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[7420] 未熟者の頼み事 '04/05/16(日) 00:55:25

オアシスにリンゴ・スターの息子が参加!というニュースにビックリです。てゆうかいつの間に辞めたんだアラン…

今日はゾンビに追われるサラ・ポリー(なんとホラー映画のお約束であるシャワーシーンまでやってくれてます…複雑)とかお花畑のユアンくんとかヘクトル役のエリック・バナが退場すると急に展開が駆け足になるトロイなどを観ました。ですが、もう一本観た『スイミング・プール』の謎が解けずもやもやしていて困っています。別に眠っていたわけでもないですし、ミステリー作家が主人公なのだから謎解きは重要では無いってこともなさそうだということも理解した上で慎重に観ていたつもりだったのですが、どうやらロストしてしまっていたみたいでラストは「へ??」状態。悔しいなぁもう。

もしお時間の都合がついてご覧になったならぜひ感想をお聞かせくださいませ。混み具合も8人の女たちほど人でいっぱいということはないですので。でも、このくらいわかれよなーまったく、って思われてしまいそうでちょっと怖いですが…

Name: かつ  Mail: katsu@jc4.so-net.ne.jp

[7419] 洋楽愛好家蛸壺封じ込め法案 '04/05/13(木) 01:40:05

團十郎さんが急性白血病で入院してしまいました。七月までの休演が決定し、口上にもでられないことに。初日の弁慶は大層ご立派でしたし、日曜日の昼の部でみた福岡貢もお元気そうにみえたのに(夜の部の勧進帳のあと気分が悪くなったとか)。月曜日に放映されたビストロSMAPでもおいしそうにカレーをたべていましたっけ……。海老蔵丈はいきなりたった一人で襲名披露という難事業にあたらなければならなくなったわけで(歌舞伎の世界では父親が師匠です)、歴史はくりかえすというか、どんなつくりごとより現実が一番ドラマチックで過酷……。療養で治る確率が高いとの報道ですから、まずは治療に専念していただきたいです。

>かつさん。美少女恋愛シミュレーションのよう>目がさめるといきなり美少女が六畳一間に同居しているような? この和製「愛とは決して後悔しないこと」の著者が1986年に文○界新人賞をもらっているということを最近知ってむしろ驚愕しています。まじめに「純文学」の人だったんですね〜。
CCCD>そうですよう。なにもジョニー・マーの新譜にかけなくてもねえ。
法案>HMVやタワレコの大型支店が街から消え、洋楽(ああ、このジャンル名称がいたい)CD売り場が落語や法話の「カセット」のとなりになっちゃって、ア行からワ行までひと棚ですんじゃったりして、洋楽ファンっていうのがジャズファンより高齢化して蛸壺化がさらに促進されるだけだって、そういう法案だってことですよ。なんてこと!

Name: みいちゃん  Mail: bluetonicxxx@yahoo.co.jp

[7418] ドンキとかSAでCDを買うような人たちと一緒にされるのはなんだか嫌 '04/05/12(水) 20:41:23

いま日本で一日一万部の勢いで売れているという小説『世界の中心で、愛をさけぶ』の映画版を観ました。女性向けの内容かと思っていたのですが、これがなんと美少女恋愛シミュレーションゲームのようなある種の男性に向けたファンタジーになっていてびっくりしました。都合良過ぎ。原作未読ですが、小説も同じような展開だとしたら片山恭一が「なぜ売れているのかわからない」というコメントを出したのもなんとなく頷けます。ハーラン・エリスンなタイトルも編集の人が付けたらしいので思い入れはないのかも。

>輸入盤禁止
昨日ベータバンドの新作を買いに行ったらCCCD(レーベルゲートだったかも?)だったんですよ。おいおい、たかがベータバンドなんだから(←失礼です)そこまでしなくてもいいだろう、と思いましたが日本盤が発売されるだけ幸せなのかもしれませんね。

