日々のつまらない出来事を、つらつら書き綴っています。
毎日毎日面白い出来事がある訳ではありませんが、ちょっと気になった事を書いてます。

無駄遣いシリーズ第3弾 アルマーニのグラサン。

特注の淡いブルーがお気に入り。

     

7/31 wed.

一日一膳

 朝、冷凍しといたパンをレンジで解凍したらそんなにうまくなかった。それはさておき。

 朝の通勤電車、梅田から南へ行く御堂筋線。まあ混んでる。ガキを抱っこしたおばちゃんがいた。この時間にめずらしいなと思いながら、別に普通のことだ。ただちょっと気になった。それだけの話になるはずだった。

 俺は心斎橋で降りる。その車輌は心斎橋でほとんどの人が降りるのだ。ドアが開き、みんなが降りるその刹那、一瞬降りる人の流れが止まる。何かと思って降り際ドアを見ると、そのガキの手がドアとドアの戸袋の間にはさまれて引き込まれている。俺がそれに気付くや否や「ドア開けてー」とそのガキをだっこしてるおばちゃんが叫んだ。ちょうど俺はドアの脇。ちょっと引っ張ってみるがおばちゃんが邪魔でドアをつまむのが精一杯。動きやしない。

 次の瞬間、「男の人はドア引っ張ってー」と背中ごしに声がする。なるほど、電車のドアの仕掛けとしては片方を引っ張れば両方開く仕掛けなんだろう。逆側の扉を掴み、引っ張る。おばちゃんもいないので掴みやすく、回りにいた人もみんなで引っ張る。ところがこれが結構重い。2、3回引っ張ったろうか、動かねえ。俺の目の前にいたのは通りすがりのガタイのいい外人だったのだが、お前も大変だな。こんなことに巻きこまれて。それでもドアは開かない。多分構造上電車のドアは開こうとしてるし、俺達はほとんど指先でしかつまめないドアを引っ張り出そうとする。なんでこんなドアごとき引っ張り出せねえんだよと思う。機械制御ごときに負けてたまるか。

 するとなんの要因かはわからないが5cmくらい引っ張り出せた。後ろで安堵の声が聞こえる。ガキの手は出たようだ。ここまで長いようだが多分一瞬だ。30秒か長くても1分くらいだろうな。

 俺も事故の顛末を見てるほど暇じゃないのでとっとと後にしたが、ガキの手にはけっこうな跡がついていた。まあ泣き方からすると、火がついたように泣くって訳じゃないので痛いよりもびっくりした方が大きいだろう。なにしろはさまれてた時は、泣いてなかったんだから。そんなわけで今日は人助けをした。めでたしめでたし。

  

 で、不思議に思うのはその人多分身内だったんだと思うがその状態で「男の人は」って言ったんだよね。力仕事の時に「男」扱いされることは多い。俺、自慢じゃないが力仕事は苦手だ。まあ「普通の」女の子よりはましだと思うが、力を期待されるほどパワーはない。でも、「男手」なんだよね。

 つまりなー、なんだろう。比較的女性が活躍してる世界に生きていて、女性管理職なんてのも珍しくない業界にいるんだが、今日のことだけじゃなくて「男手」がいるって言われることもあるのよ。力仕事の時って「男」か「若手」だよな。いやそれはそれでいいんだけど、男女平等が叫ばれるこの時代、そんなとこだけ男呼ばわりされるのはなんか不公平じゃないか。だいたい俺、力もないし男らしくもないし。ただそんな俺でも力仕事の時は普通のおねえちゃんよりはましだ。男としては優れていないがね。いや、俺より力持ちのおねえちゃんはゴロゴロいると思うが、OLの事務員クラスじゃいねえだろう。

 じゃあ、「女手」ってなんだよ。どう考えても色っぽい話か、きめ細やかな心遣いってとこしかないだろ。ところがあんた、サラリーマンで勝ち上がっていく女なんて俺より数段男らしいし、女って自分の回りしか見ていないので利害関係のない所には気を遣うどころか見向きもしないし、へんな事いうとセクハラ呼ばわりされそうな気がするし。表と裏と顔が違うし。女社会って一見真っ当に見えるが、実は裏では男社会なぞ比較にならないくらい寝技と思惑でドロドロしている。

 俺は「基本的に僕は差別ってものをしないんだよね」なんて言う奴を信用しないので差別主義者を標榜してる。だから男女差別はあるものだと思っている。だけど、都合のいいとこだけ男呼ばわりされてもな。「女のくせに」って言われる女より、「あんたそれでも男なの」って言われる方がきついと思う。まして女性から「女の腐ったみたいな奴」って言われた日にゃ何がなんだかわからないし。

 田嶋先生のように男社会ごとひっくり返さなきゃいけないって考えてる人とは話が噛まないと思うが、女性が入れないとこって、イギリスならともかく日本じゃ土俵くらいだろ。男子トイレも、男性下着売場も、男用露天風呂も、女性がいて文句言われないし、俺はその全部で女性を見たことあるもん。露天風呂はびっくりした。その朝は「男用」だったのよ。温泉って、日によって男女入れ替わるしね。えらく綺麗な背中だなーと思って見とれていたら女性だった。こっちの方が驚きだ。

 俺の生きてきた社会ではどう考えても男女は平等だし、俺の世界観の中では女性のほうが活動範囲が広い。男性社会だって言ったって、男は厳しいのよ。おれんち、仕事でも今女性マネージャーの方が多いし。まてよ男社会だから男の方が大変なのは当り前か。被差別意識のあるほうも大変だと思うが、メイン張ってるほうも大変なのよ。

 俺の意見を納得させて覆してくれる意見を募集します。並大抵じゃ覆りませんし、お前が女に負けてるんだってお叱りも受けつけておりません。それでも、女子は厳しいのかとも思うが、譲るとすれば男と女の問題じゃないってとこに帰結すると思う。

 俺は「差別しない」って言うボンクラに「差別する意識を消せない」って対抗してるつもりだったのだが、結局俺はただの差別主義者なのかも。差別しないって奴には差別してるって意識がないのかもしれなくて、あったとしてもそれは彼の中では差別じゃないんだし。じゃあ差別主義者を標榜する俺のほうが単なる差別主義者じゃん。

 男社会で男を期待されて応えられなくて、女にグチをいってるってことか。ああ、田嶋先生にその通りよって言われるだろうな。一日一善のいい話で終わる筈だったのに。

7/30 tue.

湾岸ミッドナイト

 楠みちはるという漫画家がいる。とても好きだ。絵が上手いとか、ストーリーテリングが上手いとかいう訳じゃないが、「思い入れ」というのを描くのがとても上手い人だと思う。

 大事なことはなんだろう。やめないことや、あきらめないことかもしれない。俺はもう、パイロットにも公務員にもなれない。テレビ屋にも、新聞屋にもなれない。でもな、小説家か、ギタリストにはなれるかもしれない。北山ベイカーズストリートの特攻隊長にもなれるかもしれない。

 博打で一番大事なことは、やめないこと。やめた時点で勝ち負けが決まる。負けた時点でやめたら負けだ。でも、一生博打を続けてたら、死ぬまで勝ち負けはつかないのよ。生きてる限りは勝負が終わったわけじゃないんだから。

 そんなことってあるかも。俺はギタリストだが、今はギターを弾いてない。でも、ギタリストをやめたわけじゃない。だってうちにはギターもアンプもあるもの。弾かないだけで、ギターを捨てたわけじゃない。

 今俺はドラマーだ。誰が認めなくたって、俺が言うんだから間違いない。俺は子供の頃、ダンボールを並べて木の枝で叩いてドラムの真似事をしていた。本物のドラムを叩くのに20年以上かかった。だけど、俺はドラムを叩く夢を捨てたわけじゃない。だから、今体現出来る。

 やめちゃったことはもう出来ない。でも、やめなければきっかけはいつかやってくる。それが20年経とうが30年経とうがね。俺はフォーク派だったのでひとり立ちのシンガーソングライターがいいんだと思っていた。サラリーマンになってから、しばらくギターを弾くことはなかった。でもギターと縁を切ったわけじゃない。30過ぎてオヤジバンドに参加するきっかけがあったりした。

 10年、15年って、ずいぶん遠い昔や、考えられないくらい未来の話だったりする。でも、意外と速いのよ。時間の速度は。歳のせいもあるがね。やめちゃえば終わりだが、忘れていたり、きっかけがなかったりってだけならその程度はちょっとしたブランクだ。ドラムを叩きたいと思って20数年、GT-Rの再発売を待ちつづけて10数年、忘れちゃいねえよ、待ってたんだから。

 人生やめたところで終わりだ。今日「友が皆われより偉く見ゆる日よ」みたいな感じだったんだが、「あせる」ってことはまだあきらめてないらしい。つまり、期末テストの前日、「もういいや」ってあきらめちゃえば投げちゃってあせりもしないが、「ちょっとでも勉強しなきゃ」ってあせるってことはまだ勝負に参加してるってことらしい。遅刻でもおんなじ。一時間遅刻するともういいやってことになるが、5分遅れだと走って間に合おうとするみたいな、そんな感じ。

