鉄で取引先と会ってしまうのだ。ご機嫌の俺を見て「寄り道してきたでしょ」と一言。向こうは今仕事が終わったばっかりのしらふ、俺は向こうが仕事している時間に一杯飲んでるのんきなサラリーマン状態。これはちょっと気まずい。こんな早くから出来あがって帰る日はほんとにめずらしいっていうのに、こんな日に限って会っちゃうんだな。そんな訳で酔ってるにもかかわらずまた仕事トークをせねばならず、ご機嫌加減もちょっと目減り。　

　帰ってきたらジョージ・ハリスンが亡くなっていた。今はもうなんとも思わないが、ビートルズではジョンの次に好きだった。合掌。

　津山くんだりから帰ってきて家に着いてのんびりしていると、遅い時間だってのに会社から電話。もういいやと思ってほっといたら、続いて仕事がらみの知り合いから電話。なんだろう、やな感じだなと思って出てみると、案の定風雲急を告げる電話。

　取引先がとんだ。噂は前からあったのだが、今日ちょうど仕事先でそんな話をしたばかりだったので虫の知らせってのはやっぱりあるんだなとまた思う。今うちは取引がないのでうちとしては何の被害もないのだが、実はそこは業界の雄。新聞ネタになるほどでかくはないが、業界騒然、ヘタしたら業界地図が塗り変わる可能性もあるのである。

　そんな訳で関係各位に電話しまくり。結局夜中まで電話してた。その中でいくつかへこむ話題もあったりして、不穏な空気のまま夜は更けていくのであった。

　津山というところに行った。生まれて初めてである。俺が言うのもなんだが岡山からローカル線で1時間もかかるという大田舎である。というか特急が走っていないのである。ローカル線なので煙草も吸えずビールも飲めずしらふでコトコト1時間。寒かった。

　津山に着いたら20時半。田舎だわ寒いわ暗いわ知らない土地だわで、ちょっといや。しかし知り合いと晩飯を食う約束をしてたので、まあよしとする。こんなとこで一人で飯食ってたらめいっちゃう。駅前にもほとんど何にもないし。入った居酒屋は4人席テーブルがひとつ、カウンターに3人座れば満席になっちゃうというめちゃめちゃこじんまりしたところ。その昔は悪かっただろうなという様子のママが一人でやってる店だった。まあ二人で結構飲んで久しぶりの昔話に花が咲くといった感じ。

　ホテルへ帰ってマッサージを頼んだら、まだ受付時間内なのにもうダメだっていわれた。ここんとこ肩こりだったのでマッサージしてほしかったのに。だから田舎は嫌いです。

　昨日遅かったので目覚めは遅い。「やっちまった」って感じで目が醒めるが今日はまだ間に合う時間。世間様とは少しずれておそめに出かける。晴れてるし、気分をハイにするためにとっておきの靴をはいていく。今日はそろそろいいかと思って今年初めてコートも着て行く。

　いつもより30分ほど遅目の晴れた日の通勤は、なんだか俺をいい感じにさせた。タイは派手目、靴はとっておき、空は晴れてる。電車は空いてる。なんかいい感じ。今日は何かしよう。そうだ、靴を買おう。

　何でそう思ったか。先週友人と会った時、そろそろ新しい靴を買おうか、という話をしたからだ。前にタクシーの運ちゃんとパチンコの話をしたその日に何年振りかでパチンコに行ってしまった。という訳で先週靴の話をしたので今週靴を買いたくなるわけだ。頭のメモリ、異常に少ないな俺。

　いきさつを書くと長くなるのでまたにしますが、今日俺は新しい靴を買った。すごいぜ。いやすごくないけど気に入ってる。ウィングチップのブーツ。経緯はまた書きますが、物、特に出会う物って言うのは出会うべくして出会うのかな、なんて思う今日この頃。ええ、ほっといても来月の日記のトップに載りますので。乞うご期待。いや誰も期待してないし。

　俺は運命論者じゃないが、人と物とが出会うのは縁があると思う。あるものは見ただけで消えていき、あるものは気に入って大枚払って買ったのにすぐ壊れてしまい、あるものは安物のくせにいつまでもうちにいたりする。

　買ったのは先月の日記にも出てくるジョンス○ン＆マーフィーのウィングチップブーツ。ウィングチップブーツといえばトリッカーズと相場が決まっているのだが、6万円もするような靴を買うわけにはいかん。いや買ってもいいんだがそんな靴俺は多分おろせない。

