−−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−
por 斎藤祐司
過去の、断腸亭日常日記。 −−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−
太い斜字で書いてある所は99年、2000年、2001年、2002年、2003年、2004年、2005年、2006年、2007年、2008年のスペイン滞在日記です。
4月17日(金) 曇のち雨 33113
イチローは、日米通算3086本目の安打を打った。今日のNHKの昼のニュースで速報が流れた。イチローが打つか打たないかは日本人の最大の関心事だった。3085本目は満塁ホームランという派手な達成記録だった。今日のスポーツ新聞の1面は全て、満塁ホームランのイチローだった。そして今日新記録が達成された。新聞は号外を出してイチローの新記録を報じた。
「打球が鋭く一、二塁間を抜けたのを見届けると、思わず笑みがこぼれた。 16日、米ワシントン州シアトルで行われた米大リーグのエンゼルス戦で、マリナーズのイチロー外野手(35)が日米通算で3086本目の安打を放った。安打数で自身の持つ日本プロ野球最多記録(3085本)を抜かれた張本勲さん(68)は「見事に、簡単に打ってくれた。イチローらしいさすがのヒット」とうなった。 張本さんは、この瞬間を見届けるため、14日に現地入り。試合後にイチロー選手と対面し「おめでとうございます」と祝福した。 米メディアも張本さんを取材するなど注目度は高く、球場内で紹介されると、観客席で立ち上がり深々と一礼した。 安打数で抜かれた張本さんは「安打を打つことに関しては、彼の方が上。いい気持ちじゃないけど、イチローがこれから(大リーグ記録の)4256安打を目指してくれる」と、夢を後輩のバットに託した。」 ーー共同通信よりーー
「 「張本超え」の一打は鮮やかに一、二塁間を抜けた。16日、米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手(35)=本名鈴木一朗=はシアトルのセーフコ・フィールドでのエンゼルス戦で4回に右前打。張本勲氏(68)の日本プロ野球記録の3085安打を抜き、日本選手で前人未到の日米通算3086安打を達成した。
試合後「一本一本を積み重ねた結果です」と穏やかに話したイチロー。今季は大リーグ史上初となる9年連続200安打、あと「192」とした大リーグ通算2000安打の期待がかかる。その先にそびえるのは、ピート・ローズ氏の大リーグ最多、4256安打だ。」 ーー共同通信よりーー
「イチローを囲む報道陣から、何度も笑い声が上がった。和やかな雰囲気の中で「張本超え」となった日本選手最多安打を語った。
−今季出場2試合目で3086本目を打った
「(帰国される)飛行機を考えると、張本さんの目の前で(の達成)は今日しかチャンスがなかった。今日できなかったら、多分(張本さんは)帰っておられたでしょう」
−去年のうちに超えることが目標だった記録だが
「チームと一緒に開幕していれば意識していたと思うが、(故障者リスト入りしたことで)遅れてしまって意識が変わった。ただ、張本さんが(シアトルに)来てくれたことでちょっと(気持ちが)変わったというのはある」
−次の目標となる数字は
「(王貞治氏の通算本塁打数)868本かな? きのう王さんが電話をくれた。『王ですが』とね…。きっちり節目節目に電話をいただいて、すごいな、と思わせられる。だから868が出てくるのでしょうか」
−次の大きな目標は通算最多4256安打のピート・ローズ超えか
「ずいぶん遠い。算数の苦手な人は近いと思うかもしれないですが、僕は得意なので遠い。今までと同じ意識で打っていくだけです」 」 ーー共同通信よりーー
