−−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−
por 斎藤祐司
過去の、断腸亭日常日記。 −−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−
太い斜字で書いてある所は99年、2000年、2001年、2002年、2003年、2004年、2005年、2006年、2007年、2008年、2009年のスペイン滞在日記です。
4月12日(月) 雨 36420
闘牛士もそうするように reaparecer レアパレセールすることにした。
と、いうのも、今日パソコンを開いてメールを観たら、セビージャの下山さんの奥さんからメールがあって携帯電話の番号を教えて欲しいという。夫が話があるからと書いてあった。今日は家にいるから自宅の番号も記入して返信した。それから下山さんからTELがあった。HPを見てまゆみさんが号泣したという。僕がヤケを起こして自殺するんじゃないかと心配しただという。病気でスペインに来れなくなったから、とか、色々なことが頭に浮かんで…。特に、なぎら健壱の『四月十日の詩』の歌詞で、「ともしびが消える」とか、「これですべてが終わる」というのが不吉な感じを与えたようだ。
始めは冗談かと思ったが、それが本当なんだと話を訊いていて思った。それから、今年の闘牛観戦予定などを話した。それと実はと、もう一つのHPを教えた。これだけでセビージャからの国際電話代は結構すると思う。その後、下山さんがリハビリに行った後、まゆみさんから TELがあった。そこで号泣した話を再度本人から訊かされた。心配して色んな人にTELをしたという。くまさんや他の人に…。僕は大雑把に事情を説明した。HPを見せたくないと人がいるので更新を停止したことをいった。そうしたら、まゆみさんが、変なことをいう人なんか放っておいて、沢山観ている人がいるんだから、
reaparecer レアパレセールしたら、と。
インターネットは世界に繋がっているんから。あたしと同じようにびっくりしている人がいっぱいいるよ。と、諭された。僕はまゆみさんに人生を教えられたような気がした。このHPから闘牛の情報を手に入れれない人がいるということもいわれた。まゆみさんからはTELは長かった。1度家に誰かが訪ねてきて切れたので2度TELがあった。国産電話代は馬鹿にならないだろうに、こういう風にしていわれると、素直に従うのが正しいだろうと感じた。いつも闘牛を観るYさんからも、万希ちゃんからも他の人からもメールが届いた。
Yさんによると、4日のマラガのホセ・トマスは、まさに「DUENDE!!!」と書かれてあった。また、カステージャが歩いて退場したのは、観客の耳2枚を要求をプレシデンテが拒否したことへの抗議だったという。そして、これからは自分のためだけの闘牛観戦ができますね。と、書かれてあった。万希ちゃんからは、本当にありがとうございました。今後は、会にとらわれない一闘牛好きとしてよろしくお願い致します。と、書かれてあった。 よって、reaparecer
レアパレセールすることにした。
たった2日間の更新停止に終わったが、良い勉強になった。アンジェラ・アキのことをNHKの『心の遺伝子』でやっていた。目標を忙しさや挫折感の中で見失った時に、ライブを聴きに来ていた上司に、「Take
a chance on you(自分に賭けてみなさい)」と助言。さらに計画の建て方を教えられる。三角形を書いて3つに分ける。1番上が6ヶ月から2年の目標。真ん中が3年から6年の目標。1番下が6年から10年の目標。アンジェラ・アキは訳がわからないところがあるが、凄さを感じる。TVを観ながら涙が溢れていた。彼女は3年後に武道館という目標を書き出してその下に、勇気・ガッツ・規律と3つの単語を書いて、本当に3年後に武道館でピアノの弾き語りだけという異例のコンサートを開いた。僕も三角形を書くところからもう1度始めようと思う。
