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[6960] テキスタイル礼賛 '01/10/01(月) 03:01:04

ニューヨークの警察官や消防士にはアイリッシュ系が多いとききます。ニュースなどみていると、葬儀はカトリック教会だし、一緒に出動して被災したレスキュー隊員のなかには神父さんがいたりして、たしかにアイリッシュ度が高そうなかんじ。しかし、葬列の背後でたからかに鳴りひびいていたのはバグパイプ。バグパイプ=スコティッシュだと思っていたのですが、あれはレスキュー一番隊にスコティッシュ系が多かったということなのでしょうか。アメリカにおいて、バグパイプは雑駁にくくられてイングランドの象徴であるという可能性もあります。なにはともあれ、梯子車もろとも瓦礫の下にのまれてしまった一番隊の人々に、人を助けるという行為に命を懸けている人々の存在に希望をみます。

イームズ展にかけこみでいってまいりました。さすが上野、かなりの人出で、午後には入場制限になっていました。ゆっくりたちどまって映像をみたり、パネルを読んだりしたかったのですが、なんだか混んでいる人のなかで自分のペースでみられないというのは苦痛なので、さっさと見終えてしまいました。でも、内容はよかったです。シンプルでさりげない、しかし美しいイス、チェスト、テーブル。彼らが提案した空間がここちよく再現されていて、みるだけでいいかんじでした。本当は、実物にすわれるとなお、よかったのですが、オリジナルにすわるわけにもいかないしねえ。ダイニングチェアなんて、すとんと腰がつつまれるようなラインになっているので、座ってみないとわからない心地よさなのです。気の利いた輸入家具屋さんで普及版がおいてあったら、是非、実際にお座りになることをおすすめしま〜す。ほんとはほしいんですけど、まあ、それはそれとして。

やはり、怖いのは出口付近でした。あああ、いろんなものがあああ。ローマさんが気にかけておられたハウス・オブ・カード、オリジナルとテキスタイルの二種類を買ってしまいました。とりあえず机の上にしきつめてみましたが、これはデジカメでオブジェを撮るときの、いい下敷きになります。よしよし。そしてトートバッグ。はい、これは会社でお昼をたべにいくときにちょっと持って出るのにつかいます。それからトートバッグと色違いのクッション。自分がこの手のテキスタイルにめちゃくちゃ弱いということが、あらためてよおおくわかりました(編み物、手工芸といったものに目がないのです)。かわいいんですよう、イームズ・クッション・・・。色は黄色。あとは、ポストカードのかわりに、木製の小さな独楽をお友達へのお土産に買いました。つかれたら、机の上で回してみるように提案しようかと思います。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[6959] ひと握りのバカのために '01/09/30(日) 17:22:52

 何万人という人間が死のうとしているんですな。ここぞとばかりに、論壇誌に「学ぶことを知らないイスラムと負けることを想定できないアメリカの二大文明の激突」などと書き始める東○外×語大名誉教授なんてのが、わらわら出てきました。困ったもんだ。縁側で茶でもすすってろ。なぜ、何でもかんでも二元論にしたがるんですかねえ。「イスラムの教義には聖戦(ジハード)という概念があり、テロにつながるのである」みたいな暴論を吐いてます。回教徒が全部ごっちゃになってる。「全日本人には、連合赤軍の要素があり、誰しもがテルアビブで自動小銃を乱射する素地がある」と言われてうれしいか?

 この年寄り、「アメリカは絶対権力者と戦うことによって、民衆が権利を獲得した経験のない唯一の国である」とも。日本はどうだったんだ。

 ところで、11月にジョン・エントウィッスルが来日するそうですねえ。アラン・パーソンズやハートのアン・ウィルソンら豪華メンバーでツアー。でも、やることと言えば「ビートルズ・トリビュート公演」ですと。あんたはまだ縁側で茶をすするような仕事をしちゃいかんと思うんですが。

Name: PINGUINO  Mail: pinguino@anc.meta.ne.jp

[6958] サラ退団ですか... '01/09/29(土) 02:40:30

バレエの話となると出てきてしまって、すみません。

たけうちさん、さすが情報が早いですね。ここのところヨーロッパのサッカーと日本のプロ野球を追いかけるのが忙しく、ROHのサイトしばらく行ってなかったので驚きました。

