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青山ブックセンター閉店
'04/07/18(日) 03:06:49
青山ブックセンターが全店閉店してしまいましたね。オンラインショップもちょっとまえから閉店してたし。よい待ち合わせ場所でしたから、残念です。写真集などはもちろんのこと、映画関係の本もたくさんおいてあったのに……。銀座のイエナ閉店のときはしかたがないかなって思いましたけど、青山ブックセンターは品揃えがよかっただけに、本当に残念。
Name:
みいちゃん
[7439]
デーモンもジャービスもかっこいいです、ええ、今でも
'04/07/12(月) 01:46:46
連日三十度を越す日々。でも、いってまいりましたよ、「リヴ・フォーエヴァー」! 金曜夜だったので、けっこう混んでいました。三十分前になると、レイトなのに並ぶ人が軽く百人を突破。結局、立ち見も出る大盛況でした。客層はやはり「十年前には小学生」、いや、「幼稚園」みたいな子が多かったです。前売り券を片手に持って、スペイン坂にならぶ行列をみて呆然としていたスーツ姿の「りーまん」のおにいさん、思わず肩をたたきたくなったですよ。
映画は想像以上におもしろかったです。日本にいながら、ほとんどアタマのなかにはUKロックが鳴りっぱなしだったあの数年間を思い出しました。毎週NMEを読み(UKで発売されたものが一週間たたずに日本にとどいていた。密林もなく、ネットもそれほど普及してなかったころ)、店頭にならぶCDシングルを試聴してまわり、UK映画をみていた日々。
「大英帝国病」だったはずのUKカルチャーの奇跡の復活に世界が有頂天になった。そのシニカルでありながらも奇妙に楽天的で肯定的な世界観が、ドラッグ漬け、アルコール漬けによるビッグマウスなんだとわかっていても、US一辺倒、なにもしないで現状批判をするだけでいるバブル崩壊後の日本よりはずっと上等にみえた。いま、スペイン坂に並んでいる子たちも、現在抱えているなんらかの空白をうめるものとして、「ブリット・ポップ盛衰記」に惹かれているのかな?
マンチェスタームーブメントからグランジを経てブリットポップ、そしてアイドルボーイズグループ全盛の今日にいたるまで、映画は駆け足で九十年代音楽シーンを総括してくれておもしろかったけど、はたして登場したアーティストたちはどの程度「本気」で語っているのか? なんか、おそらく、本音を語っているのはリアムだけで(この人はよくも悪くも裏表がほとんどない)、ノエル、デーモン、ジャーヴィスの三人はほとんど自分を「ネタ」にしてるだけのような気がする(もちろん、真実もまじっていましょうが)。
思えば、三人ともアタマがよいし、とりわけジャービスは当時すでにけっこういい年だったわけで、オトナやメディアや政府から、一方的にかつがれるほど子供ではなかったと思うんだよね(渦中であるがゆえに、判断ミスはあるにしても)。それは、おりおりに報道される彼らの奇行の数々と、それとうらはらの真摯なロングインタビューからもうかがえていたし。それだけに、現在、ノエルがクラシックな内装のお部屋でふんぞりかえり、デーモンがウクレレ(!)片手にぼやいてみせ、ジャービスが一人寝乱れたベッドで(!)インタビューをうける映像っていうのは、できすぎっていうか、やっぱりネタでしょう……と。この、誰かに言われる前に自分でいってやる! こんな姿をみたいんだったらみせてやる! という自虐的な視点、アイロニカルで内省的な視点こそが「英国的」なような。これをまたやりすぎると、また「英国病」に戻ってしまいそう。ひとりよがりな轟音ギターアルバムをつくっちまったと自ら3rdアルバムを批判するノエルとは対照的に、「あれはあれでよかった。いつまでも1stのことばかりいってもしかたない。ひとつおわったら、前にすすむだけだろ」というどこまでも肯定的な意見をいうリアムに一縷の光をみた?!(ちょっとあやしいけど)
>かつさん、当時をしらない人にはわからないネタが多すぎるし、これはやっぱり半ナマな映画だと思いましたよ〜。とりあえず、90年代啓蒙映画でなかったので、ほっとしました。まだ、振り返るにははやすぎる☆ ノー・ウェイ・シス(オアシスのまねっこバンド)を、あまり説明なしに登場させたのでびっくりしました。それに、「パーク・ライフのプロモでデーモンと一緒にうつっているおじさん」がだれだか知っている人がどれだけいるんでしょう。メージャー首相は資料映像すらさしはさまれなかった。
>しまださん。私は80年代のプロモビデオって、化粧や髪型でけっこうむずむずしてしまいます〜(ジャンルにもよるかも)。ガービッジのプロモビデオは大好きです(てまねきシャーリーちゃんとか)!
