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[6880] みんなのイームズ! '01/08/12(日) 01:03:27

>みいちゃん
 『Casa BRUTUS』のイームズ特集号買いました。ミニチュアもけっこうな値段しますねぇ。
 シンプル、ミニマルからデコラティヴな方向に時代は展開するんじゃないかという予測もあるようなんですが、どうでしょう? ボク自身はシンプル、ミニマル路線で死ぬまで行っちゃってもいいんですけどね。

 まだ買って1年弱のPower Mac G4。最新のモデルを見るに、もはや隔世の感。しょうがないんですけどね、こればっかりは。

Name: でしゃん  Mail: see-saw@air.ne.jp

[6879] この調子だと東映は本気で『バトルロワイアル2』を作っちゃうかも '01/08/11(土) 21:31:41

こんばんは。ちょい早めの短い夏休みを南国で過ごしてきました。だら〜んとしてるつもりが潜ったり飛び込んだりとややはしゃぎすぎ。でも地元の子供たちと仲良くなれたのは嬉しかったな。勝つまで止めないビーチフラッグス対決、またいつかやりたいです。

で、今日は『テルミン』『RED SHADOW赤影』『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』を観てきました。初日の作品のハシゴはずいぶんと久々だったのでちと疲れました(体力無し)。

『テルミン』は竹内さんのテルミン生演奏付きの初回を観たのですが、外資系CDショップでもかなりプッシュされてることもあってまあ非常に大勢の方がつめかけていました。僕は何度もガーデンシネマの初日初回には行ってますけど、受付番号が100番より後だったのは今回が初めて。初回終了時点で2回目3回目のチケット売り切れたし。そのくらいすさまじかったです。竹内さんの演奏は前売り券に付いていたCDに入っていた曲とご自身のオリジナルの2曲、約10分間という短いものでしたが、コーネリアス小山田圭吾の適当な演奏しか見たことがなかった僕には竹内さんの優しい指使いは魔法みたいに感じられました。9月初めにはNHKのトップランナーという番組に出るそうです。演奏後の撤収作業時、たぶんあれはアスミックエースの宣伝のひと(ちょっと可愛かった/おい)だと思うんだけど「テルミンは大変高価なものなので竹内さんご自身が片付けをされます」って言ったのがかなり可笑しかったです。
作品自体は「知ってるつもり!?」レベルで終わっていないなかなかの内容でした。僕的にツボだったのはブライアン・ウィルソン。もうぜんぜん普通の人みたいに見えるけど、やっぱどっか狂ってる感じが素晴らしいですね。

『赤影』は『バトルロワイアル』のときの特報からかなり期待していた作品なのでガッカリ度は非常に高いです。麻生久美子のくノ一姿もみれるし、奥菜恵の我儘姫様ぶりも楽しめるから僕としてはそれだけでいいっちゃーいいのですが(いいのかよ!)、これは仮にも「夏休み映画」かつ「東映五十周年記念作品」であって、シネアミューズとかで11月に封切られる映画ではないのです。そこのところにきちんと責任を持って撮って頂きたかったです。ちうか本社のお偉いさんは現場に行ったりしなかったのか?1回でも行ってたらこんな中途半端なならなかったんでは?アクション部分をワイヤーに頼りきらず、生身の動きを大事にしたところは評価してもいいけど。

『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』はいろいろと予想を裏切ってくれる映画でした。ニコラス・ケイジやエリザベス・ハーレイというなんかイメージ違うなぁって人が裏方でクレジットされてたのでまずびっくりです。話の予想としてはマルコビッチとデフォーの大袈裟な二人芝居に近いのかなーと思っていたのですが、ウド・キアーがかなり大きい役で絡んできてて、その抑えた演技で場を引き締め程好くクールダウンしてくれるのが良かったと思います。彼がいなかったらデフォーはどこまででもやっていたことでしょう。吸血鬼と監督(カメラ)という存在をうまくシンクロさせられていなかったことは少し残念に思いました。

