断腸亭日常日記 2011年 その2

−−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−

por 斎藤祐司


過去の、断腸亭日常日記。  −−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−

太い斜字で書いてある所は99年、2000年、2001年、2002年、2003年、2004年、2005年、2006年、2007年、2008年、2009年、2010年のスペイン滞在日記です。

99年4月15日〜5月11日 5月12日〜6月4日 6月7日〜6月10日 2000年4月20日〜4月29日 5月1日〜5月14日
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2011年1月1日〜22日 1月23日〜2月9日

 2月10日(木) 曇 3210

 今日は10度以上にはならないという。夜になると雪が降り出すところがあるという。土曜日は関東では雪になるという。遷都1300年を記念して奈良の幼稚園で飛ばした手紙付きの風船が、4時間で280キロ離れた静岡に届きtニュースになっていた。現在の奈良県桜井市に始めの都が作られてから中国風の都市計画で作り始めた藤原京から平城京。それからちょこちょこ遷都を繰り返して、長岡京から今の京都の平安京に遷都する。奈良市が遷都1300年を記念してアピールしたのは、平城京に遷都した710年から1300年ということである。

 藤原京から平安京へと段々北へ遷都している。こういう事を調べる事でさえ、面白いと思う。奈良は、京都に比べて、有名な仏像が多い。仏教文化の創成期ということでそう言うなっているのだろう。五重塔や三重塔が、卒塔婆から変わってきたというのには驚いた。文化というのは、興味の尽きないモノだ。


 2月11日(金) 雪 35725

 昨日夜から雨が降り、それが朝方に雪に変わった。雪はずっと降り続き夜に小雨に変わった。しかし、予報では、明日も雪だ。東京競馬場の前売りはネットで発売されているが、京都と小倉は雪の影響が懸念されるので、前売りが中止されている。クィーンカップには、ダンスファンタジアが出走する。負けられない1戦なる。相手は、阪神ジュベナイルフィリーズ2着のホエールキャプチャ辺りだろうか。

 今日は雪の中、スパで岩盤浴してきた。横になるとお腹のガスが動き出す。『ためしてガッテン』でこの前やっていた、深蒸し茶を飲んでいるのでお腹の細菌が増えているようで、このようになるようだ。整腸剤より効くくらいだ。体の芯から温まって、雪から小雨に変わった夜空の中を帰ってきた。最近良く聴く歌は、ホセ・フェリシアーノの『ケ・セラ』(Que Sera)。朝聴いて出勤すると、非常に気分がのってくる。


 2月12日(土) 曇/雨 8820

 25日から続いていた市民のデモで、ついにエジプトのムバラク大統領が辞任した。インターネットから始まった政権転覆は、チュニジアの次にエジプトになった。これはアラブ諸国に大きな影響を与えている。日ロ外相交渉が行われて領土問題で菅首相の発言を、ロシアが強く非難した。国際法上も、日本固有の領土であることは認められている北方領土。実効支配を強めるロシアは意に介さず、日本を非難する。全然進まない問題を、現実的に解決するためには、原則をいつも繰り返していては、何も進まない。2島だけ取りあえず返還というのも、悪くないと思うのだが…。

 雪で開催が心配されていた競馬は、京都も小倉も開催されるようだ。後は馬場がどういう状態かで、馬券が変わってくる。


 2月13日(日) 曇 28474

 昨日携帯を家に忘れた事に気付いたのが、電車に乗ってから。そこから戻れば、遅刻。昼食時に馬券を買いに行こうかと思ったが、思いどどまった。これで買っても、はずれるだろうと思ったからだ。携帯がないから結果判らない。結果を知って、案の定思ったとおりはずれていた。ついてないときは、こういうモノだ。今日は、競馬場へ行って共同通信杯のパドックを観た。人気馬は良い状態に見えた。しかし、レースは、稍重から良馬場に変わってスローペース。決めて勝負のレースになる。そして結果は、波乱。落ち目の武豊騎乗の1番人気、ダノンバラードは坂上で失速して9着と惨敗。1着から6着までが、0.3秒差。優勝は、3番人気ナカヤマナイト。柴田善臣が最内をこじ開けて差しきった。2着がユニバーサルバンク。早めに先頭にたって勝ったと思ったところをゴール寸前差しきられた。2番人気のペルシャザールが4着。鼻差で5着が地方馬のダブルオーセブン、6着も鼻差でサトノオー。今年の3歳牡馬クラシックは、中心馬不在の状態になっている。これはという馬がころっと負けるレースが続いているような気がする。

