5/31 thu. |
やっぱり中山だな。誰がなんと言おうと、最後は中山だ。サッカーのコンフェデレーションズカップ。久しぶりに中山を見たが、やはり日本のサッカーを代表するのは、いやしなくてもいい、俺にとってのエースは中山だ。
なにより上手い。カズ的な上手さじゃないんだが、プロの上手さを身につけてるね。蹴られてもいないのに見事に引っ掛けられたふりしてよけてるし、逆サイドに振るときも完全に逆サイドを見て、時間稼いでから蹴っている。小細工じゃなくて、上手さを感じる。しかも運動量が少なくなったベテランに名を借りた上手さじゃなくて、もう見事な感じ。ま、おれはサッカーはそんなに好きじゃないし、よく解らないがやはり中山は魅力的だ。俺中山が引退したら泣くと思うな。個人プレイのテクニックとしてはそんなに上手くないのかもしれないが、方法論として上手いと思う。
日本サッカーを世界レベルに引き上げたのはカズで、日本サッカーが世界に通用することを証明したのは中田で、俺はどちらも否定するつもりはないが、俺にとってサッカーを魅力的にしたのは中山である。エンターテイメントとして、プロとして、サッカーの面白さを俺に教えてくれたのは、中山である。多分中山がいなければ俺は今でもサッカーなんか見ていない。
まだジュビロ磐田が2部のヤマハだった頃、中山もう日本代表だった。おそらく1部からおひきがあったにもかかわらず、中山は迷わずこう言うのだ。
「俺は、ヤマハで行く」
中山の言葉通り、ジュビロは1部に上がり、中山は今でも代表であり続ける。己の意思を貫き通し、現役であり続ける。だからこそ、中山は美しい。「スーパーサブ」という代名詞があったが、もしかしたら中山は今でもスーパーサブなのかもしれない。困った時にしか出てこないが、困った時には必ず出てくる。しかし、「困った時の中山」を裏切った中山を俺は見たことがない。いつだって中山は俺の期待に応えてくれた。
なんかストレートの髪の中山は落ち着いてしまったようでどうも気に入らないが、久しぶりの中山は、今日も俺を魅了した。33歳らしい。頑張れ中山。俺も頑張るぜ。
5/30 wed. |
ま、国会にも笑いがあるんだから、仕事でも笑いがあって楽しくやっていいんじゃないだろうか。なんか笑いがあると一生懸命やってないと思う人もいるみたいなんだが、仕事は毎日のこと。楽しくやれればそれに越したことはないと思う。しかめっ面して真面目にやってれば物事が進むわけじゃないし、逆に笑いをとりにいこうと思えばそれはそれで難しいわけだし。よく考えたら地味で無言で眉間に皺寄せてたら真面目にやってると思われたらそんな楽なことはないな。
話は変わるが、偉そうにしてると偉くなくても偉そうに見えるってのはあるかも。世の中の偉そうな人って、訳わからず偉そうにしてて自慢話が多くて、いかに自分が偉いかってことを語る奴ばかりだもんな。でも全然すごくない人って多いな。どうでもいいか、そんな奴ら。
一昨日から少し筋肉を復活させようと思って、逆立ち腕立て伏せを始めている。昔は10回は楽々できたのだが、今は出来ない。ただの逆立ちもあまり上手く出来なくなっている。三日坊主とはよくいったもので、三日目の今日いきなりサボった。明日はちゃんとしよっと。
5/29 tue. |
まだ火曜日なのにびっくり。なんかすごい働いたような気がするのにまだ火曜日だった。ちょっとしょんぼり。
今日、久しぶりに人生での初体験をした。それについては別ページを鋭意制作中なので、乞うご期待。でも、それほどおもしろいネタではありませんが。
何が俺をそうさせるのか。欲求不満でもないし、ストレスもそんなにないと思うのだが、見事な衝動買いで無駄使いをしてしまった。いや再来週くらいにボーナス出るよね、なんて話をしたのがいけなかったのかもしれない。仕事の帰りしな、靴屋による。いやうちの玄関は靴で一杯なのだが、「そろそろ新しい靴が欲しいな」とちょっと思っていた。そう思ったのは無論日曜日に安全靴をひとつ捨てたのと、割と真面目に靴磨きをしたからだろう。お気に入りの靴屋へ寄ってみる。なんか出物でもあったら買おかな、と思ったら果たして出物があったのである。
それはもう見事なウイングチップ。ひときわ輝いて見えた。泣く子も黙るジョンストン&マーフィー。いや別に誰も黙らないとは思うが、俺は黙った。もうひとめぼれに近かったかな。似たようなデザインのもいくつかあったんだけど、それが一際光って見えた。おまけにサイズが展示品のワンサイズしかなくて、それが俺に合うはずのサイズ。しかし、安くない。定価で45000円。値引きしてあっても俺が買った事のないような靴の値段。でも魅入られたように履いてみることにした。ちょっと狭いが、長さはぴったり。高い高い高い。アウトレットのリーガルなら二足買えるお値段。出物は出物だが、そんな高いレザーソールのウィングは買ってももったいなくてまたお蔵入りになるだけじゃないのか。
ブラックに見えたが、よく見るとブラックじゃない。聞いてみるとボルドーだと言う。うーん、また訳のわかんないとこで俺をくすぐりやがって。
そんな訳で都合4足目のウィングチップが我が家にやって来てしまった。すばらしいことにそいつは靴にしてはめずらしく柔らかい布にくるまれて、わざわざ奥から出されたお箱に入れられてうちにやってきたのである。こいつはいつ陽の目を見るのか。ま、来週クリームを入れて、それからの話だ。
