泣かなくていいんだよ。何も悲しくないんだから。でも、泣きたいときは泣いてもいいかも。心が晴れるんならね。泣きたいときは泣くのが一番。だって、泣きたいんだもん。

　久しぶりの神戸。やっぱ神戸はおねえちゃんの顔が違うな。大阪よりもちょっとおねえさんが多いと思う。神戸といえば神戸牛である。ステーキを食おうとオークラへ行ってみるが禁煙なのでやめる。ワイン飲んで、肉食って、煙草が吸えないなんて一種の拷問である。オリエンタルへ行ってみると１時間半待ちだと言うのでやめる。三宮のステーキ屋でやっと肉にありつく。肉ぐらい普通に食わせやがれ。ステーキ屋はカウンターで目の前で焼いてくれる店。こういう店は久しぶり。おいしかったけど、サーロインはちょっと脂がのりすぎてた。フィレくらいでよかったかも。

　21時から仕事。23時頃終わる。金曜の週末、仕事だからありだけど、ね。忙しいときもあんのよ。

　細かい仕事は確かに大事で、それが出来ることはすごいんだけど、どうでもいいような気もする。出来ることがいろいろあって細かいことが出来るのはすごいけど、そんなつまんねえことに気をとられてんじゃねえよ。といいながら細かいパネル作りなどする今日この頃。

　くだらないことは俺の仕事じゃないし、会社から求められている仕事でもない。と思い込んでせざるをえないのだが、実は客のリクエストに応えることが業界で生き残っていく要因なのかもしれない。会社じゃなく、俺がね。

　大阪は、好きじゃない。こんな台詞は大阪の子が言うのならばアイロニカルで素敵なのかもしれないが、俺が言っちゃ洒落にならんのかもな。大阪の子じゃないし、大阪に住んでるよそ者だしな。

　外食は控えていたのだが、どうしてもビールが飲みたくて、立ち飲み屋に行くことにした。別にゆっくり飯が食いたかったわけじゃなく、ビールが飲みたかっただけだからだ。立ち飲み屋に行く途中、イタ飯屋があった。立ち飲みよりはペペロンチーノとビールも良いかと考え、そっちに入ることにした。

　別に洒落たイタ飯屋じゃない。シェーキーズと同じ程度のピザ屋さん、てな感じ。一番隅っこに案内されると、ちぇ、隅っこかと思うような、ああ、すみっこのが気楽だなと思う気持ちと半々。まあビールが出てきたらご機嫌になるんだが。

　隣のおねえさん二人組。わりと早い時間なのに、女の子二人でワインクーラーに入った白ワインをあけている。なんかいい感じ。そんなに派手な感じでもないし、美人でもない。でも、楽しそうだ。若くはないが、俺よりは若い。お出かけ風の服装をしてて、ダンナの話なんかしてるとこ見るともう主婦なのかな。片方の悩みとも愚痴ともつかない話をもう片方がふんふんと聞いている。彼氏のせいかな、男と女の違いかな、なんて話や、大学の頃までさかのぼった話をしてるとこ見ると古い友人なのかもしれない。

　随分ゆっくりした空気が流れているのは何故かと思っていたのだが、ふと気がついた。片方の子は東京弁だったのだ。しかも「じゃん」まで使うのだが、わりと綺麗な東京弁。関西弁にも綺麗な関西弁はあり、東京弁だけが優雅だとは思わないが、久しぶりに大阪で聞く東京弁はとても綺麗に聞こえた。多分、その子の喋り方が優雅だったんだろう。

　だからどうなんだってことはない。そんなことがあったっていうそれだけの話。少しだけ、楽しかった。

　暑い。残暑がやってきた。暑いからっていって今さら夏物が売れるわけじゃなし、どうせ冷夏なら早く秋にならないと秋物が売れないっちゅうねん。朝から久しぶりの京都。京都駅は俺の知ってる京都駅ではないが、なんだか懐かしい。

