北上線,大船渡線の列車は一ノ関運輸区所属のキハ100で運転される。車両の軽量化と高出力エンジンの搭載などにより走行性能は良い。車体には「ドラゴンレール大船渡線」のステッカーが貼られているが,車両は北上線と共通運用となっている。ドアはプラグドアで外側に開くタイプ, ボタン半自動式でドアチャイム付き(ただし,「開」のボタンを押したときはチャイムは鳴らない)である。1998年3月ごろから,転落防止ほろが取りつけられ,前面のイメージが変わった。
初期車はパイプスカートを採用しており斬新なイメージを受ける。量産車では通常タイプとなった。また,先行試作車(キハ100-1〜5)のトイレ部分は連続窓風となっている。 車内はセミクロスシートでバケットシートとなっていて,ふかふかして座り心地は良い。小さな車体なので,ボックスシートは1両に6ヶ所しかない。 先行試作車の車端部には折りたたみ式の座席があるが,量産車では固定化された。客室天井の仕様も異なり,試作車では天井風道はクーラ直下にありラインフロー式で,蛍光灯はグローブ付きとなっている。量産車では天井両肩部にサイドダクト式の風道となり,吹き出し口とバス用スポット吹き出し口の併用に改められた。天井灯はグローブカバーなしとなった。
2007年3月ダイヤ改正を機に,トイレを洋式化する改造が行われた。 2005年1月13日に北上線で発生した「ガス欠」を受けて,燃料警告装置が設置された。 2009年10月から側面行先表示器がLED式のものに交換されている。 東日本大震災の後,被災地の子どもたちを支援するため,量産先行車のキハ100-1・3は“POKÉMON with YOU トレイン”に改造された。指定席はキハ100-1の“コミュニケーションシート車両”の分(46名)だけ発売されるため,指定席券の確保は難しいと考えられる。
北上線,大船渡線の全列車ほか,東北本線で北上→一ノ関間の車両回送を兼ねて1本(1736D)運転される。 2015年8月12日,キハ100-40 調査 [LED]
2015年3月ダイヤ改正から,北上線の上り列車と一ノ関への入庫運用が直通となったため,24番が変更となった。実際の表示は「ワンマン 一ノ関」と「北上経由」が交互に表示される。ワンマン運転は北上線内のみのため,北上駅到着後までの表示となる。 2013年5月11日,キハ100-3 調査 [LED]
POKÉMON with YOU トレイン用車両は専用の内容に変更されている。営業運転では表面・裏面の内容が交互表示される。 |