5/28 mon. |
何と言われようと、俺は電車で年寄りに席を譲らないことにしている。同じ料金を払ってるんだから、同様のサービスを受ける権利は同等だし、先の短い年寄りは歩けるうちに歩け、というのが俺のポリシーである。だって年寄りはいつ歩けなくなるかわかんないじゃん。歩けるうちは歩いとけ。
席を譲るというのは単なる親切なので、誰かに強要される必要はない。俺はけしてそれがマナーだとは思っていない。一番腹が立つのは人の権利でいいカッコする奴。つまり、てめえが立ってるのに「代わってあげたらどうですか」と、自分は立っていて座る権利を持っていないのに、座っている俺の権利をいかにも共有財産のように俺から剥奪し、それで自分がいい人になろうとする奴だ。人のふんどしで相撲をとるってのはまさしくこういうことなのかなと思う。
あと、シルバーシートは年寄りの席だと思いこんでる年寄り。「ここは年寄りの席だからね」。と言って、あたりまえのように座ろうとする奴。人に親切を強要すんな。
俺は重い鞄を持って、朝から晩まで営業に歩く。その俺が優雅に百貨店にお買い物に行ったり、宝塚歌劇を見に行く優雅な年寄りに席を譲る必要なんかあるのだろうか。お前ら好きで出歩いてるんだろ、こっちは好きでもないのに仕事で出歩いてんだ。趣味で出歩く奴は立ってろ、と思う。「仕事だからどうなんだ」って言われたらそれまでだが、「年寄りだからどうなんだ。お前が俺に何してくれたんだ」って話だ。
それでも俺に「年寄りには席を譲れ」という奴。お前らじゃあ盆暮れの帰省列車でさんざん並んでやっと座れた席の前に年寄りが来たら席を譲るんだな。指定席を買って、それでもゲロ混みで目の前に年寄りが来たらタダで譲ってやるんだな。その覚悟がない奴は俺に能書を言うことは許さない。ありとあらゆる年配者とあらゆる怪我人とあらゆる妊婦のため、お前は一生電車で立ってろ。
さてこれほどポリシーを持っている俺が、こないだうっかり電車で立ってしまった。席が空いたので座ったとたん、その駅で乗り込んできて俺の目の前に来たのが付き添いのババアと、見事なシルバーヘアを持った杖をついたおばあちゃん。
俺のポリシーからすればどんな年寄りであろうが席を譲らず、ふんぞり返っていることはやぶさかではない。しかし白髪で杖ついたどこから見てもおばあちゃんを目の前にしてポリシーを貫いて座ってるよりも、立ってた方が気が楽だったんだろう。うっかり俺はポリシーを忘れ、立ってしまった。ここで大事なのは俺は席を譲ったわけじゃない。ただ席を立っただけだという事である。しかしなかなかお行儀のいいおばあちゃんで「すいません。申し訳ないです」とちゃんと俺にお礼を言った。よくできた年寄りも世の中にはいるものである。まだまだ日本も捨てたものじゃない。
しかし失敗だったのは数人のグループのひとりだったらしく、その座ったおばあちゃんを中心にババアのトークが電車中に響き渡るくらい炸裂してしまったことである。お前らお気楽人生チームじゃないか。
あと腹立ってるのが、ベビーカー。あいつらのおかげで日本は3分の1狭くなってるし、ベビーカーがひとつあるだけで、その周辺が3倍はもたもたしちゃうな。このお話はまた次の機会に。
5/27 sun. |
部屋の片付けは進む。いや人から見りゃ進んでないんだろうが、俺の中ではかなりものを捨てている。しかし相変わらず部屋は広くならないし、片付いてもいない。
キーホルダーをひとつ捨てたり、人から貰ったおみやげものを捨てたり、震災以来何年も履いてない安全靴に見切りをつけたり。実はかなりものを捨てて空間を作っても、散らかってたものをそこにいれるだけなので部屋自体はそんなに片付くわけじゃない。
色々片付けていると解ってくるが、実はいらないものってのは結構ある。3年以上使ってないものは捨てるのが基本らしいが、3年間動かしていないものってのはたくさんあるのだ。普段は気がついていないのだが、そう考えてみると使ってないし、いらないものは割とある。捨てられる捨てられないは別にしてね。
最近読んだ教訓。「新しい収納家具を買ったからといって、部屋が片付くわけじゃありません」
5/26 sat. |
わたしはよく、お気に入りのひとんちの日記も読みに行くのだが、更新されてないとちょっとがっかり。今日も暇に飽かせてひとんちのページをぐるんぐるん回っていたのだが、いくつか更新されていないところもある。そんな時は「けっ、なまけものめ。週末くらい更新しろよ」と思うのだが、自分の日記も更新してないなまけものは俺だったことに気付いた。人の日記を読む前に、自ら日記をつけましょう。
今日は衣替え。スーツの入れ替えはこないだしたのだが、今日はいよいよ長袖と半袖の入れ替え。かなり暑くなってきたので、もう半袖しかいらんだろうと思い、長袖のシャツを仕舞い半袖を引っ張り出す。なにしろうちのタンスは狭いのだ。いよいよアロハの出番である。
まだ着れるんだけど、あまり趣味じゃない服を幾つか捨てる。もったいない。俺は基本的にものを捨てるのは好きじゃないのだ。しかし、今俺は着たい物しか着たくないし、気に入ってるものしか置いておきたくないので思いきって捨てる。趣味じゃないものをとっておくとどんどんセンスが悪くなるような気がするのだ。で、普段着にどんなものを着てるかで服のセンスってのはばれてしまうので、安物や趣味じゃなかったものは捨てることにする。服ってのは気に入った上質の服がいくつかあればそれでいいような気がしてきた。服ってのは消耗品なのでうっかり色々買ってしまったりするが、結構長持ちしたりするので、これからは少し考えて買おかなと思う。ま、そんなに服持ちって訳じゃないけどね。