　もともとウィングチップのブーツはひとつ欲しかったのだが、トリッカーズは6万前後、そんなの買えないなーと思っていたら今年リー○ルで出したのである。リーガ○価格なら俺にも買える。そんな訳で先月買いに行ったのだが、そこで見てしまったのがそのJ&Mのウィングチップブーツだったのだ。比べてみると全然違うというか、めちゃめちゃカッコいい。何よりスマートなのだ。お値段が結構高かったのと、店員の態度が気に入らなかったのでそこでは買わなかった。でももうリーガルの方を買う気もなくなってしまった。梅田のリーガルショップをぐるんぐるん回り、どこにもなかったので大阪中のリーガルショップに電話をしたが、そのブーツを扱っている店は大阪にはなかった。

　しょうがねえからどうしても欲しくなったらそこへ行けばいいやと思っていたのだが、今日よってみたリーガルショップにそれはあったのである。ちょいちょい行くリーガル直営のアウトレットショップ。俺は結構ここで靴を買っているのだが、たまに出物があるのでかなり気に入ってる。知らないうちに改装して綺麗になっていて、結構期待できるかなと思ったら、果たしてそいつはいたのである。めぐりあうものはめぐりあうべくして結局めぐりあうのである。

　しかしサイズがない。俺の足は男としては小さいのでサイズには結構困るのだ。逆にいうとアウトレットショップなんかでは有利な事もあるんだが、世の中そううまくも行かん。試しに履かせてもらったが、ワンサイズでかいのでやはりちょっと無理がある。おしゃれで我慢して履くにはなんとかなるが、洒落で買うにはお値段がよすぎるし、何よりサイズの合わない靴は結局履かなくなる。

　梅田の店にいってみようかなでも店員やだったなあっちでもサイズあるかどうかわかんないしな、などとしばらく考えていたら、店員が「ワンサイズまでならなんとかなりますよ」と言う。まともな靴屋にしちゃ珍しいことを言う。ちゃんとした靴屋は中敷で調整するなんてことをあまり言わないものだが、俺はここはまともな靴屋だと認識しているのでやってみてもらうことにする。普通の中敷で調整できる程度じゃないんだが、そんなことで何とかなったら嬉しすぎる。　

　爪先の方に厚めの敷物を入れ、もう一枚中敷を入れている。するとあら不思議、ぴったり、というよりもきつめなくらいにサイズが変わった。これは嬉しい。しかも違和感もなく文句なし。すばらしい。後でよく見たらその中敷はよく売っているにおい取りとか湿気取りみたいなものではなくて、かなり固めのスポンジを使った多分サイズ調整用に作られたもののようだ。

　もう文句のつけようもない。気に入っていて、やっと再びめぐりあって、サイズも合って、店員さんも親切。俺はもう満足してそれを買ったのであった。なんだったら次はスエードの奴も買いそうな勢いだ。

「一番ダサ坊である自分を本当の自分だと認識する必要はない」なんて文章を読んでちょっと勇気付けられた。ついうっかり一番何も出来ない自分を本当の自分だと思ったり、思わされたりする事はあるわけだが、言われてみればそんな必要はない。一番いけてる自分を自分だと思ってもいいんじゃないか。

　事実、レジュメを書く時は一番出来る能力を書かなきゃ評価されないし、最大限の能力を隠しておく必要もない。私は何も出来なくて人嫌いで口下手で能無しです。なんて奴を誰が雇ってくれるんだろう。

　ええ、関西では偏差値もそこそこのミッション系の四年制大学を出て、大学院にいこうと思ってたんですが、たまたま良い就職先がありまして。こう見えてもアメリカ系企業で十余年勤続してきました。初手から外資に勤めたので会社自体のM&Aはありましたが、私自身はずっと同じ会社に勤務していました。根っから真面目なんでしょうかね。おかげさまでヘッドハンティングにあって、今はフランス系の化粧品会社に転職しました。

　英語？ええ、アメリカ系企業に十数年いたので日常会話程度はそこそこですが、今は本社がフランスの会社なのでフランス語をやるのにいっぱいいっぱいで。大学の時、第二外国語がフランス語で一応「良」で通ったんですが、意外と忘れちゃってますね。結局日本の言語教育なんてのは役に立ちませんね。

　俺の経歴に文句ある奴は言ってこい。嘘なんかついてねえ。　

　昨日すげえ早く寝たら4時頃目が醒めて困ってしまった。起きてもいいのだが起きるのには早すぎるので煙草を吸ってTVを見て寝直すことにした。そしたら今度は夢見が悪い割によく寝れて9時くらいまで寝てしまった。

　寒くなってきたのでベランダのベンジャミンくんとポトスくんを部屋の中に入れることにした。ポトスくんはちょっと刈りこんで、トレイを洗って、ベランダでの水仕事はこの時期もうつらい。ユッカくんは寒さに強いようなので今年はベランダで年を越させる予定である。大丈夫かな。こたつも出すつもりなのだが、丁寧に掃除をするのが面倒くさいので今考え中である。