Name:
みいちゃん
Mail:
bluetonicxxx@yahoo.co.jp
[7438]
座れない程ではないです。
'04/07/09(金) 00:26:52
が、でも、今日も居たんですが、開映間際にのこのこやってくるテメーらの方がどうかしてるってーのに、2つ連続した空席が無い事がわかると「なんでこんなこ混んでんだよ!バカじゃねえの!」とか逆ギレするタイプの人と同類の方はまだ行かない方がいいと思います、はい。
とりあえず、リアムのピンポンダッシュ話とSクラブ7の振り付けに納得いかないノエルに笑いました。"Be Here Now"、"This is Hardcore"、"blur"をもってブリットポップの終焉となるわけですが(みんな好きなアルバムなのに/泣)、大人たちに振り回された挙げ句に捨てられてしまった彼等の姿はなんとなく『キッズリターン』のふたりとだぶって切ないものがありました。「まだはじまっちゃいねえよ」の台詞とともに新しい波がおこる事をちょっと期待したいです。
やさぐれているとの噂だったデーモンですが、セールス的にはともかく音楽的にはまだ一応トップアーティストといってもいいはずなのにミッキー・ロークみたいなオーラを発しているところがすごかったです…
Name:
かつ
Mail:
katsu@jc4.so-net.ne.jp
[7437]
ブリットポップ。
'04/07/08(木) 13:52:08
オアシス、ブラーが伝説のバンドなんですか……。隔世の感ですね。最近はMTVを見ても面白いと思えるプロモが少なくて、これは自分が歳をとったということなのかしらとも思います。80年代には面白いのがいっぱいあったような気がするんですが。あんまり新しくもないけれど、ちょっと面白いなと思ったのはトラヴィス、ミューズ、ガービッジくらいでした。あとは意気軒高な大御所組。
蜘蛛男2は見たいです。見たい映画と見なきゃいけない映画がいっぱいあって、どっちを優先するかというところ。もしかするとどっちも見られず終わるかも……。
「真珠の耳飾りの少女」うちの方でも続映になった模様。でも行けるかどうかは微妙です。
Name:
しまだ
[7436]
そうですかやはり混んでますか…
'04/07/04(日) 22:09:27
直感で「スゲー混む」と判断して、蜘蛛男其の二(蝙蝠男の帰還を越える傑作と思います)先行上映を観に行って正解だったかも。。
シネマライズの夏のレイトショーって、マーケティングの結果相当なヒットを見込めるのがわかっていながらあえて全日興業にせずに夜一回上映にして大量のあぶれ組をわざと作り出し、そのひとたちに「7時くらいから並ばないと観れないらしいよ」「映画館に入れなかったのなんて産まれて初めて」という多少誇大な事実に基づく噂を広めさせ、なんかすごいぞ『LIVE FOREVER』!、って雰囲気を作る手をここ数年よく使いますよね〜。まあそのうち土日はモーニングショー有とかになるんでしょうが。
サントラ盤、自作もできるはずですが、いちいち棚からCDを探して(ABC順にしたりしてないので…)それをAACにするのが面倒だったので2枚組の輸入盤を買いました。HMVでは収録アーティストの旧譜なども合わせて一大コーナーになってました。あれだけプッシュされていれば若い子たちも注目せざるを得ないかも。
曲は今も古さを感じさせないもの半分(その多くがbrit popという枠組から外れるものなんですが…)、恥ずかしいくらい古くさいもの半分(音のスカスカ具合にビックリ)。たった10年、されど10年、という感じです。僕の中ではbrit popの代名詞と言えるブルートーンズの曲が入ってませんでしたけど、映画の方では彼等のことにも触れてるんでしょうか?心配です。
なーんて、今をときめくKEANEの曲を聴いて「ん?コールドプレイの新曲?あ、でもトラヴィスかもしんない」と本気でのたまってしまう僕の音楽シーンについていけてなさ加減の方がよっぽど心配だったりしますけどね…
>『スイミングプール』
みいちゃんの感想を読んでさらによくわからなくなってしまいました。というか途中で話をロストしたのではなくはじめから道を間違えていたかもしれません…。
Name:
かつ
Mail:
katsu@jc4.so-net.ne.jp
[7435]
伝説のロックバンド?
