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[6500] あさ、あさ、あかるいあさ 2001/03/08(木) 06:36:25

めずらしく、朝にうちこんでま〜す。

きのうも仕事の打ち合わせをしていた相手がひどい花粉症で、話しているあいだじゅうずっと涙目でした。涙目の彼はイシャーウッドに興味があるそうで、アメリカにわたってからのイシャーウッドのことをいろいろおしえてくれました。イシャーウッドはアメリカにいってからゲイ・カルチャーの大ボスになるんですね! しかも西海岸のですよ。びっくりしてしまいました。イギリス発西海岸行きって、ある種のコースがあるのかしら。イーブリン・ウォーの「ラブド・ワン」も西海岸にいくんでしたっけか。

>ギロさん。おひさしぶりです〜。花粉の季節です、お大事に。
ウェンブリーライブ>みのがしましたが、あの半裸にタイツ、王様のマントをひるがえし・・・の、かの有名なライブでしょうか。ムキムキバレエタイツを理性では嫌悪しつつ、しかし目はつねに彼の人の立ち姿を追い求め(ああ、ミュージックライフ!)、その天上の調べに酩酊しつづけてこられたギロさんの信仰告白、つつしんで拝読させていただきました。異端の神に魅せられて、いつか聖地ザンジバルの土をふむその日まで、語りつづけてください、その愛を。
Dボウイ>「いろいろためしてみたけど、私はやっぱりヘテロだったようだ」とおっしゃる人ですから。

>PINGUINOさん。サントラおきにめしましたか、「リトル・ダンサー」。ティラノサウルスレックスは私もCDをもってないです。エレクトリックウォリアーはレコードジャケットがかっこいんですよね。ぼうしのアルバムもよかった。私も欲しくなってしまいました。来日時に地震に遭遇し、帰る〜、とないた人なんですよね。

>たけうちさん。寒い京都! いいなあ、私もいきたああい。今年はなんとかそっち方面に仕事をつくって行っちゃおうかな。でも、それだとひがえりなんですよね。
9泊11日で目標は14本観賞>タイツまじりの14本、身体にはくれぐれも気をつけて、ハウスのキュカンバーサンドなどではなくて、毎日ちゃんと暖かい栄養のあるものをたべてくださいね。しかし、うらやましいです、史劇をいっきにごらんになるとは。百年いきたような気がするでしょうね。
サン・ジミニャーノ>美しい街だそうですね。ムッソリーニとお茶はできませんが、いろいろみるべきものがあって、期待にうちふるえてしまいそうです。駆動時間の長いデジカメを友人から借りて、がしがし撮ってまいります。

>かつさん。かつさん版「フレディとわたし」、おもしろいです〜。私はやはり70年代読みふけっていた少女漫画から受けた影響が大きいです。ビジュアル的には、美少年度の高かったテイラーのほうが人気があったように記憶しておりますが・・・。しょうがくせいのときにしってしまったので、ああいうのがあたりまえだと思ってしまったです。そのあともずっと・・・。
ハピネス>ああ! タワレコの特典がたまっているので、つかいますよ。

>めりいさん。ありがとうございます。まだ三月ですので(行くのは初夏)、これからやることはでしゃんさんとおなじで、まずは旅券の申請であります(期限切れ)。こうやって計画をたてていろいろ想像をめぐらすのが旅のたのしみの大半かもしれないと思うきょうこのごろ。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[6499] 短く飛び込み! 2001/03/07(水) 16:46:53

>いるいるさま。 貴サイトの膨大なBBSへのレスを見て、密かにお体を心配してますです。 私も夏の「ブリジット・ジョーンズの日記」を楽しみにしています。 配役がちゃんと決まって以来、本の方も、マーク・ダーシーをコリン、ダニエルをヒュー・グラント(ハマり役!)に思い描きながら読んでいると、更に生き生き感じられてとっても楽しいです。 私としては、ブリジットは(レニーじゃなくて)もうちょっと、ファニーな感じの人だったらなぁ・・なんですけどネ。
>みいちゃんさま。 いいなぁ、イタリア!フィレンツェ! 死ぬまでに(!)一度行ってみたいです。 以前は友達に「イタリアのどこに行ってみたいの?」と問われ、「コモ湖とイスキア!」「・・・・」(何せ、ビスコンティにのめり込んで、篠山紀信のビスコンティ関係の写真集2冊を買い込んで毎日のようにながめてた頃があったもので)。 でも、芸術的啓示(?)を受ける転機があって、今は一番行きたいのはフィレンツェです。 道中、お気をつけて!

Name: めりい  Mail: めりい

[6498] すいません、たびたび 2001/03/07(水) 15:52:38

>いるいるさん
>エンブレイスのCDを購入したり、トラヴィスのCDをレンタルしたり
そこまでしていただけると選曲した僕としてもとても嬉しいです。僕のほうもおいしい紅茶をいただいております。
>Fever Pitch
amazonで検索したら前とは違う画像が出てきてあせりました。英盤のジャケットのほうが絶対いいですよねー。

Name: かつ  Mail: katsu@jc4.so-net.ne.jp

[6497] テヲトリアッテコノママイコウ、アイスルヒトヨ 2001/03/07(水) 15:20:03

ギロさんの熱きクイーンへの想いに影響されてしまいました。ちょっと僕も書かせてください。ただしぜんぜん軽いですが(汗)

このまえ僕が夢の職業TOP5に「ミュージック・ライフのライター」を挙げたその訳は、当時好きだったライター兼DJ今泉恵子さんがはじめてフレディにインタビューしたときのことを語っておられたのを聞き(85年。たしか。)、非常に感動したからなのです。僕もその場にいたかったです。

僕とクイーンとの出会いは遅く、1982年。でも"Hot Space"ではないですよ(笑)。ラジオのオールタイムベスト番組で上位にランクされていた"Bohemian Rhapsody"でした。が、洋楽歴2年ほどの中坊には美しいバラード→オペラ風コーラスワーク→怒涛のハードロックという展開になぜか「怖い」というイメージを持ってしまいまして、しばらくはそのままにしていました。で、だんだんとソフトなポップスだけでなくロックも聴き始めるようになると、クイーンはもうマストなわけです、友達の間では。でもどのアルバムを聴いたらいいかわかんなかったのでとりあえず"Greatest Hits"を買ってみました。もちろん"Under pressure"、"Teo Toriatte"が入ってる2000円のです。ひょっとしたら僕の生涯で一番聴いたアルバムかもしれません。キュアーやオアシスのアルバムよりも。

が、しかし。僕にとっては初のリアルタイムなアルバムとなる"The Works"が発表されるころには周りの友達のあいだではすっかり「クイーンは終わった」ことになってしまっていたのです〜(涙)"Hammer To Fall"とか"Tear It Up"はかっこいいし、"Radio Ga Ga", "Is This The World We Created"なんか超良い曲なのに!と思いつつもシングルがU.S.チャートで惨敗するのをみては納得するしかございませんでした。哀しい思い出です…

