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[7100] ジャージの似合う人大研究 '02/01/28(月) 16:27:33

おお、TOPの雰囲気が変わってる!テレンス、キリスト、マカロニ・・・それがなんとなくまとまってるところがすごいです(笑)。「知って役立つキリスト教大研究」は既に我が手元にもありまして、これ、ほんとにおもしろいです。こういうタイプの本は取材力の有無に尽きると思うのですが、いやー細かいとこまで調べてる調べてる。まさに、神は細部に宿る?マカロニDVDもこんなに一挙発売されるとはびっくりでした。さすが、豪快っすね。来月の散財がこわいよお。

みいちゃん>エロディ>わたしはなんといっても、あのジャージ姿にまいりました。ジャージの似合う人って好きなんですよね。やはり労働階級好きなのか?!腹直筋とかが発達してるタイプの人のぱりっとしたジャージ姿はどーでもいいんですが、かわいいコがだる〜い感じで着てるといいんですよぉ。あるいはボブ・マーリーのレゲエな感じとか。画学生が絵の具で汚れたジャージなんか着てると、それだけで好き。眉毛のカレもジャージが似合ってましたっけ☆

黒シャツにダークスーツできめきめのお兄さん>わたしもその方です。もしかして同じ日だったのかしらん。ああいうスーツ姿の似合う人も好きです(いいかげんにしろ?)。すいません、実のない話ばかりで。失礼しましたぁ。

Name: ローマ  Mail: iguana@fd.catv.ne.jp

[7099] ひさしぶりにきちんと更新しました '02/01/28(月) 01:57:39

TOPページに新刊「知って役立つキリスト教大研究」(新潮OH!文庫)と、「マカロニ・ウエスタン2002」DVDの紹介を掲載しました。前者は、イギリス映画やテレビドラマはもちろんのこと、英国文学や推理小説を読む際に知っているのと知らないのとではぜんぜん理解度がちがってきてしまうってくらいの知識の宝庫です。神の教えがなんぞや、といった理解をする以前に、食事をする前にお祈りをする、とか、日曜日には教会にいく、とか、生活習慣の根底にあるものとしての宗教って、案外これまで紹介されてきていなかったように思うので。

後者は、版元のご好意により見本版をみせていただいたのですが、驚愕の内容でした。私がつねにオールタイムベストにいれたいと思っている映画「殺しが静かにやって来る」、あのスノーヒルの伝説に、とんでもないハッピーエンディングバージョンが存在し、しかもそのフィルムが今回のDVDのなかに映像特典として納められているのです。ひえ〜、見てしまったですよハッピー・エンド。うわ〜、クラウス・キンスキーが×××××〜。トランティニアンの白い歯が〜。初めてみる人はぜったいに本編をごらんになってからこちらをごらんください、の一文を入れるべきだったのでは。いえ、本編をごらんになった翌日になってからごらんください、とでも。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[7098] 幻想としてのパリジェンヌ '02/01/27(日) 17:48:00

>ローマさん。映像イメージ>まるで逆なのは森茉莉さんでしょうか。ご自分の好きな映画俳優の写真をならべていろいろ想像するところからお話づくりをなさっていたそうですから。高村さんは、ワープロと出会わなければ文章を綴ることもなかった、と以前おっしゃっておられたのが印象的。
フランスの恋愛観>エロディちゃん演じるパリジェンヌが、「解放された積極的な女」なのではなくて、ホモセクシャルであったり、奥手であったりする繊細な男性たちをうけとめる触媒みたいな女の子として描かれていたところがすてきだったな。ま、やってることはおんなじなんだけど。
ハンカチふきふき>私が見たピアニストは、黒シャツにダークスーツできめきめのお兄さんでした。ふたりいたから、もう一人のおじさんのほうでしょうか(私が見た日はセーターすがたでした)。
なくてはならない映画>ひえええ。待ってください、ちょっと違いますよお。「陸軍中野学校」はたしかにLD-BOXもってますけど、「眠狂四郎」シリーズのほうが大切ですう。それに「カリギュラ」より「ベン・ハー」のほうが好きですう。あ、あれえ?