以前はライナーノーツや解説が面白かったりしていたし、アルバムの雰囲気に合わなくて没になった曲がボーナストラックで付いていたりしたので値段が高くても積極的に日本盤を買っていたんですが、今はライターの個性が無くて(あるいはあり過ぎて)解説はつまらないし、ボーナストラックはシングル収録曲だとかライブバージョンだとか他にいくらでも入手手段のあるものばかりになってきているしということで、サントラ盤はほぼすべて輸入盤を買うようにしていますし、プリンスの新作のように輸入盤の発売が1ヶ月くらい早いものに関してもそちらを購入するようになってきたところなので、この法案が通ってしまうのは残念です。競争相手が無くなることでボーナストラックやら歌詞カードを付けるといったサービスや買ってもらう努力をしなくなる気がします。特に東芝とか。

この法案のことがあまり話題にならないのは、アヴリルとかエアロスミスとかエミネムとかレッチリとかコンピ盤が洋楽の売り上げの6〜7割(もっとかも)を占めているんでそういうのだけを聴く普通の人には輸入盤が無くなろうがどうでもいい、ということなんでしょうねきっと。音楽関係者による反対運動も遅すぎというか、なんというか。負けるのはわかっているけど声をあげるのが大事だ、みたいな感じで。署名者のリストを眺めてみると、あれ?ピーター・バラカンの名が無いぞ、とか渋谷陽一が署名してないのは中村とうようとか高橋健太郎が関わってるからか?とか、今泉圭姫子と矢口清治が署名してるのに親分の湯川れい子はしてないとか、大貫憲章の名はあるのに伊藤政則はどうした?とかちょっと面白いです。

僕にとって一番困るのがプリファブスプラウトやワナダイズの前作みたく
本国での発売より大幅に遅れて日本盤が出るっていう場合です。日本盤発売後に同タイトルの輸入盤の在庫を抱えていると違法になることもあって、こういう場合お店はその輸入盤を仕入れることをしないだろうとのこと。それでも発売されればまだいいけど、一年くらい待たされたあげくCCCDだったりしたらガックシトホホです。

アマゾン等を使っての個人輸入は問題ないそうですが、業者がここを経由して大量に輸入したりすると、これは個人で楽しむものなのかどうかというチェックをいちいちしなければならない税関は仕事量が膨大になって面倒くさいから個人輸入だろうがなんだろうが一括して非通過、という可能性もあるそうです。ひえーん。

法案が可決されて輸入盤が規制されたとしてもCDの売り上げが伸びることはおそらく無いでしょう。間違いなく。そうすると今度はシェアの低さからほったらかし状態だったマックユーザーにレコード会社の矛先が向くかもしれませんね。「マックユーザーがCCCDやレーベルゲートCDをコピーしてネット上で配っているから悪いんだ!奴らを吊るせ!」ってね。

怖い怖い。

Name: かつ  Mail: katsu@jc4.so-net.ne.jp

[7417] 通常のDVDにはリージョンコードがあります '04/05/12(水) 00:14:28

natsukiさん>「カサンドラの城」を原題で検索すれば、amazon.comその他でなんなく買えるのでは。いきなりこんな個人のサイトで質問するまえに、自分で調べる努力はおこたらないようにしていただきたいものです。

しかしながら、老婆心ながらもうしあげますと、アメリカの通常のセルDVDはリージョンコードが日本とことなるので、日本の一般家庭用DVDではみられません(まれにリージョンフリーのものもあります)。イギリスのDVDはPCでみるぶんにはコードがおなじですが、映像方式がPALなのでこれまた問題があります(日本はNTSC)。ワールド対応のDVDデッキをお求めになれば問題ありませんが……、と、こういう海外DVDのことは検索していただき、専門のサイトでご質問なさってください。私はあまりこの手のことに興味ありませんので、この件につきましてのお返事は不要です。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonicxxx@yahoo.co.jp

[7416] 天下の悪法 '04/05/12(水) 00:00:56

輸入盤が規制されるかもしれないそうだけど、あまり話題にならないのはどういうわけなのでしょう。まあ、AMAZONで買えば問題ないのかなあ。でも、輸入盤屋さんはたいへんだ。