そんな感じだったので85年の来日コンサートも「もうたぶん解散するだろうから日本に来るのはこれが最後かもよ」と誘っても誰も反応せず、結局ひとりでいくことに。この日のライブ(武道館ではなく代々木の方です)は本当に素晴らしくて、"Tie You Mother Down", "Liar", "Seven Seas Of Rhye"などはじめて生で聴く初期の曲に狂喜し、好きだった"Tear It Up"と"Hammer To Fall"はライブの方が何倍もカッコよいことにまた感動。"Bohemian Rhapsody"のコーラス部がテープだったのにはちょっとだけがっかりしました(その後フェイ・ウォンがコンサートでこの曲を完璧にコピーしたときは感動しました)。そしてお約束の「り〜〜〜〜〜ろれろりろらろらろりおらろりれ♪」「れ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜お♪」の掛け合い、"Radio Ga Ga"での手拍子(!)に参加できたことは我が人生で最大級の幸福でございました。最後はもちろんフレディーが王冠+ユニオンジャックのマントで登場して"We Will Rock You"〜"We Are The Champion"で幕。あ、"God Save The Queen"もあったか。終演後は「ああこれで解散かよ〜。でももう思い残すことはない。ありがとう」って気持ちでした。たぶんメンバーも本当にそんな気持ちだったのではないでしょうか?

が、しかし。なんとその2ヵ月後のLIVE AIDでU2や再結成レッドツェッペリンを凌ぐ圧倒的な貫禄のステージングを披露し、全世界が「クイーン=英国を代表するロックバンド」ということを再認識・再評価するという事件が起こりました。事実、その後多くのクラスメートから「○○○君ってクイーン好きなんだよね?ダビングしてくれない?」という申し出がありました。これにはさすがにビックリ。でもちょっと優越感がありました。ははは。←器の小さい奴

などということを一昨日の「ライブ・アット・ウェンブリー」を観ながら思いだしていました。しばらく聴いていなかったのにほぼ全曲歌詞を覚えていたのは僕の個人的な思い入れは別として、やっぱり楽曲自体の持つ力がすごいんだなぁとあらためて感動しました。

昼間から長々と書いてしまってすいません。

>ギロさん
>彼が亡くなったと聞いて涙したのは、わたくしだけではありますまい
"The Miracle"のあたりから、「なんかフレディ変に痩せてない?病気?」とは思っていたんですが、「エイズに感染している」っていうニュースを見たときにはショックでした。しかもその翌日に他界してしまうとは…
なんだかジョージ・マイケルをボーカルに据えて復活する予定があるようなのが心配です。追悼コンサートという枠内では最高の組み合わせだったと思うのですけど。

>みいちゃん
>ジャケット勝負
うわぁ、もう絶対みいちゃんの勝ちですぅ(笑)日本ってこういう物への規制が緩くていいですよね。アリス・イン・チェインズの「三本足の犬」はダメだったけど。
>ハピネス
かなりオススメです。DVDじゃなく劇場で観とけばよかったと後悔しました。

>ローマさん
>理系の男
夜中に人妻から「インターネットに接続できない」「画面が固まった」という電話で起こされ、かつてのクラスメートからは「昨日届いたビデオとBSアンテナのつなぎ方がわかんないんだけど」と日曜の朝に呼び出されたうえに昼飯をおごらされる、という経験を死ぬほどしているので、ローマさんの申し出は丁寧に辞退させていただきます(←だから呼ばれてないって/笑)

Name: かつ  Mail: katsu@jc4.so-net.ne.jp

[6496] 古都の梅も五分咲き程度 2001/03/07(水) 14:14:29

週末あたふたと京都・奈良に行ってきました。やっぱり寒かったですが、きりりと冷えた空気の中で見る仏様たちはまた格別の味わいがあります。かなり心はリフレッシュ。体はかなり疲れちゃいましたが・・・
さて、一足お先に(ビデオなんですが)「線の細い独ソ戦」を見ました。うおお寒そうだ〜(当り前)。冒頭のヴォルガ渡河のシーン、いろんな意味で凄惨な戦闘シーン、なかなかのものですがやはり大画面で見たいなあ。なんと言っても見所は両軍のスナイパー対決なんですが、ドイツの少佐を演じるエド・ハリスがあまりにもかっこよくて痺れました。詩人上がりの政治将校(だから細っこくてもいいのだ)ファインズ弟の演技が○。公開されたらぜひ行こうと思います。わくわく。惜しむらくはやはり「英語」か・・・

さてみいちゃんはイタリア、でしゃんさん改めhiro4さんは欧州歴訪と新境地を開拓しておられますが、私は結局新しい地にも行かずまたまたまた倫敦の地、しかも春なのに室内に篭る予定です。なさけなー。しかし、RSCの史劇特集が一度に全部見られるとあっては黙ってはいられませんでした。

予定されるラインアップは(まだRSCが取れたかどうか不明なのです〜)

RSCで史劇8本(R2,H4-1&2,H5,H6-1&2&3,R3)
ロイヤルバレエのロミジュリ
ロイヤルオペラの「オテロ」(クーラでっす!)
ドンマーの"Boston Marriage"(ゾーイ・ワナメーカー主演)
Vaudevilleの"God Only Knows"(デレク・ジャコビ主演)
ブリュッセルでベジャールバレエ"Ballet for Life"(つーわけでフレディなんですよ。ははは)

と、あと1本見られる枠をあけておいて、9泊11日で目標は14本観賞でいす。
死にそう。

>「アメリカン・サイコ」
とりあえず原作は未読なのですがかなり期待しております。皆さん、前売り券には名刺サイズのDVDがついていますよ〜。

>はんにばる
あ、そのお店とはかの有名なSMNのあそこでしたか(すいません、こちらも原作未読)!うわぁ、ますます楽しみです。

>みいちゃん>サン・ジミニャーノ
あの美しい街で行く場所がそこ、ていうところがとっても素敵ですわ♪私も行った事が無いのでぜひ。
>「ハピネス」
絶対見てください(笑)

Name: たけうち  Mail: take-m@ka2.so-net.ne.jp

[6495] PINGUINOさんは「子踊り」を見て英ロック盤を買ってしまいました 2001/03/07(水) 12:30:47

 りろれれ〜ろー♪
何の疑いもなくフレディ大好き。E♭、B♭/D、Cm、F、B♭と展開するイタリアンオペラのコード進行をそのままいただいたコード進行の作曲癖が、何となくゴージャスです。

 ラストシーンは、途中からの予想通りで見え見えながら、なかなかシャープだった「子踊り」。老け顔のビリー君が頑張ってました。英国らしく国営放送製作なのに、ガキにきわどい台詞をガンガン言わせてましたねえ。

 オープニングにTレックスの「コスミックダンサー」を持ってくるセンスが好き。すぐ「電気の武者」のCD買いました。アルバム聴くのは久しぶり。最近はパンク以外でほとんど鳴ってないギブソン・レス・ポールの太い音にゾクッときました。
 みいちゃん、ビスコンティいいですねえ、ストリングスの使い方が。Tレックスのプロデューサーだったトニー・ビスコンティでしょ。