>ゆうやさん。「Whisky Galore!」>IMDB(インターネットムービーデータベース)に出てますよ。それをみると、ビデオもPALですが出ているようです。まずはご自分でデータベースを検索することをおすすめします。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[7097] クローズアップと長まわし '02/01/27(日) 17:45:46

「続・夕陽のガンマン」を見ました。私、これってテレビの短縮版をあまり気合いを入れずにみた記憶しかなくって・・・筋とかぜんぜんわすれちゃってて。今回初めてみたようなものなんです。でもって、すっごく感激しちゃいました。三時間近い上映時間はたしかに長いけど、やっぱりおもしろいんですよ。で、長い時間をひっぱるだけの構成力はたしかにあるし、モリコーネのドラマチックな音楽に呼応するカメラの長まわしはスクリーンでみるととても魅力があって、派手で爽快なアクションシーンだけではレオーネは語れないなあ、なんて思ってしまいました。

金と、やられたらやりかえせ、という行動原理で動いている男たちのあいだに「友情」が生まれる過程をじわわじとみせるのがレオーネの真骨頂なんだって、つくづく思ってしまいました。いままで無駄だとおもっていた、脇筋の部分・・・トゥーコがお兄さんにあいにいくシーン(←修道院の神父さんだったりする。大西部にそんなもん、あるんかいな)や、北軍と南軍が膠着状態におちいった橋を爆破してしまうシーンなど、互いに本名を名乗ることすらしないものどうしが、親族とのトラブルを見られてバツが悪くなってしまうところとか、橋を爆破することによって、膠着状態におちいった両軍を解放することになるとわかったときの達成感の共有とか。互いを出し抜くことばかりしか考えていないふたりがだんだん共感していくところがこういうところで描かれているのですね。すっごくシニカルで疑り深く、復讐心が旺盛で、自らの欲望を達成することにどん欲で、でもそういう男たちでも捨てきれないものがあって、それがすごくシンプルな「友情」とかだったりするっていうのがレオーネ節。でも、レオーネの映画って、長まわしの多用に呼応するように、アクションに付随する「友情」から、「友情」を描くためのスペクタクルになっていくような気がする。そうなってくると、正統派西部劇によくある、ホモセクシャルかとみまごう「友愛」を描くのともちがう、「家族愛」「兄弟愛」に近い濃厚なものがただよってくる。理屈や理念や、共通の体験を共有する喜びを通り越して、同じ魂を共有してくれ、と観客にも強制するような濃厚さが。なんだか、イタリア風なんだわ。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[7096] 人生の革命前夜 '02/01/27(日) 17:44:03

ベルトルッチの「革命前夜」を見ました。今回はじめてみたのですが、なんだか青い映画だな〜って、なんだか見ていてどきどきしてしまいました。ブルジョア生まれで共産主義者の青年と、その若くて美しい伯母との近親相姦的恋愛ドラマ。むせかえるような官能的なシーンが闇に一瞬うかびあがると思いきや、革命だのブルジョアに生まれたことの憂鬱やらが延々と語られる。ストレートに恋愛を語ろうと思えば語れるのに、どうしても「人はいかにして生きるべきか」みたいな大げさな問題を語って迷走してしまうあたりが青い青い。一方、美しい伯母は、そういう「口先ばかりで哲学を語るおろかな、だけど純粋な」少年とも青年ともつかない主人公を、その若さゆえの愚かさもふくめてどうしようもなく愛しているので、青年の結婚によって一度は断ち切られる絆を思って泣くのです。青年の側からだけこの物語をつむぐと、ただのよくある青くさい青春ドラマなのですが、年上の女性の視点と心の痛みを盛り込んでいるところが非凡。というか、通過したときのみに知る青春のゼイタクっていうか。あ、だから「革命前夜」なのね。当時ベルトルッチ23か24くらいですか。いや〜、オトナだ。

青年が革命に挫折し、親のすすめる娘との結婚を受け入れて生きていこうと決意する。その舞台装置に選ばれているのが物語の舞台になっているバルマの街のオペラ座でした。許嫁の家族のボックス席に招待されてすわっている青年が、席をたった伯母を追って、廊下にでる。迷路のような回廊で久しぶりに出会った二人が、きょうの舞台の出来や(ちなみに「マクベス」)、スカラ座との違いなんかを話し出す。本当は、もっといいたいことが互いにたくさんあるはずなのに。こういう場面にオペラ座をつかうあたり、おもしろいなあ。ベルトルッチは「ルナ」の和解の場面にもオペラを使っていましたが。劇場を恋愛ツールにつかうっていうのが、どうしようもなく「ボルゲーゼ」じゃあございませんか。もう。

この映画、キャラクター設定が「パルムの僧院」をなぞっているのですが、でも、伯母さまが身をひくために、わざとほかの男と遊び回って嫌われるようなことをしてみせるあたり、これって「椿姫」? 基本はシンプルなんだよね、ベルトルッチの映画って。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[7095] サロンキティが好きな人。 '02/01/25(金) 18:56:09

ここ数日、NHK BSで高村薫傑作サスペンスが放映されています。その中でほんの数分作家へのインタビューがあるのですが、昨夜の受け答えはちょっと驚きでした。彼女は小説を書くとき、まったく映像イメージを思い浮かべないのだそうです。だから登場人物たちが映像になって現れるのがおもしろいとか。あれだけ映像的な文章なので、てっきり具体的な人物を想定して書くものだとばかり・・・。にしても、高村さんの発する日本語の美しいこと。普段着の言葉を普通にしゃべっているだけでエレガンスを感じます。