サラの場合、旦那さまのアダム・クーパーが既にフリーでのびのびやってますから、今後は二人の共演を見る機会が増えてくれるのではないかと楽しみにしたいです。

ところで、規模は小さいとはいえようやく日本でもカラバッジオがちゃんとした展覧会で見られますね。これが成功してもっと本格的な展覧会が開かれるように、目黒に通おうと思います。でも、明日は与野にNDT3を見に行っちゃうんだけど。

http://home.att.ne.jp/gamma/chez_wako_35

Name: WAKO  Mail: fwf0264@tkg.att.ne.jp

[6957] ぱんつは洗濯籠に入れましょう '01/09/29(土) 00:00:13

今日は栗御飯なのでタイトルカラーも栗色。

公開第一週目にして早くも話題のブリジット・ジョーンズ、見に行ってきました。これは面白いっ。キャスティングが見事にはまっていて、テンポの良い展開にぐいぐい引き付けられました。 役作りのために6キロ体重を増やしたというゼルウィガー嬢、あごのラインやおでこのしわのボヨヨヨーンとした感じが、風呂場に干してある何足ものストッキングとあいまって、すばらしい効果をもたらしています。そしておヒュー様は期待通り、いえ、期待以上に嬉々として変○を演じていらっしゃいました。
この作品は『高慢と偏見』と一緒に観ると、倍面白いですね。ブリジットが勤めている会社名「○○○○ー・プレス」を見た瞬間、ぷぷっと吹き出しそうでした。 他にもプロットやキャラクター作りに『高慢と偏見』へのオマージュ(?)が顕著で、思い返しては笑いがこみ上げてきます。 ふふふ、ファイト・シーンで流れていた音楽を聴いて、QAFのダンス・シーンが頭に浮かんでしまったのは私だけではないはず。



http://www2.odn.ne.jp/cheeky/cinema/

Name: Cheeky  Mail: cheeky@pop12.odn.ne.jp

[6956] 買ってしまいました、スペーコラ写真集 '01/09/28(金) 01:38:29

きょう、気分転換で立ち寄った書店で「Encyclopaedia Anatomica」という本を衝動買い。フィレンツェ・ラ・スペーコラ博物館の豪華写真集です(小型軽装版・輸入本)。ありていにいえば、イタリア製人体模型の写真集なんですが、なんでそんなものを買ったかといいますと、そりゃあ、もう、人体模型好きだから・・・ではぜんぜんなくて、きれいだからです。どちらかといえば、私は人形のたぐいは苦手で、マネキンなんてそばにもよれない、蝋人形館なんてもってのほか、という人間なのです。それが、この「ラ・スペーコラ」の蝋細工たち・・・人体のパーツの美しい再現には心底魅せられちゃいました。リアルなようでいて、どこか作り手のバイアスがかかっているふしぎさ。スーパーリアリズムなのに、どこか本物より美しい。本物の持つなまなましさが欠けているからでしょうか。それでいて、人形にしては血が通ったかんじがする。

ラ・スペーコラに行ったとき、人気がないのを幸いに、こっそりデジカメで美しい少女像など撮りまくったのですが、注意する人がいるわけでもないのに、なんとなく居心地が悪かったのです。これらはつくりものだとわかっているのに、好奇心で接しているのが気まずいような。どこかで誰かにみつめられて、とがめられているような。だから、もっとゆっくりみたかったのですが、同時にさっさと前を通り過ぎてしまいたいような気にもなって、みていないところも多かった。ですから、この写真集、うれしかったです。

>たけうちさん。サラ・ウィルドー>ジゼルなどの渋いドラマものが上手い、でも、フォーサイスなどの演目には意欲がなさそうだったので、ちょっとこのさきロイヤルにいるとつらいだろうな〜とは思っていました(もともとテクニカルなダンサーではないです。すごく華奢)。プリンシパルになると、新生ロイヤルではモダンもこなさないといけないみたいですから。彼女のバランシーンはすばらしかったですけれども(小柄なので、熊哲くんと組んだときが素敵でした)。日本公演のジゼルが初タイトルロールだったので、来年の日本公演でまたいいのをやるのかな? と一応期待していたのですが・・・。寿退団なのか、よりドラマ性のつよいAMPなどで今後も活躍するのか、続報がきになります。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[6955] サラ・ウィルドー '01/09/27(木) 17:29:07

が、ロイヤルを退団してしまうようですね。
そう言えばあまりちゃんとこの方をみたことがなかったような。
今後については書いていないのですが、やっぱりフリーになるのかなあ。楽しみにしています。

)アザーズ
面白そうですね。古典的な『お屋敷』ホラーみたいです。仕事で作品紹介をちらっと見ましたが、二コールはブリティッシュアクセントで喋ってましたので、舞台はイギリスかな?

