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[7120] 「ナオミ」を漢字にするなら「直美」や「奈緒美」よりか「尚美」が似合いそう '02/02/17(日) 20:31:51

『マリー・アントワネットの首飾り』『恋ごころ』『マルホランド・ドライブ』を観ました。

『マリー・アントワネットの首飾り』は『娼婦ベロニカ』を期待していけばなかなか楽しめると思います。ヒラリー・スワンクのジャンヌはベルばらのジャンヌとはかなり違うので、そこが気になってしまうか気にならないかでこの映画への評価も変わってしまうかも。ジョナサン・プライスのロアン大司教(「祈りなさい」て…)、ジョエリー・リチャードソン(綺麗!)も良いですし、ウォーケンのカリオストロ伯爵も頭悪そうで好きです。

『恋ごころ』。もしも当初の予定通りエマニュエル・ベアール主演で撮られていたならきっと…と思わずにはいられません。ジャンヌ・バリバールが悪いわけではないのですが、リヴェットの演出する2時間半のあいだ観るものを引っ張っていけるだけの魅力には欠けていると思う。エレーヌ・ド・フジュロール(青い夢の女)が出ているシーンが他のシーンと比べてグッと引き締まっているのがなんとも皮肉というか。最後の収束のさせ方ももう少し派手でもいいかと思うけど、まぁリヴェットだしね。

『マルホランド・ドライブ』。やはりリンチはすごいんだと思いました。アルトマン、タランティーノ、ソダーバーグあたりが得意とする同じ時間軸をいくつかの異なる視点からとらえるという手法を用いるのが今のアメリカ映画のトレンドですが、今回リンチはそこへさらに「どこか」の時間軸を混ぜ合わせるというものすごい大技を加えてきた。すげー。物語を収束させることを放棄したのだとしか思えなかった『ロスト・ハイウェイ』も、『マルホランド・ドライブ』を観た後だと、ああ、これと同じことをしようとしてうまくいかなかったんだなって思えます(相当好意的にみて)。この大技の成功を考慮してリンチを監督賞候補にしたのならまだまだアカデミーも捨てたものではないなって思ったけど、僕と同い歳でありながらも超可愛いルックスを保っているだけでなく相当しんどいシーンもこなせる根性もありキャラクターの光と影の部分もちっきり表現していたナオミ・ワッツ(ピンク・フロイドのサウンドエンジニアを務めた方の娘さんなのだそうで、この夏にはハリウッドリメイク版『リング』で貞子をやるみたい)を主演女優賞候補にしなかったからやっぱりダメかな。ちなみにこの映画の衣装はアニエスベー。わざわざデザインしたんじゃなく既製品を提供しただけだと思うけど。リンチとは意外に相性がいいのかも。

>質問への答え
リサはまだメガネかけてます。「プロディジーのおっさん」が誰のことを指すのかわかんないんですけど、とりあえずOCSのスティーブのものすごい額の後退っぷりを見てしまったら大抵の人には「まだまだ大丈夫だよ」って励ませると思います…

>『ピアニスト』のパンフ
あのストーリーのところを読んで、この世に僕より読解力の無い人がいるんだぁって思って安心してしまいました。
配給会社については去年の6月からあの印象的なキスシーンのチラシを配布するなど長期にわたる宣伝で大ヒットに結びつけたことは評価するけど、「日本のブノワくんファンの女子高生のため」に本編映像に(おそらく勝手に)修正を入れてR-18からR-15にしたのはどうなのかと思います。相手がベネックスだったら訴訟問題になるとこですよ。そんなヘラルド宣伝マン宅にこそパウルとペーターがあらわれてファニーゲームを始めてくれたらいいのに。

Name: かつ  Mail: katsu@jc4.so-net.ne.jp

[7119] 新文芸座で美女と犯罪 '02/02/15(金) 02:35:55

イタリア映画大回顧が終わればゆっくりできると思ったら甘かった? 新文芸座で山田宏一氏の「新編美女と犯罪」出版記念「魅惑の犯罪的美女16作品」一挙上映だって。アンナ・カリーナの「アルファヴィル」、「メイド・イン・USA」(山田氏によれば、ゴダールと別れたのが一番の犯罪だそう)、ジャンヌ・モローの「エヴァの匂い」(おお! たしかに犯罪的)、マリア・カザレスとダニエル・ダリューのおかげでフィリップさまの「パルムの僧院」と「輪舞」が! マレーネ・ディートリッヒの「間諜X27」「ブロンド・ヴィナス」「西班牙狂想曲」(話がつまらなくてもいいの、カノジョが美しければ)、「獣人」や「望郷」、「嘆きのテレーズ」や「暗黒街の弾痕」「ビッグ・ヒート」もファム・ファタールものに分類されたおかげで堂々上映。ゴダール、ヴァディム、フリッツ・ラング、ルノワールにデュヴィヴィエ・・・ジョゼフ・ロージーも・・・。悩殺の二週間。少なくとも、「パルムの僧院」(高校生のときから大好きな映画だけど、劇場でみるのははじめて!)はぜったいみるぞお。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[7118] Tシャツ '02/02/15(金) 02:27:20

