秋田新幹線開業に伴い,改軌された田沢湖線には標準軌仕様の701系5000番台が投入された。一般車ではJR東日本初のシングルアームパンタグラフを採用し,ホーム坑上に伴い山形線の車両と同様ステップレスとなっている。車体の帯は,盛岡地区の紫と秋田地区のピンクの間にアクセントとして白の細ラインとなっている。2008年秋頃から 雪害対策のためスカートを交換したため,現在では下の写真のスカートは見ることができない。
他の線区のオールロングシート車と違い,千鳥配置のセミクロスシートとなっている。窓は1段下降式に変更になったが,従来車と窓割りが同じなのでシートピッチと一致していない。窓かまちの幅が狭いので飲み物の缶は置けない。バケットシートになっていて座り心地は良いが,背もたれが低いので寝にくい。ただクロスシートを配置したという印象を受ける。 田沢湖線でのみ営業運転される(大曲−秋田間は回送だが,大曲花火大会の臨時列車で営業運転されることもある)。 2006年12月頃から,優先席部分の明確化のため,優先席付近に設置された吊り手をオレンジ色のものに変更している。現在では他地区と同様の抗菌タイプに再度交換されている。
走行機器を更新した車両が登場している。床下機器の交換・屋根上ブレーキ抵抗の撤去が行われている。また,行先表示器はLED式に交換されている。 1999年7月28日,クモハ701-5004 調査
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