>王は踊る
サリエリとの絡みでいうと、モーツァルトが口頭で「レクイエム」を作曲しサリエリが譜面に起こしていくってのが『アマデウス』にあったと思うんですが、才能の差こそあるけれどあれも一種音楽家同士のぶつかり合いだと僕は思ってて、ああいうのをちょっと期待していたのです。同じ表現分野でのぶつかり合いを違う表現分野でのぶつかり合いに求めてしまった事自体に問題があるんですが(汗)

Name: かつ  Mail: katsu@jc4.so-net.ne.jp

[6878] セーターが似合うオペラ歌手は少ない '01/08/11(土) 03:30:15

暑さが復活してしまいました。東京、暑いです。このところ、涼をとりに書店にはいって、しかし手ぶらではかえれず、何冊かレジにかかえてもっていく、という悪循環がつづいています。むむむ。エーリッヒ・フロムが軽装版になって出ていたりするので、「ご祝儀」な気分で購入。バタイユの新訳なんかみつけてほくほく。やはり、時代に即した新訳って、うれしいですよね。でも、カフカの新訳は、ちょっと気がのらなくてやめました。そういえば、丸谷才一編で、イギリスの書評のアンソロジー「ロンドンで本を読む」がでています。これはおもしろいです。でも、やはりいまこれを読むと刺激されるのはプルーストですねえ。ジョイスじゃなくって。とはいえ、ジョイスの映画がユアン主演で公開されるし・・・。でも、ジョイスの生涯って、映画でみておもしろいんだろうか。あ、妻のことを描いたものだからいいのか。ぶつぶつ。

>たけうちさん。サイトウキネン>毎年チャレンジしている夫に取材してみました。電話がようやくつながっても、一演目分しかお願いできないそう。だから、オケもオペラも・・・という人は、決してつながらない回線にがんがん電話をかけまくるのみ、だそうです。実力行使派には、長野県内数カ所にある前売りカウンターで、テントを張って並ぶ、という行為がみとめられているそうな。それも、演目ごとにわかれて並ぶそうなので、なかなか大変そうなのです。
ラングリッジ>彼は以前サイトウキネンに参加したことがあったように思います。またきそう♪
そのへんのガキ>マタイ受難曲をききにいったとき、ご当地のお子たちが選ばれて、晴れ晴れとうたってました。だから・・・。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[6877] 世界一フィッシャマンズ・セーターが似合うオペラ歌手 '01/08/10(金) 01:17:55

>みいちゃん
サイトウキネン、なにせトライしてみた事がないのでいったいどれほどチケット入手が困難なのか想像もつきません。密かにラングリッジが来てくれないかなあとオザワ先生に祈る毎日です。私にとっては彼以外のピーターなんてあんまり想像がつきません。
>男の子
いやあ、例え喋らなくても演技が重要な役所ですもの、ぜひえげれすから(勝手に決めている)連れて来てもらいましょう!その辺のガキを適当に使うのは不可!!

>Mayさん> アンちゃん達
そこ実に重要ですね。ツラ構え要員で歌わない役者も混ぜるとか!
> リアルスケールバトルシップ
それをやったら中でやってることが見えましぇーん…(涙)

Name: たけうち  Mail: take-m@ka2.so-net.ne.jp

[6876] 紫外線がいっぱい '01/08/09(木) 03:58:33

バーゲンでわきかえる松屋のなかを通りぬけようとしたら、素敵な椅子がおいてあって・・・。お、イームズの椅子ではありませんか。来週からインテリアコーナーでイームズ特集をくむらしい。今週末から上野の東京都美術館で本格的な展覧会もやるのですよね。イタリアでルネサンス芸術に飽食してきたので、洗練された工業デザインは個人的にたべごろかも。うう、かわゆいミニチュアの椅子が欲しい・・・。1/1のホンモノよりミニチュアのほうが欲しい♪