　今日は何も予定がない。ので何もしなくていい。だから何もしない。いちおう洗濯だけはして、後はずーっとパソコンで遊んでいた。オタク街道まっしぐらである。しかし、最近パソコンの本も読んでいないし、パソコンがらみの新しい機器やソフトも買っていないので技術的にも知識的にも全然進歩していない。友人からASDLの件で電話がかかってきたのだが、俺自身がADSLの事をほとんど知らないどころか、ISDNのことまで忘れていてびっくりした。雑誌くらい読んで知識だけでもいれておかないと、またどんどん時代に取り残されてしまうかも。なにしろうちのパソコンくんはもう足掛け4年物。CD-RもDVDもついてない。そろそろ買い替え時かな。

　三連休の初日である。結構うれしいのだがお出かけの予定があるので意外と忙しい。今日は英会話学校最後の日。卒業というわけではないのだがレッスン数がなくなったので一旦今日で終わりになる。

　出掛けたついでに会社に寄って４時間ほど仕事をする。ほんとは真面目に仕事をするつもりだったのだが、金曜とはいえさすがに気分がお休みモードのため、考え込んでしまうような気の重い仕事には手をつけられず雑用だけ片付ける。勤労感謝の日なのになんでサービス出勤しなきゃいけないんだろうとも思うが、別に強制されているわけではないのでまあ自分で自分に感謝しとこう。

　帰りしな、梅田のヨドバ○カメラによってみる。鳴り物入りでやってきて昨日オープンしたばっかりなので一応覗いてみなければなるまい。これが結構でかい。でもあんまり安くなさそう。特売品はもう売れちゃってないのかな。

　しかし結構な人出でゆっくり見られるという感じじゃない。ゲロ混みだ。噂では地下道とつながってないので結構不便なんて話もあったが、何の事はない、御堂筋線の阪急側入口から直結だ。しかもすぐそこ。これはすごい便利。梅田には今まで駅の周りにパソコンショップというか電器屋さん自体がなかったのだ。あることはあるが、梅田駅からはちょっと歩くしそんなに大きくないところがほとんど。ソフマップ出来たけど阪急梅田からだとかなり歩くし。だからパソコンソフトを買おうと思うとやっぱり日本橋あたりまで行かなきゃいけなかったのだ。

　あんなに便利なところにあんなにでかい店出来たら売れるだろうなー。しかしでかすぎるんじゃねえのか、あれ。まあ大阪の電器モノの10％のシェアを取るくらいの売上目標らしいので、あのくらいの規模はいるのかな。しかし大阪に馴染めるのかヨド○シカメラ。

　などと言いつつ英語学習ソフト、早速ひとつ買ってしまい、ポイントカードまで作ってしまった俺であった。

　これはものすごい報復が予想されるもめごとがあった時に使うんだそうな。なかなかよく出来ていて気に入っている。

　仕事で明石くんだりまで行ったのに、仕切る奴の段取りがめちゃくちゃでこの日は仕事にならず、月曜日に出直す事になる。いいかげんにしろよばかやろうと思うが、みんな大して文句も言わずなんか穏便に終わる。よく黙ってるなー、みんな。これが別の代理店とクライアントだったら罵声が飛び交うところだと思うが、俺はどんな失敗でも罵声が飛び交うような商売は好きじゃないので、まあそれでもいいかなと思いなおした。どなったところで何かが解決するわけじゃないし、気分が悪くなるだけだ。

　そんな中途半端な日にお誘いをもらったので晩飯を食うことにする。仕事は山積みで今週は稼動時間が少ないので全然片付いてないのだが、人生において酒のお誘いより重要なことがあるだろうか。いやない。どうしても今日やらなきゃいけないわけじゃないし。といいつつ俺は毎日仕事と人生を先延ばしにしてるわけだが。

　そんな訳で来週自分の首をしめることを覚悟しながら目先の酒に溺れる。今日は新規開拓の蕎麦屋と新規開拓のバー。どちらもおっさん系だが、気取ってないので男同士やひとりで晩飯食いにくるにはいいかも。でも胡麻きり蕎麦の店なので蕎麦はもひとつ俺好みじゃなかった。

　バーはちょっと古めのトリスバーみたいな感じでノスタルジックで結構良かった。オヤジ占有率100%。よく言えば正統派イングリッシュパブだな。女子供のくる店じゃない。しかしお値段は激安なのでなかなか満足。

　今日のお題は「サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ」。いや、クレージーキャッツの全盛期でもアイロニカルな表現だったのかもしれないが、きょうびのサラリーマンはやっぱ気楽な稼業ではない。終身雇用制なぞどこ吹く風、労働時間は長いわギャラは安いわ、それでいていつどこへ飛ばされるかクビになるかもわからない。民間零細企業の恐ろしさを知りたい方はご一報ください。