 あきらめたりしらけちゃった方が、楽になるんだよね。もっと行くといじけちゃったりね。ひとつだけ言っとく。俺はまだ博打を止めたわけじゃない。俺が博打をやめない限りはまだ精算はされてない。今はひとやすみしてるが、貸してるだけだ。死ぬまで勝負はつかねえぜ。勝った気になっていい気になってんじゃねえぞ。その貸し、必ずとり返す。

 

 いやね、おじちゃんも大変なのよ。理想に燃える若い子のエネルギーもわかるんだけどさ。こんな安いギャラで働かされてる場合じゃないでしょうとか、30も近いのにこんなこといつまでもやってられないとか、ごもっともなんだけどね。熱意に水かけるわけにもいかないし、煽るわけにもいかないし。若いうちにステップアップしとかないと安くなるしね。でも、君のギャラは俺が君の歳だった頃よりかなり高いし、君どころか俺はこんな仕事してる場合じゃないし、「年下の上司がいるってどんな気持ちなんでしょうね」って言われても答えようがない。おじちゃんの気持ちもわかってやれよ。

 腕もいるし、華もいるし、運もいるし、コネもいる。そんなものが揃わなくても、意志がいる。人間は、なりたいものになる。何かになりたいひとは常に次を考えてるのかも。これでいいような気もするし、次に行きたいような気もするし。あせらなくてもいいんだけど、行きたいとこがなければそこで終わり。休んでいたり、忘れていたりしてるんじゃなければね。終わりは自分が決めるのかもしれない。

 なんか最近重い上に生々しいな。かといって太宰ほど重くないし、楠みちはるほど説得力もない。まあ、いいか。趣味でやってんだから。

7/29 mon.

恋なんて言わばエゴとエゴのシーソーゲーム

 最近タイコの練習をしている。どこかで叩けようが叩けまいがそんなことはどうでもいいこと。俺は思い起せばギターを始める前からドラマーに憧れていたんだから、なんかのきっかけがあるのはそれだけでうれしい事。

 何年か前、バンドを組んでいた時、いやそんなに本格的なもんじゃないけどね、始めてタイコを叩いた。楽しかったんだ。8ビートが叩けるようになって、ベースとギターが一緒にあってくるようになるとますます楽しい。打楽器ってのは一番初歩的な、原始的な楽器なんだろうな。だからこそ、わくわくする。単なるリズムにね。そしてリードできるようになると、もっと楽しい。ギターがフォワードだとすると、タイコは司令塔かも。

 おとなって、楽しい。田舎の高校生だった頃、タイコも買えない、スタジオもない、どうやって叩いたらいいのかすら解らなかった。ドラムは俺にとって特別な物だった。でもね、今は好きなだけ叩けるの。買う気になったら買えばいいし、叩かせてくれるスタジオも知ってる。一時間600円でドラム叩けるなんて、ゲーセンより全然安いし楽しい。値段の問題じゃない。変な夜遊びより全然楽しい。子供の頃にできなかった事が俺は今出来るようになった。大人になってよかった。

 初めて行ったスタジオは車がないと行けないところ。なので俺は電車と歩きで行けるスタジオを探した。探せばあるもんで、こじんまりした音楽教室のスタジオを見つけた。スタジオというより個人経営の音楽教室なのでちょっと気を使うが、近いし空いてるので便利だった。しかしそこもいっぱいの日がある。どうしても叩きたいので他のスタジオを探した。知ってるスタジオもまだあるが、空いてなかったりスタジオって始業時間が遅いらしく、電話が繋がらなかったりする。

 昨日はどうしても叩きたくて、新しいスタジオを探すことにした。ドラムの個人練習が出来るスタジオを知ってるってだけで普通の人よりは結構知ってるほうかなとも思うのだが、世の中真面目に探すとあるとこにはあるのである。ネットでぐるぐる回ると色々あるんだが、遠かったりよくわかんないとこだったりして、適当なとこはそんなにない。でもね、見つけたの。すごい近所で。

 そこは俺の知ってるスタジオの系列店だったのだが、俺は知らなかった。二部屋しかないこじんまりしたスタジオなのだが、何しろ俺んちから歩いていけるのだ。いや、38度のこの真夏に15分歩くってのは気が遠くなるのだが、でも近所なの。チャリさえあったら楽勝。しかもそんなに小汚くないし、タイコも結構いい音。タイコの値段はわかんないけど、セットとしてはおれの知ってるスタジオの中では結構いいセットなのよ。もし俺が本気でドラムをやるんなら、気を遣いながらうちで毎日エレドラ買って叩くより、そこへ通って叩いたほうが気を遣わず安上がりな感じ。なにしろ一時間600円なのだ。最近行ってたところは一時間1,000円。それでも高いとは思ってなかったのだが、あんたゲーセンいったってパチンコいったってキャバクラ行ったって、600円じゃ遊ばせてくれないよ。あんなに叩きたかったドラムが一時間600円。これはお安いぞ。

 まあ真面目に教則本通りやっても叩けないものは叩けないので、結局好き勝手に叩くわけだが、今のところはそれが面白い。これが人と合わせるとなるとまたシビアになるので難しいのだが、今は楽しい。

 スタジオを知ってるって事は特殊知識だと思うのよ。一般常識ではないから。でも、ある特定な事を知ってると、それでいいんだと思っちゃう。多少高くても、多少遠くても。飲み屋でもそうだしな。いや、他を知らなきゃ比較がないんだからわかんないんだけどさ。だから既存の知識だけじゃなくて、やっぱりいろいろ探してみなきゃいけないな、なんて思う。だって、無理すれば歩いていける場所にタイコ叩かせてくれるスタジオがあったんだよ。真剣に探さなきゃわかんなかったんだもん。そんなに頻繁に行かないとは思うが、とてもうれしい。いきつけのキャ○クラがうちの目の前に引っ越してくるより数倍うれしいね。ま、そんなもの引っ越してこられても困るが。

  

 そんなわけで今日は早上がりであった。朝イチからちょっと気を遣う仕事があって、上がりしな取引先の人と偶然会ってお茶飲んだりして。のんびりしてるように見えるんだろうな。「楽な商売でんな」と軽くいやみを言われた。しかし仕事効率を考えたら常識に見える無駄な事をするより、現実的な処理をするほうがいいんだと逆に再認識した。昔は無駄に見えても常識に合わせるのが業界で生きていく基本だと思っていたのだが。今の俺が合っているのが、それともずれてきているのか。今のほうが今の仕事をする上では正しいと思ったのだが、実は自信がない。かといって今更過去の常識に合わせるのは俺の中では無駄なことだと思う。やっておくにこしたことはないのだが、省いていいことになってしまっている。これでいいのか、なにかを忘れているのか。楽しているつもりもないのだが、無駄な事をするつもりもない。どっちが合ってるのか、結果はそのうち出る。ま、結果論としてしか出ないがね。

7/28 sun.

 空調が合わんのか早寝しすぎたせいか何だか知らんが、一時間おきに目が醒める。しょうがないので5時半頃から起きる。

 おなかもすいたし、タバコも切れかかっているので朝からコンビニへ行くことにする。日曜の朝、8時。街はまだ起きてないし、こころなしか風も涼しい。でも蝉は元気で、何だかちょっとした夏休み気分。ここんとこちょっとピリピリしていたので、なんだかのほほんとしたいい感じ。あんぱんが食べたかったのだが、どういう訳だかあんぱんだけが売り切れ。こんなにパンがあるのに。

 ここんとこ街を歩いていてもなんだか怒ってばかりいた。電車やエスカレーターで割り込まれたり、横に広がってモタモタ歩いてる奴がいるだけでやたらに腹が立つのだ。まあ大阪というのはもともとその辺お行儀がいい街ではないのだが、最近妙にピリピリする。そんな奴が急に増えたわけじゃないと思うので、俺が怒りっぽくなってるんだろうな。それにしても大阪って人と人との距離が異常に近いような気がする。割と人にぶつかっても平気な顔してるし、不必要なまでに人のそばに立つ奴とかいるし。これはまた今度書くとして。

 そんなわけで日曜日のお散歩のあと、朝ごはんも食べてちょっとのんびり。今日はゆったりなんかしよっと。

  

それでもわからないババア共もしくは傍若無人の若者達へ

 いいですか。電車の乗り降りは、まず降りる人が優先です。自分が座りたいのはわかりますが、まず、降りる人が降りてからのりこみましょう。その際、降りる人の為に入り口をあけておくのはあたりまえの事です。わたしは真正面からひとりだけ降りているのに、わたしが電車から降りるワンステップを踏む前に両肩にババアの肩が思いっきり当たるってのはお前らが無理やり乗り込んで来ているからです。繰り返しますが、電車に乗るのは、降りる人が降りてからです。そんな事もわかりませんか。

