−−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−
por 斎藤祐司
過去の、断腸亭日常日記。 −−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−
太い斜字で書いてある所は99年、2000年、2001年、2002年、2003年、2004年、2005年、2006年、2007年、2008年、2009年のスペイン滞在日記です。
10月27日(火) 晴 6280
昨日から国会が始まった。鳩山首相は所信表明演説の最後を、「日本は、140年前、明治維新という一大変革を成し遂げた国であります。現在、鳩山内閣が取り組んでいることは、言わば、「無血の平成維新」です。今日の維新は、官僚依存から、国民への大政奉還であり、中央集権から地域・現場主権へ、島国から開かれた海洋国家への、国のかたちの変革の試みです。
新しい国づくりは、誰かに与えられるものではありません。現在の日本は、黒船という外圧もなければ、敗戦による焼け野原が眼前に広がるわけでもありません。そのような中で、変革を断行することは、先人の苦労に勝るとも劣らない大きな挑戦であります。
つまずくこともあるでしょう。頭を打つこともあるやもしれません。しかし、後世の歴史家から「21世紀の最初の10年が過ぎようとしていたあの時期に、30年後、50年後の日本を見据えた改革が断行された」と評価されるような、強く大きな志を持った政権を目指したいと思っています。
今なら間に合います。
これまで量的な成長を追い求めてきた日本が、従来の発想のまま成熟から衰退への路(みち)をたどるのか、それとも、新たな志と構想力をもって、成熟の先の新たなる飛躍と充実の路を見いだしていくのか、今、その選択の岐路に立っているのです。
私は、日本が正しい路を歩んでいけるよう、自らが先頭に立ち、国民の暮らしを守るための新たな政策を推し進めてまいります。私は、国民の積極的な政治や行政への参加を得て、国民とともに、本当の意味で歴史を変え、日本を飛躍へと導くために、全力を尽くしてまいります。
国民の皆さま、議員の皆さま、私たちの変革の挑戦にお力をお貸しください。 ぜひとも一緒に、新しい日本をつくっていこうではありませんか。
」と、締めた。
「無血の平成維新」をするという決意を語った。25日に参議院補欠選挙で2勝した民主党。これから国会論戦が始まる。どう捌くか見物である。期待を込めて見守りたい。
台風一過で快晴。今度は天皇賞。さあどうするか。逃げ馬の出方で展開が変わる。展開次第で結果が変わってきそうなレースだ。それを含めての予想になる。大本命のウォッカ中心にどうなるのか検討したい。
10月29日(木) 晴 52847/2
1年生の時から今までトイレ掃除を続ける菊池雄星。おごらない、性格なども彼の評価を上げているところだという。今日はドラフト。何処に決まってもユニホームで投げる訳じゃなくて、僕が投げるわけだから何処でもいいという。彼のためにいい球団に入れればいいと思う。
芸能人の麻薬事件裁判が始まり、結婚詐欺容疑の女が4人とも6人ともいわれる殺害をしたのではないという事件が最近の話題。悩みと金銭問題が事件の根本になるようだ。夏目漱石が近代の悩みを書いた小説を読んで、青春時代から人生を問い直している政治学者、姜尚中が書いた『悩む力』。面白い視点で語られている。売れる理由は現代という時代にもあるのかも知れない。
船舶の事故も2件起きた。護衛艦と韓国籍のコンテナ船の衝突事故と、消息不明だった船が実は八丈島沖で転覆事故を起こしていたが4日ぶりに発見され3人の生存者がいた。衝突事故は、どうやらコンテナ船が追い越し禁止地区で追い越しをかけた事による事故だったようだ。転覆事故は、一瞬の高波による転覆だったようだ。台風が近づいている時期の事故。
