キハ100のロングシートバージョンといえるのがキハ101で,左沢線の全列車がこのキハ101で運転される。他のキハ100・110系と違って線区カラーを採用しており,車体側面には“FRUITS LINER”の文字と,ドア横と前面には出羽三山をイメージしたロゴを配している。また,増備車両であるキハ101-12・13は車体標記のフォントが変更されている。 車内はオールロングシートで,これは以前左沢線で走っていたキハ40から引き継いでいる。トイレはなく車椅子スペースに当てられた。最近では,着席時に足を伸ばしにくくするため,床に1席ずつ黒いラインを設置している。デジタル運賃表の設置は一部の車両に限られている。 運用は左沢線内に限定され,2〜6両で運転される。ワンマン運転も行われる。なお,左沢線ではワンマン運転時の乗り降りは「前乗り・前降り」となっている。 半室運転台の横・助手席側の車掌業務スペースを確保する目的で,簡易な柵が設置されている。 現在では,キハ100形に追加搭載されている燃料警告装置が取り付けられている。 □ 側面:2001年6月24日,キハ101-8 調査
□ 前面:2000年6月29日,キハ101-3 調査
羽前長崎関係の幕は,平成13年7月2日から平成14年2月15日まで行われた寒河江駅周辺の整備計画工事に伴うもの。 |