そんなわけで革ジャンも仕舞うことにする。今年は思いきってしっかりオイルを入れて、メンテナンスしようと思っていたのだが、今年はそんなに着なかったし、さほど革が乾いた感じもしなかったので乾拭きだけでいいことにする。今シーズンはとうとう革ジャンを買わなかった。来年くらいはひとついい奴が欲しいかな。
5/25 fri. |
今日も生まれて初めての場所へ。鳥取である。せっかくなので鳥取砂丘でも行ってみたかったのだが、残念ながら時間なし。
よく田舎はのんびりしてるとか、田舎の人は優しいとかいうが、実はそうでもない。田舎なので甘えてたりなまけてたりすることもある。俺も田舎ものなので人のことはいえず、その辺は難しいところだが、田舎は経済的に主要なところではないので、自分のことは自分でするように。誰かが助けてくれると思ったら大間違いです。いや、だって遠いから仕事と言えどもなかなか行けないしね。
しかし、とても丁寧に道を教えてもらったり、営業で行ったのに帰りしな「お気をつけて」などと言われてご機嫌が直った今日この頃であった。
電車に丸々2時間も乗っていて、ずーっと飲んでたら結構酔ってしまった。読みたい本や聴きたいCDと酒があれば、電車の2時間もなかなか充実。
電車の中で聴いていたのは久しぶりに買ったブルース・スプリングスティーン。何年振りかで復活したEストリートバンドを率いての「ライヴ・イン・ニューヨーク・シティ」というアルバムである。相変わらずと言えば相変わらずなんだが、結構変わったな。ライヴ盤のせいか、イントロやエンディングがやたら長かったりするし、歌をメロディに載せずに叫んだり語ったりしている。なんか、ちょっとわざともたって唄う演歌歌手みたいな感じもした。このCDを聴いて佐野元春がいかにスプリングスティーンからパクっていたかを思い出した。
聴きながらMDに曲名をいれたり、対訳を読んでいたら意外と時間は早く過ぎる。
5/24 thu. |
食いもん屋に行って、メニューがあるのは当り前のことである。「今日のおすすめ」とか、黒板に書いてあったり、別メニューにあったりする。
メニューと値段がよく解らないということでよくありがちなのは、鮨屋とバーである。これが鮨屋は困る。俺は目の前の魚を見てもなんの魚かよく解らないし、値段が書いてなければ頼むに頼めない。一回「さより」って頼んだら、「お客さん、今の時期さよりはありませんよ」と言われて、海に接していない県の産まれの俺は結構へこんだことがある。
これがバーとなると話は別である。もちろん、大概のバーには目の前においてなくてもメニューは用意されている。しかし、「今日のおすすめ」ってのはない。好きなものを好きなように頼むのが酒飲み用のバーというものである。
おかげさまでもう変わったカクテルも飲みたくないし、好きな酒の値段もわかる。「スペースチャージ」なんて訳の解らないもので金を取るバーでなければ値段の想像はつく。バーではなんの不便もない。頼んだものがなければそれは俺のせいじゃなくて、そのバーの品揃えが少ないってだけの話。そんなとこは俺に「二流」の烙印を押されるだけだ。
しかし酒飲みじゃない人にとって、メニューのないバーは結構困りものかもしれない。「どんなものがお好みですか?」って、わかんねえよ。人の好みなんてわかんねえんだし、酒好きじゃなきゃ本人だってわかんねえ。
で、今俺の好きなバーは、メニューを見たことがないのであるのかないのかよく解らないが、俺のリクエストに見事に応えてくれるのが気に入っている。
「ギブソンをロングで」 俺がバーテンだったら叩き出しているが、その店ではちゃんと作ってくれた。だいたい俺の中でギブソンを作ってくれるだけでいいバーなのだが、それを嫌がりもせず出してくれるところがすごい。
「なまけたカルーアミルクを」 子供でも飲めそうなコーヒー牛乳を出してくれたが、まさしくそれは俺が飲みたいカルーアミルクだった。
みんなにわかりやすく親切なことはもちろんいいことだ。しかし、マニア向け、というかプロの仕事は気持ちいいな。もちろん、プロである限りは初心者を排除せず、きちんと対応できることが前提であるわけだが。しかし初心者にも優しく、プロの店ってのはなかなかない。そういう店に当たると感動する。当然、最悪なのはプロぶってて初心者が居づらい店であるのはいうまでもない。
ちなみに俺は聞かれない限りはカクテルのジンの指定をしたことがない。ボトルを見ずに味が解らない奴は指定するべきじゃないと思う。だって、わかんなかったらカッコ悪いじゃん。
5/23 wed. |
いつもよりちょっと早めに帰ってきたものの、時間は魔物。ひとつ懸念の件をすませると、もういつもの寝る時間。
ま、忙しくてもやりたいことはするし、時間があっても後回しなことは後回しなのかも。
思っているよりもできることは少ないんだから、ひとつひとつやっていくしかないんだろうな。
5/22 tue. |
久しぶりに同僚と夜の街へ繰り出す。ここだけの話だが、転職して一番よかったことは良い同僚に恵まれたことだと思う。一緒に働く職場の人がやりやすいってのは、仕事をしていく中で最重要問題だと思う。