10月30日(金) 晴 41608
サンスポにも出ていたが、天皇賞の調教で大本命のウォッカが舌を出しての追い切りだった。タイムは素晴らしいが、こんな調教は初めて見た。不安を感じる調教だった。今日天皇賞について競馬仲間と話をしたが、ウォッカは本当に来るかと?というものだった。来るという根拠は、実績だ。いうまでもなく東京で、ダービー、安田記念2勝、ヴィクトリア・マイル、天皇賞と5つのGTを勝っている東京巧者。来ないという根拠は、牝馬が2年連続で天皇賞・秋を勝てるかというもの。近年ではシンボリクリスエスが2連覇したが、牡馬でもなかなか連覇できないレースだ。
データを観れば勝って当然と思えるウォッカだが、競馬は血の通った生き物たちのレース。何が起こるか判らない。そこに調教での舌出しである。揺れるよなぁ。前売りでは1番人気が当然ウォッカの、2.1倍。2番人気が東京巧者シンゲンの、6.2倍。3番人気がオウケンブルースリの、11.2倍。4番人気がトライアルでウォッカを破ったカンパニーの、13.1倍。5番人気が春のドリームレース覇者、ドリームジャーニーの、13.2倍と続いている。色々考えて当日パドックを観て決めたい。
セビージャのホセ・トマスの出場について、興行主の1人ラモン・バレンシアが発言した。セビージャもこれからホセ・トマスの出場へ向けて動き出した。ヌニェス・デル・クビジョ牧場で出場することは難しいようだが、両者で折り合いを付けて欲しいものだ。
10月31日(土) 曇 6389
ウォッカの秋の予定は天皇賞、JC、有馬記念となるだろうが、1番勝ち目があるのが天皇賞だと思う。その追い切りで舌を出していた。これはどう考えてもマイナス要因が大きい。また、三浦皇星騎手が河野通文調教師から離れてフリーになった。早すぎないかという気がするが、イギリス遠征がそのきっかけになったのだろうと思う。
「角川文化振興財団と角川書店は30日、新たな文学賞「山田風太郎賞」を創設すると発表した。対象は、今年9月から来年8月末までに刊行された長編、短編集の文芸作品で、ミステリー、時代小説、SFなどジャンルは問わない。来年10月に最終選考を行い、受賞作を決め、11月末に授賞式を開催する。副賞は賞金100万円。山田風太郎は昭和22年、「達磨峠の事件」で作家デビュー。「甲賀忍法帖」など忍法帖シリーズが人気を呼んだ。」 ーー産経新聞よりーー
山田風太郎賞を創設したのは非常に良いことだ。しかも、特定ジャンルじゃないというのは異色である。
11月1日(日) 曇のち雨 48123
東京競馬場へ行ってきた。競馬場へ着いたら、一緒に行こうと言っていた知人からTEL。入院していて昨日退院したのだという。入院のメールは週中にあったので天皇賞は一緒に観れないと思っていた。ずっと追いかけていたシンゲンが天皇賞に出走したので迷わずシンゲンを買うといっていた。9R頃のTELだったので馬体重発表前。ウォッカを切って、4歳、5歳馬でいこうと思っているけど、カンパニーとシンゲンは買うかも知れない。一応、スクリーンヒーロー、キャプテントゥーレ、ドリームジャーニー、オウケンブルースリ辺りを買おうと思うといった。
それから馬体重が発表になってプラス12キロのスクリーンヒーローが気になった。パドックを観たとき、ビックリした。ウォッカが良く見えたのだ。キャプテントゥーレとスクリーンヒーローも落ち着いていて良い。カンパニーは発汗しているが気合いが乗っている。シンゲンはチャカついて落ち着きがない。ドリームジャーニーもチャカついてうるさい。オウケンブルースリは、こういう馬なのか首をたてて発汗してうるさい。今から冷静に思えば、買えるのは、ウォッカ、キャプテントゥーレ、スクリーンヒーロー、カンパニーの4頭なのだ。