各TV局は夕方のニュースでイチローの新記録を詳しく流した。借りていたDVDを1日遅れで返した。本当は昨日出勤前に返す予定だったが、利用している駅の踏切が有名な開かずの踏切。1時間に45分くらい閉まるのだ。諦めて返却を断念して出勤した。延滞料が高かったが仕方がない。借りて観たのが映画『たんぽぽ』。最近つけ麺をよく食べるので伊丹十三のラーメン映画が観たかったのだ。あたらめて観て思ったのは、ここに出てくるラーメンは、東京ラーメンで具は、チャーシュー、シナチク、鳴門、海苔、ネギという、今で言う“家系ラーメン”である。宮本信子も山崎努も、渡辺謙も役所広司も若い。卵の黄身でイク女を演じる黒田福美も良いし、死ぬ間際にチャーハンを作る三田和代、スーパーで食べ物を指で押しまくる原泉、先生役の加藤嘉、モチを詰まらせる老人、大滝秀治…
クラシック第2弾皐月賞の枠順が発表され、ロジユニヴァースが1枠1番、アンライバルドが8枠16番、リーチザクラウンが8枠18番。今日、前々日発売されロジユニヴァースが2.2倍の1番人気になった。「2番人気は武豊騎手騎乗のリーチザクラウン(牡3歳、栗東・橋口弘次郎厩舎)、3番人気はスプリングS(GII)の覇者アンライバルド(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎)となった。 ロジユニヴァースは2戦2勝で挑んだ昨年のラジオNIKKEI杯2歳S(GIII)でリーチザクラウンを4馬身突き放し快勝。今年初戦となった皐月賞トライアル・弥生賞(GII)でも2着に2馬身半差をつける圧勝劇で4戦4勝とし、無敗で皐月賞制覇に挑む。 馬連の1番人気はロジユニヴァースからアンライバルドへの1−16が4・4倍で1番人気。ロジユニヴァースからリーチザクラウンへの1−18が4・9倍で続いている。ロジユニヴァースを外した馬券だとアンライバルドとリーチザクラウンの16−18が13・5倍となっている。馬単も当然のようにロジユニヴァースからが売れており、アンライバルドへの1−16が7・4倍、リーチザクラウンへの1−18が8・5倍。同じ
ように3連単もやはり上記3頭絡みが人気。1−16−18が19・8倍、1−18−16が20・8倍となっている。」 ーーサンスポよりーー
皐月賞は当日中山競馬場で観る。パドックを観てから決めるが、本命はロジユニヴァース。横山典弘にダービーを取らせたい。今年は最大のチャンスだ。
4月18日(土) 曇時々晴 4432
昨日は、冷え込む寒さを感じたらいきなり2ヶ月前の気温になったという。寒くて厚着をしてコタツまでつけた。コルドバのフェリア・デ・サルー情報が入り5月26日ホセ・トマスが出場するようだ。早速ホテルの予約を入れた。旅行の準備は着々進んでいる。
4月19日(日) 晴 37734
皐月賞を観に意気込んで中山競馬場へ行ってきた。しかし、唖然、呆然、愕然の結果になった。あまりに予想外の結果に声も出なかった。
「世代ナンバーワンを決める3歳牡馬クラシック三冠レースの第1弾・第69回GI皐月賞が19日、中山競馬場2000メートル芝で行われ、3番人気に支持された岩田康誠騎乗のアンライバルド(牡3=友道厩舎)が中団追走から直線一気の豪脚でV! 史上6組目となる父ネオユニヴァース(03年)に続く父仔2代制覇を達成し、クラシック第一冠目を手にした。勝ちタイムは1分58秒7。騎乗した岩田、管理する友道康夫調教師ともに皐月賞初勝利となった。 一方、『3強』の一角で横山典弘が騎乗した1番人気ロジユニヴァース(牡3=萩原厩舎)は14着、もう一角の武豊騎乗の2番人気リーチザクラウン(牡3=橋口厩舎)は13着と、ともにまさかの大敗。なお、2着には1・1/2差で8番人気トライアンフマーチ(牡3=角居厩舎)、さらに1/2差の3着には4番人気セイウンワンダー(牡3=領家厩舎)が入った。
『3強』の勢力図を一気に塗り替えるV撃一閃! 鞍上の岩田はシビれる感触を手に残したまま、驚きの表情でラストの豪脚を振り返った。 「もうね、凄い脚を使ってくれましたね。ちょっと仕掛けが早いかなと思ったんですけど、勢いで行ってしまおうと」 馬群の中でもがくライバルのロジユニヴァース、リーチザクラウンを横目に並ぶ間もなく外から飲み込んだ脚は、まるで津波のよう。直線坂で一気に後続を突き放した時点で、すでに勝負あり。この前団に取り付く一瞬の脚、さらにそこから一気に突き放す瞬発力こそが、アンライバルドの真骨頂だ。