 今日の小倉競馬場4レースでJRA史上最高配当が出た。100円が1950万になるという。物凄い配当だ。こんな馬券はまともには買えない。発売は、2枚あったという。

 エジプトのムバラク政権が転覆して、スイス政府はムバラク一族の資産凍結を指示した。スイス国内の銀行にある資産は、5.6兆円との報道もある。Facebookから始まった反政府運動。今日フジTVでやっていた、Facebook本社の取材。実名で登録して情報をやり取りするのだという。実名だからこそ、大きな力になっていったのかも知れない。

 一つ大事なことを書き忘れた。12日コロンビアのメデジンでセバスティアン・カステージャが左鎖骨を骨折した。全治は未だ判らない。少なくても1・2ヶ月は出場できないだろうと思う。


 2月14日(月) 曇 11073

 ヌニェス・デル・クビジョ牧場のアルバロ・ヌニェスがインタビュー記事が載っている。ホセ・トマスは(病状が)良くなっている。今年のホセ・トマスの為に牛の準備は出来ている。それと関連あるのかないのか、今年マドリードには3回出場し、内2回がサン・イシドロ。良い牛を用意しているようだ。タダ、ホセ・トマスがヌニェス・デル・クビジョ牧場の牛でマドリードに出るかは判らない。復帰後は、ここの牧場で良く闘牛をやるが、マドリードでは未だやっていないからだ。


 2月15日(火) 雪のち曇、晴 35810

 昨日の夜から降り始めた雪が積もり東京は白い色に染まった。電車も遅れたりしていた。昨日の夜からの雪で2人死亡、200人以上が骨折などの怪我をしたという。子供たちは積もった雪を固めて雪合戦をしたりして、はしゃいでいる。こういうのを観ると、人間も自然の中では、動物的な感性が湧き出てくるんだなぁと思う。

 下山さんからメールが来て帰国するという。携帯などの連絡先をメールで伝えた。それとは関係なく、2月の奈良行きは中止することに決めていた。だから、時間的にはある。

 セバスティアン・カステージャは、病院にいる。全治は発表されていないが、マドリードのビスタレグレはキャンセルされ、復帰の目標は、3月のバレンシアのファジャスだという。つまり3月19日ということである。


 2月16日(水) 曇 5887

 こんな記事が、フランスの有名紙『レキップ』に載ったという。「現在、ブンデスリーガの首位を走っているドルトムント。2位レヴァークーゼンには10ポイント差、3位バイエルンには13ポイント差をつけている。 しかし、フランス『レキップ』紙は、日本代表MF香川真司の負傷離脱でドルトムントの攻撃力が低下しており、このポイント差も十分な差ではないのではとしている。 ドルトムントは、ここ6試合でわずか2勝にとどまっており、12日のカイザースラウテルン戦でも試合終了間際に同点ゴールを許し、勝ち点2を失っている。これに対し、『レキップ』は「ドルトムントはなかなか気の利いたことに、追走してくるチームたちを待ってあげてくれているように見える」とチームの不調を表している。 そして、この不調の原因として香川の負傷離脱を挙げている。ここ4試合で3引き分けとなっているのも、彼の不在が得点力低下を招き、勝ち切れない試合が続いていると考えているようだ。」 ーーSOCCER KINGよりーー

