断腸亭日常日記 2009年 その8

−−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−

por 斎藤祐司


過去の、断腸亭日常日記。  −−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−

太い斜字で書いてある所は99年、2000年、2001年、2002年、2003年、2004年、2005年、2006年、2007年、2008年、2009年のスペイン滞在日記です。

99年4月15日〜5月11日 5月12日〜6月4日 6月7日〜6月10日 2000年4月20日〜4月29日
5月1日〜5月14日 5月15日〜5月31日 6月1日〜6月15日 6月16日〜6月29日
2001年4月19日〜5月3日 5月4日〜5月17日 5月18日〜5月31日 6月1日〜6月11日
6月12日〜6月22日 2002年4月16日から4月30日 5月1日〜5月15日 5月16〜5月31日
6月1日〜6月13日 2003年4月16日〜5月24日 5月25日〜6月10日 6月12日〜6月26日
2004年4月14日〜5月7日 5月8日〜5月31日 6月1日〜6月17日 2005年3月31日〜4月24日
4月25日〜5月22日 5月23日〜6月16日 2006年4月13日〜5月6日 5月7日〜5月29日
5月30日〜6月19日 2007年4月20日〜5月19日 5月20日〜6月16日 2008年5月13日〜6月16日
2009年1月1日〜2月10日 2月11日〜3月19日 3月20日〜4月16日 4月17日〜4月24日
4月25日〜5月11日 5月12日〜5月25日 5月25日〜6月6日 6月7日〜6月12日
6月13日〜6月22日 6月23日〜7月3日 7月4日〜7月21日 7月22日〜8月6日
8月7日〜8月22日

 8月23日(日) 曇 6116

 咳がよく出る状態。風邪かも知れない。天候不良で野菜の値段が高騰している。だから、値段の安い輸入野菜が小売店に出回っている。不況で安い中国産の野菜が売れている。

 「今月7日。東京・虎ノ門のホテル「虎ノ門パストラル」で開かれた農協組織の全国集会は、「反民主」一色に染められていた。 集会は表向き衆院選とは無関係とされていたが、全国農業協同組合中央会(JA全中)と政治組織「全国農業者農政運動組織連盟」(全国農政連)の地方代表者ら約600人を前に、民主党のマニフェスト批判が次々と展開された。約10日前に公表されたマニフェストには、関税や貿易障壁撤廃を進める自由貿易協定(FTA)を米国と締結すると盛り込まれていた。 「民主党のマニフェストに怒りを覚える」 「安い米国産農産物が大量に輸入され、日本の農業は壊滅してしまう。絶対に許せない」

 民主党糾弾調の集会は約1時間に及んだが、閉会後、地方関係者からはこんな不満が漏れた。「自民党を支持させるための締めつけのような集会だった。こんなことをしていいのか」。これまで自民の盤石な支持基盤だった農協票。しかし、足下は大きく揺らいでいた。

 ●離反止められず
 「いつまでも自民党一辺倒ではいけない」
 青森県農政連幹事長、松本淳司は、こう話す。青森県農政連は7月10日に県内の全4選挙区で自主投票を決めた。これまで掲げてきた「自民支持」の旗を、あっさりと降ろした。 青森だけではない。今回の総選挙では地方組織の離反が目立っている。三重は自主投票、山形や静岡なども選挙区ごとに対応が分かれた。全国農政連は集会前日に全国271人の自民党公認に推薦を出したが、離反は止められなかった。「中央は勝手に推薦を決めて、農村の有権者はどう思うだろうか」。松本は痛烈な批判を口にした。

 確かに農村では、これまでになく政府・与党に対する不信感が高まっている。 米価維持のために進められる「減反政策」に応じて、米作りを縮小してきたが、米価は上がらない。ほかの農産物に転作しても、安価な輸入品などに押され、農村所得は伸びない。その不満を解消するために補助金や助成金が投じられるが、農村は活性化せず、若者は離れていく。日本の農業は先細りになるばかりだ。 「政府の言うことを聞いてもよくならないじゃないか」。松本はこう話す。 こんな不満を民主党が吸収しつつある。農家に対して一律に減反を求める現行の政策から、希望者にのみ公金で減反・転作を支援する「減反選択制」への移行を打ち出し、平成19年の参院選に引き続き、農家の「戸別所得補償制度」として、農産物の販売価格と生産費の差額補償もマニフェストに盛り込んだ。

