断腸亭日常日記 2011年 その6

−−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−

por 斎藤祐司


過去の、断腸亭日常日記。  −−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−

太い斜字で書いてある所は99年、2000年、2001年、2002年、2003年、2004年、2005年、2006年、2007年、2008年、2009年、2010年のスペイン滞在日記です。

99年4月15日〜5月11日 5月12日〜6月4日 6月7日〜6月10日 2000年4月20日〜4月29日 5月1日〜5月14日
5月15日〜5月31日 6月1日〜6月15日 6月16日〜6月29日 2001年4月19日〜5月3日 5月4日〜5月17日
5月18日〜5月31日 6月1日〜6月11日 6月12日〜6月22日 2002年4月16日〜4月30日 5月1日〜5月15日
5月16〜5月31日 6月1日〜6月13日 2003年4月16日〜5月24日 5月25日〜6月10日 6月12日〜6月26日
2004年4月14日〜5月7日 5月8日〜5月31日 6月1日〜6月17日 2005年3月31日〜4月24日 4月25日〜5月22日
5月23日〜6月16日 2006年4月13日〜5月6日 5月7日〜5月29日 5月30日〜6月19日 2007年4月20日〜5月19日
5月20日〜6月16日 2008年5月13日〜6月16日 2009年5月25日〜6月6日 6月7日〜6月12日 6月13日〜6月22日
6月23日〜7月3日 7月4日〜7月21日 9月24日〜10月2日 2010年5月29日〜6月7日 6月8日〜6月26日
2011年1月1日〜22日 1月23日〜2月9日 2月10日〜3月4日 3月5日〜3月17日 3月18日〜4月3日
4月4日〜4月24日

 4月25日(月) 晴 12039

 地方選挙第2弾が昨日行われ、民主党はまた惨敗した。政権への非難が強まっている。民主党内でも、強い批判が起こっているし、野党も対決姿勢を強めている。震災対応の不味さが4月の地方選挙の惨敗に繋がった。これで、本当にちゃんと震災対応が出来るのか疑問だ。どうなるんだ日本。

 Jリーグが再開したが、上位チームの常連が敗れる波乱が続いている。それも完敗している。こちらもどうなっているんだろうと思ってしまう。

 昨日は、ホセ・トマスがメキシコのアグアスカリエンテスで、大怪我を負ってから1年目に当たる日だった。そして、ドミンゴ・デ・レスレクシオン。セビージャの開幕である。フリがアルル(フランス)のインドゥルトに続いて、セビージャでも観客を魅了して耳2枚を取った。


 4月26日(火) 晴 11825

 倒閣の動きが加速化している。小沢系の議員が勉強会を立ち上げて、田中真紀子が吠えている。倒閣をやっている場合かと思うが、管首相も排除の論理でやっているからこう言うことになる。それにしても民主党も内紛が凄い。挙党一致などあり得ないような現状だ。そして、菅直人のマネジメント能力のなさは、それはそれで非道いモノ。一国家を担っているという自覚とか、責任だとか、意気込みが感じられなくなってきた。何故、能力のある人を活用しようとしないのか。


 4月27日(水) 曇のち雨 6605

 天皇賞のTVCMでメジロマックィーンが流れている。そんな中、名門メジロ牧場が解散するというニュースが伝わってきた。赤字のない解散で、他には迷惑をかけないという。何故解散するかと言えば、それはレース賞金で牧場経営が難しくなったからと言う。メジロボサツから始まる日本中央競馬会での数々の実績も、ここ10年以上GT馬を出しているない。そして最近では重賞でも活躍馬は記憶にない。

 古くは、アサマ、ムサシ。ティターン、デュレン。史上初の牝馬三冠馬になった、ラモーン。同期三羽がらすのマックィーン、ライアン、パーマー。最後のクラッシックを勝った牝馬のドーベル。98年最後の天皇賞春を勝った、ブライト。重賞を勝った馬は数知れず。一時期はメジロと名前が付くだけで、強そうな気がしていた。競馬場からメジロの名前が消えるのは寂しいことだ。