 香川自身も悔しいだろうが、チームやファンも、モヤモヤしているようだ。こんな記事もある。「4日に行われたドルトムントとシャルケの"ルール・ダービー"は、ドルトムントが圧倒的に攻めながらも、最後まで得点を奪うことができず、スコアレスドローに終わった。 “マヌエル・ノイアー対ドルトムント”と表現されたように、この試合はドルトムントが数多くの決定機を作りながらも、ことごとくノイアーの好セーブに阻まれ、ポストにも得点を防がれてしまった。

 ドルトムントにとっては、チームのフィニッシャーであった香川真司の不在が色濃く出てしまう結果となった。ドルトムントのアタッカーであるケビン・グロスクロイツは、「僕らは素晴らしいサッカーができたし、数多くのチャンスを作り出すことができた」と強がったが、もし9月のダービーで2得点を挙げている香川がピッチに立っていれば、違う結果になっていたかもしれない。 スタジアムで声援を送ったドルトムント・サポーターも、香川不在を嘆いているようだ。

「香川は最高の選手なんだ。9月のダービーでも素晴らしかった。だからこそ、今回のダービーでも彼のプレーを見たかった」 」 ーーSOCCER KINGよりーー

 長友、香川、内田、本田、などヨーロッパで活躍する選手が増えた。宮市という高校生もオランダ・リーグで得点を入れた。今、日本サッカーを世界が注目している。


 2月17日(木) 曇 30871

 今日は曇だったが夜になっても13度ある暖かい陽気だ。

 チャンネルを回していたら、NHK教育TVで、イギリス人が1970年代を家族で体験するというモノをやっていた。TVは白黒。電化製品は、洗濯機が2層式で全自動ではない。水を入れるのも、洗うときとすすぐとき2回自分でやる。冷蔵庫には冷凍庫が付いていないので、作り置きして冷凍して保存するというのは出来ない。電子レンジもない。自動車にはサイドミラーが付いていない。勿論オートマじゃないし、パワステも付いていない。娯楽といえば、モノラルのレコードを聴くか、TVを観ること。子供たちの部屋にはPCもゲームもない。部屋も寒いので、居間に家族が集まり、白黒のTVを観たり、レコードを聴いたりする。

 会社では、PCが使えないので仕事がはかどらない。一夜明けると1年が過ぎたことにして1970年から始まった体験生活が79年まで続く。途中で、初期のPCが会社に入るが、ワープロ機能と、簡単な表計算しか出来ないモノ。インターネットは使えない。会社に出勤したのは良いが、この日は雪で会社から休日になったと、Eメールで連絡があったが、携帯電話もPCも使えないので知らずに出勤してきたのだ。妻は、洗濯に、炊事に大変や苦労をする。しかも、70年代は、ストライキが頻発して、停電は日常的にあった。懐中電灯、ロウソク、そしてキャンプ用のコンロなどで食事の準備とという念の入れようで体験が進む。

 子供たちは、今なら携帯電話を持って放課後遊びに行くが、そんなモノはないので、親に無断で街に出かけて遅く帰ってきて怒られる。「今日は夕食抜きよ。部屋に閉じ込められる。今ならPCもあるし、ゲームもあるので、そんな罰はあり得ない。70年代だから出来る事。PCもゲームもないので、家族でTVを観たり、外で遊んだり、家族が一緒にいる時間が増えた。妻はそれを非常に喜んでいた。子供たちは、レコードに針を落とすのに驚いたり、それをカセット・テープに録音する光景に興味津々だった。レコードについては、PCでネットからダウンロードして音楽を聴く今のシステムの比べて、レコードジャケットを観たりレコードに触ったりするのが新鮮だったようだ。

 こういう体験を今観るのは、非常に面白い。今当たり前に使っているモノや、便利なモノが、なかったら?そう考えたりするのは面白い。例えば、災害時に備えて何を用意しておかなければならないかもその一つだし、人間生活の中で重要なモノを思い出させてくれるだろうと思うからだ。

 セビージャのカルテルの概要が分かった。3月には、マドリードのカルテル情報も入ってくるだろう。やはりホセ・トマスは、そこには名前が載らないような気がしてきた。バルセロナにしてもどうなんだろう?


