今ダイエーホークスが優勝した。阪神もそうだが、優勝すると優勝セールってのをやる。帳面上の売り上げは上がってそれなりの経済効果はあるんだろうが、実はあれ、誰も儲かんない。

　各納入業者は優勝が決まりそうな頃から優勝セールに向けて「優勝用特売品」って見積もりを出すとする。夏からね。これは破格値じゃないと通らないし、それなりの値段を要求される。だから赤切ったりしても出すわけで、メーカーは儲からない。で、流通業を母体に持つとこも自社で宣伝費を兼ねて原価ギリギリで売ったりするのでそんなには儲からない。まあその差額は納入業者が負担したりするけどな。

　安いものはもともと安いものだし、みんな赤字覚悟で売ったり買ったりしてる。だからあれ、売り上げは上がるけど、利益率から考えたらそんなに誰かが儲かるもんでもないのよ。便乗商売は儲かるかもしれないけどな。

　7月ごろから優勝セールに向けて安い見積もりだして優勝しなかった場合はどうなるでしょうか。　残念セールとか、がんばったセールやるから大丈夫。なんでもやっぱり商売に結びつけるのよ。ちょっとしょぼくなるけどな。でもまあ球団マーク付きロゴ付きの商品をプロパの値段で売るとこは儲かるかも。でもライセンス料もあるし、どうかな。

　むむ、これまずいか。

　朝8時から仕事。ということは6時には起きなきゃいけないということ。1時間早いとやっぱり結構つらいな。一日眠かった。おまけにどうしても行かなきゃいけない仕事かなと思ったら、7時半に行ったらまだ始まってないし、他のメンバー来ないし、行ったもん損みたいな仕事だった。やられたな。騙されるほうも未熟だが、とりあえずゴマすったのでよしとするか。貸しとくわ。次は断ろ。

　いとこい師匠の夢路いとし師匠が亡くなった。あの歳だと、「先生」と呼ばれるらしいが、ま、俺の師匠筋じゃないのでそれは置いといて。いとこい師匠は最近好きになったところだった。もちろんがっちり買いまショウの頃も記憶にあるが（提供はオリエンタルマースカレーからグリコに変わったんだったか？）、しばらくは古臭い漫才で好きではなかった。

　大阪へ来てしばらくしていとこい師匠を見たとき、ある日突然はまった。もはや古典といってもいいその掛け合い漫才は、教科書通りというか、パターン通りというか、王道というか、ネタ的にはそんなに面白いわけじゃないのだが、ちょっとはまった。むしろ俺の中で古典を理解できた瞬間といってもいいかもしれない。つまんない若手の漫才よりも古典的に進むその漫才はなんだかとても素敵に見えた。予定調和というんだろうか、こうくるはずだという予定通りにくる期待通りの面白さ。来た来た来たみたいな感じかな。裏切りがない分、新鮮さにはかけるが、圧倒的な安定感がある。それは、歳をとって、いや歳をとったからじゃなくていくつもの経験を経て初めて体現できる、そして現代にも唯一通用する方法論だったような気がする。そして生き残ってきたからだ。

　フットボールアワーやら麒麟やら、面白い漫才はどんどん出てくる。それでも、いとこい師匠は現役であり続けた。松竹だと思っていたら、松竹でも吉本でもなかったようだ。いとし師匠、大正生まれだったらしい。もう、いとこい師匠が見られないのは悲しいが、 悲しいだけじゃない。いとこい師匠と同時代に生きていて、それをこの目で見られた、それは素敵なことだと思う。

　人はいつかはいなくなってしまうし、永遠はない。だからこそ輝いてるのだろう。いとし師匠、好江師匠、染乃助師匠、古き良き芸人さんはいつかはなくなる。今のご時世、ビデオで見ることはそんなに難しいことじゃない。だからこそ、現役の時の芸を見られたことを感謝しよう。芸は後でも見られるが、時代や空気感は絶対に伝わらない。素敵な時代が幕を閉じた。悲しいが、それだけのことだ。でも、楽しませてもらった。

