−−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−
por 斎藤祐司
過去の、断腸亭日常日記。 −−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−
太い斜字で書いてある所は99年、2000年、2001年、2002年、2003年、2004年、2005年、2006年、2007年、2008年、2009年のスペイン滞在日記です。
4月21日(水) 曇 6584
結衣さんからTELがあった。たまりかねたように状況を訊きに来たのだ。ISOさんに説明したようなことを話した。闘牛の会の会員だから当然詳しくなるけど…。色々話したけど、会から離れて自由になることで今までやりたくて出来ないでいたことが出来るようになるはずだ。会にとらわれないことが出来る。そんな話をしていたら、言い方は違うがISOさんと同じことをいっていた。ISOさんは、サッカーの理論を考えて書いているそうだが、そういう風に書いていると、他人と会ったりするのがじゃまになるという。コンを詰めて書き出すときはそういうの風にしないとかけないと。結衣さんも、小説を書くときは、取材などに行ったときに、考えや感じたことを他人に出来るだけ話さないという。話すと、核心の部分がずれたり、人に合わせて話したりする状況で違う形に変化する場合があるので、自分の内面と向かい合って文章にしていくのだという。
ISOさんとは30分。結衣さんとは40分TELで話した。闘牛の会とは別に新しい道を歩くことにする。僕もISOさんや結衣さんのように他人と会わないようにして文章化する作業を本格的に始めなければならないと、思った。ここ2日TELでそういう話をして勇気づけられた。非常に嫌な思いをしたが、それにめげずに自分のやりたいことを続けていかなければという思いが強くなった。取り合えずホセ・トマスへの思い書いている。それも、近日中にHPにアップできるだろう。HP用じゃない文章もどんどん書いていこうと思っている。今まではみんなで一歩と思ってやってきたが、これからは、1人で良いから10歩、20歩と歩いていきたい。そういう風に未来へ繋げていきたい。
20日の結果。 セビージャ。フリ、耳2枚。マンサナレス、耳1枚が2回。ダニエル・ルケ。耳なし。
4月22日(木) 雨 27902
朝はそうでもなかったが、段々寒さが増して北関東では雪が降ったところがあったという。東京も寒い。ダウンジャケットをやめてフリーズを着ていたら寒さがこたえた。おかげで腹の具合がよくなくて、下痢気味になった。ひでぇーもんだ。どうなっているんだろうこの天気。冬のように寒い。Amazonで頼んできたボブ・ディラン関連の本・雑誌が一杯届いた。どれから読めばいいのか…。取り合えず『現代思想』最新刊のディラン特集から始めようかと思う。『レコード・コレクターズ』のボブ・ディラン・ディスク・ガイドも面白そう。それと『イチロー・インタヴュー』も『知の編集工学』松岡正剛著も読まなければならない。本が部屋に溢れている状態だ。
21日の結果。 セビージャ。ポンセ、口笛。エル・シド、弱い耳要求で場内1周。タラバンテ、耳なし。
4月24日(土) 晴 31715/2
今日は、ラス・ベンタス闘牛場のサン・イシドロとアニベルサリオの発売の日。スペイン時間10時、日本時間17時にネットでアクセスするも中々繋がらない。1時間弱で繋がったが、すでにホセ・トマスの出場する6月3日と12日は売り切れていた。次は18日にアクセスするとスイスイと進んだがなんと1ヶ所間違えて時間切れで買えず。それからは、19日もダメ、21日2日のモランテの日もダメだった。25日のプレンサもダメ。
