石巻線と気仙沼線のワンマン化の際に,既存のキハ48を改造して登場した。他の線区ではワンマン改造されたのはキハ40であり,キハ48を改造した例は少ない。改造内容も本格的で,キハ110系をかなり意識したものとなっている。 サボ交換の手間を省くため車体中央のサボ受けの横に方向幕が併設されている。ドアは半自動(押しボタン式)となっているが,この押しボタンがくせもので,「閉」ボタンは1秒程度押し続けないとドアが閉まらない。また,ワンマン運転時の一斉開閉の際には放送スピーカーからブザーが鳴るのが特徴的である。 同様の改造をしたキハ40もあるが,ワンマン運転を行われるのはキハ48だけとなっており,キハ40の方はワンマン運転設備が簡易的に撤去されている。 車内はワンマン運転時の通り抜けと運転士からの見通しを考慮してキハ110系のように2+1セミクロスシートに改造されている。リニューアル車両のシートモケットは青色となっている。 また貫通路が広げられるなどの改造されており,キハ48・500番台と1500番台の半固定的に2両ユニットとして運転される。一部の車両にはエンジン換装のうえ,冷房が取り付けられている。 石ノ森萬画館のリニューアルオープンに合わせて,2013年3月から石ノ森章太郎氏のマンガキャラクターをデザインした「石巻線マンガッタンライナー」が運転されていた。 1編成目・小牛田方はキハ48 503。
1編成目・女川方はキハ48 1513。
2編成目・小牛田方はキハ48 538。 2編成目・女川方はキハ48 1535。 石巻線と気仙沼線のワンマン運用と朝の陸羽東線・小牛田−古川間の1往復で運転されていたが,2015年5月30日のダイヤ改正により運行を終了した。「石巻線マンガッタンライナー」は,土曜・日曜の指定列車の他,キハ48ワンマン車両の運用に就いていた。 前面:2012年4月8日,キハ48 1535 調査
側面幕は東日本大震災の影響による不通区間に対応したものに交換された。今後の復旧状況を想定した内容になっている。行先の駅名は青文字となっている。 |