　俺が生まれたときからいた、大いなる芸人さんに感謝する。合掌。

　HPなんぞ立ち上げている以上、更新するのはある種の義務だと思う。いや、趣味だから義務なんかないんだが、ずーっと続けている人のページを見るとやっぱりすごいなーと思う。

　どういうわけだか俺の気に入ったサイトってのは閉鎖したりnot foundになってしまうことが多いのだが、続けるのはやはり難しい。どんなに素敵なページを立ち上げても、更新がなかったり、長続きしなかったりすることはある。事実、俺のとこも日記以外はほとんど更新してないし。

　毎日続けることは難しい、そしてそれは長くなればなるほど難しいのかもしれない。しかし、やった奴にしかわからない何かもあるような気がする。たとえくだらない趣味のページだとしてもね。継続は力なりだ。どんなくだらないことでも続けることは大変だなと思う。

　別にすねてたわけじゃない。なんか納得がいかなかっただけだ。そんなわけで、何人かのひとに励ましを頂いた。ありがたいことである。実に40日ぶりのアップになる。しばらくアップしなかったのも、久しぶりにアップしたのも、俺の中に明確な理由があるわけじゃない。でも、なにか心境の変化があるのかもしれない。やる気が出たのか、ますますなげやりになったのか、それは俺にもわからない。でも、生活の状況をひとつ変えるだけで、なにか心境が変わるのかも知れない。

　声をかけてくれた方、気にしていただいていた方、今日もここに立ち寄っていただいたすべての方に感謝します。ありがとう。

　DVDのダビング、植木の手入れ。一日はあっという間に過ぎるな。DVDは真面目にダビングしているのだが、あまりにビデオの量が多すぎてぜんぜん減らない。おまけに整理をしようと思ってあちこちから引っ張り出すものだから、部屋は片付くどころかどんどんちらかっていく。これじゃ本末転倒だ。俺は部屋を整頓したくてDVDを買ったのに。でもパイオニアの高速ダビングは便利かも。

　いろんなことをしてみようとパソコンでDVDを作ってテレビで見てみたら、結構見れた。パソコンの画面でテレビ見たりDVD見たりすると画像が荒くて話にならんし、パソコンで作ったDVDは結局画像荒いよといわれていたのだが、まあ、ちょっとしたものなら我慢できる範囲。さすが高いほうのパソコン買っただけのことはあるな。なかなか使えるぞ。DVDレコーダーで作ったほうももちろんパソコンで見られるし、楽しい。

　二年ぶりくらいに知り合いから電話がかかってきてびっくり。今自分で商売をやっているのだが、アメリカへ行くという。うーむ、30過ぎて自分で商売立ち上げているのに今度はアメリカか。すごいな。そんな話を聞くと別に俺もサラリーマンなんかにしがみついていなくても、なんか他のことしてでも生きていけるし、やりたいことがあればなんでもやっちゃえばいいのかなーなんて勇気付けられる。サラリーマンなんかやめたって自分の財産がなくなるわけじゃないし、一人暮らしなんだから大阪もアメリカも一緒だろ。年に一回くらい田舎へ帰ればどこにいたってたいした差はないな。ま、俺アメリカ行き願望はないけどさ。

　19時過ぎに後輩から電話がかかってきて、晩飯。気心の知れた奴ってのはいいよな。同業だから話も通じるし、利害関係もないし。まあ、傍で見てると景気よさそうでも内情はどこでもわかんねえよな。なにがよさそうで、なにが幸せかってやってみないとわかんない。外面は景気いいような話してたって、中はひいひいのこともあるし、仕事のときはどんなに仕事熱心に見えても仕事嫌いの人なんていくらでもいるだろうし。

　そっか、いやならやめちゃえばいいんだよな。ギャラを稼いで生きていくことは大事なことなんだけど、毎日いやな気持ちになるんだったら、そんなところにいつまでもしがみついている必要はない。チャーリーブラウンの台詞だったか、ライナスの台詞だったか、「どんな問題も逃げられなかったり避けられなかったりするほど大きくはない」って。言葉は悪いが、逃げちゃうってのは選択肢の一つだ。怪獣や毒ガスや、悪意とは戦えない。