そんな訳で夜のミナミへ。彼も今、英会話学校に通っており、英語をテーマにしているので英語の喋れる遊び場へ向かう。俺と彼との結論は、「学生じゃないんだから、英語は使える英語として実践をしなきゃ意味がない。実践のためにレッスンに身が入り、そのレッスンの確認の場として実践が不可欠である」ということなので、我々はどうしても英語を喋れる場所へ行く必要があるのだ。これを勉強熱心と言わずしてなんと言おう。
しかし俺がこの日喋ったお姉ちゃんはスパニッシュ。「three months」を「トリモンツ」と発音する。しかし俺は今日、「スパニッシュ訛りさえ聞き取れるほどのヒアリング力」を身に付けたのであった。
5/21 mon. |
酔っ払うといつも思うことだが、世の中のことって、どうでもいいような気がしてくる。しらふで考えてると大変なことなのだが、気持ちよく酔えた日は、仕事もどうでもいいし、人にどう思われようがどうでもいいし、いいたいことは言えばいいと思えるし、普段遠慮したり腹がたって言えない事すらどうでもいいことに思えてくる。そして、その方がいいんじゃないかと思えてくる。
すばらしい事に仕事を定時に終わって帰る。しかしあまりに早すぎるのでミナミをプラプラしてみる。晩飯を食うために最近お気に入りの焼鳥屋へ。「おかえりー」とお愛想をふってくれる。おばちゃんが試作中の唐揚を手づかみで俺にくれる。めちゃめちゃ下世話なのだが、なんか楽しい。ちなみに今日のお勘定は2800万円だった。
調子に乗って、もう一軒はしごしてみる。そこも親切な店でなかなか楽しい。金さえ払えば客なのだが、金払ったからといって、誰でも俺に親切にしてくれるわけじゃない。いい店を探すのは酒飲みの使命だし、いい店だったらいい客になるのもまた楽しい。無愛想な客の心情を汲み取って、つっこんでくれる店。ま、今んとこはなかなか楽しい。
でも「あ、ごぼう残してもったいない」というのは大きなお世話である。
5/20 sun. |
日がな一日うちにいた。どこへも行かなくていいのはやはり幸せである。おそくまでゆっくり寝て、日記をいくつか書いたり、部屋の片付けをしていたら、あっという間に時間は過ぎる。こんなことが楽しいんだから、ま、しょうがねえな。
最近、すごくものを捨てている。捨ててる割には部屋は片付かないのだが、俺の過去はどんどん減っている。確かにいらないものや使わないものは多いんだが、もう使わないのに捨てられないものや、使えるのに使わないものは多い。
大袈裟に考えると、今の企業がこんな感じだな。いままでは全然捨てる必要がなかったし、今でも無理すれば置いておけるんだけど、現役じゃないものは捨てていくという感じ。過去に役にたった想い出のものや、役に立つかもしれないけど今使わないものはどんどん捨てちゃうという。完全に余裕がない。整理にかかるときってそんなもんだ。まして他人が俺の部屋を整理したらいらないものだらけなんだろうから。
俺は今この部屋のオーナーなので、非常に無情だ。しかし俺はこの部屋にあるものをすべて把握しているので、なぜこれをとっておいたのか完全に把握している。今の俺にいらないものはバンバン捨てている。しかし俺は解っている。今の現役のものだけじゃ生きてはいけないことを。人間には、過去と余裕が必要なの。
5/19 sat. |
どこへも行かなかったので、早くから晩ごはんを食べ、11時には寝た。そろそろウォーターベッドになれたかと思い、ぐっすり寝れるかと思ったらやっぱり4時頃目が醒める。そんなに眠くもなかったので、煙草を吸って、テレビを見る。ドラゴンボールをやっていた。こんな時CATVは便利。
あまりよく寝た感じがなかったのでまた寝ることにした。こんどは畳に敷布団を敷いて、ひさしぶりにお布団でちゃんと寝ることにした。これがよく寝れるんだ。沈まない布団と固い畳が実に気持ちいい。寝返りもゴロンゴロン打てるし。気がついたら朝9時まで寝ていた。どうでもいいが、それはそれで寝過ぎなんじゃないかなと。
5/18 fri. |
最近よく心の中で口ずさむ唄。
「しあわせ〜って なんだあっけ なんだあっけ」
かなり古いがご存知、明石屋さんまのポン酢醤油のCFソングである。俺は今不幸のずんどこにいるわけではないが、たまにしあわせって何かわからなくなるので、この唄をよく口ずさむ。とても好きだ。
「Hello,Daddy. Hello,Mom. chichichichichichichichi Cherry bomb」
これは何故だかよくわからんが、今や昔、往年の一発外人レディースバンド、「ランナウエイズ」の「チェリー・ボンブ」である。ちなみにタイトルにはカタカナで「ボンブ」と書いてあるし、実際にも「ボム」じゃなくて「ボンブ」って歌ってたようなイメージがある。俺は今「マム ma'am」という言葉が好きなんだが、多分「マム」って言葉が出てくる歌をこれしか知らないんじゃないと思う。
今日の晩ごはんはぜいたくしておすし。最近気に入ってる鮨屋があるのだ。おすしが好きな時に食べられるなんて、俺も大人になったものである。そこは場所のせいだと思うが何故だかいつも空いてて、一人でいても割と気楽。大将もわりとあいそがいい。大体なにかひとつおまけを握ってくれるし、今日は黙々と飲んでてずーっと喋らなかったら、「元気出しなっ」と鰻の肝を出してくれた。俺はそんなに高いネタを食うわけじゃないのでお値段もそこそこ。あまりいくとくせになるので注意したいものである。
