日々のつまらない出来事を、つらつら書き綴っています。
毎日毎日面白い出来事がある訳ではありませんが、ちょっと気になった事を書いてます。

ROLEX購入後、すっかり出番のなくなった元エースのHAMILTON。

知らない間に止まっていたので、電池を換えてあげました。

     

3/31 sat.

ウォーターベッドが欲しい

 ウォーターベッドが欲しいのである。それはもう小さな頃からの夢なのだ。子供の頃スヌーピーがウォーターベッドで揺られているのを見てから、いつかウォーターベッドを買おうと決めていた。

 今までにも何回か見に行ってはいるのだが、予算の都合上とても俺に手の出せる代物ではなかった。一番安いものでも20万を切るものってのはほとんどなかったし。で、何を思い立ったのか今日見に行ってきた。実はネットで探したら激安のウォーターベッドを売っている店があって、その店は俺んちからそんなに遠くなかったのだ。

 その店はホームページに比べるとなんだかしょぼい店で倉庫みたいな外観だった。一階は倉庫みたいだったが、二階にも10個近くベッドが展示してあって、ゆっくり見る事が出来た。あれこれ寝転ばせてもらって、色々聞きながら30分ほどいただろうか、かなり楽しめた。

 バッグによってそれぞれかなり寝心地が違う事も解ったし、やはりハードタイプといわれる水量が多いものの方が気持ちいい。しかし二人寝れるくらいのクィーンサイズに寝てしまうと、もうシングルやセミダブルは眼中になくなってしまう。お値段も安いとは言い難いが、今となっては手の出ないほどじゃない。問題はサイズである。

 実はそのクィーンサイズというのは6畳間の3分の2程のスペースを取るほどでかいのだ。もしかしたら入らないんじゃないかと思うほどでかい。おまけに一度置いたら動かせないし、いざ動かすとしても費用が2万円かかるという。よほど置き場所を考えて、覚悟を決めてからじゃないと買えない。だいたい俺んちの6畳にそんなもの置いたらこたつも置けなくなってしまうので、キッチンで生活しなければいけなくなってしまう。家へ帰って計ってみたら、入ることは入るが、やはりこたつを置くスペースもなくなるので、ほぼベッドルームとしてしか機能しなくなってしまう。たんすもキッチンの方に移動しなければならないし。どうしようかな。

 しかしそれでもまだ俺はあきらめきれずにいる。

  

 どうでもいい話だが、ユニバーサルスタジオジャパン。今日オープンらしい。俺の中では全然盛り上がっていないが、ちょっと繁盛して欲しい。大阪名所がひとつ増えるのはいい事だし。

3/30 fri.

 久し振りに友人と晩飯。1ヶ月ぶりらしい。ちょいちょいあってるつもりだったんだが、お互いにたてこんでると意外と間があくもんだな。まあ、また行こうぜ、なんていっといて半年後になるなんて事はよくあるし、うっかりしてたら5年逢ってなかったとかいうことも最近あったしね。サラリーマンって、みんな意外と忙しいな。というか歳とる毎に時間の流れってのは確実に早くなっていく。

 そんなに飲んだつもりもないのだが、帰ってきて倒れるように寝る。店を出てからの記憶がほとんどない。やはり冷酒は時限爆弾。気をつけねばなるまい。

3/29 thu.

 抱き枕は汚れたらどうするんだろう、と思って心配していたら、送られてきた箱の中からカバーを発見した。ちゃんと「あるじゃん」のイラスト付きだった。やはり手抜きではなくて、俺がほったらかしにしてあっただけであった。七度探して人を疑え、である。しかしこれでよだれだらけになっても大丈夫なので、安心して寝る事が出来る。

 しかし抱き枕は思ったより邪魔である。俺はもともとふとんを抱え込ん寝るのが好きなので、眠りにつくときには抱き枕は快適なのだが、寝ちゃってからはやっぱり邪魔である。変な寝方すると腕がしびれたりしちゃう。結局明け方になると抱き枕はシングルベッドの下に蹴落とされている。さて奴はいつまで俺とベッドを共に出来る事やら。

3/28 wed.

 贔屓屋で晩ごはん。何故かというと、安焼鳥屋の秋吉が満員で、その隣りの安そうな居酒屋も満員で、贔屓屋なら安いだろうと思ったからである。しかしここは贔屓屋のくせに4500円も取りやがった。おまけに最後にはまちの握りを頼んだら、お造りをもってきやがった。「取り替えましょうか」とは言うものの、気が弱い俺は「いいよ」と言ってしまった。しかしたいして旨くもないお造りを食べながら、「やっぱ替えてくれって言えばよかった」とものすごく後悔した。そんなに小さい店じゃないので、オーダーミスを取りかえるくらいどうって事なかったんだろうな。これで金輪際、客として行った店で俺が気を使う事はないだろう。

 風邪は思ったより悪化しなかった。よかった。

3/27 tue.

 考えれば考えるほど、物事はどうでもよくなっていく。どうでも良いという表現は適切でないかもしれない。考えれば考えるほどあらゆる局面が考えられるので、あらゆる選択肢の中であるひとつの選択肢をセレクションするのにそんなに決心はいらないんじゃないかなとちょっと思った。

 もちろん、10の方法を考えて出た結果と、なにも考えずに出た結果とおんなじって事はよくある。が、考えた方が良いに決まってる。しかしあるひとつの解答に向かっていくためには実は方法論はたくさんあるし、方法論自体は問題ではないのかなと思う。 

 案ずるより産むが安し、というか、レベルが違うところに到達すれば方法論には意味がないという事を書きたかったんだが、自分でもなにを書きたいのかよく解らなくなってきた。一芸に秀でれば通ず、とか、単なる自己満足の心配には意味がない、というような事を言いたかったのかも。支離滅裂だ。失礼。

3/26 mon.