　給料日ということもあったのか、前ちょいちょい行っていて改装してから行っていないお鮨屋さんに行ってみた。門構えが綺麗になって高そうになっていたので、敷居がちょっと高かったのだ。でも、おすしが食べたいんだ。安くて旨い奴。

　ドアを開けてびっくり、カウンターがなくなって座敷になっており、なんかおすし屋さんて感じじゃなくなっている。ぜんぜん違う店になったのか。と思ったら大将の顔がチラッと見えたので、ちょっと安心。奥に入ると4人も並べば一杯のカウンターが申し訳程度についている。不思議な店作り。

　聞けば従業員が田舎へ引っ込むのにあわせて小ぢんまり出来るように改装したらしい。前は三人くらい人使ってやっていて結構はやってたんだが、ほんとに従業員が辞めちゃったのか、やっていけなくなったのかは知らないが、ほんとに奥さんと二人で回せる店にしてしまっていた。店の中もなんだかほんとに家族でやってる家庭の匂いがする。ちょっとしょぼくなったな。前は奥さんなんか店に出てなかったしな。やっぱ不況なのかなと勝手に心配してしまう。ドア開けても違う店だと思って帰っちゃう客もいるらしい。

　大将は前の客はまた来てくれるし、高いなと思って入ってこない客は来なくていいなんてちょっと強気なことを言っていた。まあ、常連さんだけでもうかってたんだろうな。それともやる気がなくなったのかな。でもまあ大将が変わらないと店の雰囲気もそんなに変わるわけではなく、おすしは前のとおりにおいしかったし、お値段も大体同じくらい。ひとりでいても平気だし、たまにかまってくれるしね。一人で行ける店ってのは大事なのよ。やっぱりおすしは楽しい。

　朝、思わず暖房入れようかと思った。夏物のスーツでも寒いくらいの朝。うーむ、暑いのも困るが急に寒くなるのも困る。少しくらい暑さがぶり返してもいいかななんて思うくらい涼しい。

　今日は仕事でパーティ。なので昼間からホテルでおすしを食べたりローストビーフを食ったりする。仕事なので別に面白くもないけどね。知ってる人も少ないし、会いたくない人もいるし。で、調子くれてビール飲んだら使いものにならなくなってしまいましたとさ。

　暑さ寒さも彼岸まで、というが、ほんとに急に秋の気配がやってきた。涼しい、というより肌寒い。なんじゃこりゃ。

　日がな一日うちでごろごろして過ごす。よく寝るなー、俺。涼しいから寝やすいのかな。秋眠暁を覚えずという感じ。一日うちにいてもなんだかあっという間に時間は過ぎる。ああ、隠居でもして一日うちにいてごろごろして暮らしたい。ま、隠居できるほど稼がなきゃ無理だな。親の遺産で暮らすかな。それはもっと無理だな。

　寒い。風は秋色である。金曜日は半袖で暑かったというのに今日は長袖じゃないとちょっと寒いくらい。クーラーなんぞもはや不要。夜は毛布も出してみた。

　飛び石連休の谷間、有休をとったので4連休なのである。心配していた仕事の電話は、ケータイの留守電を「今日は休んでるんだから仕事の電話は24日にしてきやがれ」と変えておいたら誰も留守電にメッセージを残さなかった。まあ、基本的にかかってこなかった。これはなかなかよろしいぞ。

　お昼は一風堂でラーメン。ヴィトンをちょっとひやかして、晩ごはんはうちでピザ。うーん、オニオン抜きのピザは旨い。

　久しぶりにプレステを引っ張り出してゲームなんかしてみる。うちのプレステ、もともと読み込みの調子悪いのだが、しばらくほっといたらさらに読み込みが悪くなっていた。あまり止まるとPS２に買い換えるぞこのやろう。というか、そろそろ買い換えてもいいか。