　初心に戻るというか、一からやり直してもいいような気がした。俺を取り巻く環境は随分変わったが、実は俺はあの頃と変わってやしない。そりゃ少しは変わった。自分で食えるようになったし、なにかしらの経験値も増えたし、第一もう先が見えるくらい歳をとった。

　でもね、知ったかぶって偉そうに喋ったり、金のために悪くもないのに頭下げたり、そんなことができるようになったのは素敵なことだけど、ほんとのところは変わってないと思う。だから、元に戻ってもいいんじゃないかと思った。世間で生きていく知恵はほんの少しだけ身につけたかもしれないが、俺はもっと楽な俺でいてもいいような気がした。給料は仕事代じゃなくて我慢代だって言葉に説得力はある。今のギャラも捨てられない。でも、俺が俺だった頃の俺に戻ってもいいような気がした。もちろん今の俺も今の俺で、俺であることには違いない。逆にその頃の俺に戻れるわけもない。でも、俺が変わってないなら、そんなに無理しなくてもいいんじゃないかな、なんて思った。

　青くせえ。俺は厚顔無恥の大都会で錬金術の腕を磨くのに必死なんだよ。学生のノリで生き延びていけるかこの野郎。

　一年ぶりくらいにファミコンソフト屋へ行った。前回立ち寄ったときにはまだプレステソフトが幅を利かせてたのだが、もはや８割がたプレステ２のソフトでいっぱいになっていた。セガサターンもスーパーファミコンもどこへやら。時代はあっという間に変わる。別に振り回されるつもりもないが、俺の知らないところで時代は変わっている。かまわんが、ちょっとだけ悔しい。

　アイロンをおろした。アイロンは結構効くなー。皺がのびるのびる。ちょっと怖かったのは、アイロン台を動かすとき、５秒くらいアイロン台にアイロンを伏せて置いといたら、あっという間に焦げができた。なかなか強力である。恐るべしスチームアイロン。

　しかしアイロンがけって意外と難しいな。裏表どっちからかければいいかわかんないし、変にかけるとかけたとこは皺になるし。でも、かけるとかけないとは天地の差。つまんねえクリーニング代を払わなくて済むかと思うと、何かに勝ったような気がする。凝るぜ、アイロン掛け。

　何もしない日。パソコンで遊んで、洗濯をして、あ、ゆっくりしよ、と思ってたら一日終わった。あれもこれもしたかったけど、別に後悔はない。ゆっくりしたくて、ゆっくりできて、それで一日が終わっただけだ。それで俺が元に戻れば、満足できれば、それでいいし、それでよかった。のんびりのんびり。

　何も出来なかったけど、のんびりできてよかったです。

　魔女のペリカン便という映画で、魔女が魔法が使えなくなるという件があった。魔女が魔法を使えなくなるということが、気になってはいたが、他人事だった。凄い事なんだろうなとは思ってはいたが、俺、魔法使えないしね。

　何年か前、天才が、その才能が、いや才能と思ってたものがある日突然なくなる恐怖は凡人には理解できないだろうなって話を読んだ。

　同じことだ、ということが最近わかった。我々凡人にも似たようなことはあるのだ。今まで出来ていたことが急に出来なくなる恐怖。昨日までうけてたネタが今日はうけない。昨日まで使えた口説き文句が今日は通用しない。レベルの差こそあれ、そういうことだろう。魔女も天才も、初めから魔法を使えたわけじゃない。努力して培ってきた魔法がある日突然使えないのは、レベルこそ違うが、凡人にも起きること。高いレベルと低いレベルではあるが、魔女が空を飛べないことと、急におねえちゃんを口説けなくなることは同じかもしれない。

　なんか知り合いが自律神経失調症になったという話を聞いたら、俺まで力が入らなくなってしまった。まあ今週は単なる夏休みボケだと思うのだが、やる気ってものが出ない。まあもともとたこの骨程度しかやる気はないタイプなのだが、骨抜きのたこのようにやる気が出ない。

