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[6600] 眠れぬ夜 2001/04/06(金) 02:24:51

花見と仕事にあけくれる日々です。きょうは夕方ちょっと時間があいたので、職場の同僚と蕎麦をたべにいきました。モダンなインテリアの蕎麦屋で、酒の肴は板わさと卵焼きしかないという、いわゆる本格的な蕎麦屋(生ものをだすのは料亭・仕出し屋系?)でした。私は辛み大根をきかせた蕎麦をたべたのですが、相方はみょうがが乗った蕎麦を注文。ともに大当たり! でした。わーい。会社のそばに美味しいおそば屋さんができてうれしいな。

新潮文庫の新刊、ボーヴォワールの「第二の性」新訳決定版を購入しました。早速よみはじめたら、これがすっごくおもしろいんですよ〜。眠れない〜。実存主義がどうの、なんてヤボなことをいわないで、訳が「わかって」訳しているから、すごく平易でおもしろいの。「女とはなんぞや」「女とはかくあるべき」なんて堅苦しい本じゃなくて、「女って、多くは人生のこんな折々にこういう選択をしてきたでしょう。でもそうした悩みって、あたりまえのことなんですよ」っていう知的分析と、アフォリズムの宝庫なんです。たまらんです〜(←アフォリズム好き)。これは上質なふらんす文学のエッセンスですね。下手な恋愛小説を読むくらいなら、ずっとこちらのほうがエロティックで心理描写にたけ、示唆にとむというか。至福の時間をすごしています。全三巻なので、味わいも長く。あまりに上質な言葉にときに涙腺がゆるんだりして。

>PINGUINOさん。ぬかるみのセット>客がどんどんおしよせると、大変なことになりますねえ。
人生ハイファイ>謙虚に部屋の片づけをしようかなと。近頃、確実に、どんどん本棚へのアクセスが悪くなるんです。

>ギロさん。パゾリーニ・スタジオ>さっそく訪れ、同伴者を人身御供にして生還いたしました(←意味不明)。おそるべし、人喰式村。涙と恐怖と笑いで腹筋がまだ引きつってます。ピエールズ・カフェで食した筋っぽい肉がまだのどにひかっかっておりますし。なぜこんなおもしろぎるテーマ・パークの存在をこれまで隠しておられたのでしょう。儲かって下層プロレタリアートが絶滅貴種になることをおそれたのでしょうか。隣接地には原色のブニュエル・ワールドなどもあったりするのではないでしょうか。気をよくして、当地にヘルツォーク村などを開設してしまわないように気をつけます。やはり老舗パゾリーニ・スタジオのひとりがち! パオロくんによろしく。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[6599] そんならわたしも、パゾリーニ・スタジオ!(笑) 2001/04/05(木) 23:41:44


実は昨年のppp命日記念に用意していたのに、あまりのマニアックさにバカバカしくなって放っておいた「パゾリーニ・スタジオ」があるんです(笑)。

こちらにおいでの方にだけ、コソッとurlをご披露しちゃいましょう。
多分、チンプンカンプン(ってまた死語?)かもしれませんが・・期間限定の内輪ウケということでご容赦!


http://www2.justnet.ne.jp/~guillo/pppstudy/pppstudio.htm

Name: ギロ

[6598] チネチッタ・オーサカ・ジャパン 2001/04/05(木) 12:44:08

 かなり面白そうですな。ぬかるみのオープンセットの向こうから現れる火のついた十字架掲げた赤覆面群を、客が機関銃で倒す「ジャ○ゴ」なんかあったら、毎日通うんですけどね。

 みいちゃん>特殊音楽の入った特殊映画ダビングテープやらCD-Rのやり取りをするおじさんらばっかとの付き合いが続くと、明らかに人生がハイフィデリティ化します。ただしこの場合、普通の女性が関わる余地なし。

Name: PINGUINO  Mail: uno@star.email.ne.jp

[6597] 眠いのに、ぼんやり夜更かし 2001/04/05(木) 02:57:12

春ですねえ〜。やたらと眠いよ〜ん。

>サイレンスさん。アトラクション>とにかく、テーマパークというのものについていけない私です。しかし、恐竜がすきなので、「いいな〜、おおさか」って、ちょっとだけおもってしまうのでした。でも、事情通にいわせると、この新しい特撮映画テーマパークは、ネズミがおどるテーマパークの会社からずいぶん人を引き抜いてきているとか。
チネチッタ・スタジオ>いいですねえ。でも、きっと人気は「サテリコン」など、ローマ史劇コーナーになるでしょう?!