　DVDも少しいじり始め、なんとか使い方はわかってきた。しかし、DVDで昔のビデオをダビングしながらプレステして、その合間にパソコンにかじりついてるようじゃオタクモード全開である。で、はたから見ると生活はオタクなのだが、なにオタクというほどオタク道を極めていないのでこれがまた情けない。ただの引きこもりに近いな。やはりパソコンオタクとか、アニメオタクとか、コスプレオタクとか、何でも極めていればどこかで役に立つと思うのだが、ただの引きこもりじゃな、役に立たん。ま、そんなことが楽しいんだからそれはそれでいいか。趣味ってのはサーフィンだろうがゴルフだろうがビデオのダビングだろうが基本的に楽しきゃいいんだから。趣味のことで世間の評価なんか気にする必要はない。

　晩ごはんは焼肉。やっぱり多少冷凍でも、たいした肉じゃなくても、フライパンで焼いた肉よりは旨いな。カラオケは出来るだけ新しいものにチャレンジ。でも80年代縛りでな。そろそろ新しいレパートリーも増やさねば、完全におっさんになっていく。平井堅でも練習するか。でもあんまり聞きたくないな。

　ヨ○バシカメラへ行く。何年振りかで新しいプレステソフトを買ってみる。CDMDコンポも欲しいのだが、とりあえず今日はやめる。今パソコンでCD管理を始めたのだが、フォーマットによって音楽ソフトの管理場所が違うのでよくわかんない。ウィンドウズとソニーの勢力争いに巻き込まれている感じ。ソニーのソフトは使いにくいが、AVを管理するのにはソニーのほうが便利なのかなと思ってソニー優先でやってみる。こんな阿呆がいるからソニーがのさばるんだな。だまされていると知りつつだまされる男、それが俺。

　晩ごはんは串揚げ。立ち食いじゃなくて、目の前で揚げてくれるちょっといい方の串揚げやさん。なかなか旨い。

　晴れるとそれだけで少し気持ちは軽くなる。晴れたらいいね。

　そんなわけで通りすがりにラーメン大食堂へ行ってみる。新横浜のラーメン博物館のパクリなのだが、大阪には泉ヶ丘にラーメン劇場ってのがあって、最近なんばにラーメン大食堂という似たようなものが出来たのだ。店の前でビラなんか配っているが、なんか流行ってない。塩ラーメン食ったが、まあまあ。また食うぞーってほどじゃない。次は久しぶりに家系ラーメンかな。嫌いなんだけどな、家系。

　DVD設置。会社の行き来や電車に乗ってる間、日がな一日説明書を読んでいた。うちはケーブルテレビ入れているので、接続が複雑で設置にちょっと戸惑うが、なかなか楽しくなりそう。やはり新しいAV機器は楽しいな。

　阪神タイガース優勝セールということで、念願のDVDを買った。VHSのビデオを全部DVDにしようと思っているのだが、メディアはまだ高いのでそうそう簡単にはいかないかもしれない。でもまあスペースには代えられない。帰ってきてネットしてるとわかっちゃいたがパイオニアの新型DVDの宣伝が目に付く。まあ、安かったのでいいけどな。

　ちょっといきがってるんだか、がんばってるんだか、なめられっぱなしなんだか。ま、どうせ俺はチンピラだし、肩書きもないしギャラも安いんで、そんなことじゃマネージャーになれねえっていわれてもな。安いギャラでそんな仕事できるかよ。まずお前がやったらどうだ。マネージャーの仕事させたきゃまず、肩書きよこせ。それで話は随分早くなるんだよ。世間ってのはな。厳しいことを言われたけど、逆にちょっと吹っ切れたかも。俺はそんなに出来ないし、偉くないし、どっから見たってただのチンピラなんだから。ちょっと老けたけどな。

　阪神タイガースセール。大阪の景気には影響してるかもな。つまんねえ店まではやってるし。

　会議。寝た。つまんねえ。めんどくさいことばかりやらされそう。景気悪いときはろくでもない話ばかりで、ろくでもないことってのはやりにくい上に手間ばかりかかって嫌がられるって事。仕事が楽しくなるわけがない。