 ●改革位置づけ
 減反選択制で米価はさらに下落しないのか。戸別に所得を補償することで、農家は本当に活性化するのか。必要とされる1兆円規模の財源を捻出(ねんしゆつ)できるのか。「分からないところだらけだが、農家に選択肢ができることはいいことじゃないか。農家に初めて選択肢ができたんだよ」。ある地方農協幹部は話す。 政府与党も農政改革が必要という認識は同じで、今回の総選挙を「正に農政改革の方向をかけた戦い」と位置付ける。 論戦も確かにこれまでになく、ヒートアップしている。8月18日の公示翌日、北海道入りした首相、麻生太郎が「農業政策をまじめに考えたことがない」と民主党を批判すると、同党代表、鳩山由紀夫は仙台市の街頭で「安心して(農家が)後継者を見つけられるような制度を創設することを約束する。そのことで食料自給率も上がる」と力説してみせた。 ただ、自民党は総選挙前に農水相、石破茂が事実上の減反政策見直しを模作しながら、結局、党内議論をまとめられなかった。民主党も、マニフェストに盛り込んだ「日米FTA締結」について農協側から批判を受け、「締結」の2文字を「交渉を促進」とトーンダウンさせるなど、ブレは否めない。  「結局、自民も民主も選挙では威勢のいいことを言っているが、腰が定まらない」。ある農水省幹部は、こう皮肉ってみせた。      =敬称略」 ーーiZa(イザ)よりーー

 自給率が落ちると大変なことになる。農業問題を真剣に取り組まなければ、民主党は政権を取っても直ぐに終わるだろう。

 22日の結果。 ビルバオ。マティアス・テヘラ、ダニエル・ルケ、ルベン・ピナル、耳なし。 マラガ。ポンセ、耳1枚ともう1枚要求、耳2枚。サルバドール・ベガ、マンサナレス、耳なし。 クエンカ。ウセダ・レアル、耳2枚。パディージャ、耳1枚が2回。アントニオ・バレラ、耳1枚、口笛。 アンテケラ。モランテ、耳なし。フリ、耳1枚が2回。エル・シド、耳2枚。 パニャランダ・デ・ブラカモンテ。オルドニェス、耳1枚が2回。バウティスタ、耳1枚、耳2枚。レアンドロ、耳1枚、耳2枚。 サンルカール・デ・バラメダ。コルドベス、耳4枚。ファンディ、耳2枚、耳2枚と尻尾1つ。アントニオ・ホセ・ブランコ、耳2枚、耳1枚。 タラソナ・デ・ラ・マンチャ。バレラ、耳1枚。アベジャン、耳2枚が2回。ミゲル・テンデロ、耳2枚。


 8月24日(月) 曇 33993

 僕の感覚だと、花巻東が昨日負けた時点で高校野球は終わったものだと思っていた。どうせ、中京大中京が勝に決まっている決勝という風に考えていた。だが、9回2アウトランナーなしからの猛攻は感動ものだった。中京のピッチャーはアップアップで、10-4から5点を入れて1点差まで追いつめた。1打同点の場面で強烈な打球が快音残して飛んだサードライナーを3塁手が掴んで試合終了。歓声と溜息が交差した。新潟の日本文理の想像以上の健闘を讃えたい。

 総選挙のマニフェストを印刷した。民主党と自民党。未だちゃんと読んでいないが、印刷した紙の枚数からいっても、民主党と自民党じゃ全然違う。HPにある政策のページも読みやすさ見やすさ印刷のしやすさと、どれを取っても圧倒的に民主党の方が良い。例えば、自民党の憲法のところは、「憲法改正国民投票法の施行(平成22年5月)を控えて、衆参両院に設置された「憲法審査会」を早期に始動させ、「新しい国のかたち」をつくるための精力的な憲法論議を進め、立党50年記念党大会で公表した「自民党新憲法草案」に基づき、早期の憲法改正を実現する。 」 ーー自民党HPよりーー

 と、なっている。3行だけだ。具体性が何もない。これがマニフェストといえるのだろうか?民主党はパンフレット版は13ページ。ちゃんとした民主党政策集は64ページにもなる。自民党はといえば、25ページくらい。どうなっているの?これで本当に、政権維持しようとしているのか?意欲も覇気も感じられない。