http://www.royalopera.org/News/Index.cfm?ccs=158&cs=273

Name: たけうち  Mail: take-m@ka2.so-net.ne.jp

[6954] 東京国際映画祭、今年もあります '01/09/26(水) 01:16:18

東京国際映画祭のプログラムが発表されました。やっぱり目玉は「地獄の黙示録・特別完全版」でしょうか。奥様が撮った有名なメイキングフィルムをみた人には「おお!」というシーンが復元されるのだろうなあ。あとは「ビフォア・ザ・レイン」の監督がとった西部劇、「ダスト」。かっこよさげです〜。アメナバール監督のゴシックホラー「アザーズ」もおもしろそう。ニコール・キッドマンとエクルストンさんが競演、というだけでなんだかすご〜く怖い。サスキア・リーブスをこえるか、ニコール、って、たぶんそういう映画ではない・・・。あとは「フルモンティ」のカッタネオ監督の「ラッキー・ブレイク」でしょうけれども、まあ、これは佳作系かな。岡本喜八監督は、また真田くんで撮ったのですね。がつんときそうなのは個人的には「ダスト」かなあ。たのしみで〜す。でも、たったの一週間、しかも月末、みるひまはあるのか〜。

今週の目標は、なんとかして、三十日までにイームズ展に行く! かなあ。上野って、近いようで遠いのよね。会社から抜け出していくことを考えるとねえ・・・ついでに東博もみてくるか、なんて。忙しいのよ、本当よ♪

少し、過剰な「戦争」報道がおちついてきましたね。冷静な目でみつめるなら、でも、これから。それにしても、かの国が真珠湾と今回のテロ事件をいっしょくたに報道するのはなんとかならないのかしら。軍部の認識の甘さで末代までその外交上の落ち度をなじられることになってしまったわけだけど、あれは「奇襲」であって「特攻」ではないんだけれどもなあ。日本人って、撤収するのが不得意なんだと思う。今回も、心配だ〜。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[6953] 映画祭で映画がみたくなってきました '01/09/25(火) 01:45:34

きょうは社業で某絵画展へ。エロティックな作風で知られる作家のものでしたので、気分かな、とおもってちょっとマンディアルグを片手に私鉄にのりました。どうも、いかんですね〜、電車のなかで本をよむと、立ち読みとおなじで実にあたまによくはいる。こんなおもしろかったかな、マンディアルグ。というわけで、私はタコのマリネがたべたい。(←意味不明)

トゥーム・レイダーのゲームをおやりになったかたはご存じだと思うのですが、ヒロインのララ・クラフト嬢はイギリスの令嬢ということになっておりまして、おうちには執事がいるのです。この執事、プレイヤーが上手になるまで(つまり、ララを上手にうごかせるようになるまで)、根気強く特訓につきあってくれる、なかなかすぐれものの執事で、映画版ではリマーの俳優さんがやるのかな? なかなか味なキャラクターなのです。ほんとはビリ・ボブがやるとよかったのにね〜。

イタリア映画大回顧、気合い入れて、第一期前売りを買うことにしました。でも、いまから気合いいれて十二月分のチケットなんて買っちゃうと、いざとなるといけなくなって泣きをみることになりそうだなあ。でも、どれをみようかといろいろチラシをみていて、気づいたことがひとつ。この大回顧には、pppがぬけているだけでなく、エロチカもぬけておりますね。なんかへんだと思ったのです。イタリア映画なのに。さすがお役所がらみ。結果として、絵に描いたような不幸がつるべおとしの薄幸な娘さんものとか、愛が不毛だとおなげきのブルジョアものとか、宗教ものや労働争議ものが中心になってしまっているのですねえ。まあ、それらもけっこう好きなので、みまくるとはおもいますが。血中イタリア濃度が濃くなってるなあ。東京国際映画祭のほうで、それをクールダウンさせてくれるようなイギリス映画をやってくれないかなあ。こちらも、上映作品がきょうあたり発表されるはずなのですが・・・。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[6952] 人気役者 '01/09/24(月) 01:18:34

三連休、しかも秋晴れ。行楽びよりですね。私は家族サービスで墓参りなど、ドメスティックにすごしています。どうせどこにいっても大渋滞だし〜。(←GWで懲りた)

ゆうべはNHKでグールドやってました。メニューインとしゃべりながらセッション(なんか、二重奏というより、グールドにはセッションというほうが似合う気がする)してる映像はかっこいいなあ。いきなりTシャツになっちゃうキテレツ映像まで・・・。