前走のトライアル・GIIスプリングSをはるかに上回る強さを本番で見せたのだから、恐れ入るばかり。友道調教師はこの中間の状態の良さを、まず勝因に挙げた。 「前走後の中3週もすごく順調で、何も心配事がありませんでしたね。今回の方が落ち着きがありましたし、あとはジョッキーに任せるだけでした」 中山入厩後、当日の装鞍所、パドックといずれも前走以上の落ち着きを見せていたアンライバルド。スプリングSではある程度前の位置でと指示を出したトレーナーだったが、今回は「この状態で負けたら仕方ない。自信を持って乗って来い」と言っただけだった。手綱を託された岩田も「すごく馬の状態が良かったですね」と愛馬の出来の良さを確認。そして「以前はゲート裏からテンパっていましたけど、前走くらいから落ち着いてきて、すごく冷静でした」と、レースに行っての折り合いにも自信を深めていた。
その通り、過去4戦は引っ掛かり気味だったアンライバルドだが、この大一番ではゲートを出てすぐに鞍上と折り合いバッチリ。 「今日は折り合いだけを考えて乗ったんですけど、すぐに折り合いもついてくれて、その分、切れ味もますます出ましたね」 ゴールデンチケット、アーリーロブストらが引っ張る前半1000メートル59秒1の速い流れの中、「むしろ、ついて行かないくらい。離れていったくらいの競馬でした」というのだから、いかにアンライバルドが流れに惑わされずに冷静に走っていたかが分かる。 「展開もすごくハマったと思います。自分の馬は楽に走っていました」 すべてがアンライバルドのためのレースだった。
戦前は激戦が予想された3強対決第1ラウンドを圧巻の競馬で大勝。当然、次なるGI日本ダービー(5月31日、東京2400メートル芝)での二冠制覇に大きな期待がかかる。友道調教師が自信を深めた口調で抱負を語った。 「使うたびにこの馬の強さを実感しますね。普段の落ち着きも出ているし、“普通の調教”ができるようになっている。課題は何もないので、あとは順調にダービーまで行ってくれれば、と思います」 距離が延びる2400メートル、また初めての東京コースに関しても「皐月賞よりもダービーの方がチャンスがあると思っていたくらいだから」と指揮官。岩田も「これだけ折り合いがつけば、次も楽しみですね。距離も大丈夫だと思うし、頑張ってくれると思います」と、二冠制覇へ太鼓判だ。 父ネオユニヴァースはダービーも制して二冠馬となり、また兄フサイチコンコルドも1993年のダービーを快勝し世代の頂点に立った。父仔制覇、兄弟制覇へ文句なしの王手。3強から1強独裁――アンライバルドが“並ぶ者のいない”道を突き進む!
」 ーースポーツナビよりーー
「1着アンライバルド(岩田康誠騎手) 馬の状態が良く、折り合いもついた。いい切れ味だった。展開も向いたね。ゴーサインで凄い脚を使ってくれた。ライバルより自分の馬を信じて乗ったのが良かったね。落ち着いていて冷静だったし、今は特に課題もない。無事に走ってくれれば。
(友道康夫師) スプリングSの時より落ち着いていたし、予想通りのレースぶり。これで他に勝つ馬がいたら仕方ないと思って送り出した。上がっていく時の脚は凄かったね。学習能力の高い馬。距離が延びるダービーもチャンスがありそう。楽しみです。
2着トライアンフマーチ(武幸四郎騎手) 体調が良かったし、いろいろ教えてきたことが今回に生きた。勝てばベストだったが勝ち馬は強かったね。
3着セイウンワンダー(内田博幸騎手) 勝ち馬と一緒に上がっていきたかったが離されてしまった。最後は伸びているんだけどね。スタートでヨレてしまったのも痛かった。もう少し前で競馬したかったから。距離はまったく問題ない。内容は濃かった。
4着シェーンヴァルト(北村友一騎手) 引っ掛かってしまった。馬の後ろに入れてからは少しずつ落ち着いたのだが。テンションも相変わらず高い。もう少し落ち着いてくれれば、もっといい結果につながるはず。
5着ベストメンバー(四位洋文騎手) スタートも決まったし、まずまずの競馬だったのでは。4着は欲しかったんだけどね。