連休中は海老蔵襲名披露で完全燃焼しました。風邪もようやくなおりましたし。アダム・クーパーの「オン・ユア・トウズ」もみました。愛妻サラ・ウィルドーのコメディエンヌぶりにおどろきましたが、アダムの「歌」はどうでしょう? まあ、ユアンよりはうまかった、といっておきましょうか? 舞台は、けっこうちゃんとした「ミュージカル」でした。おもしろかったけど、もっと踊りがみたかったな。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonicxxx@yahoo.co.jp

[7415] カサンドラの城のDVDを探しています☆ '04/05/11(火) 20:10:09

こんにちは☆前に『カサンドラの城』の本を読んで、すっっっごく気に入ったのでDVDを探してるんですけど、日本では手に入らないのかなぁ??誰か日本での入手方を知ってたら是非教えてください!!!

Name: natsuki

[7414] 風邪に注意しましょう '04/04/28(水) 01:34:37

AMPの「くるみ割り人形」(クララは孤児院にいるかわいそうな女の子という、マシュー・ボーンおとくいの、スウィートでビターな読替が愉快)、RSCの「オセロー」(激しすぎる嫉妬の感情をまったく制御できず、新妻をぶったたく夫=オセロー。ある種DV夫といった趣の演出なのがかえってリアル。そういえば理詰めでくるっていく従来の演出よりこのほうが自然かも。ゆえに、嫉妬に火をくべてみたものの、大火のあまりなすすべもなく呆然としてみえるイアーゴー〔サー・アントニー・シャー〕がかつてなくせつない存在にみえました)、そして新国立劇場のフェリ&コレーラによる「ロメオとジュリエット」と駆け足で舞台をみてきて、それぞれかきたいことはいろいろあれど、なんかむねいっぱいでいるうちに、風邪ひいたりして、そのままに。うう、まだのどいたいです。

テレビつけたらアヴリル・ラヴィーンがスツールにこしかけて歌ってました。く〜っ、かわいいっすね。グレーっぽい目にレッド系のアイシャドウ、白人系にはめずらしく八重歯っつうのがまたよいです。五月発売の新譜の予約をいれることにします。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonicxxx@yahoo.co.jp

[7413] 黄金週間目前 '04/04/22(木) 02:28:26

はっ。いつのまにか駄洒落の応酬がくりひろげられてる。おひさしぶり、あいかわらずです、サイレンスさん。インサイダー情報をちらつかせていただき、ありがとうございます〜。「テオレマ」のフィルムが古くてボロいのは、上映権の問題で、パゾリーニ財団(? うろおぼえ)がニュープリントを保存しているものとばかり思っていました。いずれにせよ、美しい画質のDVDがでることを心待ちにしております。

「象牙色のアイドル」>みたことありませんが、このタイトルだけで、なんだかせつなくなってしまいます(ホラーなのに)。60〜70年代(すでに二十世紀中葉とよぶべき?)の洋画の邦題はなぜこんなにブンガク的なのでしょう。ジョン・モルダー・ブラウンが色白だ、という意味なのでしょうか。

いっぽう、「セメント・ガーデン」(原題)なんて、「ルナ・ティックラブ 禁断の姉弟」ですもん・・・。あまりといえばあまりな・・・。ぜひ邦題は原題よりでお願いします。しかし、このラインナップなら、ジュリー・デルピー主演の「ボイジャー」「パッション・ベアトリス」の禁断ものもいれていただきたいような。十代のデルピー、シャルロット・ゲーンズブールの作品をDVD化することは、すでに二十世紀の文化遺産を守ることにつながるかと思われます。

>かつさん。「白い家の少女」。いいですね〜。あの時分のジョディ・フォスターなら、アーモンド風味の紅茶を飲んでもかまわんという人続出でありましたでしょう。
レディオヘッド>友人が「レディヘ」と省略するのをきいてへなへなとなりました。

今シーズンはけっこうテレビドラマをみてます。「新選組!」もたのしんでますし(佐藤浩市の芹沢鴨がイイ!)、孤児院出身で絶対音感を持った盲目の天才少女ピアニスト(すごすぎ。初回から物置に「グランドピアノ」がおいてあって笑えたぞ。調律はしなくてもよいものらしい☆)のドラマ「子犬のワルツ」も一話をみました。(「同情するならカネをくれ」みたいになるのかなあ)「ウルトラQ」のリメイクもなかなかいいかんじです。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonicxxx@yahoo.co.jp