 起きてみると風邪は意外と進行している。鼻だけだった痛みが喉まできてる。こういう時どうすればいいんだかよくわかんない。このまま進行させて悪くしちゃえばいいのか、薬で抑え倒せばいいのか。

 ま、微熱だし、起きられるし、食欲もあるので会社へ行く。今日はアポもないので何かあっても気楽だ。しかし一日過ごすと少し熱にうかされている感じがしてくる。久し振りに定時に上がって医者に行く。

 医者に行くと、「今年まだおいでになっていないので、保険証が確認できておりません。ですから医療費全額お預かりする事になりますが」という台詞にカチンと来る。お前ら常連しかひいきにしない飲み屋か。用もないのに毎月睡眠薬貰いに来るぞコラ。毎月保険証見せたら優遇するのか。それとも地道に毎週薬取りにくる病人のほうがおまえんとこ儲けさせてくれるのか。なら俺も元とるぞ。毎週来るからレンドルミンでもドグマチールでもハルシオンでもデパスでもなんでも処方しやがれ。2割くらいいつでも払ってやらあ。ハルシオン処方してくれたら俺のほうが儲かるっちゅうねん。

 おまけに俺が「30分くらい待つんだったら保険証取りにうちに戻りますけど」といったら、「いえいえそんなにお待たせしません」といったくせにきっちり30分待たせやがった。暴れるぞコラ。たいした診察もしねえくせに。

 で、練習をした。この状況で支払いの時、「では医療費の全額をお預かりします」といわれたら、「30分待つんだったら保険証取りに帰るって言ったのに、そこのにいちゃんがそんなにお待たせしませんゆうたんちゃうんか。待たせた上に健康保険払ってる俺の金とってまだ金利まで儲けようっちゅうんかここは」と言い返すつもりだったのだ。

 しかし何の事はない。さんざん怒鳴りかたをシミュレーションした俺を会計まで呼びつけた上に「1870円です」と、何の変哲もない請求。突っ込みようがない。さすがホームドクター。通い詰めてる檀家は大事にするんだなと納得したような納得いかないような心持で薬をもらって帰ってきたのであった。

 今日の一言: 医者に行くくらいなら早く寝ろ。

3/25 sun.

 昨日はすげえ早く寝た。10時には寝てた。抱き枕はうれしかったのだが、思ったほど抱き心地はよくなく、手がしびれたりして狭いベッドでは意外と邪魔だった。そのせいなのかなんなのか仕事の夢で何度も目が醒め、10時間も寝たはずなのに起きたら風邪をひいていた。熱はたいしてないだが、鼻の奥が痛くて完全に風邪の初期症状だ。

 そんなわけで風邪薬を買ってきた。もちろん「ルル」だ。まだそんなにひどい症状でもないので、そんなに高い薬なんか買ってたまるか。といいつつ意外と早寝。

3/24 sat.

 お出かけをしたので、久し振りにゲームセンターへ寄ってUFOキャッチャーをやった。実はおれは一時期めちゃめちゃ凝ってたことがあり、大概のものは吊り上げる自信がある。

 今日俺の目に止まったのは50cmはあろうかというスヌーピー。明らかに俺にとってくれと言っている。UFOキャッチャリストとしては吊れそうなものをみすみす見逃す訳にはいかん。一度やってみて「獲れる」ことを確信した俺は、つい意地になってしまい1100円もかけてそのスヌーピーを吊り上げた。なかなか可愛い。しかしいい歳したおっさんがこんなでかいぬいぐるみを持って電車に乗るわけにも行かないし、うちに置いといても困る。

 俺は獲るのは好きなのだが、別にぬいぐるみが好きなわけじゃない。そこで俺はそばにいた親子連れの子供にそのスヌーピーをあげる事にした。子供はそんなに可愛くなかったが、ママはヤンママ風でなかなか美人だった。

「これあげよっか」「うん」

「欲しい?」「うん」  ママも少しびっくりした顔で、「いいんですか」と言っていた。

 スヌーピーもこんなおっさんの家の片隅で埃まみれヤニまみれになるよりは、ちいさい女の子の家で可愛がってもらったほうが幸せというものだ。1100円は少しもったいなかったのと、意外と可愛いスヌーピーだったのでちょっと惜しかったが、まあいいことをしたような気になってちょっといい気分。しかし変なロリコンのおっさんだと思われていないかも少し心配ではある。

 そんなこんなで家に帰ってくると久し振りに懸賞で大物が当たった。今までで一番の大物と言っても過言ではない。やはりいい事をするといい事が帰ってくるものだ。マネー雑誌の「あるじゃん」で当たったのは

  

抱き枕

である。これはすごい。50cmのぬいぐるみをあげたら1.2mの抱き枕になって帰ってきた。これ、実はけっこう欲しかったのだが、独身男子たるものこんなものを買うのは恥ずかしいのでなかなか手に入れられなかったのだ。何を思ってこんなものに応募したのかと思って、応募した雑誌を調べてみると、その中ではこれが一番いい景品だったのである。

 ほんとは「あるじゃん特製抱き枕」なので、あるじゃんのロゴとイラストが入っているはずなのだが、これには何にもプリントされていなかった。まあ何にも描いてない方がいいんだが、手抜きくさいな。 しかし人に見られるとちょっと恥ずかしいかもしれない。今日は早速これで寝てみる覚悟である。

3/23 fri.

 今年多分、花粉の当たり年なんだろうな。まだ薬を飲むほどでもないが、治ったはずの花粉症がぶり返してる。昔は毎年症状が出たのだが、ここんとこは免疫ができたのか、数年に一回出るくらいでおさまっていた。が、今年は目は痒いしはなも出る。これ以上ひどくならない事を祈るばかりだ。まあ朝晩薬飲んでも鼻水が止まらずに、薬の副作用で暇さえあれば車の中で眠りこけてた以前に比べたら症状も可愛いものだ。

   

 早上りするつもりだったのだが、10時近くまでオフィスにいたので外飯を食う事にした。早くうちへ帰りたいのは山々なのだが、うちでしょぼい飯食うとしょぼい週末になるような気がしたのだ。

 というわけでめずらしくミナミでごはん。ちょっと気になっていた地酒と地鶏の店に寄ってみる。表に何の値段表も出ていなかったので高いのかなと思っていたら、やっぱ高かった。基本的には2800円の焼鳥コースからっていう店なのだ。単品も800円くらいからしかない。おまけに串に刺してあるんじゃなくて、自分で焼肉みたいに焼く店。ちょっと、いや大失敗だった。で、地鶏にこだわった高い店だからといってとりわさとか霜降りがあるわけでもないのよ。

 うーん、ビール飲んで2品頼んで呉春一杯飲んで4000円。もう絶対行かない。だって、たいして旨いわけでもないんだもん。秋吉に行った方がまだマシだったな。ああ4000円も払うんならバーボン2本くらい飲めたのに、と思いつつすごすごとうちへ帰ってきた。しかしミナミの謎がまたひとつ解けたという事でとりあえずよしとする。

3/22 thu.