13着リーチザクラウン(武豊騎手) 掛かってしまった。描いていたうちの最悪の展開になってしまった。単騎逃げなら折り合いもつくんだが。
14着ロジユニヴァース(横山典弘騎手) どうしたのかな、分からない。いつでもゴーサインを出せる位置で、馬なりで上がっていかなければいけないのに、モタモタしていた。こんなに負ける馬ではないんだけど。鍛え直してダービーだ。
」 ーーnetkeiba.comよりーー
パドックを観ていて1番良かったのはロジユニヴァース。発汗の多い馬の中で、涼しい顔して落ち着いて歩いていた。リーチザクラウンの発汗は激しくレース前に終わっている感じ。アンライバルドも発汗が多く尻尾を振っていたが落ち着いていた。セイウンワンダーはチャカついていたがいつものこと。踏み込みが浅いのもそう。フィフスペトルは騎手が乗ると気合いが入ってツルっ首になった。ベストメンバーは舌越しして子どもぽい。ミッキーペトラは弥生賞の時より状態良い。リクエストソングは全く発汗がなく落ち着いている。トライアンフマーチは尻尾を振っているが2人引きで落ち着いている。サトノロマネも落ち着いている。
こんなパドックの状態だったので、自信を持ってロジユニヴァースの単勝勝負をして、馬単を、サトノロマネ、ミッキーペトラ、ベストメンバー、フィフスペトル、アンライバルドに流した。ゴール前は声も出なかった。4コーナー前ではロジユニヴァースは手が動いていたし、直線では馬群に包まれて出てこれなかった。結果的に言うと、4戦4勝で重賞3連勝といっても早いタイムで勝っていなかった事や、展開から言って前崩れになったので仕方ないと言えば仕方ない。勝ちタイムが1分58秒7。上がり4Fが47秒5、3Fが35秒6。これじゃ差し馬の思う壺だが、それにしてもロジユニヴァースは負けすぎ! はぁー、これも競馬よ。
18日の結果。 セビージャ。クーロ・ディアス、耳1枚。アベジャン、場内1周。セサル・ヒロン、耳なし。 ブリウエガ。ポンセ、耳2枚。オルドニェス、耳1枚が2回。カジェタノ・オルドニェス、耳2枚。
4月20日(月) 曇 12955
不思議なことに、皐月賞で負けても、懐失感とかは感じなかった。絶望もしなかった。これで負けたら仕方ないと思って買って負けたからだ。それからは、競馬の怖さを感じたが、反省をした。データの取り方やパドックの馬の見方など。意外と晴れやかな気分で帰ってきた。
19日の結果。 マドリード。アニバル・ルイス、口笛。ヘスス・ミジャン、耳なし。セルヒオ・マルティネス、弱い口笛。 バルセロナ。オルドニェス、耳なし。ファンディ、耳1枚。カジェタノ・オルドニェス、耳なし。
4月21日(火) 曇のち雨 40817
ノートを買い、スペインの予定を書き出した。未だ決まっていないカルテルがあるが、行き先や、ホテルの予約など順調にこなしている。頭の中にあることを書いてまとめる必要がある。旅行の時はいつもそうしている。これで、ユーロが120円を切ってくれたら凄く嬉しい。このノートが字でドンドン埋まっていくと、スペインへ到着して、闘牛を見始める頃になるのだろう。帰りにノートが一杯になっていれば良いのだが、去年からノートを取りながら観戦ではなくなっているのでそういうことにはならないだろう。
ところでラス・ベンタス闘牛場のサン・イシドロの切符は、27日10時から発売される。5月7日から6月7日までの切符である。とろろさんが行き、カエルさんも行く。Tibsさんも行く。そして、セビージャのフェリアが始まり、サン・イシドロが始まる。
毒入り(ヒ素)カレー事件の林真須美被告が最高裁で死刑判決をを受けた。これで死刑が確定した。
20日の結果。 セビージャ。ラファエリー所、ルイス・ビルチェス、ホセリージョ、耳なし。
4月22日(水) 曇 3679
今日がカーペンターズ結成40周年を迎えるのだという。それで記念のCDが発売されるようだ。日本では、洋楽シングル売り上げが、ビートルズを抑えて歴代1位だという(オリコンの資料)。69年デビュー。ジミヘンやザ・フー、ローリング・ストーンズ、ジェファーソン・エアプレインのように反体制を象徴するロックが時代の寵児だった頃、メロディアスで美しいポップスが売れたというのは、それ自体が多様性を受け入れていて健全な時代だった様な気がする。