先日、歌舞伎を見に行ったおり、寂聴さんをおみかけいたしました。お一人で、ちゃっちゃとロビーを歩いておられましたが、関西からおひとりでいらしたのかと思うとなんだかびっくり。目当ては新之助丈とおみうけしましたが(でも、源氏物語のはじめのとき、「あなた台詞いわないほうがいいかも」とおっしゃったとか?!)、きょう、某局で彼女の特集番組をたまたまやっていて、執筆中の彼女の手元がうつしだされました。書いている文字は「新之助さん・・・」およ? まだまだ長生きなさると思う。絶対に。

連日の対テロ報道に、映像好きの私でもさすがに倦んだ、というのもあるかしら。ドキュメンタリーはいいのですが、あまり刺激の強い映像は映画などでみたくない、というのが正直なところです。しっとりした、ミニマルな映画がいいのかもしれませんね。でも、トゥーム・レイダーは楽しみなんです。朝日のインタビューに応えるアンジェリーナ・ジョリーがかわいくてよかったです。ビリ・ボブは彼女を少女にさせてくれるから好きなんだって。ふう〜ん。でも、なにかとトラブルの多かった彼女がこんなに美しく成長したのって、やっぱり私生活がおちついているからなんでしょうねえ。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[6951] 日劇の大画面でララ・クラフトがみたい '01/09/23(日) 03:00:43

新橋演舞場昼の部をみてまいりました。夜の部をみたときは美少年奮闘鏡獅子以外はたる〜いかんじで、ちょっと体調わるいときに無理してぜんぶみるんじゃなかったかな、なんて後悔したんですが、昼は総じてよかったです。「鳴神」をこんなに一所懸命にみたのは、たぶんはじめてなんでないでしょうか。鳴神上人と雲の絶間姫、二人の年齢あわせて五十にみたないなんつーのはこれで最初で最後の配役かも? なんて思ってみたりして。

国家転覆をはかる恐ろしい上人が、美女の色香にまよってたあいもなく堕落する、なんておはなしを、若い役者がやるっていうのは、やはり無理があるのです。なぜなら、女を知らない上人が、初々しい若者だったら、あまり意外性はないでしょう。まあ、せいぜいがキミ、まじめだったのね、くらいのもので。国家転覆をはかるくらいだから、いろいろ深慮遠謀いろいろあって、しかも修験道の研鑽もつみまくった男がたあいもなく美女のいいなりになってしまう、というアンバランス(でもありがち?)がおもしろいのですよね、このはなしは。いっぽう、勅命(天皇のいいつけ)とはいえ、色仕掛けで上人をたらしこみにきたお姫さまというのは、賢いうえに、なかなか世知にたけたお姫さまなわけです。たぶらかしにきた、という目的意識があるということは、色事をけっこうしっているお姫さまなわけでしょう。それがさわやかな菊之助くんが演じると・・・なんか、絶間姫は少年にしかみえないのです。弁天小僧みたいに、いたずらをしかけにきた少年ってかんじにみえる。少年みたいなさわやかな色気をふりまきつつも、ふとした表情がに妙に年増めいてなまめかしいぞ、みたいな、大人の色気がほしいんですよね〜。ふたりがふれあう瞬間の演技に、少年どうしの硬直した色気がたちのぼるというのは、うるわしいけど、決してそれは作品本来のものでは・・・。次回はぜひ、新之助くんのお父上の鳴神上人とくんで・・・。

>PINGUINOさん。うたっていると、いつのまにかほかの曲に・・・。ははは。
規制>ひとつ、またひとつと、自らをぬきさしならぬところにおいこんでいるようなきがします、超大国。テロリストは信念をもってはいるだろうけれども、決してどこかの国家を公的に代表した存在ではない。テロリスト個人はどこかの国家に属していたり、滞在していたりはするだろうけれども、その国家のマジョリティではない。まして、今回は砂漠に生まれた男と、それをかくまっているとみなされる山国。そんなの百も承知の超大国は、でも、テロリストに蹂躙された国家を解放する正義の使徒、というシナリオを演じたくてしかたがないのだろうなあ。侵攻なんていわれたくない、ほんとは民衆から歓呼の声でもってむかえられたい・・・。ほんとは。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[6950] C,G,Am,Em,F…… '01/09/20(木) 20:10:43