Name: PINGUINO  Mail: uno@star.email.ne.jp

[6494] anybody〜〜〜 finds youuuuu〜〜, somebody to〜〜〜 love 2001/03/07(水) 10:34:31

おーひさしぶりぶりでございます。花粉をいっぱい吸い込んで、個人的にはおハナが咲きまくっておりますが、みなさまいかがお過ごしでしたでしょうか。

いやー、一昨日nhkbsでクイーン往年のウェンブリーライヴやりました。もう感涙あわれみの令、って感じで一気に花粉が洗い流されて一晩ぐっすり。さすがにフレディの夢は見なかったけれど翌日になってもまだ余韻さめやらず、あたまのなかではクイーン・メドレーが鳴り響くばかりの一日でした。

てなわけで本日はわたくし、ここにクイーンならびにフレディ・キング・マーキュリーさまへの愛をせつせつと書かせていただきたいのですが(笑)わたくしがひとたび書き始めると例によってしばらく止まりそうもないので、そのエスキースだけ、ご迷惑を顧みずに書き連ねますと、実に全く、マレビトとはかくありき、と思わせたその人がFマーキュリーでありました。彼が亡くなったと聞いて涙したのは、わたくしだけではありますまい。ちなみにわたくしはグレン・グールドが死んだ時にも泣きましたが、ジョン・レノンの時は、あらら〜てなものでありました。既に過去の人であったわけです、ジョンは。

しかし、おおフレディ。いまではハッパの代名詞とさえ見なされ八百万の神ほどにも神々しき彼の名はわたくしにとって恥多き青春(一部の)そのものにそっくり覆い被さる真紅のビロードマントさながら、我が繊細なる心を優しく大らかに包んでくれたのであります・・というか、虚構の王族にして希有なるシンガーにしてメロディローカーにしてパフォーマーであった彼は、また同時にボワボワ長髪に白タイツでムキムキ胸毛にハデハデ着物のゲテモノでもあり、わたくしにとって嫌悪の対象でもありました(爆)
[注:この両極端なる特質は、天才の資質に不可欠である。なぜなら
天才というものは常に意表を突く美学のもとにその才能を惜しげもな
く披瀝する者だからだ(子細は別途後述の「天才論」を参照されたい)。
しかるに天才とは、畏怖される存在であり、一般人にとり好悪の分水嶺
にして凡俗さの試金石とも見なされるのである]

イーグルスはもとより先般グラミーをとったスティーリーダンをはじめ特にザ・バンドにオールマンズと、アメリカ大陸音楽に傾倒しながらギターはあくまでリッチー・ブラックモアに教わったわたくしとしては、クイーンの音楽・・そう、あれはあくまでも「音楽」として把握されるべきものであり単にブリティッシュロックだポピュラーミュージックだと呼んであえてジャンルものに押し込めるべきではないと常々考えておりますところのクイーンの音楽は、わたくしにとって、極めて異質、ある意味では畏怖すべき正体不明の感動と沈黙を強いておのずと我が身を萎縮させ正座しなけりゃ聞いていられぬという緊張感に満ち満ちていたのであります。

しかるに、かの「キラークイーン」は、わたくしが初めて小遣いを出して買ったシングルでありましたが「オペラ座の夜」におきましては早くもレンタルで済ませてしまったというそのたったひとつの錯誤において、わたくしは未だ許されざる罪の意識にさいなまれているわけでありますが、それはともかく!あまりにも恐るべきクイーンの音楽ならびにフレディの威容を自分において、いかに受け止めるか。それは悔悟すべきこと多き我が青春時代における数多くの課題のひとつとして常に意識しておりました。

ああ、これを受け止めてしまったら、とても我が身はモタない!明日にはヒゲをつけ胸を開き半端なスタンドマイクを振りかざしてクルリッと回ってしまうかもしれない・・とてもわたくしには、そこまで強い信仰を持つことは出来ない。だがしかし、うたかたに生きる市井の人々のごとく有象無象の雑念に追われるまま無関心を装うことも到底出来ない、それは曇りなき天と自らの純真にツバするようなもの。だがしかし!この無闇に湧き起こる、未知なる世界への強烈なる憧憬はなんであろうか!そう、つまりそれはナメしにナメしたレザースーツの肌触りや如何?白黒ホルスタイン柄のバレエストッキングの履き心地や如何?ああ、そそられる・・おお、一体化したい、そう、一体不可分なまでに痛切に、わたしは愛されたいのだ、これは神、神の愛と神への愛、そのものではあるまいか!

てなわけで、わたくしはおそらくフランシスコ・ザビエルと出くわした戦国末期の日本人あるいは奇しくも同時期、かの雄々しきコルテス提督に遭遇したマヤ文明のインディオたちと同様の人類史的苦悩を抱えつつしばらく煩悶することわずか数日、ついにクルリッと回り始めたのであります・・のではなく、おそるおそる、Dボウイ(こっちは全然へーき、なんともないよ、フン!)と競演した「アンダープレッシャー」収録アルバムを購入し、以後、タイツを履いて・・ではなく、時々デェ〜〜〜〜〜オ!デ〜〜〜〜エェオ!などと神を待ち望むシモーヌ・ヴィーユの心境に彷徨うこととあいなりました。

これにより毎月心待ちにしていたミュージックライフの表紙が毎回クイーンであったことについて覚える違和感、スター千一夜で見た初来日公演時の妖艶なるゲテモノ趣味に対する嫌悪感は見事、克復され、類い希なる彼らの音楽世界、前人未踏の音楽宇宙に酔いしれることボウマン船長のごとく、わっ光の洪水だ!ネオバロックのサムバディトゥラヴ!ネオプレスリーの愛という名の欲望!ネオネオリアリズムのフラッシュゴードン!すべて歌えます。自転車に乗ればバ〜〜〜〜イシクル!おデブちゃんと出くわせばファット・ボトム・ガールズ!寝起きの体操はラジオ・ガ・ガ!食べるように飲むように、嘗めるようにしゃぶるように、女王様を愛したのでありました・・

てなわけで、やっと第一章、おわり。
なお本編は各部15章からなる五部構成でお届けしております。

http://www2.justnet.ne.jp/~guillo/

Name: ギロ

[6493] 心は花の都 2001/03/07(水) 02:08:54

なんだかもやもやと春っぽくなってきましたねえ。周囲の人間がひとりひとり、またひとりとマスクを着用しだしました。私は幸いなことに鼻に症状はでないんですけど、春先はうっかりするとじんましんがでたりするんですよ〜。今年も早速アレルギー対策のクスリをもらってきたんですが、くしゃみの人とまったくおなじクスリ(抗アレルギー剤)なんです。くしゃみとじんましんがおなじだなんて、人間のからだって、へんだなあ。

