断腸亭日常日記 2009年 その11

−−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−

por 斎藤祐司


過去の、断腸亭日常日記。  −−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−

太い斜字で書いてある所は99年、2000年、2001年、2002年、2003年、2004年、2005年、2006年、2007年、2008年、2009年のスペイン滞在日記です。

99年4月15日〜5月11日 5月12日〜6月4日 6月7日〜6月10日 2000年4月20日〜4月29日
5月1日〜5月14日 5月15日〜5月31日 6月1日〜6月15日 6月16日〜6月29日
2001年4月19日〜5月3日 5月4日〜5月17日 5月18日〜5月31日 6月1日〜6月11日
6月12日〜6月22日 2002年4月16日から4月30日 5月1日〜5月15日 5月16〜5月31日
6月1日〜6月13日 2003年4月16日〜5月24日 5月25日〜6月10日 6月12日〜6月26日
2004年4月14日〜5月7日 5月8日〜5月31日 6月1日〜6月17日 2005年3月31日〜4月24日
4月25日〜5月22日 5月23日〜6月16日 2006年4月13日〜5月6日 5月7日〜5月29日
5月30日〜6月19日 2007年4月20日〜5月19日 5月20日〜6月16日 2008年5月13日〜6月16日
2009年1月1日〜2月10日 2月11日〜3月19日 3月20日〜4月16日 4月17日〜4月24日
4月25日〜5月11日 5月12日〜5月25日 5月25日〜6月6日 6月7日〜6月12日
6月13日〜6月22日 6月23日〜7月3日 7月4日〜7月21日 7月22日〜8月6日
8月7日〜8月22日 8月23日〜8月31日 9月1日〜9月15日 9月16日〜9月23日
9月24日〜10月2日

 10月3日(土) 曇 4162

 2016年オリンピック開催は、リオ・デ・ジャネイロに決定した。熱意のマドリードは、決選投票まで残り、東京はプレゼンが良かったので2回目の投票まで進んだ。おそらく計画自体1番良かったのは東京だろうが、初めての南米大陸開催という事がオリンピック委員の投票行動を決定的にした物と思われる。

 バルセロナで訊いたサッカーの話。エスパニョールに中村俊輔が入団して、日本人観光客が増えているという。同時に何も知らないファンがダフ屋から高額で切符を購入しているという。タクシーの運転手などは、そういう人を馬鹿にしているらしい。それでも、FCバルセロナのファンは多く、試合を観たいという人が多いという。今から問い合わせがあり、レアル・マドリードとの切符はいくらくらいで買えるのかと。その筋のところに訊いてみると、それは応えられないと言う。全勝対決にでもなったら、大変な金額になりそうだという。テンゴ・エントラーダを観てみたら、1番安いのは350ユーロ。他は、500ユーロ以上の値段が付いている。他の試合に比べて、格段に高くなっている。

 2日の結果。 ウベダ。コルドベス、オルドニェス、耳1枚が2回。カルニセリト・デ・ウベダ、耳2枚、耳1枚。 エル・ドクトル、耳1枚が2回。 アルケリアス・デル・ニーニョ・ペルディド。フェスティバル闘牛。騎馬闘牛士、メンドーサ、耳1枚。闘牛士、ファンディ、カステージャ、耳2枚と尻尾1つ。マンサナレス、耳2枚。カジェタノ・オルドニェス、耳1枚。アフィショナード、アドルフォ・イジャナ、耳1枚、耳2枚。


 10月4日(日) 晴れ/曇 31964

 今日の驚きは、スプリンターズ・ステークスで、ビービーガルダンと長い写真判定の末、春秋連覇した、ローレルゲレイロではなく、中川昭一の死亡だ。ニュースを訊いた瞬間に、自殺じゃないかと思ったのは僕だけじゃないだろう。父親が自殺しているのでそういうのって親子で続くのかと嫌な気分になった。

 「4日午前8時20分ごろ、中川昭一元財務・金融担当相(56)が、東京都世田谷区下馬5の自宅で死亡しているのを妻郁子さん(50)が見つけ119番した。警視庁世田谷署によると、中川氏に目立った外傷はなく、事件性はないとみられる。遺書は見つかっていないという。世田谷署は行政解剖で詳しい死因を調べている。