 何だ、何だ。「レット・イット・ビー」じゃないか、このコードは。ちょっと違うけど。

 来月のライブのためにコピーしている「どんとるっくばっくいんあんがー」って曲なんですけど、「ふぇなふぁいんどまいせるふいんたいむずおう゛とらぶる、まざーめありかむずとぅみー」と歌ってしまいそうじゃ。今の米国では、これも放送自主規制がかかっているんでしょうか。くだらないですねえ。「天国への階段」とか「明日に架ける橋」とか、「イマジン」まで規制なんだと。スプリングスティーンの「ボーン・イン・ザ・USA」ならいいのかな。「黄色いアジア人をブチ殺せ〜」

 昨日から、ジムのトレーニングを水泳に切り替えてみたんですが、50メートルも泳げなくなっている自分にビックリ。マカロニペンギンが泳げないと洒落になりませんな。頑張ろう。

Name: PINGUINO  Mail: pinguino@anc.meta.ne.jp

[6949] メイキング '01/09/20(木) 01:50:41

「アラビアのロレンス」のDVDを購入しました。さっそくメイキング一時間と特典映像をチェック。メイキングのほかに、撮影風景を記録映像にとらえた短編が数編、映画宣伝ポスターの変遷を解説した映像・・・とみどころ満載。予約特典で、初期のポスターを絵柄にした絵はがきももらえました。ほくほく。

すばらしいメイキングでした。ドキュメンタリーとしては凡庸ですが、内容がぎっしりつまっているので、これにかなうのは「七人の侍メイキング」くらいのもの? 撮影ロケ現場珍談奇談からキャスティング秘話、名場面の演出風景から役者インタビューまでもりだくさん。なんか、ごちそうさまな気分になりました。みてよかった。

故デヴィッド・リーン監督の談話もよいのですが、オマー・シャリフとアンソニー・クインのコメントがすごくいいです。メジャーなアメリカ俳優をださなければ、という程度で起用されることになったアンソニー・クインがはじめて付け鼻(Mayさん、あれはやはり特殊メイクの付け鼻だそうです!)をつけてロケ現場にでむいたときのちょっとした騒ぎとか、オマー・シャリフをはじめてみたデヴィッド・リーン監督が「きみはきっと黒いアラブ服がにあうよ、そう、黒だ、きっと黒だ」といいよった(?)エピソードとか。洗い替えようにあの黒いアラブ服は十数着あったとか・・・。もう、あの映画が好きな人がみたらたまらないエピソード満載です。未踏の砂漠を演出するために、つねに広大な砂漠を整地していたスタッフのなみだぐましい努力とか。デヴィッド・リーンは心理描写にたけた監督だけど、砂漠で陣頭指揮をとったうえ、凝り性のスタッフの熱意をさらにかきたてる器の持ち主でもあったのですねえ。カメラをかまえてなくとも、彼の視線はいつもカメラみたいでこわかった、とアンソニー・クインがコメントしてましたです。

「派手なアクションも、ロマンスもない。アラブ男がラクダに乗っているだけの映画になったかもしれないのに、よくあの企画に投資してくれた人たちがいたものだ」みたいなことをいっている、オマー・シャリフのコメントが印象的でした。企画に惚れ込むのは簡単だけど、それをつくる意欲を何年ももちつづけるって、並大抵のことじゃない。それも、政治的横やりや資金不足でなんどもなんどもとん挫しそうになった企画でしょう。最良のキャストを得て撮りすすめてはいたけれど、いま、自分たちは最高の映画をつくりつつあるという確信をつねにもっていたわけではない。でも、最高の映画をつくってみせる、という意気込みがあの過酷な砂漠でうせなかったのはすごい。ものをつくるときの人間って、とても肯定的な存在にならないとだめなんですよね、きっと。

>たけうちさん。中東諸国に対する好戦的な見出しが踊るタブロイド版をみるたびに、日本は中東諸国からアメリカとは別ルートで石油を都合してもらっているのに、とその軽率さにばかばかしくなってきます。なにかの前である、と自覚するのは恐ろしい。復興への一歩を着実に踏み出した人々に思いをはせることにします。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[6948] 地に足がついているということ '01/09/19(水) 19:16:08

ブロードウェイも何とか再開し、イアン・マッケラン&ヘレン・ミレンの「Dance of Death」も9/18にプレビューを開始しました。
地道に、ゆっくりとではあるけれど日常を取り戻そうとする姿って言うのは(阪神のときもそうでしたけど)やっぱり力づけられますし、あまりに恐ろしいニュースばかりが飛び交う中、心底ほっとしますね。
出来る状況にあればぜひ12月にはあちらに行って「NYに来てお金を使ってください」というジュリアーニ市長の言葉に応えたいと思っています。