　そんなわけで久しぶりに夜遊びへ向かう。無駄金を使ったがほんの少しだけ気が晴れた。

　ここんところくでもない仕事が多いわけだが、今日はわりと前向きな話。世の中にはいろんなケースがあって、今までそっぽ向いてたのに急に前向きになったり、うまくいってたものがあるきっかけで急にうまくいかなくなったりする。不思議なものだ。

　上司を使うのは部下の仕事、ということで普段まったく仕事をしていない上司を使ってみることにしたのだが、こいつが実は使えない奴。というか能書きはそこそこ言うが、実際にやらせようと思うと面倒な仕事からは見事に逃げるし、責任問題になるとすぐ逃げ出す。サラリーマンとしての責任回避能力は見事と言わざるを得ない。仕事を頼むと最初はいいよというのだが、込み入った話だとわかるとすぐに話をそらし逃げようとし、それでもやらせようとすると逆切れして説教をしだすのだ。年に1回くらい仕事したらどうだこのやろう。まあ、今回は多少役に立ったが、こいつは報告と結果が実はとんでもなく違う場合があるので気をつけねばならん。まあ、そんな奴に頼まねばならん俺の力量のなさもどうなの。いや、とりあえず役に立ってもらったのでありがとう。

　昼飯にステーキランチを食っていたらなにやら電話がかかってくる。ケリをつけた話が終わってなかったらしく、なにやら不穏な動き。クライアントに電話をしてみると、なんだかぜんぜん違う話になっている。まいった。飯が喉を通らないなんて経験を初めてした。もうほんとに喉を通らないのよ。まあ、肉がでかかったせいもあるかもしれないが。

　めちゃめちゃ滅入ってしまって知り合いに電話をすると「なんとかなりますよ」と言われた。のーてんきな科白に聞こえるが、これに俺はとても救われた。しばらくするとまるで魔法のように解決策が降ってきた。うーん、ほんとに何とかなった。これはすごい。

　恐ろしいほどの滅入り方が急に解決したと思ったら、次から次へとクレームはやってくる。久しぶりに仕事でえらい剣幕で怒鳴り込まれた。まあ、仕事なので何言われたっていいけどさ。怒鳴り込まれたところでお前の心象が悪くなるだけだし、実際に取り引きを見直そうと思ってるのはおまえんとこじゃなくて、俺のほうなのよ。わかんないのかな。わかってるんだったら強気で出ても無駄だぜ。客だからって何でもわがままが通ると思うなよ。こっちは客以上にわがままなんだからよ。まあ、こんなえらそうな商売もどうかと思うが、それを押し通すのが俺の仕事だ。なんか俺、壊れそう。

　観客動員数は無理だろうけど、テレビの前でYMCAをやらせたら西条秀樹の右に出る奴はいないと思うな。

　今日サザンを見たせいか、サザンだったら15万人は楽に動員できるだろう。俺の記憶ではグレイの20万人が史上最多なんだが、ルナシーでも10万人は集められたんだ、その気になったらちょいとした奴なら10万人くらいいけるだろう。いや無理か。長渕なら信者集めて10万いけるかな。拓郎でも7万人くらいいけるだろう。小山じゃ渋公が関の山だろう。、何人だ、2000人くらい入るか。今一番観客動員できる奴って誰かな。アメリカだったらスプリングスティーン、まだいけるのかな。暴威ワンナイトで再結成したらもっといけるかな。山口百恵じゃ無理だよな。

　動員人数は今の人気に左右されるが、テレビの前で釘付けにして自分の持ち歌の振り付けをさせるのはおそらく西条秀樹の右に出る奴はいない。これが郷ひろみのお嫁サンバでも、八代亜紀の雨雨降れ降れでも、ピンクレディのペッパー警部でも無理だと思うのだ。振り付けじゃなくて合唱でもいいや、日本中を巻き込めるのは西条秀樹のYMCAだと思う。他のご意見あったら教えてくれ。今俺はYMCAが天下無敵だと思ってる。

