昭和62年7月15日に南北線富沢‐八乙女間,平成4年7月15日に八乙女‐泉中央間が開業した新しい地下鉄。電機子チョッパ制御でワンハンドルマスコン,ATOを採用しワンマン運転を行っている。基本的に運転士はドア扱いのみ行っているが,時々手動運転となる。運転席は各駅のホーム方向を考慮して「右ハンドル」。最高運転速度は75km/h。2M2Tの4両編成だが,将来的にはM車ユニットを追加して6両編成での運転も可能な構造になっており,車番にも反映されている(富沢方から11**+12**+13**+16**)。 パンタグラフは地下区間での離線防止のため2パンタとなっている。なお,1219の泉中央方のパンタグラフはシングルアームタイプとなっていたが,現在は他車と同様の菱形のものに交換されている。また,転落防止ホロが設置されている。 平成8年度に導入された1121編成は,車内設備が変更になっている。新造当初から行先表示器がLED式になっていて,車両更新が始まるまでは異彩を放っていた。
なお,この1121編成は2008年3月14日から5月11日までの間,ディズニーのキャラクターをラッピングした広告車両として運転された。
車内は上の写真のとおりオールロングシート。冷房装置は搭載していないが(吹出し口があるので、準備工事はされていると思われる),横流ファンが設置されている。シートモケットには着席区分の柄が入っている。座席の奥行きがあり,ソファーのような座り心地である。妻部の貫通路は広幅で,M車ユニット間には扉が設置されている。 1121編成は,車内設備が他の編成と異なる。 6人(車端部は3人)がけのバケットシートになり(座り心地はかため)モケット色がピンクに変更された。また,ドア上にはマップ式とLEDのスクロール式を組み合わせた案内表示器が千鳥設置されている。
2003年度からATC更新に着手しており,改造車両の第一編成が2004年3月に登場し,2004年4月から運転されている。それに伴い,VVVFインバータ制御化が行われ,さらに冷房(除湿・温風機能あり)を導入し集中式の冷房ユニットが天井に取り付けられている。行先表示器はLED式のものに交換されている。 車内はシート周りが交換されているが,21番編成のようなバケット式ではなく,背ずりに着席区分があり座布団には中央1人部分だけ色が異なる。1301の泉中央方車端部西側と1201の富沢方車端部東側の座席を撤去して車椅子スペースとなっており,車椅子固定具が設置されている (この部分の窓は開かない)。また,床敷物の交換も行われている。ドア上には案内表示器が千鳥設置されているが,マップ式とLEDマトリクス式が交互に配置されている。 2004年10月には,リニューアル2編成目となる07編成の工事が完了し営業運転を開始した。先に改造された01編成とほぼ同様の内容となっているが,ドア上の案内表示器はLEDマトリクス式に統一され,バス乗り継ぎ案内と一体となった。 その他の編成でも,優先席部分の吊り手の革部分が青くて長いものに交換された。また,優先席の表記が変更され,「ペースメーカー装着の方」が追加されている。 2009年4月から列車無線更新を順次実施しており,SR (空間波無線) アンテナが屋根上に設置されている。
2010年夏頃から,7人がけ座席の中央から手すりを設置し 6人がけに変更した車両が登場した。1人ずつの着席区分はなくなっている。
全21編成が通常7分間隔で南北線を走っている。2004年3月から,金曜の夜は臨時新幹線に接続するための増発を行っている。なお,泉中央では到着ホームでそのまま折り返すが,車庫のある富沢では一旦引き上げた後ホームに入線する。 □ 字幕車 調査日:1999年6月27日,調査車両:1605
□ LED車
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