友人ともども、イタリアでの舞姫休場ショックからたちなおれないでいます。いつもなら、当然買ってしかるべき歌舞伎の前売りまで忘れているありさま。こんなことでいーのか? よくないです。そこで、気合いをいれて歌舞伎座の会報をみたら・・・うう、脱力。九月、演目、「米百俵」。吉右衛門丈とはいえ、これはああ。

>でしゃんさん。赤く焼け>おお、野外フェスで日焼けなんて、男の子なことなさってますね。会社の同僚が釣りにでかけて赤銅色になってかえってきたのですが、もう、皮がむけて大変なことになっています。女の子なのに・・・。
MacよりTV>もっともなおことば。やはり画面は大きい方がいいです。しかし、映画ソフトが「死刑台のエレベーター」のみっていうのは、おしゃれでいいですねえ。私は映画ソフトを所有したくなってしまうタチなので、だめですねえ。他人のさわったレンタルソフトが気持ち悪いとか、理由はいろいろあるのですが、まあ、体系だってそろえたくなるという、ある種の収集癖があるんだと思います。そうなると、買ってもあまりみなくなるからいけませんね。

http://www.eames-design.net/

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[6875] 紫外線強化 '01/08/08(水) 23:06:34

日曜日、ROCK IN JAPAN FES.に行ってきました(茨城県ひたちなか市)。う〜ん、しかし年々紫外線は強くなっているとみました。今までになく、赤く焼けて、ちょっと危険信号かもしれません。幸いにもあまり暑くなかったんですが。

先日、単体DVDプレーヤーを導入しました。やはりMacよりTVで観たほうがイイです(TVも新調♪)。といっても音楽ソフトがまだ10枚程度しかないんですが。映画ソフトは『死刑台のエレベーター』のみ。ボク的には何度観ても飽きないですけど(笑)。

http://www08.u-page.so-net.ne.jp/db3/p-shiiki/

Name: でしゃん  Mail: see-saw@air.ne.jp

[6874] ピーターがつれている男の子は現地から選び抜かれた子が? うたわないけど '01/08/08(水) 03:11:29

東京はいぜんとして涼しいです。また残暑がぶりかえすにしても、これはありがたいことですねえ。息がつけます。ついでに雨もふらないかしら。

>たけうちさん。映像>うう、映像はぜひこのキャストでみたいですね。この録音はスタジオみたいですけど、どこかの才能ある監督に映像をつけていただきたい! ナガノ盤もジャケットからしてコクトーみたいでなかなかよいです。これは演奏会形式だったかな? 緊迫感のある緊密な構成の演奏がすごいです。日本版はブックレットがはいっていて、こちらもまずまず。
サイトウキネン>のわ〜、「ピーター・グライムス」ですかっ。ああ、それはみたい。今年はパスですが、来年はぜひみたいです! しかし、来年は第九もやるので、入手困難なチケットがますます大変なことになりそう。毎年地元でも入手困難になるのだもの。屋外でスクリーンだけみるのはいやだあ。

>Mayさん。Peepingしている錯覚>どきどきしてしまいますよね。犯行シーンだけでなく、日常にまでその感覚がしのびこみ、もはやカメラを通してしか現実を確認できなくなっていく主人公。ふいに少女からうけた口づけに、おもわずカメラをかまえなおしてレンズにくちびるをおしあてるシーンなんて、もう、なんともいえなくなってしまいました。こわいんだけど、ひどくかなしい映画。
アンちゃんたち>そこに掃き溜めのビリーくん登場ですか。いいなあ。リアルスケール1/1バトルシップの上では、セーラー役の人たちが、しずかにからだをゆすって高波を表現、とか?!