今日の日記は、先日死んだ井上ひさしの言葉で締める。彼の影響は、NHKの人形劇『ひょっこりひょうたん島』から大きな影響を受けた。
♪丸い地球の 水平線に
何かがきっと 待っている
苦しいことも あるだろさ
悲しいことも あるだろさ
だけど ぼくらは くじけない
泣くのはいやだ 笑っちゃおう 進め♪ ーー『ひょっこりひょうたん島』歌詞、井上ひさしーー
「むずかしいことをやさしく
やさしいことをふかく
ふかいことをゆかいに
ゆかいなとこをまじめに
書くこと」 ーー井上ひさし座右の銘。ーー
日記が前後するが11日書いたものをここに記しておく。
4月11日(日) 曇 5303
今日の桜花賞は混戦といわれている。正直迷う。データなどを考えて本来は清水成駿のように、アパパネを本命にすべきなのだろうが、清水は「乱桜」ではなく「賢桜」だという。そうかなぁと思うが、アパパネ本命はそれで判る気がする。しかし、馬体重が気になるが、本命に考えているのが、アプリコットフィズ。レースぷっりが良い。その次がアパパネ。無難な予想だがここまではしょうがない。その後に、コスモネモシン、オウケンサクラ、アニメイトバイオ、エイシンリターンズ。その辺を絡めて馬券を買おうと思う。あくまで馬体重発表後に馬券を買うつもりだ。
クラシック第1弾桜花賞。この頃になると本格的な闘牛シーズンを迎えることになる。セビージャの春祭りに続いてサン・イシドロも控えている。今年はまだはっきりといついけるか判らない。昨日もいつ行くか聞かれたが答えられない状態だ。いつ判るのか判らない。
4月13日(火) 晴 6807
競馬の話は日曜日の桜花賞。 「第70回桜花賞(11日、阪神10R、GI、3歳牝馬オープン国際、定量=55キロ、芝・外1600メートル、1着本賞金8900万円、1〜4着にオークス(5月23日、東京、GI、芝2400メートル)の優先出走権=出走18頭)2歳女王が貫禄のクラシックVだ。阪神ジュベナイルフィリーズの覇者アパパネが、先頭集団の内から直線で外に出すと力強く伸び、逃げたオウケンサクラを1/2馬身捕らえて快勝。1番人気に応えてGI2勝目を飾った。1分33秒3(良)は桜花賞レコード。次走のオークス(5月23日、東京、GI、芝2400メートル)で、昨年のブエナビスタに次ぐ阪神JF、桜花賞、オークスの牝馬GI3勝目に挑む。
満開の桜の木の頂に、黄色い帽子のアパパネが舞い降りた。馬名の意味であるハワイに生息する赤い小鳥のイメージとは裏腹に、力強い末脚を繰り出した。2歳女王から桜の女王へ−。前哨戦のチューリップ賞では2着に敗れたが、本番では堂々たる競馬で、世代牝馬トップの座を守った。 「しのいでくれ!」 蛯名正義騎手は祈りにも似た思いでパートナーを叱咤する。自身は過去8度騎乗して、2度の2着(04年アズマサンダース、08年エフティマイア)が最高。どうしても獲りたい桜のタイトルだった。ゴール直前でオウケンサクラを捕らえた瞬間、85年の木藤隆行騎手(エルプス)以来25年ぶりとなる関東の桜花賞ジョッキーが誕生した。
「チャンスをもらいながら、結果を出せなかったし、今回は1番人気。もう(チャンスは)ないんじゃないか、という気持ちで乗りました」 ゲート入りを嫌がったが、好スタートを切り2番手。かかり気味になるが、前に馬を置くと落ち着きを取り戻した。スローな流れに後続が押し寄せた直線でも、馬群のまっただ中からやや強引に外めに持ち出してしまえば、あとはいつもの瞬発力を解き放つだけ。上がり3ハロン34秒1でまっしぐらに頂点へ駆け抜けた。
スローながら勝ちタイムの1分33秒3は、05年のラインクラフトがマークした桜花賞レコードを0秒2上回るもの。混戦という前評判も、2歳女王の強さが改めて浮き彫りにされるだけだった。 「前が止まらない馬場なので、ある程度の位置を取りたかった。少しかかったけど、信じて乗りました」。前哨戦で敗れて「挑戦する気持ち」と戦前に話していた蛯名。重圧に打ち勝って、安堵の表情を浮かべた。