>PINGUINOさん。「ハイフィデリティ」>原作のファンです。映画はどう脚色しているのかな? たのしみなんです。
主人公>小説の印象だと、好きになった女性に、自らの思いを直接かたることをいさぎよしとせず、自らが好きなものを通して自らを間接的に語ろうとする男性、っていう印象だったかなあ。あの場合、くどかれる女性の側としては、気持ちの外堀をうめていただくときにそうした間接的ツールを用いていただくのはとてもお洒落でうれしいのだけれど、本末転倒して、そればかりになって、決定打をいつまでもいただけないツラさもよくわかるような。ラブソングのはいったダビングテープを1000本もらうより、欲しい一言がある。でも、その一言がいえないからダビングテープを1000本くれるような人なんだって、女性の側もわかっているんだよね。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[6596] ベイビー、にーべるんげんだー 2001/04/04(水) 21:03:12

 「ザ・フー 永久の詩」>そしてJ・エントウィッスルは、ウォーホールの実験映画並みに座っているだけ……。

 今日「ハイ・フィデリティ」を見てきましたよ。今年見た新作映画では最高の出来。脚本もいいぞ。同じロック絡みでも、例のオスカー受賞作とは比べものになりませんわ。すべての文系オタク男性に見てほしいぐらいです。「男性」と書いたのは、主人公の心理がより伝わりやすいと思っただけで差別表現、ジェンダーの類に非ず。

 私がぐっと来たのは、彼の現状に対する認識が、結局PINGUINOという人間の根本的欠陥とダブしてしまったからなのですが、映画見たぐらいで人格変わりゃせんしなあ。あ、私は自分がオタクじゃないと思ってます、念のため。

 センチな感情論は置いといて、本当によくできてますよ。イチオシ。

Name: PINGUINO  Mail: uno@star.email.ne.jp

[6595] 「にーべるんげんだもの」 by あいーだ みつお 2001/04/04(水) 14:59:18

あ〜、ワーグナーとヴェルディをごっちゃにしていますね。

アバと言うスウェーデン出身のグループの、「SOS」なる曲がヒットしているそうですな。何だあ、ビョルンとベニーが女性デュオと組んで、新しく結成したバンドかぁ〜(違う)。

先週は東京と関西を行ったり来たりしてました。「大阪出張」と言うと、取引先の若い担当者から「いいですねえ」などと言われたりしますが、違うんだよ、ねえちゃん。
確かにオープン日と重なってしまいましたが、決して私は鮫や恐竜が闊歩する疑似アトラクションへ行くわけではないのだ。オープンしたのが“チネチッタ・スタジオ”だったら、仕事そっちのけで行ったかもしれませんがね。
行き帰りの新幹線車内はあっと言う間でした。クリストファー・ファウラーの「スパンキイ」(創元推理文庫)があまりに面白かったからです。

>ギロさん、体調にはお気を付け下され。
遅ればせながらフランコ映画に関してのRes、どうもありがとうございました。彼の作品はakaですかー。フランコなのに、コミュニスト?(嘘)

Name: サイレンス  Mail: imura@tocom.co.jp

[6594] お花見便り@千代田区編 2001/04/04(水) 14:30:14

昨日は千鳥ケ渕の桜をみてまいりました。さすが、皇居の桜は見事ですねえ。善男善女で息苦しいほど混み合っておりますが、お堀に舞い落ちる桜花はやはりみごとです。調子にのって、外堀の桜もみてまいりました。こちらはJ大とH大の学生がお弁当をたべながら桜をみあげておりました。個人的には、やはり英国大使館脇の桜がすきです。人が足をとめず、しばし歩みをおそめてみあげるくらいの桜並木がこのみかな。

>PINGUINOさん。なんだか、エイプリル・フールには楽しそうなことをなさっていたみたいで、完全に乗り遅れた私はくやしいような、だまされなくてほっとしたような☆(←昨年は、だまされて映画を一本まるまるみてしまいました)
「ザ・フー 永遠の詩」という映画があったなら。他人の生け垣をバイクで飛び越え、お庭をめちゃくちゃにしてしまうキース・ムーン、新興宗教の教祖さまよろしく太陽をバックにして陶酔するダルトリー、もくもくとギターをこわしつづける実験的映像に主演するタウンゼント・・・こうしたビデオクリップが挿入されたライブ映画が三時間ってかんじかしら。