　今日はとっても楽しみにしてたことがあって、それはとても楽しかった。どのくらい楽しみにしてたかというと、ふぐをたらふく食わせてやるって言われても、キャバクラ２セットおごってやるって言われても、とっとと帰るくらい楽しみにしてた。事実俺は人に仕事を押し付けて、とっとと帰ってしまったのだ。何かというと、もちろん小山卓治のライブである。小山ネタなので詳しくは別項でやります。

　なのに急に俺は今怒っている。喧嘩越しモードだ。いや、思い出し笑いならぬ思い出し怒りだし、今夜中ひとりでうちにいるので誰に喧嘩を売るわけでもないのだが、心地よい喧嘩越しモード。そしてそれはたいして深刻な話じゃない。

　腰抜けをやめろって勇気を貰ったのかな。言いたいことは言えばいいし、言わなきゃわかんない奴もいるし、言わなきゃ伝わってないかもしれない。

　陽気に生きてくことはこんなに難しいけど、俺は腰抜けじゃない。

　今日の日記、ちょっとつくってるな。

　日記である以上、今を捕まえねばならん。今日思ったこと、今日感じたこと、あっ、という瞬間に感じたことを書きとめておいたほうがいい。毎日少しずつ感じる嬉しかったことやだったことを書くのが良い。

　いつか書こうと思ってたことはいつまでも書けないが、いつか書ける。でも、今日思ったことはすぐ忘れちゃう。今日久しぶりの人に会って嬉しかった。ちょっとお世辞だと思うけどうれしい科白を言ってもらった。久しぶりに会ったら俺も転職していたがむこうも転職していた。電車でへんな人に会った。意気込んで仕事に行ったがスカされた。本を読んでやっぱり「美学」という言葉がキーワードだと思った。

　あんなに大切だと思った気持ちもすぐ忘れちゃう。いつか書こうと思ってたこともすぐ忘れちゃう。じゃあ今日思ったことだけでも書いとけばいい。忘れないうちにね。特に嬉しかったり楽しかったことは書いておいたほうがいいかも。後で読んでも楽しいし、幸せなことってすぐ忘れちゃう。

　今日嬉しかったこと。久しぶりの仕事場へ行って、俺のことを覚えていてくれる人が何人かいた。俺も好きな人に会えた。俺のほうが可愛がってもらってるかな、なんてちょっと思った。ほんとのところは解らないが、そう思わせてもらえることと、そう思えることが嬉しい。久しぶりだからそうなんだろうけど、でもうれしい。たまには仕事で楽しいこともなきゃね。うまくいかないことはたくさんあるが、長いことやってると昔馴染みでやりやすいこともある。伊達にやってても、持続してるからこそ体現出来る事もある。同じ業界の久しぶりの人と会えた、そんなことって長くやってればよくあることなんだけど、よく会っても知らない人は知らないし、今日はちょっと楽しかった。

　月曜日。ちょっと早めに帰ってきた。だって明日６時起きじゃん。月曜からそんなに遅くまで仕事してられっかよ。一日中会社にいたのに予定の半分も仕事は進まない。オフィスにいると雑用はうなるほど入ってくる。自分が能無しだと思うのはこんな時だ。処理しようと思ってた仕事は月曜の雑務であっという間にどこかへ追いやられる。何してたんだと思いつつ、サボってるわけじゃない。俺にどうしろって言うんだ。しかも数字にゃつながらない。かといってやらないわけにはいかない。偉い人には解るまい、この状況。

　まあ、そんな日もあるか。仕事は進まないが、パニくっちゃいない。後回しにしてケツ拭くのは俺だしね。俺の裁量の中で出来ることは俺の裁量の中ですればいい。痛い目見るのは俺で、誰も助けちゃくれないけど、誰かの利益の中で動くよりはマシだろう。

　ま、忙しいけど誰かに動かされてるわけじゃなくて、自由裁量があるだけまだマシかなと。

　どうでもいいが、仕事しないんだからじっとしてりゃいいのに、役に立たないくせに邪魔になる奴は結構いるなと思う今日この頃。

　おとといの書評の続編にあたる「江戸前で笑いたい　志ん生からビートたけしへ　高田文夫編　中公文庫」という本を探していた。あちこちの本屋で探していて梅田の紀伊国屋も行ったのだが、在庫はなかった。ところが今日うちの駅前の本屋で発見した。しかも平積みで。うちの駅前の本屋はわりとでかいことを忘れていた。灯台元暗しってのはこういうことを言うのかな。青い鳥ってことかな。まあなんにしてもあったのでよかった。

　よく寝たー。最近ほんとによく寝れる。というか、起きれない。夜中も目が醒めないし、朝も目が醒めない。どっか悪いんじゃねえかな、俺。でもぐっすり眠れるってのは気持ちがいいのでそれはそれでいいことにする。まあ、最近寝る時間がちょっと遅くなったので単にそのせいだろう。