みいちゃん>生理的嫌悪感を無知が加速させているんだ、っていうふうにしてしまったほうが、あの場合は適切なんでないかしらん>同感です。あの台詞は、ここまでの展開はなんだったんだ?!ってくらいに脱力しました。この映画、主人公の身体的特徴や封建的な土地柄など極端な設定はあるけれど、程度の差はあれ身近な話ですよね。不倫のドラマとか見ていて、妻子ある男を誘惑する女なんて許せない!とかっていうのとさして変わらないというか。マルク・バールのいう宗教や社会から解放されたセックスって、キリスト教が理想の形として確立した一夫一婦制の結婚が当然の社会では昔も今もむずかしいと思うなあ。ホーソーンの「緋文字」の頃と変化がないというか・・・。ウッララ〜なエロディちゃんに代表されるようなフランスの恋愛観はまた独特なものがあるみたいで、私はそっちのほうがいけずでスキだな。ひゃっ。

「カビリア」>いやあ、おもしろかったです。生のピアノは贅沢だし、話はおもしろいし、セットは豪勢だし、製作年度を考えるとその鮮やかな映像にもう絶句でした。生贄シーンは、カビリアちゃんが脚をバタバタしてるのに、聖職者たちは愉悦の表情で、なんかエロティックでさえあり。全体にすごいエネルギーがみなぎってた!ピアノも初めはかる〜く弾くんだなあと思っていたら、なんと162分休憩なしだったんですね。ペース配分が考えられていたわけで、終わってみれば納得の素晴らしい演奏。ハンカチふきふき退場する後姿が忘れられません(笑)。

久世光彦氏の『死のある風景』というエッセイ集を読んでいたら、好きな映画について触れた箇所がありました。砂漠でノドが渇いたときの水のように、久世さんにとってなくてはならない映画とは、『ワイルドバンチ』『地獄に堕ちた勇者ども』『サロンキティ』『カリギュラ』『陸軍中野学校シリーズ』だそうです。ここにシャルロットものとかが入っていたら、みいちゃんの好きな映画といわれても区別がつかないかも・・・。

Name: ローマ  Mail: iguana@fd.catv.ne.jp

[7094] 字幕って、大切 '02/01/24(木) 03:42:42

「シシリーの黒い霧」をみました。これ、イタリアからとりよせたニュープリントではなく、フィルムセンターの収蔵フィルムだったのです。ゆえに、フィルムはきれいだったのですが、焼き込んである字幕がひどく寡黙で古風なままでした。おまけに、白い背景に焼き込んであったりして、もともとかなり粗悪。ああ、これじゃぜんぜん字幕が読めないじゃない。シチリアの戦後から60年にかけてのマフィア闘争史なんて、ぜんぜん知らないから、字幕がないに等しいと、難解で難解で・・・。映画そのものは、よけいな演出を極力おさえたドキュメンタリータッチの実録犯罪もの。素人っぽい役者のなかにめちゃくちゃ上手い人がまぜてあって、それがフランク・ウォルフだったのがオドロキ。上手い人だったのですねえ。

ぜんぜん関係ないんですが、この映画のなかで、町中におふれを出すときに、太鼓をたたきながら練り歩く係の人が出てきたんですが、これって、「群盗荒野を裂く」のボロンテそのまんまじゃないの。つまり、イタリア(シチリア)では太鼓をでんでん叩いておふれを出すという習俗があるのですね。なんでボロンテがそれを「群盗」のなかでやってるのかはわからないけど。

なんか、このところぜんぜんえげれす映画の話題にならなくてスミマセン。やっぱバーバラ・スティールの話題は純粋にえげれす映画の話題っていうのとはちがうよねえ☆ きょう、地下鉄にのったら、「キリング・ミー・ソフトリー」の広告電車でした。吊り広告がみんなこれ。こわいよう〜。ジョゼフ・ファインズ、またひどく濃くって、なんか、いろいろいわれてそうですねえ。む〜ん。「スターリングラード」では「あれ?」という消されかただっただけに、ハリウッド作品での命運やいかに。彼は作品をどういう基準で選んでいるのでありましょう。

BBC制作のスティーブン・キングのインタビュー番組をたまたまつけたテレビでみてしまいました。おもしろかった! 「シャイニング」について、「ジャック・ニコルソンがはじめからこわすぎてだめ!」といっていたので、大きくうなずいてしまいました。きょう、いそいでかいのがしていた「小説作法」を買ってきました。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[7093] ジャン=マルク・バール監督作品みました(注:ネタバレあります) '02/01/20(日) 02:55:45

