断腸亭日常日記 2010年 その19

−−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−

por 斎藤祐司


過去の、断腸亭日常日記。  −−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−

太い斜字で書いてある所は99年、2000年、2001年、2002年、2003年、2004年、2005年、2006年、2007年、2008年、2009年、2010年のスペイン滞在日記です。

99年4月15日〜5月11日 5月12日〜6月4日 6月7日〜6月10日 2000年4月20日〜4月29日
5月1日〜5月14日 5月15日〜5月31日 6月1日〜6月15日 6月16日〜6月29日
2001年4月19日〜5月3日 5月4日〜5月17日 5月18日〜5月31日 6月1日〜6月11日
6月12日〜6月22日 2002年4月16日から4月30日 5月1日〜5月15日 5月16〜5月31日
6月1日〜6月13日 2003年4月16日〜5月24日 5月25日〜6月10日 6月12日〜6月26日
2004年4月14日〜5月7日 5月8日〜5月31日 6月1日〜6月17日 2005年3月31日〜4月24日
4月25日〜5月22日 5月23日〜6月16日 2006年4月13日〜5月6日 5月7日〜5月29日
5月30日〜6月19日 2007年4月20日〜5月19日 5月20日〜6月16日 2008年5月13日〜6月16日
2009年5月25日〜6月6日 6月7日〜6月12日 6月13日〜6月22日 6月23日〜7月3日
7月4日〜7月21日 9月24日〜10月2日 2010年1月1日〜1月18日 1月19日〜2月3日
2月4日〜2月17日 2月18日〜2月27日 2月28日〜3月15日 3月16日〜3月30日
3月31日〜4月10日 4月12日〜4月20日 4月21日〜5月3日 5月4日〜5月17日
5月18日〜5月28日 5月29日〜6月7日 6月8日〜6月26日 6月27日〜7月11日
7月12日〜7月16日 7月17日〜8月4日 8月5日〜8月21日 8月22日〜9月6日
9月7日〜9月14日 9月15日〜9月24日 9月25日〜10月7日 10月9日〜10月22日

 10月23日(土) 曇 6350

 朝のNHKで阿佐ヶ谷で、ジャス・ストリートというイベントをやっていて昨日今日の2日間やるといっていたので見に行こうと思った。出勤の途中で駅に着いたら財布を忘れたのに気付いた。時間がないのでそのまま出勤。職場でお金を少額借りて帰りの電車賃と昼食代にちょっと浮くくらいのお金。仕事が終わり、阿佐ヶ谷へ。携帯でネット接続して検索して情報を仕入れる。病院でライブをやっているのでそこに行こうと向かう。病院前の幼稚園でもライブをやっていて外に音が漏れている。いよいよ聴けるなぁ思って歩いていくと、路地からイベントのジャンパーを着た若い女性が2人出てきたので、尋ねたらチケット代が必要だという。財布忘れたのでこれでパー。残念だが歩いて帰ってきた。途中、そば屋によって注文しようとした、そばは売り切れました、という。もともとカレーライスを頼もうと思っていたのでそれは良い。昔風のそば屋のカレーを食って帰ってきた。ジャズ観たかった。


 10月26日(火) 曇 94486/3

 昨日盛岡に帰り両親と会ってきた。年を取ると色んな所が衰えてくるが、かなりがたが来ている。歩くのが非常に遅くなった。足が痛くて歩けないのだという。時々苦しくなって動けなくなることがあると、いっていた。お袋の方は、ボケが凄い。5分前のことを忘れていて、何度も同じ事を訊く。今日、八幡平では雪が降っていた。盛岡も寒いし、東京に帰ってきても寒い。


 10月27日(水) 曇 7298

 また台風が接近している。そして、大雨の被害があった奄美大島を直撃しそうだ。今度の台風は動きが遅く停滞気味に長く風雨の被害にさらされそうだ。特産の大島紬の工房も大きな被害あっている。染料を入れていた釜が傾いて染料をなくしたり、機械が水に浸り作動しなくなった。工房だけじゃなく大島紬の独特のつやを出すために使う田んぼの黒い泥が土砂が流れ込んで使えなくなった。早く取り除いて黒い泥を空気にさらさないと、微生物の活動で黒くなっている泥がなくなってしまうというようなことをNHKでいっていた。ダメ押しになりかねない台風だ。