 年寄りだからって甘えていてはいけません。ババアはもはや子孫繁栄のための生殖機能を失っていますし、女として優遇される価値はありません。ましてジジイもありません。年寄りだからなんでも優遇されるってことはありません。お前らの年金は損になる事がわかっていながら俺達が支えています。が、問題はそんな事じゃありません。電車の乗り降りさえきちんとできない年寄りは年配者として尊敬する価値さえありません。邪魔なだけです。万が一、年寄りを大事にしなさいとか、善意を強要するような事があったら、その場で線路に蹴落とします。

 乗り降りはきちんと降りる人を優先する。急いでいる人には道を譲る。喋っていても道を塞ぐように横一杯に広がって歩かない。切符の自動販売機の前で、順番が来てから目的地を探したり、それから財布を捜してなおかつ小銭入れを探して必要以上に時間をかけない。改札口の前で仁王立ちになって改札口を塞いで定期券を探さない。そんなあたりまえの事が出来ない先達には敬意を払う必要すらありません。

 よくなんの意味もなくお年寄りを大切にしようなんていう奴がいる。確かに現代のシステムに対応できない場合もある。しかしそれだけじゃなくて、ただ単に年寄りだから優遇されて当り前だと思ってたり、傍若無人な奴っているよな。礼儀を知れお前ら。礼儀と経験値と知恵に富んでるから尊敬されるんですよ。年取ったら誰でも優遇されると思ったら大間違いだ。

 と思ったら、歳のせいじゃねえな。馬鹿はいつまでたっても馬鹿だもんな。たとえば電車で大股開きして座ってる若い奴って、いつまでたってもそうなんだろうな。おっさんになっても股広げてがーって座ってんだな。ジジイになってもな。ババアでよくいるじゃん。満員なのに座席に荷物置いて平気な顔してる奴。若い頃からそうだったんだろうな。おんなじだ。

 年取れば経験値でわかってくるってこともあるけど、馬鹿はいつまでたっても馬鹿なんだろうな。お年寄りが遠慮深くて知恵に富んでるってのはよく出来た人だけ。若い時からなんの意識もない馬鹿は馬鹿なババアになるだけだ。馬鹿に敬意を払う必要はない。馬鹿に限って権利を主張したり善意を強要したりするんだから。

 ここまで書いてきてやっと判明しました。年齢にかかわらず、馬鹿は邪魔です。馬鹿というのはマナーをわかっていない人や、いつまでたってもルールが解らない人です。経験値の浅い小僧や小娘にはよくありがちですが、若造は基本的に馬鹿だったり反抗的なのがカッコいいと思っていたりするので、まだ許してあげる余地があります。教えてあげるほど余裕もないけど。しかしそこそこ年齢のいってる人は自分で判断してください。子供じゃねえんだからよ、社会のルールくらいわかんねえのか。わかんない馬鹿って多いよな。馬鹿のまんま大人になったんだろうな。伊達に歳食うってのはそういうことだ。まあ世の中馬鹿だらけだから腹が立つし、俺も俺以外の所から見たら馬鹿のひとりだし。道端で咥えタバコするようじゃ、非喫煙者からしたら極悪人だしな。

 自分のことは棚に上げといて、明日から、俺の背後から「どけ」っていうようなベル鳴らして走りぬけようとするチャリンコの奴。振り向き様にラリアート食らわすか、スポークに棒突っ込む。覚悟しろ。俺が電車から降りる前に乗りこもうとするババア、確実に足引っ掛けて転ばせる。気をつけた方がいいぜ。ババアもオヤジもジジイも小僧も一緒だ。何しろ俺は今喧嘩ごしモードなんだから。

  

 いや、今日はじめてのスタジオ行って、知識を持ってる事も大事だが、今ある知識に頼らず新しい事を探す事って大切だななんて話しを書こうと思ったのだが、それはまた今度。歩いて行けるところにタイコの叩けるスタジオがあったのよ。探さなきゃわかんない青い鳥。

 大人になって、小銭稼いで、いろんなことが出来るようになって楽しい。それは今日痛感した。でも、ちょっとした工夫を忘れてやしないか。金でカタがつくことは色々ある。でも、金で済むからっていってうっかり何かを忘れてないかな。金をかければ楽々。でも、もっといい方法ってあったでしょ。近いし安いし綺麗だし。いや、そんなに稼いじゃいないが、2,000円のスタジオ代くらいなんとかなる。でも既存ルートに甘んじず、よりよいところを探そう。ま、苦肉の策で探したらもっといいとこがあったんだけどね。ものごと困らないと真剣にさがしゃしないか。でも困って探すと意外といいところがあったりするのよ。今がベストだと思ってるでしょ。いやいや、探してないだけ。青い鳥って、いたりする。でも、今に満足していれば見つけた青い鳥は邪魔なだけ。

7/27 sat.

 そんなわけでケータイを替えた。何しろ俺のケータイはモノクロなので、替えよう替えようとは思っていたのだがやっと替えた。504が出たので503の値段が下がったのがきっかけ。

 ケータイ屋に行ってお値段を聞いてみると、503に替えるのなら2100円の手数料だけで済むと言う。今のケータイはもう丸々2年使っているらしい。思ってたより全然安い。504でも18000円でいけるというのだ。いっそ504にしちゃおうかとも思ったのだが、今プライベートケータイはメールマシンとしてしか使ってないのでそれに18000円もかけるのはもったいない。オフィシャルケータイをメインに使ってるので、オフィシャルでもプライベートでも電話はだいたいオフィシャルの方にかかってくるのだ。ならプライベートマシンも替えなくてもいいんじゃないかと思うのだが、あまり古いケータイはさすがにちょっとやなのだ。

 さて、新しいケータイは楽しいのだがメモリが全部移植できるわけではないので、結構メルアドとか打ち込み直すのが面倒。なんか前はケータイいじりとかって楽しかったのだが、最近はめんどくさいな。機能とかいろいろあるんだろうけど、どうでもいい感じ。なんかおっさん化してるぞ俺。着メロや待ち受け画面のダウンロードも有料なのか無料なのかよくわかんないし、iアプリがどういうシステムなのかもよく解らない。2年もほっとくとケータイも着々と進化して、俺は取り残されていっているようだ。パソコンをどう使ったらいいのかわからないオヤジの気持ちがちょっと解った。負けるもんか。

7/26 fri.

 実は俺は今週は余裕があった。余裕があったというか、ぶち切れたというか、やる気がないというか、まあぶちきれても追い掛け回されずにすんだので時間的に余裕があったことは間違いない。ツケはあとで回ってくるが、回す余裕があるってのは久しぶりの事。

 そんなわけで今日は久しぶりに会う友人との飲み会。3ヶ月か4ヶ月に一回くらい集まっている。久しぶりに会うとそれぞれが喋るのが忙しく、みんなの近況を聞いたり誰かがひとネタやるとあっというまに時間は過ぎる。なんかゆっくりネタをやるというよりもショートコントがどんどん続く感じ。ひとネタをじっくり喋ったりそのネタを練っていくという時間がない。それはちょっと残念。

 後輩が車を買ったというので、ちょっとショック。しかも、セブンである。まあ後輩といってもいい歳なので車くらい買ってもいいのだが、セブンというのが気に入らない。何故かというと、昔も後輩にセブンを買われたことがあるからだ。

 20代前半の頃、俺は安月給で、横浜の片田舎のワンルームの家賃を払うともう銀行残高が残らないような生活をしていた。一ヶ月の給料だけじゃ暮らしていけなかった。そんな頃二十歳そこそこの後輩の小娘が車を買ったのだ。彼女は自宅に住んでいたので、まあ俺の家賃分は余裕がある。だから車くらい買えても不思議じゃないのだが、その当時俺は、こんなに真面目に働いているのに車も買えず、しかもこんな小娘に先を越される俺って何のために生きているんだろうと思って、結構へこんだのだ。その時の会話を今でも憶えている。

「車って、何買ったの」 

「セブン」

一言言い切ったその「セブン」という言葉の裏にあるうれしさとか、自慢とか、思い入れとかがよく伝わってきた。彼女がうれしそうな分だけ、俺は切なかった。

 そしてまた後輩がセブンだ。なんか俺に恨みでもあんのか。だいたい俺はセブンっていう言い方が好きじゃない。サバンナのくせに。まあ俺の今の生活では車は必要ないし、車を趣味にするほど好きじゃないし。だいたい俺はスカイラインGT-Rを買わなきゃいけないので、他の車にかまけている暇はないのである。しかしGT-Rはもう新車じゃ買えない。どうしよう。

7/25 thu.