>みいちゃん>狂牛病
雑誌で今回の経緯を読みましたが、これってなんだか状況がAIDSのときと同じような気が、少しします。
防ぎえたものが人的怠慢あるいは無神経によって広がってしまうという言語道断な事態が繰り返されないことを。

>プロムス
あのプログラム全体が、国境を越えたアーティストたちの実に見事な「意思表示」でしたね。
前夜のヴェルディ・レクイエムが怒りと鎮魂の音楽だったのに対して、ラストナイトのそれはさらに一歩踏み込んだ、それらを超えたところを志向していたと思います。
2日前に急遽演目が半分以上変更になって全くリハーサル時間もなかったでしょうに、あれほどの演奏となったのは、ひとえに奏者たちの、そして観客の祈りあってこそ。まさに「入魂」という言葉が相応しい演奏だったと思います。
特に第九は、あんなものを聴いてしまったら、そこらのお気軽な演奏はもう聴けないなあ。観客の"Auld Lang Syne"もとても美しかったです。
例年再放送がありますが、今年はもっと早めてくれないかなと思います。何かが始まってしまう前に。

Name: たけうち  Mail: take-m@ka2.so-net.ne.jp

[6947] 瓦礫のなかから '01/09/18(火) 02:53:18

風邪はひかずにすみました。人参がきいたかな?

救出関連のニュースをみるとほっとします。確実に、瓦礫をとりのけて前にすすんでいく人たちがいるんだと思うと安心する。たとえ、生存者がいなくても、一縷の望みをかけて、何千倍の失望があろうとも任務を遂行する。建設的であることって、なんて健全で、強靱で、うつくしいんだろう。そうこうするうちに、野球も再開されたようで。日本のTVも通常に近づいて。みんなの生活が一日もはやく平常にもどれば、株価ももどってけっこうなんだろうけど、でもまだしばらくはTVもニュースと音楽番組くらいしかみたくないな。

NHKでみた狂牛病関連番組はすごい衝撃でした。感染飼料をアジアに売り払ってほっかむりしてたUKもすごいけど、EU諸国のことしか責任とれない、といいはなつEUもすごい。でも、人手が足りないから感染飼料のゆくえなんて調べられない、なんてあの時点でまだいってた日本のお役所がいちばんすごいかも(感染した牛がみつかる前に取材していたのかな、あれは)。

>ローマさん。キリム>手工芸に目のない私は、あったかい美しいじゅーたんも大好きです。中東といえば、そらとぶ絨毯に千夜一夜物語といった側面もある。友人にきいたのですが、砂漠の民は、マッチョなかんじの人だけが男として評価されるのかと思いきや、生まれと育ちがよくて、女性のようにものごしがやわらかで内気なタイプの人がエレガント、という評価をかちえることがあるんですって。それがときにカリスマとなったりするって。T・E・ロレンスなんてそうかな、なんて単純におもってしまうけど、今度の人も、・・・いってることはアグレッシブだけど、ものごしはひどくエレガントなんだってね。やりにくいだろうなあ。できればイスラーム穏健派諸国の宗教家の人たちに裁かれてほしい。暗殺は殉教になって、血が血をよびよせるだけだから。

>Mayさん。生中継、みのがしてしまったのですが、BBCニュースでさわりだけみることができました。第九、鳥肌がたちました。人間の祈りにみちた歌声って、こんなとき、なんてダイレクトにひびくんだろう。
プロムス>大英帝国の臣民である、ということがこのうえもない誇りと歓びであったころの楽曲の数々。いつも連戦連勝であった英国は、でも、帝国主義のシステム崩壊とともに、憂いがちな国になりました。ノスタルジックな思いがいなめないから、あの楽曲による伝統がゆるされていたようなふしがある。いまの勝者はUSA。勝ちつづければ恨まれ、憎まれる。たくさんの国があれば、かならずどこかの国が富みさかえ、勝者になる。勝ち続ける国に生まれただけで、にくまれ、殺されるなんて、かなしすぎる。負け続ける国に生まれることは、もっとつらいけれど。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[6946] E vo gridando: pace! E vo gridando: amor! '01/09/16(日) 06:50:46

プロムスラストナイトの生中継を結局最初から最後まで見てしまいました。
ラストナイトに登場する初のアメリカ人指揮者が今年であったこと。そのスラトキンとプロムスのプロデューサーが決断したこと。
ティペットのA Child Of Our Timeを選択したことに込められた暴力への抗議。続いて演奏された第九の終楽章。希望をと人類愛に満ち「もっと歓びの歌を歌おう」というメッセージがこれほどまでに痛切に耳に響いたことがありません。
スラトキンが最後に述べた言葉は、融和であり特定のものを孤立させることではないはずです。威風堂々もルールブリタニアもないラストナイト、しかし彼は「来年はまたいつものようなプロムスを迎えよう」と言ったのですから。