 世田谷署によると、中川氏は自宅2階の寝室のベッドで、ポロシャツと短パン姿でうつぶせに倒れ、ベッドに吐いた跡があった。寝室の机の上に薬の錠剤があり、家族は「眠れないということで、都内の総合病院に通院し、睡眠薬を処方してもらっていた」と話しているという。 世田谷署によると、3日正午ごろに長女(25)がベッドで寝ている中川氏を見ていた。同午後9時ごろには、外出先から戻った郁子さんがベッドで横になっているのを確認していたが異常はなかったという。朝になっても起きてこないため郁子さんが様子を見に行くと、既に体が冷たくなっていたという。死後約10時間経過し、3日午後11時前後に死亡した可能性がある。 中川氏は郁子さんと長女、長男(17)の4人暮らし。3日夜は、外出して不在だった長女を除く3人が自宅にいたという。

 中川氏は衆院議員だった父一郎元農相の自殺後、日本興業銀行を退職し、83年の衆院選に初当選。農相や経済産業相、自民党政調会長などを歴任。財務・金融担当相には08年9月に就任したが、今年2月、ローマで開かれた先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)後のろれつの回らない「もうろう会見」で批判を受け、辞任に追い込まれた。8月の衆院選で9選を目指し北海道11区から出馬したが落選した。」 ーー毎日新聞よりーー

 「中川昭一氏の死亡を受け、鈴木宗男・新党大地代表(61)は4日午前、札幌市中央区の事務所で記者会見。「まだ56歳。早すぎる。つらいというか悲しいというか、どうしてという思いが去来する。政治の世界は厳しい」と目に涙を浮かべて語った。

 鈴木氏は中川氏の父で元農相、故中川一郎氏の元秘書。83年の衆院選を前に自殺した一郎氏の後継争いを繰り広げた。鈴木氏は「世間で言われるほど2人の間に確執はなかった。私は『お仕えした人の息子さん』として一歩下がってみていた」と振り返った。 鈴木氏は中川氏を「中川一郎先生の息子さんとして得した面もあり、本人の努力もあり、それなりに自分の道をつくってきた。お父さんの情、優しさが備わっていれば、もっと大きなステージがあった」と惜しんだ。

 最後に顔を合わせたのは、衆院解散前の7月。国会内で中川氏から「元気か」と声をかけられ、「何とか生きています」と答えたという。選挙後に顔を合わせる機会はなかったが、「後援会関係者から『次に向かって頑張っている』ということを聞いていた。こういう別れ方をするならば、話すことはたくさんあった」と沈痛な表情で語った。」 ーー毎日新聞よりーー

 そして、もう一つ。嬉しい驚きは、ゴルフの石川遼。日本人で彼のマネを出来るゴルファーは誰も居ない。強すぎる。スーパーショットを連発で、最終ホール3人並んだところでの決着もしびれる。これで2年連続の1億円プレーヤー。現在賞金ランキング1位である。プロツアー参戦2年目で、まだ18歳の高校生。とてつもなく凄い!

 Yさんからメールがあり、ラス・ベンタス闘牛場でのセバスティアン・カステージャのプエルタ・グランデの喜びが綴られていた。最後の牛でも、剣が1回で決まっていればもう2枚出でていたかも知れないと書かれていた。M夫妻、番長、榎本さんも喜んでいたと書かれていた。今年は、最高のホセ・トマスを観れて、最後に最高のセバスティアン・カステージャを観れたと喜んでいて嬉しそうだ。また、ウニコのDVDは、思ったより綺麗に撮れていてビックリ。良い記念になると、お礼も書かれてあった。こちらこそバルセロナではホセ・トマスに会えたし感謝しているのだ。

 3日サフラでミゲル・アンヘル・ペレラが、ヌニェス・デル・クビジョ牧場の“ドゥドシト“という名の牛(No6)をインドゥルトした。

 3日の結果。 マドリード。アパリシオ、耳なし。モランテ、口笛。カステージャ、耳2枚。 サフラ。ペレラ、耳1枚、耳2枚、耳2枚と尻尾1つ、耳1枚、シンボルとしての耳2枚と尻尾1つ(牛、インドゥルト)。 クーロ・ディアス、耳2枚。ファンディ、耳1枚が2回。カジェタノ・オルドニェス、耳2枚、耳1枚。 アルコス・デ・ラ・フロンテラ。コルドベス、耳2枚が2回。アレハンドロ・アマジャ、セサル・ヒロン、耳2枚、耳1枚。 フレスネディジャ。ミックス闘牛。騎馬闘牛士、イスラエル・サンチェス、耳2枚。闘牛士、オクタビオ・チャコン、耳2枚、耳2枚と尻尾1つ。ロペス・ディアス、耳なし。