GI7勝目の国枝栄調教師だが、1番人気での勝利は初めて。クラシックVも初めてで「クラシックは取りたいと思っていた。ここまで来たんだから、次はオークスへ。距離? それは心配してもしようがないよ」。距離延長を心配する声を一蹴して、樫の舞台への決意を固めた。 黄色い帽子、馬番(9)は昨年のブエナビスタと同じ。ブエナに続く阪神JF、桜花賞、そしてオークスのGI3勝目を予感させる。「新たな気持ちで、次へ向かっていきたい」。勝ちを重ねても、チャレンジを前面に押し出す蛯名。その強い気持ちは、アパパネ時代が続くことを感じさせた。」 ーーサンスポよりーー
終わってみれば人気のアパパネが厳しいレースを制した。期待のアプリコットフィズは5着に惜敗した。1着から10着までが0.5秒差という僅差である。
10日の結果。 セビージャ。サルバドール・ベガ、耳なし。ミゲル・アンヘル・デルガド、コヒーダされて右太腿に12cmの角傷をうける重傷。ミゲル・テンデロ、耳なし。 サン・クレメンテ。ロペス・チャベス、耳1枚、耳2枚と尻尾1つ。ファンディ、耳2枚、耳2枚と尻尾1つ。タラバンテ、耳1枚が2回。
11日の結果。 ブリウエガ。ポンセ、耳1枚、耳2枚。モランテ、耳1枚、弱い口笛。カジェタノ・オルドニェス、耳1枚が2回。 エルダ。ヘスリン、耳2枚。エル・レンコ、耳2枚、耳2枚と尻尾1つ。ファンディ、耳2枚と尻尾1つ、耳2枚。
12日の結果。 セビージャ。ディエゴ・ウルディアレス、場内1周。オリバ・ソト、耳1枚、場内1周。アントニオ・ナサレ、耳なし。
4月14日(水) 晴 38829
アントニオ・コルバチョがアポデラードをやっているアルトゥロ・マシアスがまたコヒーダされた。今年何度目なんだろう。本当にコヒーダの多い闘牛士。セビージャでやられラモン・ビラ医師の手当を受けた。病院に入院して夜は痛みが取れない状態になっているようだ。
ホセ・トマスはアリカンテには出場しないことになったとシモン・カサスが発表した。残念なことである。今回のスペイン旅行では予定に入っていた時期があるが、日程的に無理だろうとあきらめていたファリアである。
Yさんからの励ましのメールが届く。HP復活をワインで乾杯して喜んだという。闘牛の会についてはもう終わったこと。戻ることはない!し、あり得ない。
13日の結果。 セビージャ。セラフィン・マリン、耳なし。アルトゥロ・マシアス、コヒーダされ右太腿に20cmの角傷受ける。傷は大腿骨に達する重傷。20日から25日で復帰出来る模様。イバン・ファンデニョ、耳なし。
4月15日(木) 雨 8580
中国の青海省で起きた地震で600人くらいが死亡、1万人以上が負傷しているようで、被災者がかなりの数になるのだろう。道路は寸断され大型重機が現地に運べず倒壊した建物の下敷きになっている人の救出などは出来ない状態のようだ。しかも、現地は標高4000mの高地で、夜にはマイナス37度になるという。最悪の状況で、チベット族が多く住む所だという。
「倒壊した住宅や学校などの下に、多くの住民が生き埋めになっており、犠牲者数がさらに膨らむ可能性がある。 震源近くでは、90%の家屋が倒壊した。2008年5月の四川大地震の時と同様、多くの学校が倒壊した模様だ。中国紙「新京報」(電子版)によると、地元教育当局者は、14日夜までに生徒56人の死亡が確認され、さらに40人以上の生存の見込みがないと語った。特に被害が大きかった職業学校では22人が死亡した。
救助活動用の重機が足りず、人民解放軍兵士、武装警察、住民らが手作業による懸命の救出を続けている。これまでに900人以上が助け出されたという。現地は全面的に停電しているほか、テントや医薬品も不足している。胡錦濤国家主席の指示を受けて、回良玉副首相が現地入りした。 同日夜、国家地震救援チームが専用機で救援物資18トンや医療チームを乗せ被災地の空港に到着した。だが、空港から街中心部までの道路が寸断されている上、余震の危険性もあり、救援物資輸送は難航しそうだ。同日夕までに、余震はM6・3を含め18回起きた。同県は、海抜約4000メートルに位置する。人口約9万人で、その大半はチベット族が占める。」 ーー讀賣新聞よりーー