>ローマさん。吉田秀和>もう、ヴェルディを「あの人」とよんでしまうあたりからして、「芸」です。
『見出された時』>このラストのタイトルをもってくるあたり、いきなり最終回、みたいな話づくりなのではないかと危惧しているわけですが、役者もそろっているようですし、見るのがたのしみです! 主人公たちのイメージを喚起してくれるだけで、かなりうれしくなってしまいそうです。
ぬいぐるみ>いっつも熊ちゃんのぬいぐるみをもっていらしたのです。おうちには、ファンからおくられたぬいぐるみが部屋いっぱいに・・・。きゃ。

>ギロさん。ありがとうございます〜。前回のオススメ作品、残念ながらみのがしてしまったので、告知していただいてたすかります。ゼッタイみますよ〜。
寝かす>さっぱりわからなかったものが、ある日きがつけばしみこむようなパゾリーニ。

Name: みいちゃん

[6593] 宣伝、その他の亡霊について・・ 2001/04/04(水) 09:59:58

おはようごぜいます・・ぜいぜい。春は体調が悪くて困ります・・

ので失礼ながら手短に。。
来週、NHKBSでマリオ・バーヴァ監督の「リサと悪魔」「処刑男爵」をやりますんで、ぜひぜひご覧くださいませ〜〜バーヴァになりかわりましてお願い申し上げます。「リサ」に登場するテリー・サバラスの存在感は一見値千金でございます。もちろんシルヴァ・コシナも素晴らしく魅力的です。
ただNHKにつき、もっとも肝心なエログロシーンは相当にカットされることやむなしでしょうけれど(怒)

あービートルズ。
a day in the lifeほか別格の曲を別にすれば、わたしは特にrainが好きですねぇぇ。アンディ・パートリッジが、「tower of londonをやると続けてrainをやりたくなる・・」なんてどこかで語っていましたっけ。
一方、昔、とあるアメリカ人から「おれはロッキーラクーンを聞くと涙が出る」と言われて、うーん。なぜだ? ま、人それぞれですが。

それから尋ね人・・
みなさんgoodbie mr.Macanzieとかいう英国バンド、ご存じでしょうか。ずいぶん前にblacker than blackという、エラくかっこいい曲を出して、ちょこっと脚光を浴びた・・というかマイブームだったのですが、その後はどうしているものやら・・
スコットランドのバンドかな??

などなど・・あ、最後に
Mayさん>>
パゾリーニという人は、寝かせておくと、パッと目覚めて、壮大なスケールで人間世界の天国と地獄を描いてしまうヤツなんです(笑)
って、なんの話しかは<デカメロン>をご覧下さい。これは楽しい作品ですし。

http://www2.justnet.ne.jp/~guillo/

Name: ギロ

[6592] ヴェルディ・ミーツ・シェークスピア。 2001/04/03(火) 17:09:36

4月にしてやっとヨーロピアンな映画をみてきました。『見出された時』。あ、その前にギロさんとみいちゃんに教えていただいた吉田秀和氏のヴェルディ評、おもしろかったです。そうそう、「アイーダ」後、十数年以上も“沈黙する巨人”を突き動かしたものはシェークスピアでしたっ!“Torniamo all'antico,sara un progresso.”(古に還ろう、そうしたら進歩があるだろう)。マエストロのあまりにも有名な言葉、イタリア語ではこう言うんですね〜。御年70余歳、老いて枯れるどころかさらに真実を見つめようとする強靭な精神。そして生まれた最高傑作「オテロ」。すべてが桁外れです!桁外れです!桁外れです!

で、吉田氏が毎日必ずほんの数行でも読むことにしているというのが「失われた時を求めて」。映画は、その失われた時を、病床にあるプルーストの回想によって見出す時であります。かつて体感した音が匂いが風景が引き金になって、失われた時が甦る。眠くなるほどゆったりと、ベートーヴェンやドビュッシーが鳴る中、半径10メートル内で起こってるような話がのらりくらりと展開します。人間の生きる喜びや悲しみよりも、むしろ社交界という独特の世界で起こる些細な事柄に注視し、積み重ね、貴族たちの孤独な生活を浮かび上がらせる。すんごいクール!戦火が今そこに及んでいるというのに、シャルリュス男爵(マルコヴィッチ)、あなたにはそっちほうが大切なのね〜。男○窟でチョメチョメされるシーンといったら・・・真性とはこういうものなの?!お金払った甲斐がありました。エスプリのきいた爺さまの思い出話を聞かされてるうちに、ちらりちらりと人間の深部が垣間見える、そんなような映画でした。