 10月5日(月) 曇/雨 4685

 中川昭一氏の死亡原因は未だ判明していない。病理検査で詳しい死因調査が行われる模様だが、弔問客によると、遺族は死因は心筋梗塞と説明しているという。

 「読売新聞社が2〜4日に実施した全国世論調査(電話方式)で、鳩山内閣の支持率は71%、不支持率は21%だった。 支持率は、内閣発足直後の前回調査(9月16〜17日実施)で記録した75%からは下がったものの、高い水準を維持している。

 政党支持率は民主が47%(前回51%)で、政権交代は依然として「鳩山民主党」に追い風となっているようだ。自民は17%(同19%)で、橋本内閣で惨敗した1998年参院選直後と並ぶ最低水準まで落ち込んだ。 民主、社民、国民新3党による連立政権の枠組みに対しては「評価しない」が50%(同39%)に増え、「評価する」39%(同49%)を逆転した。亀井金融相(国民新党代表)が表明した中小企業などを対象にした融資返済猶予制度などを巡り、混乱が生じた影響と見られる。

 鳩山内閣の目玉政策に対する国民の理解は必ずしも進んでいない。「子ども手当」支給への賛成は57%(前回60%)に減り、反対は39%(同35%)に増えた。高速道路無料化への反対は69%(同61%)に達し、賛成は26%(同30%)だった。 群馬県の八ッ場(やんば)ダム建設中止については「賛成44%―反対36%」、返済猶予制度は「賛成42%―反対40%」と賛否が二分された。インド洋での海上自衛隊の給油活動終了も賛成は48%(同44%)、反対は37%(同39%)となった。「温室効果ガス25%削減」は賛成が75%(同74%)に上った。

 鳩山内閣が官僚の記者会見を原則中止し、大臣など政治家が行うとした方針については「評価する」57%、「評価しない」27%だった。 鳩山首相の資金管理団体を巡る偽装献金問題で、首相の説明に「納得できない」という人は71%(前回69%)で、「納得できる」は16%(同21%)に減った。 」 ーー讀賣新聞よりーー

 内閣は、早く、国家戦略局と行政刷新会議に予算付けて機能させなければ、来年度予算なども遅れているだろう。

 4日の結果。 マドリード。モレノ、耳なし。ディエゴ・ウルディアレス、耳要求で場内1周。セルヒオ・アギラール、耳なし。 レオン。カスターニョ、耳1枚が2回。ルイス・ボリバル、耳1枚。ルベン・ピナル、耳2枚。


 10月6日(火) 雨 39438

 非常に強い台風が沖縄南大東島付近にいる。明日明後日辺りから東京に影響があるだろう。台風が来る前に風雨が強くなると言う。準備が必要だというが何の準備もしていない。

 「今年末のボーナスが過去最大の13.1%下落するとの調査結果を民間調査機関「労務行政研究所」(矢田敏雄理事長)が6日、公表した。調査は、東証1部上場1705社のうち、今年の春闘か夏季一時金(ボーナス)の労使交渉で年間協定を結び支給額が決まっている218社の状況をまとめた。 それによると、年末一時金は全産業平均で65万9864円。前年同期比で13.1%減と7年ぶりにダウンし、下落率は70年の調査開始以来最大。これまでは99年(支給額68万5746円)の6.6%減が最大だった。」 ーー毎日新聞よりーー

 景気が悪いからボーナスも出ない。当たり前に事であるが、消費は益々冷え込むだろう。売れるのは安いものばかりだ。週刊誌を読んでいると嫌になる。内閣を動かしているのが、官僚出身の民主党議員で、政治主導とは名ばかりになりつつあるという記事が載っている。現状打破するためには、ノーマルな人間よりもある意味で狂気に近い力を発揮することが出来る人間の方が、こういう時代では必要だろう。菅直人や長妻昭のような人が活躍できないようでは、民主党は危ない。どうやら平野博一官房長官と松井孝治官房副長官が情報を操作していると書いてあった。

 官房長官は、国家戦略室を局に上げるための法整備を、「臨時国会で出さなければ機能できないなら出すべきだが、事実上動いており、通常国会でも十分いいのではないか。」(毎日新聞)と言っている。こんな事で、民主党の目玉であるエンジンといえる部分の機能が不完全な形で始動させようとしている。予算が付かなければ、人が集まらないし、「機能をより充実させ政治的に行うために、予算の骨格の立案や安全保障、環境問題といった大きなテーマは国家戦略室、行政の無駄の見直しは行政刷新会議が担う。」というものが動かないではないか。このことについて、毎日新聞の社説にも、「戦略局」法制化 先送りは容認できないというタイトルで官房長官を批判している。今面白いのが、亀井金融相のモラトリアム法案である。マスコミは批判的だが、この不況時にいいアイディアだと思う。大いに吠えて欲しい。