[7412] creepをいれない珈琲なんて '04/04/18(日) 23:29:47

はっ!レディオヘッド絡みでおやじギャグを言ってしまった…ファンの方、怒らないでください(願)。おそるべしサイレンスさんの魔力。←関係ないって

もはやファンだとは言えないほど距離のある存在となってしまったレディオヘッドですが(最新作からのやつは曲名わからないし/ファンの方すいません)、万が一"creep"や"high&dry"が聴けるかもしれないので今回はいちおう行きました。が、結果は4公演の中で一番地味な選曲の日に当たってしまいましたとさ…。上記2曲はもちろんのこと、justもno surprisesも聴けず終い。でもまあ、それがかえって統一感があって良かったといえば良かったのかもしれません。3年前のときはバンドと僕の間に大きな壁があることに愕然としてしまったのですが、今回そういうことは感じず素直に楽しめました。ただその分バンドとしての凄味には欠けたように思えます。割と万人向けになってしまったというか。なーんて僕に言われたかないですね。すいませんファンの方。

関係ないですが開演前のアナウンスでtravisの来日中止を知りました。せっかくどうやったらライブとキャシャーンとコールドマウンテンとキルビル2を一日で鑑賞できるか考えてたのに…
ということで次のライブはあまり大きな声でひとには言えないアイドルの初ライブでございます。三十路もすでに後半の男がなにやってるんでしょうか…ちなみにその次はペットショップボーイズのグレイテストヒッツツアー。これは非常に楽しみです。お客さんもカラフルですし。

>サイレンスさん
白い家の少女の裏情報ありがとうございます。海外でもDVD化はまだなようなので気長に待っています。

Name: かつ  Mail: katsu@jc4.so-net.ne.jp

[7411] 趣味が問題 '04/04/06(火) 12:26:52

直径12pの銀盤上でくるくる回る人生を送っていて、すっかり御無沙汰しておりました。素行がHNと同じでわかりやすいですね。
えっと。みいちゃんさん、『テオレマ』はですね、ちゃんとニューマスター取り寄せて、字幕も新たにし…た…い…なぁぁぁ。
イタリアはいい加減な国なので、ヘラルドのぼろぼろのフィルムの方がまだ画質が良い。なんてこともままあります。

かつさん、お久しぶりです。
『白い家の少女』はですね。版権が空いていたのですが、現状入手できるマスターがトリミングされてなおかつカット版のため、DVD化し難いのでありますよ。きちんとした原版が見つかればすぐにDVD化されると思いますよ。

ちょっとインサイダー情報を流してみました。
長いこと銃と馬の出てくる映画ばかりに携わっていたもので、最近は人間の言葉をうまく使えなくなってしまいました。いけませんね。リハビリを兼ね、自動車が走っていたり電話機使ったり、大きな帽子を被っていない主人公の映画をDVD化するようにしています。今後の予定としては、『さらば美しき人』とか『高校教師』とか『アパッショナート』とか。後は、『サロメの季節』や『ルルの時代』、『象牙色のアイドル』なども。

あれ? 美少年美少女が多いね。
趣味ぢゃないですよ。たまたまです。本当は髭面のガンマンが好きなんですが、リハビリのため仕方なく、対極に位置するキャラの出てくる映画に挑んでいるのです。
そのうち英国映画もやりますので、期待してちょ。『セメント・ガーデン』とかね。

Name: サイレンス  Mail: imura@tocom.co.jp

[7410] テオレマがDVD化! '04/04/06(火) 02:38:07

ああ、おどろきました。DVD先取り情報をざっとながめ、密林に予約を入れていたら、なんと五月に「テオレマ」発売決定! の情報キャッチ。うれしいよう〜。劇場でもおがめなかったきれいな画像なんでしょうか。たのしみ〜。字幕も、新しいのだといいなあ。紀伊國屋が発売元だから、あのヘラルドのぼろぼろのフィルムってことは、ないよね?