 東京は土日その台風が通過するようだ。天皇賞はどうなるのか?そういう意味でも気になる台風だ。


 10月28日(木) 雨 32203

 一昨日から寒くなった東京で、昨日から体調不良になる。腹が痛いのと、体がだるく節々が痛い。熱はないし、喉も痛くないし咳も出ない。でも、風邪だろう。腹が痛いというのはどういう症状かというと、腸が筋肉痛を起こしているような状態で辛いのだ。時間がたつと、おならをすると一緒に中身が出てくるのではないかという不安になる。横になると腸の筋肉痛の様な症状は和らぐ。朝、歯医者に予約を入れていたので行って治療。それから大学病院に行って診察。やっぱり典型的な感冒の症状といわれた。腸の動きも活発だといわれた。MEGUさんの話だと、今年の風邪はお腹に来るのよ、といっていたが、医者もここ2日同じ症状で来院する患者が増えているという。風呂は全身浴は止めた方が良いと言われた。シャワーくらいにした方が良いです。

 大学病院飯隈絵に、お腹がすいてラーメンを食べた。何せ前日の昼食を取ってから食事を取っていない。丸1日食べずにいた。食べたいと思わないのだ。医者が、何か食べましたかというので、ラーメンを食べたというと、それは1番消化に良くないので、うどんとかそばにした方が良いです。我々はラーメンを食べないです。かん水を使っていると消化に悪いという。一気に冬になった東京。TVニュースのインタビューにギャルが答えて、「めっちゃ寒い」といっていた。薬をもらって来たので飲んでいるが一進一退。


 10月29日(金) 曇 7469

 体調は、良くなっているのか、薬が効いているのか判らない。昨日は病院に行った後は部屋で寝ていた。これから出勤。どうなるか。天皇賞の枠順も発表になった。天気も台風接近で雨が降る確率が高い状態で、馬場は重馬場ないし不良が予想される。そうなるとどういう風に予想を組み立てればいいのかそれも考えないと行けない。


 10月31日(日) 曇のち雨 49945/2

 曇り空の中、風邪の体調を押して東京競馬場へ行ってきた。上旬競馬場の帰りに床屋へ行ったら閉まっていたので、今日は先に床屋に行った。競馬場へ行く前に連絡を取り合って11月の事を詰め、それと、競馬場での待ち合わせを決めた。天皇賞の前のレースに合流して、一緒にパドックで馬を観た。ブエナビスタは良い状態で出てきていた。心配はない。アーネストリーも非常に良い状態だった。ただ、この馬は精神的にものに驚いたりしているので、体調の良さは良いがそこに不安点があると思った。この1点かとも思ったが、ペルーサがよく見えた。多少うるさいのはいつもの通りだが、歩様に力強さがある。キビキビしているアーネストリーと同等の評価をして良いだろうと思った。こっちは、ゲートが心配だが、藤沢調教師がこの中間色々な努力をして矯正しようと努めて来たので余計な心配は不要だと思った。

 後は、入れ込んでいるがシンゲンと、調教が良かった皐月賞馬キャプテントゥーレを買った。アリゼオは入れ込みすぎ。毎日王冠のパドックに比べれば落ちる。反対にエイシンアポロンはよく見えたが、2000mという距離に疑問がある。ジャガーメイルは太い。ショウワモダンは連闘で来ているが、距離不安と馬場が稍重まで回復したのでとても買う気にはならない。落ち着いているが覇気がない。

 帰省で銀行にお金を入れていなかったので、今日は久しぶりにマークシートに赤ペンで塗って馬券を買った。馬連4点と3連複1点。レースは、予想通りシルポートの逃げる展開。ペルーサは今日も出遅れたが、それほど非道くない。勝負は終わっていない。矯正の効果は出ている。アリゼオは番手集団の外でかかっている。アーネストリーも良い位置を取った。キャプテントゥーレも横にいる。ブエナビスタは中段の後ろの内で流れに乗っている。1000m通過が59秒1。稍重なら平均より早いかも知れないが、ペースは遅いように感じた。4コーナーから直線に入るとスタンドの歓声が大きくなった。ブエナビスタは無理なく馬群を裁いて先頭に並びかけたのが残り200m。