しかし、あの時は、馬体重を気にしてスクリーンヒーローを切って5頭のボックスを買ってしまったのだ。これが間違いだったのは、レースが証明している。内から好スタートを切ったスクリーンヒーローが鼻を切り、外からそれを振り切ってエイシンデビュティが先頭に立ちキャプテントゥーレ、スクリーンヒーローの隊列で向正面。カンパニーは中段の後で内に付け、ウォッカは後方4番手。大欅の辺りでマツリダゴッホが2番手に上がっていく。4コーナーを廻るところでカンパニーの横山典弘は外へ出そうとコーナリングでゆっくりと馬場の中央を出しいった。ウォッカの武豊は内に真っ直ぐ突っ込む。
直線の攻防は、スクリーンヒーローの外をカンパニーが抜いていきウォッカは前が詰まりそれから外に出して、マツリダゴッホとスクリーンヒーローの間を抜けて追い出す。しかし届かない。それどころか、スクリーンヒーローも抜けない。カンパニーはトライアルの毎日王冠に続いて完勝でGT初制覇。8歳馬の平地GT制覇は初めてだ。1馬身3/4差でスクリーンヒーローが2着。ハナ差でウォッカが3着。武豊はヘグった。こんな下手くそな騎乗じゃ馬が可哀想だ。それに比べて北村宏司はスタートを決めて最後の直線もそつなく乗った。それ以上に素晴らしい騎乗をしたのがカンパニーの横山典弘だった。
勝ちタイム1分57秒2は、去年のウォッカがダイワスカーレットを破ったレコードと同じだった。横山典弘は天皇賞・秋は初制覇。今年GTは、ロジユニヴァースのダービーと2つ目である。典ちゃんが勝ったので表彰式まで観ていた。馬券は外したけど嬉しい天皇賞だった。
HPを観た人からメールが来た。社交ダンスをやっている人でパソドブレを踊るときに先生から闘牛を観れば良いんだよといわれてこのHPに来て闘牛の動画を見てホセ・トマスのファンになったのだという。仕事が忙しくスペイン旅行になかなか行けないが、引退するまでにホセ・トマスを1度観たいと書いてあった。
31日の結果。 グアダラハラ(メキシコ)。イグナシオ・ガリバイ、ホセリート・アダメ、耳なし。エル・パジョ、耳2枚。
11月2日(月) 雨 8748
1日から3日にかけて『NHKスペシャル』で、『証言ドキュメント 永田町・権力の興亡』をやっている。第1回は『1993〜1995 “政権交代” 誕生と崩壊の舞台裏』。第2回は、『1996〜2000 漂流5年 “数”をめぐる攻防』。第3回は、『2001〜2009 小泉 そして 小沢 “民意”をめぐる攻防
』。第1回を観たが、非常に興味深かった。今回の政権交代も小沢一郎が中心だが、細川政権時も小沢一郎が中心だった。対抗して、自民党は社会党を取り込んで連立政権を樹立して政権奪還する。その攻防も面白い。小沢一郎は、人間の欲望を刺激して取り込んでいく手法は絶妙だ。対抗して森や野中が動く。その動きもまた非常に面白かった。
全然関係ないが、今年の秋のGTのテーマは、政権交代だ。自民党と小沢一郎が争った政権をめぐる攻防のように行ったり来たり。スプリンターズ・ステークスは不振だったローレルゲレイロが春に続きチャンピオンになり、秋華賞は、ブエナビスタからレッドディザイアがチャンピオンを奪取し、天皇賞では、女王ウォッカから、8歳にして初めてGTをカンパニーが制覇した。こういう流れで競馬も進みそうな感じだ。次のエリザベス女王杯も、政権交代がテーマになるだろう。
11月3日(火) 晴。寒く風強し。 32523
「薬害肝炎全国原告団など患者3団体は10月29日、厚生労働省で長妻昭厚労相と面談し、肝炎患者への医療費助成などを盛り込んだ「肝炎患者支援法」の今国会での成立を要請した。これに対し長妻厚労相は、「あらゆる方策を考えて努力したい」などと答えた。 同原告団の山口美智子代表らは27日、長妻厚労相あての要請書を山井和則政務官に提出し、「肝炎患者支援法の今国会での成立」「早急な面談」の2点を要請していた。その「早急な面談」が実現し、同法の今国会での成立に向け長妻厚労相の回答を求めた形だ。 面談には、薬害肝炎全国原告団、日本肝臓病患者団体協議会、B型肝炎訴訟原告団の代表者のほか、山井政務官や薬害肝炎訴訟九州原告団長を務めた福田衣里子民主党衆院議員らが出席した。