みいちゃん。ぬいぐるみといつも一緒>ぎょぎょぎょ、おもしろーい。歌舞伎界の住人には変わった逸話が多いんですね。歌右衛門さんは新聞の死亡記事の大きさで、その偉大さを知りました。追悼番組とかあったら見てみたいです。

Name: ローマ  Mail: iguana@fd.catv.ne.jp

[6591] 或るアイドルグループといじわるじいさん 2001/04/03(火) 10:32:57

 お久しぶりです。他国ですごく無駄なことに大きなエネルギーを使っていたもので。いたもので。

 昨日、英国映画「或るアイドルグループといじわるじいさん」を映画館で見てきました。劇場で見たのは初めてでしたが、これはまさに大画面で見るもんですな。たいがいの映画はそうなんですが。以下見どころを。

1 ジョンのボーカル 凄いです。脳幹神経直撃。モノラルドルビーであの太い声がガンガン飛んできます。涙出そうになった。

2 ジョンのリズムカッティング 何でこんなメロディで、こんな弾き方するの? 大画面で見るとなおさら。

3 ジョンの演技 廊下での女性との絡みでの芝居がいいですねえ。あれは地?

4 ファッションに敏感なジョージ 本当か? 最近ガーデニングにはまってるらしいけど、あれはトレンドじゃなくてトラディショナルなものでは?

5 リンゴの芝居 悲しそうな姿で川縁を徘徊した時は、ひどい二日酔いだったそうです。それが評価されてイタリア映画で50人の美女と競演。歌まで歌っちゃったんですね。

 これが「ザ・フーがやって来る ギャァ、ギャァ、ギャァ!」という作品ならどんな展開になっていたでしょうか。
 「どうせ僕なんか……」とふてくされて、浮浪者のカッコでさまよい逮捕されるJ・エントウィッスル。警察署に行くと、泥酔して暴れたK・ムーンが先に鉄格子の中にいた。やがてギターでTV局の機材を破壊したカドで、P・タウンゼントも牢獄へ。振り回したマイクが警官に当たり、公務執行妨害でR・ダルトリーも。メンバー全員逮捕で、本番中止……。

Name: PINGUINO  Mail: uno@star.email.ne.jp

[6590] ぬいぐるみといつも一緒だったお姫様(赤姫のイメージで追悼色は赤にしました) 2001/04/03(火) 02:30:20

オフィスで風邪が大流行しています。花粉症で弱った粘膜を直撃された人が多く、凄惨な職場になってしまいました。なんというか、労咳の傘張り浪人が集団でパソコンに向かっているような・・・。そんななかで、私は元気です。

四月になって、ようやくヘルツォークカレンダーをつぎにめくることができました。「ぺすてぺすて」はさすがにキツかったかな。今月は「コブラヴェルデ」。なんだか元気がよさそうな画像です。

>かつさん。「ハードデイズナイト」リバイバルですね。この映画大好き。まず、ビートルズという四人組の「キャラクター」を確立させた、という点で高く評価しています。そしてスタイリッシュなモノクロ映像。う〜ん、60年代ロンドンってかんじの映像がすてき。ファンにおっかけられたり、楽屋にすべりこんだり、かわいいですよね。これと「ナック」はほんとにすばらしい映画です、リチャード・レスター。「ヘルプ!」になると、ちょっと浮かれたかんじになるし、「僕の好きな戦争」までいっちゃうとわけわかんなくなるので、まあ、この辺の映像センスが一番すきです。あと「三銃士&四銃士」も。じつはリチャード・レスターの作品はひそかに「月ロケットワイン号」という映画を偏愛しておりまして、幼少の時分、ビデオがわりに稚拙な絵コンテを記憶をたどって作成した懐かしい思い出があります。
レイラ>「ビートルズ・アンソロジー」でも、この映画のメイキングにけっこうな時間をさいていて、パティちゃんの説明もしていたような。かわいいですよね〜。しかし、皮肉屋でも、要領良しでも性格よさげでもない「はんさむなジョージ・ハリスン」って役どころはけっこういいよね。
長谷川町子記念館の坂道>おぼえておきます!