 23日セゴビアのビジャカスティンで行われた闘牛で、フランス人闘牛士メディ・サバジが、アドルフォ・マルティン牧場の牛をインドゥルトした。

 23日の結果。 マドリード。カルニセリト・デ・ウベダ、耳なし。フランシスコ・ハビエル・コルパス、耳1枚。セラニト、耳なし。 バルセロナ。アルフォンソ・ロメロ、耳なし。パウリタ、場内1周、耳要求。セルヒオ・アギラール、耳1枚が2回。 ビルバオ。パディージャ、モレノ、耳なし。ディエゴ・ウルディアレス、耳1枚。 マラガ。エスプラ、耳なし。ハビエル・コンデ、耳1枚。カジェタノ・オルドニェス、耳1枚ともう1枚要求。 エル・プエルト・デ・サンタ・マリア。モランテ、エル・シド、耳なし。カステージャ、耳1枚。

 クエンカ。ポンセ、耳1枚が2回。フリ、耳なし。セサル・ヒメネス、耳2枚。 ベルモンテ。カナレス・リベラ、耳なし。アベジャン、耳1枚が2回。アニバル・ルイス、耳2枚。 マルチャマロ。ビクトル・ハネイロ、耳なし。カスターニョ、耳1枚が2回。ラウル・ベラスコ、耳なし。コヒーダされ左太腿に12cmの角傷を受ける。 モンテエルモソ。ミックス闘牛。マヌエル・ルピ、耳1枚。闘牛士、ハイロ・ミゲル、耳2枚。ルベン・ピナル、耳1枚、耳2枚。 サビオテ。ウセダ・レアル、耳1枚。クーロ・ディアス、耳2枚。ミゲル・テンデロ、耳1枚。 サンタ・オラジャ・デル・カラ。フィニート、耳なし。ファンディ、耳2枚と尻尾1つ、耳2枚。ホセ・ドブラド、耳1枚が2回。 タラソナ・デ・ラ・マンチャ。コルドベス、耳1枚。マンサナレス、耳1枚、耳2枚。タラバンテ、耳1枚が2回。 ビジャカスティン。ロブレニョ、耳1枚、耳2枚。サルバドール・コルテス、耳なし。メディ・サバジ、耳2枚、シンボルとしての耳2枚と尻尾1つ(牛、インドゥルト)。


 8月25日(火) 曇 5334

 日常である面白いこと。この前、マクドナルドに行ったら前には、ジャージ姿の女子高生が2人いた。静かなのだ。2人は向き合って話をしている。それは手話だ。聾唖者で聞こえないから、店員の声が聞こえず直ぐに注文が出来ない。1人の注文が終わり、次の子が後を気にしている。僕の後にいた人が隣にカウンターに呼ばれて注文をする。店員が気にしていたが、そのままにした。その女子高生は、注文を迷っていてなかなか決まらない。普通なら文句の一つも言いたくなるが、ここは人間が試されているのだ。怒りは出てこない。スペインにいるみたいだ。しょうがない。だって訊こうにも、質問が出来ないからどれが良いのか迷うに決まっている。そうこする内に隣に呼ばれた健常者は注文が終わり、店員がこっちを呼んだ。何か微笑ましいような光景だった。ただただゆっくり自分の欲しいものを注文して欲しいと思った。

 今日洗濯しようと出掛けた。その前に両替をしないとと、思いタバコを買うことにした。自販機の前に人がいて、タスポを持ってますか?と訊くのだ。ハイ。というと、お金出しますから買わせてくださいという。ハイライトをタダで手に入れることが出来た。その人、タスポを持たない事にしているからと、言っておごってくれた。何か凄く得した気分だった。両替は缶コーヒーを買ってコインランドリーを使った。

 民主党と自民党のマニフェストをさらっと読んだ。読み比べて思ったが、マニフェストを印刷したときに感じたことと変わりなかった。自民党はもう終わったのかも知れない。非道い体たらく。民主党のマニフェストには、タバコがの税金が上がることが判った。これは国際的に喫煙率を下げるという協定に入っているためにそうすると言うことが書かれてあった。ガッカリだが、それならしょうがない気もする。米軍に対する思いやり予算をどうするのだろう?これは地位協定改定の話し合いの中でそういうことも出てくるのだろうか?後期高齢者医療制度廃止や、薬害肝炎(B型、C型)患者の月の負担金は、最高1万円を明記しているところなど、細かな配慮を感じる。満足ではないが、民主党の方が生活者の為になると思った。