　夏休みが終わっちゃう。今年はことさらいい夏休みだった。

　なんだか知らんが、「ああ、明日から普通に仕事のことを考えてもいいんだ」なんて仕事モードの俺がいることは確か。仕事がしたいわけじゃないけどね。

　日常が始まる。そして日常があるからこそ非日常が楽しいことを俺は知っている。毎日バケイションが続けばそんなに素敵なことはないが、俺は大金持ちの隠居さんじゃないのでそうもいくまい。

　楽しく生きていくために、がんばる。できればがんばり過ぎない程度にね。夏は好きだが、お盆が過ぎれば夏は終わっちゃう。でも日々は続くし、俺は生きていく。そして、それでいい。愛してる。何を。俺が愛してるすべてのものを。

　アイロンを買う。ずーっと欲しかったのだが思い切って買うことにした。何しろコットンパンツをクリーニングに出すと400円もかかるのである。20回もクリーニングに出せばアイロンは変えてしまう計算なのだ。なので俺は買うのだ。暑かろうがめんどくさかろうがもうチノパンごときに400円も出すのは嫌なのだ。

　アイロンは8000円くらいで買えたのだが、アイロン台を立ってでもかけられるという脚の長い奴を買ったら10000円もした。そのへんはどうなの。

　久しぶりに京都へ行く。2年ぶりくらいである。近所にいるのに仕事でもないとなかなか京都くんだりまでは行く機会がない。4年も住んでいた懐かしの土地だというのに、仕事で来るようになってからはあまり好きじゃなくなった。

　今さらながらキャプテンサンタのTシャツなぞ買う。こんなものに凝ったらはまっちゃうんだろうなー。いや俺ははまらんと思うがなんかひとつ欲しかったのである。キャプテンサンタって昔トレーナーとかがめちゃめちゃ流行ったボートハウスがやっているのである。会社名はジョイマークだっけか。なかなかいい商売をしているというか、うまいことやったなーという感じだ。

　ミウラアンドサンズはシップスになって結構大きく商売しているし、ビームスもしかり。クルーズなんて今あるのかな。生き残っていく秘訣はなんだろう。確実な商売か、拡大か、センスか、無茶か、意地か。

　この日はうちでゆっくり。仕事、ちょっと残していたり問題があるままおいてあるので、結構仕事の夢を見る。でも、お盆に入ったので電話はかかってこなくなり、ひと安心。気がかりだった仕事だけを少し片付け、あとはへらへらする。

　さて、ゴルフ三昧の日々である。ゴルフをしないとどこへ行くかというと、ゴルフショップへ行くのである。今の悩みは5番ウッドか7番ウッドを買おうかどうしようか考えている。悩みというか、ただ単に欲しいだけなのだが、ほんとにゴルフ漬けの毎日である。

　なのでフェアウェイウッドを試打してみる。うーん、俺ウッドはあんまり得意じゃないのだが、結構当たるし結構飛ぶ。これがあるとゴルフはもっと簡単になるんじゃないのかな。あとはグローブを買ったりする。

　心配していたとおり朝からどしゃ降り。なのに今日もゴルフなのである。ゴルフ三昧である。朝方は「あー、こんな雨の中ゴルフしたくねえ」ってくらい降っていたのに、出掛けてみたら結局天気は何とかもって、傘も差すこともなく、18ホール回れた。おまけに100も切れた。ベスグロである。なかなか充実したゴルフであった。終了後ドライブがてらアイスを食べに行って、晩ごはんは焼肉。

　おひるまで寝て、ご飯を食べて、ゴルフ場へ向かう。午後からのハーフプレイ、薄暮プレイって奴である。なんとも優雅なもんである。これがおやすみの醍醐味である。ゴルフのある生活はなかなか楽しい。

