断腸亭日常日記 2011年 その9

−−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−

por 斎藤祐司


過去の、断腸亭日常日記。  −−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−

太い斜字で書いてある所は99年、2000年、2001年、2002年、2003年、2004年、2005年、2006年、2007年、2008年、2009年、2010年のスペイン滞在日記です。

99年4月15日〜5月11日 5月12日〜6月4日 6月7日〜6月10日 2000年4月20日〜4月29日 5月1日〜5月14日
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 6月3日(金) 晴 4444

 内閣不信任案が可決して解散総選挙になっていたら大変なことになっていた。それを回避できたことは喜ばしいことだが、政局は未だ混迷を続けている。党利党略、自己顕示力しか関心のない政治家には国民は呆れ果てている。今までの政治家たちの常識にとらわれず、政治家の本分に立ち返って考え行動して欲しい。それでも震災復興に挙党態勢、また、与野党協力態勢にはならない。大儀なき政治家は国を滅ぼす。

 8月3日ウエルバにホセ・トマスが出場する。早速ホテルの予約を入れた。サン・イシドロは、この前セサル・ヒメネスがプエルタ・グランデした。騎馬闘牛では、ディエゴ・ベントゥラとレオナルド・エルナンデスがプエルタ・グランデ。今回は、ホセ・トマスが最低2回観れそうだ。後はサンタンデール次第。それにしても、高いよなぁ、サンタンデールのホテルは。


 6月4日(土) 晴 21409

 朝、メグさんに電話した。話した結果8月6日土曜日にスペイン闘牛ビデオ上映会を開催することにした。いつも来ているメンバーにはメールした。バレンシアのフェリア・デ・フリオに、ビセンテ・バレラが出場する可能性が出てきた。中村さんに連絡した。やっぱり記事が悪く彼女は行けないような雰囲気だった。ホセ・トマスは、初めから剣を持つ唯一の闘牛士ファン・モラとメキシコのアルトゥロ・サルディバルと出場する。牛は、エル・ピラール牧場にほぼ決まった。

 サンタンデールも発表されたが、ホセ・トマスは出ない。あと可能性があるとすれば、ビトリアくらいだが、多分でないだろう。だから今回は、ホセ・トマスが2回になる。セバスティアン・カステージャか、アレハンドロ・タラバンテを観たいが、観るためにはサンタンデールに行かなければならなくなる。それは後で考えることにしよう。


 6月5日(日) 曇 4228

 菅首相が早期に辞める辞めないと与野党が騒いでいる。本当にいい加減にして欲しい。そんなことより早期に復興に向けての協力態勢を作って欲しい。政治家がやるのは揚げ足取りだけで、大震災の被害と向き合っていない。どうでも良いことで国会が止まって、協力態勢もないままどうやって復興に取り組むのか?首相を代えればそれが出来るようになるというのか?多分出来ないだろう。全く困った政治家たちだ!

 今日は安田記念。アパパネの本命に逆らうことはしない。あとは何に流すかを絞るだけ。ワタルさんも言っていたが最近競馬が当たらない。今日は当てたい。

 ビトリアのカルテルも発表になったが、やはりホセ・トマスの名前は入っていなかった。


 6月6日(月) 晴 30177

 昨日の安田記念には参った。まさかまさかの3歳馬が優勝。アパパネは6着の完敗だった。1着2着が堀厩舎の馬で、いわゆる競馬用語でいう堀厩舎の親子丼だった。地方の戸崎騎手が初GT制覇のおまけ付き。33万円を超える3連単が出た。唖然としたが、新潟11Rで狙った馬が勝ったので高めが来て久々に快勝した。

 中村さんからメールが来てバレンシアのフェリア・デ・フリオには、やはり行けないという。理由が書いてあったがここに書くことじゃないので止める。TAMAさんからメールが来てホセ・トマスを観に行く計画を立てているという。電話で少し話した。


 6月7日(火) 曇 4321

 まだ、疲れが抜けない状態が続いている。多分今月の後半までこういう状態が続くだろう。『JIN 仁』もそろそろクライマックスが近づいてきた。坂本龍馬はどうなるのか?南方仁は現代に戻れるのか?橘咲は女医になれるのか?