90年代アバが、イギリスなどで見直されたときに、U2のボノが、「昔は、ポップスなんて糞食らえと、思っていた。でも、聴き直すと素晴らしいことが判る」と、言っていたが、アバ以上に、カーペンターズは、僕の心に響いてた。バート・バカラックの美しいメロディーが映画『明日に向かって撃て』のサウンドトラックを出して大ヒットした『雨に濡れても』では、ポップスが反体制のイメージにも貢献したこともあるのかも知れない。バカラックと組んでカーペンターズもヒット曲を出している。勿論、キャロル・キングもいた。
21日の結果。 セビージャ。フンディ、セルヒオ・アギラール、耳なし。サルバドール・コルテス、耳1枚。
4月23日(木) 晴 33078
ネットにはちょっと気になる記事が載っていた。それは、22日のムンドトロ・コムに、23日セビージャのビクトリーノ・マルティン牧場の牛で、モランテ・デ・ラ・プエブラとエル・シドの地元闘牛士のマノ・ア・マノのダフ屋値段が、グラダ・ソルで300ユーロ、1番良い席で1500ユーロしているというのだ。想像を超える超高値だ。今までのセビージャのダフ屋値段では考えられない。いくら地元の有名闘牛士2人のマノ・ア・マノでも、ホセ・トマスが出場するわけでないのに…。エル・フリ全盛の頃のダフ屋値段は、テンディド・ソルで15000ペセタだった。あの当時、正規値段が3000ペセタだったと思うので5倍だったと記憶する。グラダ・ソルの正規値段は、21ユーロである。300ユーロというのは、14倍以上である。こんな値段で買う人がいるというのが不思議だ。
ホセ・トマスが復帰した2007年6月17日のバルセロナは、100ユーロから3000ユーロ。去年のマドリード、ラス・ベンタス闘牛場では、それと同等以上のダフ屋値段がついた。6月15日の切符は225ユーロから4500ユーロ。だから、セビージャのフェリアを考えると、300〜1500ユーロという値段は復帰戦のバルセロナや去年のラス・ベンタス闘牛場に匹敵する。初めの記事には、当日券がレグラメント通り5%売り出されると書いていたが、それが書き換えられて、当日券売り切れとなっている。
この分で行くと先が思いやられる。何故なら、ホセ・トマスの切符じゃないのにこの超高値。ホセ・トマスなら一体いくらの値段がつくのだろう?何処の闘牛場へ行ってもこんな値段がつけられたらどうしようもなくなってしまう。そんなことにはならないと思うし、そう願いたい。なおかつ、バルセロナのホセ・トマスのウニコを想像すると頭が痛くなる。本当に大変なことになりそうだ。勿論、この記事が正しいとすればの話ではあるが…。しかし、こういう記事がネットに出る効果というは避けられないだろう。多少高くても切符を買うという行為に出る人が増えるだろう事を危惧するのだ。
草なぎ剛が全裸で公然わいせつ罪で逮捕されたことは、上記のニュースからすればどうでも良い事だ。未だ、清水由貴子が介護疲れで自殺した事件の方が社会的にはずっと重い深刻な意味が含まれている。
22日の結果。 セビージャ。アントニオ・バレラ、バウティスタ、耳なし。ルイス・ボリバル、耳1枚。
4月24日(金) 曇 6023
セビージャのビクトリーノは不発。牛が非道かったようだ。ダフ屋値段が高かった割にこういうけっかっと言うのは、良くあること。驚かない。サン・イシドロでは、しょっちゅうあることだ。セビージャでは、割と耳が出やすいのでみんな期待していたのだろうけど…。高い金を出してダフ屋から買った人は本当にガックリしただろう。でも、復帰後のホセ・トマスはずっと期待を裏切らない闘牛を続けている。だから、ダフ屋値段が高い。23日のセビージャの不発の結果はある意味では良いことだ。何故ならこれでダフ屋値段が抑えられるベクトルが働けば、それに越したことはないからだ。
23日の結果。 セビージャ。モランテ、弱い口笛。エル・シド、耳なし。
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