「オルンゴソロの盗賊」をみました。無実の罪で追われるサルジニア島の羊飼いの男が、おいつめられてついに本物の盗賊になってしまう物語。盗賊になることを決意した男が、友人に「なにを用意して欲しい?」ときかれて「銃を」とこたえるところ、ぞくぞくしました。「パンより銃を」っていうのは、人を信じない、とりわけよそものを信じない人間ならいかにも言いそうだもの。

>Cheekyさん。イタリア映画大回顧、おしまいもちかくて、そろそろ息切れしそうですが、まだアントニオーニやロッセリーニがのこっています。風邪をひけません〜。本日、20枚の半券でもらえるという「オードリーTシャツ」を一枚いただきました(白とオレンジの二種あり。私は白地に青い柄のものを選びました)。イタリア映画なのに、なぜいただけるのがオードリーなの?「ローマの休日」だから? など、疑問に思っていたのですが、ようやく謎がとけました。なんのことはない、フェラガモTシャツだったのです。

>PINGUINOさん。マークス○○>彼女の出世作のタイトルは「英国貴族になった私」でした。それがもう40年くらい前のできごとをベースにしているのだと考えると、なんだかたくましいなあ、なんて。批判的日本人論が何年周期かでバカ売れする日本のベストセラーの構造って、いつまでもかわりませんね。

>ローマさん。昔の彼女>ヴィヴィアナ・デュランテ嬢、イタリア人なんですよ。元カノジョでありますが、舞台の上では今でも彼にとって最高のパートナーです。ビデオ化された「カルメン」はすばらしいです。文字通り、火花が散ってます。今年は二人がチューリヒ・バレエ団の来日公演のゲストで「ロメオとジュリエット」を踊るというのでとても楽しみにしています。
マーガレット王女>ロイヤル・オペラハウスの強力タニマチだった人だから、今後が〜。
スタジアム>東海地方はむかしからサッカーがさかんだったんですよね。だから専用ピッチがほしいといのならわかりますが、巨大スタジアムってなんだか・・・。
シューベルト>冬の旅が印象的に流れます。でも映画の後半は音楽が○×△なのっ。みてのおたのしみです。
BOX>ええっ、バラ売りではなく、BOXで購入なさったのですか。スバラシイ!

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[7117] 風船 '02/02/15(金) 02:26:23

「男と5つの風船」をみました。とっても「おサイケ」な映画でしたけど、1960年代の一連のドラッグ映画などをみなれていると、映像そのものはそれほど新鮮ではない? むしろ、マストロヤンニとカロリーヌ・スパークのふたりのやりとりが「大回顧」始まって以来の「明るいエロティシズム」満点でなかなかたのしかったです。風船をふくらますことに夢中になってしまった男(マルチェッロ・マストロヤンニ)が婚約者(カトリーヌ・スパーク)をほったらかしてやたらと風船をふくらませている、という他愛ないおはなし。そんな子どもっぽいこと、いいかげんやめて、と婚約者にいわれて男は反省するけど、ついにはベッドでも風船をふくらませるようになってしまい、ある日風船をきらしてしまって禁断症状にとりつかれ、風船をもとめて夜の巷をさすらう・・・そして最後には・・・。風船が割れるたびに、「これがオチかな?」と思わせる演出がご愛敬。

スパーク嬢が風船にしか興味がなくなってしまった恋人のために、ストリップショウをしたり(ガーターしかみせないけど♪)、泡風呂にはいってあそんでみせたり、日本のキモノを着ておなかだけみせてみたり、けっこうサービスしてました。彼女の登場シーンがモノクロで、中盤のあまりおもしろくない風船だらけのシーンがカラーで撮影されているのは、なんだかもったいないなあ。

>サイレンスさん。「ピアニスト」>ポスターや予告編からうける印象で、「ヒロインの願望が突如あらわれた美青年によって満たされる官能のドラマ」だと思って見に来た「うっかりもの」のカップルが少なくなかったようです。「カンヌ三冠」「イザベル・ユペール」の映画なのに! バレンタイン・デイ直前に上手に宣伝をおこなった映画会社の人の勝ち!

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[7116] 熊哲くん '02/02/15(金) 01:10:15

NHKで、昔の彼女(デュランテさんでしたっけ)について語ってましたね。先日亡くなったマーガレット王女の前で派手にケンカした話がおかしかったです。バレエについてではなく痴話喧嘩と聞いて、池辺さんあ然。

先週、仕事で東海地方に建設された新しいスタジアムに行き>大イベント誘致によるインフラ整備>を目の当たりにしてきました。山を切り開き、まわりに何もない所にいきなり巨大な建造物が現れるさまは異様そのもの。しかもそのスタジアムに行くための高速道路までつくられている。うわぁ、こりゃ80年代の光景かと妙な既視感が・・・。私は、W杯を開催することで国民の士気も上がるだろうし、海外の人に日本を知ってもらういいチャンスだと思っています(Cheekyさんご紹介の"お行儀指南"なんて最高におもしろいですね)。ただ、今回のためだけに莫大なお金を使ってご新規にスタジアムをつくったりするのはナンセンスで、今ある国立競技場やJリーグの施設をせっかくのこの機会にブラッシュアップして使えばよかったのにと思いました。

