Manic Street Preachersは前二作の「秋から冬にかけての晴れた朝に聴くと身が引き締まる音」(←勝手に決めつけておりまする/笑)とは違う攻撃的なアルバムを届けてくれました。このアルバムの簡単な紹介文でよく「昔に戻った」って書かれていますが、それは違うぞといいたい。位置付けが"Holy Bible"に近いっていうだけと思う。で、以前の5枚にはそれぞれ音的統一感があったと思うのですが、今回のアルバムはマニックス然としたハードロックはもちろんのこと、ディスコビートありフィルスペクター風アレンジあり、そこに加えてはじめてニッキーが唄い、はじめてジェームズが歌詞を書いていたりと鳴らされる音が多彩なんです。ここですごいのは一曲一曲が多彩であるにも関わらず決して散漫になっていないこと。これはたぶん彼らの「それでも闘っていく」っていう強い意志が全曲に込められているからだと思います。匿名で遠くから皮肉るだけじゃなく、自分の名を名乗ったうえでその相手に向かって"NO!"だと言い切るパワーというか。うまく言えませんがそんな感じ。
この2バンドを見れるFRFがとてもとても楽しみです。
しかし、なんとかならんか、New OrderとNeil Young & Crazy Horseのバッティング!!>スマッシュさん
念願のNew Orderを見ながらも「"Like A Hurricane"とか"Helpless"を演ってんのかなぁ〜ああああああああ」とかグルグル考えちゃって楽しみきれてない自分の姿が見えるぞ…(涙)