　そんな訳で今日はお出かけ。久しぶりの英会話学校なのだが、レッスン時間を間違えていて小１時間早く出かけてしまった。ちょうどいいので頼まれていたパソコンソフトを買いに行く。年賀状用にハガキ作成ソフトを頼まれていたのだ。梅田のソフマップギガストアへ行く。しかしここもヨドバシカメラが出来たら客減るだろうな。梅田といってもちょっと歩くし、ヨドバシはその手前に出来るんだもんな。まあ、激戦区になって値段が下がればこっちのもんだけどな。店内では「筆まめ」のプロモーションをやっていておねえちゃんが立っており、せっかくなのでおねえちゃんから買うことにした。しかし、後から「筆王」のおねえちゃんもやってきたのだが、筆王のおねえちゃんのほうがケバくてタイプだったのはちょっと残念だった。まあどうせ筆まめ買うつもりだったんだけどね。

　英会話学校の後、オフラインミーティング、というものに参加してみた。これ、小山ネタなのでまたどっかに書くつもりですが、なかなか面白い体験が出来た。

　はあ、やっとお休みだ。先週の日曜日、出番だったので二連休はやっぱりうれしい。実は今日、日曜の夜9時からの仕事の依頼が来たのだが、さすがにそれは断った。今日の明日で誰がそんなもんいくか馬鹿野郎。でも、うちの隣りの会社は午前様が当り前の会社らしい。俺なんか幸せかも。

　懸念の仕事はもちろんあるが、週末としてのカタは今週は一応ついている。やなことは月曜日に考えて、ゆっくりしよう。

　明日はちょっと予定がある。久しぶりに英会話学校へ行って、そのあともちょっとした用事がある。予定がある休日は好きじゃない。でも、どっちも好きで行くことだからまあいいや。仕事のアポより100倍ましだ。ここんとこ、ちょっと夜更かし。でも明日はお休みだからいくら夜更かししてもいいのさ。

　大好評をいただいている今月の書評のコーナー。志ん朝が先日亡くなったからという訳でもないのだが、お笑い系の本が読みたくなって、買ってみた。「笑うふたり　語る名人聞く達人　高田文夫対談集　中公文庫」である。これは面白かった。久しぶりに空き時間が待ちどおしいというか、電車の中で読んでいても電車をおりずに先を読みつづけたいくらいの面白さ。久しぶりのヒットであった。

　通常の仕事なのにうちに着いたら午前様。やる気があるわけでもないし、そんなにパニくるほど忙しい訳でもないのだが、なんだかくだらない仕事で時間をとられてしまう。まあ、気になってた仕事が片付いたのでそれはそれでよしとする。

　今日は強烈な胃の痛みで3分ほど動けなくてびっくりした。ふくらはぎがつって、あーこのままひどくなると完全につっちゃうよー、っていう感じが胃に来た。すぐ直ったので何ともなくてよかった。酒も飲めるしね。

　「モーニング娘ベスト」。だってひとりでしーんとしたオフィスにいるのはちょっと退屈だし怖いのよ。これはしかしなかなかいい。アイドル系ではウィンク以来のヒットだと思う。

　最近よく寝れるなー。疲れてんのかなー。まあ帰りが遅いせいもあるけどね。そんなわけで、今日も適当な日記であるのであった。

　物事を平易な言葉でわかりやすく表現するのは実はとても難しいことだ。俺なぞ書きなぐりで書いているようではあるが、口語体で書いていると文章としてつじつまが合わなくなったりすることがよくあるし、結局何がいいたいんだかわかんなくなることがよくある。だからとてもわかりやすい文章でものを書く人の文を見ると、負けた、と思う。

　今日、仕事でそんな報告書を読んだ。偉い人が見ると報告書としてはていを成してないと言われるかもしれないが、俺は感動した。「今日はまず○○をしました。こんなことがあってとってもうれしかったです。もっとがんばろうと思いました。」みたいな文章だった。悪く言うと小学生見たいな子供っぽい文体なのだが、俺は「負けた」と思った。何しろ彼女の行動がきちんと書かれているし、感想もわかりやすく書かれている。ほんとに「ああ、うれしかったんだな」という気持ちが伝わってきたのだ。しかも内容は盛り沢山で、文章としてはきちんと完成している。

　かの福沢諭吉先生が論文を書く時「ばかもん。俺なんか猿に読ませるつもりで書いている」と言ったらしいのだが、俺もものを書くとき、特に仕事の書類を書くときは座右の銘にしている。仕事の書類は素人の一見さんにでも解るように書かないと後で説明するのが大変だからだ。しかし、二十歳そこそこの娘にもの書きで負けるのはかなりくやしい。がんばろっと。