「SEX:EL」先週みてきました。ローマさんが書いておられましたが、これはたしかに意外な作品でした。セクシャルなことをテーマにした、いわゆるトラウマ系の映画でしょう、くらいに思っていたのですが、これはもっと社会的な映画でした。まず、舞台がアメリカの片田舎になっているのです。ピューリタン的な土壌のなかで、平凡に生きているはずの農夫(マルク・バール)が主人公っていうあたりで、まずびっくり。すっかり髪がうすくなってしまって、体もまるっこくなってしまっている四十男の全裸後ろ姿からはじまるんですよ、この映画。自虐的だ〜。そして、これは「SEXがEL」だという映画ではなくって、「SEXがELだと噂された」という映画だったのですねえ。主人公は、繊細すぎちゃって、一度そういわれて、しかもそれが噂になってしまってからというもの、好きな相手の女の子を痛くさせたくない一心で、以来ずっとダメになってしまったうえ、自分が実際にそうなのかどうか、よくわからなくって困ってる。一番怖いのは、彼を拒絶する奥さんが、「そういう噂をされている人だから」ってきもち悪そうにいうところ。こわいよ〜。それだけに、彼女が、ほかの男を好きだから拒絶しているんだ、っていう台詞はよけいだと思うな。生理的嫌悪感を、無知が加速させているんだ、っていうふうにしてしまったほうが、あの場合は適切なんでないかしらん。

ポルノグラフィックなものへの関心って、「他人はどんなか」につきると思うんですけど、その取材対象(?)が「噂」や「他人の話」であったり、無責任に拡大解釈された「出来の悪いポルノ」だったりした場合、すごくゆがめられた虚像が凶器になることもあるってところ、なかなかよくできた話だと関心しました。これはむしろ、性同一障害の女の子が殺されちゃった事件に取材した「ボーイズ・ドント・クライ」に近い映画なんでないかしらん。理解できないセクシャリティへの反感が嫌悪と恐怖をよび、悪意がそれを加速させていくあたり。こわいよう。

グランブルーのときの、イルカのような美青年が、こういう映画を撮る人になったことに、あらためてびっくりすると同時に、まだまだこの路線につきあってみてあげようかな、との思いをあらたにしました。それから。彼に「常識」をおしえてあげるエロディ・ブシェーズちゃん、よかったですねえ。彼女は、脱いでいるときより、ミニスカートの無防備な後ろ姿のほうが、あやしいかんじがするなあ。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[7092] もちもちお肌の松たか子ちゃんはかわいかったけれど '02/01/20(日) 02:48:05

松たか子主演「嵐が丘」。あ〜、これは〜。結論からいえば、これは「嵐が丘」だと思わなければ愉しめます。でもでもでも。こんなに話をかえるなら、翻案物「怪談嵐屋敷」とかにすればよかったんでないかしら。日本海側の庄屋かなんかが没落するはなしにして。なんか、音楽にケルトっぽいのをとりいれたり、ブルガリアン・ヴォイスをとりいれたり、雰囲気づくりはまずまずだし、松たか子ちゃんはやっぱりうまくて、激情するシーンなんか、いってることがめちゃめちゃでも、「いいぞ、いい子だ、がんばれ」って応援したくなる雰囲気はあるんだけど・・・。でも、「いい子ががんばる」のはやっぱりそれって「嵐が丘」じゃないぞ? そう思って不思議なキモチになっていると、またすごくエキセントリックで、気性が激しいだけの女の子になって、そうこうするうちに病の床についてしまうので、なんかだか、とっても・・・みているほうもたいへん。ヒースクリフの復讐も数年と数ヶ月に圧縮され(!)あっというまに金持ちになってかえってくるわ、エドガーの妹をそそのかしてつれてってしまうわ、「高慢と偏見」のウィッカムがもうすこしかしこくなったみたいなかんじ? なんかなー。何世代にもわたる偏執狂的恩讐の物語が舞台にあわないわけじゃないと思うのです。もうすこし・・・でも・・・。ま、いいか、松たか子ちゃんがよければ、それで。一緒にいった友人は、彼女の「春琴抄」がみてみたいといっていました。高圧的なものいいとうらはらのほっとけないかんじ。それはきょうの舞台でもすごくよくでていたからなんです。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[7091] 少女のふるえる瞳 '02/01/20(日) 02:45:26

「カビリア」をみました。豪華ピアノ伴奏つき。きょうも満席でしたから、無声映画の人気再熱って、けっこう本物かも。

まるで予備知識なしでみたので、単純にストーリーのおもしろさに感心していたんですが、エトナ山の噴火からはじまって、カルタゴ滅亡にいたるポエニ戦役をひととおりスクリーン上でやってしまおうなんて、まず発想のスケールが大きくてびっくり。あのスペクタクルをどうやってとったか考えると、人死もでそうで、すごく怖い。神殿のシーンで、実物大のセットから飛び降りる人間が着地の瞬間、かなりダメージをおっているのなんかみてると、けが人なんか、おおそうなんだけど。