 横山典弘の父、富雄を最も買っていたのが創始者北野豊吉で、あいつに乗せておけば大丈夫だ。と言っていたという。典弘の名前を知ったのも、メジロライアンに乗っていたからだ。時は、スーパーアイドルホース、オグリキャップの時代だ。 武豊もメジロマックィーンで、大騎手への道を歩み始める。多くの思い出がメジロ牧場の馬たちに詰まっている。時代の流れとはいえ非常に寂しい思いがする。

 チャンピオンリーグ準決勝第1戦は、シャルケがマンチェスター・ユナイテッドに0-2で負けた。


 4月28日(木) 雨のち晴 26082

 NHKで、NPOが大震災でやった活動を紹介していた。岩手県の遠野市に後方支援の拠点を作り、そこから被災地に物資を送ったり、人を送ったりした活動。震災直後から発動を始め、地元の青年会議所やボランティアなどと机を並べて支援方法を一緒に取り組んだ。小さな点から点を作り、面にして支援を広げていく。釜石や宮古の中心地は手が付けられない状態だったために、その手前にある小さな町に人を送って復興を手助けする。そこは、手を加えれば直ぐに立ち直る状態だった。そこが復興すれば、今度は、そこに人と物資を送って、中心への物資と人を送ることが出来る新たな拠点が出来る。そういうことをやったり、遠野の人たちと話し合いの中から市と協議して、活動を活性化する。

 NPOの人がいっていたが、こういう災害ボランティアは、今まではコーディネーターが、計画の立案をしたり、指示したりしていたけど、あー上手く行っているなぁ気付いたときに、コーディネーターがいないことに気付いた。いなくてもみんなで話し合って情報を交換をしてアイディアを出せば、ちゃんと上手く行くんだという事を教えて貰った。と、言っていた。こういう風にお金ではない、価値観で動く組織が、本当の力を発揮する。


 4月29日(金) 晴 9323

 今日から東北新幹線が全線復旧する。大動脈が復活したことにより経済が活性化することを祈る。各地の観光地では、ゴールデン・ウィークに間に合ったことで、観光客が大勢来ることへの期待が大きい。被災地、仙台を本拠地とするプロ野球東北楽天イーグルス、Jリーグベガルタ仙台が、地元での公式戦開催をする。楽天の先発は田中将大。

 5月のアランフェス、6月のソリア、アリカンテのカルテルが発表された。いずれもホセ・トマスの名前は載っていない。


 4月30日(土) 晴 20185

 疲れた。中村さんから携帯メールアドレスが変更になったとメールが来た。auからソフトバンクに替えたために変更になった。それというのも、大震災で100億円の寄付と、生涯賃金を全て大震災の寄付に廻し、なおかつ、原子力ではないエネルギーを活用するために10億円の基金を作った事に共感して携帯会社を替えたという。そういうこともあるのかと、驚いている。

 部屋に帰ってきてMEGUさんにTELした。こないだ練馬文化センターへ、3月の中止分の還付を受けに入ってきた。そこで6月7月の予約状況を見てきた。4月は5月は自粛で、6月がその反動なのか予約で埋まっていた。7月は今からでも予約が出来る状態だったが、いつスペインに行くかが決まっていない状況では、予約が入れれないので出来る日を記入してきた。どうなるのか判らない。ホセ・トマスがグラナダやバルセロナに出るのなら行きたいが、未だ何も決まっていない。それと、大震災後、どうもやる気が起きない。ただ仕事して生きているだけという状況。MEGUさんも同じ感じで、震災後夫婦で、こう言うことになったらどうするかと、色々なケースを話し合うようになったと言っていた。阪神大震災の時は、何処か他人事だったが、今回は危機感をもって深刻になっているようだ。