シューベルト>いかにも不幸そうなヒロインの心に棲みつきそうではありませんか。いや、またまたみいちゃんの感想を読んで「ピアニスト」がみたくなりましたよ。女の人が痛そうで見る気なかったんですが・・・。シューベルトの使い方が秀逸だったのは、『カーテンコール』の中でアントニー・シャーさんがジェイソン・フレミングくんとソファに座って即興曲を聴きながら「彼(シューベルト)は31で死んだね」みたいなことを言うシーン。台詞は少ないけれど、先の短い主人公の状況とマッチして、音楽がすべてを語る名場面でした。

サイレンスさん>マカロニDVD BOX、入手しました。まずは渋谷のタワレコで売り切れですと言われ、次にHMVでも初日に売り切れましたと言われ、やっとツタヤでご対面。ツタヤにはちゃんとコーナーも設けられており、店員さんの手書きらしきPOPにもリキが入っていました。さて、肝心の中身は・・・とんでもないわっ。ブックレットは同人誌(笑)?何はともあれ「殺しが静かにやって来る」のハッピーエンドバージョンをON! がぁぁぁん。あんなの、だめだめ(笑)。でも、紙ジャケのデザインもかっこいいし、まだ全部みてないのですがあれだけのタイトルを揃え、作品毎に関係者のインタビューなどを取ってきていて、携わった方々の熱意が感じられる内容に感動しました。わたしにとってのマカロニは、高度成長期の能天気な子供時代が甦る甘酸っぱい記憶でもあります。セルロイドに焼きつけられた映像が、こうしてまた新たなカタチで多くの人の目に触れる機会を得るなんて、マカロニの生命力には改めて驚かされます。

Name: ローマ  Mail: iguana@fd.catv.ne.jp

[7115] やはりW杯はいらない '02/02/14(木) 18:15:25

 イベントとしての価値は否定しませんけどね。スタジアムやらキャンプ村やらを新規に造ってまでやるメリットが、ムーディーズの国債格付けが先進国最低水準である我が国にあるのか、というのが大いに疑問なのですよ。大イベント誘致によるインフラ整備で国が富む図式は東京五輪、大阪万博までだったと思います。だから大阪がずっこけて、北京に決まった次々回の五輪開催地決定は正しいと思います。

 さて、国がおかしくなるとトンデモ本が氾濫するのでしょうか。新刊書コーナー見ると、「イギリスに学べ」ブームかいな。まずは、マークス寿子なるおばはんの「不安な国、日本」。日本の福祉制度は、イギリスに比べてこれだけ遅れている、と英国の素晴らしさを喧伝しながら、日本と日本人がいかにダメであるかが延々綴られています。アホか。歴史も人口も年齢構成もシステムも違う英国の話をいきなり持ってきて、「だから日本は欧州より遅れている」とは何事ぞ。第一このおばさん、マークス・アンド・スペンサー創業者の配偶者だったらしいけど、もう離婚してるんでしょ。いつまでも分かれた旦那の姓を名乗ってどうすんの? そんなにイギリスが好きなら、でたらめな本など書き散らかさずに自分だけで喜んでなさい。

 次。「英国式倹約生活のすすめ」とかいうクズ本。著者は英国人女性か。いきなり「多くのイギリス人は日本人より貧乏です。でも、心はずっと豊かです」。嘘です。心が豊かであるかどうかは、個人の置かれた状態、心構え、心情などによるものであって、国民全体をひとくくりにできるはずがありません。本屋もこんなもん、平積みにすんなよ。

 私事ですが、英国絡みの身辺時事を。現在のハリウッドでもっともナルシストであろうキャメロン・クロウの「バニラ・スカイ」。サー・ポール・マッカートニーの書き下ろしの主題歌を聴きました。ウイングスなら「ロンドンタウン」、ビートルズなら「ホワイトアルバム」あたりにちょこっと入っているような地味〜な小品。わははははは! ポールの商業主義批判だとしたら、こんなに面白いことはないんですが、最新アルバムの出来と合わせて考えると、才能枯渇の不安も。

 久々に英国製品を購入しました。エレキギター2本を下取りに出し、英バーンズ社の1本を買いました。オリジナルから型取り、細かい配線までフルコピーした「ブライアン・メイ・シグネイチャー」モデル。これまでいじった中では、抜群に音が似てます。本人は、確か6ペンス硬貨をピック代わりに使用しているので、あのキーキーした感じが出るんでしょう。真似するにも、現行貨幣ではないため、硬貨を探すには運が必要です。「ツキと6ペンス」ですな。

Name: PINGUINO  Mail: vamos_a_matar@mac.com

[7114] in Suburbia '02/02/13(水) 17:20:38

ごぶさたしております〜。
イタリア映画大回顧展、普段なかなかお目にかかれない作品ばかりなだけに、堪能していらっしゃいますね。
サッカーといえば、イギリスではワールドカップで日本に行くサポーター向けの"お行儀指南"が
公的機関のサイトで公開されているというニュースを聞きました。何もかも勝手の違う異国で
暴れる元気も失せてくれるとよいのですが・・・。