 そこからは独壇場。その後を、アーネストリーが続くが脚がない。差は詰まらず広がる一方。外から凄い脚で飛んできたのが出遅れたペルーサ。ドンドン差を詰めて2着が上がったが、ブエナビスタは楽勝モード。完勝のゴールで歓声は最高潮になった。もうゴールに入る前からポンポン飛び上がって喜んでいた。2着ペルーサ、3着アーネストリー、4着が何とビックリのオウケンサクラ、5着ネヴァブション。大本命が勝ってファンも納得の結果だっただろう。馬券的にも良かったが、今日は本当に良い天皇賞だった。FとKと3人でスタンドで観ながらとても良い気分だった。欲を言えば、馬連じゃなくて馬単で勝っておけば良かったと思ったけど…。FとKは、車で来たので夕食は一緒に取れなかったが、車の中で話をして駅まで送ってもらい帰ってきた。というのも京王線が人身事故で運転停止になっていたからだが、車中でネットを観たら、中央線も人身事故で運転停止になっていた。どうなっているんだ。まさか馬券外して、飛び込みじゃないだろうけど…。


 11月1日(月) 雨 10304

 「世界クラスだブエナビスタ、最強証明のGI・V5!=天皇賞・秋  「ザルカヴァによく似ている」名手スミヨンも大絶賛

 JRA秋の大一番、第142回GI天皇賞・秋が31日、東京競馬場2000メートル芝で開催され、クリストフ・スミヨン騎乗の1番人気ブエナビスタ(牝4=松田博厩舎、父スペシャルウィーク)が優勝。中団イン追走から最後の直線で持ったまま抜け出すと、そのまま後続を寄せ付けずに圧巻のGI・V5を達成した。やや重馬場の勝ちタイムは1分58秒2。

 同馬は08年GI阪神ジュベナイルフィリーズ、09年GI桜花賞、09年GIオークス、10年GIヴィクトリアマイルに続きJRA・GI5勝目。これはウオッカ(7勝)、メジロドーベル(5勝)に続き史上3頭目となる。さらに、同馬の父スペシャルウィーク(99年)に続き天皇賞・秋の父仔制覇は史上2組目(春秋を通じては史上6組目)、父娘制覇は史上初の快挙となる。 一方、騎乗したスミヨンは7度目の挑戦でJRA・GI初制覇。同馬を管理する松田博資調教師は春秋通じて10度目の挑戦でうれしい天皇賞初V。JRA・GIは通算14勝目となった。 なお、2馬身差の2着には直線外から追い込んだ安藤勝己騎乗の4番人気ペルーサ(牡3=藤沢和厩舎)が入り、さらに1馬身半差の3着には佐藤哲三騎乗の2番人気アーネストリー(牡5=佐々木晶厩舎)が好位から粘りこんでいる。

■台風一過もなんのその! 女王が輝く独り舞台
 「台風の方がブエナビスタに気を遣ってくれたんじゃないかな?」と言った鞍上スミヨンの冗談が、まるで本当なのではと思うくらい――つまり、ブエナビスタの走りを邪魔してはいけないと、台風自らが日曜の関東直撃を避けてくれたのでは?と思ってしまうくらい、女王は曇り空のもと輝いていた。 残り300メートル付近で馬群の中からグイッと姿を現すと、あとはスミヨンとブエナビスタ、2人だけの世界。ジョッキーはステッキも打たずに2度、3度と後ろを振り返る余裕すら見せていたが、もちろん、独走する女王に邪魔を入れられる馬がいるはずもない。そのままグングンと突き抜けて、圧勝のGI・V5を達成した。

 「日本で一番強い馬に乗れたことを本当にうれしく思います。彼女のこれまでのレースを何度もビデオで見てきたけど、きょうのレースがベストだったと思うよ」
 自身も大満足のレースができたとあって、インタビューではニッコリのスミヨン。テン乗りの馬で好成績を挙げられる要因を「シークレット(笑)」と秘密にしたが、騎乗前にビデオでブエナビスタのレースを何度も繰り返し“予習”する研究熱心さも、一つの要因なのだろう。 「これまでのブエナビスタは、後方から届かずに少しだけ負けていたレースもあったし、外から行くのも難しいと思っていた。だから今回は中団のあの位置から行きました」 好スタートから枠なりのままちょうど中団のインをキープ。引っ張りきりの手応えのまま馬なりでジワリ番手を押し上げると、あとは直線のどこで馬群の中から抜け出すか、そのタイミングをうかがうだけ。そこも「僕よりも彼女の方が分かっていた」と、ブエナビスタが自らエンジンをかけ、府中の杜・女王ひとり舞台を完成させたのだった。