 明日、闘牛の会とセルバンテス文化センターの話し合いがある。これからどうなるかの方向が判るだろう。

 ノビジェーロが2人大怪我をしたようだ。1人は集中治療室に入っている。

 24日の結果。 クエンカ。モランテ、耳2枚。ペレラ、耳1枚。カジェタノ・オルドニェス、耳2枚、耳1枚。 ラ・コロナダ。セルヒオ・サンス、耳2枚が2回。ミゲリン・ムリジョ、耳2枚、耳2枚と尻尾1つ。 シエサ。コルドベス、耳2枚。エル・シド、耳1枚。ファンディ、耳2枚が2回。


 8月26日(水) 曇 4379

 日が沈むと秋のように涼しい陽気になっている。昼も曇っていてそれほど暑くない。夕方セルバンテス文化センターへ行ってきた。館長のビクトルと会って話をした。予定では、10月11月と2回やって12月はパーティーだったが、向こうの都合で1月の1回だけやって反応を観て講座をやろうと言うことになった。1月の日にちは調整しなければならないので未だ決まっていない。

 今日の午前中は、ネットで衆院選関連のHPを観ていた。その中で、薬害肝炎訴訟原告の福田衣里子さんの出馬宣言の動画を見て感動した。川田龍平君の時も選挙に勝って国会に行って欲しいと思ったが、彼女のこの動画を見てやはりそう思った。

 「民主党の鳩山由紀夫代表は26日、広島県東広島市で街頭演説し、衆院選での民主党圧勝が伝えられて与謝野馨財務相が「一党独裁になりかねない」と述べたことについて、「いったい(どちらが)『3分の2』(の衆院再可決)を何度も行使して、国民の声を無視してきた政権なのか」と反論した。その上で、「私たちが政権を取れば、数の暴力で何でもかんでも強引に決めてしまうようなことは一切しない」と強調した。」 ーー時事通信よりーー

 民主党は政権を取っても、強行採決などという自民党がやって愚行をやらないで欲しいものだ。

 25日の結果。 アルメリア。ポンセ、耳1枚。トレス・ヘレス、耳1枚、耳1枚と場内2周。カジェタノ・オルドニェス、耳なし。 モランテ、耳1枚。エル・シド、耳2枚。ペレラ、耳1枚。 ラ・グランハ・デ・サン・イルデフォンソ。カスターニョ、耳なし。ホセ・マリア・ラサロ、耳1枚。アルベルト・ロマン、耳なし。


 8月27日(木) 曇 7821

 昨日の深夜、『檄論檄場第7回 緊急座談会 「民主党は政権にたどりつけるのか?」田原総一朗 二木啓孝 高野孟』 を観る。これは、ネットで18日の公示日に中継されたものだ。世論調査で民主党300議席などというのが出ていない時期のもの。この座談会は非常に興味深いないようだった。なるほどなぁと思うことや、考えさせられる事が多かった。

 26日のアルメリアのホセ・トマスのファエナはロディージャから始めている。こんな事、初めてだ。どうかしたのか?

 26日の結果。 アルメリア。ルイス・マヌエル、耳なし。ホセ・トマス、耳2枚。ダニエル・ルケ、耳1枚。 クエンカ。フィニート、コルドベス、耳2枚。ファンディ、耳1枚。


 8月28日(金) 晴 39521

 酒井法子の解雇が事務所から発表され、押尾学の釈を東京地裁が認めた。保釈金400万円。昨日のサンスポに1面には、酒井法子が捨て子だったという見出しが躍っていた。マスコミというのは、こういう風になると徹底的に叩くという行為に出る。彼女が本当に捨て子だったのかどうか知らない。記事も読んでいない。借りにそれが本当だったとしても、それがどうだというのだろう。人間の過去を、こういうときにこんな形で暴いて気持ち良いのだろうか?借りに本当だったとしても、その事は彼女のせいではないし、彼女が可哀想だ。