'04/07/04(日) 02:33:22
何年ぶりかで初日に映画をみようとしましたが、満員ではいれませんでしたよ〜。くやしいなあ、「リヴ・フォーエヴァー」ですけれどもね……。どんな人が並んでいるのかと観察だけさせていただきましたが、ウォークマンをかけた男の子が多かったです。一緒にいった友人は、「ブリット・ポップ全盛時代には小学生だったような子ばっかり。っていうことは、すでにブラーもオアシスも伝説のバンドってこと?」とぶつくさいってました。立ち見もできるかどうかの満員御礼状態といわれてひきさがりましたが、やっぱリみんなで合唱したかったなあ(フィルムコンサートじゃないっつーの)。「ぴあ」にかかれていた、「やさぐれたデーモン」をみるのがちょっと怖いかも(「青年」老いやすく……)。
「プレイ・ウィズアウト・ワーズ」、みてきました。二度目でスコット・アンブラーさん演じる召使にあたりました! 若手召使たちもすてきでしたが、さすが「白鳥」の初代王子様、マシューの片腕ともなると「格」がぜんぜん違いますよ〜。とにかく、振り付けのひとつひとつに意味があって、言葉がきこえてくるよう。激しくは踊らないのに、あの表現力、さすがオトナの貫禄です。No7432で書いたものたりなさは雲散霧消しました。階段をつかったおっかけっこも、ちゃんとあったんですね(最初にみたときには、お酒を顔にひっかけるカップルに目をうばわれていて、階段をのぼりおりしているカップルは印象がうすくて、あまり目がむかなかったんです)。まあ、今回はその階段カップルがアンブラーさんだったので、二人の上下関係が逆転する瞬間が非常にきわだってみえました。そして、家のあるじであることを象徴する椅子に召使(=アンブラー)が座ったときにうかべる笑みの邪悪なこと。くずれるようにへたりこむ貴族のぼっちゃんのあたまをなでる手のいやらしいこと!
>ハックルベリィさん。おひさしぶりです。マックイーンといえば、たしかジーンズのコマーシャルもつとめていたくらいですから、足がきれいな人なんですよね。先日BSで「パピヨン」やってましたが、これがじつにきれいな画像でびっくり。ラストの脱走シーンでつかわれる「椰子の実が入った浮き」の下に、立ち泳ぎをして舵をとっている人間の姿が映っていました。どうも、これは有名なことらしいんですが、テレビでここまで写り込んでいるのがみえてしまうとは。
>しまださん。「真珠の耳飾りの少女」、銀座では続映決定です。「見つめる男」コリン・ファース人気は衰えることをしらず?
Name:
みいちゃん
Mail:
bluetonicxxx@yahoo.co.jp
[7434]
全洋画オンライン
'04/07/02(金) 01:04:20
↑これ、知りませんでした。便利なサイトですね。ありがとうございました。早速行ってみました。「ヒットラー」のカーライルさん見られました。本当にほそほそですね〜。制服がぶかぶかというか、骨の上に制服というかんじ……。カーライルさんファンの知人に教えたら、「ヒットラー役? イッちゃってそう……」と申しておりました。ヒットラーも若い頃は薄幸の人だったからぴったりかも知れません。
「家族のかたち」ケーブルで予告見ました。よさげですね。でもこの辺りでは上映するとしてもまだまだ先のようです。七月には「カレンダーガールズ」をやるらしいので、何とか都合をつけて行きたいです。「真珠の耳飾りの少女」は見損ねました……。
Name:
しまだ
[7433]
ここは最高!
'04/06/29(火) 01:47:26
こんにちは。
数年前にはよく覗かせていただき、
書き込みもしていました。
最近は…。眺めるだけでした。
ですが、いつ見ても、ここの話題は食らい付きたいような、
惹かれるモノばかりで嬉しいですぅ〜!
私も、ユマ様&サラ嬢の姉妹という設定、希望!
ずっと、友達にも「この二人が姉妹やったらどーよ!?」と、
熱く語っていたのですよー。
「バロン」では、一応共演になるのかな?
「エキゾチカ」も、恥ずかしいけど胸に刺さる映画です。
で。生きてて良かった!
私の愛するマックイーンの「大脱走」リバイバル!
関西では、なかなかなかったんですよ。
昨日観に行きまして、初めてのスクリーンでのヒルツに、
私は涙が出ました。あの身のこなしの美しさ…。
弾丸のような疾走するマックイーンに、生き物の美しさをみた!
ブロンソンもコバーンも亡くなったし、
「荒野の七人」も上映してくれないかなー。
さて、私は今、リタ・ヘイワースのDVDのBOXを買おうか…と、
迷っているところです。劇場未公開もあるし…。
美少女好きなんですけど、最近オトナにも興味が…。
「スイミング・プール」等、観に行くつもりの映画が、
いっぱいあったんですが、
どうやら再度「大脱走」に行ってしまいそう…。
Name:
ハックルベリィ
[7432]
ダーク・ボガードには遠くおよばず
'04/06/28(月) 01:38:04
連日の夜更かし、とりわけ「あの日」は朝の六時すぎまで起きていたっていうのに、「あれ」をみるはめに。まあ、面白い試合でしたけど、つくづく、サッカーの神様って、すごいシナリオをかきますよねえ。翌日の試合ももりあがらなくてしょんぼり……。
AMPの「プレイ・ウィズアウト・ワーズ」を渋谷文化村までみにいきましたました。ジョゼフ・ロージーの傑作映画「召使」を舞台化、しかもセクシーなダンスで表現するというのでどんなものかと思いましたが……。
まず、主要なキャストひとりひとりを同時に三人でおどる、というのがおもしろいです。観客は一度に重層的な一人の心の中を三重にのぞいている状態に。本心とは違ったことを分身が踊っている、という可能性もあるわけで、なかなかあなどれない、目がはなせない舞台になります。しかも同一人物を複数のダンサーが同時に踊ることで、実際にはたった三人しか登場人物がいない場面でも、ぱっと舞台がはなやかになります(単純計算で九人)。しかも同じ装い、同じ化粧のダンサー同士が火花が散らす……これはおもしろい!