5/17 thu. |
問題はSAYAKAである。俺は今の松田聖子にも娘にも何の興味もないが、あの声には実に興味がある。俺が好きだった頃の松田聖子の声にそっくりだ。まだ声自体が若くて、ほんの少しハスキーな声。松田聖子のなかで俺のベストアルバムは、4枚目くらいに風邪丸出しのハスキーボイスで出した冬のアルバムなのだが、その頃の聖子の声によく似ている。
無論今となっては松田聖子にその声をのぞむことは出来ない。しかし、もう文字通り生き写しそのもののSAYAKAの声は往年の松田聖子ファンにとっては実に魅力的だ。これで曲が作詞松本隆、作曲大滝詠一だったら俺は買っちゃうかもしれないね。無論編曲は今となっては望むべくもないが、大村雅朗先生にお願いしたいところだ。
芸名は出来れば神田聖子がいいな。
5/16 wed. |
昔っからそうだが、自分でまじめに仕事をしようとすると大概すかされる。今日は地道に足で稼ぐ営業をしようと思ったら、どこへ行ってもクライアントがいない。いや、アポをとっていけばいいのだがそれほど大袈裟な商談でもないのでローラー作戦にしたのだが、ことごとく失敗。
大体俺はやる気になるとロクな事がない。力んだ時に限ってすべるタイプだ。かといってやる気がない時は力が抜けてうまくいくかというと、そんなことはない。やる気がない時は基本的に何もしないし、「やる気がないのに働いている働き者」という感じを出せない。一番いいのは程よくお呼びがあって、程よくごきげんな時なのだが、物事そううまくいく訳がない。お呼びがかかるときは必ず同じ時期で、仕事がたてこむと身体も気持ちも不機嫌になる。ま、強いていえば仕事でお呼びがかかるのはいいことに決まっている。
ちなみにまだ慣れてないせいか、ウォーターベッドは不調である。どうもよく眠れないような気がする。で、たまには固いとこで寝てみようと思って畳で寝たら、やっぱり畳は硬くてよく寝れない。なのでウォーターベッドの上に布団をひいてみたのだが、布団ごと揺れるのでおんなじことのようだ。どうしよう。
5/15 tue. |
久しぶりに号外をもらった。ちょいちょい出ているらしいが、実際に街で配ってる号外をもらったのは久しぶり。ちなみに前に見た号外は多分昭和が終わった時だと思う。ちなみに今日のネタは雅子妃御懐妊。今年の年末はこれでひと騒動あるのかな。
携帯電話ノイローゼだったのだが、ここんとこ落ちついている。相変わらず電話は多いことが多いが、1日でバッテリーが切れるような事はなくなったし、20時過ぎの電話もほとんどなくなった。
一時ほんとにケータイが怖くて、ちょっとまいってた。気がつくとケータイが鳴っているのだ。音を鳴らさず、バイブレーションにしているので気がつかないことも多く、うっかりしてると小1時間の間に3件くらい着信している。もちろんケータイが鳴るような電話は急ぎの用事かクレームの電話。もうほんとに電話が嫌だった。電話に出られなかった着信履歴があったのを見た時には確実に俺の心臓の寿命は5分縮まってたね。「やばい。またクレームだ」って。
おまけに会社支給の俺のケータイは名刺にも携帯番号が入っているので、もうどっからでもかかってくる。おまけに俺が忙しい時はみんな忙しい時期なので朝夜問わず、バンバン掛かって来る。さすがに24時近くにかかって来たときは電話を取らず、「何時まで働きゃいいんだー」とケータイに怒鳴ってみたりした。
ま、ここんとこやっと減ったのでそんなに電話は怖くなくなった。しかし、コール数が減れば減ったで「大事のクレームかな」などと心配は尽きないものである。ケータイが鳴るとうれしそうに出ている学生さんが憎い今日この頃。
5/14 mon. |
ま、いいこともあるし、悪いこともある。あたることもあるし、はずれることもある。あたればいい日。はずれりゃ悪い日。いい期待があたればいい日だし、悪い期待があたれば悪い日。
特に心配事もなく、電話待ちもしてないし、明日の朝イチで懸念の仕事もない。明日やらなきゃいけない仕事は山積みだとしても、今夜心配するほどの事じゃない。そんなことが、幸せ。
5/13 sun. |
昨日一日出かけていたので、今日は当然一日主婦業である。掃除、洗濯、食料品の買い出し、クリーニングをだしに行く。便利なママも不便なママもいないので、何でも自分でしなければならない。不便な分だけ自由だし、自由な分だけ自分の責任。
クリーニング屋のおばちゃんと「老後の備え」についての話をする。彼女達の方が老後は早いが、俺の方がもらえる厚生年金は少ない。早い不安と、少ない不安。意外と話は合う。結論はもちろん「貯めとかなあかんけど、貯まれへんな」である。
「俺の老後の心配の前に、孫の顔見せる心配せなあかんねんけどな」といったらおばちゃんにバカ受けしていた。こうして私生活でも自分を切り売りして笑いを取る俺は、こんなことでいいのか。いや、どんな状況であれ、笑いをとれる事はすばらしいと思う。いや、人生ごと、笑いを目指しているわけじゃないが。
5/12 sat. |
お出かけしていたら友人から「ライブを見に行こう」というお誘いの電話がケータイに。俺もちょいちょい見に行く知人のライブが今日あるという。近所だし、知り合いだし、予定もないし、ライブ久しぶりだし、見に行くことにする。