 昨日セビージャでフリが耳3枚取ってプエルタ・デル・プリンシペをした。99年耳3枚取ったときは怪我を負ったので医務室に担ぎ込まれてプエルタ・デル・プリンシペを通ることは出来なかったが、今回は通ることが出来た。


 5月1日(日) 曇のち雨 17526

 早朝、TBSの『時事放談』で、野中広務元自民党官房長官が吠えていた。こういう時局に管おろしだの言っている場合じゃない。党派を超えて協力体制を作り、国難といえるような難局に当たらなければならない時期に、民主党は、小沢さんや鳩山さんが管おろしをやってバラバラだ。そして、返す刀で、自民党も管おろしをやって政府に協力したり知恵を出したりしようとしない。政治家これではダメだ!

 東海村の臨界事故があったときに、常磐線全線を1日運休にした野中の頭には、この国難で、党派や自分の派閥にしがみついている政治家を無力と観ていることが判る。関東大震災の時に、後藤新平が復興計画を出したのは、被災20日後だったという。そういう迅速な対応が出来ていないのと、足の引っ張り合いばかりしていて話にならないという。今、管おろしをしても、政権は倒れないと断言していた。こんな事をやっていたら、混乱に拍車がかかり、昭和の大戦前の混乱した状況のような嫌な時代になるといっていた。

 訊いていてもっともだと思った。どうして、現政権に協力して、国を立て直そうとしないのか、俺には皆目理解が出来ない。政局は立て直した後にやればいいではないか。今は復興に全力を注ぐべきだ。野中はあまり好き出はない。政治的な立脚点が嫌だ。でも、今日の発言には全面的に喝采を送りたい。党派や派閥の事を考えるのでなく、日本の事を考えて行動を取るべきだ。小沢一郎は、被災地の政治家としても、人間としても失格だ。こんな時に何もせず、ただ政府の足を引っ張ることをやっているだけでは、何のための政治家か。情けなくなる。

 セビージャでは、フリに続いて、マンサナレスが耳4枚を取ってプエルタ・デル・プリンシペをした。


 5月2日(月) 晴 22769

 昨日は、晴れていたが強風が吹く天気。変な日だった。天皇賞も混乱したレースになり、人気の両頭がかかって完敗した。勝ったヒルノダムール、マンハッタンカフェ産駒で3200mの天皇賞春には、距離適性を発揮してGT初制覇した。2着にはダービー馬のエイシンフラッシュが突っ込んできた。最後に切ったエイシンが2着になってガッカリの結果だった。

 夜、一馬からTELがあった。2日前にかけたのだが出なかったが、その折り返しだった。1時間以上話をした。昨日の天皇賞の話などの競馬の話をして、大震災の話をした。彼は仙台なので、どうだったのだろうと、今頃になって気になって話を訊いた。両親は無事だったが、2日間連絡が取れなくてやきもきしたようだ。仙台は、ライフラインがダメで、避難所にいたそうだ。ガスが復旧するのに1ヶ月かかり父親はそれまでの1ヶ月風呂に入れなかったそうだ。

 それと菅おろしをしている小沢一郎批判をした。岩手の人間は小沢一郎を批判しないと思っていたらしいので驚いていた。民主党の中にいて政権に協力しないのなら、何のための政治家か判らない。岩手県の人間として、何故、現政府に被災地のための大儀を掲げて動かないのか。それが判らないからだ。政府が、復興の実務をやっているのに、それに協力も知恵も人も出さないというのは、間違っている。自民党も公明党もおかしい。政権は倒れない。ここで菅政権が倒れたら、それは政権が、復興を投げ出すと言うことだ。原発を放り投げると言うことだ。そんなことは許されないのだ。