前半は本当に映画を忠実にダンスにおきかえていました。ことなるのは後半で、映画ではほとんど言及されることもない主人公のブルジョアな恋人にかなり重点的にスポットライトがあたります。しかもこのブルジョアな恋人は主人公がにえきらないうちに、「土曜の夜と日曜の朝」みたいな肉体労働者風マッチョ(つまり「カーマン」ね)に熱をあげてもてあそばれちゃう。このいかにもな下克上的展開は、これはこれでおもしろいけど、彼女の下着姿のパフォーマンスが目を観客の目をうばった結果、本来の主役である貴族のぼんぼんと召使のあやしい密室劇が弱まってしまったような(あの気の弱そうなぼんぼんを籠絡するのは、赤子の手をひねるより簡単そうにみえましたし)。
はっきりいって、楽しめたけど、ものたりなかった、というのが結論かも。だって、映画ではクライマックスになる召使とぼっちゃんの、「かくれんぼ」も「ネクタイ」もないんですよう。それはないじゃな〜い(「召使」を見た人だけわかって。でも、「召使」の部屋のポートレートは再現!)。やっぱり、「あれ」がないと、カタルシスが〜。それだけに、もっとラストにびっくりするような演出があると思ってたけど、わりと上品にまとめちゃったかんじがつきまとって、いまひとつ……。
私がみた日の「召使」三人組は白鳥ツアーのときの王子さまたち、みんなダーク・ボガード風しつらえで素敵でした。でも、あのダーク・ボガードが発する異様な色気って、AMPの濃厚なダンサーたちをもってしてもそうそうだせるもんじゃないってこと。とはいえ、あともう一回はみにいくので、スコット・アンブラーさんが召使をする日にあたりますように。
>しまださん。カーライルさん主演の「ヒットラー」はアメリカCBS制作のドラマです。「全洋画オンライン」などで検索すると、CBSのサイトにリンクがはってあって、予告編もみられますよ。ヒットラーを演じていても、コートがだぶだぶなのが、個人的にはいいかんじにみえます。そうそう、カーライルさんは失業率高いのに、制服が似合うんですよね。だぶだぶだけど!
Name:
みいちゃん
[7431]
失業率俳優……(笑)
'04/06/21(月) 22:54:46
レス、ありがとうございました。
カーライル氏くらい失業者の似合う俳優さんはいないですね。そういえば、最初にカーライル氏を見たのが「リフ・ラフ」だったような気が。「家族のかたち」、大変に面白そうですね。チェックしておきます。地方在住なので見られるかどうか判らないのですが、最近町にシネコンが出来まして、そこでは1スクリーンくらいはマイナー映画に割いてくれるのです。去年はそこで「ベッカムに恋して」を見ました。この半年で見たイギリス映画は「Bモンキー」と「28日後」だけです……。
カーライル氏のヒットラードラマ。口髭をつけたら似合いそうではありますが、なんだか見たいような見たくないような微妙な感じです。制作はBBCでしょうか。
Name:
しまだ
[7430]
失業率の高い名優といえば
'04/06/21(月) 01:57:28
あまり観る暇ないんで、一時はスカパーとお別れしようかと思っていたんですが、HD付きDVD買ったんで、なんかこのところ視聴欲再熱しています。先日新たに契約したチャンネルは「日本映画専門チャンネル」。そこでいきなり角川映画の「蔵の中」(1981年)をみてしまったのがいけませんでした。主演女優がきれいなんだけど、なんかへん。なにがへんなのかわからないまま、データベースを検索したら、初代ニューハーフで有名な女優さんでした。うう、角川映画って、こんなものだったっけ? この変な味はクセになりそうです。日本映画って、二十年たっても三十年たっても、どこか居心地の悪いような、食べ方がよくわからないような奇妙なところがありますね。ドラマだと、そんなことないんだけど、なぜなんだろう。来月はNHKドラマの「あ・うん」を再放映してくれるそうなので、たのしみにしています。
しまださん、はじめまして。リンクありがとうございます。なんか、もう掲示板以外はほとんど更新してないサイトなんですけど、気長におつきあいいただければ幸いです。「マクベス巡査」の情報もありがとうございます。私が今月にはいってひさしぶりにスカパーをチェックしだしたのは、やはり来月の「マクベス」再放映を知ったのがきっかけでした。とてもたのしみにしています。