>いるいるさん。夜更かしが得意な管理人です♪ 身体の欲するままに眠ることができるのが心身ともに健康な証拠。たっぷり睡眠をとりましょうね。
「高慢と偏見」>DVDソフト化、おめでとうございます。すごいですね、IVC。コリンのインタビューまでいれることができたんですか! こういう、一枚一枚大事にしてリリースしてくださるソフト会社って、すばらしいなあ。サイトもみたのですが、ジェラール・フィリップで買い逃していたタイトルを発見。明日にでも買いに行かねば!
USジャケット>う〜ん、ひどいにもほどがありますねえ。安っぽいペーパーバックの装幀みたい。ひどすぎる・・・。

>サイレンスさん。「最高のロードショー」は「サイコのロードショー」にかけているんですか? ふへ? それにしても、スタイリッシュなキッチンで、包丁を手に取るクリスチャン・ベールくん、なんだかあぶなっかしいなあ。手がすべって自分を傷つけてしまいそうで。
ハンニバル>いいな〜いいな〜いいな〜っ。私は4月7日ロードショーまでおあずけです。はやくみたいです〜っ。ホプキンスのダンディぶりも、イタリアロケも、ジュリアン・ムーアもきになるけど、なんといっても夕餉がきになります。やはりざる豆腐やゆば豆腐はでるんでしょうか。うう・・・。ゲイリー・オールドマンの顔もきになるし、ジャン・カルロ・ジャンニーニのおなかもきになります。あああ、きになるう。
「ピクニックatハンギングロック」>これはいいですよ〜。雰囲気だおれでどうってことない映画だって言う人もいますが、私は美少女たちが失踪するまでの前半が異様にすきです。後半は、たしかにどうってことないんですけど(あらら)。全体をつらぬくあいまいで妙なかんじもみどころのひとつです。ベートーベンのピアノ協奏曲のつかいかたもすてき。聖バレンタインズ・デイに見るのにもっともふさわしい映画といわれております。
「ウィーン、生活と美術」>すきすきオットー・ワグナー! ワグネリアンとよんでください!(それはちがう)

>ローマさん。HAL>おお、ひとつ進化してますね。シンクパッドくんですか。
理系の男>世の理系男性、意中の女性を口説くなら、つかいなれたPCが壊れて精神的に不安定なときに、なおしてあげながらさりげなく口説く。これにかぎりますね!
家庭内LAN>複雑な会社のLANとことなり、通常はカードつっこむだけでいいはずなんですが・・・。カード認識してます?
『ハピネス』>すごいきになってるんです、このおかし(そう)な映画。
フィレンツェ>やっほー。私も初夏にあそびにいく予定なので、がぜん盛り上がってまいりました。同行する友人が「当然、フィレンツェにいくなら、郊外のサンジャミニャーノにもいくのでしょう? 美しい塔の街の、有名な中世犯罪博物館は予定にいれておきましょうね」というのです。ああ、理解ある我が友よ・・・。
サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局>や〜ん、私もそこを素通りできないと思います。まずは極上の香りで意中の女性をくるもうっていうところからして、レクター博士ったら、注文の多い料理店なんだから。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[6492] マンマミーア! 2001/03/06(火) 22:45:20

大変です。先日たった2年しか使ってないPCが壊れてしまいました。で、以前から欲しかったノートタイプを購入することに。2001年春ですからIBMをチョイスし、HALと命名。新しい人工知能くんには約2056ドル10セントも費やしたので、今度こそ夭折しないようがんばってもらいます。発狂されませんように。ところで、まだネットができません。家庭内LANがどうしてもつなげない。確定申告でも終わったら、ゆっくり取りかかりたいと思ってますが、今の心境は、I WANT 理系の男。

『わが谷は緑なりき』>グッド・オールド・ムービーですね〜。私も昨夜泣き笑いしながら見てました。ユーモアにあふれながら、舌鋒鋭く描く現実。宗教色や迷信話をちょっと軽くするだけで、現代の炭鉱ものになりそう。しかし、末っ子ヒューがせっかく教育を受けたのちも、新しいイデオロギーを家庭に持ち込むことなく、結局はキングオブ重労働の道を選択するなんて。涙。炭鉱は将来への希望も抱負も許さない職業だと子供心にわかっていただろうに。家族は離れ離れになり、父も失い、それでも彼がすべてを飲み込んで、「あの頃の谷は美しかった」と語るラスト。幸福を認識する能力に長けているって、いいことです。ジョン・フォードは、とてもとてもセンチメンタル。

もう一本、TVで『年上の女』をみました。フランスの女優と英国のスタッフがつくりあげた名品。シモーヌ・シニョレが、表面はクールに見えるけれども、ほんとのところは非常に脆い女を演じて特級の味わいでした。脆いくせに愛する男にねちねち粘らないところが粋で泣かせるぅ。ジャンヌ・モローがゴシックなら、シニョレには新古典的洗練があります(へ?)。

かつさん>ニコラス刑事>ひゃ、やりますねぇ。それを思うと、『ハイ・ロー・カントリー』でペネロペちゃんでは物足りず、二流のファムファタルに恋い焦がれたビリー・クラダップくんはリアリティないです。
>「なんて趣味のいい音楽センスしてんだろう、この監督」>その種の映画に当たるとニヤけますよね〜。マイ・ナンバーワンはやっぱり『ジェラシー』のニコラス・ローグかな。最近では『ハピネス』のトッド・ソロンズにも頭が下がりました。

サイレンスさん>『ハンニバル』>おお、もうご覧に!私、先月、レクター博士追跡の旅ってことでフィレンツェに行ってきました。やっほー。カッポーニ宮をはじめ、パッツィ家礼拝堂、ヴェルヴェデーレ要塞、世界で最もかぐわしい場所サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局(レクターほど鼻がきかなくても、ここの香りには誰しも陶酔するでしょう)、エトチェトラ。フィレンツェは花のように麗しい表情の裏に、血なまぐさい歴史を持った街なので、レクター博士のご活躍の舞台にぴったり。初期鍵盤楽器でゴルトベルクとか弾いちゃってくれるのかしら。いかん、よだれ垂れそ。

Name: ローマ  Mail: iguana@fd.catv.ne.jp

[6491] ダイナーのベール 2001/03/06(火) 17:50:39

モノトーンのスタイリッシュなデザインのキッチンで、クリスチャン・ベールがぴかぴかの包丁やナイフを手に取ろうとしていますねえ。コピーが「僕は最高に満ちたりている」。
ふっふっふ…『アメリカン・サイコ』のチラシを今、眺めているのだ。“現代版『時計じかけのオレンジ』”なんて書いてあるけど、ちょっと違うのではないかい? さらには下に、“GW、最高のロードショー!!”…う〜む。