四月はおまけに「スウィート・ヒア・アフター」に「クレールの膝」のレアもの少女映画づくし、と思って書き込もうとしたら、なんか、デジャヴュな書き込みが。かつさん、ありがとうございます。ナタキンBOX、「悪魔の性キャサリン」をすでにもっている私としては、なやむところです。「クララ・シューマン物語」にはかなりそそられるものがありますが。(ちなみに、かつて「今のままでいて」を密林で買ったら、すぐに「プリティ・ベイビー」(輸入盤)を推挙してきましたよ、密林は!)

でもこのBOXをくんだすばらしい会社に一言。BOX2にはいっている「太陽は夜も輝く」、ナタキンの出番は数分ですよ? いーんですか? これは完全にシャルロット・ゲーンズブールの映画ですよう! 目隠しされたシャルロットちゃんがめっちゃかわいいです。あ、ファン層が微妙に重なれば、おっけーかも。

四月は「ウォー・レクイエム」や「欲望」「さすらい」「ベニスに死す」「地獄に堕ちた」なんてのもでますね。ツタヤもDVDレンタルがめっきりふえました。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonicxxx@yahoo.co.jp

[7409] 1が"debut"。2が"mellow"。3は? '04/04/05(月) 21:00:49

こんばんわ。『趣味の問題』とは関係ありませんが、ナスターシャ・キンスキーDVD BOXなるものが発売されますね。『悪魔の性 キャサリン』『危険な年頃/課外スクール』との組み合わせがなぜ『哀愁のトロイメライ』なのかがよくわかりません。『レッスンC』や『今のままでいて』の方がふさわしそうなのですが、きっと大人の事情があるのでしょう。

2はテス、パリテキ、猫人間で決まりかと思っていたけれど、"mellow"って括りにはふさわしくないような気もします。『レボリューション』『マリアの恋人』『ハーレム』とかいう"debut"にもまして不可解な組み合わせになるのでしょうか?ドキドキです。

サラ・ポリー(難病ものの次はゾンビものかい…)の『スウィート・ヒアアフター』日本版もやっと発売になるこの機に乗じてジョディの『白い家の少女』も初DVD化!とかってことにならないかなぁと期待しています。

ガス・ヴァン・サントがカート・コバーンについての映画を撮るらしいとか1800円以下の輸入盤が店頭からなくなりそうだ、とか気になるニュースもありますがとりあえずは『ワン・フロム・ザ・ハート』を観ます。でわでわ。

Name: かつ  Mail: katsu@jc4.so-net.ne.jp

[7408] 「趣味の問題」みました '04/04/01(木) 02:23:36

BSで「趣味の問題」をみました。ホモセクシャルっぽいポスター、あやしげなキャッチ、気にはなっていたけど、みてなかった作品です。みてびっくり。ベルナール・ジロドーが「焼け石に水」とおなじよ〜なキャラクターなんですよ! なんなんだ、このおじさんは。「焼け石に水」でも、ちょっと見、冴えないガウン姿(コート姿も含む)なのに、美少年たちの心を翻弄し支配する、道をハズしたあやしいおじさんでしたが、「趣味の問題」ではジャン=ピエール・ロリくんをやはりガウン姿で翻弄。しかも、こっちのほうは、いわゆるホモセクシャル的関係ではないのが新鮮です。

自分の分身のように考え、感じてくれる若者をそばにおきたがる初老の実業家と、自分の地位を高めてくれるすぐれた相手に雇用されることを望む若者。つねに共感を求めあうのに、愛情は求めない孤独な二人の「雇用関係」は、いつしか互いに依存しあう麻薬のようなぬけだせない関係に・・・。おもしろいです! くわえて、ジロドーさんがやとっているあやしいおかかえ料理人(臓物煮込み料理が得意)がシャルル・ベルリングさんだったり、ジャン・ピエール・レオーさんがちょこっとでてくるのがおいしい映画でした。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonicxxx@yahoo.co.jp