「スイミング・プール」をみにいって、「家族のかたち」という映画の予告をみました。なんか、ほのぼのしたタイトルですが、キャストがすごい。マクベスのイザベルちゃんこと、シャーリー・ヘンダーソン嬢とリス・エバンスくんが恋人同士で、元夫のカーライルさんが戻ってきて二人の仲をかきみだす、という、一部ファン(「マクベス巡査」視聴者)にはおいしすぎる設定です。予告編みてるかぎり、あいかわらずどっちの男も失業中みたいにみえたなあ。
カーライルさん主演のヒットラーのドラマ、ついにDVD化されますね(8月4日発売予定、エスピーオー)。小柄で神経質そう、というところしか両者に共通点をみいだせないんですけど、みたかった作品だったので、DVD化が大変楽しみです。
Name:
みいちゃん
Mail:
bluetonicxxx@yahoo.co.jp
[7429]
はじめまして。
'04/06/20(日) 23:16:12
はじめまして、みいちゃん様。しまだと申します。
勝手ながらリンクさせて頂きましたので、ご挨拶申し上げます。
当方イギリス好きで、イギリス映画歴は二年ほどの若輩者です。意識して見ていたわけではなく、気づいたら気に入った映画の大半がイギリスもしくはヨーロッパものだったのです。Moviespotting、たのしく拝見させて頂きました。私は俳優さんについてかなり無知でしたので、(ロバート・カーライル氏以外ほとんど知りませんでした……映画を見ても監督さんや俳優さんをあまり覚えないのです。甚だしい場合、タイトルも忘れて検索出来なくなります……)勉強になりました。また新旧作の感想など、楽しみにしております。
それでは、このへんで。乱筆失礼いたしました。
p.s.《マクベス巡査》ミステリーチャンネルで七月から再放送するそうです。
http://www.geocities.jp/ririshimada/index.html
Name:
しまだ
[7428]
これぞ伝説の女優
'04/06/17(木) 01:28:09
「スイミング・プール」をみてまいりました。日比谷の平日の最終回にみましたが、間際にいっても余裕で座れます。平日夜なのに、けっこう年の頃なら五十代以上の女性客が多くて、これってシャーロット・ランプリングのおかげでしょうか。
いやあ、もう、あいかわらずこまった監督ですよ、オゾンって。見終わったあとのこのどうにもやりきれない未消化な心持ち、どうすりゃいいっていうんでしょ。どっぷりあの南仏のミステリアスなバカンス世界にはまっていただけに、やりきれないラストシーンですよう、まったく。そんなんで、ひさしぶりに感想など、かいてみます。
冒頭の場面から、シャーロット・ランプリングがすでにただものじゃないんですよ。マニッシュで、あの酷薄そうな口もとで、皮肉なことばかり言っている冒頭から、人をよせつけないようでいてもう、なんか発してますからねえ。その姿勢のよさとか、エレガントなしぐさとか、ただならぬ気配でしょう……。サニエちゃんがくいちらかしてる南仏のツウなおっちゃんたち(あのたるんだナマっちろいおっちゃんたちの肉体は別の意味でツウ好みなのかも、こわいぞオゾン)が「マダム、ただもんじゃないな」、という秋波をおくるのをたっぷり楽しんでいらっしゃる、おそるべし、ランプリング。サニエちゃんがダイエットでしぼりこんだ肉体美も、ランプリングさまの神聖な肉体の前には未熟な小娘と化してしまう、すごいよ、あまりにも予想どおりの展開だ〜。でも、この「若い女」「若くない女」、「観る女」「観られる女」という対立構造はあまりに単純で、ここはさらにもうひとひねりして鑑賞したいですよね。
トリッキーな作品なだけに、どっからどこまでがヒロインの脳内映像なのかってことがきになるけど、それを考えだすと映画そのものが楽しめなくなるから、あまりつきつめないほうがよいのかも。むしろ、この映画の根底にあるのは、ヒロインたちが抱くひそやかな、自分を認めてくれない父性への愛憎の入り交じった感情。この映画のなかで二十歳くらいのファザコン女性と五十代の抑圧的な女性作家が反発しながらもひかれあっていくのは、娘の父親という不在の男性を互いに強く意識しあっているから。殺人事件すらも「不在の父親」を非難し、一泡ふかせるための彩りになっていく(そういえば、「8人の女たち」もそんな作品でしたっけ)。
「父権的男性像」に復讐したい気持ちが、この映画の作り手にあるのでしょうね。しかし、そうした「男性たち」がもっとも弱みをさらすのは、男性にではなくて、身近にいる女たち(貞淑な妻、愛らしい娘、官能的な愛人etc)にでしょう。美女に翻弄される父性を描くことにただならぬ熱意を示す男性映像作家は、あきらかに美人女優たちに自己を投影している。撮られる側と、撮る側と。イマジネーションをかきたてるものと、それを作品にしようとするものと。サニエ嬢をみつめるランプリングの目は明るくて、くもりのないカメラのファインダーのようだけれど、その目にうつるものがすべて真実であるとは限らない。オゾンの映画にうつしだされる女性たちが、あまりにも美しすぎるように。