湖畔に建つ別荘。使い勝手の良さそうなキッチンで、アンソニー・ホプキンスがぴかぴかの銅製フライパンを温めようとしています。昨日、試写で『ハンニバル』を観たのです。
楽しみにしている人も多いでしょうから当たり障りの無い事を書きますが、フィレンツェの陰影に富んだ映像が素晴らしかったですよ。ハンス・ズィマーはあまり好きではありませんでしたが、タランテラのリズムを使った音楽が耳について離れません。きっと初夏のイタリアは、『ハンニバル』ブームの人混みで沸き返っているだろうなあ。へっへっへ。

『わが谷は緑なりき』>末っ子ヒューはその後、チンパンジーの着ぐるみを着たり、幽霊屋敷に乗り込んだり、吸血鬼ハンターになったりと、悲惨な人生に直面しましたが、その都度緑あふるる故郷を想い、頑張り通したそうです(嘘)。

>管理人さん。『ピクニック』>よさそうですねえ、これはみてないんですよ〜。ウィリアム・ホールデン扮する流れ者とキム・ノバックが「ムーン・グロウ」のメロディにのって…(ちがう)。
あのひりひり感がたまらない。また絵画展こないかな〜。>そんなあなたにお薦めなのが、府中市美術館で開催中のウィーン分離派を扱った、「ウィーン、生活と美術」展(4月下旬まで)です。

Name: サイレンス  Mail: imura@tocom.co.jp

[6490] ブリジット・ジョーンズの日記 2001/03/06(火) 11:28:48

みいちゃん、皆様 ご無沙汰しております。
コリン・ファースの「高慢と偏見」についてもそうですが、自分の
身辺でも忙しくなってしまって、なかなかネットが出来ません。
そんな歳じゃないのに、夜起きてられないんですよぅ。
春だから眠いのかしら。こちらの皆様はお仕事もちゃんと
なさっているのに、本当にお恥ずかしいです。

あ、こんな事を書くつもりじゃなかった。ごめんなさい。

「ブリジット・ジョーンズの日記」がUIPジャパンさん配給で
9月に公開決定致しました。夏休みが終わりしっとりと(!?)
ロマンティックなラブロマンスで、この秋は決まりですね。
ってまだ随分先ですが。

「高慢と偏見」のソフト情報を下記 URLにアップしましたので
どうぞご覧下さい!!

>Cheekyさん
いつもありがとうございます。「リトル・ダンサー」拝見させていただきます。

>かつさん
今頃何ですが、エンブレイスのCDを購入したり、トラヴィスのCDをレンタルしたり
青春時代が戻ってきたみたい!!(何言ってんだか、私)
音楽って良いですね。

>「Fever Pitch」
US盤 凄いジャケットなので驚かないで下さいね。私も持っていますが。。。。
内容と随分外れているとも思うから、店頭で購入する人は
がっかりするんじゃないかなぁ。



http://www.NetLaputa.ne.jp/~koshi/index11/menu/mari/colin/tlnews.html

Name: いるいる  Mail: sil@netlaputa.ne.jp

[6489] サーバに異常がしょうじませぬよう 2001/03/06(火) 02:13:23

BIGLOBEが7日にサーバ環境を変更するそうです。この掲示板はBIGLOBEのサーバ上にCGIファイルが設置してあるので、ひょっとすると動かなくなったり、エラーが生じる可能性があります。なにかあった場合は、暫時対処してまいりますので、様子をみていてくださいませ。

>かつさん。ああ?! いつのまにかリージョン1の世界にはいりこんでおられたのですね?!
勝負ジャケット>レコードを小脇にかかえている人どうしできびしいチェックがはいることを想像してしまいました。ジャケットの絵柄でえらべば、ロキシー・ミュージックのジャケットって、どれも勝負強そう。私はケイト・ブッシュのザ・ドリーミングあたりで勝負を挑みたいです。ファーストもいいですねえ。タンクトップのケイトがセクシーすぎるっていう理由で、日本でしかでていないジャケットでヨーロッパ人に勝負をいどもうかな。U2のファーストのジャケットも、セミヌードの美少年ジャケットは日本でしかでていないんでしたよね〜。あと、各種プログレもすてがたい・・・。最近ではダントツでベルセバです。
友人や彼氏彼女の影響>身のまわりの人の影響って、すっごくおおきいですよね。とりわけ、音楽や読書傾向に異性の及ぼす影響は大きいかも。なんだかせっせとカセットをつくったり、またその百倍くらいカセットをもらっていたなつかし〜い記憶がよみがえってまいりました。

>Cheekyさん。ラフマニノフ>「シャイン」ではおもわずぽかんとしてしまうようなつかわれかたをしておりましたね。難曲三番。
炭坑>よく描けていました。ああいった背景を丁寧に描写するから説得力があるのですよね。ビリーと父親がふとしたおりに同じしぐさをしている様子など、芸が細かくて。

>ぱとさん。「わが谷は緑なりき」>おお、ジョン・フォードの堂々たる名作ですね。彼はアイリッシュ系でしたっけ。悲惨な、でも生きていることを思いっきり肯定してくれる名作でした。貧しくとも誇り高い人々の物語。モーリン・オハラがきれいだったです。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[6488] How Green Was My Valley! 2001/03/06(火) 01:03:41

ちは。わたしは『わが谷は緑なりき』でウェールズの炭坑物語を見ていました。これ、20世紀になるかならないかの物語だと思うんですが(女の人の服装などから)、斜陽の炭坑では賃金の高い主人公の兄ちゃんたちが突然解雇されてしまう場面がショックでした。

谷の神童と呼ばれ,一家でただひとり学校にあがった末っ子ヒューの住む谷には悲惨な落盤事故、人々の心ない噂、貧しさに対する差別などが次々にふりかかります。ヒューの一家とて例外でなく、櫛の歯が折れるようにひとりまたひとりと減っていく。それでもこの親父、この末っ子が学校でいじめられ怪我をして帰ってきても慰めたりはしませんで「ケガの程度に応じて小遣いをはずんでやろう」と檄を飛ばし、同僚はボクシングのコーチをかってでる。一面からは悲惨な炭坑哀史のはずですが、ヒューの回想で綴られる谷はそうではなく、緑あふれる谷は光に満ち、愛情豊かな人々がいきいきと描かれていました。
『リトル・ダンサー』も炭坑で働く家族の希望の星となる少年の物語なのですね、彼は夢を叶えることができたようで、これもぜひみたいところです。

そうそう、『わが谷…』で親父が足湯をつかっている途中に炭坑主がやってきて、濡れた足も拭かずに裸足で応対した親父が思わずくしゃみをするんですが、それをみていたヒューの兄ちゃんたちが3人声を合わせて「おだいじに(God bless you!)」と言うところ、なかなか笑えましたです。

http://www2u.biglobe.ne.jp/~setopato/imaurasima/index.htm

Name: ぱと  Mail: partridg@mte.biglobe.ne.jp

[6487] 昨日は横殴りの雪&雹が。 2001/03/06(火) 00:09:09

三月に入ったというのに荒れますねぇ。

題名にそそられ、クラシカルな映画『第七のヴェール』を観てみました。(ヨハネの首は出てこないけど) 主人公を一流のピアニストに育て上げようとする伯父上との関係がちょっと『赤い靴』を彷彿とさせますが、彼が初対面で「おじさん」でなく名前で呼ばせるところに複雑な心情か隠されているような。プロのピアニストでないかと見まごうばかりの、指づかいに圧倒されました。『逢引き』もそうですが、古い映画でラフマニノフが流れるともうそれだけでツボです。コンサート会場はロイヤル・アルバート・ホールでした。

