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415系電車
常磐線

415系電車 ('07.9.1 偕楽園)
撮影地:偕楽園駅付近

製造年 昭和60年〜(ステンレス車)
昭和41年〜(鋼体車)
シート配置 ロング
(鋼体車の一部はセミクロス)
最高速度 100km/h 座り心地 ★★
ドア 両開き×3・自動 冷房
ワンマン トイレ 和式,○

概要

長い間「常磐線のヌシ」として活躍してきたが,2007年3月ダイヤ改正をもって常磐線・上野口から撤退,鋼体車はすべての車両が定期運用を離脱した。

415系は50/60Hz対応の交直流近郊型電車の代表的な形式である。上野まで乗り入れていた時代は7両編成と4両編成があった。7両編成のものは基本的に下り方2・3・4両目がセミロング,その他はロングシートとなっており,4両編成のものはオールロングシートの編成とセミクロスシートの編成があった。

415系電車 ('04.11.21 北小金−南柏間)
撮影地:北小金−南柏間  地図リンク (Mapion)

昭和60年からは,211系と同じステンレス車体となった1500番台が登場した。走行システムは在来車と同じなので混結できる。2007年3月ダイヤ改正以降はステンレス車・4両編成組だけが運用されている。

415系電車・ステンレス車体 ('04.11.21 北小金−南柏間)

車内

現在残っているステンレス車体の1500・1600番台は211系と同じ すおう色のシートモケットでバケットタイプのロングシートである。一部の車両には,出入口部に黄色の床敷物が設置されている。211系とは異なり横流ファンは設置されていない。放送用スピーカーの種類・取り付け位置が車両により異なる。

415系ステンレス車・車内

以下は2007年3月をもって引退した鋼体車の車内。もともとは標準的なセミクロスシートだったが,常磐線の混雑が社会問題となってから,ロングシート(500・600番台以降)として新製された。セミクロスシート車でも,クロスシート部分にまで吊手が設置されているのが特徴。700番台の車両は,連結面はロングシートとなっている(セミロング)。一部の車両はセミバケットシート化されている(クロスシートは座布団のみ)。

415系セミクロスシート車内

415系ロングシート車内

なお,冬期間は特急退避などの長時間停車で,中央ドア以外締め切り(通称,ドアカット)となる場合がある。

運用

2007年3月のダイヤ改正からは常磐線の土浦以北と水戸線で4両・8両編成で運転される。

行先表示データ

2012年3月25日,クハ411-1608
01 回 送 25 神 立 49 友 部
02 試運転 26 草 野 50  
03 臨 時 27 四ツ倉 51 桐 生
04 団 体 28 久ノ浜 52 内 原
05 普 通 29 富 岡 53 宇都宮
06   30 原ノ町 54 新 宿
07   31 広 野 55 池 袋
08   32 竜 田 56 東 京
京葉線経由
09   33 浪 江 57  
10   34 小 高 58  
11 上 野 35   59  
12 我孫子 36   60 岩 瀬
13 取 手 37   61  
14 土 浦 38   62  
15   39   63  
16 水 戸 40   64  
17 水 戸 41   65  
18 勝 田 42   66  
19 勝 田 43   67  
20 常陸多賀 44 小 山 68  
21 日 立 45 小 山 69  
22 高 萩 46 下 館 70  
23 大津港 47 笠 間    
24 いわき 48 友 部    

東日本大震災からの復旧状況に対応した内容となった。従来のホリデー快速・快速・通勤快速・ワンダーランド等が削除されている。

関連情報

  • 『鉄道ファン』(交友社)。2001年4月号。pp. 6−57〈特集〉。