 暑い。この暑さは固体である。太陽の熱射とアスファルトの照り返しのもやもやした熱気の中をかきわけて歩かねばならん。うっかりすると熱気にはじき返されるかそのまま溶けてしまいそうだ。

 久しぶりにあった人に「やせたね」と言われた。なんかちょっとうれしかった。しかしお昼にオムライスを食べたら半分くらいしか食べられなかった。もしかして夏バテか、俺。ここんとこ飲みすぎで内臓が動いていないのは解るので、気をつけよう。

 昔は太りたくてしょうがなかったのだが、太るのなんか今なら簡単だ。水代わりにポカリを飲んで、酒は日本酒メインにして、仕上げに毎晩ラーメンでも食って寝ればあっという間だもんな。

    

去年の今頃さ 暗い小さなフロアで 二人飛ぶように踊り狂った

 去年の今頃、ちょっと切ない出来事があった。一年前のことなのに、もう遠い過去の事ような気がする。そしてどういう訳だか同じ様な時期に同じような事って起こるのである。

 同僚の子がやめちゃうのである。今日、いきなりオフィシャルメールでその通達はやってきた。ということはもう確定事項だという事だ。回りの子にも少し聞いてみたが、誰も知らされていなかったらしい。みずくさいじゃんって、言うほど奢ってるわけでもないのだが、オフィシャル発表の前にどっかから噂くらい聞いときたかったな。

 この子、ずいぶん世話になった子で、初めの頃も随分助けてもらったし、今でも頼りにしている。まだ彼女とは話をしていないし、メールも打っていない。どうしてくれよう。

7/24 wed.

Drink till I get my fill

 ぶち切れた。最近どうも気になっているというか、棘のように引っかかっている事があるのだ。どんなことかというと、例えて言えばたまに通らなきゃいけない道に放し飼いの馬鹿犬がいて、そいつが吠えて困るというようなこと。まあそれは解決するとかしないとかいう問題ではないので、なるべく考えないようにしていたのだが、考えなくても勝手に考えてしまうので、今日は考える事にした。

 するとだんだん腹が立ってきた。考えれば考えるほど怒りが増してきて、酒が進むにつれてどんどん腹がたってきたので、ひとりでうちで暴れてみた。もう怒鳴ったりそこら中蹴ったり、殴ったりしてみる。昔だったら俺の相棒のベッドがサンドバックになって付き合ってくれたのだが、今はウォーターベッドなのでそんなに強く殴れない。破裂しちゃうと困るもの。壁も少し蹴ってみるが、何しろうちは集合住宅、人様に迷惑をかけるほど蹴り飛ばせないので、一応抑え目に蹴る。

 そんなことをしたら気が納まるかというと、瞬間的には気がおさまる。しかし問題が解決するわけではないので、なんの解決にもならん。しかしストレスはためておくよりも小出しにした方がいいし、気になってることは堂々巡りで考えているよりも、死ぬほど考えてみるとある程度原因や対策もつかめてくるものである。

 結局さんざんひとりであばれて気がすんだ。解決策は「俺が弱気でいるよりも、今度喧嘩売ってきたら叩き潰す」と考える事であった。人間、強気で生きていた方が楽な場合もあるのである。

 しかし、後日別の解決策も見つかった。「いやな事は出来得る限り避けて通る」というやり方もあるし、俺の気がつかないところで「抜け道」もあるのである。ひとりで考えているよりもやっぱり人にいろいろ聞いてみるって大事なことだなと思った。意外と大事なことを見落としていたり、勘違いしていることもあるのである。そして当事者ってのは切羽詰ってるあまり客観的にものごとが見れなかったりするしね。

7/23 tue.

 今多分、いや今日のところは時間があった。なので今日は定時上がりでお直しに出していたスーツとパンツを取りにいった。お直しのパンツを出してもらってる間に店をうろうろしていたら、うっかりまたチノパンを買ってしまった。

 で、早目に帰ってくると部長様からケータイに電話がかかってくる事になっている。俺に時間があるときは、向こうにも時間があるってことか。まあ、同じセクション、タイムスケジュールは似ているし、呼吸が合ってるのかも。まあ時間がないと話す機会もないしな。俺は一息ついて早上がり、向こうは一息ついて俺に電話。まあ、それはそれでいいか。

丸山

 結局な。丸山はすごいな。久米のツッコミで面白い話を聞けたと思うけど、彼がいくら突っ込んだって、1,000円で手が動かなくなる程度の基準の話。久米のツッコミがいくら鋭く見えてもね。丸山は解りやすく言ってくれたけど、彼のプレッシャーと返答は次元が違うもの。全英オープンでワンストローク差で優勝を逃がした男の心情なんて、想像は出来るけどそれは俺達の想像以上で、やった奴じゃなきゃ実感できない。いや端から見たら言うんだってば、「応援してた方がくやしかった」なんて簡単に。笑ってくれる丸山は本物なんだな。俺も悔しくて、一瞬丸山優勝の夢見たけど、夢に見て、束の間手にしかけて逃がした悔しさ。ジ・オープンだぜ。ワンストローク差だぜ。そんな悔しさ、わかんねえだろう。

 笑いで答える丸山が頼もしい。余裕があるんだよな。余裕というか、自信というか、俺が一番というか。総合レベルでね。伊沢ごときじゃそうはいかないし、伊沢が言ったら俺が許さないがね。

 つまりなんというか、現役絶頂期の自信に満ちてる。全盛期の中山を見てるみたいな。結果的には、そして評価的には後期の方が良かったりするんだが、自分の自信のあるときには言いたい放題というか、面白いコメントをしてくれるあの感じ。世間の期待値が高くなっちゃうとなかなか言えないのかな。それは難しい。

 自信に満ちた楽しいコメントを言えるスポーツ選手って多くないし、絶頂期の時って、実は世間の期待値は高くない。それでも言って欲しい。プロなんだから。その時期は短いし、言える奴も少ない。俺はそんな奴が好きなんだろうな。

 丸山、中山、お、山つきで同じだ。それはおいといて、青木、荻原、嫌いだがジャンボ尾崎。日本を背負って、つまり世界に出ていける奴で自信があって、笑えるコメントがある奴が好きだな。世界を相手にしてて笑い飛ばせる奴。そんなにはいないがね。つまり久米宏が世界を笑い飛ばしてるのとは次元が違うんだよね。とりあえず今日は丸山の活躍と、世界観の差を感じさせてくれた丸山に乾杯して寝る。

7/22 mon.

 久しぶりに真面目に外に出たら、暑い。ホームで電車を待ってるだけで、だらだら汗をかく。そろそろ夏である。

 そんなわけで早上がりしてお直しに出してあるスーツをとりに行こうと思っていたのだが、和歌山は遠い。早上がりしたつもりだったのに、大阪に着いたらもう20時。もう店閉まってるじゃん。なのでとっとと家へ帰る。すると結構早上がりの時間。ゆっくり飲んでいるとそれでも時間はあっという間に過ぎる。日々早いな。ぼーっとしてるとどんどん歳とっちゃうな。いやとってるけど。こんなことでいいのか。

7/21 sun.

 よく寝れない。何故かというと暑いからである。うちのエアコンにはリモコンがない。なのでベッドから空調を調節する事が出来ない。するとどういう状態になるかというと、エアコンが切れると布団をはねのけて暑くて目が醒める、たまらずエアコンをつけると寒くて布団にくるまって寝るという繰り返しになる。全然快適じゃない。かといってエアコンつけっぱなしにするのにはまだ早いし、つけっぱなしで寝るとそれはそれでしんどいのである。

 そんなわけで一時間おきに目が醒めてしまったので、今日は早起きしてセーラームーンなぞを見たのである。

  

発泡酒

 俺は今まで発泡酒というものを飲まなかった。何故かというと不味いからである。俺はビールは基本的には好きじゃないので、まずいビールや発泡酒は飲めないのである。酒飲みじゃない人はブランデーとかカクテルとか甘口の飲みやすい酒しか飲めないが、酒飲みはレッドとかカスタムとかあの辺の酒が飲めるのと同じ感じ。つまり350mlの缶ビール一本くらいしか飲まないので、わざわざまずい発泡酒に落としてまで飲みたくはないのである。この辺値段の問題ではなかった。

 しかし、今年はとうとう俺も発泡酒を飲むようになった。何故かというと結構暑くて、毎日500mlを飲むことが多くなったからである。お値段を見てびっくりなのだ。うちの近所では350mlだとビールは安くて198円、発泡酒は128円。これはそんなに気にならなかったのだが、500mlになると結構お値段が違ってくるのだ。値段を気にしだすと気になるもので、128円ってあんた、缶コーヒーより8円高いだけじゃん。

 きっかけは「サン○リー炭濾過純生」を買ってみたら意外とうまかった事と、「極生」も評判どおりまあ飲めたこと。もともと味にこだわるビール党ではないので、まずくなければ一杯目のおしめりとして発泡酒も使えるなって感じ。俺が大人になったのか、それとも発泡酒が前より旨くなったのか。旨くなったよな。ブロイとかまずかったもん。もう少し発泡酒にチャレンジしてみる覚悟である。

  

 遊ぶっていう概念も意外と難しくて、夜遊びや酒飲みも遊びなんだが、スポーツや音楽も遊びだったりする。こと音楽の場合は遊ぶのが難しい。最近はカラオケですら新曲をチェックしとかなければならんが、バンドなんてやろうとすると、もはや遊びという感じじゃない。曲のスケールから奏法から頭に入れとかねばならん。