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[6873] !! '01/08/06(月) 18:03:12

>ビリー・バッド追加
「完全リアルスケールバトルシップ」にするために、野外劇場指定。古代ギリシャ時代より続く円形劇場に浮かぶ戦艦。すごすぎ…(っつーかぜったいやらないってば)

Name: May  Mail: miao@mbm.sphere.ne.jp

[6872] Who's Billy? '01/08/06(月) 17:36:23

うーむもう一回見たくなってきましたよ『血を吸うカメラ』。あれ、映画館で見ると周りが暗いのでよりオソロシイノデシタ(客席ガラガラだしさあ…)。Das Boot効果というか、密閉感と閉塞感が寄り気分を盛り上げてくれます。重要なのは、こっちから向こうをPeepingしている錯覚に陥る、というところでしょうか。素晴らしい感覚!酔いました、ぞくぞく。

>ビリー・バッド
わたしこれ映像で見たことないんですよ(はっはっは)。
オレに演出をやらせろ!という場合、舞台美術は完全リアルスケールバトルシップになり、セイラー達はえげれすの工業地帯及び倫敦の下町から拾ってきたような面構えのアンちゃん達になるでしょう(決して某"イタリアの巨匠"好みの美青年ではなく!)。
そこに「えっ!」というビリーを持ってくればこの公演は成功だ(なんのこっちゃ)。ヴィア艦長は悩める艦長を優柔不断にやっていただき、クラガートを誘惑イアーゴ状態でお願いします!
てーか昔この話題が出たとき「ビリー・バッドってなんですか?」とか言ってなかったかアタシ…。
あっ「海軍」でいきなり思い出したけれど、1月のベルリン・リンデン・オパーのユルゲン・フリム新演出『オテッロ』は許せない!!!舞台を海軍(アメリカってのがいかん)に持ってったまではいいが、「今夜はヴェルディが泣いている」!


Name: May  Mail: miao@mbm.sphere.ne.jp

[6871] あう '01/08/06(月) 15:12:24

途中で切れてました・・・
「が、なんとも濃厚な後味を残しますね。ホントは夏向きではないかも」と付けたかったのでした。スミマセン。


Name: たけうち  Mail: take−m@ka2.so−net.ne.jp

[6870] King of the Birds '01/08/06(月) 15:06:24

大変こちらではご無沙汰しております。
夏には強めなのでさほど参ってはいませんが、普通に疲れています。いつもインドアな私だし☆

以前にみいちゃんが薦めて下さったCHANDOSの『ビリー・バッド』をアマゾンで購入、聴いております。何しろ今私の中で大ブームの「キンちゃん」(すいませんすいません)ことサイモン・キーンリーサイドにフィリップ・「ブリテンならこの人」・ラングリッジ、さらにはジョン・トムリンソンと英国オペラ界の旬な才能を集結したキャストですから、あやしげなジャケ写真がなくてもわくわくものです。
初めのモノローグ、ラングリッジの細やかな演劇的表現力には本当に頭が下がりました。そして下手をすると単調になりかねないブリテンの音楽を実に生き生きと活力あるものにしているヒッコックスの指揮、素晴らしい〜!私の大好きな戦闘準備シーンなど鳥肌ものでした。しかしこれ、ぜひナマの舞台でも見たいものです。今ソフト化されている映像はあまりビリー向きとはいえないルックスのトマス・アレン(いや、大好きなんですけどね)で、ちょっとShabbyなプロダクションなので、ぜひこのキャストで新しいものを〜!
・・・こうなってしまうとハンプソンがタイトルロールのナガノ盤も気になってきちゃうなあ。
あ、ちなみに来年のサイトウキネンはなんと「ピーター・グライムズ」だそうです。必見!