 2月19日(土) 雨のち晴 風強し 20589/2

 朝食は、納豆おろし。こういうのを食べると体が、気分良くなる。良く噛んで食べる様にして、新聞を買いに出た。途中で汚れたダウンジャケットと防寒用のズボンをクリーニングに出した。帰ってきて新聞を読んだりしてしていたら携帯が鳴った。下山さんからの電話。六本木で会うことにして、そのまま、出かけた。電話の第一声が、ウーゴが死んだから日本に帰ってきました。だった。去年セビージャに行ったとき、もう年で、高齢になった犬が食べる食事じゃないとお腹を壊すと言っていた。小便をするときも、上げた片足が小便が終わる前に降りてくる状態で、その姿を後ろから見ていると可哀想になった。それと、睾丸の垂れ具合が力ない感じで、ああ年なんだなぁと感じた。

 下山さんは元気だった。風が強い日だったので、歩きにくかった。特に六本木ヒルズでは、ビル風が混じった強風で閉鎖されている入り口があった。ヒルズに行く前に昼食を食べる。カレーをナンでで食べた。セビージャにファン・モラが出ないことを言うと、去年のオトーニョでプエルタ・グランデして、出てやるよという、態度だから出れなくなったのだろうと言っていた。代替わりしてカノレアの父親なら今頃とっくに出ていただろうと言っていたという。息子は器量がないからこういう事になる。カノレアの息子になってからホセ・トマスは何回でのだろう。ファンの気持ちを無視したカルテルを毎年作り続けている。

 ウーゴや家族の話をした。ヒルズでは結局店には入らず、炊飯器を買いたいと言うことで、新宿に行った。ヤマダ電機にはなかったが、ビックカメラにはあった。これからネットなどで値段の比較をして買うという。歌舞伎町をぶらついてマックに入ってコーヒーを飲んだ。ウーゴは、死ぬ前に3日3晩泣き続け入院して2日目に死んだという。ウーゴは、ソルドだった。つまり、耳が聞こえない犬だった。不安だっただろうなぁ。直前には、下山さんの事も目が見えないために判らず、頬を撫でていたら、医者だと思って噛んだという。右人差し指の爪の真ん中に歯が当たり爪が半分に割れたという。そういう爪の痛みが下山さんにとってウーゴが死んだ痛みとして感じているんだろうと思う。まゆみさんも相当悲しんでいるんだろうと思う。


 2月20日(日) 曇 25847

 チュニジアの八百屋の、抗議の焼身自殺がきっかけになって、インターネット上でFacebookから始まった反政府運動。それが独裁政権を民衆が倒した。これを期にアラブ世界や中東で始まった独裁政権打倒を叫ぶデモによる民主化を始まった。エジプトも独裁政権を倒した。そして、アラブ、中東だけでなく中国でもこの動きに加わり始めたという。中国政府は、インターネットでの閲覧を制限しているという。それと当時に、首謀者と思われる人間を拘束したり、自宅軟禁をしている人間が1000人いるとも言われている。一部ではネット接続を遮断しているという情報もある。

 しかしこれは、エジプトのムバラク政権がやったことと同じだ。政府は、ネット上にスパイを潜入させた。Facebookのパスワードを盗んでその人間になりすまし書き込みを書き換えたり、個人情報を盗み、アクセスできないようにしたりした。だが、それに対抗して、新たに登録し直して、アクセスし続けた。謎のハッカー集団アノニマスが、政府の機密情報をネット上に流して、ネット上での言論統制に反対した。世界の世論も、こういうムバラク政権の動きを避難した。そして、政権は倒れた。世界中に広がるこういう動きには、本当に驚かされる。世界はこれからどうなっていくのだろう?