 今日コートを脱いだ。全然寒くない。先日まで寒戻りみたいで、いつコートが脱げるのかなと懸念していたのだが、突然春がやってきた。もうあったかくなると突然で、気の早いおねえちゃんたちなんぞはジャケットの下はもう半袖のようだ。やはり綺麗な娘が綺麗にしているのを見るのはとても楽しい。ちょっとおっさんくさいが、男として産まれてよかったなと思う。だって、女に生まれて男なんか見てたって楽しくないじゃん。

 思った通りに物事は運ばない。良かれと思ってした事が裏目に出る事はままあるし、軽く考えてた事が後でひどい目にあうこともよくある。しかし絶対ヤバイ、最悪だ、と思ってた事が意外とスムーズに進む事もあるし、楽勝だと思ってた事がことのほか難航する事もよくある。傍から見れば心配するくらいの喧嘩腰なんだけど、慣れちゃえばなんとかなるってこともある。

 とすると、予測というのは何の役にも立たないことが解る。いがらしみきおのぼのぼのじゃないが、「困る?困る?明日困る?明日困るかもしれない事を今日困る?だからこまるかもしれないんだってば。でも明日困るかもしれない事を今困っててもしょうがないんだけど困るかもしれないから困ってるんだってば」。 書いてみるとなんだそりゃと思うが、意外とこんなことで俺は日々困っている。

 明日困るかもしれない事を今困るのはばかげてる。でも困る。結果は開けてみないとわかんない。開けてみたらつまんねえ結果だってこともあるし、往々にして物事は期待通りにはいかない。準備万端も出たとこ勝負も似たようなもんだってのはよくあることなんだけどな。それでも備えあれば憂いなしか。

 何が一番いいかな。「備えあれば憂いなし」「備えありで憂いあり」「備えなしで憂いあり」「備えなしで憂いなし」。

ま、どれでもいいか。いつでもおんなじパターンで行ける訳じゃなし。

3/21 wed.

 最近昼飯をゆっくり食ってない。まあ一人で昼飯をゆっくり食うってのは意外と難しいものだが、ここんとこ「とりあえずなんか食う」というパターンが多い。気があせってるので、ゆっくりできなかったりする。まあ今のうちだけだろうけどね。

 今日は朝から姫路。タクシーの運ちゃんが「今日は一日姫路ですか」と聞く。ところがどっこい姫路にもアポがあるが、夕方から大阪でもアポがある。俺自体は忙しくはないのだが、呼ばれたものは行かねばならん。そんなわけでドタバタで一日は過ぎる。まあ、上手く回ってる限りはやっつけ仕事もありかなと思う今日この頃。

 ところで、ここんとこちょっと太りぎみだった俺がやっと痩せ始めた。ここ数ヶ月、結構労働時間は長くなってたし、車での移動がなくなり、歩く事が多くなっていたので痩せるかと思っていたのだが、全然痩せなかったのだ。生活環境が変わり、運動量も増えたはずなのに。まあ酒量が増えたので、いってこいだったのかもしれない。

 で、今日久し振りに体重を計ったら結構痩せていた。俺は基本的に体重が変動するタイプではないので、2kgの体重の増減というのはあまりないのだが、2kg近く痩せていた。このままいくと懐かしの40kg台も夢じゃない。難点は体重が減ってもウェストサイズが変わらない事だ。じゃあ意味ないじゃん。

3/20 tue.

春分の日

 そんなわけで祝日である。こういう日はいい。みんながお休みなのでケータイに電話がかかってこない事が何より嬉しい。昨夜遅かったので今日はお寝坊。ゆっくり寝て、ゆっくり起きて、午前中はだらだら。

 久しぶりに念入りにメンテナンス。まず朝風呂で自分のメンテナンス。それから洗濯とお掃除。シーツを洗い、布団を干し、すみずみまで掃除機をかけ、バスタブもスポンジを新調して磨き上げる。のってきたのでバスルームのドアやキッチンの棚も洗剤をかけて拭いてみる。テレビや姿見も久しぶりに綺麗にする。見た目そんなにかわりゃしないが、やっぱり自分で気持ちがいい。

 大事だと思ってとっておいた雑誌や切り抜きも少し捨てる。青木功や岡本綾子のゴルフレッスンや、ヴィンテージジーンズの特集とか、大事だったんだけど今は興味がなくなってしまったものを処分する。捨てるんだけど捨てるわけじゃない。多分それは俺の意識の中にあるものだし、多分もう2度ときちんと読む事はない。想い入れはあるけどとっておきたい「データ」ではないし。ある程度スペースを空けておかないとね。新しい興味や情報は次から次へと流れ込んでくるし。

 うーん、俺は強いていうと日常生活が趣味なので、こんなこまごました事をしているのは実はとても楽しい。 

3/19 mon.

 とりあえず俺は今タフだ。気がすむまでやる。

 というわけで今日は大騒ぎをした。ここんとこ真面目に働きすぎているので、ちょっとぶち切れてみたくなったのか。大人のふりをするのに飽きたのか。もう好きなことをすればいいし、したいことをしてみればいい。誰も俺を止めないんだし、俺のお遊びなんてたかが知れてる。海外旅行行くわけでもないし、新車を衝動買いするわけでもない。せいぜい2杯よけいに飲んで、ぐでんぐでんになるのが関の山。根っからの小市民のようだ。

 今日も今日とて21時からの仕事があった。土日は挟んだものの、4連荘の夜のお仕事はちょっときつい。おまけに休日前の楽しい夜を2回も潰されてる。そんな訳で、どうせ夜まで仕事なら夜の街へ繰り出してしまえばいいのだ、という結論に達し、夜通し飲み倒す。歯止めが効かなくなった俺は誰の制止を聞く事もなく、4軒はしごしてぐでんぐでんとなった。午前2時、すでに人通りも少なくなった繁華街でタクシーを拾って帰る。こんな時、狭い大阪暮らしは便利だ。

 なかなか楽しかった。が、財布の中を見たらちょっとだけ悲しくなった。いや、そうじゃない。楽しい思いをしたんだから、後悔なんかしていない。

3/18 sun.