 ネットに面白いことが書かれてあった。エストラマドゥーラ大学のファン・メディナ理論経済教授の試算によると、バルセロナでホセ・トマスが1回闘牛をやると、バルセロナにおける経済効果は150万ユーロ(1ユーロ=118円の計算で1億7千7百万円)になるという。この試算金額が大きいものなのかどうかはよく分からない。しかし、経済理論の教授が、1人の闘牛士のその都市に与える経済効果を試算すること自体が、また研究材料になることが凄いことだ。他の闘牛士ではあり得ないことだ。


 6月8日(水) 雨のち曇 23482

 今の時期に日本にいるのは久しぶりだ。今までは、ずっとスペインにいたので気づかなかったことがある。梅が咲き、桜が散ると、日本の花たちは徐々に咲き始める。今は色とりどりの花たちがたくさん咲いている。そういう風景を観ると穏やかな気分になる。一つだけの花でなく、様々な花たちが色々な色を付けて香る。こういう風景を被災地の人たちにも見せてあげたいと思った。

 NHKで、気仙沼の被災直後から復興へ向けて電気が復旧した当たりまでことをやっていた。家も船もなくした漁師が、「気仙沼を出ることは考えなかった。ここで生まれて、ここから出ないでここで生活する。それ以外考えられない。」と言うようなことをいう。素朴な東北人を観ていると胸が熱くなる。宮古市田老町では、天然ワカメの水揚げが行われて、例年並みの漁獲量だったという。漁師は、半歩ずつでもいいから前に進んで、3月11日前に戻したいと、言っていた。ここにも東北人の逞しさを感じた。


 6月9日(木) 晴、夜雨 13106

 8月3日ウエルバで泊まり、翌日早朝にマドリードに向かえば、午後の飛行機に間に合うことが判った。これは心強いことだ。これで計画通り事を進めることが出来る。職場の方の準備も進めている。これは1人では出来ないので、グループで動いている。今から2週間でだいたい目途がつくだろう。1ヶ月後には状況は今よりずっと明るくなっていると思う。


 6月10日(金) 曇 5057

 マネジメントとイノベーション中。今やっていることが今後に繋がるはずだ。疲れているが今出来ることをやっていくしかない。TVもあまり観ないし、本も読んでいない。そういう状況は良くない。その辺も変えていかなければ思っている。


 6月11日(土) 雨のち曇 29144

 大震災の大津波の映像は、テレビ局側の配慮なのか、なかなか観ることが出来ない。TBSで今日の昼にやっていた。ダンパと呼ばれる津波の破壊力は強烈だという。その津波が岩手県で記録されていた。宮城県女川町では、鉄筋コンクリートのビルが倒壊している。これは地震による倒壊ではなく、津波で倒壊したという。しかも、鉄筋コンクリート4階建てのビルが70メートル流されていた。

 世界一の防波堤としてギネスブックに記録されていた釜石の防波堤も大津波で破壊された。それでも、津波を4メートル低くし、到達を6分遅らせることが出来たという。津波が大きければ、水流で津波を超えて洗掘が起こり防波堤を基礎部分から倒壊させた。

 それにしても津波にあった人たちの映像に入っている声は、悲痛である。被災地を訪ねた医者が言っていたが、死んだ人の特徴は、水死以外には顔が鬱血している人が多かったという。つまり内蔵にダメージを受けたことによるもので、津波で流れてきたものが腹部に当たったことが致命傷になっている事例を紹介していた。

 「何よりもかによりも大事なものを無くした。財産も何もいらない。生きていれば二人で何とかやっていけるのに…」と、指定された高台に避難して夫を亡くした老婆が言っていた言葉が、グサッと印象に残った。何もかにも無くしても、夫がいれば希望を持てただろうお婆さん。悲しくなる。


 6月12日(日) 曇 22303

 『JIN 仁』を観る。龍馬暗殺の11月15日を過ぎたが、死ななかった。しかし、こうなるかとという形で龍馬が額を切られる。事故のようなものだ。あと2回で終わるようだ。しかし、史実の坂本龍馬は、生まれた日に死ぬ運命だったとは。凄い人生だ。南方仁は、龍馬を救えるのか?それがこのドラマの結末になるのだろう。それと、南方仁が現代に帰ってくるのかということも。