[7407] ピクニック at ガラパゴス諸島 '04/02/19(木) 02:17:02

久々に新作映画をみました。「マスター・アンド・コマンダー」です。当初、ラッセル・クロウと金髪ぼーやをフィーチャーしたポスターをみたときには、おっさん航海士と少年たちの処女航海ものかと思ってしまいましたが、なんのことはない、これは海の男ホーンブロワーみたいなおはなしなんです。原作が海の男ジャック・オーブリーというシリーズもので、今回の映画化はそこから壮年期のオハナシをぬきだしたもの。

ピーター・ウィアー監督と英国海軍というのがはじめしっくりこなかったのですが、みていたら妙に納得してしまいました。「モスキート・コースト」の親父に代表される、生涯ハックルベリー・フィンみたいな男たちが集団でいる状態とでもいうか・・・。

みなれない水兵さんたちのなかで、誰がシリーズものにおけるレギュラーだかわからないので、正直、映画がはじまってまもなくはきびしいところもあるんですが、そこは一本の映画のなかでちゃんと個々のキャラクターに感情移入するようにできているので、後半はかなりたのしめました。

特筆すべきは、水やその他の補給のためにたちよったとされるガラパゴス諸島でピクニックをするシーンです。ほんとにガラパゴス諸島でロケしてしまうあたり、さすがエアーズロックで美少女映画を撮った監督のことだけはあります。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonicxxx@yahoo.co.jp

[7406] マシュー・ボーンの新作は「召使」 '04/02/12(木) 21:07:10

マシュー・ボーンの新作来日公演がきまったそうですが(六、七月「プレイ・ウィズアウト・ワーズ」)、な、なんと中身はジョゼフ・ロージーの「召使」なんですね。びっくりしました。ダンスで「召使」! 「白鳥」を○回もみて、ちょっとおなかいっぱいになっていたんですが、これは別腹ですね〜。スコット・アンブラーの召使にあたるまで、また何度もみてしまいそうな気が・・・。うう。

Name: みいちゃん

[7405] ヴィクトリア女王のおきにいり '04/02/11(水) 02:41:01

歌劇「ミカド」っていう、日本を舞台に王子様と町娘の恋物語が展開するキッチュな英国オペラがあるのですが、そのメイキング・ムービーである「トプシー・ターヴィーTOPSY-TURVY」を衛星でやってました。たまたまテレビをつけたらいきなり監督マイク・リーとでてきたので、おどろきました! これって、アカデミー賞受賞(美術かなんかだったかな)してるのに、結局は日本劇場未公開だったんですよ。まあ、レアものでした!

長い作品だし、ちょっとたるいかな〜とおもってみたんですが、さすがにマイク・リー、オペラのメイキングを例のドキュメンタリータッチでみせてくれるんで、とてもおもしろい。世紀末のロンドン万博で人気をさらった日本村にインスパイアされたギルバート(サヴォイ劇場の脚本家)とサリバン(作曲家)のコンビが、まじめ〜に日本人に取材して舞台をつくりあげてゆく過程をみせるのです(それなのに、主人公の王子様の名前がナンキプーとかいうんだよね)。劇作がマンネリ化して悩むギルバートが日本文化に敬意をはらい傾倒してゆく様子がじつにまじめに描かれるので(←これがはたからみるとかなりおかしい)、日本人がみても差別的なものはかんじません。むしろカルチャーギャップコメディですね。うまれてはじめてキモノを着たオペラ歌手への演技指導が、とにかくかなり笑えます。

あと特筆すべきは、「ミカド」ヒロイン役に「マクベス巡査」でおなじみのイザベルちゃんが扮していることでしょう。キモノをきて、ジャパニーズガールになりきって歌って踊るのがかわいいです。映画のなかの舞台セットがまたゴージャスで、ほんとにイラストレイテッド・ロンドン・ニュースからぬけだしたよう。これだけ豪華絢爛ジャポニズムなら、ヴィクトリア女王をはじめ、みんなが夢中になったのがわかります。なんか、キュートな映画で、トクした気分になります。