 ただちゃんと遊ぶってのは面白くて、難しい事ができるようになるほど面白い。ギターだったらこのリフが完コピにとか、タイコだったらこのオカズがとか。できるようになればなるほど面白いし、遊びとしては高度になっていく。ファミコンと違うところは、ファミコンは時間経過で誰でもレベルが上がっていくが、普通の事はレベルを上げる努力をしなければレベルは上がっていかないところだ。そして、レベルが上がっていくほうが遊びでもなんでも面白い。

 遊びなんだからどうでもいいんだが、レベルが上がれば上がるほど面白い。実は夜遊びでもそうなのよ。安くてうまくてサービスのいい店を探すってのは実は至難の技。いい店を知ってるってだけで酒飲みとしての格が違う。まして技術系の遊びだったら努力がいる。レベルが上がっちゃうともう下のレベルでは我慢できなくなる。しかしレベルを上げるのには努力が必要だ。そしてその努力が楽しく出来る奴だけがそこで遊べるのかもしれない。そんな事思う割に仕事はレベルアップしねえな。

 何が言いたいかというと、遊びなんだから基本的にはレベルなんてどうでもいいんだけど、遊んでるうちに高度になっていくとその方が面白いし、人間って、基本的には向上心のあるものなのかなと思う。そして偉そうじゃなくてもレベルが下のことは一線を画してしまうようになるのかな。そんな事もないか。みんなそこをくぐってきてるんだし。なのに俺はこんなに英語が好きなのに上達しないのはどういう理由だ。はっきり言って俺の英語レベルは昨日テレビで見た鈴木紗理奈レベルに負けている。これは結構ショックだったのよ。

 そんなわけで今日はタイコの練習。今日は真面目に練習帳にもとずいてやってみた。しかし俺のレベルは実は叩けるというほどではない。なにしろ俺の左足は常に踏みこんだまま。つまりハイハットが開かないのだ。これはどういうことかというと、ギタリストで言うとFが押さえられないということに他ならない。まあそんなんだったら初手から踏んでる必要もないんだが、F押さえられないギタリストっているかよ。左足がガクガクになった割には上手くなりゃしねえ。まあ、あきるまでやろっと。すぐあきるがね。

7/20 sat.

海の日

 祝日の土曜日。誰がどう考えたって、一日おやすみを損してる。きょうび学校だって土曜休みなんだから、土曜日の祝日も振替休日を作るべきじゃないのか。せっかく新しく作った祝日なのにだいなしじゃんか。でも先週は出番だったので、休みの日はなんでもうれしい。

 そんなわけで思うところあって今日はお部屋の模様替え。ほんとは風水とかなんか見てゲン良くしたいんだが、全然風水に興味がないのでただテレビの位置を変えただけ。だいたいうちはウォーターベッドなので、ベッドの位置も向きも変えられないのである。びくともしないもの。テレビの位置を変えるっていっても29型のテレビは結構重い。引きずったら畳が擦り切れてしまった。まあそんな事だけでも多少気分は変わるもの。ただ、まだ居場所になれない。

 今日から梅雨明けである。本格的な夏になる。しかし蝉ってのは梅雨明けが解るんだよね。あいつら梅雨明け間近になるとめちゃめちゃ鳴き出すもんな。しかし俺は田舎もののくせに蝉が怖い。掴めないもの。夏になると困るのである。先日もベランダのベンジャミンくんに勝手に止まって鳴いていたり、ドアを開けるとひとんちの玄関の前で死んでいたりする。しかも蝉ってひっくり返っているからって触ってみると急にまた鳴き出したりするのでタチが悪い。一回洗濯物を洗濯機にほりこんだら、洗濯機の中でミンミン鳴き出した時はびっくりしてどうしようかと思った。ま、木の上で鳴いてる分には夏の風物詩としていいんだけどね。

7/19 fri.

 帰りしな、待ち合わせがあるのに新人からとんちんかんな電話がかかってきて、ちょっとおこりモードになってしまった。明日の仕事の段取りのことをある人に伝えてほしいというのだが、困ってるのは解るけど、俺も忙しいし、そんな面倒で複雑なこと電話じゃ受けられない。おまけにどうして欲しいのかもよくわからない。だいたいそんなことは前日前に話つけとけ。

 だいたいがその伝言ゲームをすると、そいつ、俺、先方担当者、先方業者の4人を経由しなければならん。いくら俺がオフィスにいるからって言って、俺を介在する必要がない。そのくらいの仕事できねえのか。

 だいたい、今日俺は時間を割いてそいつに仕事のトレーニングをしたばかりなのだ。無論新人のトレーニングなんか俺の仕事じゃないし、基本的にする必要がない。仕事が出来るって前提で中途採用されてるんだから。もう半年も経ってんだから、そろそろまともにならねえのか。今日はちょっと親切にしてあげられなかったが、よく考えたら手取り足取りなんでも代わりにやってやってたら仕事なんか覚えねえしな。

 そんな訳で友人とそとめしワイン。今日は電車で帰ってきた。よしよし。

7/18 thu.

乾いたあとのマニキュアの色 虚しく夜を飾るだけ

 今日から半袖にした。梅雨明けまで我慢しようと思ってたのだが、着てしまった。半袖は快適。だいたい30度もある中でウールのスーツ着て炎天下を這いずり回るなんて、考えただけで変じゃん。

 オフィスワークって、なんでか結構すすまない。事務仕事苦手なんかな俺。そんなこともないと思うが。

 そんな訳で中途半端な時間に終わったので、晩飯を食うことにした。今日は餃子屋。久しぶりにひとりで食うせいか、ちょっと淋しかった。ひとりでの外飯はいろんなことを考えちゃうからね。出来あがって夜遊びをしないうちにとっとと帰る。とっとと帰ってきたらなんでかのってしまい、昔録画した音楽ビデオなんか見て夜更かし。

7/17 wed.

夢に喋りかけてくるバーテンダー 受話器を俺の前に置けば

 昨日年内に転職するっていうにいさんから電話があって、やっぱり人間チャンスは常に探しつづけてなきゃいけないかなとか、ステップアップするには歳相応の能力を身につけておかなきゃいけないななんて思った。なんだかここんとこダメ出しのようなアドバイスのようなものをよくもらう。自分でもよく解らんが後一年半の猶予を設けることにした。でも俺、真面目にやろうとするとひどい目に会う事がよくあるので、あまり環境を変えず、真剣にならず、地道な真面目さを発揮していかねばならん。一念発起した時にロクなことがあったためしがない。

  

懐かしの体重

 そんなこんなで痩せている。「痩せたね」って言われたので久しぶりに体重計に乗ったらほんとにやせていた。50kg台である。あと数百gで念願の40k台に突入する。いっそ搾るか。別にそんなにやせたいわけでもないのだが、48k台が長かったので、なんとなく俺のベスト体重は48kなのである。ウェストも少しへこみはしたが、おなかの肉も背中の肉もつまめるので、どこがやせたんだか正確にはよく解らない。やなやせ方。手首は少しやせたかも。

 もうちょっと頬がこけてくるとロックンローラーらしくなるのだが、アゴ回りの肉はあるんだよね。肝心なとこの肉は落ちてない。女性は余計そう思うかもしれないが、人間なかなか上手くはいかん。夏ばてでもないし、へたってるわけでもない。俺の身体がなにかやせる必要があるのだろうか。まあ、太ってた時は重かったし汗っかきになったので、このくらいでいいか。

7/16 tue.

 殺してやりたい奴はいくらでもいるが、どんな命でも死んだほうが良かったなって事は基本的には、ない。ただ、子供の虐待だけは死んだほうが幸せだっただろうなと思う。無論幸せに生きられるんだったらそのほうが幸せなことは当り前なのだが、そんな虐待を受けるくらいなら死んだほうが幸せだろう。子供の世界観は多分狭い。そんな世界観の中で虐待を受けるなら死んだほうが幸せで、その傷を旨に生きていくのも大変だと思う。願わくば、天国で幸せになれるよう。何があってもそんな親にはならぬよう。

7/15 mon.

 可愛がってもらってる兄さん筋と飲んだ。兄さんは出世してるし思い通りにやってるみたいだし、俺はといえばチンピラで、ヒラヒラの仕事をしている。でもなー、なんか勝ったような気がした。兄さんの強がりと自慢話がいつになく甘かったせいもあると思うんだが、そのやりかたも大事だが、今の俺のやり方は今の俺で間違ってないと思った。いや、ステップアップしていくアドバイスとか方法論とか、こんなことも聞いてみたいってのはいくらもあったんだが、なんか今日は違った。俺のほうが勝ってるとは思わないけど、俺のやりかたが間違ってるとも思えない。

 俺に少し思うところがあるせいなのか、今日は俺にも伝わる通り彼のほうが弱気だったのか、それはわかんない。でも俺は今日別のところで心配してたコミュニケイションがとれてうれしかったり、言わなくちゃいけないことを言えたり、俺がつまんないことを聞いても、意外と俺がにいさんだと思われてたり、そんなことを感じた。

 同じことを言ってても、立場を意識すると言いにくいこともあるし、馬鹿にされることもある。どのスタンスに立ってるかも問題だけど、どのスタンスに立ってても言うべきことを言えば回りの見方が違ったりするのかも。本当は回りの見方じゃなくて、感じたことをきちんと言えることが大事かも。でも、馬鹿にされるのは嫌なんだけど、ばかばかしいことほど真実をついてることもあるし。もうすぐ不惑の四十。言いたいことは言って、馬鹿にされたらそれは無知を知らされて勉強になるって思ってもいいかも。それは両立しにくいけど。

7/14 sun.

