阿武隈急行線は国鉄丸森線(槻木−丸森間)を引き継いで昭和61年に第三セクター開業し,昭和63年には全線電化・福島乗り入れを果たし,現在ではJR線(槻木‐仙台間)にも乗り入れる。民鉄では初の交流電車で,JR線上り方からAM8100(Mc)+AT8100(Tc')の2両編成となっている。 車内は標準型のセミクロスシートで,座り心地はかたく若干くたびれている。半月型をした座席の手すりが特徴的である。ワンマン運転を考慮して,前ドアは運転席よりにあり片開きでボタン半自動式。後ドアは中央よりに両開きで当初は手で開けるタイプだった。窓は下窓固定・上窓下降式となっている。妻部の貫通路はワンマン運転時の車内の見通しを考慮して広く,ドアはない。トイレはAT8100形の運転席寄りにある。 2005年12月改正からの本格的ワンマン運転開始にともない後部ドアはボタン式に改造された。同時にドアチャイムも取り付けられた。また,後ろ乗り方式となり整理券発行機は後部ドア側に設置された。従来の運賃表示器に代わって液晶ディスプレイ方式に交換されている。
2・4両で運転され,阿武隈急行線内のほかJR線にも乗り入れる。当初は昼はワンマン運転の予定だったが,ある程度乗客がいるのでツーマン運転になったものの,最近の乗客数減少により2005年12月改正から槻木−梁川間はほとんどの列車がワンマン化された。福島−梁川間も2006年3月から本格的にワンマン化された。 毎月第1日曜日と元旦,および鉄道の日(10月14日)に,阿武隈急行線全線が1日乗り放題のきっぷが600円で発売される。線内の有人駅のほか,車内でも車掌から購入できる。 字幕:2000年5月20日,AM8109 調査
LED式に交換された後も内容に変更はない。 |