 久しぶりにCMを観て良い女だなぁと思った。それは金麦に出ている檀れい。これで40歳。本当かよと、思ってしまう。ホッとするなごむCMだ。

 アベジャンが、剣刺しでコヒーダされて口に角を受けた。詳しく判らないが、下唇を刺され、歯茎の辺りに角が入ったようで歯が取れたようだ。軽度の脳震盪も起こした模様。


 6月13日(月) 雨のち曇 5354

 東京は梅雨入りして徐々に蒸し暑くなってきた。最高気温が、25度以上の日が増えてきた。これから節電の本格的な時期になる。昨日の夜から下痢気味になってしまった。嫌な気分。PCに入っていた体験版の期限が迫ったので、昨日ホームページ・ビルダー15を買ってきてインストールした。マニュアルをちゃんと読まないと、細かいところが判らない。どうせ専門的な領域を沢山使う訳ではないので楽だろうけど…。

 カステージャがニームでプエルタ・グランデした。


 6月15日(水) 曇 34133/2

 曇り空が続く最近、朝夕には肌寒い。日中は25度の夏日になっているが、梅雨時の現象だろう。AVEなどのRENFEの切符を予約した。仕事の方は順調に進んでいる。が、私生活の方はどうもしっくりこない状態になっている。疲れが溜まっているせいもあると思うが…。

 菅首相はやる気満々で、野党は批判を強めている。与党内でも首相交代を即す声が大きくなっている。国会の会期延長もこの状態では難しい。復興に向けて協力しようという気がない野党はどうしようもない。すべて政局にしようとして、復興は2の次だ。考えられない政治家ばかりの日本。どうなる? 


 6月16日(木) 曇のち雨 10194

 被災地福島県田村市の避難所で、エジプト大使らが炊き出しをした料理で食中毒が発生した。善意のエジプト料理に「ウェルシュ菌」が増殖して下痢、腹痛を訴える集団食中毒症状を起こしたようだ。悲劇だ。給食病とも言われる、「ウェルシュ菌」は、「自然界に広く分布しているヒトを含む動物の腸内細菌叢における主要な構成菌であることが多い。少なくとも12種類の毒素を作り、α,β,ε,ιの4種の主要毒素の産生性によりA,B,C,D,E型の5つの型に分類される」 「給食病または給食菌( food service germ )やカフェテリア菌( cafeteria germ )の別名で呼ばれることもある。A型菌の産生するエンテロトキシンによる生体内毒素型の食中毒である。芽胞が一胆高温処理される事で芽胞形成能が活性化され、同時に溶存酸素が減少すると共に競合する他の菌が減少し増殖の好条件が成立し、緩徐に冷却される間(至適増殖温度)に食品中で増殖する。毒素の摂取ではなく原因菌の1千万-1億個以上の摂取により、腸管内で菌の増殖と共に芽胞が形成され同時に毒素が産生され毒素により発症する。 8~20時間の潜伏期の後、水様性の下痢を引き起こす。腹痛と下痢は必発であるが嘔吐、発熱は見られない、1~2日で回復し、予後は良好である。芽胞は100℃ 1時間の加熱でも不活性化されず、食品中に残存する可能性がある。タンパク性食品が原因食となる場合が多い。」 ーーウィキペディアよりーー

 被災地では、ハエが大量発生して駆除のために薬剤を散布しているという。工場や冷蔵庫などに保管されていた魚などが、津波で流されてそれがあちこちに残り、それにウジがついてハエの発生になっているという。避難所では、ハエ叩きを持ってハエを目で追っている映像がテレビニュースでやっていた。梅雨時のこの時期から食中毒が急に増える。感染症も心配だ。

 ホセ・トマスは、エル・プエルト・デ・サンタ・マリアには出ない。


 6月17日(金) 雨 3841

 今年の夏も、暑くなるという予報が出ている。そして、今年は大震災の影響で節電というテーマが加わる。どうやって猛暑を節電しながら乗り切るかが各企業、各家庭のテーマになる。史上初めて午前中に決勝戦を行う高校野球も、節電を考えてのこと。毎日電力使用量が何%なのかがテレビニュースで広報されている。約25%の節電をしなければ突然の停電が起こるのだろう。個人個人もそのことを考えずにはいられないご時世である。