 ちょいと寝覚めが悪い。だからと言って気分が悪いわけじゃない。今日はおやすみなのだ。世の中土日もなく働いている人からすればおやすみをもらえることだってありがたい。だいたい昨日は俺も働いてたんだから。

 雑用を少しこなして、じーっとしている。「休みの日って何してるの」「じーっとしてる」「またぁ」とよく言われるが俺はほんとにじーっとしているのだ。ほっとくと日がな一日パソコンの前にいるね俺は。日記書いたり、家計簿つけたり、なんかしたりね。

 洗濯をしてると久しぶりにえりちんがベランダにきた。えりちんはこっちがビクっとすると向こうもびくびくするくせに、窓を開けるとどんどんうちに入ろうとする。ダメだってばーといってもおかまいなしでどんどん入る。今日はうちに入れたくなかったのでちょっと怒ってつまみ出した。3回くらい繰り返して窓を閉めても、にゃお、と言う。3分くらいしてベランダを見るととっとといなくなっている。だから猫ってのは信用できない。

 何かに追われてなにも出来ない時期、何かに追われてるからこそパワフルな時期、何かから逃げ出そうと別のことに逃避する時期、何かに夢中な時期。人生ってのはいろいろだ。人生パワフルな時のほうが面白い、でもそんなにパワフルだけじゃ生きていけない。でも、人間ってなまけがち。面白いことにだけでもパワフルであったほうがいいかも。

7/13 sat.

 そんな訳で酒が残ってるのでなかなか起きられない。俺があまりに起きないのでめいの優は話をする間もなく学校へ行ってしまった。

 ところで俺はすぐにも大阪へ帰らねばならん。何故かというと土曜日だというのに取引先の告別式があるからだ。俺のいでたちは生成りの麻のジャケットにブルーのストライプ、オフホワイトのコットンパンツ。こんなカッコで告別式に行く訳にも行かんので一旦家へ帰って着替えねばならん。

 東京駅へついてびっくり。新幹線の特急券が無効だという。のぞみで指定席を取った新幹線特急券は乗り遅れたらもう普通の新幹線の自由席にしか乗れず、のぞみにも指定席にも変更ができないことは知っていた。しかし、「有効期限は当日のみ」だということは知らなかった。つまり俺の昨日の特急券は紙屑と化してしまったのである。余計に金払ってんのに有効期限が短いってのはどういうことだ。7000円近くのぶっ飛び。これは痛い。しかしゴネても始まらん。一番早いのぞみで大阪へ向かう。

 しかしもたもたしていたので、大阪へ着いてももう家へ帰る余裕はない時間。14:00からのアポイントに新大阪へつくのは13:30。どうしようもない。家に帰って着替えて遅刻しようか、それともどこかで服を買おうか、遅刻するくらいならこのカッコで行っちゃおうか。誰も服装に文句言う奴はいまい。「平服でお越しください」って書いてあるし。しかし平服って礼服じゃないって意味だしな。麻のスーツは不祝儀の平服にはならんだろう。悩む悩む。名古屋くらいまで悩んでた。

 結局新大阪駅で白のシャツを買った。失礼ながらジャケットを脱いでさえいれば白シャツにネクタイ。コットンパンツはちょっとまずいが、まあ上半身はこれでありだろう。知り合いにあったら突っ込まれるかもしれないけど。

 そんな訳で式は淡々と終わる。大規模なので俺のことなんか誰も見ちゃいないし、大体人数が多すぎて会場に入れず、俺なぞ身内でも偉いさんでもなんでもないのでロビーでお式の中継を見て突っ立ってるという状態であった。何人か知ってる顔もいたが、向こうは気付いてないみたいだし、俺もカッコがカッコなので声もかけずにそそくさと帰ったのであった。

 ここんとこ酒浸りだったので、身体は結構きつめ。早めに寝るが眠りが浅い。

7/12 fri.

 朝歩いていると、なんかフリーペーパーを配っている。通りすぎながらちらっと目をやるとブルーススプリングスティーンが載っている。あわてて戻って一部もらう。Eストリートバンドと新譜を出してワールドツアーをやると書いてある。どうせ日本にゃこねえんだな。まあ今来ても行くかどうかわかんないけど。トンネルオブラブから全然聞いてないし。久しぶりに見るブルーススプリングスティーンは太って、かなりおでこがきてて、なんかカントリーでもやりそうなおっさんになっていた。まあそれはそれでいいか。俺もあの頃から比べりゃかなりおっさんだろう。スプリングスティーンひとりにいつまでたっても明日なき暴走しまくれってのは無茶な話だ。

 マックで朝ごはん。今日は会議。今日のいでたちは買ったばかりの麻のジャケットとブルーのストライプのシャツ。おニューの淡いブルーのタイにコットンパンツ。「マニラのいんちきサラリーマン」というテーマなのだが「車掌さん」と言われてしまう。ちょっと派手かなと思ったが、まあおおむね好評。

 久しぶりのCompany meetingなのでなんかあるのかと思ったら、ちょいとした大発表があった。それは秘密なのでまたおいおい。

 ランチにビール。そんなのありかと思うが、ランチのサービスドリンクにビールがついてるのでこれはしょうがあるまい。ビールとアイスコーヒーどっちにしますかって、アイスコーヒーっていう奴はいないだろう。まあ、酔うわけもないようなちっちゃなグラスであった。

 とどこおりなく会議は終わり、「ちょっとだけいく?」という話になる。俺は新幹線をとってあるので30分ほどしかいられないのだが、まあビール一杯だけ飲むことにする。ところがこれが話がすすんでしまって、というか俺がのってしまって急遽姉のうちに泊まってゆっくり飲むことにする。こんなことは久しぶり。

 酒飲んで仕事の話をするサラリーマンのことをあまりよく言わない人がいるが、俺はかなり好きだ。しかも大事なことだと思ってる。仕事中にしらふでグダグダ文句言ってる時間があったらその時間は仕事して、つまらん愚痴はアフターファイブにした方がいいと思う。

 仕事中は実務の話をする機会はいくらでもあるが、実務の裏の意味とか、それぞれの人がどう思ってるかとか、人間関係とか、オフィスじゃ聞けない情報とか、酒の席でもないと話出来ないことっていくらでもある。で、酒を飲みにいける人も限られている、つまり親しい人としか行けない。だからそういうコミュニケーションって俺としてはとても重要なのだ。酒飲んだときってぶっちゃけた話が出来るしね。しらふの人は基本的に酔ってないのですごい本音って出にくいと思う。

 そんなわけでかなり酔ったみたいで、俺の独演会状態だったかもしれない。大人数の飲み会だと、誰かが大ネタで仕切るか、あたり障りのない話題か、個別にそれぞれでネタをするかになっちゃうんだが、5人くらいだとまあみんなで同じネタを話せるのでこのくらいの人数の方が話しやすい。久しぶりにいっぱい話をした。楽しかった。東京出張は2か月ぶりだったので、ごぶさたのせいもあったかも。大阪ネタはちょっとやばいかなって考えちゃった。

 ちょいと一杯のつもりで飲んで、あっという間に23時。姉きんちでデジカメのインストールなどをして倒れる様に就寝。

7/11 thu.

 台風一過というほどいい天気ではなかったが、新幹線は無事に動いた。ちぇっ。まあ今日止まってたら明日朝一番の新幹線で行く羽目になるので、それよりましかと。

 もう仕事はないので新幹線の中で早目に缶ビールを飲んだら、すげえ効いた。あれはなんで効くんだっけ。ずーっと振動してるからだろうか。なんか密閉空間なので気圧の違いで酔いが回るって話も聞いたことあるんだけど、あれは飛行機か。

 今日は会議前の恒例のシークレットギグ。つまり飲み会。2ヶ月ぶりなのでけっこう楽しみ。しかしタイ料理店だったので食べるものがなく、ちょっと困った。久しぶりだったのだがなんかのりきれず、酒量の割に酔いも少なかった。おまけに結構高かった。根がワインでタイ料理というよりも、日本酒で塩辛というタイプらしい。小箱で他の客がいるのに、こっちだけ大騒ぎってのもちょっと気を遣った。いやもともと人の迷惑顧みず大騒ぎはしてきたのだが、なんかこの日は他の客、嫌だろうなーって妙に気になっちゃった。

 二次会代わりに久しぶりに恵比寿ラーメンを食おうとみんなで乗り込むが、もう時間が遅く、閉まっていた。かなり残念。しょうがないのでいつもの香月でラーメンを食う。

7/10 wed.

