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キハ40・48 (一般車)
五能線・津軽線・奥羽本線

五能線キハ40(あきた白神−岩館間,04.5.2)
撮影地:あきた白神−岩館間  地図リンク (Mapion)[現在は木の成長のため撮影不可]

製造年 昭和52年〜 シート配置 セミクロス
最高速度 95km/h 座り心地 ★★★
ドア 片開き×2・自動
(一部ボタン半自動・通年)
冷房
ワンマン 一部○ トイレ,紙 和式(500番台),○
−(1500番台)

概要

五能線の列車は,キハ40・48で運転される。男鹿線と同様に塗色変更され,日本海の青と白神山地の山並みをイメージしたものになった。これにより旧塗色はなくなった。

ワンマン運転を実施しており,その際は男鹿線と同様にワンマン改造されたキハ40で運転される。ワンマン車は半自動ドア(押しボタン式)となっている。以前はツーマンのときは自動ドアとしていたが,車体側面の戸閉表示灯の改良により半自動となっているようだ。この押しボタンもワンマン化された当初はなく,自動ドアだった。冬は日本海から吹きつける季節風で強烈に寒かった。ドアに大きな取っ手が付いているところを見ると,手で開ける方式にする予定だったようだ。このワンマン車は,当初から無人駅で先頭車両後部ドアも車内から開けることができ問題だったが,2004年になってようやく車内から開けられないように改造された。このとき,他線区とは異なりドアランプも消灯させる。なお,「閉」ボタンは使用可能となっている。

車内

車内はオリジナルのセミクロスシートとなっている。秋田新幹線の開業に合わせてシートモケットの色が「こまち」をイメージしたと思われるピンク色だったが,リニューアル車の登場によりグレーに変更されている。リニューアル車の詳細はこちら。また,小牛田運輸区からキハ40 1006が転属してきた。このキハ40 1000番台は,キハ40 2000番台のトイレを撤去して誕生した車両で,車内はセミクロスシート,デッキはなくドアは転属時にボタン半自動化(東北標準音ドアチャイム付き)されている。

キハ40 521 車内 (07.4.30)

ワンマン改造車はデッキが撤去され,ワンマン運転設備が設置されている。

キハ40 ワンマン改造車 車内 (07.5.5)

運用

五能線内のほか,奥羽本線・東能代−秋田間と弘前−青森間で,1〜4両で運転される。時々,男鹿線用の車両と入れ替えが行われるので,混色で走ることもある。ワンマン対応車は運用が分離されているが,ツーマン車の代用として運用されることもある。2016年3月のダイヤ改正からはツーマン車が津軽線でも運転されている。

最近の動き

盛岡地区でキハ58・52・40を国鉄色に戻したところ好評なことから,秋田地区でも2003年9月から五能線運用のキハ40・48を国鉄色の朱色5号に変更し,五能線で運転されている。塗色変更したのは,キハ40 522,キハ48 505,キハ48 1520の3両で,車両の運用についてはJR東日本・秋田支社のWEBページで確認できる。車内は他のリニューアル車と同じになっている。

朱色5号・キハ40(あきた白神−岩館間,04.5.2)

ワンマン運用車の線内川部方屋根には,新たにNTT無線電話のアンテナが取り付けられたが,詳細は不明。

津軽線での運用開始にともない,ツーマン車には衛星携帯電話が設定されている。

関連情報