ニュースをつければ、アメリカと世界の政治家たちが目の色を変えています。
わたしは今こそ「世の中にはこんなにも美しいものがあるのに」という言葉が決して陳腐に聞こえない時だと信じます。

音楽が伝えようとするもの、それはLove & Peaceを叫んだ70年代だけではない。100年以上前にもヴェルディが『シモン・ボッカネグラ』という素晴らしいオペラの中で歌っています。"なぜ兄弟同士争うのか?わたしはあなた方の為に嘆く。そしてわたしは叫ぶ、平和を、そして愛を!"と。


Name: May

[6945] 東証終値1万円台を回復したようです。少しだけほっ。 '01/09/14(金) 15:06:21

わたしの家には、キリムという名の毛織物でできた絨毯やクッションがあります。キリムはもともと中近東イスラム圏で遊牧民の生活のために織られた布で、彼らはこれを食事のときに敷いたり、祈りのときに敷いたり、駱駝や馬の背に乗せたり、穀物を入れたり、バッグとして使ったりしています。とても丈夫で美しい織物で、まずはこれにヨーロッパ人が目をつけ、今では日本でもインテリアのアイテムとして重宝されるようになりました。遊牧民にはさまざまな部族がありますから、もちろんキリムも部族によってデザインや色合いが違ってきます。アフガニスタンのキリムは、全体に深い茶系の色が多くデザインはシンプル。非常に素朴で堅牢な印象です。わたしは床に敷いたオールドの絨毯をながめ、これはどんな女性が織ったんだろう?どんなふうに使われていたんだろう?と、彼の国のさまざまな時代や場所を歩く想像をたのしみ、いっときエキゾチックな幻想を抱いたりするのです。こんなにもあたたかくやさしいものを長い時間をかけて丁寧に織り続けてきたイスラムの女性たち。ソ連の侵攻、続く内戦、経済制裁、国際的な孤立・・・貧困の中で日常の生活を送る普通のアフガニスタン人の姿はニュースでは一切流されることはありませんが、テロの犠牲者の理不尽な死を悼むとともに、これ以上罪のない人たちのいとおしい営みがある日突然終わってしまうことのないよう願うのみです。

たけうちさん>無邪気な賛美プログラム>わたしもこれには違和感がありました。人類永遠の"Freude"を歌い上げてもらいたいですね。

みいちゃん>暗殺教団伝説>初めて知りました、その話。毎日貴女が書いてくれる文章を読みながらいろいろ考えています。あの国の動向にもとても注目しています。ねばるカクテルでも飲みながら語りたいですね。「夜のメイド」は必ずみますよん。得意分野で元気ださなきゃ。

Name: ローマ  Mail: iguana@fd.catv.ne.jp

[6944] つれづれなるままに '01/09/14(金) 02:33:10

相手のふところふかくにもぐりこみ、相手から信頼されたころにナイフひとつでもって暗殺をする。当然、暗殺者はその場で始末されるが、なぜ命をなげすててまでそんな大胆なことをするのかわからない。わからないから麻薬(ハッシシ)でもやってだれかにあやつられているのではないか、とささやかれ、アサッシン(暗殺)の語源となったとかならないとか。暗殺教団伝説です。千年前からイランの山奥にある伝説。暗殺者は大義のために死んで楽園にむかえられるという。このはなし、急に思い出しました。

愛する人がいて、守るべきものが多い人ほどこのような捨て身の暴力に対して後手にまわる。守るべきものが少なくて、命まで投げ出すひとたちに、富めるものはある意味でかなわない。富めるものがねたましい、うらやましいというシンプルな感情は、人間につきものの感情。それが、あるときは目標になり、励みにもなるからただネガティブな感情とだけはいえないかも。でも、冷戦がおわって、気づいたら一つだけになってしまった超大国は、知らないうちに世界中から敬愛されると同時にネガティブな感情を抱かれる存在にもなってしまった。

報道が事実なら、テロリスト側は、流暢な英語をはなし、コンピュータをあやつり、航空機の操縦をほかならぬアメリカで学んだ、ということになります。洗練された都市文化を享受する超大国にきて、資格を取得しながら、洗練された文化を背景にもってはいても、政情不安から貧しいという国からきた青年たちは、なにを考えていたのでしょう。なぜ人的交流も彼らの行為を抑止する方向にはたらかなかったのだろう。