先日マイク・リーの『High Hopes(邦題:ビバ!ロンドン! ハイ・ホープス 〜キングス・クロスの気楽な人々〜)』を観たのですが、市井の人々の喜怒哀楽を丁寧に描いたいい作品でした。 登場人物の中で主に揶揄の対象となっているのは主人公の姉夫婦で、その滑稽なさまは以前こちらで話題になった本『階級にとりつかれた人々』を思い起こさせます。 上昇志向が強い、典型的なロウワーミドル・クラスのサバービア(郊外居住者)。駒の並べ方さえ知らないのに、立派なチェス盤をインテリアとして置いてみたり、たまたま知り合ったアッパーミドル・クラスのご婦人が持っていたのと全く同じデザインの帽子をかぶってみたり(それがあまりにも似合わない)と、失笑を誘う設定に。みいちゃんが紹介していらっしゃるキリスト教の本も書店平積みになっているのを見つけ入手しました。 映画と読書の相乗効果で知りたいことがますます増えてしまいます。

Name: Cheeky  Mail: britannia@cool.ne.jp

[7113] 重い腰野郎 '02/02/12(火) 18:54:11

バレンタイン・デーへの期待を込めて、文字の色を栗色にしてみました。
ちょっと最近こわれ気味なので、『栗色のマッドねえ』であります…なんちって。

どうもこの頃、休みになると引きこもりがちです。家から一歩も出ず、冷蔵庫に在るものを駆使して、サバイバル・ランチ。夜はデリバリー・ディナー。こないだなんか、朝から缶詰をナイフできこきこ開けて、ボルトアクション・ライフルがあったらまるで塹壕戦ですよ。このままではいけない…そう思って、昨日は「はんかがい」(最近疎遠なので字を忘れてしまいました)へ遠出してみました〜。
ああ、外にはこんな魅力的な世界が広がっていたんだね。「SUMIYA」へ行けばマカロニのサントラ、「TSUTAYA」へ行けばマカロニのDVD……PRのページでした。

管理人さん、ぼんじょるの。
ピアニストのそれはそれは物凄いテクを駆使した演奏で青年に火がつく…と言う描写はないのですね(←それはイタリア映画)。または、ハーベイ・カイテルがピアニストに横恋慕して、それはそれでうまくおさまってしまうとか(←それはオーストラリア映画)。あるいは、奥田瑛二が…。

セニョール・ギロさん、ちゃお。
レナータ・モアちゃんファン・ページ、堪能させて頂きました。
よそ様の応接間で何ですが、オレンジ・ピールにチョコレットかけたのは、“オランジェット”ですよ。ついでに、ギリシャ人船乗りに大受けのイタリア料理が“アルゴ・ラザニア”、そのあまりの美味しさのために「舌が奈落の底に落ちるようだ」とジュリアン・サンズに評されたカスピ海の宝石が、“奈落のキャビア”でございます。さらには、『ソラリス』のロケ地は、赤坂から六本木にかけての首都高だと伺ってますな。
管理人さんが睨んでますので、ちょっと英国風楽曲を口ずさみつつ今日はこの辺で…。

ピーター・ラビットは〜、わたしの〜、そ〜ばに〜いる〜♪

http://www.spo-k2.co.jp/title/macaroni2002/

Name: サイレンス  Mail: imura@tocom.co.jp

[7112] ウィーンが舞台だってことに気づくのが遅かったです '02/02/11(月) 00:15:34

「ピアニスト」みてきました。立ち見がでてました。

もう決して若くない独身のピアノ教師と教え子の恋。でも、これはそもそも恋なのかしらん。青年のほうは恋に恋して、愛するあなたのためならなんでもする、と豪語するけど、まだ若いからちっともピアノ教師の心の闇などみえていない。ピアノ教師のほうはプライドが高いのに、重度のマゾヒスティックな性的妄想で心をむしばまれていてすでにもとにもどれない状態(彼女が夜の巷でとる病的な「のぞき」行動があわれで妙にリアルでこわいんですよ。マゾヒスティックな妄想たって、「昼顔」みたいな女っぽい、もやもやしたセクシャルな妄想系でないのがイザベル・ユペールのおじさんみたいな演技のリアルで怖いところ)。この脚本のかなしく凄まじい点は、熱血青年の登場を、「やっと私を愛して理解してくれる人、親からの抑圧を解放してくれる人があらわれたのね」というふうに彼女が思わず、「やっと長年の私の願望をかなえてくれる人があらわれたのね」と妙に即物的になってしまうところ。人の愛し方をしらない不器用な女性が即物的なことをいきなり男性に求めたら、どんな怖いことになるか・・・。この不幸なすれ違いゆえに、青年がどんなに彼女を理解しようとしても、彼女はいっそう「愛されようとは思わない、利用してるだけ」というかたくなな表面的態度をとりつづけてしまい、さらに一方で「あれもして、これもして」という願望をやまほどつきつけて(だれでもいきなりそんなに要求されたら辟易するわい)、高圧的な態度で卑屈な行為を哀願すればするほどその姿はあさましく、彼女を崇拝している青年を傷つけてしまう。それでも、単純な青年は肉体的な交渉さえもてば彼女の心をかえられると思うのだけど、性的な嫌悪感があるからこそ一連の態度をとっている彼女にとって、「青年のあたりまえの態度」ほど彼女のプライドをずたずたにしてしまうものはない。そんなだから、青年は彼女の妄想を満たすことなどまったくできない。うーん、これって、かなり悲しくて、特殊で、いやな露悪的映画なんじゃないか? でも、劇場は満席。びっくり。宣伝がうまかったのかな。