 今日は、非常に面白い話をした。農業に関する生産過剰で大量廃棄される農産物についての事から始まり農業の付いての話を1時間以上話していた。

 またこんな記事があった。「ジョン・ルース駐日米大使が4日、広島市中区の平和記念公園を家族で訪れ、原爆慰霊碑に献花した。原爆資料館を見学して「深く感じ入った」とし、「広島は訪れる者に核兵器の破壊性を強く思い起こさせる。そして、核兵器のない世界の平和と安全を共に求めていく重要性を強く感じさせる」と同館で記帳し、読み上げた。一部同行した秋葉忠利市長によると、大使は同公園に向かう際、「オバマ大統領に(4日の)自分の体験を伝える」と話したという。 2歳で被爆し12歳で白血病で亡くなった佐々木禎子さんをモデルにした「原爆の子の像」も見学し、持参した折り鶴を長男デビッドさん(17)と共にささげた。また、「自分で見たい」と、原爆資料館を職員の説明なしで約1時間見て回ったという。同館を見学した駐日米大使は8人目だが、説明なしは異例だという。 秋葉市長は「愛する人や家族を失った被爆者の体験を理解した上で、家族で被爆者の気持ちを分かろうとしてくれた。感動的だ」と述べた。」 ーー毎日新聞よりーー

 核廃絶に向けて希望がもてる記事だ。


 10月7日(水) 雨 5393

 昨日病院に行ってきた。膝を観て貰った。バルセロナに行ったときに移動でメトロを使ったが、下山さんは階段を下りるのがつらそうだった。膝が悪いと昇もつらいが、降りる方がもっとつらいことが判る。バルセロナのメトロはエレベーターやエスカレーターが付いていなかったり故障で動かなかったりしているところがあって、乗り継ぎ時に問題だった。

 「政府は6日、税金の無駄遣い洗い出しのために新設した行政刷新会議(議長・鳩山由紀夫首相)の議員11人を決定した。民間からは稲盛和夫・京セラ名誉会長(77)、茂木(もぎ)友三郎・キッコーマン会長(74)、片山善博前鳥取県知事(58)ら5人を起用した。政治家枠は鳩山首相や副議長を務める仙谷由人行政刷新担当相ら6人。 鳩山首相は6日午前、首相官邸でシンクタンク「構想日本」の加藤秀樹代表(59)を議員に任命する委嘱状を手渡した。加藤氏は同会議の事務局長も務める。民間からは他に草野忠義・元連合事務局長(65)を起用した。

 稲盛氏は大物経済人の中で珍しく民主党支持の姿勢を鮮明にしてきた後見人的存在で、小沢一郎幹事長とも親しい。茂木氏は元経済同友会副代表幹事で、起用には日本経団連と距離を置く姿勢を示す狙いもあるとみられる。片山氏は1999年から2期8年、鳥取県知事を務め、「改革派知事」と呼ばれ、行政改革の手腕が評価されての起用だ。 政治家枠は他に▽菅直人副総理兼国家戦略担当相▽藤井裕久財務相▽平野博文官房長官▽原口一博総務相−−の計6人。

 議員の決定を受け、政府は月内にも行政刷新会議の初会合を開催する。子ども手当など民主党が衆院選で掲げた独自政策の財源を10年度予算編成で確保するため、従来の事業を精査して不要な事業を中止する役割を担う。また国と地方の役割分担を整理し直し、地方への権限・財源の移譲についても議論する見通しだ。 稲盛氏は「鳩山総理より、日本の未来のために協力してほしいとのお話があり、メンバーを引き受けることになりました。行政については素人なので、これから勉強させていただきたい」とのコメントを発表した。」 ーー毎日新聞よりーー