■7戦無敗の歴史的名牝になぞらえて
 「ザルカヴァによく似ているよ」
 これまで数多くの世界的名馬の背中にまたがってきたスミヨンが語った、1頭の名前。ザルカヴァとは、スミヨンとのコンビで2008年に7戦7勝でGI凱旋門賞を制し、無敗のまま引退。同年の欧州年度代表馬にも選ばれた歴史的名牝だ。 リップサービスも含まれているだろうが、「この後ジャパンカップ、有馬記念も連勝すれば、ブエナビスタはそれ以上になるかもしれない」とまで絶賛。松田博調教師も「ジャパンカップもスミヨンで」と明言しており、このまま順調ならば、日本最強を飛び越えてザルカヴァ級の世界的名牝へと到達すべく、今度は海外の強豪相手にJC制覇を目指す。 「去年はウオッカに乗れるチャンスもあったんだけど、タイミングが悪くて結局乗れなくて勝てなかった。だから今年はぜひジャパンカップを勝ちたいね!」

 一方、“孝行娘”の快走に松田博資調教師も笑顔が止まらない。 「いやあ、強かったですね。ただ、ここ3走では状態が一番良かったし、パドックとかでも安心して見ていられました」 週の半ばでは台風接近の影響により開催中止、天皇賞・秋は次週に代替の可能性もあり、「もしそうなったらジョッキーを替えなきゃいけなかったから、それが頭痛のタネでした」と明かしたものの、ふたを開けてみれば台風は過ぎ去り、馬場もやや重まで回復。天も味方した上での秋の盾奪取だった。

■JC→有馬も連覇で秋の王道GI完全制覇だ
 注目の今後のローテーションだが、このまま無事にいけばGIジャパンカップ(11月28日、東京競馬場2400メートル芝)からGI有馬記念(12月26日、中山競馬場2500メートル芝)の王道路線を進むことになる、と松田博調教師。落馬負傷により現在療養中の横山典弘に替わる鞍上に関しても「これでジャパンカップもスミヨンになるでしょう」と、コンビ継続を語った。 そして29歳の名手は、ブエナビスタの勝利を見て横山騎手も早く回復してほしい、と本来の主戦に気遣いを見せる一方で、「キティちゃんのお土産をワイフに買って帰りたい(笑)」と大きな笑顔。1カ月後の府中でもブエナビスタを完ぺきエスコートし、女王とともに『最強』のステップを踏んでいくだろう。」 ーースポーツ・ナビよりーー

 こういう風に、大本命が強いレースをして勝つのが競馬の王道だ。こうなれば競馬も盛り上がる。ただし、鞍上に横山典弘が乗っていればもっと良かったが、落馬負傷中なのでしょうがない。1ヶ月休養してもまだ、リーディング1位を独走している。2位の蛯名正義との差は、17勝あるのだ。これは物凄いことだ。典ちゃんいない競馬だけど、天皇賞は、典ちゃんが乗っていた馬が1着2着。やっぱりなぁと、思いながら競馬場から帰ってきた。Fが言った。怪我しなかったら典ちゃんどっちに乗ってたかな?勿論ブエナビスタでしょう。ペルーサは安藤勝己という代役がいるけど、ブエナだとそのまま他の騎手に取られるから。おそらくブエナビスタはJCも勝だろう。有馬記念で典ちゃんが復帰して乗れるかどうか?そして、長いこと毎年GTを勝ってきた武豊が怪我で戦列を離れていたとはいえ今年はまだ未勝利。ここまま勝てないと、記録が途切れる。もし勝てるとすれば、2歳戦だろうとFと話した。

 来週はGTはないが、アメリカではブリーダーズ・カップが行われて、レッドディザイアとエスポワールシチーが出走する。レッドは調教で好調をアピールしているという。期待したい。


 11月3日(水) 曇 42646/2

 風邪は良くなっているのかどうか判らない。薬はもう少しでなくなる。まだ時々ボーとするときがある。でも、フラフラしなくなったから良くなっているのだろう。それにしても、この気温の変化には参った。東京は寒暖の変化が激しいからこういう風邪のひきかたをする。今日は船橋で、JBCクラシックとスプリントがある。昨日、後楽園に行って馬券だけを買ってきた。そうなるか。