 オバマ大統領は、ウサマ・ビンラディンを殺害したと発表した。株価は、大震災後1万円を回復した。

 4月30日セビージャのヌニェス・デル・クビジョ牧場の牛がマンサナレスでインドゥルトした事について、間違った判断だったという記事が載っている。


 5月3(火) 曇のち雨 4029

 ウサマ・ビーンラディン殺害のニュースが世界を駆け抜けたが、アメリカは歓喜している。「国際テロ組織アルカイダの最高指導者、ウサマ・ビンラディン容疑者(54)殺害について、米中央情報局(CIA)などの米情報当局は昨年8月、パキスタン国内での潜伏先に関する有力情報をつかみ、オバマ大統領が先月29日に急襲作戦を指示したという。容疑者が家族と潜伏していたのは、首都イスラマバードの北約60キロのアボッダバードにある建物で、4機のヘリコプターに乗り込んだ米軍特殊部隊が1日に急襲作戦を展開した。 AP通信は、容疑者の遺体は海に流す「水葬」にしたと伝えた。ロイター通信は、水葬は北アラビア海で行ったという。また、米国防総省高官は、遺体から検出されたDNAを分析した結果、本人に間違いないと確認した、と述べた。

 米政府高官によると、作戦は約40分間続き、抵抗したビンラディン容疑者側との間で銃撃戦となった。容疑者と息子、身の回りの世話をする男性2人、「盾」になった女性1人の計5人が死亡し、女性2人が負傷した。米CNNテレビによると、容疑者は頭を撃たれて死亡した。米側に負傷者はなかった。

 潜伏先の特定は容疑者の身の回りの世話をする男性の割り出しから始まった。身柄を拘束したアルカイダ要員らの供述などから、約4年前に男性の特定に成功。約2年前、男性が活動する地域を絞り込み、昨年8月、アボッダバードの富裕層地区の建物に住んでいることを突き止めた。 米政府高官によると、05年建設の3階建ての建物は有刺鉄線付きの塀(高さ約3・6〜5・4メートル)に囲まれ、敷地の広さは周辺の邸宅の約8倍もあった。警備が厳重な割に、電話やインターネットの通信回線が敷設されていないなど不審な点があった。CIAの無人機などが位置情報を確認することを防ぐ目的があったとみられる。

 情報当局は容疑者一家が潜伏している可能性を大統領に報告。今年3〜4月にかけ計5回開催された国家安全保障会議で情報を精査し大統領が先月29日、急襲作戦を決断。米政府は機密保持を徹底し、パキスタン政府には作戦終了後に説明したという。

 大統領は容疑者殺害を発表した演説前、ブッシュ前大統領、クリントン元大統領に作戦結果を報告。ブッシュ氏は「テロとの戦いは続くが、米国は今夜、どれだけ時間がかかろうとも正義は成し遂げられる、との明白なメッセージを送った」との声明を出した。 一方でオバマ大統領は在外公館などに「アルカイダが我々への攻撃を続けることは疑いない」とテロ警戒を求める一方、「米国はイスラム教と戦っているのではない」と、イスラム教徒に理解を求めた。米政府は海外に渡航する国民にも「報復テロ」への警戒を呼びかけた。」 ーー毎日新聞よりーー

 「ビンラーディンが潜伏していたのは、これまで指摘されたアフガニスタン・パキスタン国境の山岳地帯の洞窟ではなく、パキスタンの首都イスラマバードに近いアボタバードの「100万ドル(約8100万円)の豪邸」(米政府高官)だった。その巨大な豪邸をヘリコプター数機に分乗した米特殊作戦チームの精鋭が急襲したのは、現地時間2日午前1時(日本時間同5時)過ぎだった。

 米政府高官によると、作戦チームは米海軍特殊部隊(SEALS)の隊員。中央情報局(CIA)要員が加わったとの情報もある。作戦チームとの銃撃戦で、応戦したビンラーディンは頭部を撃ち抜かれて死亡した。このほか、3人の男も射殺され、米当局は、1人がビンラーディンの息子、2人は連絡員の兄弟とみているという。また、数人の女性や子どももおり、女性1人が人間の盾として戦闘員に殺されたほか、別の女性2人が負傷した。