しかし待ち合わせの時間まで3時間もある。これが中途半端でうちに帰ったら1時間位したらまた出かけなきゃ行けないし、かといって何の目的もない暇つぶしの3時間は結構長い。
しかし、無駄使いをしたり本屋さんにいたら結構時間はつぶれた。前から欲しかったブライドルレザーのベルトをビームスで購入。買おう買おうと思っていたのだが、行ってみたらサイズがなかったり、意外と時間がなかったりしてのびのびになっていたので、まあいい機会。
本屋さんに1時間くらいいた。もともと本屋は好きなのだが、暇なので暇に飽かせてあちこち見て歩く。ちょっとだけ仕事で気になってる貿易や通関士関係の本や、英語雑誌などを物色。でも結局買ったのは小椋冬美だったりする。
みんみんで餃子とエビチリとビールをやる。おひる食べてなかったのでかなり旨い。そのあと友人のライブへ。
ライブ見るのは久しぶりで、ことにジャズ系はかなり久しぶり。友人はギタリストなのだが、今回はギターシンセなぞ使ってちょっと新鮮。やはりナマの音を聞くのはいいな。今回はタイコも結構俺好みで、ちょっとサンバっぽい奴がよかった。俺サンバ好きなのかな、思わぬ発見。
彼のギターを見ていつも思うのは、「うちのギターは可哀想だな」ということ。うちのギターはそんなに高いものではないが、多分彼に買われていれば、めちゃめちゃ速く弾いてもらえたり、めちゃめちゃいい音を出してもらえたりするはずなのだ。少なくとも俺んちにいるよりは幸せなギター人生を送れたはずだ。だってうちのギターはギターとして欠陥品な訳では決してなくて、ギターとしての機能はきちんとあるんだもん。それが俺に買われたばっかりに、ちんけなソロと地味なリズムギターとして少し使われた後、もう4年も陽の目を見ていないのだ。自身に才能はあるのに才能のないギタリストに買われたギターほど世の中に可哀想なものがあるだろうか。いやある。
うちのパソコンくんも可哀想だ。ちょっとしたエクセル使いやパソコン好きに買われたらマクロなんか使われてコンピューターとして活躍したり、ジャバなんか使われて動くホームページを作ってもらえたり。うちのThinkpadくんは残念ながら家計簿となげやりな愚痴をを書かれるだけで、多分このまま一生を終えていく。そんなボンクラに買われたパソコンほど可哀想なものがあるだろうか。
俺に買われたビギのスーツはどうだろう。世が世なら菊地武夫にデザインされて萩原健一に着られ、一世を風靡するはずだっただろう。それがもういやっていうほどパンツの裾は切られるわ、シルエット崩すほど肩は落ちてるわ、とても原型をとどめないほどお直しされてなおかつ「似合ってないよ」といわれるスーツの立場はどうなんだ。
そんな事いったらできもしないのにうちにもらわれてきて、一回だけ塩水に付けてもらっただけでここ10年人を乗せたことがないサーフボードや、本来だったら世界を股に掛ける夢を見ていたはずなのに物入れになっているスーツケースや、むくむく育つはずだったのに水ももらえず枯れていったポトスや。。。。もうやめよう。
5/11 fri. |
仕事で舞鶴へ。舞鶴は遠い。隣りの京都府なのに3時間かかる。田舎帰れるっちゅうねん。お昼過ぎに出かけてうちに帰ってきたら22時過ぎ。もう行かん。
今日電車で黒髪のおねえちゃんを見た。いや、黒髪なんて当り前なのだが、最近茶髪のおねえちゃんが目立つので見事な黒髪のおねえちゃんがなんかオリエンタルでとても新鮮だった。たぶんただ単に美人だったんだろうな。美人はなにしたって得だよな。
しかし、俺が生き残っていく方法論は山口小夜子しかないのではないかと思う。やはり俺の持っている世界観はオリエンタルであり、世界が求めているのは東洋の神秘である。ヨージや川久保怜じゃないがジャパニーズが世界を席巻するのはオリエンタルタイフーンしかないんじゃないかと。俺は一重まぶたなのでオリエンタルフェイスには自信あるんだけどな。でもそんな事は世界へ出ていく時に考えればいいと思う。もしビジネスで世界に出ていくとしても、オリエンタルじゃなくて世界的な価値観を認識してなきゃだめだと思う。
世界征服の前に、自分の部屋を征服したほうがいいと思います。
5/10 thu. |
半年ぶりくらいの知人と会う。昔の会社で先輩だった人。今も同業といえば同業なのだが、違う環境の人の話を聞くのはやはり興味深い。最近特に他社とか他業種とかの話を聞くのは面白い。おれはもともと世間が狭いうえに、以前は他人の事に興味はなかったのだが、今は知らないことを聞くのはなかなか楽しい。
今日は外資系の会社に勤めている人だったので、会社の芸風なんかを聞く。他の外資ってどうなのかは結構気になる。日本的な外資と外資的な外資ってかなり違うし、標準的な外資ってのもないし。ま、会社ごと買ったり買われたりが結構多いので、今あのブランドはどこが持ってるとか、売りそうだ、なんて話は面白いが明日は我が身かななどと思う。
お互い今フランス系なので、アメリカ支配の時代は終わったが、アメリカの好景気は続いたほうが良いだろうという勝手な結論で話はまとまった。ま、時代はヨーロッパってことだな。なんだそりゃ。
5/9 wed. |
えー、一休み。ウォーターベッドの寝心地が思いの外よくないので、ご機嫌ななめです。枕がない方が寝やすい事が判明。
5/8 tue. |