 11月6日(土) 曇 87699/3

 オバマ民主党は中間選挙で大敗をした。日本の国会も尖閣諸島事件と小沢問題で紛糾している。APEC開催前に、YouTubeで尖閣諸島での衝突事故のビデオを公開した人がいる。国会では自民党などの野党がこの問題を追及している。政府は、公開した犯人捜しを始めようとしている。中国は、対日批判を繰り返しているそうだ。どうなっているのか訳が分からない。明らかに中国船が衝突して来ているのに…。それにしても、政府は何故今までビデオを公開しないのだろう?それが不可解でならない。どうしようもない対応だ。言わなければならないことは、しっかり言わなければならないのに。石原慎太郎は、みんなが知りたいことを公開してあっぱれと、言っている。これは痛快だ!拍手を送りたい。

 風邪は一進一退の状態。今日も競馬は、ダメだったが、JBCは、良い馬券が取れた。マドリードという名前が付いた地方馬が2着に来て良かった。


 11月7日(日) 曇 4688

 日本シリーズは、5時間半を超え引き分けた。熱戦で両者譲らず。当然途中で風呂に行ったがそれでもまだやっていることに驚いた。今日中日が勝てば、第8戦も中日ドームで行われるようだ。まだ、頭が痛くなる。席や鼻水は殆どでない。腹の具合も良くなっている。それでも時々フラフラする。どうなっているんだろう。


 11月8日(月) 晴 41187

 ♪これっきり これっきり もう これっきりですか♪  ♪アンタ あの娘の何んなのさ 港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ♪ の横須賀に行ってきた。京急横須賀中央駅のホ−ムでは、列車が近づいたときに、『横須賀スト−リ−』のメロディ−が流れていたのにはビックリした。 山口百恵が結婚して引退してからもう30年がたっているいるのに、横須賀では未だに百恵の曲が使われている。浦賀沖に来たペリ−の黒船の軍隊が上陸した久里浜の記念碑を観て、横須賀の街を歩き昼食を取った。

 先月だっただろうか?NHKの『SONGS』で、2週に渡って山口百恵の特集をやっていた。インタビュ−に応えていたのは、宇崎竜童。去年引退して30年ぶりに山口百恵と会って妻の阿木燿子と3人で食事をしたときの話をしていた。当時17歳の山口百恵自身が、阿木燿子、宇崎竜童に歌を作って欲しいとマネ−ジャ−言い、チ−フ・マネ−ジャ−が宇崎夫妻に依頼したのが始まりで、始めはLPに入れる曲を何曲か書いた。横浜から横須賀で育ったのにちなんでそんなイメ−ジの曲を提供。気に入ったので、『横須賀スト−リ−』が生まれたという。その後、山口百恵のイメ−ジを作っていくのが、阿木燿子、宇崎竜童の曲である。


 11月9日(火) 曇 12087

 昔、コッキ−・ポップというラジオ番組があって多くのスタ−を出した。筆頭は、中島みゆき。その他にも、河島英五(ホモサピエンス)の『何かいいことないかな』に、ガツンとやられた。俺の青春のテ−マ曲。とっても気に入っていたのは、谷川浩子の、『おはようございますの帽子屋さん』。高木麻早、NSP、庄野真代、チャゲ&飛鳥、長淵剛、八神純子、世良公則&ツイスト、小坂明子の、『あなた』というのもあった。だが、地味だが気になっていたバンドが、ダウン・タウン・ブギウギ・バンドだった。『知らずしらずのうちに』というのが何か良かった。歌詞もそうだが、ボ−カルの声も好きだった。

 少しして深夜放送で、『スモーキン・ブギ』がラジオから流れた。これにはぶっ飛んだ!

「初めて試した煙草が ショート・ピース
親父のマネして気取って ちょっとポーズ
たちまちめまいでクラクラ 飯も食えず

学生服のポケットに そっとかくす
弁当が済んだらトイレで ちょっとフカす
ヤニっことるため歯ブラシ ゴシゴシ

目覚めの一服 食後の一服
授業をサボって 喫茶店で一服
風呂入って一服 クソして一服
そいでまたベッドで一服
朝から晩まで スモーキン・ブギ
朝から晩まで スモーキン・ブギ
Hoo-Paa Dura スモーキン・ブギ
Soo-Paa Dura スモーキン・ブギ
Soo-Paa Dura スモーキン・ブギ

いつの間にやら 歯のうらまっ黒
気がつきゃ 右手はまっ黄色
鏡をのぞけば おいらはまっ青

目覚めの一服 食後の一服
授業をサボって 喫茶店で一服
風呂入って一服 クソして一服
そいでまたベッドで一服
朝から晩まで スモーキン・ブギ
朝から晩まで スモーキン・ブギ
Hoo-Paa Dura スモーキン・ブギ