 「米カリフォルニア州で、11歳だった女性を誘拐し、18年間自宅に監禁した上、2人の子供を産ませていたとして、誘拐やレイプなどの疑いでフィリップ・ガリード容疑者(58)を、誘拐に協力した疑いなどで妻のナンシー容疑者(54)を地元警察当局が26日、それぞれ逮捕した。  AP通信などによると、2人は1991年6月、ネバダ州境に近いサウスレークタホでバスを待っていた当時11歳の女性(現在は29歳)を車に力ずくで乗せて拉致し、約180キロ離れたオークランド近郊のアンティオクにある自宅裏庭の離れや小屋に監禁。フィリップ容疑者は女性をレイプし、2人の娘を産ませた。3人とも通学や医師の診療を許されず、簡易トイレやシャワーはあったものの「奴隷状態」(地元警察)だったという。 フィリップ容疑者は、25日にカリフォルニア大バークレー校で、15歳と11歳になった娘とともに自身の宗教信条などを書いたパンフレットを配ろうとしていたところを警官から職務質問され、別のレイプ事件で保釈中だったことが判明。女性の存在も明らかになった。女性の健康状態は良好で27日、18年ぶりに母親と再会した。」 ーー讀賣新聞よりーー

 日本だけではなく、アメリカでも少女を誘拐して監禁するという事件が起きた。非道い話だ。人間として最低の部類だ。

 総選挙終盤の世論調査が、朝日・毎日新聞で発表された。民主党320議席越えもあるという。終盤になっての揺り戻し現象は起こっていない。その辺は事は、昨日書いた『檄論檄場第7回 緊急座談会 「民主党は政権にたどりつけるのか?」田原総一朗 二木啓孝 高野孟』でも、マニフェスト選挙ではなく、自民党に嫌気が差したから政権交代のために民主党へ投票するという感情になっているということを言っていたが、その通り終盤の心変わりによる揺り戻しは起きていないのだ。

 週刊文春』に載っている「民主党よ、驕るなかれ」文・上杉隆の文章は、非常に面白かった。ここ3,4週間普段買わない週刊誌を何冊も買って読んでいたら、これ程面白い文章はなかった。民主党の緩い弱いところを鋭く指摘して、その上で他の野党と自公のダメさを面白おかしく指摘している。そして、民主党の選挙対策を1人でやる小沢一郎の選挙戦略が功を奏している。その次の記事が、「自民大物を狙う女刺客 「小沢ガールズ」の通信簿」では、それぞれの戦い方を取材して書いているが、最後にある民主党議員の「小沢さんは広報車を育てる名人ではありますが、議員を育てない人なんです。当選したあとは放ったらかしで、選挙のときだけコマにする」という言葉には、上杉隆の危惧とダブル部分がある。

 その上杉隆に、「鳩山由紀夫代表は27日、政権交代が実現した場合、実弟の邦夫前総務相の元公設秘書でフリージャーナリストの上杉隆氏を報道担当の首相秘書官か補佐官で起用する意向を固めた。多摩大学長で日本総合研究所会長の寺島実郎氏も外交担当として同様の処遇をしたい考え。党内の了解が得られるかどうかが焦点だが、鳩山氏としては両氏とも、首相直属機関として新設する「国家戦略局」のメンバーも兼務させる考えだという。」 「上杉氏は本紙の取材に「打診されても受けるか分からない」と述べた。」 ーー産経新聞よりーー

 という記事が載っている。個人的には、打診されたら受けて欲しいと思う。色んなトラブルが発生するだろうが、どうしてもダメなら辞めれば良いではないかと思っているが、こういう人を政権内で仕事をして欲しいと思うのだ。それからスペインへは行けそうだ。

 27日トメジョソで、エル・ファンディが、ハラマ牧場の“エステリジャ”という名の牛をインドゥルトした。

 27日の結果。 アルメリア。モランテ、マンサナレス、耳なし。ペレラ、耳1枚、耳要求でプレシデンテに罵声。 トメジョソ。アベジャン、耳1枚、耳2枚。エル・シド、耳1枚。ファンディ、耳2枚、シンボルとしての耳2枚と尻尾1つ(牛、インドゥルト)。


 8月29日(土) 晴 5266

 7月の完全失業率が5・7%と、過去最悪となった。景気は良くなったと麻生首相は言うが、雇用問題は重要な社会問題になっている。新型インフルエンザも感染者数が急に増えてきた。アメリカでは、国民の30%〜50%が感染した場合、9万5千人が死亡するという想定を出した。日本では、1番暑い沖縄で大流行している状況だ。これから、夏休みを終えて新学期が始まると新型インフルエンザの流行は爆発するかも知れない。日本では国民の1/5にあたる2500万人が感染するという想定が出た。僕今風邪の状態だ。