他の日は買えたが、ダフ屋値段で高くなる日が軒並み買えずじまいだった。去年と今年の違いは、アクセスするときに使用したノートがXPから7に変わったこと。それと、一昨年は、全然繋がらなかったが、今年は1時間もしないうちに、ホセ・トマスの日がないことが判った。その前は3時間くらい掛かった。去年は、セバスティアン・カステージャとペレラ、タラバンテの日が早めになくなったが、アニベルサリオは楽に買えたが、今年は、ベネフィセンシアは買えなかった。年々買うのが厳しくなっている状況だ。後は、ダフ屋か、ネットで買うしかない。仕方ない状態だ。これから酒飲んで寝よう。
22日の結果。 セビージャ。クーロ・ディアス、マティアス・テヘラ、耳なし。ルベン・ピナール、場内1周。
23日の結果。 セビージャ。ペレラ、口笛。ダニエル・ルケ、耳なし。
4月25日(日) 晴 4815
ラス・ベンタス闘牛場の客席は、23737席。そのうちアボノが19721席。そのうち2325席が老人と子供の席。アボノ率は約83%。つまり、売り出される席はアボノ以外の4006席。しかし、レグラメントでは当日5%の席を売り出さなければならないと規定されている。これを総観客席と考えると、1186席。アボノ以外の席数と考えると、200席。4006席から、当日発売する1186席または、200席を除く、2820席または、3806席をネットや闘牛場で競い合って買うのだ。通常の解釈では当然、総観客数の5%になるのだから2820席の争奪戦ということだろう。
9日出た売り切れ日の時間がラス・ベンタス闘牛場のHPに載っている。これのよると、始めに売り切れたのは、11時30分に5月21日。11時40分に5月25日。11時45分に5月15日。12時5分に5月18日。12時15分に5月19日。12時30分に6月2日。13時5分に6月3日。13時7分に6月12日。16時15分に5月14日。時間は当然にスペイン時間。日本時間はこれに7時間足せばいい。
昨日の日記に書いたが、ネットでは1時間しないうちにホセ・トマスが出場する6月3日と12日がなくなった。ということは、闘牛場ではこの時間まで売っていたことになる。当然徹夜で並んでないと買えないだろうけど。つまり、ネット販売と、闘牛場での販売数が明確に決まっていたのだろうと解釈するのが普通だろう。その割合は不明。ところで、売り切れが9日出たラス・ベンタス闘牛場のネットで取引をしているサイトでは、早速値動きがあった。150ユーロつけていた6月12日の最低値は80ユーロに下がった。他の日は目立った値動きは観られない。
これから開催が変わった東京競馬場へ行く。フローラ・ステークスはサンテミリオン。アンタレス・ステークスは難しい。人気は、トランゼット、フサイチセブン、シルクメビウス、ダイシンオレンジ、ナニハトモアレ。
やばい!ホセ・トマスがメキシコのアグアスカリエンテスで、牛の角でざっくり刺されて重傷を負った。動けない状態で医務室に担ぎ込まれた。非常に深刻な状態だという。大腿部の動脈と静脈を深く傷つけたという。
手術は4時間行われて止血がなされた。輸血は11リットル(8リットルという情報もあるが、情報が錯綜している)と超したという。人間の血液量は5リットルくらい。その2倍以上輸血量だけで異常だ。
アグアスカリエンテスのスペイン名誉領事、アレハンドロ・ムニョス・フェルナンデスと家族は、ホセ・トマスの入院しているイダルゴ病院にやってきて、同じ血秋型なので献血をすると申し出た。彼の血液型は非常に珍しいAネガティブ。ヘリコプターで血清と血小板を搬送した。
医者は、危険はないが、彼の人生は今厳しいといった。アポデラードのサルバドール・ボウは、病院に大きな問題があった。と言い、深刻だ!48時間が峠だというようなことを興奮しながらいったという。ホセ・トマスは病院のUVI(集中治療室)にいる。何かできないモノかと思ってしまう。大丈夫なのだろうか?生きてスペインに戻れるのだろうか?また、闘牛が出来るのだろうか?非常に心配で深刻な角傷を受けた。