「軽く飯でも食おうぜ」 という日に限って、深酒になる。気取らない場所と、たわいもない話と、とりとめのない話題と、何の気も使う必要もない空気。そしてそんな事が楽しい。
5/7 mon. |
昨日髪を切りに行っておいてよかった。連休明けの月曜日、ただでさえしょぼいのに、初手からなんかさえないよりは、頭だけでもさっぱりしてる方がまだマシだ。
そんなわけで、今日は早上がりして、ウォーターベッドのためのベッドリネンを買ってきた。コンフォーターケースと、フラットシーツとフェザーピローとピローケース。ベッド回りを全部同じ色で揃える。生成りなのでやはりベッドだけでなく、部屋自体がが明るくなった。フェザーピローは優しく頭を包み込んでくれるし、ウォーターベッドも優しく身体を包み込んでくれる。
などとちょっと気取ってみたが、ようは掛け布団カバーと敷布と枕と枕カバーを買ってきただけの事だ。しかもお値段お手ごろの無印良品でね。そもそも綿なので、リネンじゃないじゃんか。
でもうちはすーっとシーツが黒だったので、やっぱり生成りにすると部屋自体が明るいのはほんと。羽根枕はまだ買ってきたばっかで寝てないので感触はわかんない。ダウンじゃなくてフェザーなので、そんなに柔らかくはないみたい。
ちなみにウォーターベッドにして一番最初に見た夢は、鍾乳洞らしきところで、沼地にはまってぬるぬるしながら出口を探してる夢だった。不愉快なので寝なおしたら、今度は寝袋がなくて登山に置いてきぼりにされる夢だった。ほんとに楽しいのか、俺。いや眠るまではすっげえ楽しいんだけど。
5/6 sun. |
どうでもいいが、「鉄腕ダッシュ」を見てよく泣く。今日も泣いた。職人さんもの好きなんだな、俺。男って職人というか技術職に憧れるよね、なんて話をした事はあるが、大工さんとか、電気屋さんとか、技術を持った職人さんはやっぱり見てて素敵だ。過去の仕事を理解できる職人さんはもっといいな。
そんな訳で今日でゴールデンウィークも終わりである。何もしなかったが、何もしないでいい日が4日も連続であるというのはどう考えても素敵な事である。だって、俺が何かしたければしてもいいけど、何もしたくなければ何もしなくていいんだもん。明日からの日常を考えると、憂鬱だ。幾つになっても生活と仕事をマッチできないらしく、仕事は嫌いだ。ま、世の中にはヴァケイションと称して仕事と切り離したお休みをとる諸兄もいらっしゃるようだが、俺はヴァケイションによってリフレッシュするタイプじゃないので、地道なお休みが大事だ。
しかしなー、連休中、ほんとに何もしなかったな。いや、20年来の夢をかなえたという大仕事はあったか。でも基本的にはうちにいたな。でもメンタルでは大仕事だったかな。いや、こまごましたとこでも引越し並みの大仕事だったかもしれないな、ずーっと家にはいたけど。自分でもよくわからない。
とにかく、4日の休みってのはあっという間だった。もうお盆までこんなに休める事はないかと思うと、かなり憂鬱だ。何をするわけでもないんだけど、何もしなくていいってことが俺には重要な事だ。
明日からまた日常が始まる。多分それはそれで生きていくんだろうけど、願わくば楽しい日常を。無理かな。
今日髪を切りにいった。ショートにしてるとほんとに毎月行かなきゃいけない。やっぱりさっぱりすると気持ちがいい。だって、自分がしょぼいなと思ってることは人様が見たらもっとしょぼいはずだもんね。髪くらいでさっぱり見えるんならさっぱりしとけ。
インターンっていうのかな。新人さんが頑張ってた。新人さんは慣れない環境で思い通りに頑張れないと思うけど、俺は思い通りに頑張れる環境にあるはず。新人さんよりは、恵まれているかも。がんばれよ、新人。いや俺もな。
5/5 sat. |
連休というのは不思議なもので、普段の土曜の朝なら「あー、今日からおやすみの朝だー」と思うのに今日あたりは「あー、明日で連休が終わっちゃうー」などと思ってしまう。まことに馬鹿げていて普段の土曜日の朝には失礼な話だ。
そんな訳でおやすみを満喫せねばならんのだが、なかなかそうもいかん。しかしまあ4日もおやすみがあると結構仕事の事は忘れて私生活に没頭できるものだ。
今日は新しいベッドのためにシーツを買いに行こうと思っていたのだが、前のベッドやふとん、ベッドの下に仕舞ってあったものの整理でいっぱいいっぱい。衣替えで捨てようかどうしようか迷ったものなども部屋の中に散乱しており、まるで引越しの準備のようにうちの中は散らかっている。
せめて布団だけはなんとかしようと思い、ふとん圧縮袋を買ってきたのだが、やはり思うようにはいかん。たしかに3分の1とはいかないまでも2分の1くらいにはなるのだが、そこはそれ布団。2分の1になろうがやはりでかいものはでかい。仕舞い場所がなく、相変わらず部屋の中に積んだまま。俺としては血の出るような思いでいろんな物を捨てているのだが、ふとんの面積分ものを捨てるというのは至難の技だ。酒の力も借りて結構捨てたつもりなんだが、やはり貧乏性なのか、途中でくじける。一瞬もうぶちきれそうになって、「もー、全部いらん」と思ったのだが、思っただけで捨てられない。しかしまだ布団はどこにもしまえない。苦悩の夜はまだ続く。
5/4 fri. |
うちにウォーターベッドがやってきた。あまりにもうれしいので別項で詳しく。お暇な方は近日公開の