 うまい言い方が思いつかないが、問題は歳じゃなくて、どう生きてるかなんだと思い知らされた。若く見られりゃなめられるし、老けてみられりゃおっさん扱いされる。まあ見た目は問題じゃないのかも。歳より若く見られりゃ若造のくせにって言われるし、そこそこの歳になって若作りしてりゃいい歳してって言われる。

 とすると、幾つになっても何か言われるのであれば、そんな事を気にする必要はまったくないのだということが解る。前に「40になったらまた髭はやそかな」と言ったときに「その数年に何の意味があるんですか。そんな事で自分の時間を無駄にしちゃいけませんよ」と言われた事がある。確かに無駄だな。たとえば若い時茶髪にして「オヤジに文句言われないかな」と思い、歳とって茶髪にすると、「いい歳していい加減にしろよって言われないかな」とびびる。ただの人目を気にしてる阿呆だな。

 うーん、ほんとはそんな事じゃなくて、したいことをしていくのに歳はまったく問題じゃないってことがいいたかったんだな。幾つになっても関係ないんだよね。幾つに見える見えないじゃなくてね。

 たとえばあるミュージシャンは40も過ぎてインディーズで若々しく頑張ってる。ある奴は14歳で世界を制覇する。だからほんとは生きていくこと、できることと歳は何にも関係がない。昔は「まだ若いから」を言い訳にしてた俺が、今は「もういい歳なんだから」を言い訳にしてる。じゃあ俺はただ言い訳が欲しいだけじゃんか、幾つになっても。前はもっとふざけてたんだけどな、世間が許さないとか、いい年なんだからとか関係ないだろ。茶髪にするにはおっさんすぎて、髭生やすのには若すぎるのか。ふざけんな。じゃあいつちょんまげにするんだよ。もうできないのか、じじいになってからするのか。大人のふりなんかしなくてもいいんじゃないのな。最近なんか自分で分別臭くなりすぎてるよーな気がする。

 もうガキじゃないって思ってるのは俺だけさ。おっさんから見りゃ若造なんだし、小僧からみればいい大人に見えるんだしな。実は一番好きにしていい年頃なんじゃないのか、今。

3/17 sat.

 今日は心斎橋までお出かけ。しかし毎週心斎橋まで行くのもバカにならんな。往復で820円もかかるしな。なんばまで歩いてパソコン見たり、久しぶりにゆっくり本屋さんをうろうろしたりして、なんだかんだで結局一日潰れてしまう。

 新しい本を買うのは大事な事かもしれない。家にも読んでいない本は山ほどあるのだが、家にある本は結局読まなかった本だし、本って旬のものだしね。新しい事やちょっとでも興味が広がりそうなものにチャレンジしてみるのは世界観を広げるという意味では結構大事なんじゃないかな。でもけっきょく買ったのは藤臣柊子の漫画だったりする。

 そういえばここんとこ週刊誌の漫画を読まなくなった。以前は毎日のように買ってたんだけど。ま、週刊の漫画って、毎週読まないと面白くないので、買わなくなると全然買わなくなるのは当り前なんだが。でも、電車の中で漫画読んでる人も前に比べてかなり減ったような気がする。自分で読まなくなったせいもあると思うのだが、電車の中で漫画読んでるサラリーマンってものすごくバカっぽく見えるな。なんかレベルが低そう、というか安く見える。いや、電車の中での時間つぶしには最適なことは解ってるし、自分も前は散々やってたんだが、やっぱりあんまり見栄えの良いもんじゃないな。まあ、俺の愛読書である週刊アスキーもどうかと思うが。

3/16 fri.

 今日は岡山へ日帰り出張。今は出張手当がないので、出張ってただしんどいだけの仕事なのだ。そりゃやる気にもならんわな。大阪へ戻って、今日も21時からのお仕事。来週は絶対毎日定時に帰ろっと。そんなこんなで仕事をやっつけて焼肉を食ってたら23時ころケータイに仕事の電話。もはや寝ている時間しかプライベートな時間はないのか。

 おまけに今日腹の立つ新聞記事が。総務省の調査によると、サラリーマン世帯の2000年末の平均貯蓄残高1356万だそうだ。しかもこれで三年ぶりのマイナスらしい。年間収入は770万だと。どこのサラリーマンがこんなに稼いでるんだかな。

 まあこの統計はかなり偏りがあるらしく、サラリーマン世帯の三分の二が平均残高を下回っているらしい。最も多いのは265万くらいらしいが、どっちにしてもサラリーマンてのは案外稼ぐもんなんだな。ちなみに平均負債残高は580万。こっちの方ならなんとか近づけるかも。

3/15 thu.

 どうでもいいが仕事のし過ぎである。昨日は21時からの仕事で帰ってきたら23時。なので今朝は自主的フレックスタイムで遅番で出ようと思っていたのだが、いつも通りに目が醒めてしまい、通常どおりに出勤。今日も今日とて20時からの仕事があり、帰ってきたらやっぱり23時。連荘はきついな。おまけにただ会社で仕事が長引いたとかじゃなくて、取引先との仕事なので途中で切り上げるわけにもいかないし。

 今年の春闘ではベースアップと一時金をかなり高めに要求せねばなるまい。だから零細外資に組合なんかねえってばよ。年俸制って、定期昇給ってあんのかな。契約更改するのかな。よくわからん。

 それにしてもスーパーの開いてる時間に帰ってきたいものだ。まあそんなことはここんとこなかなかないが、晩ごはんが困るな。そんな時間から外で飯でも食って来ようもんなら間違いなく午前様になるし、それはそれでよけい日常生活がきびしくなるし。

 でも今日は久しぶりに外食。ラーメン屋。ラーメンはまあ旨かったのだが、順番がまずかった。グラスビールと餃子を頼んだのだが、ビールが届くや否や、おばちゃんが「ご注文は」とせきたてる。ビールと餃子で一杯やらせてからラーメン食わせろよ、と思ったのだがまあしょうがない。ラーメンを頼む。喉が乾いていたのでビールをお代わりすると、すぐラーメンが出てくる。おまけに請求書を置いていくのだ。おかしいなと思って「餃子頼んでなかったっけ?」と聞くと「頼んでません」と言いやがる。「じゃあ餃子ちょうだい」と頼んだのだが、ちょっと失敗。

 予定ではビールを一杯飲んで、二杯目を餃子をあてに飲んで、落ちついたところでラーメンを食う計画だったのだが、ビール飲んでラーメン食って、おなかが一杯になったところでビールと餃子がくるという訳の解らない展開になってしまった。ものには順序があるだろう。ラーメンも餃子もビールも旨かったのだが、なんか気が悪かった。おまけに閉店時間でもないのに「スープが切れましたので」とか行って店閉め出すし。

 なお悪い事に明日も21時からの仕事をする羽目に。金曜日なのに。おまけに人の仕事の応援。月曜日に買ったローヤルゼリー、役に立ちまくり。

3/14 wed.