　アイアンが飛ぶのはいいのだが、当たったときに今までと2番手くらい違うのでどうも飛距離がつかめない。なのでプレー終了後またしても練習場へ行く。練習場だと今までの番手より20ヤード近く飛んでいる。もう少し、当たりと飛距離がなじまないとクラブ選択が読みにくいな。

　ケータイの留守電を「本日お休みを頂いております」に変えてあるにもかかわらず電話ってのは結構かかってくるもの。ほんとにケータイってのは暴力的なメディアである。いや切っときゃいいとも思うんだけど、お休みってことをわからせなきゃいけないし、オフィシャルのケータイなので後でなんで出ねえんだってクレームになっても困るし、トラブルがあっても困るので一応毎日確認はするのである。かけるのには便利なんだが、お休みのときはほんとに休んだ気がしない。だから世間様の休みに乗じて休まねばならん。ケータイをもたずにすむ商売の人がほんとにうらやましい今日この頃。晩ごはんは新しく開拓した居酒屋。

　そんなわけで朝からゴルフである。いい天気で絶好のゴルフ日和である。スコアのほうはまあまあ。変えたアイアンもなかなか調子がよく、今までより1番手か2番手くらいよく飛ぶ。結構うまくなっちゃうかも。

　いや台風が来ることはわかっていたのよ。テレビで台風のニュースをやっていて、大変だなーと思っていたら、てめえが大変なことになってしまった。田舎へ帰ろうと思って新宿へ行ったら中央線が止まっている。なんじゃそりゃ。珍しく指定席まで取ってあるというのに。

　明日朝からゴルフなので今日中に帰らねばならんのだが、14：30までは復旧の見込みがないという。困ったもんだ。一瞬軽いパニック状態。長野新幹線で長野回りで帰るか、東海道新幹線で名古屋回りで帰るか。どっちが近くて早いんだかよくわからない。

　てなわけで新幹線で名古屋回りで帰ってきた。金額は結構張ったが、時間的にはそんなに時間がかかったわけでもなかった。おまけに田舎までの新幹線も特急も指定席がとれたのでゆうゆう座ってこれた。まだ帰省ラッシュにはちょいと早かったせいかな。真昼間だったからかな。まあ無事帰郷。これで本格的な夏休みである。

　帰ってくる早々ゴルフの練習へ。明日ゴルフだし、アイアンも変えたので調整をせねばならん。アイアンは絶好調で、なかなか相性がよさそうだ。晩ごはんはおすし。

　朝から東京へ向かう。月に一回の東京会議。仕事が終わらず、もめごとが合ったりしてかなり忙しい。会議後同僚の送別会。またひとりいなくなる。で、このご時世人員の追加はないわけさ。働く奴はより忙しく、仕事にあぶれている奴は職がない。なんか間違ってるような気がするが、これが不景気って奴なのかな。

　帳尻あわせにヘロヘロ。休みになるのに仕事終わっていない。どうしよ。

　夏休み前なのでいろいろカタをつけておきたいことがあり、わりと真面目に仕事をする。嫌だなーと思ってたことが穏便に済んだり、いつもうまくいかないことはやっぱりうまくいかなかったり。それでも真面目にやってるといいことあるなー、なんて少し自分の仕事に満足していたら夕方クレームの電話とダメ出しの電話。ご機嫌なんて誰かの一言ですぐにぶっとんじまう。そんな訳でぐれぐれモードになり、久しぶりに街をぷらぷらする。思わぬところで儲け話に当たってちょっとだけご機嫌がもどる。通りすがりの人にもちょっとした親切をもらったりした。なんか浮いたり沈んだりの忙しい日。

　ほんとは毎日、一日一日を大事に生きていかなきゃいけないんだ。一日は毎日あたりまえのようにやってくるけど、無駄に過ごしているとあっという間に日々は過ぎちゃう。忙しいからあれが出来ない、今日はまだ出来ない。そうしてものごとは先延ばしになっていく。毎日を丁寧に生きていかんとな。今日楽しく、そして明日に向かっての準備をせねば。やらなきゃやらなきゃと思ってるだけでは何も進まない。そして先のことだけじゃなくて今日を一日楽しく生きていくことも大事なこと。今日をもっと大事に、明日を楽しくするために。最近そんなことをよく考える。わかっちゃいるけどなかなか出来ない。