　社長は今日の4時にパリから帰ってきてそのまま会議に突入するらしい。大変だけど、ギャラもらってるからな。いや、パリに出張行かしてくれるんなら俺も寝ないで会議くらいしてもいいけどな。

　またしてもこの記念日に俺は大阪にいなかった。レベルは違うが、俺、阪神大震災のときも大阪にいなかったんだよな。現場にいないと大事件が起こる久米宏みたいなもんかな。

　今大阪は阪神一色。というか阪神優勝の便乗セールだらけ。東京の巨人と大阪の阪神はわけが違うからな。大阪じゃ誰でも六甲颪を歌えるが、巨人ファンでも闘魂こめてを歌える奴はそんなにいないだろう。知り合いの大阪ページはやはりあちこちで阪神ネタを取り上げている。大阪で生きていることを実感する。そういや大阪じゃ誰もタイガースって言わないな。まあ東京でもジャイアンツなんていわねえか。

　18年前の阪神優勝の日は忘れもしない小山卓治のライブの日だった。俺、京都に住んでたけど大阪に居たんだよな、その時。バナナホールだったらしいんだが、ライブの記憶はあまりない。で、ライブからの帰り道、大阪のテレビのあるところは街頭テレビ状態でみんなテレビにかじりついてた。優勝を待たずに俺は京都へ戻ったのだが、京都についた頃はもう河原町中大騒ぎだったな。はっぴ姿がぞろぞろいるわ、車もハコ乗りで六甲颪歌いまくってるわ、なるほどこれが阪神ファンかと妙に納得した覚えがある。

　阪神ファンの皆様、おめでとうございます。

　蕎麦を食いにいく。これは俺の知っている蕎麦屋の中で一番旨い蕎麦屋なのである。ただ、蕎麦っ食いじゃない人にはつらいかもしれないな。粗引きだし、ごわごわだし、更科系の蕎麦とはぜんぜん違う、これぞそばの原型って感じのそば。うまいな。流行ってるせいか、昔ただの食堂だったくせに、蕎麦屋風に改装してやがんの。まあ、蕎麦屋だしいいけどね。高速大渋滞。

　ちょっとドライブ。ひと谷越えて、山向こうの知らない街まで行ってみる。初めていく街はちょっとドキドキ。でも同じ県なのでなんか似てるな。

　ゴルフ。今年のゴルフはどうも天気の調子が悪い。今までは朝降ってても何とかもってくれて傘をささずにすんだりしてたのだが、今日は降られた。どしゃ降りになったり、晴れてるのに雨が降るきつねの嫁入りになったり。

　今日行ったのはちゃんとパー72のコース。やっぱパー68とは違うな。雨降ってんのにグリーン速いし、パー５長いし。やはりホームコースはパー72でなくてはなるまい。

　だから井上康生はいつ見てもすばらしい。たいして興味もなかった世界柔道。足が蛸の吸盤のように相手の足に吸い付いてるもんな。貫禄出たなー。オリンピックでママの遺影持ってきたときはまだボクっぽかったけどな。たぶん見た目だけだけど、ほんとはそうじゃなくて自信も出てきたんだろうな。面構えが違う。迫力あるし、誰にも負けないと思ってんだろうな。一本で勝つ柔道は見事だ。あれ一本で勝つのには世界一努力してきたってことだからな。いや、優勝するだけでも世界一努力してきたってことなんだけど、一本で勝つってことは格段に違う努力をしてきたってことなんだろう。強い、というより美しい。