ホワイトデー

 基本的に俺のカレンダーにホワイトデーという文字はない。それはどのくらいないかと言うと、俺が生れてこのかた、俺の手帳の7月4日に「独立記念日」という文字を見た事がないくらい、ない。

 しかし今年はまともな義理チョコをもらったので、お返しをせねばならん。まともな義理チョコというのはどんなものかというと、「大丸」さんの包装紙に包まれていたチョコ、という意味である。こう見えても俺は義理がたい。別に久しぶりに義理チョコをもらったから浮れている訳ではけしてないし、ホワイトデーにチョコを買うのが久しぶりだからなんか楽しい、という訳でもない。俺は義理人情に厚い男なのだ。

 そんなわけで、お返しは当然ゴディバである。そのへんのワゴンセールのものでごまかしちゃおかな、とも思ったのだが昔それで失敗した事があるし、いい年なので倍返しくらいはしとかないとあとで何いわれるかわかんない。

 はじめてゴディバへ行ってみたのだが、なかなか高い。一粒240円とかするんだな、たかがチョコのくせに。まあチョコではなくて、クッキーを買ってみた。旨いのかな。ひとつ食べてみたいが、そうもいかない。ま、これは正解でなかなかよろこんでもらえたようだ。

 めいっこにも買う。めいっこは「5円チョコ」とお手紙をくれたので、やはりお返しをせねばなるまい。しかしそんな子供にゴディバというわけにもいかないので、不二家のミルキーの詰め合わせにした。やはりお菓子といえば不二家。不二家といえばペコちゃん、ペコちゃんといえばミルキーである。である。これが3つも買わなきゃいけないので実はゴディバといい勝負のお値段になる。

 ちなみにゴディバのおねえちゃんに、「領収書はご入り用ですか?」とあたりまえのように聞かれた。仕事関係でもらった義理チョコのお返しを経費で落とすおっさんに見えるんかい、と思ってちょっとくやしかった。

3/13 tue.

ばかげた話

 英会話を習ってる限りは英語で話をしたいと思い、英会話学校じゃなくて、気軽にネイティブスピーカーと話せるところをインターネットで探してみる事にした。かといって外人さんが集まるバーへ行っても相手にされるわけはないので、外人さんが相手をしてくれる酒場を探してみた。これがなかなか無い。

 キーワードを「クラブ」で探すと今流行りの小僧が行くクラブばかりヒットするし、、「パブ」で探すとイングリッシュパブとか、外人メンバーズオンリーのパブしかヒットしない。しょうがないのでもうちょっと下世話に、「外人、ショーパブ、大阪」で検索してみた。これならちょっと水商売が入るので、あるだろう。

 すると、昔、俺が外人さんのいるショーパブへ行った時の日記がヒットした。馬鹿馬鹿しくて話にならん。

3/12 mon.

 今日はめずらしく喧嘩腰である。いや、怒ってるわけじゃない。いい意味で喧嘩腰。よく言うとポジティヴであるという感じか。やな仕事も買うし、仕事に追い掛け回されるよりは、追い掛け回してやろうかと言う感じ。じゃあまっとうなサラリーマンで結構じゃねーかよ。

 理由はある。でも内緒だ。強いて言えば、俺に上等くれた代償は高くつくぜという感じだ。俺は売られた喧嘩は買わないけど、喧嘩を売った奴の事は一生忘れないタイプだからね。俺に上等くれた奴は、いつか叩きのめす。

 何故こんなに強気なのか。理由がわかんない。明日になればへこんでるかも。まあ束の間のジャイアン気分を楽しもう。

 ちなみに俺はここんとこローヤルゼリーを飲んでいるのだが、切れていたので今日買ってきた。30粒入りで5000円もするんだなこれが。酒を飲むために稼ぎ、稼ぐために酒を飲むのはやぶさかではないんだが、ローヤルゼリーを飲むために稼ぐのはまったくやぶさかだ。

3/11 sun.

読書日記

 久しぶりに本を読んだ。今噂の「チーズはどこへ消えた?」である。ベストセラーだからといってそんなくだらん本を読む奴の気が知れないとお嘆きのあなた。私もそう思っていました。私も書店で何度か手にとっては見たものの、「流行りだからといってこんなもの読むこと自体が恥ずかしい。美味しんぼでも買ったほうがまだマシだ。」と思い、買うのをやめておりました。

 が、会議で少し話題になり、ぜひ読んでみた方がいいというお勧めがあったので読んでみることにした。まあどんなくだらない情報だとしても、今の情報は持っていないよりも持っていた方がいいに決まっている。近所の本屋にも売っていたのでスーパーの帰りに買ってみた。まるで主婦のような行動パターンである。

 簡単な本なので1時間足らずで読めた。これがもう時間の無駄。「読んだ」ってネタには使えるけれども、なんの役にも立たん。そもそも俺はこういう説教くさい話は嫌いだし、この本がいかに役に立つかを声高に説明するような奴も嫌いだ。しかも人に何かを教えてあげようという高飛車な文体自体が嫌いだ。三部構成になっていて、本文だけならもう少し素直に読めたのかもしれないが、紹介文とプロローグとエピローグの胡散臭さといったらまるでもうマルチ商法がいかに儲かるか説明しているようなしつこさ。抽象論をこれこれこういう風に当てはめて考えなさいという馬鹿げた提案をしている。抽象論であれば読者の想像に委ねるのが抽象論であろう。比喩で書いといて、この比喩は実はこういうことでしたなんて奴いるかよ。

 物書きの端くれとしてはこんな文体が受け入れられるというのはどうも納得がいかん。誰が物書きだ、誰が。

 無論、俺が素直に読んでないことは否めない。好きなエンターテイメントの文章を読むとき以外は、批判的懐疑的に読む癖がついているのかもしれない。「ジャーナリストの端くれたるもの、人の文章なんか鵜呑みにしてたまるか」という訳の解らない意気地があるからである。いや俺はジャーナリストでもなんでもないんだが。

 こんな本読むくらいであれば「百万回生きた猫」の方がよほどマシである。絵本なのだがその筋では結構有名な絵本らしく、ちょいちょい話を聞く。同時に買おうと思っていたのだが、そっちは1500円もする上に表紙が破れていたのであきらめたのだが、口直しに今度絶対買う覚悟である。