>かつさん。私もヒカルちゃんは好きなんですけど、やはりあのふるえる声がいいのではないかと。ただ、歌詞がなんか、こう、あまりにもストレートではずかしいなあと思うときがあります。最年少芥川賞受賞者の作品もそうなんだなあ。(単行本を買う気がしないので、ようやく全文掲載される今月の某雑誌でよみはじめました)

Name: みいちゃん  Mail: bluetonicxxx@yahoo.co.jp

[7404] コンサートに行きました '04/02/05(木) 01:09:49

どうもお久しぶりです。みなさんのご想像通り(?)金原ひとみより綿矢りさが好きだったりするかつです。今年もよろしくお願いします。

"ヒカルの5"二日目。「とりあえず行っとく?」程度のノリで応募したらSS席の驚くほど真ん前の席が当たってしまいまして、2階席の後方のファンの皆さんに申し訳なく思いつつ見に行ったのですが、最高でございました。「いまどきジェネシスかよ!」と思わずツッコんでしまったくらいにバリバリにバリライト(なのか?)を駆使しつつも上品なヒカリの演出とヒカルちゃんの唄の良さだけで勝負するというシンプルさが良かったです。MCでダラダラしたり客イジリをしたりなどをしなくとも2時間半近く持たせてしまうのはすごいなと。個人的に嬉しかったのは改悪バージョンの"FINAL DISTANCE"ではなくオリジナルの"DISTANCE"が聴けたことで、あとよかったのは月並みですが"movin' on without you","First Love","Automatic","B & C"等です。オープニングもカッコよかったし、すっかり恒例となってしまったトチリも可愛かった。←ダメだろ

曲調とか僕の好みでは無いものの方が多いのになぜ宇多田ヒカルに惹かれるのかな?と考えたときに、微妙に震える声のせいなのかもしれない、とロッキンオン風に無理やりこじつけてみたのですが、ブライアン・フェリーやニール・ヤングと同じ理由で好きだと言い切るには無理がありすぎかも…(汗)。やっぱルックスで好きになってるのかな…

で、このあとの僕のコンサートの予定は来月がデヴィッド・ボウイ、4月が高野くんとレディオヘッド、ひと月飛んで6月がマイケル・ナイマン・バンドとエンニオ・モリコーネとなっています。モリコーネのコンサートはここの方々の鑑賞率が高そうですね。当日はちょっとドキドキかも。←?

Name: かつ  Mail: katsu@jc4.so-net.ne.jp

[7403] 芝居みましたその2 '04/01/26(月) 01:47:40

彩の国さいたま劇場で「タイタス・アンドロニカス」みました。また演出は「彼」でしたが、今回の流血劇は彼の得意とするところで(ex.「恐怖時代」)、いままでみた彼の作品のなかでもっとも違和感のないもののひとつだったかも。そしてすばらしいのがキャスティング。ゴートの女王役が麻実れいさんで、サターナイナスが鶴見辰吾。妖艶で激して残忍なゴートの女王タモーラに、観客はただもう、サターナイナスみたいにしびれまくりでした。ラヴィニア役の真中瞳さんも、ちょっと生意気そうな美女なので、あの役にはあってました(口が悪いんだよね、ラヴィニアって)。あんまり演技がうまくないのも、あの役にはいたいたしくてあってました。

タイタス役の吉田鋼太郎さんは、いままで脇役でしかおめにかかってなかった人ですが、本当に上手な方ですね。悲惨な目にあってぼろ切れのようになった娘をその伯父が「これはかつてあなたの娘だったものです」とつれてくるシーンがあるのですが、「そんなことをいうな、今でも私の大事な娘だ」とだきとめるシーンでは、会場からすすり泣きが。あんな冗談みたいに血が流れる舞台なのに、とても普遍的な家族の物語にみせたのはすばらしかったです。

殺人、強姦、人肉食と、つくづく、残酷な芝居なんですが、復讐には復讐をかさねてエスカレートしていくタイタスとタモーラが「よく似ている」ことからみちびきだされる当然の結果。この芝居、今日性ありすぎだと、つくづく思うのです。