>琴蕗さん
早速見に来てくださってありがとうございました!日頃腰が重いので映画やビデオを見てから文章にするまで何日も何週もかかってしまうのですが、『リトル・ダンサー』は数時間で仕上げました。それだけインパクトが大きかったということでしょうか。
お兄ちゃんの「I miss you」>ああ!この場面のお兄ちゃんの表情、良かったですっ。怒ったり小突いたりしていても、本当は年の離れた弟が可愛くてしかたがないのでしょう。炭坑で働き出したことや不況などさまざまな要因が重なって、突っ張らなければならないと自分に言い聞かせていたのでしょうけれど・・・ビリーだけじゃなく、彼を取巻く人々の心の綾までとらえられていてのが、この作品の魅力だと思いました。


Name: Cheeky  Mail: cheeky@pop12.odn.ne.jp

[6486] DVDを注文してしまいました。>『ハイ・フィデリティ』 2001/03/05(月) 02:44:43

日本盤まで待てなかったです。パンフレットに「DVDの削除されたシーンから」とか書いてあるのがすごく気になっちゃって。ついでに"Fever Pitch"も米盤が出ていたので購入。はたして僕に本場のフーリガン語が解読できるのだろうか…

>琴蕗さん
レコード持参の人、僕は見かけませんでした。もしかしたら居たのかもしれません。前売りを買っていたから今回は持っていかなかったけど、近いうちに2回目の観賞に行くと思うのでそのときはぜひ持っていこうと思います。そのときのネタはThe Cureの"kiss me kiss me kiss me"がTOP5の筆頭。ポラは遠慮します、きっと(笑)。でもいくら熟慮に熟慮を重ねた勝負ジャケットを持っていったとしても見てくれるのはチケット売り場の人くらいなもの。あんまり意味無いかもしれない(涙)。
>リアルタイムの音楽がない
僕も『レザボアドッグス』を観たときに「ああ、なんて趣味のいい音楽センスしてんだろう、この監督」って思って羨ましく思ったことはあります。でも、アトランティックソウルやフィリーソウル、パンクやニューウェーブ、それこそビートルズでもいいんですけど、ぜんぜんリアルタイムでは聴いていない音楽でも自分の父母兄弟姉妹や音楽誌やラジオや友人や彼氏彼女(ここからの影響はとてもでかいと思う)や『ハイ・フィデリティ』『レザボアドッグス』みたいな映画なんかから影響されたり勧められたりしながらいろんなアーティストのいろんな曲を聴いてみて「いいなあ、すごくかっこいい。好き好き」ってなったり「うへぇ、なにこれ。二度と聴きたくないぞ」ってなったりすることが結構大事だと思うんですね、そのときの自分の好みがどうであれ。なにかしらの感想を持った時点でその曲はちゃんと自分のものになっているんです。で、それから何ヶ月か何年かしてその曲を好きって人と出会ったり、映画で使われていたりすると「おおお」って思えてまた楽しいと思います。

>みいちゃん
あ、そうだ、みいちゃんはレコード店員経験があるんでしたよね。僕は引っ越す度に地元の個人経営のCDショップに行くのが結構好きなんです。だいたいは有線をBGMにしているか日本のアーティストの新作をかけているんだけど、たまに自作と思われるテープをかけているお店があったりすると嬉しくてそこにずっと通うようになります(単純)。それで「ああこの曲いいなあ。よくかかるけどなんていう曲だろう?ちょっとホール&オーツみたい」ってずっと気になってたけど店員に聞くのは嫌だ!って意地になっていた曲がトッド・ラングレンのものだとわかったときはアカデミー賞を獲ったときのジェームズ・キャメロンのように叫びましたですよ、心の中で(笑)。にしてもシャルロットのCDがかかるお店っていいですね♪行ってみたかったです。
>彼女が恋しい理由TOP5
いや、書いたんだけどやめたんです(爆)

Name: かつ  Mail: katsu@jc4.so-net.ne.jp

[6485] 10年用パスポートのドハデな色を何とかして欲しい 2001/03/05(月) 00:09:38

>PINGUINOさん。カルディナーレといえば、最初にみたのは「山猫」。バート・ランカスター演じる公爵にぽーっとなってるシシリアの新興ブルジョア娘役がとってもよかった。なによりステキなのは、会食シーンで「がははははは!」とワイルドに笑って(なにぶん新興ブルジョアなので礼儀をしらない)、お上品ぶりの公爵一家を全員ひかせるところです。公爵さまだけはそれを生気にみちた新興勢力の象徴としてとらえるのですが、あの美しい顔で下品にならないけどどうにもならない粗野な笑いかたをするところ、映画史上に残る大笑いとして鮮烈です。
彼女はいい仕込みをすればいい女優だと思います。浅黒い肌とキツイ山猫顔も好み。じゃ、レオーネはいい監督じゃないのか? というとそうではなくて、そもそもあの話にCCは必要だったのか? という根本的な問題が。ああ、でもこれ以上かくとなんか鬼門なかんじ。私は完全版をみてないので、ノーコメントにしたいと思います。でもいつかみたいですね、大画面で「完全版ウエスタン」。そうすると、やっぱり感動してしまうと思うのですが。
場内で「作品解読書」なるパンフを配って>・・・。邦題も考えてないけど、それ以上に興行主から観客がなにも考えていないときめつけられるほど観客として腹のたつこともありませんねえ。

>サイレンスさん。「誓い」>よさそうですねえ、これはみてないんですよ〜。「ピクニック」は別格としても(←日本での封切りが遅くて、80年代にはいってからみた)、80年代のウィアーはすっごくへんですよね、好きです。「ジェッディン・デデン」は古い曲なので、「ケマル・アタテュルク・マーチ」とかやってたかもしれません。
作品解読書>どれも明解なのでいらない、としておこうかな・・・。
難局日記>休日出勤とおみうけしました。仕事の山に遭難しないように! 西堀先生って理想的な上司です。彼が越冬隊員を上手にはげまして課題研究をあたえなかったら、ブリザードのなかで麻雀といさかいをするだけの無為な一年になっていたのでしょうか?! ああいう人がもっっと日本に欲しい!
「思春の森」>うわああ、ほんとですか。70年代らしいタイトルからしてこたえられません。おまけに美少女残酷ものときては、もう・・・。「エゴン・シーレ」はLDを所持しておりますので、あまり興奮しないんですが(はひ?)、DVD化はうれしいですね。ジェーン・バーキンがクリムトの壁画からぬけだしたような女からボロキレのようになって救貧院で死んでいくまで、陰惨このうえない映画ですが、マチュー・カリエール演じるエゴン・シーレは、絵のまんまのやせこけた肉体と手堅い演技でなかなかいい印象でした。エゴン・シーレの絵は露悪的でクリムト好きの私には苦手だったことがあるんですけど、いまでは好きです。あのひりひり感がたまらない。また絵画展こないかな〜。