>めりいさん。おひさしぶりです。歌右衛門さんは、先日、揚巻の衣装を寄贈した、ということが話題になったばかりだったのでおどろきました。「おおなりこまや〜」というかけ声がかかることももうないのか・・・。熊のぬいぐるみをいつも楽屋で抱いていたお姫様でしたね。冥福をおいのりします。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[6589] しんみり・・ 2001/04/03(火) 01:15:45

歌右衛門さん、亡くなられてしまいましたね・・・。 とても残念です。
いつまでもたおやかで、お姫様の似合う方だった。

>かつさま。 いいですね。 チャン・イーモウ監督演出のトゥーランドットは、提灯などの照明の使い方がすばらしくて、特に紫禁城でやった公演では明朝時代に統一した衣装とともに、それが話題になりました。 たぶん、初めに椿姫等をご覧になるより、きっとお腹いっぱい、総合芸術「オペラ」の虜になられることでしょう。



Name: めりい  Mail: めりい

[6588] "If I Fell(恋におちたら)"はいい曲です、ホントに。 2001/04/02(月) 20:55:07

昨日『ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ! ミラマックスが画質をめちゃくちゃクリアに、音はデジタルリマスターしてみました』を観てきました。初観だったのですが、ポールが列車でナンパする超可愛い女の子に目が釘付けでした(結局そういうところしか観ていないのである/笑)。で、寝る前にパンフをペラペラと読んでいたらばなんとその子こそがあのパティ・ボイドちゃんと書いてあるではありませんか!そりゃあ可愛いわけだよ(ってゆーか気づけよ>自分)。あのぽわわ〜んとした感じがジョージに"Something"を創らせたのですね〜。パッと見、ものすんごいバカそうだな〜って気はしたんですが(失礼)、いろいろ調べてみたらパティは"Layla"がクラプトンの自分に対する熱き想いだってことに最初気づかなかったんですってね。おそるべしすぎる。きっと"Wonderful Tonight"も「いつまでドレス選んでんだよ!遅いんだよ!」っていうクラプトンの真意に気づかず「もぉエリックったらぁ〜〜(ぽっ)」とか照れていたに違いない…偉大な名曲を2人の男を通してこの世にもたらした創造の女神がこんな女の子で僕は大変嬉しいです。いや、皮肉でもなんでもなくて。

>桜
僕は深沢・桜新町の桜並木をオススメします。普通の住宅地なのであまり人が群れないし、夜は結構人通りも少ないのでいい感じです。小学校付近とか長谷川町子記念館の坂道とかもグーです。

Name: かつ  Mail: katsu@jc4.so-net.ne.jp

[6587] お花見通信 2001/04/02(月) 01:55:53

苦手なものがたくさんある私ですが、そのひとつに「早起き」というのがあります。きょうは友人にさそわれて郊外にお花見ドライブ♪・・・のはずだったのですが、その最大の関門は早起き。朝早く出かけないと帰りに渋滞にはまっちゃうでしょ〜と諭されていたのだけれど、結局出発はハイヌーンになってしまいました。スミマセン。それでもって、案の定、帰りに渋滞にはまってしまいました。重ね重ねスミマセン。

結局、遠出の花見は挫折しましたので、近場で穴場の桜見物となりました。友人オススメの桜の新名所はアークヒルズ。アークヒルズのわきの坂をぐっとあがっていったところ、サントリーホールの真ウラなんですが、大使館がつらなっている道沿いに、比較的樹齢の若い染井吉野がアーチ状にうわっています。これがけっこう距離もあって、実にキレイ。夜間照明もするみたいだったので、ちょっとムードのあるお散歩をなさりたい方にもおすすめです。サントリーホールのお帰りの際にでも、散策してみてください。

>かつさん。「ハンニバル」、ごらんになりましたか! レクター博士の悲しい○○なんかは、すっぽりぬけているんじゃないか、と私も想像しています。
ちょっと疲れたかんじ>そうですね。レクター博士のような人物がつけいる余地を、それとなくただよわせつつ、しかし断固として戦いつづけるクラリスの色香、ジュリアン・ムーアのほうがよいです。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[6586] 「ジュリアンもいいんだけど、やっぱりクラリスはジョディで観たかった…」などとは絶対言わない 2001/03/31(土) 21:36:31

雪混じりの雨の中、満開の桜を横目にハンニバル・レクター博士の春季特別講演に行ってきました。先月から何度か行なわれた招待制の講演は倍率が高くって聴くことができなくて、、ってもういっぱいいっぱいだ、このネタ(泣)