14日のセビージャは、セサル・リンコンのエル・トレオン牧場だったので期待したが、いい牛が出なかったようだ。しかも、出場闘牛士がコリーダ・トゥーラ。これじゃなぁ。
14日の結果。 セビージャ。アントニオ・バレラ、ルイス・ボリバル、サルバドール・コルテス、耳なし。
4月16日(金) 雨 37822
こんな雨の日に社内講習。正直疲れた。くだらないことで居残りになり、話し合い。と、言っても言いがかりをつけているのは、向こうの方。疲れて現場に戻ってきてその話をしたら、話を訊いた人間が激怒した。何をふざけたことを言っているんだあの人は!ここまで過激じゃなくても、おおむね僕に同情的なコメント。おおむねと言うより全部がそう。あーあ。くだらない。このくだらなさは、やる気をそぎ落とす。まるで闘牛の会のゴタゴタと一緒だ。信頼する直接の上司にゴタゴタを起こさないようにと釘を刺されこらえたけど、頭にくるというより、あきれてしまう。これも闘牛の会のゴタゴタと一緒だ。
くだらない!それでもこうやって痛みというか、気持ちを共有してくれる人がいるというのは素晴らしいことだ。これも闘牛の会のゴタゴタと一緒だ。日本にも僕の気持ちを共有する人がいるし、スペインにも下山夫妻、Yさんがいる。そして、今日セビージャからメールが来た。見ず知らずの人だがフラメンコのカンテを勉強している人だという。「闘牛にも興味があり、斎藤さんのブログに辿り着きました。ただ、辿り着いた経緯は昨年の11月頃にボブ・ディランの事を検索していたら辿り着いた訳でして、まさに自分としては願ってもないブログに辿り着いたと歓喜した事を覚えています。競馬・スポーツ・書物に関する記事が非常に興味深く、斎藤さんのブログにハマってしまいました。」と、書いてあった。
と、いうわけで、ディランの『運命のひとひねり』を繰り返し聴きながら書いている。HPの更新停止の時も隅々を探して、新しいHPを探したと書いてあった。確かに11日付けでスペインからのアクセスを確認している。よく探したものだ。ビックリだ。あのHPは下山さんに教えたが他の人には教えていないもの。そっちの方はもう更新することはないだろう。そして、下山さんにTELで説得されてこのHPを再開したわけだが、その時は飛び上がって喜んだという。嬉しいものである。今年セビージャで会ってみたいと思った。
くだらないゴタゴタはもうどうでも良い。疲れるだけだ。今日の冷たい雨のように洗い流せるなら気分も良い。なかなかモヤモヤは消えそうもないが、こういう人のメールを読むと元気になる。ありがたいメールだ。
15日の結果。 セビージャ。フェレーラ、耳なし。エル・シド、弱い口笛。セサル・ヒメネス、耳なし。
4月17日(土) 雨雪 13978
東京は雪が降った。異常である。明日、皐月賞があるというのに…。馬場がどうなるかは不明。雨が降ろうが、雪が降ろうが、明日は中山競馬場へ行く。14日アイルランドで起きた火山の噴火でヨーロッパの航空便は大混乱を起こしている。ロンドン、パリ、モスクワなど主要国の殆どの飛行機が欠航が続いている。昔もこういう状態があったらしいが、その時も長期間影響が出たというから何ヶ月も影響が出るのかもしれない。そうなると、スペイン行きが微妙な状態になる。時間がなくてYさんや昨日のセビージャのカンテをやっている人へメールが出来ない。明日以降になるだろう。
エル・フリは初めてのプエルタ・デル・プリンシペをした。99年耳3枚取ったがコヒーダされてプエルタ・デル・プリンシペを出来なかった。エレナ王女が観に来ていたという。
16日の結果。 セビージャ。フリ、耳1枚で場内2周、耳2枚。カステージャ、ペレラ、耳なし。
4月18日(日) 晴 40574