Name:
みいちゃん
Mail:
bluetonicxxx@yahoo.co.jp
[7427]
伝説の女優
'04/06/07(月) 01:56:03
昨夜地上波で「クリムゾン・リバー」をやってて、お、吹き替えか、なんて気楽に楽しくみていたんですが……。なんかこう、アクションシーンも決まっていてかっこいいし(ヴァンサン・カッセルの走りっぷりが美味しい)、おフランスなゴシックテイストもたっぷりもりこんでいて雰囲気いいのに、途中から犯人まるわかりだし、ああなってこうなってこうなっちゃうんだろ、あ、やっぱり、みたいな展開とあまりにあっけないエンディング。驚愕の真実がまだあとからあとから湧いてでてくると思った私がおろかでございました、しくしく。
だってさあ、「あんな役でドミニク・サンダを使うなよ!」でしょ、まったくさあ。もっとすごい複線があるのかとおもうよ。せめて彼女の若いときの写真をどこかに配置するなどすると、ファシスト心をくすぐった理由がわかったかもしれないよね(←ネタバレ回避意味不明、以下省略)。ああ、どうか作品選んでくださいよう〜。
2はブノワ・マジメルくんとリュック・ベッソンなんですね。日本でこじつけた「2」ものじゃなくて、ほんとに「2」なんだ……怖い。
>かつさん。私、モリコーネ先生のコンサート、行ってないんですよ〜。「浪人街」のチケットとれちゃったので、そっちに行きました。雰囲気が伝わってきます、ありがとう!
「浪人街」、よかったです。「松たかこ座長公演」になってなくてほっとしましたし(同じ脚本家の「おはつ」があまりにも強烈だったもんで)、とにかく唐沢さん、伊原さん以下、男性キャストがスバラシイ。考えてみれば一応ベースになっているオハナシ(映画版、しかもリメイクされている。いずれも傑作)があるんで、もっと安心してみていてもよかったかな。ラスト一時間の大殺陣が圧巻で、歌舞伎の立ち回りを見慣れている目にも迫力でした。とりわけ、疲れてきたところで水をかける趣向(キモノを重くして動きをにぶくさせる)は役者さんにとってもかなりの重労働、この三時間近い芝居を一日二回やってるわけ? なんて肉体の限界に挑む姿勢にアタマが下がります。ラストは日本の商業演劇にはめずらしいスタンディングオベイションで(来日公演ではよくあることだけどね)、リピーターになりたいけど、とにかくこのチケット手にするだけでも大変だったので、みられてよかったな、ってところ。最近、商業演劇の録画が盛んで、これだけ豪華キャストだから、いずれヴィデオがでるでしょう。
ソニー盤と東芝盤>ソニー(oasis)vs 東芝EMI(blur)でしょう?
Name:
みいちゃん
Mail:
bluetonicxxx@yahoo.co.jp
[7426]
いい思い出を持って帰ってくれそうでホッとしました
'04/06/06(日) 00:25:15
おそらくみいちゃんやローマさんをはじめとして多くの方が行かれた(る)ことでしょうから簡単に。
『武蔵』絡みでの広告代理店のゴリ押しの末の初来日公演くさいので正直嫌々なのかなぁと思っていました。ですがそんなのは杞憂、実にクールな指揮で熱のこもった演奏を聴かせてくれた3時間でございました。『ミッション』の〆なんてもう…(感涙)。コンサートの最後はものすごい拍手で3回(4回?)もアンコールに応えてくれるというサービスぶり。でも、いくらパワフルでも70半ばを超えてる爺さんであることには間違いないのであんまり引っ込んだり出たりを繰り返させるなよ〜、とちょっとだけ思いました。
演奏曲は"Arena Concerto"DVDとほぼ同じで、曲順換えや何曲かの差し替えがあった模様。武蔵の曲もやったはずです。セットリストが掲示されていたんですけど人がすごくて(ケータイで撮影したりメモをとったりしてた)チラッとみただけなんではっきりしません。デボラのテーマのような甘美なメロディは繊細に、ウエスタンものにはクールな中にほのかにユーモアを含ませ、アンタッチャブルやミッションのような曲は力強く、とバラエティに富んでいました。1900の伝説のサビに入るところは鳥肌が立ちました。個人的な欲をいえば『ロリータ』をやって欲しかったな(DVDにオマケ収録されているリハではやっているのに!!)