 米ABCテレビが放送した襲撃現場の映像には、寝室の床に血だまりがあり、ベッドの上に寝具が散乱していた。別の部屋には簡易台所があり、壊れたコンピューターもあったが、ハードドライブは引き抜かれていたという。

 作戦の途中、故障した1機のヘリを搭乗員らが機密保持のため爆破処理する騒ぎはあったが、NBCテレビによると、ただちに予備のヘリ1機が現場に到着。作戦チームはビンラーディンの遺体を別のヘリに積み込み、現場を離れた。作戦に要した時間は40分足らず。米側に人的被害はなかった。」 ーー讀賣新聞よりーー

 アメリカは、やると決めたことはやる国だ。今回は犠牲者が出なかったが、こういう風にリスクを冒しても敵の首を取るのだ。


 5月5日(木) 曇 25782/2

 昨日、地デジ対策をしようかと、家電量販店へ行った。職場で、地デジ対策の話をして情報を仕入れたからだ。テレビを新しく買わない。これが前提条件になる。そこで、ブルーレイを買ってこれを中継してテレビを観ようという算段だった。新宿のヨドバシに寄り、値段を確認し、山田電気に行った。買うか買わないか、その時決めようと思っていた。値段的に言えば、山田の方が安いが、ポイントなどを考えると、僕が欲しい、東芝のRD-BZ700は、ヨドバシの方がお得だ。1つ上の機種RD-BZ800も同じだった。700と800の違いは、HDDの容量の違いで、前者が500GBで、後者が1000GB(1TB)である。

 ヨドバシで買った場合は、ポイントでアンテナが買えそうだ。山田の場合だとアンテナは現金で買わなければならなくなる。それなら、ヨドバシで買った方が良い。そう思った。それから去年買ったノートパソコンの液晶がダメになったので、新しいノートパソコンを買わないと、スペインでは使えなくなる。それでちょっと山田で売り場を覗いた。3万9千円で、NECのミニモバイルを売っていた。それを観ていたら店員がよってきた。知らない知識を訊こうと話をした。

 地デジについても訊いた。それというのも、光ファイバーでテレビを観ても良いと思っていたからだ。ケーブルテレビが良いのか、それとも、アンテナが良いのか。話を訊くと、光ファイバーでは、テレビ用のケーブルを別に設置しないとならなくなると言う。つまり、光では、テレビは見れない。付属して観れるのだという。そんなこと知らなかった。話を訊いていてますますアンテナ設置で地デジにするのが良いように思えた。

 ノートパソコンの話もした。レノボの壊れたノートの話をしてそれと絡めての地デジだったのだが、地デジはアンテナ設置にする事にほぼ決まり、ノートは、壊れたレノボのスペックが良いのでそういう機種が良いと言われた。目の前に、NECのノートがあって、それとの比較をして貰った。僕が使う機能では、NECのノートで充分なのだ。ただ、値段がちょっと高い。それから、タイムサービスをやっているというので連れて行って貰った。それで、NECのノートが49800円で売っていた。それでそれを買うことにした。

 ソフトをインストールしたり準備が必要でHPのアップには未だ使えない。でも、オフィスが入っているのでワードはどうでも良いが、とエクセルが使えるのが嬉しい。


 5月6日(金) 曇 34299

 ヨドバシで、東芝のブルーレイ・レコーダーRD-BZ800を買ってきた。本当は今日買うつもりじゃなかったのに今の値段が今日までということだった事が決め手になった。中旬になってヒョッとしたらもう少し安くなるのかも知れないが、店員の言い方では元の値段に戻るという風に言っていた。今日はアンテナは買わずにブルーレイだけを買ってきた。