面談で長妻厚労相は、「これまで本当に皆様を国として苦しめてきた。深い反省に立って、皆様のご要望を、あらゆる手段を考えて、何としても実行、実現をしていきたいと考えている」と、国の責任を認めた上で今後も対応していく考えを示した。治療費用については、来年度予算の概算要求で増額要求をしているなどとした。
また、長妻厚労相は同法について、「まだ(今国会に法案を)上程しないことが決まったとは聞いていない。わたし自身もあらゆる方策を考えて皆様の要望に応えるよう努力をしていきたい」と強調した。 これに対し山口代表は、「『命を大切にする政治』ということを、肝炎法案を成立させることで国民に示していただきたい」と述べ、首相官邸で鳩山由紀夫首相と面談し、早期成立を要請する際に同席するよう求めた。長妻厚労相は「早期に実現するためにあらゆる手段を使ってやっていく。このことはもちろん総理に申し上げるし、関係各所への働き掛けをさらに強めてやっていきたい」とした上で、面談の際は同席する意向を示した。
山口代表は長妻厚労相との面談後の記者会見で、首相との面談に同席するとした厚労相の発言に、「心の中で『やった』と思った」と述べたものの、「これで法案が成立するとは全く思っていない。一歩でなく『半歩』としかとらえていない」とした上で、「肝炎患者支援法成立はわたしたちの最終目標。成立してほしいという強い思いがある」と、改めて早期成立を訴えた。 同原告団は30日、官邸で松野頼久官房副長官と面会し、肝炎患者支援法の今国会での成立と早急な面談を求める鳩山首相あての要請書を提出するという。」 ーー医療介護CBニュース(10月29日)よりーー
エリーこと福田衣里子が、何とか臨時国会で成立させたいと願う薬害肝炎患者の救済法案。3つある薬害肝炎の団体、原告団の山口美智子代表らと長妻厚労相との面談のセッティングをしたのが福田衣里子のようだ。民主党は原則各省1つの法案の提出で宙に浮いていた救済法案を執念で成立までの目途を付けたのが29日だった。
そして、「民主党は2日、国内に約350万人いるとされるウイルス性肝炎患者すべてを救済対象とする肝炎対策基本法案を、今国会に議員立法で提出する方針を固めた。焦点の国の責任に関しては、一定の範囲で認める方向。自民党も「協力できる」(幹部)としており、法案は今国会で成立する公算が大きい。 民主党の小沢一郎幹事長は同日午後、国会内で、元薬害肝炎訴訟原告の福田衣里子同党衆院議員と会い、基本法案提出に向け野党と本格協議に入ることを了承した。既に与野党の非公式な折衝が進んでおり、民主党は野党の賛同を得て、全会一致が前提の衆院厚生労働委員会の委員長提案としたい考えだ。
基本法案は2007年11月に当時与党だった自民、公明両党が提出した法案がベース。医療費助成の拡充など肝炎対策を総合的に推進するのが目的で、国や自治体、医師らの責務を明記するとともに、厚生労働相に対して医療指針の策定を義務付ける。野党時代の民主党は、血液製剤や予防接種による感染、救済対策の遅れなどを、国の責任として認める文言を盛り込むよう求めていた。関係者によると今回、自民党が譲歩し、法案の前文で国の責任を認める案で調整している。」 ーー時事通信よりーー
自身が薬害肝炎訴訟九州原告団長を務めた福田衣里子が、民主党から出馬宣言したとき、横には長妻昭と山井和則がいた。山井は福田衣里子の出馬宣言を訊きながら泣いていた。何のために政治家になったかと言えば、この法案を成立させるためだ。その為に民主党から出馬したのだ。民主党から出馬したことについて批判もあるようだが、自分だけでなく、肝炎患者を思いを背負っての決断だったのだろうと思う。確かに、川田龍平のように無所属で出馬することも選択肢の中に入っていたのかも知れないが、法案が国会で成立すれば非常に意味があることになる。こうやって原告の1人が政治に参加して、法案を通すことは今後の政治に新しい道を造ることになると思う。福田衣里子さんに心からおめでとうと言いたい。出馬宣言から、選挙運動や、救済法案のために約1年、休みなく身を粉にしてきた事が報われた。当選後も土日は街頭に立って救済法案成立を訴えている姿には心打たれる。