よかったのは、青年が「ルールはふたりできめるものだろう?」「君のほうからも愛してよ」というところ。あそこで「おち」なかったヒロインは、ああいう結末になってもしょーがないのでは。というか、あそこで「おち」ないほど彼女の心の闇は深い、という物語なのでしょうか。もっとも、青年自身がときどき、「ぼくが汚れる」とか、「汚された」とかいっているところもなかなかぞっとします。徹底的に救いのないものがたりです。あっぱれな映画ですねえ。

ところで。そもそもなんでヒロインがピアニストなのよ? というのが見ていて疑問にのこったんですが。母親との密接な関係とか、説得力はあるのだけれど。ヒロインがすきなのがシューベルトで、シューベルトの曲なんか、印象的につかわれるけど、あんまり音楽の必然性はなかったなあ。ただ、青年の音楽への態度が、「演奏は真摯で、才能はあるけど、人生をささげていない」っていうのが伏線であり、かつダブルミーニングになっている、というのはなかなか。原作をよめばなっとくできるようなこういう設定を、時間の限られた映画のなかですべて説明するのはやはり難しいですね。

パンフを読んできずいたのですが、この熱血美青年ブノワ・マジメルくんって、「人生は長く静かな河」で、「人生は長く静かな河じゃないよ」なんてナマイキなことをいっていた美少年じゃないですか。おどろきました。なお、パンフのあらすじ、さいごんとこちょっとまずいのでは。あれは「官能」じゃないです、みたままの不幸な状況ですよ。もう。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[7111] Lovely Creature '02/02/10(日) 23:54:11

ガービッジ/Zepp Tokyoにいってまいりました。いや〜超満員。当然しっかり柵でしきられちゃって、みうごきできませんでしたわ。それでも、友人がしっかり場所を確保してくれていたので、シャーリーちゃんの上半身はつねに見ることができました。うう、シャーリーちゃん、ものすごおおおくかわいかったです。もっとクールなお姉さまふうかと思っていたのですが、めちゃくちゃキュートでした。でも、以前のロリータ風ではなくって、アンドロジニー系できめまくってくれてまして・・・。おどろきました。プラチナ・ブロンドに染めて、アニー・レノックス風のマニッシュな刈り上げになってしまっていて。そのうえ、ちょっと大きめの黒いトラウザーズに(男ものかな、と思わせるところがミソ?)白いタンクトップ・・・というより、ランニングシャツの襟にちょっとだけフリルがついたやつ。でも、汗でそれが上半身にぴったりと・・・うう、犯罪的です、おねえさま。そのうえ、幅広のサスペンダー。三曲目くらいでサスペンダーをはずしたときに、けっこう場内わきましたね。それだけなんだけど・・・いい客だ♪ 

客の70%くらいは女の子だったのでは。男の子のほうが身体がでかいんだから、実際にはもっと女の子がおおかったのかも。もっと男性ファンが多いと思っていたので、ちょっと意外でした。やはり、あの美しい顔で、いいたいこといって挑発しまくるシャーリーちゃんは日本の男の子にとっては高嶺の花か? 恐怖の対象か?

VAIOの新製品W、BGMがOASISの「Whatever」じゃないですか〜。う〜ん?

>PINGUINOさん。旧正月おめでとうございます。
ソルトレーク>オープニングで破れた星条旗が云々、と新聞でよみましたが、選手が入場しおわったところからみたので、ぜんぜん知らなかったです。なるほど、だから最後の花火のうちあげのときに復活のテーマである「火の鳥」がながれたのですね。ま、それをのぞけば、むしろ優等生的で質朴な印象をうけた開会式でした。とはいえ、あとからガービッジに行った友人と「サウス・パークのこどもたちがこれをみてたら、どういうだろうね」というネタでもりあがってしまいました。ここに書けないようなことをいいあったことは、いうまでもありません。
サッカー>もっともサッカー人口がすくないであろうUSAでやってしまったから、もう、どこでやるものアリなのでは。日本や韓国でやる必然性みたいなものがどうこう、とは思いません。ただ、放映権が高騰しすぎてみうごきできなくなったのはお粗末さまですが。それより、「せっかくそばでやっているのにチケットがてにはいらないんじゃあ、どこでやってもおなじじゃんかよ」ということに怒りを感じます。新聞の勧誘サービスとか、電話の感謝サービスとか、はてはカップ麺の応募とかで何万枚もはけるなんて、ぜったいゆるせない。試合はほんとにみたい人が適正なお金を払ってみにいくもんだ。みにいきたいよ〜、イングランド戦!
警備>言葉がまったく通じないニッポン、というのは、けっこうフーリガン兄ちゃんたちにとって脅威だと思うので、あまり悲観していないのですが。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[7110] PIN賀新年 '02/02/09(土) 20:18:04

 今年初めてのお邪魔。明けましておめでとうございます。

 フロントページでご紹介のキリスト教本、映画鑑賞にとても役に立ちます。「ジェヴォーダンの獣」の鑑賞なんかにぴったりですね。

 作品では、そう描かれていないのでネタばらしにならないと思いますが、現在も真相解明されていない、この事件当時の欧州では、カトリックとプロテスタント(ユグノー)が血を血で洗う抗争を繰り広げていたこと、獣に殺されたとされる人間(ものの本によると約100人)は、ほとんどがカトリックであること、イギリスの新教徒勢力が獣事件を政治的に利用していること、などは興味深い点であります。次も猟奇本漁りに費やした青春の思い出よみがえる「フロムヘル」を見に行くとしよう。