あまり内容が書けないのが苦しいのですが、『ハンニバル』は映画『羊たちの沈黙』以後の「レクター博士が動きまわるのを観たい」っていう基本的な願望は満たしてくれますし、原作の流れにもちゃんと敬意は表しています。トマス・ハリスの原作を既に読んだ方の何割かがこの作品に「概ね満足。ただちょっと物足りない。」という感想を持つ理由はおそらく意識的に○○○○の●●を描かなかったためと思います。そしてそれはリドリー・スコットの意向というよりはディノ・デ・ラウレンティスの意向という気がします。僕は今回はそれで良かったと思います。ラウレンティスの来日時のコメントからするとトマス・ハリスの創造を離れたレクターをまず映像で見せてくれるはずなのでとても楽しみです。誰が担当することになるのか知りませんけど脚本家の腕の見せ所ですね。『レッド・ドラゴン』再映画化の方はマイケル・マンにもう一回チャンスをあげて欲しいです。レクター役候補になっているというジュード(情報元:たけうちさん)もマンに演出されることでさらにステップアップするはずだし。

ところで、ジュリアン・ムーアは非常にグーでした。彼女ならば『ジュラシックパーク/ロスト・ワールド』で頭の悪い研究者になろうがスタローンの『暗殺者』に出ようが許せてしまうっていう個人的な思い入れが影響しているってこともあるかもしれないけれど冒頭のカッコ良さには痺れちゃうし、レクター博士の見立てたドレス姿も麗しいです。が、しかし、なんといってもGジャン+カーゴパンツ姿が素敵すぎますぅ〜(はぁと)。後付けの理由になっちゃうけど今のジョディにこういう観客のミーハー気分を煽ることは期待できないし、クラリスのちょっとだけ疲れた感じとかレクターに対する”微妙だけどハッキリした気持ち”とかは出せないかなぁ。クラリスの頭の良い部分を描く場合にはいいんだけど、ジョディだと白か黒かっていうのがはじめから定まっちゃうんじゃないかと思うんです。それはこの『ハンニバル』に関しては合わないキャラクターではないかと。

ジャンカルロはパッツィそのものだし、レイ・リオッタはバカそうなところがクレンドラーにはぴったり(ただもしホアキン・フェニックスが30代半ばだったらクレンドラーは彼のものだったでしょう)。ただ「あの人」はもうちょっと「湿気」があった方がよかったかな。
年間ベストに入るような作品ではないけど、大変楽しみました。この続編、もしくは『レッド・ドラゴン』再映画化がラウレンティス存命中に成されることを願います。

>もっと賞に相応しい演技をしたときに受賞させなかった人への埋め合わせ
>「えっくすめん2」で受賞
ははは。でも、ホントにそうですよね〜。ポール・ニューマンは『暴力脱獄』であげるべきだったし、アル・パチーノは『狼たちの午後』でもらうべきで、ジェームズ・コバーンは『戦争のはらわた』でノミネートされるべきでした。ピーター・セラーズやリチャード・バートンには結局その「お情け」もあげられないで終わっちゃうし、ピーター・オトゥールやローレン・バコールにもあげるチャンスがないまま終わっちゃう気がします。

Name: かつ  Mail: katsu@jc4.so-net.ne.jp

[6585] 桜の下にて春・・・ 2001/03/31(土) 01:58:34

寒いよ〜ん。まさしく花冷えです。明日の予想最高気温は10度いかないんですって。明日のお花見は凍えてしまいそうな寒さに。ビニールシートをはって花見の席取り、なんていう人たちが、身体をこわしてしまいそうな寒さです。うう寒い。

>Mayさん。ヘルツォークの「忠臣蔵」>日本文化に造形の深い、ヘルツォーク先生だから・・・。でも、どこで?! 「ベルリン忠臣蔵」みたいなものではないと思いたいです。「アマゾン忠臣蔵」とか・・・ぶるぶる。
「テオレマ」>テレンス・スタンプのものうげなモノクロ・スチールが、かつて泰西美青年扱いで映画雑誌に紹介されており、それがおもえば「テオレマ」との出会いでした。スチール一枚で天啓をうけたかのようにこの俳優に魅せられてしまった私は、以後、どの映画の彼をみても、「これは本当の彼じゃない」と思ってしまうのです・・・。「世にも」や「悦楽の闇」なんかをみる限り、テレンスはイタリア映画と相性がいいのかも。
のらくろガム>一度アニメ化されて、リバイバルブームなどがあったように思います。ところで、田河水泡先生は、小林秀雄の義弟。ああ、小林先生・・・。岩波新書の「友情の文学史」が、とても面白いのです。