1日の結果。 アグアスカリエンテス(メキシコ)。カステージャ、耳2枚。ホセリート・アダメ、耳なし。マリオ・アギラール、耳1枚。 グアダラハラ(メキシコ)。フェデリコ・ピサロ、フェルナンド・オチョア、耳なし。ルイス・ボリバル、耳1枚。
2日の結果。 モレリア(メキシコ)。ポンセ、耳2枚。ファン・チャベス、エル・パジョ、耳1枚。
11月4日(水) 晴 3719
政府は、たばこ税引き上げを本格的に検討課題にした。これに対して共産党は、明確な反対意見を唱えている。ガソリンにかかっている税金を軽減してそれをたばこに転化するという考え方には反対だ。人の弱みにつけ込んでこういうことをやるのは嫌らしいことだ。ただ何故か自民党がたばこ税引き上げを実施したときに比べて抵抗感がないのは何故だろう。国家財政がひっ迫しているのも判るし、各省庁が無駄を省く作業を遂行中である事もある。勿論、たばこを値上げするのは反対であるのだが…。
1日から3日にかけて『NHKスペシャル』で、『証言ドキュメント 永田町・権力の興亡』を観た。小沢一郎は、人生最後の賭けにでている。真剣勝負で。国民のための政治をしようとしている。それは自民党政権ではなし得なかった事をしようとしていることからも判るだろう。しかし、混乱をあるだろう。そういう過程を経てしか良い政府は出来ないだろう。
11月5日(木) 晴 23314
1日天皇賞の日から急に冷え込んできて炬燵を出した。今日も寒い。ワールド・シリーズでニューヨーク・ヤンキースが9年ぶり27度目の世界一になった。この試合で4打数3安打6打点の大活躍。第1打席は、2回無死1塁でペドロ・マルティネスから2階席に飛び込む特大の先制2ランホームランをライトスタンドに叩き込んだ。第2打席は、3回2死満塁で、センター前ヒットで2者が帰り4−1とリードを広げた。第3打席は、5回1死1、2塁であわやホームランという右中間フェンス直撃の2塁打を放って勝利を確実にした。「これでワールドシリーズ最多タイ記録となる6打点、松井秀には観客から「MVP」コールが送られた。」(サンスポより)
ヤンキースは7−3で第6戦を勝ち4勝2敗で世界一になった。「松井秀は今シリーズのMVPを獲得した。 松井秀はチームの世界一、MVP獲得について「最高ですね。この日のために頑張ってきました。(今日の活躍について)ちょっと自分でもびっくりです。夢みたいです」とコメントした。 松井秀は今シリーズの6試合に出場し、8安打8打点3本塁打で打率.615の活躍で、チームの9年ぶり世界一に大きく貢献。日本人初のMVPに輝いた。」(サンスポより)
凄い大活躍である。日本で活躍した赤鬼マニュエルこと、チャーリー・マニュエル、フィラデルフィア・フィリーズ監督の2連覇の夢を断った。「ヤンキース・ジラルディ監督 キャンプの時点からいいチームだと確信していたし、この球団の力を信じていた。みんなの力でやってくれた。今夜の松井秀の活躍は大きかった。とにかく勝負強い打者だ。毎試合出ていれば、今季も130打点ぐらい挙げていたはずだ。(選手と監督で優勝を経験し)うれしいのは同じだが、喜びの味は少し違う。
◇打線の調子が落ちた
フィリーズ・マニエル監督 相手投手にうまく投げられたこともあるが、好調だった打線の調子がシリーズに入って落ち、大事な場面で打てなかった。松井秀はいい打者。あらゆる球種を打たれた。ペドロ(マルティネス)は球の走りがもう一つだった。うちはまだまだ良くなる。またヤンキースとやりたい。
