国際フォーラムの入り口付近で爽やかなカップルの「わたし"smile"が入ったやつもってるよ」「え〜、なんで貸してくれなかったの」という会話を聞いてしまい、友人とふたり「"smile"すら聴いてない人も来てるんだね…(涙目)」「古い曲でうちらだけノリノリ(←死語)だったら悲しいね…(涙目)」なんて話をしつつ開演を待っていました。やや後ろの席だったのでこの辺は盛り上がるかな?どうかな?って思っていたんですけど、ライブ開始直後はまあそれなりに盛り上がっていたです。が、"When
I Was
Cruel"を延々と演奏しだしたあたりで熱がすぅーっと引いてしまいました。それはもうカックンという勢いで、その後ロケンロールな曲でも座ったまま(涙)。まあそのおかげで"All
This Useless
Beauty"〜"Tart"の流れをじっくりと堪能できたのでよかったです。それでもアンコールに入ってからは大いに盛り上がりました。コステロもノリノリ(←死語)だったらしく、本編よりも多くの曲を演奏してくれました(笑)。
個人的なベストはありきたりですが"(What's
So Funny 'Bout) Peace, Love And Understanding"、"Alison"、"I Want
You"です。特に"Alison"をバンド編成で聴けたのは嬉しかったです。このクラスの名曲だとどのアーティストもアレンジを変えたりとかアコースティックでやったりとかしてしまいがちですから余計に。オアシスで喩えるなら"Wonderwall"はノエルが弾き語るのよりバンドの演奏をバックにリアムが唄うのを聴きたい、ということですね。
じつのところ、リアムがボーカルを担当している曲だけぬきだしてききこんじゃった。兄ちゃんが「三曲も」うたっている事実をみとめなければ。今回ノエルがすごくうたがじょうずになったのはみとめます。でもやっぱりボーカルはリアムでしょう。どんなに努力してもノエルはリアムの声はだせないのに。似ているんだけど、「ロックンロールスター」の声が出せないノエル。どうしてかっこいい、一番イイ曲を自分でうたってしまうのかなあ? Force
of
Natureみたいなラウドな曲はリアムがうたわなきゃ意味がないのに。自分のつくった歌だけど、つくったはしから自分の歌じゃなくなっていくというのは、たしかにむなしい気がするのだろうけれど。