>でしゃんさん。いってらっしゃい。道中の無事を祈っております。そして、楽しいご旅行を! ご旅行後の、HPの更新と写真の紹介をたのしみにしております。

>かつさん。一枚買ってもびっくり値段ですが、二枚買うと、すでに非日常、現実味のないお値段になりますね。
レディオヘッド>秋の横アリかあ。先の話しですねえ。でもわくわく。

>たけうちさん。「羊たちの沈黙」>非常に抑制がきいていますよね。小説のほうは、一読置くをあたわずってやつですよ。「羊たち」では、レクターとクラリスは指がふれあうだけの一瞬の交歓をするわけなんですが、「ハンニバル」ではそれが全開状態。それが映画として吉とでるか、凶とでるか。ジュリアン・ムーアのイブニングドレスのスチールが気になるわけです。はい。
マッケランが同じ目に合う>ということは、「えっくすめん2」で受賞! とか?!
バイエルン「フィガロ」>そちらより、バイエルン「指輪」で気がとおくなりました。夏のボーナスが・・・。働かねば。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[6584] 蝶々・・・ 2001/03/31(土) 00:52:34

実に、実に今さらながら「羊たちの沈黙」を見て来ました。ニュープリントで、「ハンニバル」前売りを買うと900円也。ああ、ジョディもホプキンスも若い〜・・・。何だかイメージしていたよりカニバル度は低かったのですが、きっとこれが次では全開になるのですね。わくわく。非常に面白かったのですが、隣に痴漢らしきおっさんが座って来て(間に荷物を置いてたので事なきを・・・)、映画が映画だけにそちらもちと怖かったです。殺す。

>でしゃんさん
もう御出発なのですね!まだまだあちらは寒そうですがお気を付けて行ってらっしゃいませ。蹄のある動物にはご用心。

>アカデミー賞
いやあ、実はあんまり喜んでいないのですよ、ローマさん。私がアカデミーで嫌いなことがふたつありまして、
1)業界内人気投票としか思えない(例:98年の主演男女優賞)
2)もっと賞に相応しい演技をしたときに受賞させなかった人への埋め合わせ
なんですが、明らかに今年のラッセルは2)のケースだと思うからです(ちなみに98年のデンチもそうですね)。それは受賞した本人にも、そしてその年いるはずのもっと相応しい人にも失礼だと思うんですよ〜。
そして、私はきっとそのうちマッケランが同じ目に合う気がして怖いですぅ。
でも、「グラディエーター」じたいは大好きですので凱旋公開には行ってしまいそうです。1000円なんですってねー。

>パゾ
「奇跡の丘」は実はかなり好きです。あのキリストの描き方は好きだなあ。

>かつさん
おお、かつさんまでついにオペラに!卒倒しそうになったチケットはこっちのほうですよね、もちろん?
私は昨年ずいぶんオペラをさぼってしまったので、今年はがんばります。フェニーチェも凄く行きたいのですが、ヴェルディはロイヤルの「オテッロ」に張り込んでしまったのでがまん。そして秋のバイエルン「フィガロ」にむけ、スポンサーを説得中です。はい。

Name: たけうち  Mail: take-m@ka2.so-net.ne.jp

[6583] チケットの値段を聞いて卒倒しそうになりました。 2001/03/31(土) 00:20:58

苦手なものを克服する、ということでオペラを見ることになりました。でもまあ、自分から積極的にというわけではないのだけれど。女性の力は偉大なり。演目はプッチーニの『トゥーランドット』。同じフィレンツェ歌劇場ならばヴェルディ『椿姫』にしてくれたらみなさまの話題に紛れ込むことが出来たのにぃ〜、とちょっと悔しく思ったんですが、そしたらなんと『トゥーランドット』は演出がチャン・イーモウなんですよー、『紅いコーリャン』とか『初恋のきた道』の監督の。そういうところで演目を選ぶのはなんか間違っているような気もしますが、なにせ初心者なものでそういうところにこそ気を使ってしまうのです。許してください(誰に謝ってるんだ?)。僕はチャン・イーモウの色使いがとても好きなので、視覚的な演出に注意して観賞したいと思います。指揮のズービン・メータもパンフを読む限りではとてもパワフルな音を鳴らす方だそうなので楽しみです。

