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仙台地区の455系・417系・717系を置き換えるため,E721系0番台が登場し2007年2月1日から営業運転を開始した。先に落成した仙台空港空港アクセス線用の車両である500番台とほぼ同仕様となっている。車体の帯色は,仙台地区の車両に共通の緑色とアクセントとしての赤と細い白を配している。車両の床面高さを下げることにより,東北地方の車両に特有の出入口ステップがなくなったのが大きな特徴となっている。ワンマン運転設備は準備工事にとどまっている。 車内は500番台と同じく典型的な配置のセミクロスシートで,最近のJR東日本の車両で使用されている座り心地改良型の座席となっている。車体幅が拡大したことなどから,座席の間隔や幅が従来車両に比べて広くなった。窓は一段下降型で,熱線吸収ガラスを使用しブラインドは省略されている。クロスシート部分は片持ち式の座席で,飲み物の容器を置ける小テーブルが付いている。ロングシート部分は脚台付きとなっている。 空港アクセス車両の500番台とは異なり,クモハE721の妻面寄りはロングシートの優先席が設けられている。優先席エリアの明確化のため床や吊り手の色を変えている。また,吊り手の高さが他の部分よりも低くなっている。
トイレは車椅子対応の洋式(真空式)で,トイレ横には車椅子スペースが設置されている。ドアはボタン半自動式で,205系改造車のドアボタンから「ドアランプ」をなくしたタイプのものが設置されている。ドア装置は戸バサミ安全装置が付いており,ドアが閉まり切る直前に閉まる速度が落ち,閉まった後に一旦力を弱める動作となっている。車内ドア上には次駅名表示LEDと開閉予告ランプが設置されている。 運転台は,ワンハンドルマスコンが採用され,モニタ装置が付く。ATS-Psは信頼性向上のため二重系となっているのがわかる。
2007年3月18日ダイヤ改正までは東北本線の455系の運用をそのまま置き換えて運用されている。ダイヤ改正後は常磐線・仙台-原ノ町間,4月からは仙山線でも運用を開始した。 2013年3月10日,クハE720-3 調査
常磐線・浜吉田までの運転再開にともない,浜吉田が追加され,同時に異常時対応として南仙台も追加,また美田園が削除された。
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