 行政刷新会議の議長は、鳩山首相、副議長は、仙谷行政刷新相。仙谷行政刷新相は、2.5兆円の補正予算の執行停止の額の上積みを各省庁に要請要望した。

 未だ、闘牛の会用のDVDは編集中。


 10月9日(金) 晴 38673/2

 この前、病院に行って診察を受けた後に、看護婦が、あっそれオリンピックのですか?と、言って胸に付けているバッジを指差した。いつか何処で貰ったのか忘れたが、スエマエのバドミントンを観に行った時だったかも知れない。多分、その時貰ったものだろう。先生も応援してたんです。残念ですね。と、言うから、そうですねと笑顔で言った。バッジ付けているのに応援していなかったとは言えなかったのだ。こう言うときもあるよな。貰ったその時、意味もなく付けていた物を観てそういわれれば違うとは言えなくなる。

 台風は過ぎ去った。各地に被害を出したが、個人的は少し労力を使ったが被害はない。被災された人は、亡くなった人には気の毒に思う。サッカーの試合もやっていたが、そんなは観ずに、闘牛の会用DVDの編集を続けていた。1時間半という時間の制約はかかったので、苦労した。全部は流せないから当然カットした部分が出た。それでも、ホセ・トマスのところはノーカットだ。グエル公園やサグラダ・ファミリアは大部分をカットした。サン・パウ病院は入った。モランテもカット。フリも大分カットした。

 会には、TAKEさん、Kadoyan、堀池さん、カエルさん、荻内先生などが来るという。


 10月11日(日) 晴 39348/2

 昨日闘牛の会があった。1978年ウィーン国立歌劇場で行われたオペラ『カルメン』のオープニングと「ハバネラ」を流し始まった。闘牛は9月26日のエル・フリの初めの牛のベロニカ。次の牛のキーテ。ホセ・マリア・マンサナレスの2頭目のファエナ。牛が場内一周。手の低い長いパセを繋いだ。ただ力んでやっているので動きが固い。世界遺産のサン・パウ病院。そして、27日のホセ・トマスの闘牛2つ。初めの牛は非常に良い牛で、ベロニカを繋ぐとアレナ中央でメディア・ベロニカ。良い牛の典型のベロニカだ。ファエナの始まりは、エスタドアリオから。一歩も動かずに牛をパセする。牛がパセのあと直ぐに振り向く。そしてまた向かってくる。僕は途中でインドゥルトをするんじゃないかと思ったくらい良い牛だった。

 この日2頭目のホセ・トマスの牛は、良い牛ではなかった。それを扱いが上手いからちゃんとしたファエナにする。こういうところに闘牛士の腕を感じる。動きの悪い牛に丁寧に動きを教えるようにムレタを振る。ピンチャッソのあと、マノレティーナ。「オーレ」がこだまする。剣が決まり牛が崩れ落ちる。「トレロ」コールが闘牛場に響き渡った。最後は、翌日バルセロナのホテルのTVで観たアレハンドロ・サンスとアリシア・キーズの、『Looking For Paradise』を流した。

 荻内先生が来なかったのとメンバーが先月とほぼ同じだったので、「闘牛の会」の運営については、なくなり時間が余ったので、オペラ『カルメン』から「トレアドール」とプレシド・ドミンゴが歌った「君が投げつけた花」を流す。30年前の映像でドミンゴは若い。喝采を受けていた。それでも時間が余ったので、マドンナのPVで、闘牛士エミリオ・ムニョスが出ている『Take A Bow』を流した。Looking For Paradise の時はあまり反応がなかったが、マドンナPVには闘牛士のエミリオ・ムニョスが出ていたせいか、反応があった。

 オバマ大統領がノーベル平和賞を受賞して、「広島市と長崎市がオリンピック招致検討委員会を共同設置する方針を固めたことが10日、明らかになった。メーン開催地は広島にして、2020年の夏季五輪招致を目指す。秋葉忠利・広島市長と田上富久・長崎市長が11日、広島市で記者会見して発表する。

 両市が中心となり、全世界の約3100都市で作る「平和市長会議」(会長、秋葉広島市長)が2020年までの核兵器廃絶を訴える「ヒロシマ・ナガサキ議定書」を発表しており、この議定書に合わせ、20年に平和の祭典である五輪を被爆地両市で共同開催することを狙う。

 秋葉広島市長は昨年9月15日付の市広報紙のコラムで「広島と長崎で共同開催したいという『夢』をお届けしたい」と記し、「古代ギリシャでのオリンピックの精神である『平和の祭典』に、より忠実な形でのオリンピックを復活させることは出来ないものでしょうか。オリンピックの開かれる期間中は、戦争や紛争を中止するための働き掛けを全力で行う行事にする必要がある」とつづった。今年9月の記者会見で「2020年の核兵器廃絶実現後、広島と長崎での五輪開催が夢だ」とも発言している。 広島市は周辺市町とともに94年、第12回アジア競技大会を開催、42カ国・地域が参加している。