 2月21日(月) 曇 5086

 昨日は競馬に行く気になれずに、家で観ていた。終わった後はダラダラとTVをつけていたら、NHK教育TVで慶応大学のビジネススクールの授業をやっていた。組織改革を実際やったある企業の例を取って問題点を洗い出していた。それぞれがよかれと思ってやったことが、混乱を招いてバラバラになる。物凄い反発が起こる。それを一旦元の状態に戻し、それから立て直しの改革をやったというモノ。その時、経営トップの社長が会長に引いて内部から社長への昇格をさせて改革を成功したというモノだった。組織が変わるときは、それについて行けない社長は辞めた方が良いというモノだった。

 考えさせられるモノがあった。あの時も、そういう混乱だった。みんながよかれと思ってやったかどうかは、疑問だが、対立を解除する動きがほとんどなかったし、時間をかけすぎた事が混乱に拍車をかけた。それで亀裂が大きくなっていったのだ。中心は誰なのか、何のための改革なのかが組織として明確化されていなかった。だから、ますますバラバラになっていった。もう思い出したくないことだけど、それぞれがバラバラのことを勝手に考えて動いていた。それも、合意がない思いつきで動いていた。なるべきしてなった混乱。人間関係もバラバラになった。そうなっても良いと思う人がいたからだ。そういうところから抜け出て今は良かったと思っている。


 2月22日(火) 曇 26265

 リビアの首都トリポリにもデモが拡大して、軍がデモ隊や民衆に空爆をしたという情報も流れている。最高権力者カダフィ大佐がベネズエラに亡命したという情報が流れたが、これを否定するTV放送が流れカダフィ大佐がインタビューに応え権力の座に留まることを明言した。反政府勢力側は、ラジオ放送を始めて、デモ隊に対してトリポリを目指して集結するように呼びかけているようだ。一方空軍兵士が飛行機でマルタへ飛び亡命を申し出たという。飛行機で民衆を攻撃するよう命令され、それは出来ないとマルタに来たという。政権内でも、民衆に発砲を繰り返すカダフィ大佐のやり方に反対して辞任した閣僚が出ている。国民に対して、発砲や空爆までやって政権を維持できるはずがない!アメリカのクリントン国務長官は強く非難している。国連の事務総長も同じだ。政権崩壊前夜といった状態になってきたようだ。強権暴力で抑圧してきた政権が倒れれば、他のアラブ諸国や中東諸国も一気に政権崩壊になるのではないかというニュース解説が数日前にあったが、それがまさに現実のものになろうとしている。

 その一方で、ニュージーランドのクライストチャーチでマグニチュード6.3の地震があった。これは震源地が浅く街に近かったために、建物の多くが倒壊して大きな被害が出ている。日本人留学生や旅行者も被害に巻き込まれているので、NHK、民放各局がニュースのトップで報道している。


 2月25日(金) 曇 13658/3

 親探しというのは、自分の所在を確認するために必要な事のようだ。『てっぱん』の主人公あかりが、自分の本当の父親が誰かを知ることは、育ての親や、周りの知人に知られたりして辛いことであったりする。しかし、その所在を確認することは、自分の人生を送るに当たって重要な道しるべになってくるだろう。親探しにしろ、鬼退治や怪物退治は、世界各地の神話の中で、常套的に繰り返し使われているいわば、自分探しの物語になっている。こういうドラマにも、こういう形で、使われている。

 この前、中村さんから電話があって、ちょっとした闘牛関連の相談を受けた。その後、華道、茶道、能や狂言、歌舞伎といった、伝統的なモノが、瓦解後(明治維新)や戦後の混乱期を通り抜けて生き残ったのは何故なんだろうと、思っていたことを、訊いた。これは奈良に行くので色々調べていたら、そういうモノが生き残ったことと言うことが、判ったからだ。言われてみれば確かにそうだが、それまでは気づきもしなかったが、不思議に思ったし、奇跡かもしないと思った。瓦解の時に、武器階級、公家も、町人もそれぞれの立場が非常に不安定になり、明日をどうなるかという状態だったはずだ。それなのに、そういう文化が日本に残っている。

 中村さん曰く、今能で活躍してしている京都在住の人は、ついこの間まで会社員をやっていたり、アルバイトして働いていた。イケメンなので今では、京都の銀行のポスターに使われたりしてCMに出ているという。そういう文化を京都の町の人たちが支えてきた側面が多いのではないかと言っていた。そういうことは、凄いことだと思った。そういうことが全てではないだろうが、そういう力が働いている事が凄いと思う。