Soo-Paa Dura スモーキン・ブギ
Soo-Paa Dura スモーキン・ブギ
Soo-Paa Dura スモーキン・ブギ 」 −−作詞:新井武士(ダウン・タウン・ブギウギ・バンド)−−

 当時、家に遊びに来た友達に、おばあちゃんが作ったラ−メン食わせながら録音したカセット・テ−プ聴かせたら、笑って食えなくなって、これスゲ−なぁ。俺たちみたいだべ。目覚めの一服 食後の一服 授業をサボって 喫茶店で一服 クソして一服 なんてそのまんまだべ。と、笑っていた。その後が、リ−ゼントにサングラス、ツナギを着て、『港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ』(実は、『カッコマン・ブギ』のB面で発売された)でまさにブレイクした。幼稚園生から大人まで「アンタ あの娘の何んなのさ」という台詞が大流行した。その宇崎夫妻に曲作りを依頼した山口百恵もただ者ではない。NHKの『SONGS』で、宇崎竜童が作った曲をテ−プの録音して渡していたが、山口百恵はそれを直接聴いて歌い込んでいたという。レコ−ディング前日に、曲の依頼をされて何時間もしないうちに作ってテ−プを渡す。凄い作業である。

 『プレイバックPart2』の時は、阿木燿子の歌詞が先に出来て、それを見た宇崎竜童が見た瞬間にメロディ−が出来たという。♪緑の中を走り抜けていく真紅(まっか)なポルシェ♪それがまるで歌詞に楽譜が書いているように出てきたといっていた。これも本当にただ事ではないことだ!まるでドゥエンデが降りてきた様な瞬間だったのだろう。それをレコ−ディング前日にテ−プで聴いてスタジオに入って歌って大ヒットを飛ばす山口百恵の歌の咀嚼力に驚いたと、宇崎竜童が言っていた。

 『山口百恵は菩薩である』という本を書いたのは平岡正明。シングルのB面を聴くと、山口百恵は菩薩だと平岡正明はいう。それにしても男性だけではなく同性からも支持された山口百恵。そんな事を考えながら横須賀で過ごした。そこには坂本龍馬も山口百恵もいたわけでない。勿論、港のヨ−コもいなかったが、そんな事を感じなら過ごせたのが嬉しくもあった。18日には、赤坂の霊南坂教会で結婚式をあげて30年目になるようだ。♪これっきり これっきり もう これっきりですか♪と、歌って引退してからTVには一切出てこない。引退後、交流のあった歌手に時々、横須賀恵の名前で歌詞を提供しているだけだ。


 11月12日(金) 晴 72371/3

 エリザベス女王杯の枠順が確定した。5冠を狙うアパパネは3枠5番。メイショウベルーガは5枠9番。外国馬は有力2頭。イギリスのスノーフェアリーが3枠6番。カナダのアーヴェイは8枠16番。サンテミリオンは4枠7番などである。通常、関西でやるGTの時は、東京競馬場へは行かないが、日曜日は行こうと思う。それというのも、頭蓋骨骨折などで戦列を離れていた横山典弘騎手が今週から復帰するからだ。先週から美浦で藤沢和雄調教師の馬に調教をつけ始めていたので近いうちにレースに乗れるようになるだろうと思っていたが、こんなに早く復帰するとは思わなかった。日曜日の9レース赤松賞で、ダンスインザムードの初仔ダンスファンタジーに騎乗する。この馬で2歳牝馬チャンピオンと来年の桜花賞を目指すはずだ。それをしっかり目に焼き付けようと思う。

 典ちゃんは、完璧じゃなければ復帰しないと、言っていた。2ヶ月近く大怪我で療養していたので、レース感も鈍っているだろうが、普段通りの騎乗を心がけると語っている。気負いなく乗るということだろう。未だリーディングトップを独走中。日曜日のメインレースも有力馬、ユノゾフィーに騎乗。こちらも楽しみだ。取り合えずこれから明日の予想。

 体調は依然不良。風邪が治らない。今年の風邪は良くない風邪のようでなかなか治らない。咳や鼻水は余りでないが、熱っぽくなるのと喉が腫れ、腹が調子が悪くなる。歩いているとフラフラする事がある。だから集中力がなくなることがある。夜中NHKで、『白熱教室』をやっている。


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