ただ、今回疑問に思ったのは、衣装その他の趣向が「あの映画」に似すぎ。タモーラの極道息子二人が美形だとか、タイタスが「かわいいコックさん」になってしまうのは、あまりにも似すぎていて考えなしだと思ったし(ただ、映画のほうはアンソニー・ホプキンス主演で、「ハンニバル」公開とほぼ同時期だったからもっとおもしろかったんだよね)、ラストシーン、タイタスの孫が黒人の赤ん坊をだいて二人だけ取り残されるのはほとんどパクリでしょう。いいんでしょうか。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonicxxx@yahoo.co.jp

[7402] 芝居みました '04/01/26(月) 01:42:22

演舞場の松たか子座長公演「おはつ」。遊女姿のたか子嬢妖艶ポスターにひかれてみたんですが、これはどうだ・・・。

肺病にかかった遊女が、死期をさとって一緒に死んでくれそうな男に惚れる、というオハナシなんですが。さて、そもそも、世間のしがらみのなかで行き場のなくなった男女が手に手をとって死んでゆくのが心中だとすると、たか子嬢演じるおはつは遊女として売れっ子だし、肺病とはいえ、まわりからひたかくしにできる程度なので、まだ養生の余地があって、しかも、とくに好きな男もいない・・・というわけで、心中して死ぬ理由がない! そういう子が「この人こそ私と一緒に死んでくれる人なんだわ♪」と思いこんだら百年目で、かたっぱしからおとしまくるという迷惑千万、奇妙キテレツなおはなしなのです。それをたか子嬢が「ひたむきに、いじらしく」演じるので、みている方は混乱します。まきこまれて一人むなしく犬死にする佐々木蔵之介くんがあわれでした。妖艶遊女姿も一幕しかなかったしさ・・・。

「死期を感じて恋に狂いたがる遊女」という「お芝居的」設定に魅力は感じるのですが、それって、さらにもっとみじめな境遇と性分でないとまるで説得力がない。設定にゆらぎがあるから、「死んで」といったつぎの瞬間、「やっぱり生きて!」といってみたりして、蔵之介くん演じる相方ではありませんが、「俺はどうすればいいだよ!」ですよ。おまけに、先に事故死してしまった相方の手をにぎって、「ああ、まだあたたかい」って、おはつさん、あんたはジュリエットか? まきこまれて三角関係になった相方の親友が「おれも死ぬ!」というのをとどめて、「あなたは生きて私たちのことを後世につたえて」って、それはハムレットだろう? あう〜でした。

病的なヒロイン像(たんなる不思議ちゃんってはなしもある)と健康的な座長との実像とのあいだでブレてしまったのかなあ。江波杏子さんはじめとする共演の方々は色町とその周辺でいきる人々の色気をかんじさせてなかなか深くてよかったです。あと、座長(たか子嬢)につねに半歩さがってひきたてる男性陣、あっぱれです。

これだけかいてますけど、美しい写真めあてで筋書きかいました。しくしく。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonicxxx@yahoo.co.jp

[7401] イングリッド・チューリン追悼 '04/01/10(土) 02:03:11

イングリッド・チューリンが亡くなりました。先日、「地獄に堕ちた勇者ども」の話をかいたばかりでしたっけ・・・。もちろん、ベルイマン監督作品における彼女の演技はすばらしいものでありますが、ここではあくまで化粧っけのない知的な女優、という印象で(実際は、公私混同してしまうベルイマンのもとで相当にどろどろ状態であったことでありましょうが)。やはり彼女の名前をかたるとき、真っ先に思い出されるのは、ヴィスコンティ作品でみせた艶姿でしょう。この作品で「イングリッド!」と感じ入った奇特な方のみ、「サロン・キティ」をごらんください。ま、こちらは冒頭のシーンのみがいいんだけどね。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonicxxx@yahoo.co.jp

(- '04/01/10(土))(- '03/08/20(水))(- '03/04/06(日))
(- '03/02/17(月))(- '03/01/02(木))(- '02/11/22(金))(- '02/09/29(日))
(- '02/08/13(火))(- '02/07/14(日))(- '02/06/12(水))(- '02/05/20(月))
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(- '02/01/28(月))(- '02/01/10(木))(- '01/12/20(木))(- '01/11/25(日))
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