◇涙が出るほどうれしい
長嶋茂雄元巨人監督 MVPに選ばれた松井の笑顔を見て、涙が出るほどうれしさがこみ上げてきました。ワールドシリーズに勝つためにヤンキースに入団して7年。心身ともに苦労が多かったと思います。今季もコンディションに不安を抱えながらプレーしていたようですが、最高の形で報われましたね。ゆっくり休んで、また来季、松井らしいプレーを見せてほしいと思っています。
◇最高の結果となった
王貞治ソフトバンク球団会長 今季初めは十分な体調でなく、苦しい思いもしただろうが、ここ一番の大勝負で主力選手として念願のワールドシリーズチャンピオンを自分の手でたぐり寄せたことはすごい。メジャーにチャレンジして7年目のシーズンが最高の結果となり、よかったと思う。
◇喜んでいる
原辰徳巨人監督 彼(松井秀)は世界一を目的に海を渡った。われわれも喜んでいるが、彼も心の底から達成感を感じ、喜んでいるのではないか。(巨人の日本一に向けて)勢いを借りるのもいいでしょう。
平野博文官房長官は5日午後の記者会見で、米大リーグのワールドシリーズでヤンキースの松井秀喜選手が最優秀選手(MVP)に選ばれたことについて「快挙だ。心から喜んでいるし、今日までのメジャーでの努力に心から敬意を表したい」と語った。」 ーー時事通信よりーー
11月6日(金) 晴 3185
アメリカの新聞各紙は、松井秀喜の活躍を1面で伝えている。日本でも1面を飾っている。1夜明けた今日のNHKは、松井との単独インタビューを流した。何年、何十年経ったあとに、凄い1日だったんだなぁと思える日だったんじゃないかと、いっていた。
「鳩山首相は5日夜、松井選手の活躍について、「素晴らしい快挙。早く家に帰ってテレビを見たい」と祝福し、「日本とアメリカの距離を非常に近くするものだ。アメリカ人と日本人を近づけてくれてありがとう」と語った。 また、国民栄誉賞については「まだまだこれからも長く大リーグで頑張ってもらいたいから、今検討するのは早すぎると思っている」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。」 ーー讀賣新聞よりーー
非常に嬉しい松井の活躍だ。今日は本田美奈子の命日だ。
11月7日(土) 晴 26897
今日の競馬は何なんだ。JCダートのトライアル武蔵野ステークスは、人気を二分したGTフェブラリー・ステークスの覇者サクセスブロッケンとエルム・ステークスのマチカネニホンバレは、10着、4着の惨敗。ダート3戦3勝のジャパンダートダービー馬、テスタマッタも11着の惨敗。勝ったのはハイペースで逃げ残った3歳馬、ワンダーアキュート。2着は11番人気ダイショウジェット、3着は8番人気ワイルドワンダー。ワンダーアキュートやワイルドワンダーは買えても、ダイショウジェット何て買えない。もっとも馬券は買っていないかったのだが。
今日床屋に行ってきた。床屋の主人がエミルー・ハリスが好きで、以前クリスマス・ソングアルバムを貸したことがあった。今日行ったらエミルー・ハリスをかけて髪を切り出した。話は自然にエミルーの話になった。ドリー・パートンやリンダとやった『トリオ』の話。ウィリー・ネルソンのコンサートや映画にもエミルーが出た話をして、何故かノーラ・ジョーンズの話になってそれよりは、ダイアナ・クラールの方が絶対良いとという意見で一致したところで散髪が終わった。
そんな話をしていたら、ダイアナ・クラールの『A Case of You』が聴きたくなった。しみるなぁ。そういえば、ナット・キング・コールの歌を歌ったアルバムが欲しいと思った。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tougyuu/以下のHPの著作権は、斎藤祐司のものです。勝手に転載、または使用することを禁止する。