　かなり心配していた懸念の件は滞りなく終わった。ほぼ何事もなく、思ったよりも今後も面倒くさくはならずにすみそうだ。当面はね。肩の荷が下りた感じ。と思っていたら狂犬に噛み付かれ、ちょっとやな気持ち。

　当たって砕けろってことはあって、頭でシミュレーションしているよりはやってみたほうが好転する場合もある。まあ最悪の事態を考えておけば物事ってのは比較的穏便に済むので、俺はどちらかというと最悪の事態ばかり考えるマゾヒストになっているようだ。毎回最悪の結果が出るわけじゃないし、最悪の結果でも結果を出さなきゃいけないこともあるし。

　兄さん筋と飲み。

　今日あたりはかなり夏らしい感じになってきた。陽射しも強いし、ちょっと近所まで買い物に出ただけで帰ってきたら汗が出まくる。

　長いこと気になっていた靴のかかとを修理に出した。すり減っていたのだが、新しい靴を買って、そのうち雨用の靴にしちゃおうと思っていたので二の足を踏んでいた。別に傷んでないし、皺の加減も気に入っているので、今日駅前の修理屋さんでかかとを取り替えてもらった。ウィークデイにちょっと寄るって手もあるのだが、やはり勤務時間中はなかなかそんな時間も取れないしね。

　修理屋のおっちゃんが「前のほうの張替えはいいですか。今ならかかとと合わせて千円引きですよ」というのでついでにやってもらうことにした。ここ、あんまりうまくないというか、専門的な修理屋さんではないのでちょっと躊躇したのだが、よく見るとつま先も結構すり減っているのでやってみることにする。

　戻ってきた靴はかかともしっかり、つま先も綺麗にしてもらってなかなか男前になって帰ってきた。すり減った靴って徐々にすり減るのでわからないんだが、ちゃんとお色直しして帰ってくると結構へたっていたことが解る。かかととつま先としめて4200円。よく考えたら意外と高いが、まあしょうがあるまい。へんな靴買うよりはやすいし、気に入ってる靴なんだからよしとしよう。これでまた少し靴買いたいモードが治まるといいな。いや、再発したりしてな。

　花火ネタが続くが、今日は淀川の花火大会らしい。髪を切りに行った時、美容院のおねえちゃんが教えてくれた。「これから行かれます？」などと聞かれたが出不精の俺がいくわけもない。十三は俺んちから15分もあれば行くというのに。ま、ひとりでいってもな。

　来週から夏休みなので週末のうちにいろいろ準備をしておかねばならない。お掃除したり、髪切ったり、荷造りしたりね。先週の土日はあっという間に過ぎてしまったので、今週はいろいろやりたい、と思っていたらもうお昼を過ぎてしまった。ちょっとづつでもいろいろ片付けとこ。ちょっとづつでもやらないものは片付かないし、ちょっとづつをためるとすぐ大仕事になっちゃうしね。

　外をぷらぷらしていたら、ゆかたのお姉ちゃんたちがいっぱいいる。若い娘の茶髪にゆかた、なかなかいいし、夏休みを感じさせてちょっとだけ穏やかな気持ちになる。聞けば富田林の方でPL花火大会というのがあるそうで、かなり大きい花火大会らしい。地元の人にいわせると日本一の花火大会だそうだ。俺は大阪の北側に住んでいるので、南の話題にはけっこううとい。が、大阪では有名な花火大会らしい。いいなー、花火大会。でも花火ってゲロ混みになるから別にそんなには行きたくない。

　ちょっと疲れているせいか、お酒一杯だけで寝てしまう。まあアルコールが減って結構なことだ。

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