 今年のホセ・トマスの出場予定は、7月23日バレンシア。8月3日ウエルバ。7日、バイヨンヌ(フランス)。ここまではネットで情報を確認しているが、これ以降は、tengoentradas に出ているものである。12日ヒホン。20日マラガ。8月日付不明リナレス。9月日付不明でバルセロナ。になっている。なお、tengoentradas に出ている8月12日以降のものは、一緒に出る闘牛士は記入されていないもので、カルテル発表以前のものだと推測される。勿論、そう考えるとネット情報を確認しているので、なるほどと思う。因みにマドリード、ラス・ベンタス闘牛場のものはすでに消えていて、しかもそれは今年のものではなく、2012年のものだった。ラス・ベンタス闘牛場に今年出場することは、おそらくないだろうと思う。可能性は、9月バルセロナのメルセが最後か?

 6月19日(日) 曇 15274/2

 日本では、誰も責任を取ろうとしない。それは緊急時においてもそうだ。菅政権を巡る混乱も、国会の混乱も、民主党内の混乱も、おそらくそうだろう。自分たちが責任を取りたくないために、全て菅首相へ押しつけているいうようにしか見えない。個々の細部においてこう言った、ああ言ったと言っても何も始まらない事は誰も知っているはずなのに、前に進もうとしない。これが日本という国の特徴なのだ。

 話し合いをしようという気がないのだ。相手の立場を無視した自己主張と相手に対する批判だけを延々と続けるだけ。闘牛の会でも感じた嫌な思いもここにある。そもそも話し合うつもりがない。自分が上の立場で、だから言うことを聞け的な押しつけごり押しだけだ。自分はいつも正しい。だからあなたは間違っている。と言う具合だ。みんなで力を合わせてやろうとつもりがないのだ。がっかりする様な、日本の方法だ。

 ヒホンのカルテルが発表された。ホセ・トマスが出場する。出るのは8月12日。ホセ・トマスは、初めて師匠であるアントニオ・コルバチョの2番弟子であるアレハンドロ・タラバンテと一緒に出場する。これは見物である。が、僕は観れない。このカルテルは、本当は去年のラス・ベンタス闘牛場で6月12日に行われる事になっていた。

 凄いことに、8月3日ウエルバのホセ・トマスが出場するせいで、17日発売されたアボノ(通し券)が1日で3000枚売れたという。それだけ他の日はどうでも良くても、ホセ・トマスが観たいために、スペイン以外からも、フランスやイタリア、ポルトガルなどから電話が鳴りっぱなしだったという。調べると収容人員が6000人の様だ。アボノはネットでも売っている。切符を手に入れるのは非常に難しそうだ。バレンシアもアボノが発売されているが、売れているという話は出ていない。勿論例年に比べて売れているだろうけど。


 6月20日(月) 曇 8661

 立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は木瓜(ボケ)の花の、木瓜です。これは丁度、紫陽花が咲く頃に咲くんです。と、教えてくれた人がいた。薄いピンク色の大きな花。僕が観たのは、桜の花、ソメイヨシノのように淡いピンクだった。何故かたったそれだけの言葉だったが、感動した。堂々とした可憐な花。

 昨日競馬が終わり来週から少し休もうかと思っていたが、宝塚記念があるからそうも行かないことが判った。ブエナビスタが出走するからだ。来週は中山に行こうかと思っている。しばらく競馬場へ行っていないから久々に行ってみたい。そして、月末は岩手に帰ろうと思う。出来れば三陸の被災地を観に行きたい。この目に焼き付けて来たいからだ。

 義援金も、日本赤十字にすると被災地に届くまで時間がかかりすぎる。これより、被災地で活動するNPOへする方が有効かもしれないと、最近思っている。こうゆう活動をする人たちはお金のために動く人でない。被災者のために動く人たちだ。活動には資金が必要である。その資金を寄付する方が継続的にNPOが活動しやすいのではないかと思うからだ。


