山形線(奥羽本線・福島−新庄間)の標準軌用電車。山形新幹線が新庄まで延伸されたことにより,運用区間が福島−新庄間となった。レールの幅以外は0番台と基本的に同じだが,パンタグラフの形状や,ステップが省略されている,などの違いがある。車体の帯の色は,地域色を出すため山形の特産「紅花」をイメージしたオレンジ色がアクセントとして加えられている。全12編成24両のうち6編成(Y-1〜Y-6編成)がワンマン運転対応となっていて,ワンマン運転は新庄‐米沢間で行われる。 車内は0番台と同じセミクロスシートで,クロスシート部分は集団見合い式となっているのも同じだが,シートモケットの色と床敷物の柄が異なる。 ワンマン改造された車両は,運転席後の4名分の座席が撤去されワンマン運転機器が設置されている。さらにトイレ向かいの3人がけロングシートは撤去され,非常用はしご置き場となっている。またドア開閉チャイムが追加されている。1999年12月改正で新たにデジタル表示の運賃表が取り付けられた。
2・4両編成で運転される。福島−米沢間はすべてこの719系 2両編成のツーマン運転となる。 仙台車両センターの719系と同様に車外のドアボタンの交換が行われている。また,2001年に雪害対策のためパンタグラフのシングルアーム化とスカート交換が完了した。冬季は連結器カバーが設置されている。 2002年10〜11月ごろ,側面LED表示器が701系などと同じものと交換された。表示内容は701系とは違い書体は明朝体となっている。
調査日:2000年9月23日,クハ718-5005調査
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