>FRF
僕も先行申し込みはしませんでしたが、ツアーセンターに宿泊プランの資料請求はしておきました。3日間全部観るか2日間だけにするかで悩み中。ところで、サマーソニック2001のラインナップも発表になっていました。プライマル、ベック、OCS、マシュー・スウィート、…、というなかなかのラインナップ。場所も去年の富士急という半端な場所ではなく千葉マリンスタジアム(メインステージ)&幕張メッセ(2ndステージ)という、これぞ都市型フェス、な最高のロケーション。こっちにオアシスとマニックスとトラヴィスとニュー・オーダーが出てくれれば苗場まで行かなくてもいいのになぁ(おいおい)。主催がクリマンなんで、もしかしたらレディオヘッドも出るかな〜??という期待をしていたのですが、彼らは単独で秋にやってくるそうです。ちなみに日程は9/30大阪城ホール、10/3横浜アリーナ。チケット争奪戦は去年のオアシスのときの数倍(数十倍?)になると思われます。

Name: かつ  Mail: katsu@jc4.so-net.ne.jp

[6582] なんとか 2001/03/30(金) 23:52:55

出発間際に、ポーランドでの知人の訃報が入ってきましたが・・・。
うん、行って参ります。

また1ヶ月後にココでお会いできたらいいな、と思ってます。
では。

Name: でしゃん  Mail: see-saw@air.ne.jp

[6581] Viva, Verdi ! 2001/03/30(金) 14:48:38

忠臣蔵…といえば三枝成彰がオペラを作っていましたね。見たことないけど。
こないだ会社のそばの本屋に行ったらヘルツォークのムックが出ていたので、なんとなくパラパラみていると、巻末に「オペラ演出作」リストが!ななななな〜んと、ヘルツォークは『忠臣蔵』の演出までしていました。ほんとかい。いつ!どこで!!「ヴェルナー・ヘルツォークの『忠臣蔵』」って、ある意味「ヴェルナー・ヘルツォークの『ばらの騎士』」(←これもやっているらしい)よりもコワいもんがあるなあ…。

>ギロさん
実はパゾリーニは1本だけ見たことが…その映画の名はもちろん『テオレマ』。これを見たとき、予想以上の超越感に頭の中が「?????」と「!!!!!」でいっぱいになってなんだか激しく消耗し、「この監督はしばらく寝かせておこう…」と思ったのでした。そのうちわたしの中で見る準備ができるであろうと。
ではその次回作は『奇跡の丘』ということにしたいと思いまする。
>リアル・アイーダ   ……うーむ…やはり舞台設定に無理があるのかあれは。もともとエジプトの劇場用なんだからしょうがないんだけど。60年ぐらいにNHKが呼んだときも、エキストラを塗ったり洗ったりすんのがタイヘンだった、っつー話を読みましたよ。昔イタリアでオペラ映画がいっぱい作られていた頃、レナータ・テバルディの吹き替えでアイーダをやったのが無名時代のソフィア・ローレン、というのがあってなかなか面白いらしいです(どういう意味でだ?)。

>みいちゃん、ギロさん
なにせわたくしが野良の黒を読んでいた時分は清く正しいおこさまだったもんですから、わたしの愛は一心に主人公であるのらくろに注がれていたのでした。なんせ学校のそばの駄菓子屋で、のらくろのガムとかラムネとか買ってましたからね(アタシってそんなトシ?でも売ってたのよ〜!!)。
普通に考えると、のらくろは「くつしたをはいた」柄のわんこなんですねえ。かわいいっす。

>ローマさん
『シモン・ボッカネグラ』はふつー「シモン」でいんじゃないすか(笑)。フェニーチェ来日チラシで舞台写真見ましたよ。去年プレミエの演出ですっけ。雰囲気的にはウィーンの『シチリアの晩鐘』に似ているかな?階段ないけど。
ヴェルレク…ええもうタイヘンなことになっちゃってまあもう。オゴソカには程遠かったです…100年前のヴェルディのお葬式では「行け、我が思いよ黄金の翼に乗って」をみんなが歌ったそうですね。これは大勢居ないとできないからなあ。
え?フルラネット?なんのこと?(おい)。く、く、く、ガラの予告はシモンとフィエスコの二重唱だったのに、曲目変わりやがってんですよ(泣)。フルラネットのフィエスコ、聴きたかったよ〜(号泣)!
>カタツムリ   う〜む我輩はかつて幼少のみぎりひだりのときに、カタツムリの異称があだ名ざんしたので割と近親的親しみがございます(ほんとかよ)。

Name: May  Mail: miao@mbm.sphere.ne.jp

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