 時間がない。だからカルテルもアップできない。新しいノートパソコンの準備も出来ていない。

 アントニオ・コルバチョが、先日セビージャで耳2枚取ったエサウ・フェルナンデスの新しいアポデラードのなることになった。


 5月7日(土) 雨 13682

 菅首相は昨日、浜岡原子力発電所のすべての原子炉の運転停止を中部電力に対して要請した。「川勝平太知事は「安全性確保に対する地元の予防を最優先した菅首相と海江田万里・経済産業相の英断に敬意を表します」とのコメントを書面で発表した。」 ーー毎日新聞よりーー

 「官能小説の第一人者で作家の団鬼六(だん・おにろく、本名・黒岩幸彦=くろいわ・ゆきひこ)氏が6日、胸部食道がんのため死去した。79歳だった。 団氏は、滋賀県彦根市生まれ。関西学院大を卒業後、上京。バーの経営や中学校の代用教員など職を転々とする。昭和31年に「オール読物」の新人杯に入選した。当初は純文学を書いたが、雑誌に投稿した官能小説が評判となり、独自の境地を開いた。 平成元年には、突然の休筆宣言。将棋好きが高じて、将棋雑誌のオーナーを引き受け、多額の借金を抱えた。5年後に執筆活動を再開し、官能描写の背景に人間の本質を見据えた作品群は、男性だけでなく、女性読者にも支持された。 主な著書に「花と蛇」「夕顔夫人」「真剣師小池重明」など。」 ーー産経新聞よりーー

 昨日の2つの大きなニュース。原発運転停止は、当然といえば当然だが、交付金に依存している所は批判しているし、結論には賛成だが、地元の意見を訊いていないという意見が強いようだ。団鬼六は、いわゆるSM小説の大家である。誤解を恐れずに言えば、僕は戦後の3天才作家の1人の数えている。山田風太郎、団鬼六は、他の誰もが書けなかった独特の世界を大成させた。2人とも、肉体を描いた天才作家だ。60年代の学生運動などが、社会に渦巻いていた時代に、肉体を描くことによって、その時代に影響を与えた。

 あの頃は、ゲバ棒持っていても、精神論の学生運動。そういう暴力でなく、筆で肉体を描き読者に驚きと感動を与えたのが、風太郎であり、鬼六だった。風太郎は、忍者の肉体を、鬼六は、女の肉体の変貌を綴ることによって、人々を興奮させた。2人ともアナログ人間。そして、自分が養ってきた感性で小説を書いた。2人とも79歳で死亡した。これも、偶然だが、天才は79歳で死ぬのかと思ってしまう。

 ホセ・トマスは、11月に父親になる。


 5月8日(日) 曇 20899

 今日は、スペイン闘牛ビデオ上映会のメンバーと一緒に飲んだ。結構長い時間飲んでいた。話が面白いと時間を忘れる。生ビール2杯と日本酒1合半を飲んだ。帰ってきたら23時を過ぎていた。こういう風に上映会がなくても、飲み会をするのは良いなぁと思った。飲み会をやりましょうと手を挙げた人、参加してくれた人、事情があって参加できなかった人に感謝しなければならない。

 録画予約を入れていた、『JIN 仁』が、HDDの容量がなくなったため録画されていなかった事に気付いてショック。

 セビージャで、クーロ・ディアスがコヒーダされた。角は彼の脛を貫通した。


 5月9日(月) 曇 10172

 『JIN 仁』が、録画されていなかったと、日記に書いたら下山さんからネットで観れるサイトを紹介された。ありがたいことだ。こうやって日記を見ている人がいるのが判ると更新のしがいがある。安田さんからは、スペイン闘牛ビデオ上映会の開催場所の提供するという申し出があったという。これもありがたいことで、感謝である。ただ、闘牛の会と同じ場所でやるのには、ちょっと腰が引ける。闘牛の会のことを思い出したくないからだ。

 ラス・ベンタス闘牛場には、ガジョが出たが、牛がソソでダメだった。


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