 6月22日(水) 晴 17566/2

 マラガにホセ・トマスは出るようだが、サルバドール・ボウは、切符発売に不正があった指摘によって改善された事を語った。


 6月23日(木) 晴 12487

 蒸し暑くなってきた。被災地岩手では早朝に震度5弱の地震あり津波注意報が発令された。そして雨が降り続いている。台風も発生し梅雨前線も活発で2日前に梅雨入りした被災地には厳しい状況が続く。

 スペイン行きの準備も進んでいる。飛行機代を送金した。担当者に電話したら変更は30日まで出来ると言うこと。ウエルバの切符も購入。バレンシアをどうするか悩んでいる。それによっては、変更もあり得るのかとも思う。


 6月24日(金) 曇のち晴 4993

 もう1ヶ月を切ったというのに地デジの準備は止まってしまっている。これはアンテナの問題があるからだ。世界遺産登録の話し合われている平泉と小笠原諸島。2つとも登録されるだろうという。被災地復興の象徴になってもらいたい平泉藤原文化。子供の頃から何度も行ったことがある。参道を歩くのが僕は好きだ。あの太い木の間を歩いていくと夢を感じることが出来る。

 結局、バレンシアの切符も買った。準備は整いつつある。用意するモノもまだある。


 6月25日(土) 曇一時雨 12197

 今日は肌寒い。扇風機だと風邪を引きそうだ。宝塚記念の枠順が発表され前日発売の単勝オッズがブエナビスタを抜いて、一時ルーラーシップが1番人気なる怪現象が起きた。横山典弘人気なのか?2200勝を達成し、今日も3勝の固め打ち。気持ちは、ブエナとの1点である。明日は、中山競馬場へ行こうと思っている。夜には、いよいよ『JINー仁ー』最終回。2時間を楽しみたい。仁は、咲は、仁友堂はどうなるのか?

 ビルバオのカルテルが発表された。最新情報にも書いたが、アポデラードのサルバドール・ボウが言ったとおりホセ・トマスは出場しない。


 6月26日(日) 曇 3458

 審議が大幅に遅れていた平泉が世界遺産に登録されることになった。「フランスのパリで開かれている国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は26日(現地時間25日)、日本が再推薦した「平泉」(岩手県平泉町)を、世界文化遺産に登録することを決めた。前日に世界自然遺産への登録が決まった小笠原諸島(東京都小笠原村)に続く快挙。日本の世界文化遺産としては、07年の「石見(いわみ)銀山遺跡とその文化的景観」(島根県大田市)に続き4年ぶり12カ所目。岩手県は東日本大震災で大きい被害を受けただけに、「平泉」は被災地復興のシンボルになりそうだ。

 平泉は、12世紀に東北地方で栄えた奥州藤原氏ゆかりの土地。戦乱の後、初代藤原清衡(きよひら)が平泉を「仏の住む極楽浄土」にしようと考えて、中尊寺を建てた。同寺には藤原4代の遺体が眠る金色堂がある。登録されるのは、この中尊寺をはじめ▽毛越寺(もうつうじ)▽金鶏山▽無量光院跡▽観自在王院跡の計5資産。

 政府は、平泉町以外に奥州市や一関市の遺跡も含めて、06年に9資産で世界遺産委に推薦したが「浄土思想との関連が十分に証明されていない」ことなどを理由に、08年の審議で国内で初めて「落選」。このため政府は昨年1月、「浄土思想の表現」に強く関連する平泉町の6資産に構成し直して再推薦。登録の可否を審査するユネスコの諮問機関「国際記念物遺跡会議」(イコモス)は今年5月、浄土思想との関連が薄いとして奥州藤原氏の住居だった「柳之御所遺跡」を外し、名称も「仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群」から「考古学的遺跡群」を削る変更を求めた上で、5資産の登録を勧告した。」 ーー毎日新聞よりーー

 平安京を模して平泉の町を作ったといわれるが、碁盤の目のような路がどこにあるのかと言うのが、平泉に対する疑問である。そういう町並み、路がもう残っていないのだろうとは思う。資料としても残っていないのか?そういうことが知りたいのだ。また行ってみようかなふと思った。


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