超大国は、傲慢なだけの帝王ではなくて、おもいのほか、二十世紀に数々の辛酸をなめて、憂いのある年頃にさしかかっているようです。核への禁忌がそう(核テロの時代になったら、地球はおしまいだ)。そして、テロとアラブは一応わけて考えている配慮。でも、いつまでつづく? 同盟国の意見を調整しながら、どこまでやるつもり? 慎重に、でも確実になにかが動いています。しっかりみておきましょう。いろいろな角度からの情報を冷静にうけとめながら。

>みーさん。予言>預言との違い、ですね。預言のほうはめったなことではつかうものじゃないんじゃないかな、なんて、思ったりします。
ファイルみつかってよかったですね。

>たけうちさん。台風一過、昼間は暑いんですけど、よるがひえこみます。私も体調くずしちゃって。漢方薬をのんだら、そこそこきいてもってるんですが、要注意です。
ファイサル>実際には、そんなお歳ではなかったように思うのですが、あの映画ではそれなりの年齢に描かれていました。日本語版DVDが近日発売です。メイキングみたら、感想かきますね。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[6943] '01/09/14(金) 00:30:59

>たけうちさん

配慮が足りませんでした。どうもすみませんでした。

Name: みーさん  Mail: meyoukey@alles.or.jp

[6942] "Freude!"という叫びが世界に響きますように '01/09/13(木) 23:58:29

ごぶさたしています。あまりに寝不足で体調を崩しました。「何が起こるか分からないから体力を温存しとけ」と叱咤してくれた友には感謝していますが、どうしてもTVから目が離せないのも現実。
大好きな街が「戦場」となり、当たり前のようにあったランドマークがまさに煙と消えてしまった衝撃はかなり精神的にもダメージだったようです。ただ、そういうことはベオグラードやバグダッドで既に起こっているのだということは決して忘れてはならないし(それと今度の狂気の沙汰が許せないものだと言う事は全く別)、犠牲者や遺族の涙を血でぬぐうような履き違えは同じくらい許されないのです。

>和平交渉は「大人」のやること
ファイサルの何とも言えない「覚悟」ある表情を思い出します。ちょっと前に"Countdown to War"という、第二次大戦前のかけひきを描いたドラマを見ました。チェンバレンの姿勢を『宥和』と批判しチャーチルを賛美するのは容易い事ですが、どんなに汚い事をしても血が流れるよりはましかもしれない、ということは留め置きたいですね。『13デイズ』はまあ、ハリウッド映画ですが、「断固として戦争はしない」という決意があれば流血は回避できるのではないかという希望を信じたくなる映画でした。

自分の掲示板にも書いたんですが、プロムス・ラストナイトの曲目が変更になりました。最後には「第九交響曲」の最終楽章が演奏されます。もちろん私はブリタニアも大好きですけど、やはりあの無邪気な賛美プログラムはそろそろ考え直す時期に来ているのかもしれません。とにかく、今この時期に適切なチョイスをしてくれたと思います。ただの嘆きでも怒りでもなく、この曲ということが何よりのメッセージです。
たぶん、今までなかったようなラストナイトになると思います。深夜ですけど、見られる方はぜひ見ましょう。

>みーさん
私が言う事ではないかも知れませんけれども、ちょっと…。個人的に嬉しいのはわかりますし、強制的に暗いムードを押し付けるような事はすべきではありませんが、書き込みのデータが残っていたという事をもって「奇蹟」というのは少々時宜をわきまえていないのではないでしょうか。私個人が狭量になっているだけかも知れませんが…

Name: たけうち  Mail: take-m@ka2.so-net.ne.jp

[6941] お騒がせいたしました。 '01/09/13(木) 22:05:59

またもやすみません。

昨日騒いでおりましたプライマル@フジロックレポートなんですが、実は手許にあったのです!ウェブメールアドレスに転送した方は間違えて消してしまったのですが、Eudraに送った方が残っていました。しかし細部で間違い続出。「"Come Together"のシングル・ジャケットの表に写っているイネス」って何。正確には、「"Loaded"の。。。写っているロバート」なんです。英訳の際によくチェックして直しますぅ(涙)。

みいちゃん、皆様、お騒がせいたしました!

でもこれも一つの奇蹟かも知れないです。うれしかったです。

Name: みーさん  Mail: meyoukey@alles.or.jp

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