台風

 久米宏をはじめとする東京圏にすんでる奴が馬鹿野郎だなと思う時はこんな日。なんでも東京が中心で、世界も情報発信も被害も東京をベースにしか考えられない。

 台風にたいする奴の科白はこうだ。「関西の方は台風ショーを見てるような感じかもしれませんが」アホかお前は。大阪は朝から新幹線が止まってみどりの窓口は大行列だわ、「もっと窓口あけんかい」の怒号は飛び交うわ、駅員さんは払い戻しの説明に汗だくだわで、朝から大変だったのである。朝てめえらただの天気予報をのほほんとやってたじゃねーか。東京と羽田が止まってりゃ新大阪と伊丹が止まってるし、止まってるのはこっちのが先なんだよ。天気は西から、被害も西から。なっ、自分が被害にあって見ないと地方の被害ってわかんねえだろ。少し考えろよ。

 もう大阪は雨も止み、多分明日は台風一過。てめえらもう少しひどい目にあってろ。とはいえ明日は新幹線に乗らねばならん。動くのか。

7/9 tue.

広島へ行こう

 先月に引き続き、今日は広島へ行こう会の二回目。ただ仕事で行っただけ。なのに何故かアロハを買ってしまう。勤務中に○ームスへ行ってお買い物をするのはやめてください。

 ということで前から気になってたアロハがあったので、出張中で荷物になるにもかかわらずうっかり買ってしまう。どうせバーゲンにもかかってないし、大阪で探してももしかして売れちゃってたら困るし。ちょっと上品な感じなので下品な奴がもうひとつ欲しいかも。

7/8 mon.

美人と飲もう 2

 先週に引き続き、今日は美人と飲もう会の二回目。今日のゲストは外資系化粧品会社の美人プレス。しかも何故かサシ。調子くれてまたタク送。何度も言いますが、もうタクシーでは帰りません。飲み代はともかく、タク代は馬鹿げてるだけです。

 

 ということで美人とサシで飲んだのである。サシで飲むってのはよほど慣れた人じゃない限りかなり緊張するもの。しかも女性なので俺としてはうれしいような困ったような状況である。だいたい普段そんなに話をしてる人じゃないので、何の話をしていいかわかんない。前半はまあ仕事の話。思ったよりも気さくなひとで、特に天使が通ることもなく話は弾む。意外と話好きなのか、いや気を遣ってくれてたんだろうな。

 結構話は盛り上がり、ちょっと時間が早かったのでバーへ誘ってみる。噂に違わずお嫌いではないようでお付き合いを頂く。しかし俺のほうは結構酔ってしまって、何の話をしたか憶えていない。

 翌日この話を後輩にして、「愛が芽生えたらどうしよう」と言ったらダメ出しを幾つかもらった。

「どうせ仕事の話しかしてないんでしょ」

「2時間話して愛が芽生えないものは100時間話しても芽生えません」

「サシでごはんに行ったり、2軒目に付き合ってくれるってのは酒好きとかそういう問題じゃなくて、憎からず思ってるってことなので、ちゃんと口説け」

「後がないんだからとりあえず口説け」

「女性はなんでも口説け」

だそうな。まあよく考えたらサシで飲みにいくことってよほど親しくないとそんなにないしね。うーん、まあ一歩お近付きになったってことでよしとするか。などといってるので「詰めが甘い」と関係各位からお叱りを受けるのであろう。

7/7 sun.

七夕

 七夕だった。久しぶりに七夕に晴れていたので織姫と彦星もさぞや幸せだっただろう。久しぶりのスタジオへ行く。

下駄箱直す。

7/6 sat.

バーゲンツアー

 飲みすぎで胃の調子が悪いせいか、熱帯夜のせいか、バグのせいか、4時半頃から目が醒める。昨夜そんなに早寝したわけでもないのだが、二度寝もできそうもない感じ。別に無理やり寝る必要もないので起きる。夢見もよくはなくて、なんかさわやかな目覚めじゃない。せっかくの土曜日なのに。まあそんな訳で朝から日記など書けるわけだ。朝早いと一日は長い。

 ということでちょっとおひるねをしてから、かねてからお約束のバーゲンツアーに出かける。俺的にはそんなに気合入ってないのだが、最近気合が入っていなくてもなんだか買ってしまうというまことによろしくない状況が続いている。つまり、「すげー、これどうしても欲しいー」じゃなくて、「あ、ちょっといいかなこれ」くらいで買ってしまうのだ。まあバーゲン以外で服を買うということはまずないので、半年分のお買い物と考えればいいことはいいんだが。

 とりあえずコムデ○ャルソンへ。まだかと思っていたらもうやっていた。最近はもったいぶって遅くに始めるとこは少なくなったな。以前は○ールスミスや○ャルソンや○ギ系は一週間遅れくらいで第二弾で始めたんだが、のんきにしてられなくなったのかな。

 さて、めずらしく普通のスーツがあったので試着していきなり買ってしまう。バーゲン中はその場でお直しをしてくれないので、お直しにまた持ってこなきゃいけないのがめんどくさいが、しょうがないので買う。○ャルソンでまともなスーツが出ることってめったにないし。おまけにまっ黄色のシャツも買ってしまう。しかしやっぱここの店員は偉そうだ。まあデザイナーズ系だったら1、2を争そうブランドなので偉そうにしたいのは解るが、客商売なのでもうすこし考えてもいいんじゃねえか。まあ川久保怜も店員教育までは指示してはいまい。しかし、店員もめずらしくセール用のTシャツなんぞ着ていた。それはありなのか。そんなにやる気ならもっとタマ出してこい。

 いきなり大物のスーツを買ってしまったので、予算激減。つづいては○ルックスへ。しかしなんかしょぼい。いつもの半分くらいの規模しかないぞ。まだ3日目だってのにそんなに売れちゃったわけじゃないだろう。たいした出物もないのでチノパンとタイを一本買う。チノパンをダブルにしてくれって言ったら、ドレスチノじゃないので普通のステッチの方が良いといわれてしまった。でもそんなに作りかわらねえだろう。どうせチノパンなんだから。ということでいやがる店員を押さえつけ無理やりダブルにしてもらう。

 続いてはE-maである。ここは最近出来たので、今回始めてである。いわゆるセレクトショップってのがいくつか入ってて、なかなかご繁盛の様子。

 俺としてはお目当ての○ップスへ向かう。今回俺は仕事で使える夏物のジャケットってのを探しているのだが、ほんとにどこ行ってもないな。プロパでも売ってないし、ブレザーすらない。ウールのジャケットって流行ってないせいかな。それとももともとニーズがないのか。なんか凝ったデザインのジャケットは結構あるのよ。でも、そんなへんなカジュアルジャケットがニーズがあるとも思えない。そんなの来てる奴あんまりいないだろ。

 ちょっと悩んでシャツを買う。シャツはいっぱい持っているのだが、おニューのシャツもたまにはいるだろ。ストライプのシャツと無地のシャツとさんざん悩んで結局両方買う。大人買いである。どっちかにしようとずいぶん考えたのだが、どっちを買ってもどうせあとで欲しくなるような気がしたので買ってしまった。ほんとはそこできちんと悩まないと美意識も財布の紐も緩んでくるのだが、まああって困るものではないし、どっちもスタンダードなものなのでいいことにする。ついでにちょっと変わったタイも一本買う。

 どうでもいいが、タイも最近贅沢である。昔はバーゲン価格で6000円もするタイはさんざん悩んで買って、安い奴を何本か買うというパターンだったのだが、最近なんか安いタイがない。で、うっかり買っちゃうもんだから買っても締めないってタイがちょっと増えている。タイとしては気に入ってるけどスーツと合わないとかね。以前はもう完全になんにでも合うような基本的なストライプしか買わなかったのではずれってのがなかったのだが、最近派手な色ばかり買うのでちょっと困っている。歳をとると派手になるってのはほんとである。

 そんな訳でバーゲンツアーは終了である。予算もほぼ終了。あとは今年用のアロハを一着買って終わり。どうかもう出物にあたりませんように。いや出物があればそれはそれでいいんじゃねえのか。

7/5 fri.