幼女カビリアちゃんがカルタゴの神殿で生贄にされそうになるシーンが前半のハイライトなんですが、このシーンはかなりこわかったです。生贄の順番待ちをしているカビリアちゃんの、前の子数人が怪獣の口をした溶鉱炉に投げ込まれてしまうシーンがあって(カビリアちゃんは「野蛮でない(!)」ローマ人のおじさんに助けだされる)、公開当時、「ミツバチのささやき」のアナ・トレントちゃんみたいな子がみたら、かなり精神的にダメージをうけてしまったのでは。まあ、そんな迫力と、ページェントとしての壮麗さがあって堪能しました。でも、ポエニ戦役なんて、世界史好きにはたまらないですね(ハンニバルや、スキピオとかもでてくる)。でも、カビリアちゃんって、こどものときも、長じてからも、ただ生贄にされそうになって、助けられる、それだけの存在・・・。この「おびえた瞳」の「けがれなき乙女がさらわれていじめられて」っていうのが無声映画のちょっと大仰な世界ににあうのね。なんだか、猛烈にリリアン・ギッシュの瞳とみくらべてしまいたくなりました。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[7090] こんな局地戦を描くとは '02/01/19(土) 01:38:57

「国境は燃えている」、結局撮りながらみてしまいました。これはテーマとしてはかなりの問題作です。ナチスに戦場にされ、疲弊しきったギリシャにイタリア軍が駐留して、飢えと寒さで死にかけてるギリシャ人の女の子を食事でつって慰安婦にし、それを戦場の慰安所に輸送する、という話なのです。当然、現地の人の反感をかうので、慰安婦になった女の子たちもろとも、パルチザンたちの攻撃対象になってしまう・・・というお話。テーマがテーマだし、舞台がほかならぬギリシアなので、ギリシア悲劇をおもわせるような展開でした。敗戦した、誇り高い文化的な国の女を戦利品にしてして、性的な商品にして分配しようというのですから、「トロイアの女」なんか、思いうかべてしまいます。

輸送部隊の責任者に任命されたミリアンは、やさしくてハンサムな将校なので、女たちに同情すればするほど、相手の立場に共感してしまって、つらくてたまらなくなるという繊細な役。しかも、女の子たちって、マリー・ラフォレやアンナ・カリーナなんですよ。これはすごい。ものうげな表情のマリー・ラフォレは悲劇を予感させてすてきでしたが、もっとすてきなのがアンナ・カリーナです。ゴダールの映画にでてるときより、ずっとかわいいの。死んだイギリス兵の恋人の形見だ、といって、細身のトレンチコートをはおってにこにこ笑っている、それだけですごくせつなくなってしまう存在を演じていました。狩り出された女の子のなかに、パゾリーニの「奇跡の丘」や「鳥」で天使の役を演じている印象的な女の子いました。台詞はないのですが、あの印象的な強い目で、じっとみつめる役。出番がすくなくて、残念。

おもしろいなあ、とおもったのは、イタリア人は、こうした女性を相手にするときも、かなり濃厚に疑似恋人を装うものなのだ、というところ。だから、ゆるすまじ同胞の敵、とおもっている女の子たちが、素人ゆえに、つい、なじんでしまったり、疑似恋愛感情を抱いてしまったりする展開になんとなく説得力があって。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[7089] 祝「国境は燃えている」テレビ放映! '02/01/18(金) 00:22:07

これから深夜二時すぎからフジテレビ系で「国境は燃えている」が放送されます。私にとっては「トーマス・ミリアンの」なんですが、一般には「マリー・ラフォレの」、もしくは「アンナ・カリーナの」なんでしょうか? 音楽マリオ・ナシンベーネ、撮影トニーノ・デリコッリ、そして監督ズルリーニ! 期待しすぎてめまいがしそうです〜。くらくら〜。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[7088] 白黒が美しい「血ぬられた墓標」、こんなにおもしろいのにすいているのは何故だ! '02/01/17(木) 02:14:30

NHKドラマで先日「喪服のランデブー」(コーネル・ウールリッチ)の翻案ものをやってました。なんとなくみはじめたのですが、岸部一徳さんが愛人スキャンダルで破滅する政治家役を熱演。うーむ、おいしかったです♪ いま日本でインテリや政治家役をやらせてこれほどまでにいかがわしくも似合う役者はいないなあ。これ、事故で殺された恋人の復讐を誓ったヒロインによって、つぎつぎに原因をつくったグループの構成メンバーが破滅させられていくってはなしなんだけど、この設定は・・・あ、まんま「黒衣の花嫁」のやきなおしなんですね。この翻案ドラマでは、ヒロインを青年にかえて、メンバーのもっとも愛する対象にしのびより、それをうばうって設定にかえてました。うーん、これって、川端康成の「美しさと哀しみと」をおもわせるような話でもあるなあ。次回は寺田農さんがねらわれるらしいので、たのしみです♪