>王は踊る
むむ、やはり一応見ておこうかな。コルビオにはちょっと失望したことがありかなり期待していないのですが、やっぱり「ルイ14世」ってテーマには激しく心惹かれてしまうのでした。確か、彼が踊らなくなった時期と、彼の政策や態度が変わってきた時期って一致しているんですよね。鉄仮面すり替え説も魅力的だけど、私が取りたい説は別にあるのですが・・・ふふふ。どうなっているのか楽しみです。
ただあの『金粉裸』は・・・いくらなんでも時代考証をかっとばしすぎですぜ(コルビオには前科があるからな〜・・・)。足首が見えただけでも破廉恥なのに(まあ、そういいつつ女性の胸は見え見えだったりするんだけど)、あんなん〜!(汗)

>血を吸うカメラ
いいですよね〜。私はこれ、大学の授業で途中までしか見れなくて(用事があったため)、ン年越しでこの間の放送でようやく結末を見ることが出来ました。すっきり♪ぜひ今度は通して味わいながら見たいです〜。
主人公の「視線」の重苦しさ、閉塞感、じわじわと締め付けられるような緊張感


Name: たけうち  Mail: take−m@ka2.so−net.ne.jp

[6869] 物品のやりとりに発展するおそれのある質問はお断りします '01/08/06(月) 03:27:12

>グリグリさん。夏にお強いのですか、うらやましい! 私は夏に弱くて、数年前まであと人生において何回夏を味わえばよいのだらう、なんてかなり悲観していたものですが、ここ数年、イイ意味で鈍くなったというか、「スイカがうまくて、ナシとモモがあるからいっか」と自らをなぐさめるのがだいぶ上手になってきました。夏のほうが、肌もうるおってますしね〜。
キン・ザ・ザ>ユーロスペースでみた予告編だけで脱力しました。ずるっ。しかも、あのふつうの工場みたいなところを未来空間だといってしまう感覚って、タルコフスキーの「ストーカー」とおんなじ(ただの原っぱと廃屋で「ゾーン」といってしまうあたり)! こうして発想をいれかえてみれば、SF映画ほどお金のかからない映画はありません。
チェブラーシカ>三時のおやつは文明堂の熊ににているような気が。

>WAKOさん。やはり考えますよね、「鉄仮面」説。趣味もすっかり変わってしまって・・・。
けれども問題は>雨が降るのに傘がない・・・ことじゃなくて・・・。ダンサーも孤独ですね。自分は雅だ! と思い込めたら習わなくてもいいくらいなのだから、ただ、もう、愉しんでください!

>KEIKOさん。すみません、メンテしてるときにログがふっとびました。「ウィッカーマン」のサントラは、AmazonでもCDNOWでもひっかかりませんでした(ご自分でも検索はなさいましたか?)。中古になると、わかりかねますし、物品のやりとりが派生するおそれのあるような書き込みはこの掲示板では禁止しておりますので、アドレスを書き込まないこれ以上のやりとりはご容赦ください。この件でのレスポンスは自明ですのでご無用です。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[6868] モイラ・シアラーさん、それだけっすか! '01/08/06(月) 03:20:47