　だってうちに帰ってきたのが23時過ぎなんだからそんなに詳しく書けない。もう寝ます。けっこう飲んでるし。

　俺はいつもバーボンを飲んでいるのだが、珍しくバーボンが切れたので、お台所の下を探していたらスコッチが出てきた。いつ貰ったんだか記憶にないんだが、3本くらいよさそうな酒が出てきた。とりあえずその中の一本を開けてみたらこれがかなりうまくて、つい飲みすぎてしまいました。

　やる気はないのに忙しかった。もう日曜から働いているので早く帰ろうと思ってたのに、なんだかんだで遅くなる。でも、気がかりの仕事がちょっといい感じで延期になったのでうれしかった。なのでちょっと遊んで帰った。負けたけど、まあしょうがない。

　今日は休日出勤。しかし朝起きるとTVが日曜なので、まあなんとなくのんびりした気分。普通のサラリーマンに日曜の夜の仕事を頼んでくるのもどうかと思うが、仕事なのでしょうがあるまい。夜の仕事だからって夜だけちょっと行けばいいかっていうとそんな訳はない。だいたい昨日から憂鬱なのだし、起きたら朝から「あー、今日仕事だー」って思っちゃうし、おまけに出張だし、夜になっても酒飲めないし。

　そんなわけで、なんかもやもやした感じの日曜日なのであった。

　本番は２０時からなのだが、お昼頃から出かけてだらだらとお仕事。思いの外時間がかかって晩飯も食いっぱぐれたまま２４時近くまでかかった。やっと晩飯にありついたのはもう月曜日。ビール、じゃこおろし、さんま、馬刺しなどを食す。

　どうやら俺は和食が好きというか、なにか料理したものより単品をそのまま食う、というものが好きらしい。例えば中華とかフレンチとかなにかと何かの食材をまぜてなにかで味付けしてなおかつ何かをのせてある、というような食いものはあまり好きじゃない。どっちかというと魚なら魚だけをお造りで食うとか、焼いて食うとか、揚げて食うとか、素材そのものをそのまま食うのが好きなんだと思う。まあ、たんに醤油味好きの野菜嫌いだという話もあるんだが。　

　明日休日出勤なので、今日はおやすみにもかかわらず「あー、明日仕事だ」と憂鬱な気分で目が醒めた。しょうがないので「今日はどこへも行かなくていいんだー」と無理やりベッドの中でゴロゴロして二度寝したら、ドラムマニアがうちにやってきた夢を見た。うれしかったのだが夢だったのでちょっと悲しかった。

　ドラムマニアというのはゲームセンターにあるドラムの体感ゲームなのだが、やってる奴はほとんど多分ドラムをほんとにたたけそうなゲロうまのマニアばっかりなので、俺のような初心者は人がいないのを見計らってこっそりやるしかないのだ。初心者モードでやるのが精一杯なので、ギャラリーに見られたら笑われてしまう。昨日久しぶりにやったので夢に見たらしい。解りやすい奴だ、俺って。

　そうこうしていると取引先からケータイに電話がかかってくる。またしてもおやすみ気分激減。そんなわけで俺は今からおやすみ気分を満喫せねばならん。しかし、パソコンでいろいろしているときが一番他の事を忘れられるのでこうして日記なぞを書いている。しかし、パソコンで遊んでいるだけなのでパソコンスキルが上がるわけでは全くない。パソコンに詳しくないパソコンオタク。最悪だ。

　ここんとこへこんでいたのだが、やっと最近アドレナリンが出てきた。もともと喧嘩を売る芸風じゃないので自分でもわかりにくいのだが、喧嘩が始まる前の、いや喧嘩を買ったときの足が震えるあの感じ。俺は基本的に喧嘩を売らないし、買わない。しかし、買わざるを得ない場合はある。俺が喧嘩を売るときは口喧嘩や殴り合いじゃなくて殺す時と決めているんだが、話し合って、なおかつ俺が切れるほど下手に出てるのにわかんない奴はしょうがない。譲歩できる限界まで俺が譲ってんのにそこから先に上等くれる奴は叩きのめすしかない。

　昨日それは確認した。俺より弱気な芸風の奴にあったことがないというわがまま娘に確認をとった。もちろん、俺自身も仕事上で俺より弱気な奴にあったことがない。いや、ひとりいるがそいつは他人に会う仕事じゃない。

　震えが来るのはビビってるからだと思う御仁もいよう。違うんだ。ビビってたら逃げてる。昔風にいえば武者震いって奴なんだろうな。俺に震えがきたって事は、覚悟を決めて、やる覚悟が出来たってことだ。

　甘えて逃げてたって、物事は解決しない。物事は面白くて、逃げた風にいえば甘えてるって言われるが、強気で言えば提言に聞こえる。必要なのは自信だ。俺がどうしたいか、どうすれば解決するのか。まず、言いきることが物事を通す重要なファクターかもしれない。何であってもね。意見を通したければ自分がどうしたいかが大切だ。