 日本は五輪招致に夏冬合わせて10回名乗りを上げ、これまで4度選ばれ、64年東京、72年札幌、98年長野の3回開催した(40年夏冬同年開催の東京、札幌は返上)。夏季大会は、東京以後、名古屋が88年、大阪が08年、東京が16年に立候補したが、いずれも落選した。

 ◇核廃絶活動の一つ
 長崎市の田上市長は五輪招致について「核兵器廃絶に向けた両市足並みそろえての活動の一つ。明日(11日)話します」と述べた。」 ーー毎日新聞よりーー

 今日は天皇賞トライアル毎日王冠と、京都大賞典がある。ウォッカが大本命の毎日王冠は、どれに流すかが鍵。カンパニー、ヤマニンキングリー、スマイルジャック、ナムラクレセント、アドマイヤフジ辺りから絞りたいと思う。京都の方は、こちらも人気どころのジャガーメイル、オウケンブルースリ、マイネルキッツかな?

 10日フエンヒロラで行われた闘牛で、エンリケ・ポンセが、エルマノス・サンペドロ牧場の“プリマベラ”という名の牛(No4)をインドゥルトした。

 9日の結果。 サラゴサ。バウティスタ、マティアス・テヘラ、耳なし。ルベン・ピナル、耳1枚。 バレンシア。バレラ、セサル・ヒメネス、耳1枚。

 10日の結果。 サラゴサ。アパリシオ、耳なし。マノロ・サンチェス、耳要求、耳1枚。コルドベス、耳要求。 フエンヒロラ。ポンセ、耳2枚、シンボルとしての耳2枚と尻尾1つ(牛、インドゥルト)。サルバドール・ベガ、マンサナレス、耳2枚、耳1枚。


 10月13日(火) 晴 36094/2

 いつもより遅く起きた。これから講習に行ってくる。闘牛の会用DVD編集で録画しているものが観れないでいたが、それをようやく見始めている。実は、スペインに行く前の分もあるのだがそれは後回しになっている状態。アンジェラ・アキの歌で始まる朝ドラ、『つばさ』の最終週。何となくまとまりそうな感じである。次にやっている朝ドラの方は、未だ観ていない。それより気になるのは、新しく始まった人形劇『新・三銃士』。日曜日の東西メインレースは外した。毎日王冠は、馬単で行ったために1・2着が逆になった。京都大賞典の方は、2着に来たスマートギアなんか買っていないのだ。それで、昨日はカチカチに固い南部杯を買おうと思っていたが、前売りで馬連が、130円じゃ買えない。サクセスブロッケンより逃げるエスポワールシチーの方が勝てそうだったが、レースもその通りになった。馬単で320円。これなら買えたが、それはしようがない。

 11日の結果。 サラゴサ。モランテ、耳なし。ペレラ、耳要求。タラバンテ、耳なし。 カネンシア・デ・ラ・シエラ。オクタビオ・チャコン、耳2枚と尻尾1つ。パコ・ウレニャ、耳2枚が2回。 コルティホス・ヌエバ。ダビ・バリエンテ、耳2枚が2回。アルベルト・ラメラス、耳1枚、耳2枚と尻尾1つ。 モントロ。フィニート、モレノ、耳1枚、耳2枚。ファンディ、耳1枚が2回。 トレホン・デ・ベラスコ。サンチェス・バラ、耳2枚、耳1枚。カスターニョ、耳なし。ダビ・モラ、耳2枚が2回。

 12日の結果。 マドリード。ウセダ・レアル、耳1枚。エウヘニオ、場内1周。バウティスタ、耳なし。 サラゴサ。エスプラ、耳なし。ポンセ、耳1枚。ペレラ、アビソ3回。 セビージャ。ルイス・ボリバル、耳なし。サルバドール・コルテス、耳なし。ルベン・ピナル、耳1枚と強いもう1枚要求で場内2周。 アルネド。ディエゴ・ウルディアレス、耳1枚、耳2枚と尻尾1つ、耳1枚、場内1周。 カランダ。コルドベス、耳1枚。ファンディ、耳4枚。マティアス・テヘラ、耳1枚、耳2枚。 ウギハル。ミックス闘牛。騎馬闘牛士、アグスティン・ソラノ、耳1枚。闘牛士、マルティン・パレハ・オブレゴン、耳なし。ビクトル・ハネイロ、耳2枚、耳1枚。


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