 ちなみにこの本の前に読んだ一番難しい本は「なりたい自分になる100の方法」。恥ずかしすぎる。ちなみにこれも気に入らなかったので、全部パクって書き換えて「なりたい自分になる100の冴えたやりかた」としてホームページのネタにする覚悟である。当然「冴えたやりかた」というタイトルもパクリである。しかしホームページのネタとして100ネタ丸々パクるのは至難の技なので、発表は待たないでいただきたい。

      

 金髪は本社のある都合による御達しにより、もう少しおとなしくしてほしいと依頼されたので染め返した。でも自分で染めたのでちょっと少し黒くなりすぎてしまった。別に金髪は俺の本意ではなかったし、金髪で周囲のひんしゅくを買うくらいだったら髭を生やしてひんしゅくを買うほうがマシなので、どうってことないのだが、なんかちょっとだけくやしい。

 それにしても若い子のそこそこの茶髪のソバージュはなんとも言われないんだよな。若けりゃいいのかな。俺からしたらあれだってサラリーマンの髪型じゃねえし、俺があの髪型してたらなんか言われると思うんだけどな。似合う似合わねえの問題なのかな。いやそういう問題じゃねえだろ。俺のセンスが世間と違ってんのかな。どうしろってんだ俺に。ま、ちょっとずれてることは否めないかもしれない。真面目なつもりなのに。

3/10 sat.

 いや、確かに今週忙しかったのだが、全然日記を書いてないとは思わなかった。そんなに時間なかったのかな。そんなわけで1週間分の日記をつけてみる。最近物忘れがひどく、週初めの事はほとんど覚えていない。家計簿もつけているのだが、昼飯何食ったかとか、結構忘れちゃう。ボケの始まりかな。

 体調は万全ではないが、復活。胃がちょっと重いけど、風邪でもないし、ぐったり感もとれた。なんやったらこのままおでかけしようかと思えるくらいだ。よかったー、風邪じゃなくて。こんな弱ってる時に風邪でも引いたら立ち直れないし、来週もスケジュールは満載なんだもん。やっぱ健康が一番だな。へたってると何も出来ないし、何しても面白くないもんな。

 久しぶりにお昼寝をした。ちょっと弱ってんのかな。しかしおひるねというのはとても気持ちいい。真昼間に眠くなって、睡魔に誘われるままに寝てしまう。起きると「あー、寝ちゃったー」とちょっと思うのだが、あの気持ちよさには抗う事が出来まい。

 一日、何にもしなかった。今日は掃除も洗濯も靴磨きもせず、なんかいつにもましてじーっとしてた。かといって俺的には退屈してるわけじゃなく、やろうとしてたことがふたつみっつできた。まだ今日は時間がある。のんびりのんびり。

3/9 fri.

 そんなに飲んだつもりもないのだが、結構な二日酔いらしい。昼飯を食ったら余計調子が悪くなり、夕方寒気すらしてきた。二日酔いというよりも風邪でももらったような感じ。なんかぐったりしてしまう。予定では東京でもう一日遊んでいくつもりだったのだが、どんなに無理しても飲めそうになかったので結局帰る事にした。珍しく会社の人にも飯でも食おうかとお誘いを頂いたのだが、ダメそうだったのでお断りした。

 東京出張で本社に行っても終日会議の為、本社の人と話する時間てのは実はほとんどない。ほんとはゆっくり話する時間がほしいと思っていたのだが、もうまともに受け答えすら出来る状態ではなかった。もう動きたくないくらい。

 ひかりものぞみも2時間後の指定しか取れないというので、自由席に並んで帰る事にする。さすが金曜の東京駅、ゲロ混みだ。帰りの新幹線もビールどころか、煙草もそこそこにぐったりして寝て帰る。ヘタっているので新大阪からタクシー。最近ちょっと贅沢だが、新大阪からタクで帰る事が多い。ま、車買って維持費払う事考えたら安いもんだと思って必要経費として考えている。

 うちへ帰って熱計ってみたら、熱はないので一安心。じゃあただの二日酔いかな。今週移動が多かったので疲れてるだけかな。結局晩飯も食えず、酒も飲めず、早目に寝る。また寝れるんだこれが。という事はどっか悪いな。

3/8 thu.

 朝からトラブル。というかクレーム処理に行ったのだが、重ねてトラブル。

 そもそもは「間違った商品が届いている」というクレームだったのだが、取引先で商品を確認すると確かに間違っている。送り先に確認すると、「そんなことはありえません。うちはちゃんと出荷してます」という。だから俺が目で確認してるんだってばよ。にもかかわらず、「どこかにあるんじゃないんですか」などと言いやがる。

 もうひとつはそれを並べるディスプレイ台も着いていないのだ。またも送り先に確認すると、「うちはちゃんと送ってます。何なら判取りとりましょうか」と言い張る。しょうがないのでさして親しくもないのだが取引先の倉庫を引っ掻き回させてもらう。

 しかしやはりどちらの荷物もない。しょうがないのでもう一度送り先に確認すると、「すいません。送ってませんでした」という。ふざけすぎ。なんのために確認してんだ。よく怒鳴らずに納めたなと思って我ながら感心する。

 結果的にどういう事になったかというと、うちで何も送ってないのにも関わらず、「うちはちゃんと送ってる。あんたんとこが荷物をどこかへやったんじゃないの」と言い張って、朝からひとんちの倉庫を引っ掻き回した挙句に、「あ、うちが何も送ってなかったです」という甚だ迷惑な奴になってしまったのだ。俺がクライアントなら怒鳴りつけてるね。

 その後、このクライアントの本社の偉いさんから、うちの偉いさんに呼び出しの電話がかかったのは言うまでもない。でも、俺のせいじゃないんだもーん。

 さて、クレームは解決つかないまま東京へ向かう。のぞみに乗っている2時間半の間、そのクレームの処理の電話と、書類書きで新聞を読んでいる暇もなかった。まあ空いていて、二人掛けのシートに一人きりだったし、入り口からすぐの席で、デッキへ出るのにもそない気を遣う事もなかったので、わりと楽に仕事が出来た。

   

 そんなこんなで東京入り。この日東京は寒戻りでなんと雪が舞っていた。東京で7、8年ぶりの友人と逢った。雪の中20分ほど友人を待たせ、顰蹙を買う。おまけに金髪も顰蹙を買う。待ち合わせはもちろんみんなのハチ公前だ。