 2月26日(土) 曇 33614

 電話で調べていた予約状況で、次回のスペイン闘牛ビデオ上映会の予約を入れてきた。場所は、練馬文化センター。3月26日18時から開催する。ずーと読もうと思っていた本を読み出した。それは『神仏たちの秘密 日本の面影の源流を解く』松岡正剛著。この本は、今僕が知りたいことが書かれている。それと、Amazonで届いた、『東大寺お水取り』佐藤道子著を読み込んで、3月の奈良東大寺のお水取りを観に行こうと思っている。

 今日はこれからライブを観るために武蔵境に行く。Hamaさんのグループが出るからだ。下山さんは、体調不良。時差ボケと旅行に行ったために疲れが出ている様だ。無理はしない方が良い。


 2月27日(日) 曇のち雨 10693

 昨日の夜のライブを観て、不思議な気がした。NSP(ニュー・サディスティック・ピンク)デーでフォーク酒場に集まったのは50人以上。大盛況である。アマチュアの演奏にその関係者が多いとはいえ、50人以上が集まってそれを聴いているというのは凄いことだ。NSPは岩手のローカルバンドと思っていたが、東京でそういう集いがあり、こういう風に集まってくる人たちがいるというのに驚いたし、こういう風にフォークソングやグループの集まりに来ている人たちがいるというのにも驚いたし、演奏している人たちが、高校生だった時のような気持ちになってやっているんだ気付いて顔を見ると、楽しそうなのだ。やっている時って若くなるんだなぁと思った。

 初期の頃の歌は知っているが、『夕暮れ時はさびしそう』の後は、ほとんど知らない。ブルース・ハープをトランペットを吹くときのようにほっぺたと膨らませて吹いていた人の音は、良い音だった。Hamaさんも俺よりずっとギターが上手いし、声だって歌いなれているから、良い声を出していた。ライブが終わって話をしていたが、音楽の話をすると楽しくなる。こういうのも、みんなを若くしている原因だろう。終了後にそれぞれが、歌を唄ったが、『さようなら』を、本当に久々に聴いて、ジーとした。涙がこぼれそうになった。何なんだろう?こういう気分は。本当に不思議な気分になった夜だった。MEGUさんと帰りにそんな話をしながら帰った。


 3月1日(火) 曇のち雨 40401/2

 ニュージーランドの地震で、被災した学生が2人帰国した。女生徒はみんなと一緒に帰国したかったのに、自分だけが帰国したことに、心苦しさを感じているという。また、片足を切断した男子生徒はコメントは出していないが、付き添った医師によると、失った足による精神的なケアが必要だという。生きて帰国できても、乗り越えなければならない大変ハードルが待ちかまえている。

 予算案は未明に衆議院を通過した。しかし、関連法案の成立の目途はたっていない。にっちもさっちもいかない状態だ。与党にも野党ににも国民は期待を持っていない。政党支持率は、無党派が45%を超えている。


 3月2日(水) 雨のち曇 33934

 ついにホセ・トマスが、テンタデロを始めたというニュースが入った。このタイミングでこのニュースが入ったと言うことは、マドリードへの出場に絡んでいるとしか思えない。出ると思って予定を組むしかないだろう。


 3月4日(金) 晴 54621/2

 サン・イシドロの情報も入ってきて、セビージャも13時にオフィシャルのカルテルも発表になった。サン・イシドロの情報には、ホセ・トマスの事は書かれていない。これから交渉に入っていくのだろう。または、サン・イシドロは、フィグラから決まっていくので、あらかたの概要が見えてきた状態で、果たしてホセ・トマスの名前が入ってくるのかという危惧がないわけではないが、興行主のタウロデルタ側からすれば、どうしても出場させたい最重要闘牛士である訳だから、強引でも何でもやって、カルテルに入れるようにすると思う。


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