　エアで東京へ飛んで、そこから車で4時間走るという忙しいスケジュール。明後日はまた東京。なんか売れっ子の芸能人になったような気がする。

　地道に仕事すりゃいいのかよ。まあ地道に仕事してるといいこともあるし、サボってるといつかツケはくるんだけどな。わかっちゃいるけどやってられない。

　大阪は久しぶりの雨模様。降ったり止んだりね。まあ、朝方降っただけなのだが、少し、涼しかった。

　街頭アンケートに引っかかってみた。まあ、随分歳もとってきたのでキャッチセールスかほんとのアンケートかは判るつもり。1000円くれるというのでちょっとのってみた。アンケートの内容は大手飲料メーカーの新製品のパッケージに関するアンケート。まずは駅前でおばちゃんが条件に該当する人を引っ掛けて、近所のアンケート会場に連れて行って、そこでパッケージを見せたり、試飲させたりするのである。うーん、化粧品や悪徳商法のキャッチもおんなじ感じで、ここで逃げられなくなるのかな、なんてちょっと思ったが、意外とまともなマーケティング調査ってのもやってるんだよね。前にも一回やったことがあるのよ。

　購買意欲調査とか、購入経験値を調べて試飲させて、結構細かく、しかも試飲後に同じ調査をさせられたりする。つまり商品の並べ方での購買意欲。第一印象のパッケージデザインの印象、試飲した後の印象、試飲した後の購買意欲、パッケージそのものに対する印象など、結構詳細だ。試飲後に効果が出ればサンプリングの効果が出るってことだし、並べ方で印象が変わるならどの商品の横に置けば購買意欲が湧くかが判る。なかなかよく出来たアンケートだった。逆に勉強になったな。

　引っ掛けのおばちゃんはともかく、ヒアリングするおねえちゃんがわりときちんとしてたので、メーカーが直接やってるのかなと思ったが、仕切ってる兄ちゃんがあまりよろしくない態度だったので、たぶんどっかの調査会社に丸投げして調査してるんだなって感じだ。いろんな商売があるもんだ。ま、メーカーが直接そんなことはしないんだろうが、システムというか、調査内容と調査対象の確認がしつこかったので、まあよく出来てるなと思った。そんなわけで、1000円の図書券をもらった。もうかったが、意外と時間がかかった。

　おひるはラーメン劇場へ行った。おひる時だというのに新横浜のラーメン博物館よりやっぱりはやってない。山形の何とかラーメンを食おうと思っていたのだが、はずれるのが嫌だったので新福菜館にしてみた。こないだ京都で食ったばっかりなんだけどな。しかし、旨い。どっちかっていうと今日はチャーハンのほうが旨かった。空いてるし、チャーハンのねぎまで抜いてくれて親切だ。

　で、帰ってきて近所のダイエーに行ったら、ポイントが貯まっているので商品券と交換できるという。ダイエーの商品券で1500円分もらった。なので俺は今日何故だか2500円もタダで儲けたのだ。なにもしないで2500円儲かるって大変よ。若い頃は100円くらいって思ってたが、いや俺時給でも1500円くらいは稼ぐけどさ、ただ単に100円稼ぐって大変なのよ。簡単に節約できると思うけど、実は節約するのも稼ぐのもしんどいのよね。最近とみに金のありがたみがわかってきたかな。給料以外で100円稼ぐのは大変なのよ。これ読んで笑ってる奴、意識して何でもいいから100円節約してみろ。結構貯まるぜ。

　そんなわけで2500円ももうかって、ちょっと幸せな今日であった。

　古い友人から電話があって、「悪いけどしばらく電話しないでくれ」っていう状況になった。そんなこともあるものなのだが、そんな状況もくるんだなと思った。正直に何でも言えば良いかというと世の中はそうでもない。嘘や建前も必要なのよ。真実が必ずしも理解と協調を生むかというとそうでもない。形骸化した建前が最終抵抗線になる場合もあるし、良かれと思ったぶっちゃけた本音がことを台無しにすることもある。人間は本音では生きていけない。「私はあなたが嫌いですが、建前上は仲良くしたいと思っています」なんて本音が通るかい。

　仕事そっちのけで調べごととレポートを書いていたら一日仕事らしい仕事をしなかった。まあ、のんきに考えれば仕事よりも大事なことなんだが、シビアに考えれば俺の仕事量が落ちるし、評判も落ちる。まあ、生きていくうえで仕事と待遇とどっちが大事かといったら、待遇を整えることも大事なのである。仕事はいつでも出来るが、待遇改善は今しか出来ないし、今後の仕事量にかかわるしね。