非常に嫌な写真を観た。闘牛場で担ぎ起こされるときに血が水道の蛇口のように流れている。そして、搬送される時の写真だと思うが、ストレッチャーに乗っているホセ・トマスの胸を医師らしき白衣を着た男が心臓マッサージをしている?非常にやばい状態だと認識した方が良いようだ!!! 写真
傷口は、左鼠径部に15cmである。鼠径部とは、股の間である。それで動脈と静脈が深く傷ついているという。状態は安定しているというが、医師は、合併症を心配しているという。72時間が山らしい。
4月26日(月) 晴 11917
昨日東京競馬場で、フローラ・ステークスを観て横山典弘が乗ったサンテミリオンが楽勝するのを観て良い気分で、しかも7レース騎乗で5勝というレースぶりを観て天才というか、ホセ・トマスの様に神がかっていると、凄く嬉しくなって帰ってきて、NHKの『龍馬伝』を観ながらネットを始めたら、ホセ・トマスの大怪我を知る。鼠径部から15cmの深さに角が入り、大腿部の動脈と静脈を深く傷つけて11リットルもの輸血をしたなんて読んだら、死ぬかもしれないという恐怖を感じた。今年はホセ・トマスを観ることが出来なくても良いから、また、闘牛場に戻ってくることを心より願っている。祈りを捧げたい。どうかお願いですから、ホセ・トマスを助けて下さい!、と。
明日か明後日になれば大体の今後のことが判るかもしれない。本当に彼の生命力がこの事故を乗り越えられるように祈りたい。何とかなって欲しい!今日は上を向いて歩こう。涙がこぼれないように。医師は、死んだパキーリの出血と同じような状態だと言っている。
4月27日(火) 雨 28925
歯が痛かったので、歯医者に行った。ブラッシングが悪いと言われた。これじゃ歯周病になります。それでブラッシングの再実習。やれば出来るじゃないでか。怒ったり、褒めたり。ブラッシングをしていたらなんと詰めていた金属が取れた。それでレントゲンを撮っていたので、その歯に付随する2本合わせて3本の歯の詰め物を代えることになった。いつも行く歯医者ので、もう20年以上行っているところ。先生も元気。帰りに美味しいラーメン屋さんがないか、訊くと教えてくれたのでそこに行ってみた。こんなこと今まで訊いたことがない。でも、不味くはなかったけどまた行ってみたいと思う味ではなかった。
夜、MEGUさんと会う。酒を飲みながら食事をして話をした。元気が出る話だった。安田さんからのメールを見せた。それで今後のことを話し合った。希望が沸いてきた。良い気分で電車に乗っていたら、シーラさんから電話があった。
ホセ・トマスは、元気になってきた。意識が戻り、医者に冗談を言ったという。
4月28日(水) 雨 7672
昨日の夜中『心の遺伝子』西原理恵子を観る。読んだことがない人気漫画家だが、『トップランナー』とかに出ていて知っている。非道い生い立ちから、親と同じギャンブルに狂う。そこで出会った戦場カメラマン鴨志田穣と出会い戦場での貧困を目の当たりにしてギャンブルを止める。戦場で観た子供たちは親も兄弟もいなくても明るく笑っていた。絶望の中で笑顔を絶やさない姿に感動する。そして、結婚。
「負の連鎖から逃れるため、東京へ
西原さんは実父をアルコール依存症で亡くし、その後、母の再婚により義父となった人はギャンブル依存症で自ら命を絶つという壮絶な家庭環境で育つ。この「負の連鎖」を断ち切るため、西原さんの母は西原さんに現金100万円を手渡し、「東京へ行きなさい」と告げた。母の意をくんで上京した西原さんは、好きだった絵で食べていきたいとアダルト雑誌などで小さいイラストを描き始める。初めて舞い込んだ連載企画は、義父を追いつめたギャンブルの体験ルポ。西原さんは仕事だと割り切って、ギャンブルの世界に足を踏み入れた。しかし、不安や弱い心を追い払うかのような強い刺激と高揚感に心を奪われ、大金をつぎ込むようになっていく。それは恐れていたギャンブル依存症の入口だった。
かもちゃんとの出会い