中山競馬場へ行ってきた。その前日に、東スポの競馬欄を観て喫煙所でタバコを吸っていたら、部署の違う人がやってきて、勉強ですか?というから、勉強です。人間いくつになっても勉強です。と、いうと、とっても嬉しそうに笑いながら、そうですか、といった。なんか不思議な雰囲気の良い感じだった。職場では、通常前日のスポーツ新聞や競馬新聞のことを参考書といっている。競馬の良いところは、前日に馬柱を観ながらレースの検討をする。その時間とパドックで馬を観るときが、想像力を養っている。レースは冷静にどうだったかを観る。これは闘牛と同じだ。
17日の結果。 セビージャ。モランテ、タラバンテ、ダニエル・ルケ、耳なし。 ベニエル。ミックス闘牛。闘牛士、ビクトル・プエルト、耳2枚、耳2枚と尻尾1つ。ホセリート・アダメ、耳2枚が2回。見習い闘牛士、スエステーニョ、耳2枚と尻尾1つ。 イスカル。フェスティバル闘牛。コルドベス、耳2枚が2回。オルドニェス、レアンドロ、耳1枚。 ハエン。フェスティバル闘牛。闘牛士、ポンセ、フィニート、耳2枚。ファンディ、耳2枚と尻尾1つ。サルバドール・ベガ、耳1枚。見習い闘牛士。ミゲル・イダルゴ、耳2枚。
4月19日(月) 晴
中山競馬場のパドックは人で一杯だった。何とか潜り込んで5列目くらいで観た。いつもは2列目。行くのが遅かったのでしょうがない。1番人気のヴィクトワールピサはのんびりと歩いていた。2番人気のローズキングダムは、おとなしい。尻尾が元気がない。エイシンアポロンは時々鼻を鳴らして歩いている。アリゼオはうるさいが気合いが乗っている。もっと気合いが入っているのはヒルノダムール。藤田騎手が乗ると5歳くらいの女の子の声で、「ヒルノダムール。ヒルノダムール」とゆっくりと連呼された。
「 第70回皐月賞(18日、中山11R、GI、3歳OP、芝2000m)まずは1冠。ヴィクトワールピサが1番人気に応えて、5連勝で皐月賞のタイトルを獲得した。 後方を進み、最後の直線で反応良く内側から一気に抜け出しての快勝。故障した武豊騎手から乗り替わっての大舞台で、見事に役割を全うした岩田騎手は「内から1頭ずつ抜いていって、最後の直線では先行馬のすぐ後ろ。まるでビクトリーロードができているみたいだった」と、栄光のゴールへの“道のり”を心地よさそうに振り返った。
直前のレースで落馬するアクシデントもあったが、その影響はみじんも見られなかった。「本命馬でプレッシャーはあったが、それを楽しみに変えて乗った。最高のレース」と胸を張った。 次走は3冠クラシックの2冠目が懸かるダービー。最強牝馬ウオッカなど数々の名馬を育ててきた角居調教師は「距離、コースとも初めてだが、レースではうまく折り合っているし、課題が見つからない馬だから」と自信をのぞかせる。 岩田騎手が「重厚感があってウオッカみたい」と評するヴィクトワールピサが、あのディープインパクト以来、史上7頭目の三冠馬に…。その可能性を感じさせる圧倒的な勝利だった。」
「勝った岩田騎手は感極まった模様で「すごい馬に乗せてもらったので勝利をプレゼントしたかった。落とせないレースだったので勝てて良かったです。いいレースができたと思います。内を突いてしっかり伸びてくれました。ユタカさんが凄く(馬に)仕込んでくれたのが良かったと思います。無事にダービーまで進んでくれたらいいですね」とホッとした表情で語った。」 「ヴィクトワールピサは父ネオユニヴァース、母ホワイトウォーターアフェア
、母の父Machiavellianという血統。通算6戦5勝で、重賞は3勝目。騎乗した岩田康騎手は昨年に続き2勝目、管理する角居師は初勝利となった。 払戻金は単勝が230円、枠連は(7)−(8)で550円。馬連は(13)−(16)で1260円、馬単は(13)−(16)で1920円。3連複は(11)−(13)−(16)で1万1410円、3連単は(13)−(16)−(11)で3万5220円。ワイドは(13)−(16)が540円、(11)−(13)が1440円、(11)−(16)が4080円。(レースの成績、及び配当金は、念のため必ずJRA発表のものでご確認下さい)
岩田康誠騎手の話 「外側が水分を含んでいると感じたので(最後の直線では)内側の1頭分ぐらいのところをついた。その結果、いいレースができた。無事にダービーまで進んでくれたらいいと思う」