 衆院選最後の日。いよいよ明日投票日になる。

 28日の結果。 リナレス。ポンセ、耳なし。ペレラ、耳1枚。カジェタノ・オルドニェス、耳2枚。 アルメリア。エスプラ、耳1枚。フリ、耳1枚、耳2枚。カステージャ、耳なし。 サン・セバスティアン・デ・ロス・レジェス。フィニート、口笛。モランテ、耳1枚。コヒーダされて重傷。マンサナレス、耳なし。 タラソナ・デ・アラゴン。コルドベス、耳1枚。ファンディ、耳2枚が2回。アンヘル・テルエル、耳1枚が2回。 トロ。ファンディエゴ、耳1枚が2回。レアンドロ、マティアス・テヘラ、耳2枚。 セプルベダ。オルドニェス、耳2枚。ホセリート・アダメ、耳1枚が2回。ルベン・ピナル、耳2枚。 


 8月30日(日) 曇のち雨 41255

 久しぶりに当日選挙に行ってきた。ここ何回も期日前投票を続けていたが、今回は選挙の雰囲気をより味わいたくて当日にしたのだ。昔行ったときよりも人が多かった。それと印象に残ったのは、両手に杖を持った老婆がゆっくりと小学校の校庭を歩いている姿。選挙を目的にわざわざ来ている姿や、子どもを連れた親たちが多かったのも印象に残る。20時締め切られ即刻開票作業が始まる。31日3時頃には全ての議席が決まるだろうという。

 20時前からNHKを初め民放各局は選挙速報の番組が組まれている。NHKとTBS、TV東京を中心に観ようと思っている。また、ネットでも情報が流される。それも観ようと思っている。投票率も前回と同じかそれを上回りそうだ。

 「総務省の発表によると、午後4時現在の投票率は41.83%(男性42.83%、女性40.90%)で、前回05年衆院選の同時刻より0.74ポイント低い。一方、29日に締め切った期日前投票は1398万4866人(全有権者数の13.40%)で、過去3回の国政選挙で最も多かった約1080万人(07年参院選)を超え、過去最多となった。最終的な投票率は前回の67.51%(小選挙区)を上回りそうだ。」 ーー毎日新聞よりーー

 29日の結果。 リナレス。フィニート、罵声、口笛。ホセ・トマス、耳2枚が2回。クーロ・ディアス、耳2枚。コヒーダされて入院した模様。 アルメリア。コルドベス、耳1枚。エル・シド、耳2枚。ファンディ、耳1枚。 サン・セバスティアン・デ・ロス・レジェス。アパリシオ、耳1枚。フリ、ペレラ、耳2枚、耳1枚。 パレンシア。エスプラ、耳なし。カステージャ、耳2枚。タラバンテ、耳1枚。 コルメナール・ビエホ。ディエゴ・ウルディアレス、イバン・ビセンテ、セルヒオ・アギラール、耳なし。 アルカラ・デ・エナレス。マティアス・テヘラ、耳1枚が2回。パロモ・リナレス、ルベン・ピナル、耳2枚。

 アレナス・デ・サン・ペドロ。ミックス闘牛。騎馬闘牛士、マノロ・マンサナレス、耳1枚。闘牛士、セサル・ヒメネス、耳2枚、耳2枚と尻尾1つ。ダニエル・ルケ、耳2枚と尻尾1つ。 カサス・イバニェス。エウヘニオ、耳2枚、耳1枚。マヌエル・アマドール、耳2枚が2回。アントン・コルテス、耳2枚と尻尾1つ、耳2枚。 イニエスタ。フェレーラ、耳2枚が2回。ラファエル・デ・フリア、耳2枚。カペア、耳1枚。 レケナ。オルドニェス、カジェタノ・オルドニェス、耳1枚。ミゲル・テンデロ、耳2枚、耳1枚。 サセドン。バレラ、耳なし。サンチェス・バラ、耳2枚が2回。イバン・ファンディニョ、耳なし。


 8月31日(月) 雨 6276

 衆院選は、民主党が308議席という歴史的圧勝をした。自民党は、300議席から119議席という歴史的完敗をした。新しい日本がいよいよ船出する。台風が近づいていて東京は風雨になっている。これから現実的に様々な事が起こるだろうが、天気のように大変な航海が始まるのだ。しかし今は、この喜びを噛み締めたい。そして自民党にとって大変な党立て直しという困難な仕事が目の前にある。存亡の危機である。


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