ギャンブル依存症を患った西原さんは年に500万円以上も使うようになってしまう。そんな彼女を変えたのは、タイの取材旅行で出会った"かもちゃん"こと、鴨志田穣さんだった。戦場カメラマンである鴨志田さんは西原さんをアジアの紛争地帯へと連れ出した。西原さんは想像も出来ないようなどん底の貧困生活にあえぎながらも、「笑って」強く生き抜く人々の姿を目にし、自身の甘えを痛感する。「どん底でこそ笑え」、それこそが鴨志田さんが西原さんに伝えたメッセージだった。
やがて西原さんは鴨志田さんと結婚。ギャンブル依存症を克服し、漫画家としても名作『ぼくんち』を生み出し順風満帆と思われたとき、新たな負の波が西原さんと鴨志田さんに襲いかかる。鴨志田さんが、戦場のフラッシュバックでアルコール依存症となってしまったのだ。幼いころの経験と重なった西原さんは「どん底でこそ笑おう」と、西原さんなりのエールであえて現状を「笑い」として描く方法を取る。しかし、それは鴨志田さんを追いつめることになり、2人は離婚という道を選択した。
2人の約束
離婚後、アルコール依存が深刻化していく中で、鴨志田さんは戦場カメラマンとして師事した橋田信介さんの死に衝撃を受ける。それが転機となり、病気を克服し家族のもとへ戻りたい一心で治療施設に入院。鴨志田さんの懸命さを感じ始めていた西原さんも再び鴨志田さんを家族として迎え入れる決意を固めた。しかし、そんな矢先に鴨志田さんが末期の腎臓がんであることが判明してしまう。残された時間がわずかだと知った2人は「どんなに辛くても最期まで笑って過ごそう」と約束し、最期の半年間は家族水いらずで笑顔があふれる毎日を送る。そして、2007年3月。鴨志田さんはたくさんの幸せな思い出と笑顔の記憶を遺し、息を引き取った。2人のこどもは、泣き崩れる西原さんを必死に笑わせようとしたという。それは鴨志田さんと西原さんの遺伝子が確かに受け継がれている証拠だった。」 ーーNHKの『心の遺伝子』HPよりーー
「どん底でこそ笑え」西原理恵子はそういう状況の中でギャグマンガを書き続けている。この人、いつも楽しそうに話をしている。でも、番組では嗚咽しそうになって泣いていた。こんな実人生があったとは知らなかった。すげぇなぁー。マンガ読んでみたい!
「衆院本会議で成立した殺人など12罪の公訴時効廃止を柱とする改正刑事訴訟法は、27日の持ち回り閣議で公布が決まり、即日施行された。28日午前0時に時効成立を控える事件を対象にするため、法務省は即日施行という異例の手続きを政府内で働きかけていた。
改正法施行により、95年4月28日以降に発生した殺人などの時効が廃止され、警察の捜査が継続される。」 ーー毎日新聞よりーー
画期的な法案が成立し即日施行された。凶悪犯罪がなくなることを望む。
ホセ・トマスは、心配された合併症の症状は観られず、医師団は3日後に歩行訓練が始まることを提示したという。ラス・ベンタス闘牛場のイグナシオ・ゴンサレスは、サン・イシドロでホセ・トマスが復帰することを希望することをインタビューで言った。 アメリカの格付け会社スタンダード・アンド・プアーズは、ギリシャ国債の格付けを3段階落とし投資不的確にし、ポルトガルのそれも2段階落とした。これによりユーロは暴落した。今、1ユーロ122円台で取引されている。
4月29日(木) 曇 38257
ホセ・トマスは食事とコカコーラを取ったという。非常に嬉しいニュースだ。しかも自力でベットから椅子に移ったという。しかもこれからあるヨーロッパリーグ(EL)準決勝のアトレティコ・マドリード対、リバプール戦のテレビ観戦を病院側に要求したという。ホセ・トマスはアトレティコ・マドリードの大ファン。当然といえば当然だが、自分のことよりサッカーの結果に興味が行っていると言うことは、それだけ体調が良いと言うことなのだろう。本当に良いことだ。アトレティコ・マドリードは第1戦をホームで1−0で勝っている。アウェイで引き分け以上で決勝に進出する。ホセ・トマスの為にガンバレ、アトレティコ・マドリード!!!