　昔のボスと飯を食う。今となっては何でもいえる間柄なので、業界や仕事の本音トークみたいになって、まあ面白い。でも同業なので探り合いもある。印象に残ってるのは、「まあ考え方次第だよな」みたいな発言。彼は今調子がいいというか、自分の思い通りになっているので、業績はともかくまあいい感じらしい。俺はといえば業績が悪いのもあるが、俺自体に自信を失っているので、なんか泣きが入るっぽい。まあ、考え方しだいってのはあるよな。今はどす黒くてしんどいが、冷静に考えれば、けして悪くない。　　はずだ。

　日曜だというのに朝の九時から仕事の電話。昨日も3本くらいあったし、今日も今日とて。勘弁してくれよ、仕事とはいえ。これで俺はまた午後にお詫びの電話を入れなきゃいけない。午後まで憂鬱な気持ちを持ったまま過ごさなきゃいけないということだ。かなわんなー。

　強烈におなかを壊して、2時間おきくらいにトイレに目が覚める。見る夢は仕事の夢、仕事の電話で起こされる。最低の日曜日である。ま、晴れてるのがちょっと救いかな。

　ほんとに久しぶりに、少しではあるが部屋の模様替えをした。環境を変えたかったわけじゃない。変えざるをえなくなったからだ。まだためしにやってみたとこだが、実際に生活してみないとわかんないからね。まあ、必要があることは生活しながら変えていけばいい。時間があればね。結構ものを捨てた。もっと捨てる。シンプルな生活を目指すところもあるが、無駄なものを置いておく余裕がない。きっかけもあるが、必要なものを、必要なだけ。いつか必要になるものはとっておけばいいけど、いつかいるかもしれなくけど今いらなくて、今でも手に入ってどうせ新しいものが欲しくなるものはいらないだろう。いつか使うかもって、何年も使わなかったものはいらない。久しぶりに見て、あー、こんなものもあったなーって、いらないだろう。生きていくためにはそんなものもいるんだけど、生きていくためにはそんなものは切り捨てなければならないこともある。

　切り捨てればいいのかよ。じゃあ想い出は何でもとっとけばいいのかよ。どっちだよ。それは俺が決めればいいことだろ。

　ここのところ土曜日は何もしないことに決めている。できるだけ仕事のことを忘れて、仕事の嫌などす黒い痣になった気持ちを消したいのである。しかし仕事は容赦ない。そんな俺の気持ちを逆なでするように仕事の電話がかかってくる。しかも3件も。うちひとつは結構なもめごと。先方の失敗ではあるのだが、結局うちが泥をかぶらなければならなくなるようなミス。いいかげんにしろ。泣きっ面に蜂ってのはこんなことを言うのかな。別件では明日また連絡しますなんて明日まで引っぱるような電話だし。俺を、心の底から24時間休ませろ。

　ここんとこ日記をアップしていないのは、仕事の愚痴ばっかり書いていて、書いていても自分で面白くないからである。いや、書くことで自浄作用は多少あるのだが、後で読んでも不愉快な気持ちになることも多い。かといってこの日記は俺の個人的な行動を書く日記なので、つい仕事のことばかり書いてしまうのである。

　実は仕事はここんとこ結構しんどくて、メンタル的にちょっとまいっている。ネガティブな話ばかりせざるをえなくて、ネガティブな時期にはネガティブなことが重なっておきてしまうもの。悪循環、って奴である。だからスカッと気持ちが晴れることはなく、多少のもめごとが消えても心の中のどす黒い気持ちがなかなか消えない。いつかは消えるんだろうと気晴らしもしてみるのだが、気晴らしですむような気持ちではないようだ。仕事環境がかわらねばその気持ちはなくならないかもしれない。