きょうは久々に涼しくて快適でした。でも、おもいっきり気がゆるんでしまい、風邪でもひきそうな・・・。ぐ〜たらしてしまって、いけませんね。

『血を吸うカメラ』を観ました。原題は「Peeping Tom」。これは、期待にたがわぬ素晴らしい作品で、久々に手応えのあるクラシックスを観た! ってかんじです。

主人公が肌身離さず持っているのはドキュメンタリーフィルム撮影用の、ハンドカメラ。あれは当時の報道班なんかが小脇にかかえてたヤツですね。そして、アングラ写真撮影用のカメラ、子どもが小脇にかかえている家庭用ハンディカメラ、撮影スタジオのクレーンに乗ったカメラ・・・。ありとあらゆるカメラが出てきて、その用途がさまざまな伏線に。この小道具の使い分けがにくいっす。ファインダーからのぞかれる美女からはじまるイントロ、現像されたフィルムに写る苦悶の表情、カタカタと回るフィルム映写機・・・。うう、スタイリッシュじゃありませんか。主人公が撮影するフィルムに写る美女も、くせものぞろいでうっとり。ナルシスティックな女優、しなやかなダンサー、蠱惑的なポルノモデル(60年代の映画にしては、一瞬とはいえ、ちゃんとうつってましたね!)、誘惑する娼婦・・・。一方で、顔に傷のある身体だけのモデルや盲目の女性などの印象的なエピソードもからめ、主人公が女性の苦悶の表情に取り憑かれる様子や、女性たちが本当に怖がっていたものの理由・・・。深い、深すぎます、この映画。主人公が本当に好きな女の子にはカメラをむけられなくなっていくあたりや、女の子がカメラにむかっていくラストは感涙もの。邦題の「血を吸う」は吸血鬼もののを想起させますが、これは上手い邦題ですね。恐怖を与える相手が同時に恐怖を取り去ってくれる存在にもなりうるという倒錯的な愛情表現、そしてファインダーを通して被写体に対峙したときのエゴイスティックな官能・・・。撮るほうも、撮られるほうも孤独で、どこかに根元的な恐怖をやどしている、という、ほんとうに恐ろしい映画でした。「フェリシアの旅」やヒッチコックの映画とまたみくらべたくなる・・・。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[6867] 昨日の書き込みに訂正 '01/08/05(日) 00:28:25

ルイ14世がアポロンを踊ったのは1664年ヴェルサイユ宮ででのことですから、"夜のバレエ"からは13年後でした。大変失礼致しました。

みいちゃんへ)いきなりダンスをやめたのは、鉄仮面とすりかわったから
実は私も見ながら鉄仮面のことを考えていたクチで。コルビオ監督作ではありえないとしても、ハリウッド映画ならできそうな展開!
>なんと雅なならいごと
ありがとうございます。けれども問題は自分の踊る姿がちっとも雅でないことなんです。(先週コンサートを見てきた陽水さんのような言い回しになってしまいました。)


http://home.att.ne.jp/gamma/chez_wako_35/

Name: WAKO  Mail: fwf0264@tkg.att.ne.jp

[6866] チェブラーシカ '01/08/04(土) 11:54:53

書き忘れました。
ついでに『チェブラーシカ』も観ました。
お猿だか熊だかわからないキャラの登場する映画です。
(これもロシア映画)
ティム・バートンの描くお猿より、このチェブラーシカの方がずっと迫力があるかもしれない。(あるわけない)
子供の話すロシア語ってホントにかわいい!の一言でした。

あ、何だかこちらの掲示板の質を落としてしまったような気が・・・。

http://www.tk4.speed.co.jp/nekotama/

Name: グリグリ

[6865] 不思議惑星キン・ザ・ザ '01/08/04(土) 11:47:32

みいちゃん、こんにちわっ。
いっやーほんと、暑いですね、毎日。夏もたけなわです。
わたしはそろそろくたばりたいと思ってるんですが、実はわたし夏にめちゃ強い(笑)!このぐらいの暑さじゃ死にゃしません、夏バテもしそうにありません。全くもって残念です。

わたしは先日、ロシア映画の『不思議惑星キン・ザ・ザ』で涼をとってきました。
夏の夜にむちゃくちゃ脱力してしまう(椅子からずるりと落ちそうになった)奇怪な映画でございました。
ソクーロフとタルコフスキーばかりがロシア映画じゃありません。こんな素晴らしい(?)映画を発見したことが、この夏の最大の収穫です。
もしかして、ロシアに行ったら“生”でこんな変な人がうようよいるのかもしれないって、思ってしまった作品でした。
真剣に変わってる、というのはこのことかも。