>LIVE FOREVER
サントラと称されるものが何枚もあり困っています。なんだよソニー盤と東芝盤って…。英盤が2枚組で一番お買い得なのかな。でも数寄屋橋HMVにはもうすでに無かった。。。
Name:
かつ
Mail:
katsu@jc4.so-net.ne.jp
[7425]
黄金の90年代とか、もういわれちゃうわけね
'04/05/27(木) 01:58:33
オアシスVSブラーを筆頭に、ブリット・ポップの輸出過多でUKロック界が大いにもりあがっていた90年代を描いたドキュメンタリー映画がこの夏公開されるそうです。
もう、そろそろあれから十年なんですね。びっくりしてしまいます。
Name:
みいちゃん
Mail:
bluetonicxxx@yahoo.co.jp
[7424]
久々に映画みましたので、ちっと感想が長いよ
'04/05/27(木) 01:46:50
おしゃれになったパトスも悪くなさそうでしたが(かつさん、私は「パゾリーニ・スキャンダル」以降、あそこでみていないんですよ。この内容でレイトなのに途中からはいってくる客がいるよ! とおどろいた記憶が)、よりキレイで音響効果のよい、大きいスクリーンで映画をみたかったので六本木ヴァージンにいきました。
みたのは「パッション」。「全米を震撼させた問題作」「ショック死した人がでた」というふれこみですが、もう劇場はガラあきでした。日本では一部をのぞいてはあまり好まれない題材でありましょうか。凄惨なシーンがあるということで、キリスト教関係の学校でも生徒に積極的に推薦できなさそうですしね。
さて。この映画は映像を解釈する必要のまったくない、観たまんまのわかりやす〜い、愚直なまでに直球勝負の映画でした。「最後の誘惑」みたいに、ひとくせある新解釈のイエス像などは提示されません(結婚してた、とかね)。あくまで聖典に忠実に映像化しています。しかも使用されている言語はアラム語とラテン語(ほとんどイタリア語にきこえましたけど☆)。挿話も、あまり福音書の記述を逸脱したものははいっていませんし、奇跡もやたらとみせません。しごく正当派のドラマづくりといえましょう。でも、この映画のどこがショッキングかというと……。
まず、ユダヤの律法学派の長老たちにうとまれたイエス一行が、暴行されるシーンからえがかれます。ペテロが煽動された暴徒たちにこづかれ、おびえながら「あの人を知らない」という有名な場面などは、ドラマチックな音楽入りでスローモーションをまじえながら提示されますし、裏切り者ユダが良心の呵責から半狂乱になって悪魔におわれながら首をくくるシーンもこれまでにない丁寧さでたっぷりみせてくれます。通常の聖劇にありがちな、多くをかたらない象徴的な描き方をしていないので、キリスト教に関する予備知識のない人がみても十分理解できる、いえ、むしろ、そういったあまり知識のない人にむけて強迫観念をうえつけるべくつくられた映画なのでしょう。まるで中世の寺院で、文字のよめない民衆に教育をほどこすために描かれた、残酷な絵画のようなものですね。
ですから、この映画の要である「受難(パッション)」の様子……イエスが鞭うたれ、十字架をかついて丘をのぼり、釘で十字架にうちつけられるさまを、くどいくらいに執拗に描きだすのです。なぐられたイエスは目がはれあがり、ほとんどの場面で片目しかひらいていませんし、さまざまな獲物で殴打されるたびに、その肌は裂け、めくれあがり、鉄ビシのついたムチでたたかれるに至っては肉がとびちり、血が噴き出すさまを延々とスローモーションでみせるのです。釘をうちつけたあとで、反対側からつきぬけた釘の先をおりまげるなんて映像は、はじめてみましたよ……。とにかく、受難劇史上最高の出血量で、通常の(?)ショック映画でもこれほど執拗に血と傷口をみせないでしょう。一連の場面の特殊メイクは「ハンニバル」と同じスタッフがほどこしたそうですが……。イエス役のジム・カヴィーセルくん、ほとんど顔がゾンビ状態です。
想像力のかけている現代人には、これくらいショックな映像をみせないと、なにがしかの感興がひきだせないというかのように丁寧に描かれる「受難」の道行き。イエスは神の子というよりも、ただの血しおしたたるもろい肉塊。むしろその無惨な肉塊がそれでもなお、寛容と人類救済のせりふを口にしつづけるということ自体が「奇跡」。ときおりはさみこまれる、幼子イエスをマリアがだきよせるシーンや、机をつくる(大工仕事に興じる)イエスなんて、サービスの回想シーンには、受難画面の緊張から解放されて、ふかくにも安堵のあまり涙がでそうになりますよ。
それにしても、この映画、やはり陰惨すぎ、凄惨すぎませんか? 悪趣味一歩手前のところでかろうじてふみとどまったのは(でも、人によっては悪趣味だと思うでしょう。ぜったい万人むけじゃないです。善男善女にはおすすめしない)、ただならぬ形相のジム・カヴィーセルの演技と、マリア役のマヤ・モルゲンステルンの慈愛の表情のすばらしさ、そしてイタリアはマテーラ(パゾの「奇跡の丘」と同じロケ地です。歯並びの悪いエキストラも健在?!)の雄大なロケによるところが大きいです。
個人的には一応、この映画を「容認」しますけど、やはり受難は描いていても、映像自体が奇跡になるところまではいっていないって思いました。でも、メイキングがすご〜くみたいから、DVDは買うかもしれないな。
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みいちゃん
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[7423]
おしゃれパトス
'04/05/22(土) 19:42:13
ちょっとだけ補足させてください。
パトス、現在は改装されてかなり綺麗になっています。係の人は女性がほとんどですし、トイレも臭くなくなってるし(今ならシネスイッチの方が臭い)、椅子は丸ピカとかと同じ感じでカップホルダー付、前の席のところにかばん等が掛けられるフックとか傘立ても付いてて快適。地下鉄の轟音は相変わらずですが…。チケット売り場も以前の味気ない自動販売機から一転、女性係員常駐の対面販売になっています。ただ、ピンク映画のレイトショーとかを観に行くと「えっと、お、『OLの愛汁 ラブジュース』一枚、、、」とか言わねばならず、しかも係の人は律儀に「『OLの愛汁 ラブジュース』一枚ですね」とマイクを通して確認してくるので困ってしまいます…。
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かつ
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[7422]
ブリテン作曲「オー! レクイエム」?