角居勝彦調教師の話 「勝って本当にうれしいし、期待が大きい馬なので、ほっとしている。今のところ課題は見当たらない。この後はダービーへ直行することになる」 」 ーーサンスポよりーー
それにしても岩田は上手かった。向正面ではちょっと掛かっているように見えたが、何の心配もなかった。1頭分開いたラチ沿いを大きなアクションで追い出すとスルスルと先頭に立って優勝。派手なガッツポーズを何度もして引き上げてきてからは馬の首に抱きついていた。モノが違うなぁという印象を持った。そして2着には持ちタイムが1番良いヒルノダムールが入り、鼻差で2000m実績のあるエイシンフラッシュ。4着が鼻差でローズキングダム。5着がアリゼオ。しかし、前日、皐月賞とダービーは今年は違うと思うと、馬友と話をした。良馬場ならヒルノダムールが穴でおもしろい。でも、それに若葉ステークスで勝った、藤沢厩舎のペルーサとか、ニュージーランド・トロフィーを勝ってNHKマイル最有力になったサンライズプリンスとか、他にも面白そうな馬がいる。今年のトライアルはそういう期待できる別路線のダービー候補が良いレースをしそうだからだ。
競馬の帰りに本屋によって、『イチロー・インタヴューズ』石川雄太著、『知の編集工学』松岡正剛著を買う。今日は土曜日に雪で中止になった福島の代替競馬がある。 (時間なく20日にアップした)
4月20日(火) 雨 49821/2
寝ようとしたらISOさんからTELがあった。HPを読んで、どうしたのかと思って話をしに来たのだ。去年は土曜日が忙しかったから闘牛の会に行けなかったけど、4月からは暇になったので、闘牛の会に行こうと思っていたら、斎藤さんが辞めてしまった。折角行こうと思っていたのにといわれた。それにしてもなぎら健壱ってタモリクラブで、いい加減な男だと思っていたけど、『四月十日の詩』見たいにちゃんと歌ううんだ。と驚いていた。名曲でしょうといった。それから経緯を簡単に説明して、その首謀者が女であることをいった。東西文化センターでやっていた10年とその後の4.5年は特に僕が中心になってやってきた。その人間をゴミのように扱って、追い出したのだ。それで闘牛の会はやっていけるの?と、ISOさんがいっていたが、それはもうどうでも良いことだ。僕がいない闘牛の会には興味がない。協力は出来ないし、しない!
荻内先生と斎藤さんが決めたのならそれで良いといっていた人間は、掌を返したように僕を追い出すのに積極的に荷担した。こうなったら仮に殆ど体勢の人が僕に残って欲しいと思っていたとしても、残ることは出来ないのだ。女が首謀者と聞いてISOさんは、女はロジックが利かないからな。まさにその通りで何を考えているのか判らない。でも、まゆみさんのように凄い感性を持っている人もいるけど…そうじゃなかったのが、首謀者。これから新しいことをやりたいといったら、ISOさんが、そうだよなぁ俺からサッカーを取ったら俺じゃないし、斎藤さんから闘牛を取ったら斎藤さんじゃないモノな。と、いっていた。
それと昨日今日と結衣さんからメールが来た。「長い間、斉藤のさんのビデオを見て、斉藤さんから情報をもらったおかげで、闘牛を見られた人も詳しくなった人も多いのに」 「長く闘牛を見てきた者としては、なんか斉藤さんがやめてしまうのは釈然としない感じです。」 と、闘牛の会に対する不満が書かれてあった。そして、「斎藤さんは斎藤さんらしく、これからもサイトを続けてくれるとのことでほっとした。」と。「でも下山さんやYさんは、ちゃんと理解してくれているみたいだし、これからもがんばって闘牛見てね。」と、結ばれていた。
18日の結果。 セビージャ。エル・シド、口笛。カステージャ、マンサナレス、耳1枚。
19日の結果。 セビージャ。アパリシオ、モランテ、カジェタノ・オルドニェス、耳なし。
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