>かつさん。夢の職業TOP5、ただし書き付がとってもファニー♪ で、タイトルのかつさんによる理由はかかないわけですね。きいてもしょうがないですね☆
日本盤>ロンドンでちょっと割高になって売られている日本盤をみると、なんともふしぎな気がします。「DEATH WISH II」の日本盤サントラ(どうも、日本盤しか現在存在していないらしい)をみたときにはへなへなっとしました。

>琴蕗さん。お兄ちゃん>いやあ、お兄ちゃんの幼少時まで思いをめぐらせるとは、なかなか・・・。たしかに、あの脚本とキャストは、描ききれない背景をぐっとただよわせるのもうまくて、おっしゃられるようなイメージがわきます。あの狭い我が家で年の離れた兄弟ふたりが並んで寝ているの図っていうのが、ちゃんと伏線になっているのですよね。「ケス」もそうでしたが。
リアルタイムの音楽がない>ええっ。そうなんですか? とてもそうは思えないので、びっくりです。私は80年代後半にバイトでレコード屋の店員をやっていたので、レコードにはとっても郷愁があります。ちょうどアナログとデジタルが拮抗しだした時分だったし。自分が選曲してかけたものを「これ、なんですか」ってきいてくれる人がいたりすると、けっこう幸福感が持続しました。シャルロット・ゲーンスブールのデビューCDをかけていたら、「これ、ジェーン・バーキンですか?」なんていってくれた客がいて、すごくうれしかったですよ。
作品解説>かつてLPについていた解説って、ひどいのが多くて、LPをかしてくれるともだちに「この解説はぜったいによまないで」なんていって貸してくれるのがいて、好奇心の強い私は大変苦労しました。当然読むからなんですけど。

>hiro 4さん。でしゃんさん、びっくりするじゃあないですか。身辺激変ですね。こうやって仕事に区切りをつけてひとり旅に出ると、すっごくいろんなものがとびこんできそうだし、吸収できそう。言葉が通じない、また、自分のもっている常識とまったくかけはなれた常識をもつ国を旅すると、その環境に適応することに必死になるから、ぜんぜん違うものの見方がうまれてきて、でもそれって、ふだんの生活にもちゃんとフィードバックしてくる。自分の目でみたこと、体験って、いつかトータルでいやなこともいいこともちゃんと帳尻があうと私は思っているので、旅行に出る前はちょっとユーウツ、出ると混乱、帰ってくるとまた無性に行きたくなります。hiro 4さんは「見る(撮る)」っていうテーマが確立しているから、面白いことになりそうですね。今後誰からも奪われることのない価値あるもの・・・いま、この年齢で体験する自分自身の魂の軌跡ってやつを、ヨーロッパでかみしめてきてくださいませ。ああ、もう、うらやましいんだってば。まずはパスポートを更新しなくてはね。あ゛〜、私もパスポートきれているんです。初夏にイタリアに行くはずなのに。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[6484] 歌舞伎座より新橋演舞場の忠臣蔵に心がいっている 2001/03/04(日) 23:54:23

三月大歌舞伎を早速みてきました。歌舞伎って、あまり舞台稽古をしないんです。各自がセリフをおぼえ、所作をおぼえてきて、通し稽古をさらっとやるだけ。舞台全体をみんなでつくる、っていうより、個人の芸をみがいてたがいにぶつけるっていうやりかたです。だから、なかには初日からの数日間、舞台にたちながらセリフをおぼえているような人もいて(演目が多いので、多少はしかたがない)、歌舞伎はだいたい初日から五日間くらいはプロンプターがついているのがあたりまえだったりします。だから、私はあまり初日近くはみにいかないんですけど、今月は新橋演舞場の忠臣蔵通しのほうに毎週かようので、歌舞伎座は早めになりました・・・。

仁左衛門さんの「山科閑居」、すてきなんですけど、やっぱり激渋でした。今月の目玉なんですけど、ねむかったです。それで花をそえる意味で舞踊「保名」があったのかな。こちらはきれいでした。阿倍保名って、最近気づいたんですが、阿倍清明のお父上なんですね。美男なんですけど、恋人が死んできがふれてしまう保名さん、このあとは狐にたぶらかされる運命がまっているのか〜。仁左衛門の保名はきがふれていても、すっきりした男前ですが、玉三郎の保名はすごいんですよ。死んだ恋人の小袖をかかえて踊るすがたに、自己愛をみたりして。

目下、岡本綺堂がマイブームなので、ひさしぶりに「鳥辺山心中」がみられてうれしかったです。でも、義太夫になじみがないので、ねむかった。きょうはつかれていたの、ゆるして幸四郎さん。
「濁りに沈んで濁りに染まぬ、清い乙女と恋をして」って、郭の女にいうことばかな、と思うんですが、そこが大正ロマン、幻想に恋をするのですね。カネでかう女にしても、「これが初店」といわれりゃ信じてしまうし、ほかの男にわたさないために通いつめて身をもちくずして心中までしてしまう事態におちいったしても不自然さがないわけです(そ、そうか?)。黙阿弥だと、「まあ、心中なんてしてくれなくていいから、もっといいダンナみつけて楽しくやれよ」と男が女をさとしたりするわけなんですけど、大正ロマンの岡本綺堂は「郭に沈めてほかの男のものにするくらいなら、一緒に死のう」になってしまう。しかも心中するにあたっては、仕立てたばかりの晴れ着に着替えて、道行きをしてしまうという、ビジュアル重視型心中。ビジュアル重視っていうことは、世間を意識している、世間へのあてつけってことですよねえ。若くて美しい二人が勝ち誇って死ぬ。そもそも若くて美しいのになぜ死ぬのか。死ぬ理由なんて、ないんですよね、ほんとは。夾雑物が欲しくないから死ぬのか。やはり潔癖ということは脆弱なことのあらわれなのでしょう。江戸世話物のほうがリアリズムで精神が野太くて、大正情話のほうがロマンティックで脆弱というのは、でもわかるような。これを幸四郎さんがやると、男が妙に嫉妬深くて、深刻なキャラクター描写がきわだつので、妙にエロティックなかんじになります。平成風? 男性の独占欲と不信感がうみだすエロティシズムって、説得力があるよね。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[6483] 遣欧使 2001/03/04(日) 20:55:23

みなさん、お元気でしょうか? ボクは名前も変わってすっかりリニューアルです(笑)。
そして、この春以降、大きな動きがあるんですが、まずはその第1弾を当方HPにて発表しています。