朝からウォーターベッドを設置してもらったが、寝てみる暇もなく英会話学校へ行く。途中、中途半端な時期に面白そうなバーゲンがあったので立ち寄ってみるが、やはり中途半端なバーゲンだった。帰ってきて衣替え。ツゥイードや冬物のスーツを仕舞い、夏物のスーツを出す。もう街行く女性は半袖も多いが、うちのアロハの出番はまだ先。
10年来の付き合いのめちゃめちゃ気に入ってたノッチドラペルのダブルのスーツと、袖口が少し擦り切れてしまったブレザーと、頂き物のYSLのタイと、シャツをふたつほど捨てた。もう着れないものをとっとくほど馬鹿馬鹿しい事はないのだが、想い出のあるものを捨てるのはやはり切ない。でも、多分忘れないと思うけど。
5/3 thu. |
よく眠れたせいか、結構復活。風邪っぽさは抜けきってないが、変なしんどさはなくなった。やはり薬の飲み合わせが悪かったんだろう。昨日喘息用の咳止めを飲まなかったのがいいんじゃないのかな。つーか、ゴールデンウィークなのにそんなに倒れてばかりでたまるか。
人生は思わぬところで過去と向き合わねばならない。今日事情があって、ベッドの下に入れてあった収納ボックスの整理をした。3つもある。もう俺の過去が出て来る出てくる。
大阪へ引っ越した時の書類、横浜に住んでたマンションの契約書、はじめて就職した時の書類、初任給の明細書。これでもかというくらい久しぶりに自分の過去とご対面。みんなこんな物どうしてるんだろう。とっといてあるのかな。その辺は是非誰かに聞いてみたい。
10年くらい前からの年賀状や、お手紙、友人の結婚式の招待状。手紙系はやはり捨てにくい。昔の同僚が水着で載っている雑誌や、気に入ってた雑誌や新聞の切り抜き。遠い昔の彼女の写真や結局読みもしなかったオウム心理教や幸福の科学の特集雑誌。GOROの最終号や好きだったミュージシャンのスラッシャー。多分今後必要もないがもう二度と手に入れられないものがたくさんある。
何かを選択していく事は何かを捨てていくことだと言う人がいる。俺はそうは思わない。選択しなかった、選択できなかったものは俺の手に入れられなかったものだ。新しいものを手に入れるためには古い物を捨てなければならないと言う人もいる。そんなことはないだろう。一度手に入れたものは俺の財産なんだから。
とは言うものの、俺は今日、かなりの自分の過去を捨てた。そして多分新しい明日のために俺は過去を捨てたい気分なのかも知れない。別に新しい未来があるわけじゃない。新しい未来のために、少し自分のキャパに余裕を持たせたい、そんな感じかな。変わるためにまず過去を切り捨てる。大袈裟に言えばそんな感じだ。
で、次回そのたいしたことのない秘密は明らかにされる。がっかりする次回更新を乞うご期待。
こんな誰かが読むことを期待している日記を書いている自分がちょっといや。
この日物の整理と、ベッドを片付ける大掃除。
5/2 wed. |
めちゃめちゃ調子が悪かった。多分薬の相性が悪かったのかな。俺的には多分医者でもらった「喘息の咳止め」の薬が効きすぎたか、自律神経失調症とか肝臓か飲みすぎかのどれかだ。
昨夜寝る前に咳止めを飲んで、咳が止まらないので夜中に起きてもう一回飲んで、朝起きてもう一回飲んだ。そしたらもうヘロヘロ。とにかく力が入らない。もうしゃがみこみたいくらい。連休のおかげで通勤電車は結構座れたんだが、会社に行っても全然力が入らない。熱はないはずなんだが、なんかフラフラ。今日なんか別に休んでもよかったのだが、間抜けなことに昨日アポイントをとってしまったので休めない。
しょうがないのでアポイントを取った仕事だけ済ませてとっとと定時に家へ帰る。空腹感にも似たヘロヘロ感なので帰りしなきつねうどんを食べてみる。食えるし旨い。じゃあどこも悪くないんじゃないかと思うが、本人が具合が悪いんだってば。うちへ帰って熱を計ってみると、熱がない。というか起きぬけと同じ位の36度しかない。低すぎじゃねーか。熱がないのにこんなにヘロヘロなのは逆に何か他の病気みたいで結構怖い。
ちょっと寝て、空腹感があるので晩ごはん。最近駅前に出来たコロッケ屋で買ってきたコロッケをひとつ食べてみる。旨い。酒も飲んでみる。まあ酒飲む気になるようでは健康なんだろうが、一杯半しか飲めない。で、飲んだら気持ち悪くなってすぐ寝る。
コロッケ食えて、酒飲める奴はどこも悪くないような気もするが、これがえらくて(えらい=しんどい、きつい等体調不良の意)寝れない。ふとんの中でうんうんうなる。まるで38度くらいの熱にうなされてるくらいえらいのだ。でも熱はない。ほんとに「健康って何て幸せなんだろう」と考えるほどえらい。
日記もメールのお返事も書けないし、本屋さんによっても何の本も読む気にならないくらいえらかった。
などといいつつこの日大きな買い物をする。
5/1 tue. |
夜毎の咳が止まらない。人間からだが弱ってると、やっぱ弱気になるな。そんな訳で、朝会社に遅れるのを覚悟で医者に行った。熱はいつもより低いくらいの35度8分。「喘息かもしれませんね。薬出しておきましょう」と言う皮膚科の医者の指示に従い、薬を飲むが効きやしねえ。で、2600円も取りやがる。健康保険払ってなかったらいくらとるつもりなんだてめえら。医者と薬屋は絶対儲け過ぎだ。
そんな訳で人生弱気なので定時に上がってうちでゆっくり酒を飲んでいる。酒を飲むと強気になるし、喉の痛みも緩和されるしね。アル中かこれじゃ。明日は元気になりたい。ただの風邪と連休ボケだろ。