 ソルトレークねえ……。あそこまで愛国心を強調するなら、ジミへンのビデオ流して、「星条旗よ、永遠なれ」を皆で歌う手もあったのでは。嘘です。あの演奏は、ベトナム戦争への抗議としてメタメタに弾いたわけだから、主旨が変わってしまいますね。

 さあ、5月には、我が国はサッカーで盛り上がれるんでしょうか。演出はまた浅利慶太か? 欽ちゃん、出るの? 日本でやる必要ないというのが個人的見解なんですが大丈夫か、警備とか。前田利家なんて腰抜け大名のドラマが流行る時点で、今年もこの国はますますダメになるなあ、との感慨をもって新年のご挨拶に代えさせていただきます。

Name: PINGUINO  Mail: vamos_a_matar@mac.com

[7109] 花火大会として楽しみました '02/02/09(土) 15:03:21

ソルトレイク・オリンピック。関心低かったんですが、スペクタクル演出ものが好きなので、ついみてしまいました、開会式。とってもジョン・ウイリアムスでしたねえ。「スティングさん」と「マさん」はなんだったんだろう・・・。そして、五輪旗をうれしそうにもっていたスピルバーグっていったい・・・。先住民と子どもをフィーチャーするのはおやくそくだよね・・・。雑多なおやくそくが多いなかで、観客をたのしませようという意識が高いから、まあ、よいのかな? 氷上の野生動物をかたどったふきながしはきれいでした。

>かつさん。おお、ライブ三昧。初心者的質問を・・・。リサはまだめがねをかけているの? 「プロディジーのおっさん」はまだ髪がありますか・・・って、なさけない質問しかおもいつかない。いいな、ライブ。って、これからガービッジにいくのよ、うふ。
かわいかったティム>UKロックシンガー(男性)25歳お肌の曲がり角説をとなえている私としては、いたしかたないかな、と。眉毛弟もおなかがでてきましたし、後頭部が・・・。しわっぽくなってお肌がつるつるでなくなって無精ひげをはやすようになったくらいなによ、と思ってあげましょう。きょうの開会式のスティングは若かったな・・・。ヨガがいいのかしらん。

>たけうちさん。通しでの観劇、おつかれさまでした。たべたりのんだりしながら朝から晩までお芝居をみるのって、いまの常識からは「?」ですが、あの空間に一歩はいると、なんだか大丈夫なんですよね。私も通しの上演って大好きで、あの一見悠長な展開のなかに伏線がはられているのに気づくと、がぜん興味がわいてくる・・・。
潔斎>菅丞相は彼のおとうさまの当たり役で、目がみえなくなってからもやっておられたのですが、彼のおとうさまの好物は「うなぎ・どじょう・おにく」だったので、潔斎はつらかったのでは。ちなみに孝夫さん(←本名ですから)の好物は「たまごどうふ」だそうです。そんなんじゃ長生きできないよお!
梅玉>俳優祭のときにタキシードでホストをつとめたのですが、当世伊達男ぶりがはまってました。さわやか、というか、あれしかできな・・・(自主規制)。
ジャッキー>あ、せりふ・・・。彼は勧進帳の義経でいつも寝ておられます。ちょっとお年だし、心配ですね。歌舞伎は10日まではプロンプターがつくのが「当然」なので、せりふがぬけるのはよくあることなのですが、あまりぽっかり穴があくと心配。
大ちゃん>大向こうのかける「ヨッ、だいちゃん!」がきにっていたのすが、「豆天王」っていいなあ。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[7108] 踊るイタリア映画 '02/02/09(土) 15:00:56

「追い越し野郎」をみてまいりました。ヌーベルヴァーグなみの突き放したラスト、当初は予想だにしないでたとこ勝負&ロードムーヴィー的展開でありながら、全体をみれば緊密な脚本。これはなかなか。でも一番印象にのこったのは叙情的なリズ・オルトラーニのテーマ曲と交互にくりだされるツイストの曲です。パゾリーニの「鳥」でも、バス停でバスを待つラッガツィたちがツイストに興じていましたが、「追い越し野郎」では、あっちでもこっちでもツイスト、ツイスト・・・。はやっていたんですねえ。「ルナ」で主人公のパパとママが一緒に踊っているノスタルジックな場面があるのですが、ここで踊っているのもツイスト。これって、60年代ですよっていうことだったのか〜。ま、ツイストって、誰でもおどれるものね。ぜんぜん関係ありませんが、今年巷にマンボがはやっているように思うのですが、これはなんなんでしょ。一番かわいかったのは「西武冬市」のおかいものクマさんたちがフリルのブラウスをきて「んんん・・・ナンボ!」と踊っていたCMです。