 俺が東京にいる頃逢って以来の筈なので、随分久しぶりなのだが、まあ気のおけない友人というのはいつだってすぐに昔の状況に戻るもの。たわいもない話で盛り上がる。しかし学校出てから十余年、お互い結構年取ったな。さすがにもう大学生じゃ通らねえというか、渋谷の裏手の居酒屋に見事に似あう年頃になったもんだ。

 飲み直しはとっておきのバーへ。なぜとっておきかというと、まだ若かりし頃、おねえちゃんを口説く時、最後に落とすのがこの店だったからだ。いや、落ちた落ちないはまた別の話よ。店の名前は変わっていたが、場所も内装はそのまま。懐かしかった。

 帰りしな、客引きのおっさんが俺の肩を抱きかかえんばかりに触ってくる。渋谷の客引き、結構タチ悪いな。宗右衛門町もかなりしつこいが、触りやしねえぞ。あまりしつこいので肩を強く揺すって振りほどいたら、捨て台詞を吐かれてしまった。するとすぐ次の客引きがやってくる。「タチ悪いのいるんですよね。うちはあんなおっさんとこと違いますから」。お前もだ、どっか行け。渋谷ってあんなにガラ悪かったかな。歌舞伎町歩いたってここまでしつこくねえぞ。恐るべし、道玄坂。おちおち一人で歩いていられない。

3/7 wed.

米子日記

 さて米子である。出張というのは結構おねぼうできる事がいいとこなんだか、なんだか早起きしてしまい、朝飯をゆっくり食べて、新聞もゆっくり読んで、予定より30分ほど前に仕事先へ向かう。するとそういう時に限って先方のスケジュールが押してたりするんだなこれが。

 まあ多少バタバタはあったものの無事仕事は終了。米子なんて二度と来ないので、いや、なかなかくる機会がないので、米子の得意先を一通り挨拶回りすることにする。

 タクシーで移動したのだが、「この辺はタクシーが来ないから、30分くらいならただで待ってますよ」という親切な運ちゃんに当たったので、挨拶の間タクシーを待たせて、終わるとすぐタクで移動というお抱え運転手つき状態での仕事。なかなかゴージャスではある。が、時間を気にしながらなので結構気忙しい事は気忙しい。

 米子って、関西イントネーションじゃないんだな。どっちかって言うと、北陸系の言葉に近いような感じがした。日本海側だからかな。

 2度と来ないつもりなので、一応取引先を3件ほど回り、終わったのは結局6時。またゴトゴトと特急に乗り、家に着いたらもう10時。明日は東京なのだが、準備もそこそこに寝る。

3/6 tue.

 朝イチからアポイントがあった。でも気が重い仕事ではないのでまあ良し。結構なミスもあったが、まあなんとか解決。終わるや否や、同僚に任せておいた別の仕事へ。こちらも結構懸念の件の大仕事。ショーウィンドウを作るのだ。そろそろ仕上げという頃クライアントから「メリハリがないので、ちょっと変えてほしい」とのリクエストが入り、結局作り直し。都合3時間ほどやっていたのだが、結局終わらず、同僚に任せたまま米子へ向かう。

 生れて初めて米子、というところへ行く。ちょっとドキドキ。鳥取県らしい。しかし大阪からなんだかんだで4時間ちょい。遠いな。広島より西へ来たのは初めて。やくもって特急に乗ったのだが、田舎へ行く特急らしく、新幹線に比べるとちょっとしょぼい。俺の前が一人掛けで、足は伸ばせるのだがテーブルがなくてちょっと困った。

 どうでもいいが田舎のくせに物価高いな。ホテルも7400円も取るし、ちょっと飯食っただけで鮨屋も4500円も取りやがる。田舎だから高いのか。

 なんか今週は売れないけど忙しい芸能人みたいだ。今朝朝イチで宝塚、やっつけ仕事で天王寺。今日明日と米子で、明後日大阪のアポをやっつけて東京入り。まあ夜の電車での移動はビール飲めるので暇つぶしはしやすいかも。

 しかしさすがワシントンホテル。どこにいるんだかわかんねえや。全国どこでも同じサービスを提供するのはすごいことかもしれない。だって米子にいる気がしないもん。ま、特色もないがね。

 ちなみに今日は姉の誕生日。ま、電話もしなかったけど、よく憶えてるもんだな。

3/5 mon.

金髪日記

 さて、金髪のまま会社に行ってみる。別に世間の人も電車の中でも誰も変な目では見ない。自意識過剰なのかな、こんなに金髪なのにな。まあ、世間には茶髪も金髪もうなるほどいるので別に珍しくはないだろう。

 オフィスに到着。同僚が「あ、茶髪になってる」とさすがに突っ込んでくれる。「まずいよなー、こんな金髪じゃ」と聞いてみると、「全然問題ない。つーか、その程度じゃ金髪には程遠いな」。うーん、本気かな。これはありなのかな。しかしその子はソバージュの茶髪なのでこの程度は「あり」なのかもしれない。

 取引先へ行ってみる。怪訝そうな顔をされるかと思ったが、何の問題もなく、仕事は終わった。まあ、そんなに固い業界でもないし、女の子だったらこの位の髪の色は何の問題もないのかもしれないな。

 会社へ戻って別の同僚に聞いてみる。「OK。全然問題なし。俺もしよ」という。ほんまか。まあこの子は髭を顎まで生やしているので、金髪程度は何の問題もないのかも。うーん、もはや何を信じていいんだかわかんないぞ。誰か注意してくれる身内にでも聞いてみないと誰も俺の金髪を止めてくれる人はいないようだ。

 まあもういい大人なんだから、よく考えたら誰も何にも言いやしないよな。他人事だしな。俺だって知り合いが金髪にしてきたところで、「それはあかんやろ」なんて言わないもんな。結局は自己責任だ。俺は髭を生やすのは世間的に少しまずいかなと思って、ちょっとだけ茶髪にしたかっただけなのだが、この程度の金髪でこんなに気にするくらいなら金髪やめて真面目な73分けにして髭生やした方が方が世間的にはぜんぜんOKなんじゃないかなと思う今日この頃。金髪のおっさんよりは髭のおっさんの方がどう考えても普通だろう。何やってんだ、俺。

3/4 sun.