　俺の喧嘩は泣いてからが強い。俺が喧嘩モードになったらまずは譲らない。いつまで続くかわからんが、とりあえず酒飲みの今、俺に喧嘩を売る奴は、買う。

　問題は雪印である。以前牛乳で食中毒事件をおこしたのに、店頭にはかなり復活している。というか、コーヒー牛乳は雪印くらいしか売っていない。雪印のコーヒー牛乳はわりと旨くて好きだったのだが、あんな事件があったので俺は金輪際雪印は買うまいと固く決心している。だが、他にコーヒー牛乳がなかったりカフェオレもなかったりするとつい買っちゃうのだ。こんなのんきな消費者がいるので大手は少々失敗しても生き残っていけるのだろう。根性なしの俺がちょっとにくい。つーか、明治のコーヒー牛乳も旨いのになぜ売っていない。がんばれ明治。

　古い話だが、あの食中毒事件の後、雪印が店頭から消え、どこが次のシェアを取るのかと期待していたのだが、結局どこもシェア拡大にはつながらなかったらしい。つまり、最大シェアを持つ雪印が大きすぎて、他のメーカーはそのシェアを取りにいくだけの増産体制が取れないらしいのだ。それがちょっと悲しかった。やっぱりでかくなったとこは安泰でシェアの小さいところが天下を取るのは物理的にも難しいんだな。どこのメーカーだって工場の稼動率は100％を目指してやってるはずだ。だからどんなに急に受注量が増えても簡単に増産するわけにはいかないのだ。パイがあるのに取りにいけない。世の中の仕掛は意外と難しい。

　会社からの帰りしな、先日見つけた回転鮨に寄ってみようとすると、「すいません、今日もうネタがなくて」と断られてしまった。金曜の10時からネタ切らしてどうすんだくるくる寿司。しょうがないのでその近所で見つけた行列の出来ている旨いらしいラーメン屋にいってみるとやっぱり行列が出来ている。並んでまで食いたくないのでしょうがなくとぼとぼと家に帰る。

　こう書くとなんかしょぼい週末に聞こえるが、ありあわせのごはんでも、明日のことを考えず、うちでゆっくり酒を飲みながらだらだらしているのはけっこう楽しい。

　英語やってると日本のことを説明しなきゃいけない機会がけっこうある。いざ日本のことを聞かれると説明するのってけっこう難しいし知らないことを痛感する。同じように自分のことをいざ真面目に聞かれると、日本語でも説明するのってかなり難しい。面食いなの？仕事は好きなの？ずーっとそこに住むの？結婚したことあるの？背の高い女性は好き？夫婦別姓についてどう思う？子供は好き？共働きはどう？マゾ系サド系？

　自分のことって死ぬほど考えているつもりなのだが、意外といいかげんに考えていることが多い。いや、いろんな事を決めつけちゃったら自分で身動き取れないと思うんだが、意外と自分のことが解っていないと思った今日この頃。

　二日酔い明けで今日も外飲み。友人からお誘いをもらったので、「今日遅くまでやっても明日早く来てやっても同じ事」理論を使い、飲みに出かける。前ちょいちょい行ってた飲み屋が場所を変えたので行ってみる。店は大幅に変わっていたがテイストは変わってなくてまあそれはそれで良し。南船場界隈も意外といろんな店があることが解って、けっこう収穫かも。

　とりあえず明日は早く行く努力をしよう。別に俺は儲からないけどね。

　夜遊びの次の日はヘロヘロと相場は決まっている。おまけにこんな日に限ってアポイントがあるってのもお決まりのオチだ。それでもアポに遅れない時間に目は醒める。しかししばらくベッドでうなりながら起き上がれない。酒は残っている、吐きそう、寒い、仕事に行きたくない。ヘレンケラー並みの四重苦を乗り越えてそれでもサラリーマンは立ち上がる。えらいぞ俺。

　「ちょいちょい来ます」と言って半年以上ごぶさたのクライアント。あまりに久しぶりすぎて昔話から始めなければならないので、逆に話は弾む。御無沙汰どころか初対面状態。ま、結果オーライ。

　次もややこしいクライアント。クレーム処理と新規商談なのだが、担当者、オーナー、オーナーの嫁。次から次へと出てきて話長い長い。二時間はいた。おまけに京都の北のほうは寒い寒い。雨のせいもあるのかもう冬みたいな寒さ。合い物のスーツじゃ震えがきちゃう。俺は明日から絶対コート着る。

　二日酔いのままうちへ帰ってきて一応飲めないと思いながら飲み直す。酒って怖いな。飲めないはずの胃と肝臓がアルコールで麻痺してまたけっこう飲めちゃう。健康にも良くないのはもちろん、死にそうな胃を酒で麻痺させてまた飲むってのはどうなのかね。ま、アル中って事か。