ヴィットリオ・ガスマンがスピード狂のクルマ好き、いきあたりばったりで生きてるモラトリアムな三十台後半男をマッチョな色気をふりまきながら熱演。対する、内気でいまひとつ現代社会からずれているような古風な学生で、突然あらわれた図々しい男(ガスマン)にふりまわされる役をジャン・ルイ・トランティニャンが好演。前者はともかく、トランティニャンが内気な学生なんて、よくやるよ! という気もしましたが、ガスマンがとにかくでかいので、一緒にいればこどもにみえました。カトリーヌ・スパークも出るというので、どこかのガソリンスタンドでこの凸凹おじさんにナンパされるのかと期待していみていたら・・・。意外や意外、まさかヴィットリオ・ガスマンの娘役だとは! なるほど! これじゃくどけないじゃない! こういう使い方があったか、と感心。出番は少ないけど、横縞のタッジオ水着がかわいかったです。しかし、彼女だけ実際にティーンエイジャーだったのに、三十代のジャン・ルイと年がそう変わらないっていう設定なのにはちょっと無理が。でもこの数年後に、彼女は「女性上位時代」でジャン・ルイのせなかでおうまさんごっこしてたんだな、と思うとしみじみします。

「ポケットの中の握り拳」みました。これ、すごい内容でびっくり。すごくサイコな内容でした。地方の名家と思われる一族崩壊の物語。盲目の母、ハンサムで人当たりのよい長男。知的障害があっていつまでも幼い次男(ふけた俳優さんだったので次男だとおもったのですが、三男かも)。そして、美人なのに、長男にしか興味がない、ちょっと壊れ気味の妹、そしてほぼ同じ年の三男。この三男が「殺して祈れ」や「郡盗荒野を裂く」の童顔系ナイスガイのルー・カステルなんですが・・・、長女と同じで、世間とおりあいが悪く、長男にしかなぜか関心がない。脳にときどき発作がおきるので、外で働くことができないでいる。そんな、自分をふくめた家族全員が長男のお荷物になっていることをわかっているから、いつも狂言自殺めいたことをいって歩いている。そして、長男に恋人ができたとわかったときから、長男以外の家族を一人一人殺そうと決意する、というとっても恐ろしいお話でした。ルース・レンデルの後味の悪い小説をさらにに濃い目に味付けしたような展開で、完全犯罪が成し遂げられるのです。しかも、次男と三男はときどき脳に発作がおきる、ということになっているので、これはけっこう微妙な問題をふくんでいます。身体より心の病のほうが問題なのですが、この一家は地元の名士一族なので、多少問題点があっても、地元ではゆるされているらしい。近親婚をイメージさせるような、弟妹間の異様な親密さも暗示され、互いの性格的な欠点を理解しあっているすがたは、コクトーの「恐るべき子どもたち」みたいなかんじでした。そして音楽がエンニオ・モリコーネ先生。サイコ・ホラー系の音づくりがまた、こわいんですよう。でも、三男が寝室できいていた甘いクラシック風の音楽は「レディ・カリフ」(「ルーブル美術館」に流用されたやつね)のメインテーマだったような・・・。もう一度みたいなあ。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[7107] エコノミークラス症候群 '02/02/09(土) 00:21:04

に近いものがあります、歌舞伎座三階席。足がむくみまくり…
すみません、こちらには相当ご無沙汰しております。
本日は昼夜ダブルヘッダーで「菅原伝授手習鑑」通し上演を見て参りました(だから桃色です)。疲れた〜。
でも無理をして見に行って本当に、心の底から、よかったです。なんか頭がパンク状態なので整理が付かないのですが、やっぱり通し上演って大事ですね。そしてやっぱり私は「菅原伝授」が大好きです。「車引」「賀の祝」「寺子屋」はバラでは見ていますが、前半部分から通してみることによってすべてのことがきちんと全体像にはまるだけでなく、今まで見えなかったことが見えてきますね。「寺子屋」での源蔵&戸浪夫婦の愛情・絆の深さや主君への思いが、「筆法伝授」を見たことによってより鮮明になって。ああ参ったなあ。
仁佐衛門の菅丞相(菅原道真公ですね)は、本当に浮世離れした神々しさが漂います。彼が出ているだけで空気が清浄になり、凛とひきしまるような。何でもこの役を演じる時には潔斎などしたりするそうですが納得です。そして梅玉さん、あなたは素顔は普通のおじさんなのにどうしてこんなに若々しく清々しい青年になっちゃうんでしょうか〜(涙)いつも思うのですが今回の「賀茂堤」はすごかったです。さわやかすぎ…
「豆天王」中村大ちゃんは立ってるのがやっとの2才児(再来月3才に)で、セリフも言えませんでしたが、どうにも誰でも目が細くなっちゃう可愛らしさです。お父さんもそんな息子を前にしつつもきっちりお仕事(ちなみに息子の言えなかったセリフのフォローも…)、「筆法伝授」ではまっすぐ一本気な若々しさ(意外なほどに)を見せ、いつもながらの「寺子屋」ではもう言うことありません(「寺子屋」での源蔵戻りを見るために東側サイド席を取ったわたし)。松江さんとのコンビも完璧。もう年なんだから無理して輝国までやらなくってもいいんじゃないかとは思いましたが…
いちいち言っていたら切りがないですな本当にもう。でも最後に大きなだめ押しをしてくれたのは先月私を泣かしたふたり、吉右衛門&玉三郎でした。あ〜またこのふたりにしてやられちゃいましたよ…くぅぅ…
今日はセットの木が倒れたり、某J右衛門さんが思いきりセリフを忘れてなが〜い沈黙が流れたり(舞台奥にいてプロンプも聞こえなかったようであります)のトラブルもあったんですが、8日にしては完成度高かったんじゃないでしょうか。
みいちゃんが行かれる頃には大ちゃんも「頼むぞ梅王」言えるようになっているとよいですね。