>かつさん。「インティマシー」>「自分の位置がちゃんとしているからこそその場所からの逃避」が可能なんだっていうより、「自分の位置もちゃんとしてないような人が逃避をするとなおさら危険」なんだと思うなあ。ちゃんとしてても危険そうなのだから。
割り切るのは無理>真のゼイタク、真のヨロコビとは、つねに割り切れないところにあるのではないかと・・・。

>GOGHさん。こちらではおひさしぶりです〜。「ジェヴォーダンの獣」、おもしろそうですね。なんとなく、公式ページのつくりが「ラビナス」を想起させるように思うのですが、気のせいでしょうか。監督紹介のところに、「侍物とマカロニが大好き」と書いてあったので、なんとなくこれは見に行きたいと思っています。

今週は忙しい、あれもこれもやってない! 仕事がおわらない! といいつつ、「ちょっとだけ」とつぶやきながら、はうようにして見に行きました、「血ぬられた墓標」。おもしろ〜い。はじめてみたのに、すごい既視感があるのは、その後につくられたゴシックホラーに多大な影響を与えた作品だからなんですね。・・・というとなんだかきどってしまいますが、悪魔だと名指しされた姫君が、自分をひどい目にあわせた人間を呪詛しながら顔に釘だらけの仮面をかぶせられて封印される冒頭場面から、もう、ぞくぞくしちゃいますよ〜。うわ〜、仮面をかぶせるのに槌をつかうんか〜、なんて。とにかく撮り方がきれいでうまい、さすがマリオ・バーヴァ。そしてやっぱりびっくり、「こわいきれい」顔のバーバラ・スティール。やっぱりこのテの美女が美貌を破壊されて復讐を誓うっていう話がおもしろいんだなあ。これがウケて、その後大量生産されたんだってことがよおおくわかりました。やっぱりイタリア映画の基本は「復讐」だったりするのね。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[7087] 突然ですがこんばんは? '02/01/16(水) 00:20:24

お久しぶりです...どころか前は一昨年かな?ご無沙汰しております。
そうですかイエナが閉店ですか。立て直す前のお店は外国の本屋さんと
いった感じでよかったんですが、ホント最近は洋書はネットでとなって
しまい年に数回しか行かなくなってしまいました。本はやはり手にとって
という部分もあるので閉店は残念ですね。

ところで2月から『ジェヴォーダンの獣』が公開されますが、これどう
なんでしょうか? なんかインディアンも出てくるみたいなんですが。

http://widewestweb.com

Name: GOGH

[7086] 相手の男には会ってはいけない。 '02/01/14(月) 21:59:01

って鉄則だと思ってたんだけどなあ、ああいう関係を維持していく場合の。単に僕がお子ちゃまってことなのか?

『インティマシー 親密』を見てきました。観る前は「またこの題材かよ〜。ならばシェローも変な意地を張ってイギリスなんかで撮らないで舞台をパリに置き換えてシャルル・ベルリング主演でやればいいじゃん。それで俺が撮ったのが一番いい出来だろって自慢すりゃいいじゃん」って思ってました。だけど今はそんなこと考えててすみませんでした、とシェローに謝りたい気持ちです。

ほとんどが屋内シーンのためロケーションとしてロンドンである必然性はあまり感じられないけれど、でもロンドンだからケリー・フォックスみたいな30台半ばの女性がいるわけですよね(ニュージーランド出身だけど)。ロンドンだからティモシー・スポールみたいなタクシードライバーもいるわけです。マーク・ライランスの役のキャラクターがとてもフランスぽかったのはシェローの個性なのでしょうか。

これだけの役者が揃えばあとすべて演出に作品の良し悪しがかかってくるわけですが、シェローの演出は静かながらもとてもパワフルでぐいぐいと観客を引っ張っていきます。結末もこの手の作品の常である「女は強い」とバッサリと言い切って終わっちゃうようなことをしないのも良かったです。さすがはシェロー、素晴らしいです。ひとつ文句をつけるとすれば選曲のセンスでしょうか。なんかいかにも今の音楽シーンにも詳しいんだよ〜みたいな感じがしてかえって寒かったです。

ちょっと思ったのは、こういうセックスだけの関係を築こうとする場合、自分とその相手にもお互い恋人なり夫なり妻なりのパートナーがすでに存在するというのは大事なことではないのでしょうか?自分の位置がちゃんとしているからこそその場所からの逃避だったり冒険だったりっていうものが有効なのだと思うし、そのために守らなくちゃいけない約束事もハッキリすると思います。僕はそういう風にしようとしたことも望まれたことも無いけど、もしもそうするならそういう相手を探すと思います。あともし誰とも付き合っていない状態なのだったら複数の相手とそういう関係をつくろうとするでしょう。ひとりの相手とだったらセックスだけなんて割り切るのは無理だもの。もっと他のところでも繋がりたいと思うもの。