出発まであまりに時間がないんですが、できるだけ情報を集めようと走り回っています。というか今からで出発できるのかな(笑)。

キーワードは
プラハ、ミュンヘン、パリ、ロンドン、マンチェスター、リヴァプール、ダブリン
です。

http://www08.u-page.so-net.ne.jp/db3/p-shiiki/

Name: hiro 4(でしゃん)  Mail: see-saw@air.ne.jp

[6482] お兄ちゃんの「I miss you」 2001/03/04(日) 15:28:04

>Cheekyさん
CheekyさんのHPのシネマコーナーの『リトル・ダンサー』も読みました。いつ『リトル・ダンサー』が掲載されるか楽しみにしていました。

>『リトル・ダンサー』
>「I miss you」
私は、お兄ちゃんがビリーに呼びかけたときの「I miss you」が印象に残っています。ここの場面がいちばん、ああ兄弟だな、と思ったところです。
きっとビリーが生まれたとき、お兄ちゃんはすごく嬉しかったんだろうな、そのときは今ほど景気は悪くなくて、お母さんもいたしおばあちゃんもまだぼけていなかったし、とか、まだ自由な子供でいるビリーに嫉妬したり、その小さな弟がまだ自分は行ったこともないところにひとりで旅立っていくんだ、とか、生まれてから今日までのビリーの姿を思い描いているんだろうな、とお兄ちゃんの云った「I miss you」からそんな感じがしました。
お兄ちゃんは炭坑ストではいつも戦う姿勢を持って、時には無茶もしていましたが、どうもあれは早く大人にならなくてはと、ぴりぴりしていたのではないかと思います。それと、思うようにならない自分の境遇に反発してわざと組合活動を熱心に行っていたようにも思えます。
そんなお兄ちゃんが、「I miss you」と云ったとき、大人であることを一瞬忘れた、若者の顔をしていて、このときになって初めて、お兄ちゃんって、そんなに年を取ってじゃなかったんじゃないか、と気がつきました。

>かつさん
>『ハイ・フィデリティ』
>僕と一緒じゃーん!
リアルタイムの音楽がない私は、こういうのがすごくうらやましいです。
実は原作は、出てくる音楽がさっぱり分からなくて挫折しました。30年近く音楽に関心のない生活をしてきた自分がこれを見て、どんな感想を持つのか楽しみです。予告の画面を見た感じではチャンピオンシップ・ヴァイナルはちょっと古本屋さんの雰囲気と似ていますね。

LPレコード持参で200円引きの楽勝割引ですが、たぶん、これを楽勝と思う人にこの映画を見てもらいたいんでしょうね。私がレコードを某所に置き忘れたとき14カ所に問い合わせの電話をしたら、「レコードって(あの過去の遺物の)レコードですよね」というニュアンスでしたもん。それにしても他人が持ってきたレコードが何なのか気になってしまいます。初日はレコード持参の人はいましたか? お客さん持参のレコードをポラロイドで撮影してロビーに貼ったら面白いでしょうね。

>作品解説書
他人がどんな風に解釈しているか読むのは好きなので、理にかなっていればOKというところかなあ。注釈も可。

Name: 琴蕗

[6481] 彼女が恋しい理由TOP5 2001/03/04(日) 03:00:50

唐突ですが、僕の夢の職業TOP5
1.NMEとか英音楽雑誌のライター(ただし1982-1987まで)
2.映画監督(ただし主演女優は自分で選べること)
3.ミュージック・ライフのライター(ただし1982-1985まで)
4.フランスの私立女子中学の先生(ただしパリに限る)
5.テアトル東京の支配人(ただし『天国の門』を最終ロードショーにはしない)

つーことで『ハイ・フィデリティ』と『ユリョン』を観てきました。
ガーデンシネマ、この今年のラインナップの素晴らしさはなんなんでしょう?空き時間にフロントの方々がおしゃべりしてるのも大目にみて欲しいからか?(笑)とにかく恐れ入ります、ここの支配人には。春以降もよろしくお願いします。

ホーンビィの原作のいいところをカット・脚色しているところ(1.レア盤を査定しにいくとこ。2.ローラとクルマでしそうになるけどしないその理由)や、バリーが面白くなりすぎているところとか、舞台がシカゴになっているとことか、曲名・アーティスト名などのセリフの情報量が圧倒的であるのに字幕では半分以上カットされているところ(DVDではその辺の情報を完璧に網羅した字幕が選択できるようになるといいな。そのためならたとえ字幕が4行になって画面が字ばっかりでも構わないぞ、僕は。)なんかはちょっと気に入らないのですが、
キャサリン・ゼタ=ジョーンズにあの役を振るところや、ローラ役の子が『ミフネ』の彼女だったとか、「ローラは奴とまだやってない」ってわかった時のBGMの選曲センス!!!!!!!!!!(わかる、その気持ちわかるぞー、ロブ!!)とか、ロブのお店「チャンピオンシップ・ヴァイナル」のお客さんがベータバンドを気に入るところとか(感涙)、マリーは黒人という設定になってしまったけど「"L.A. LAW"以前のスーザン・デイ似」という設定は残してくれたこと、ロブもレコードを「それを買ったりもらったりしたときの記憶」と共に探すんだぁ僕と一緒じゃーん!ってところとか、挙げていくときりがないくらいに気持ち良い部分が多いので、最終的には「ホーンビィの原作とはまた一味違った秀作」という感想を持ちました。

ちなみにこの映画で一発目にかかるのが"You're Gonna miss me"。おいおいロブそんなん聴いてる場合じゃねえって!と大笑いしてしまったのだけど、笑ってたのが僕と外国人の2名だけだったのが恥ずかしかったです。満員だったのに。。。

それにしてもチャンピオンシップ・ヴァイナル、本当にあったら行ってみたいなぁ。ブート盤じゃなくてあくまで中古レコードというところがいいです。日本盤はボーナストラックが入っているいたりとか、本国でCD1・CD2として出されたシングルを一枚にまとめてリリースしたりしているのでマニアには結構人気なんですね(映画には"The Three EP's"が出てきた!)。西新宿のお店とかにいくとこの映画の雰囲気が味わえたりするのかな?「ボウイの『ロウ』のRCA盤だとぉ〜〜?そんなどこででも買えるようなもんが俺様の店においてあるわけないだろーが!おとといきやがれこの能無し野郎!!」とか罵倒されてみたいな(笑)

『ユリョン』は、これから多くの方が見られると思うのであんまり内容は書けないけど、「これを語るための舞台って潜水艦じゃなきゃいけないの?」というのが僕の感想です。主役二人の対立っていうのがうまいこと潜水艦に絡んでいないというか。でもまあドラマとしてみれば旧作の焼き直しっぽいところはあるけどそこそこ面白いです。

>作品解説書
試写の感想で「え?ブルース・ウィリスって死んでるんじゃなかったの?」とか「あの子なんか顔変っちゃったねえ〜。え?あれってハーレイ君じゃないの?」とかいうのがあまりに多かったため宣伝部が不安になり、あのようなおせっかいな物を付けたらしいです(大ウソ/笑)

Name: かつ  Mail: katsu@jc4.so-net.ne.jp

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