 まあ俺は最近中田とわだかまりが溶けたので中田の話。トルシエか俺は。中田はサッカーに関してはスーパーエリートだと聞いたことがある。つまりアンダー17とかオリンピックとか年齢縛りがある中で、世界レベルであまねく活躍してきたのは中田くらいらしいのだ。まあスーパーエリートで、セリエAにも行って、ワールドカップで活躍して、それはそれでいいのさ。

 でもそんなすごい奴が、なんでベルマーレ平塚にしか行けなかったんだろう。だってあんた、ヴェルディでもなくて、鹿島アントラーズでもなくて、平塚よ平塚。いや中山ももともとは二部のヤマハだったけど、そんな鳴り物入りの奴がベルマーレだもんな。まあ、すごい奴はどこにいてもすごいんだろうし、例えばイチローもジャイアンツじゃなくてオリックスだし、そんなこともあるんだと思うけど、なんか解せん。

 そういう意味では所属会社より個人で能力に優れていればステップアップするのかなと思うし、でもメジャーじゃないとこで自分の力量を示すのはもう有り余るくらいすごい能力があるのかなとも思うし。

 そんな事いうと過去の実績なんか関係ないかなとも思うし。例えばうちは学閥なんてものとは無縁の会社なので、今の本人の実力しか意味がない。過去の職歴もあんまり関係がない。とすると、すごい奴がすごい履歴を持っているとやっぱり経験値がある人はすごいねーって話になるし、すごい奴がたいした履歴をもってないと、やっぱり才能だねって話になんのかな。結局物事って、どうにでも解決がつけられる。

 過去がすごきゃ、やっぱり経験だねって言われるし、過去がなきゃ伏兵現るっていわれるだけだし。履歴だけすごい奴って実は掃いて捨てるほどいるしね。履歴やスペックはいいのに役立たずって奴は死ぬほどいる。王道に行けなかった奴は全部そんな感じ。

 俺は多分中田のやりかたが好きじゃない。ピッチの中では先輩だろうがなんだろうが呼び捨てにするっていうのが嫌いだ。例えば俺が社長を「マイク」って呼び捨てにして、それが英語社会ではありだとしても俺はちょっと嫌。だいたいあいつイタリアに行く前からそういうやり方をしてたみたいだし。

 たとえ俺が今年下の子に、「ちゃん」付けで呼ばれたりニックネームで呼ばれたり、「荷物送っといてください」とか「明日開けといてください、仕事頼みたいんです」ってパシリ扱いされてるとしても、タメ口はともかく、呼び捨てはちょっと嫌。

 中田の呼び捨て方法論に賛同する中田より年上の人の意見を聞きたいものだ。ガキはダメよ、基本的に世の中なめてんだから。しかし稲本とかまだ年でいったら大学生なんだな。まあ若いうちに社会人として世界観を構築せざるを得ない立場の奴らとはなんか違うんかな。サラリーマン社会とは違うんだろうな。まあ俺のほうが遅いっていえば遅いけど。

  

 ちなみに昨日クライアントのおねーちゃんとうちのメンバーで飲んだんだが、その時同席した最年少の小娘の科白。「なんか、うちの会社のみなさん敬語なのに、クライアントさんだけ誰にも敬語じゃないのが面白いですよね」とのこと。ちなみにクライアントのおねーちゃんと俺は10歳以上俺のが歳上らしい。

 まあ接待って訳じゃないので敬語ばっかり使ってたらお互いくだけないし、俺的には女の子は客に対してじゃない限りは敬語なんか使わなくてもいいかなと思うしね。それはそれでいい。おれんちの年下の女の子達、俺に敬語で喋らないし。まあうちは基本的にお笑いシステムをとっているので、年上だろうが年下だろうが先に入社した方がねえさんにいさんなのでいいんだけどね。

 ただ最近年下の子に、「言葉、丁寧過ぎますよ」って注意されるのもどうかと思うが。

   

 ところで今日、俺の中で何かが壊れた。というか何かが切れた。二日酔いのせいもあるのだが、今日は一日壊れていた。このバグは果たして治るのか。フリーズしたままになるのか、どこかへ暴走するのか、それとも再起動で直るのか。最近日々マンネリなので、どこかへ暴走するのも面白いかも。

7/4 thu.

 今日はすばらしい。なにしろ美人二人との飲み会なのだ。なんかなー、とにかく美人なのよどっちも。しいていえば田中裕子系とシンディクロフォード系の美人。しかも向こうからお誘いを頂いたのよ。

 まあネタばらしすると仕事がらみなんだが、仕事がらみだろうがなんだろうが可愛いおねえちゃんと飲めるのは楽しいに決まっている。こんなこともあるんだなーという感じ。口説くのは大変だが、知り合いじゃなければ普通こんな可愛い小娘と飲むきっかけもないだろう。たまにはいいこともある。だってあんたきょうびキャバクラ行っておねえちゃんのおっぱいのサイズを聞くだけでも札が何枚も消えていくっていうのに  それはさておき。

 まあ、初めて飲むのでネタ選びが難しく、基本的には仕事の話に終始する。ただ、飲んでみないとわかんないもんで、このおねえちゃん、ヘビースモーカーの上にワクなのだ。酒は強いとは聞いていたが、ザルなんてもんじゃない。ワクよワク。俺なぞもうベロベロ。

 クライアントさんなので、やっぱりかなり気を使った。俺、酔うと何言い出すかわかんないし。でも楽しかったなー。

7/3 wed.

 久しぶりに早上がり。定時間際、仕事をひとつこなしてそのままバーゲンをのぞく。うっかり買い物をしてしまい、いかにも「バーゲンで買い物をした」紙袋をもらってしまったのでもうどこへも行けない。

 ちなみにのぞいたところは○ールスミス。ここ、普段はあんまり出物がないのだが、今回は生成りの麻のジャケットがあったのでうっかり買ってしまった。しかもダブル。仕事でもなんとか使えねえかなと思ったのだが、よく考えたらダブルの麻のジャケット着てるサラリーマンなんかいねえだろ。あと、シャツとTシャツを買った。

 うろうろしていたらやる気がなくなってしまったのでついでに○急のバーゲンものぞくことにする。初日のブランドもあるらしく、平日なのに結構混んでいる。ここでもまた○ールスミスをうっかりのぞいてしまう。さっきさんざん見たはずなのにまたTシャツ2枚とポロシャツを買ってしまう。そんなに高いものではないのだが、財布のひもってゆるみ始めるとどんどんゆるむのでちょっと注意が必要かも。まあ、私服で気に入ったものってそんなにないし、ここんとこあまり買ってないのでたまにはいいかな。

 お買い物をして帰ってきてもまだ21時。定時上がりってなんてすばらしいんだろう、などと喜んでいたら昔の後輩から電話。まだオフィスにいるという。まあ俺も普段だったらオフィスにいる時間だけどね。でも俺は今日はもううちでビール。毎日こうだといいのにな。

7/2 tue.

幸せはこんなとこにある

  

 楽しかった。期待以上に楽しかったわけではないけど、久しぶりに楽しかったのよ。

 人を楽しませるのには資質が要る。でも資質だけではそうはいかない。資質があって、なおかつエンターテイメント性がなければなかなか楽しませてはもらえない。資質があっても努力がいるので、資質がない人はもっと努力がいる。逆説的にいえばその方が面白いこともある。俺はその楽しさを伝えようと一生懸命になったが、伝わったかどうかは疑問だ。でも、俺は楽しかったし、楽しませてもらった。幸せにしてもらえてよかったじゃねーかよ。

 つまりなー。デルモさんになるにはタッパがいる。でもタッパってのは最低条件で、美人だったり、個性的な顔だったり、業界を渡っていく術が必要だったりする。資質だけじゃ生きていけない。

 しかしベシャリが立てば、それはそれで別の道があったりする。資質や才能ってのは持って生まれたものだが、それだけじゃ人間食ってけないなと思った今日この頃。

 幸せを感じるのには能力がいるが、幸せにしてあげるのには努力がいるなと思った。とりあえず、今日は幸せにしてもらったので、幸せ。

  

 なんかみんながちょっとずつささくれ立っている。そんな時こそのんきな感じが必要だと思うんだが、「こんな時に何のんきなこと言ってやがんだ」って言われそうでなかなかそうもいかない。

  

 最近一押しの科白。

「てめー、30過ぎてまだそんなこと言ってやがるか」

「おお 何歳になっても言ってやりますよ」

歳の問題じゃねえし、何歳になっても分別くさくなってわかった風なことを言うより、へんに呑み込まずに言いたいことを言える奴でありたい。そんな男にわたしはなりたい。

7/1 mon.

 昨日のワールドカップ決勝戦。後半中盤で倒れるように寝た。それはもう久しぶりに気持ちよく吸いこまれるように寝た。あっと思って途中で起きて、ニュースなどみたが、結局は寝たり起きたりで朝まで寝た。都合10時間は寝たな。

 ブラジル対ドイツは、面白かった。レベルは日本と多分格段に違うかも。

 ブラジルとドイツの差を例えていうと、ドイツは老舗で、ビッグバンドでクラシックをやってるような感じ。作戦と調和をよしとするように見えた。ブラジルは同じビッグバンドでも、ジャズっぽい。アドリブありいの個人技ありいの、ひとりひとりのテクニック丸出しの自慢大会なんだが、ビッグバンドとしても完成してるみたいな。

 だからといってどっちが優れているというわけでもない。今回はブラジルのジャズ的個人技的方法論が勝ったが、ドイツのクラシカルハーモニー的方法論の方が完成度が高ければドイツが勝つだけだ。方法論が違うだけで、音楽としてもサッカーとしてもどちらが絶対的に優れているということはない。

 そんな訳でビール一杯といって2時間くらい飲んできた。だって20時から仕事で汗だくであがって、ビールも飲まずに帰れないじゃん。


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