>"Please Stay"のビデオ
ではないと思いますけど、ジェニファー・ロペスみたいな露出度の極めて高いドレスかなにかを着て歌い踊っているカイリーちゃんのビデオはちらっと見ました。僕が"Fever"を買った理由はそのビデオと『ムーラン・ルージュ!』の妖精姿を観たからです(笑)

あと昨日AXで見たバッファロー・ドーターのライブ、めちゃくちゃ良かったです。東京公演は終わっちゃいましたが名阪広福はこれからなので2002年初ライブを何にしようか悩んでいらっしゃる方にこそお薦めしたいです。踊れるのが好きな方やロリータボイスの好きな方、細身のかわいい女の子がギターを弾く姿が好きな方にもたまらないと思いますです。

Name: かつ  Mail: katsu@jc4.so-net.ne.jp

[7085] すばらしいピアノの生演奏つき無声映画鑑賞はめったにない贅沢! '02/01/14(月) 02:48:19

本日はイタリア映画大回顧、「灰」と「アッスンタ・スピーナ」をみてまいりました。久々の無声映画、これは眠くなるんじゃないかと心配していたのですが、杞憂でした。とにかく、ピアノ伴奏(本日はアントニオ・コッポラ氏)がすばらしくて。弁士のいない映像だけだと、ついつい眠くなりがちな無声映画ですが、映像にぴったりあったピアノ演奏が、情感を、緊張感をたかめてくれるので、弁士がいなくてもしみいるようにストーリーが頭にはいるのです。おどろいてしまいました。なにせ、私がいままでみた無声映画の伴奏は、BGM程度のものが大半で、あとは同じような場面でおなじ音楽をつかいまわすようなものばかり。それが、今回はオリジナル演奏とあって、画面とぴったり! もうひとりのステファーノ・マッカーニョ氏もオリジナル演奏のようなので、二人、同じ作品をみて曲調の違いなどききくらべてみるのもおもしろそう。「カビリア」は三時間近い大作なので、どうしようかな〜と思っていたのですが、こんなすばらしい伴奏つきで映像をみるチャンスなんてないぞ、と思い、残りわずかになっていたチケットを購入しました。みんな、見た人がおなじようなことを考えて、無声映画の残りのチケットを買いに走ったのではないでしょうか。いきなり残券がわずかになってましたから。

「灰」は子供の将来のためを思って身をひく貧しい母のものがたり。人生も、男も、こどもすらも、すべてはうたかた、灰のごとし、とつぶやきながら死んでいく老母の神々しいこと。「アッスンタ・スピーナ」は一見暢気なナポリの恋愛ものみたいなんですが、カッとなると見境のつかない恋人が暴力沙汰で入所。恋人の流刑地を近場にし、刑を軽減するために、官吏の愛人になってしまったアッスンタ嬢。月日はながれ、恋人に以前ほどの愛情をいだけないことに罪の意識を感じてしまったアッスンタは、恋人が刑期を終えてでてきたら、街をさろうと決心する。しかし、予定より刑期をはやく終えて出所した恋人が彼女をおどろかせようと連絡なしにふいに彼女のもとにあらわれ、アッスンタを愛人にしている官吏とはちあわせしてしまい・・・うーん、このはちあわせの瞬間の映像と音楽のミックスした緊張感、すごかったです。単純なはなしなのに、ドラマティック! 来週も無声映画がたのしみです。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[7084] ヒースクリフ、私よ、キャシーよ♪ '02/01/13(日) 13:31:09

きょうはいいお天気ですね〜。日差しをあびて飼い猫が窓辺でうとうとしています。うらやましい光景。

初春大歌舞伎、みてきました。私の目当ては吉右衛門丈の「文七元結(ぶんしちもっとい)」だったのですが、予想を裏切らないすばらしい出来。いつもの菊五郎丈も江戸前ですてきなんですが、やっぱり播磨屋、男気のある情の深い役がじょうずです。人情話のしっとりした情の部分と、落語を起源にした芝居ならではの、おまぬけな善人をめぐる滑稽な部分がほどよくあわさっていいかんじでした。初春にふさわしい、ほのぼのとした余韻にひたれました。でもまあ、でも吉右衛門丈のシリキレ半纏姿は、一階でみたらまぶしすぎたことでしょう。フトモモがたいそう立派でいらっしゃるのでねえ。(バクチでこさえた借金のカタにすべてとられて、半纏しかみにまとうものがない、という赤貧の職人役なのです)