4月30日(金) 曇 7766
少し冷静になったので、テンゴ・エントラーダを観た。ラス・ベンタス闘牛場の6月3日と12日はホセ・トマスのコヒーダで値崩れを起こしている。100ユーロを切って65ユーロになっている。これでホセ・トマスが出場したら超お買い得になる。出なかった場合は当然ながら高い買い物になる。アトレティコ・マドリードは、0−2で負けた。この結果はホセ・トマスの病状に影響することはないだろう。アトレティコ・ファンは負けることになれているからだ。
朝携帯で結果を観たら、アトレティコ・マドリードが0−2で負けたとスポーツナビに出ていたが、これは間違いで0−1で負け、トータルで1−1になったために延長戦が行われて1−1でアウェイゴール数でアトレティコ・マドリードが上回り決勝に進出した。ホセ・トマスは喜んでいるだろう。
5月1日(土) 晴 33117
ダービー、トライアル青葉賞を観るために、東京競馬場へ行ってきた。パドックからレースまでジックリ観た。「競馬の祭典GI日本ダービー(5月30日、東京2400メートル芝)へ向けてのトライアルレース、第17回GII青葉賞が1日、ダービーと同じ舞台である東京競馬場2400メートル芝で開催され、単勝1.4倍の断然1番人気に支持された横山典弘騎乗の無敗馬ペルーサ(牡3=藤沢和厩舎、父ゼンノロブロイ)が優勝。中団追走から直線は余裕たっぷりに突き抜け、2着トゥザグローリー(牡3=池江郎厩舎)に4馬身差をつける圧勝でダービー切符を手に入れた。良馬場の勝ちタイムは2分24秒3。 同馬はこれで4戦4勝の負け知らずでダービー進出。前走の若葉ステークスでは後のGI皐月賞2着馬ヒルノダムールも破っており、6戦5勝の皐月賞馬ヴィクトワールピサに堂々と挑戦状を叩きつける、この日の勝利だった。 なお、ペルーサ、トゥザグローリーの上位2頭までにダービーへの優先出走権が与えられる。一方、半馬身差の3着にはハートビートソング(牡3=平田厩舎)が入った。」 ーースポーツナビよりーー
パドックはチャカついたりヤンチャなところを見せていたが、耳はリラックスしていた。堂々としている。返し馬も中々始まらず、前脚と後ろ脚でピョンピョンして横に歩いたりまだまだ子供。そういう幼さは、発走前のゲートの中でも出ていた。2度ほど立ち上がっていた。大丈夫かと心配になったが、レースぶりは大人。モノが違う。1000m60秒のペースで、上がり3Fが33.8秒。他の馬と次元が違う脚だった。大楽勝でダービー候補に名乗りを上げた。藤沢和雄厩舎で横山典弘。武豊のヴィクトワールピサの対抗で大いに期待が持てるレースぶりだった。タイムも優秀。典ちゃんのダービー連覇が見えてきた。
レースが終わって表彰式でもペルーサはヤンチャだった。これで大人になったら無敵になる。スタンドに座って喜んでいたらMEGUさんからTEL。HamaさんからTELがあったという。その後、連絡を取り会うことになった。今日は良い競馬だった。ちなみに、「ペルーサ(Pelusa)とは、スペイン語で綿毛、布地の毛などの意味で、転じてもじゃもじゃ頭や、毛むくじゃらの人をいう。サッカーの元アルゼンチン代表で、現監督のディエゴ・マラドーナの愛称でもある。」 ーーサンスポよりーー
5月2日(日) 晴 11885
今日は天皇賞春。フォゲッタブルはローテーション的に危ないかもしれない。本命は、マイネルキッス。対抗は、エアシェイディ。単穴は、メイショウベルーガ。注は、フォゲッタブル。白三角は、ジャミール。
「快晴のゴールデンウイークに衝撃が走った。直線で楽々と他馬を突き放したのは、この日の青空と同じ水色の勝負服。単勝140円の圧倒的な支持を得たペルーサが、父ゼンノロブロイと同じ青葉賞を制して、4戦4勝の無敗でダービーへ向かう。