　半年ぶりに会う兄さんと豪遊。「旨いもん食わしてやるからいいとこさがしとけ」という指令にもかかわらず、適当なとこが思いつかず、まあ居酒屋。二軒目は俺の知ってる店だったのだが、ちょっとしょぼかった。あまりにしょぼかったのでけっこう酔っ払ってたのだが三軒目へ。三軒目はまあ当たり。

　しかし大阪くんだりまで来ていただいたのに、そこそこの飯屋も案内出来ず、ミナミをうだうだしてる酒飲みとして適当なクラブも知らないってのはまことに遺憾だ。おまけに一見で入った店のほうが当たりだったので俺としてはかなりくやしい。酒飲みたるもの、騒ぐ店、旨い店、落ちつく店、口説く店くらいはきちんと用意しておかねばならん。

　適当なとこを探すのも大事だが、ゲスト用の店やおなじみの店もやはり必要だと思う今日この頃。それじゃ何の為の酒飲みだかよくわかんねえ。

　しかし人と一緒の夜遊びは夜遊びっぽい。三軒はしごして久しぶりのタク帰り。たまにはこんな夜も必要かな。

　少し体がだるいのはどうやら風邪気味のせいらしい。ちょっと喉が痛くて乾く。昨日今日とけっこう寒い。カーディガンを引っ張り出したのだが、それでも寒かったのでエアコンをちょっと入れてみる。ついでに完全に衣替えをすることにした。冬物のオーバーやコートを出して、半袖をしまう。これでもう冬が来たって大丈夫。もうすぐおこたが恋しくなっちゃうんだろうな。

　きょうは早めに飲んで、早めに寝ちゃおう。

　ふと思いついて田舎に電話をした。特に用事があったわけでもなく、ちょっとごぶさただったので電話をしてみた。するとどうだろう。今日はおばあちゃんの命日であったのだ。しかも10年目の。そんな大事な日を忘れていた自分にもちょっとびっくりしたが、やっぱりなにか思うところがあったんだろう。虫の知らせって言うけど、ほんとにあるもんだなーとしみじみ感じた今日この頃。うちにはお線香もないので、一応合掌だけしてみた。

　せっかくの祝日だってのに、土曜日だ。なので一日損である。これはどうも納得がいかん。まあ土曜日だろうが祝日だろうが働かなきゃいけない人はいくらでもいるので贅沢な文句かもしれないが、事実上一日損なことには違いない。ちぇっ。おまけに雨降りだし。だから今日はどこへも行かず、何もしないことにした。

　とりあえず文化的な生活をする。パソコンしたりTV見たり、本読んだりしてグダグダすごそう。日がな一日パソコンで遊ぶなんて、まさしく文化的で結構じゃねーかよ。いつもの休日とどこが違うかというと、やることは一緒でも「覚悟」が違うのである。

　そうこうしているとオーストラリア造幣局から書留がやってきた。造幣局から来るものといえばお金か金塊と相場は決まっている。しかし俺はオーストラリアとは何の縁もないし、造幣局に知り合いもいない。何かと思ったら「マネープラス」のアンケートで「ウィーン金貨」が当たったのである。これはすごい。ちっちゃいけど最高純度9999+の純金である。いつ応募したのか調べてみようと思ったのだが、あいにくもうその号は捨ててしまっていた。結構前に応募したんだろうな。そんな訳で今日は久しぶりに懸賞に応募しまくってみた。

　ところで最近HPの調子が悪い。どうやらそろそろ空き容量がなくなってしまったようだ。少し整理しなきゃいけないんだけど、うちのHPは実は階層にしておらず、全部横並びでひとつのファイルに入れてあるのでもう自分でも何がなんだかわからない。増設するのもくやしいので、画像の解像度でも落としてみることにする。

　季節の変わり目で、ちょっと風邪の匂いがする。朝起きたら喉が痛い。弱ってる時はすぐ風邪をひいてしまうので気をつけよう。メンタルが弱ってる時に体調まで悪くなったらもう立ち直れない。この忙しい時期に。

　仕事で気がかりがあって毎日気になっている。ひとつの仕事は案ずるより産むが安しで解決したのだが、どうも仕事のことが頭から離れない。まあすぐに解決するという問題でもないので、しょうがないといえばしょうがないのだが、なんかやな感じ。考えていてもしょうがないのだが、うっかりすると考えちゃう。週末は何もかも忘れてとりあえずひとやすみしたいものである。

　週末なので飲みにでもいこうと思っていたのだが、なんか盛り上がらずまっすぐ帰る。うちに帰っていっぱい飲んだら倒れるように寝てしまった。

　さて11月である。もう今年もあと2ヶ月になってしまった。早いもんだなー。ぼけぼけしてるとあっという間に年末になっちゃうんだろうな。

---