この人情話は、もともと落語なんですけど、私は亡き圓生師匠のやった録音がすきです。芝居に出てこない場面(お店の場面など)は、目にみえるような鮮やかさで語られた師匠の声でいつもおぎなっております。借金のかたに廓に預けてきた一人娘。約束の期日までに金がかえせなければ、そのときは心を鬼にして娘を店にだしますよ、という女将役は今回は玉三郎。私の友人のI嬢いわく、ほんとに期限がきたらお店にだしてしまうだろう、と思わせる厳しさが見え隠れするのでうってつけだって。なんだか納得。

あとの演目は、まあまあってとこ。鏡獅子、長唄がかな〜りだめでした。

>かつさん。おお、「嵐が丘」。私は来週見に行く予定です。数センチ・・・ということは、一階花道脇のいいお席でごらんになられたということですね。うらやましいなあ。今回の題材の是非はともかく、彼女は「舞台がイイ」ということは自信を持っていえるので、たのしみにしています。テレビに出演するようになる前、歌舞伎や新派の劇で子役をやっていたのです。かわいかったですよ〜。でも、容姿よりもうっとりしちゃったのはあの「声」でした。女の子のやわらかい声なんだけど、非常にすずやかでよくとおる、ききやすい声なんです。テレビ出身の女優さんで、舞台にでるてんでダメなのは、発声がよくなくて、ききぐるしいがんばった声になってしまうことなんですが、そのへんはさすがサラブレッドともうしましょうか。思えば、お嬢さんは演舞場で座長、お父さんとお兄さんとおじさんは歌舞伎座ですね、今月。いつか泉鏡花の幽玄な女を演じてほしいなあ。でもそのまえに、窪塚くんと姉弟もの、なんていうがあったらかなりいけるかも。情熱的な恋愛対象として出会うより、なんとなくほおっておけない、不幸な境遇におかれたお姉さんや妹として、ほのかな思慕をよせる対象として巡り会いたい、と思わせるような古風な魅力があるとでもいうのかなあ。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[7083] 「兄妹」へのこだわり '02/01/12(土) 23:20:07

みいちゃんのお話とはあんまり関連性がないかもしれませんが、うちの近所には文房具屋さんが一軒もありません。僕が子供の頃は4件もあったんです。別に児童の急激な減少で学校が無くなったとか量販店が進出してきたというわけではないのに全部なくなってしまいました。みんな小さいお店だったけどその分カラーがハッキリしていて、あそこばアクリルの絵の具が置いてあってスケッチブックも黄色のがある、とか、あっちの店は筆の種類が豊富だ、とか買う物ごとにお店を選んでいたのにな。それまで使っていたジャポニカ学習帳をやめ大学ノートを買おうとした時「お店のおじさんにからかわれるかも」ってひとりで勝手にドキドキしたことをなぜか覚えています。本屋さんとかレコード屋さんでもそういう体験てしてるし、それって結構大事だと思うけど、世の中の流れなので仕方ないのかな。

と、いうことで先日松たか子の『嵐が丘』を観てきました。はじめのところで「期待していたものとは違う」のだと頭を切り替え、『明るいほうへ 明るいほうへ』と同様に楽しい3時間40分を過ごせましたです。なんといってもわずかな時間だけど数回、数十センチいや数センチの真横に松たか子がキャサリンでいたわけですからもう頭の中真っ白だったです。だから力強すぎるキャサリンであってもいいんです(←理由になってない)。岡本健一のヒースクリフははまり役だと思っていたんですが意外に無難な感じ。鈴木一真のエドガーはああやるならいっそ窪塚洋介で見たかった。細川直美は美少女コンテスト出身だけあってまだまだキラキラしていました。
はぁもう一回あの席でみたいな〜、キャサリンの松たか子。。。

Name: かつ  Mail: katsu@jc4.so-net.ne.jp

[7082] 老舗の洋書店にさようなら '02/01/11(金) 01:00:21

銀座にある洋書のイエナが今月の17日で閉店です。店員さんが無愛想だし、洋販経由で本が高いので、ぜんぜん近頃つかっていませんでした。だけど、場所がいいので高校時代からよく待ち合わせに使わせていただいていました。いま、全商品30%オフです。もうだいぶ書棚が空になってきています。今ではもっぱらamazonでお買い物をするから、洋書に不自由はしないけれど、一方でこうして老舗の書店がなくなっていく。店頭でみる、本の物としての魅力って、うすらいでいないと思うのだけれど。

ゆうべ、イタリアから封書が届きました。ひらいてみたら、なかから56,000リラの小切手が。こ、これは昨年の6月にイタリア旅行にいったおり、列車が故障して払い戻してもらった特急券代! 半年かけて届いたのか〜。遅くとも、きちんと仕事をしている人がいらっしゃるのですね、かの国は。しみじみすると同時に、なんだか換金する手間をおしんでしまいそう。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

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