・・・で、劇場でなぜか笑ってしまったのが、『不思議惑星キン・ザ・ザ』でも出てきた「ツァーク(鼻ピアス)」を売店で売っていたこと!(ガハハ)
思わず手を伸ばしそうになったわたしです。
(ホントに買えばよかったと、実は今後悔しています)
ツァーク・・・これは映画を観ていないとわからないオブジェです。(すみません)

http://www.tk4.speed.co.jp/nekotama/

Name: グリグリ

[6864] 八月は真夏 '01/08/04(土) 03:41:31

西日本が暑いそうですね。東京も暑いのですが、七月の連続38度ショックに身体がなれてしまったのか、30度ならさわやかの部類。慣れって、恐ろしいです。この猛暑を精神的にのりきるため、新しい日傘を購入しました。黒い麻の布地に(黒は市街戦、じゃなかった、紫外線を吸収する)かわいい小花の刺繍がしてあって、閉じても通常の雨傘の三分の二くらいの寸法です。持っているだけでうれしくなるくらいカワイイのですが、お天気雨が降ると、雨がおそらく布地をつきぬけてしまうでしょう・・・。からっと晴れ上がった日にしか使えない、そんな日傘なんです。

>PINGUINOさん。はやいもので、もうすぐ終戦記念日。その日にむけて、この問題はますます紛糾しそうです。宗教的問題と個人的問題の違いをわからないといってつっぱねるというのは、確信犯よりややこしいぞと私も深く思います。

>つばささん。なぜあえてUK版(PAL)なのですか? いまAmazon.comでしらべたら、「Queer as Folk」はすでにUS版(NTSC)でヴィデオおよびDVDが発売されているようです。Amazon.com(このサイトのTOPページにもバナーがついています)経由でUS版(NTSC)をとりよせてごらんになるというのがまずは正統な入手法でしょう。なお、基本的なことだと思いますが、なにかお知りになりたいことがあるならば、メールアドレスを入れて下さい。このサイトは個人で運営しているサイトであり、管理している私は、ビデオの入手法といった個人的なやりとり(金銭関係が派生する可能性が高い)に関して一切責任をもてません。そういった危険なやりとりがこの掲示板上で直接かわされることは固くお断りしております。なお、この件に関してのレスポンスは自明ですので、ご無用です。よろしくお願い申し上げます。

>炎の王さん。ファイヤーキングが好きそうな人が集っているとみなしていただき、ありがとうございます。「思いつき」というのはおもしろいですね。なにごとも、まあ、「思いつ」いてのことだと思うのです。ただ、人は「ふとした思いつき」より、「酔狂ではあってもなにか一所懸命なもの」にこころうたれて協力したくなるものではないでしょうか。

>WAKOさん。ルイ14世>いきなりダンスをやめたのは、鉄仮面とすりかわったからではなかったのですね。どきどき(←すみません)。踊り子のもとに王族がひそかに通いつめるのは古今東西ありがちなはなしですが、王族自身が踊る、となると、やはり舞台芸術そのものが短期間で発展するので、これはめざましい文化ですね。足を長くみせるハイヒールも、当時は男性のものですし。服飾文化にも影響していますねえ。
バロック・ダンス>なんと雅なならいごとでしょう。そうですか、やはりバロック・ダンスは社交ですか。なんだか、踊りながらいってみたいです。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[6863] バロック・ダンスの話を少し '01/08/04(土) 02:04:27

こんばんは。いきなり「王は踊る」に話を戻しますけど、映画に関しては、私も踊りが見られることを期待していたのですが、場面は少ないし、そのカット割りが細かすぎてちっとも踊りの全体像が見えないという不満は確かにあります。何せ40年分を2時間で見せようというのに、相変らず音楽の場面は力を抜いていないので、結局自分で解釈するしかないやとダンスの歴史の本とか引っ張り出してみました。