「きょうはどんな勝ち方をするかと思っていた」 レース後に横山典弘騎手はこう話したが、その勝ち方は想像以上。スタートして中団を追走すると、逃げた僚馬ミッションモードが1000メートルを1分ジャストで引っ張るペースは、まさにペルーサ向きに。馬群で脚をため、直線はその馬群をこじ開けて独走になると、追いすがるトゥザグローリーを4馬身後方に置き去りにして、2分24秒3(良)の好タイムでダントツ人気に応えた。07年にウオッカがダービーを勝った時が2分24秒5(良)。開幕2週目で絶好の馬場状態とはいえ、その速さたるやダービーV級だ。
「いい内容だったね。直線も楽だったけど、本番もあるので1頭になってもフラフラしないように教えた。何も言うことはない。見ての通りだよ」
勝って当然、と言わんばかりに、淡々と振り返るノリ。シンボリクリスエス(02年)とゼンノロブロイ(03年)でこの青葉賞を勝ちながら、ダービーではともに2着に敗れた藤沢和雄調教師にとっては、今度こその手応えを感じる内容だった。
「2頭の(後の)年度代表馬と同じぐらい強い。だいぶ前からダービーは夢だったけれど、なかなか勝てないレース。皐月賞組などは強いけど、今年も参加できるので頑張ります」 牡馬クラシックを勝っていない名将が夢舞台に思いを馳せると、昨年ロジユニヴァースでダービージョッキーの仲間入りを果たしたノリも「この勝ち方をして、本番を意識しないわけにはいかない。もう一度、気を引き締めて向かいたいね」と意欲をにじませる。 青葉賞馬はダービーでは2着が最高。そんな嫌なジンクスもペルーサなら吹っ飛ばす。そんな期待を抱かせる関東のスター誕生だ。」 ーーサンスポよりーー
ホセ・トマスは退院の記者会見をした。
5月3日(月) 晴 33854
昨日の天皇賞・春は何だったんだろう。フレグモーネで頓挫して、1週間後に出走した京都記念は、ブエナビスタの2着。それから2ヶ月以上の間隔を開けての天皇賞。そのジャガーメイルがゴール前でマイネルキッスを抜き去り優勝。3着がメイショウドンタク。この馬、どうすればフォゲッタブルより先着できるのか?そういう想像を遙かに超える現実。フォゲッタブルは6着。エアシェイディは最下位で入選後、降着があり17着。安勝のジャミールは最後方から進んで7着。はっきりした騎乗ミスだ。3着に16番人気が入って3連単は大波乱。1,2着は2番人気4番人気である程度の予想がつくのだが3着は???
東京では、横山典弘が4勝。9レースは出鞭をくれて芝2400mを逃げ切り。10レースは、ダート1400mを後方2番手から直線一気のゴボウ抜きで差し切り勝ち。物凄く冴えた騎乗を続けている。これで60勝。2位の藤田伸二36勝。リーディングは独走態勢だ。そして、今週から5週連続で東京のGTが始まる。歴史的な記録が達成されるかもしれない。NHKマイルで、1番人気が予想されるサンライズプリンス。ヴィクトリア・マイルで1番人気が予想されるブエナビスタ。オークスで2番人気が予想される、サンテミリオン。ダービーで2番人気が予想される、ペルーサ。安田記念で1番人気が予想されるブエナビスタ。と5週全部を連勝しそうなのが横山典弘だ。
今、神懸かっているので本当に現実的なことが起こりそうな気配だ。毎週単勝を賭け続けて観たくなるような横山典弘騎手だ。神懸かっているのは典ちゃんだけじゃない。アメリカでは宮里藍が、日本では石川僚が神懸かり的な優勝を遂げた。もうすでに今年は典ちゃんと心中するつもりで馬券を買っている。
ホセ・トマスは、退院して行った。復帰には色々噂が出ていた。バルセロナでは復帰できるだろうとか、いう記事も出てきたが、退院に当たって医師は、復帰には3,4ヶ月掛かるだろうといっている。
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