　今日も輪をかけてネガティブなミーティング。ものは考えようであるのだが、ネガティブな環境で出てきた話はネガティブにしか捉えられないし、ポジティブに考えたとしても自己矛盾が出てきて無意識が混乱するだけだ。ひとによってはいい話なんだろうけど、俺にとっちゃ最悪のこと。会社と従業員が生き残っていくためには、儲からなきゃしょうがないんだとしてもな。変革すべきところは、もっと他にあるだろう。

　暑い。夏より暑い。つーか今週はこの夏一番の暑さである。今さら暑くなられても困るんだがな。秋のムードにならないと秋物売れないしな。

　珍しく漫画喫茶へ行ってみる。最近インターネット喫茶と一緒になって増えているのだが、そうそうは行く機会がない。昔ちょいちょい行ってた老舗の漫画喫茶へ行ったらそこは潰れていた。ふーん、増えている分だけ淘汰されてるのかな。漫画だけじゃもうだめなのかな。からあげ定食旨かったのに、なんばのはずれの漫画喫茶。

　ということで繁華街のど真ん中の24時間漫画喫茶へ。個室みたいにパーテーションで区切られていて、静か。寝てる人もいるし、ケータイの着信音なんか鳴らそうもんなら怒られそうなくらい静かで、逆に不気味。あんまり落ち着かなかったが、気がすむまで漫画読んだ。蔵書はそんなに多くはなくて、マニア向けではないな。ま、俺マニアじゃないけど。

　夜は同僚と仕事の打ち合わせ。うーん、不景気だとは言うものの、底なしだな。憂さ晴らしのためにちょっと飲みすぎた。

　DVDが欲しいのである。次世代メディアの噂もあるが、とりあえずDVDはしばらくの間メジャーになるような気がする。8mmビデオはもう生産中止になったみたいだし、俺は実はオタクなのでビデオの所有本数は結構多いのである。なので古いビデオをDVDにダビングして保存しときたいのである。

　とはいうもののMD買ったからといって古いテープをMDにおこしたわけでもないし、DVDメディアはまだそんなに安くはないし、結局全部が全部ダビングできるわけでもないしな。でもなー、欲しいんだよなー。今日見に行ったらいつもより1万円も安かった。9/5日まで特売らしい。うーむ、買っちゃおかな。阪神優勝セールまで待とかな。

　なんだこいつ、と俺が思った話をそのまましたら、「あたしが怒ってもしょうがないけど何なのその人」と逆に怒ってもらえたり、いくら忙しくてもその対応は何だと思ったら、後からフォローの電話もらったり。腹が立って怒ったり、俺がなめられてんのかなとか、力がないのかなとへこんでいたらそうでもなかったり。

　弱気で行けばなめられるけど、強気で行けばガチンコになる。相手が客である以上、客の意見を尊重してあげて、まずは下手に出てあげることは間違いじゃないと思うのだが。売り手市場の場合、強気で行くのがいいのかな。どっちにしてもね、引き受けるのは俺だし、俺が引き受けられるだけの責任しかもてないか。

　おすしが食べたい。と思って鮨屋へ向かう。気に入ってた鮨屋なのだが改装してどうも高そうになって敷居が高くなった店。思い切って行ってみたら暖簾がかかってない。ちぇっ。せっかく勇気出したのに。

　と思ってうちに帰ってきたら、うちのマンションの下の鮨屋が「しばらく休みます」とそっけない張り紙を出して閉まっていた。どうも潰れたくさいな。ちょっと前までは結構はやっていたんだが、ここんとこそんなに客が入ってそうな感じもなかった。かといってたいして愛想もよくないし、常連が多かったので、俺も今さらその店に入ろうとは思わなかった。不景気なのかな。まあ繁華街じゃない住宅街の店なんて常連さんでもってるようなもんだろうし、常連さんが途絶えたらぱったりだろうな。

　ま、新規開拓をしてないからそんなことになるのよ。一見の客でも、儲かりそうにない客でも大事にしないとね。俺をおなじみさんにしとけば結構通ったんだけどな。残念だったね。常連ばっかり大事にしてるとそんなことになるのよ。ちょっと残念ではあるが、ちょっとざまあみろって感じでもある。

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