また、私は実際にバロック・ダンスを習っているところなんですが、バロックでもまだ宮廷舞踊がメインで、大勢が集まっている場で、踊りの美しさや上手さを見せるだけでなく、いかに社交術に秀でているかを発揮しなければならず、ステップ踏むので精一杯では社交どころではありませんから、それゆえ貴族たちは子供の頃からちゃんと踊りの訓練を積んで身体の条件もそれなりに整えておく必要がありました。しかも、ルイ14世の場合、映画で触れているように即位はしたものの政治の実権は母と摂政が握っていて自分の思い通りになるのは得意な舞踊に関することだったので、そこに情熱を注ぎ踊りによって自分が特別な存在であると示すことで王の権威を表わそうと思ったのは確かでしょう。だから、政治的な権力を確立するにつれ舞踊への情熱は色褪せたでしょうし、いくら訓練を積んでいるといってもあの時代の王族の食事は量も内容も半端じゃありませんから身体は年取るごとにどんどん動かなくなっていったでしょう。映画の中で再現している“夜のバレエ”で太陽を踊ったのは15歳のとき、アポロンを踊ったのはその3年後で、実際には1669年(31歳)までは踊っていたそうなので、映画の中で彼が踊りを止めるに至った時期とされているのは明らかにフィクションですね。太陽王として君臨しつづけるために踊りの技量が落ちたのを見られるくらいなら人前で踊るのはあきらめたという可能性は高いと思いますが。(ちなみに亡くなったのは1715年。当時としてはかなりの長命。よっぽどタフな人だったんでしょう。)

それにしても、ルイ14世が踊りの名手でなかったならば、フランスの王立舞踊アカデミーなんてものは設立されることもなく、ひいては後のバレエやダンスの歴史もまったく変わっていたかもしれませんね。


http://home.att.ne.jp/gamma/chez_wako_35

Name: WAKO  Mail: fwf0264@tkg.att.ne.jp

[6862] お願いです '01/08/04(土) 01:23:06

突然失礼します。始めまして。
映画とファイヤーキングが好きそうな方々にお願いしてます。
いきなりの質問なんですが、
アメリカ映画等で、ファイヤーキングのマグカップが小道具としてさりげなく使われているシーン、
観たことないでしょうか?
もし、心当たりがあるようでしたら、ぜひタイトルを教えてください!
うろ覚えの不確かな記憶でも結構です。こちらで確認しますので。

「ファイヤーキングのマグ出演映画」というテーマでなにかできないかな、と
ふと思いついたもので・・・。
酔狂な趣味にご協力を!
メールでの情報提供も大歓迎です。

Name: 炎の王  Mail: ki7s-ymst@asahi-net.or.jp

[6861] 教えてください! '01/08/03(金) 21:20:37

UK版のQueer as Folk のビデオが欲しいんですけど
日本ではビデオ化はされてませんよね?でも、UK版じゃあ
日本のデッキでは見られないし・・・スカパーを録画
してる人もいないし、どうすれば手にはいるでしょうか!?
誰か他の方法で入手した人がいたら、どうか教えてください。

Name: つばさ

(- '01/08/03(金))(- '01/07/29(日))(- '01/07/19(木))(- '01/07/08(日))
(- 2001/06/23(土))(- 2001/06/13(水))(- 2001/06/04(月))(- 2001/05/24(木))
(- 2001/05/14(月))(- 2001/05/07(月))(- 2001/04/28(土))(- 2001/04/22(日))
(- 2001/04/16(月))(- 2001/04/08(日))(- 2001/03/30(金))(- 2001/03/25(日))
(- 2001/03/20(火))(- 2001/03/15(木))(- 2001/03/08(木))(- 2001/03/04(日))
(- 2001/02/26(月))(- 2001/02/21(水))(- 2001/02/17(土))(- 2001/02/12(月))
(- 2001/02/06(火))(- 2001/02/01(木))(- 2001/01/27(土))(- 2001/01/21(日))
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(- 2000/12/31(日))(- 2000/12/25(月))(- 2000/12/19(火))(- 2000/12/10(日))
(- 2000/12/04(月))(- 2000/12/01(金))(- 2000/11/26(日))


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