 そんな訳で髪を切りに行った。かなり短くするので明るめの色にしようと思って新色のアッシュ系の10番という奴にした。すると髪を切ってから染めるんだという。なんだよ、じゃあ昨日カットだけでもしとけばよかった。

 新しく入れたという「全自動シャンプー機」でシャンプーしてもらう。これは食器洗い機みたいなもので、水圧だけでシャンプーとリンスをするというもの。茶碗か俺は。ちょっとくすぐったいがなかなか良く出来ている。しかし地肌までは洗いきれないという感じだな。

 で、髪形が決まったところで髪を染める。結構長い事かかるなーと思ってたのだが、染め上がりを見てびっくり。金髪になっている。髪型としてはいい感じなのだが、かなり明るく染まってしまっている。結構時間をかけて丁寧にやってもらったので、ちょっと明るすぎるので染め直してくれとも言えず、まあいいかと思って家に帰ってきた。

 家に帰って来て見てみると、やっぱり金髪である。もう茶髪なんてもんじゃなくて金髪。俺も茶髪にしたことはあるのだが、さすがの俺もこれはまずいだろというような金髪。これは困った。しょうがないので世間の反応を見てみようと思い、近所のクリーニング屋のおばちゃんの反応をみることにした。割と気さくなおばちゃんなので、なんかつっこんでくれるだろうと思ったのだ。

 しかし、おばちゃんは俺の金髪に何の反応もしなかった。うーん、これでは世間的に許される程度なのか、それとも突っ込めないくらいまずい金髪なのか判断がつかん。こっちから聞いてみたら「それはまずいよ」とは言う訳はないので俺から聞きはしなかった。

 ウィンドウに映る俺の姿はどうみてもかたぎのサラリーマンじゃない。しょうがないので近所のスーパーへ「黒髪に戻すスプレー」を買いに行くことにした。高校生か俺は。するとやっぱりあるもんだな。「緊急対策!その日だけ黒くしたい人に。ブリーチなどで明るくなりすぎた髪を自然な色に戻すカラースプレー」というものがあるのだ。3種類くらい売っていたが仕掛けはおんなじようなのでキャッチコピーの面白い奴を買ってみた。

 さて早速家で試してみる。どんなものか解らないので、まずバスタブにかけてみる。するとバスタブは真っ黒に。お湯かけたくらいじゃとれないので洗剤をかけてブラシでこする。思わぬところで風呂掃除をする羽目になったが、まあ黒くするものなんだからあたりまえか。で、頭にかけてみる。その辺が黒くなってしまうと困るので裸になってやってみる。

 すると確かに髪の毛はどんどん黒くなる。こりゃいいやと一瞬は思った。しかしスプレーしただけではムラになるので手でのばしたりなでつけたりしてみる。すると今度は手が墨を触った時みたいに真っ黒。だめだこりゃ。ようするに単なる黒色のスプレーってことだな。乾けばいいのかもしれないが、うっかり髪の毛触ったり雨でも降ったりしたらえらいことだ。なるほど、こりゃ確かに緊急対策にしか使えねえや。

 しょうがないので洗い落とす。するとまたもバスタブは真っ黒。3回くらいシャンプーしてやっと落ちたようだ。うーんどうしよう。洗い落としてみてみるとやっぱり金髪。だんだん見慣れてきたら「これもありかな」などと思い始めてきた。まあターンカラーもあるし、誰かに怒られたら染め直せばいいか。明日スーツ着たらどう見てもミナミ界隈で客引きしてるインチキくさい兄ちゃんにしか見えないと思うな。

3/3 sat.

ひな祭り

 若作りをしようと思って床屋へ行って、髪を染めてベリーショートにしようと考えた。すると毛染めの予約は5時までだといって断られてしまった。しょうがないので家で染めることにした。しかし思ったよりも綺麗に染まらなかったのでやっぱり明日染めることにした。

3/2 fri.

 昨日午前様でヘロヘロの割にちゃんと起きれた。歳だな。体内時計が完成されてきているので、よほどのことがない限り、7:30には目が醒める。とはいえやはり睡眠不足でぐずぐずして、ギリギリの時間に出社。

 仕事なのでどこへでも行くが、午後イチ泉大津で、終わるやいなや垂水まで。いや、移動時間が長けりゃ電車にのってるだけだから楽だろって、そういうもんじゃないのよ。

 おまけに最近ケータイに電話かかりすぎ。ケータイについてはそのうち別途書きたいけど、ほんとに少し考えて欲しいね。1日20本以上掛かってきて、こっちは寒い中道端や駅のホームなのに延々と長話されたり、電車に乗ってる時にかけてきて「なんでお前のケータイつながらねえんだよ。電源切ってんじゃねえのか」って文句言われたりするのは勘弁してほしいな。これ以上ケータイが鳴るとノイローゼになる。

 おまけに今日は22:00前にも仕事でケータイが鳴った。何時まで働きゃいいんだ。

3/1 thu.

 21:00からのアポイント。だからそんな時間は勤務時間じゃねえってばよ。悲しきものは客商売。お仕事を依頼されれば何時でも何処でも参上せねばならない。だからといって明日遅番というわけじゃないし、おまけにこれは俺の仕事じゃない。俺の数字じゃないし、この仕事で俺が評価されるわけでもない。だからといって断れるわけでもない。馬鹿馬鹿しいにも程がある。いや別に嫌じゃないんだ。忙しい時に助け合うのは当り前のこと。ただ経験値からいって、この手の仕事は当事者同士には感謝されるが、会社の評価としてはただ働きという結果にしかならないという事がわかっているから嫌なのだ。

 時間給で働いてるわけではないので残業代がつくわけでもないし、明日の朝その分遅出で良い訳でもない。俺の仕事じゃないのでクライアントへのポイントが上がるわけじゃないし、その仕事に対する数字は俺の評価に反映されるわけじゃない。せいぜい「昨日はありがとう」って言われて終わるのが関の山だ。俺は貸し借りが苦手なので、その貸しを次に俺に優位に機能させる機会はなかなかない。まあ今日は事務所総出で仕事なんだから、しょうがないんだけど、どうも解せん。

 そんな訳で、23:00まで仕事。「反省会」と称して同僚と晩飯。終電間近なのでビールいっぱいだけ引っ掛けて帰るつもりだったのだが、思いの外話が盛り上がり、気がつけば26時。今日も今日とてタク帰り。二連荘の午前様で結構ヘロヘロ。

 ちなみに同僚は酒飲みではない。ウーロン茶とビール一杯で随分長いこと付き合わせてしまった。彼が良い人というか、俺もいい加減にしろよというか、彼には悪いことをした。でもありがとう。

 


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