'04/05/22(土) 02:21:19
密林にたのんだ「ウォー・レクイエム」(デレク・ジャーマン)のDVDがいつまでたっても入荷しないので、密林はキャンセルして銀座の某所に購入しにいきました。あらかじめ店頭在庫を電話で確認してからお店にでかけたのに、売り子のお姉さんは「商品がみあたりません〜」と探すことしばし。どうも、電話をうけてくれた店員さんが商品にメモで「オー レクイエム」と張り紙しておいたらしい。なんだそりゃ。まあ、音楽ものではあるけれど。パッケージの外箱の背がアルファベットしかなかったので、そもそもみつけにくかったらしいんだけどね。いろんな店員さんがいるんだから、DVDパッケージ会社はやっぱり日本語表記をおおきくしてあげたほうがいいと思うよ……。密林がなしのつぶてになったのも、この外箱のせいかも。
「パッション」をみようと思ったら、なんか、もう大きい劇場では来週まで。あまりGWに人がはいらなかったのかしらん。つぎはどこかと思ったら、いきなりパトス(かつてポルノ映画館だった銀座で一番小さい劇場。地下鉄の轟音がダイレクトに響くので有名。ある種の風情はあるがアート系映画にはきつい)で、それはちょっと受難かもしれないので、全国の活人画ファンは劇場にいそぎませう。
「トロイ」、ショーン・ビーンは友人が心配していたメネラーオス役ではなくて安心しました(←心配で検索してみただけ)。
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みいちゃん
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[7421]
プログレ・バンド状態
'04/05/17(月) 02:06:59
もう、兄弟以外は立派なプロのバンド、OASISです(もうそろそろデビュー十周年だから、兄弟も振る舞いが立派にプロ?!)。元クーラ・シェイカーの彼はまだオルガンをひいているのかどうか不明ですが、アランがやめたのはずいぶん前です。う〜む。公式HPがここのHPより更新回数が減ったので(いーかげんTOPページのデザインかえてよ、公式HPなんだし☆)心配してましたが、今年の夏はフェスティバルにも参加? 新譜の録音もすすんでいるとのうわさ。
かつさん>ああ、気になる映画をすべて初日にみてしまう男、さすがです。ゾンビ映画にでちゃうなんてさのサラ・ポリー、もしかして「デ○ズニー映画」みたいなのだったらいやなんですけどのトロイ戦争、懸案であります。とくにサラ・ポリー目当ての私にはゾンビはつらいです。「スイミング・プール」、どことなく萎える「各界からの感動の声」(この種の映画宣伝がはっきりいってフツーの映画ファンが劇場にいかなくなる原因なんじゃないか、ひょっとして。毎回おんなじようなコメントのせてる人もふくめ、この程度の感動の声で1800円払うかなあ)をとりのけても、オゾンの新作だもの、みにいかなくては。しかし、いつからオゾンは「安心して語れるおしゃれな映画監督」になったの? 新作もぜったい変な映画であると確信してみることにします。はい。
すっかり忘れてましたけど、「かげろう」をみました。第二次世界大戦のどさくさのなか燃え上がる戦争未亡人と青年の恋、しかも未亡人はエマニュエル・ベアールっていうことで、まあ、そういった映画が好きな人には適度に盛り上がれる映画でありましたよ。しかし、この映画、どことなくロミー・シュナイダーの同種の映画のかおりがそこはかとなくただよいます。そのへんはイイかも。
「世にも怪奇な物語」、BSでやってたんで、ついまたみてしまいました。近親相姦のかおりがそこはかとなくただよう黒馬編、ルイ・マルにしては直接的に変態っぽいウィリアム・ウィルソン編がおもしろいのはあたりまえとして、むかしみたときにはさしておもしろくもなかった悪魔の首飾り編も、いまみるとなかなかの傑作。ドライヤーとパゾリーニにジョン・フォードをかけあわせたようなテイストでテレンス・スタンプが主演のキリストの生涯を思わせるマカロニ、みてみたいっす。
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みいちゃん
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