さて、久々に来ておいてなんですが明後日から寒いところへ行きます。また出来ましたら書き込みに参りますね。明日はパッキングだ…

Name: たけうち  Mail: take-m@ka2.so-net.ne.jp

[7106] 音楽性とか演奏とかにほとんど触れないライブ報告 '02/02/08(金) 22:40:44

いつもそうだろと言われればそれまでなのですが。。

2/3 リサ・ローブ@渋谷公会堂
いい曲をいい声で本当に満足。アメリカではもうレコード会社からあんまり期待されてないみたいだけどがんばって欲しいです。『リアリティ・バイツ』のときからのファンと新しいファンが程よく混ざった客層で、僕の周りには洋楽のコンサートってはじめてって人が多かったです。その子たちは福山くんのファンらしいのですが、リサとバンドのメンバーが舞台の袖から普通に出てきて演奏を始めたときに「なんだ、何も仕掛けとか無いんだね」と言っていたのが印象的でした。いったいどんだけ派手な登場をするんだ、福山よ…あと、「トミー(・フェブラリー)みたいだね」っていうのは違うと思うぞ。バックバンドのギターがドゥイージル・ザッパ(大半の時間はおとなしく弾いているのだがたまにソロパートで暴走していた)だったのはどういう繋がりなんだろう?って思ってたらリサの彼氏だとライナーノーツに書いてあった。いいなぁ。

2/6 プロディジー@NKホール
舞浜に着いたらなんかモノレールが出来てるし。しかもアトラクションじゃなくちゃんとした交通手段として…そのうちあそこはディズニーの自治区になるね。恐い恐い。着いたら着いたでアリーナは人でいっぱい。やはりこういうカタルシス系は強いですね。でも何曲か新曲(もしかしたら古い曲かも)を演ったのですが、なんかねえ…5年も待たせてこれ?って感じで。あとやっぱりこの音には空中に浮いてるように舞い踊るリロイの姿は欠かせないものだったということもあらためて感じましたです。と、否定的なことを書きつつも実際は踊りまくりでございました。

2/6 シャーラタンズ@SHIBUYA-AX
先週クリエイティブマンから「シャーラタンズのライブにご招待」ってメールが来たりとか、「大阪ではスタンディングの会場なのに椅子が出てた」とかいう感想が出たりとかしていたのでちょっと恐る恐るAXに向かったのですが、中に入ってビックリ。前4分の1に固まってるだけ。数にして100人ちょいくらい。ま、まじで入ってないじゃん…(涙目)。それでも開演時間には500人くらいにはなったけどAXって1500くらい入るらしいので後ろの方はやっぱり空いてました。"Telling Stories"の頃まではあんなに可愛かったティムも今回はいまいちイケテない不精髭+いまいちイケテない帽子+いまいちイケテないシャツ…太ってなかったのがせめてもの救いであろう。と、そんな見た目のことより深刻だったのは声なのですよ、ティムの声。新作を聴いたときに、あれ?声が違う?って思ったのですが、それはファルセットが多いからだと納得してたんだけど、あの歌い方しか出来なくなってきてるんじゃん!わーん、ティムぅ〜(涙)音楽の神様、あなたはメンバーの命や健康だけでは足りずティムの声までシャーラタンズから奪う気ですか…と、なかなかの凹み具合で見ていたのですが、演奏は素晴らしかったです。たしかに以前はあった緊張感みたいなものはあまり感じられなかったけど、それでも"Weirdo"とか".Sproston Green"であれだけのグルーヴをつくっちゃうのだからやっぱりすごい演奏なのだ。ちょっと音楽のタイプは違うけどオーシャンカラーシーンとその辺は似ている気がする。"Just When You're Thinkin' Things Over"、"With No Shoes"とか人気のある曲を何曲かやらなかったのは僕的にはよかったです。聴くといろいろと蘇ってくるものが多いので。。最後に、マーティンは相変わらずかっこいい。でもちょっと可愛くなってた。←だから何?

2/8 ガービッジ@Zepp Tokyo
シャーリーの衣装とか内容についてはみいちゃんが明日詳しく書いてくれると思うので省略しますが、明日もしくは明々後日に行く方、たとえ整理番号が遅かろうとも絶対なんとしてでも、どんなきたない手を使ってでも最前列を確保してください。でないと5曲目が終わったあたりとかMCの時に後悔します。しかも相当に。会場内はウドーの仕切りにしてはめずらしくブロック分けされていないのでがんばれば前にいけます。今日は平日ということもあって6時の開場時の集まりがいまいちだったので僕の整理番号でも一番前に行けました(端の方だったけど)。明日はチケットが完売しているらしいので今日ほど簡単ではないかもしれませんががんばってください。中に入った時点で相当すごいことになっていたならあきらめて後ろの方の一段高くなってるブロックを確保すると見やすいかもしれません。でもその場合5曲目あたりで相当悔しい思いを…(←しつこいよ)

そして明日SUM 41を観て怒涛のライブ週間の終了となります。休む間が無かったからかまだ疲れは感じてないのですけど日曜の夜あたりが心配。。。

ところで、オアシス、新譜のレコーディングが終了したんですね!タイトル"Heathen Chemistry"って「異教の化学」って訳せばいいのでしょうか?9・11を歌うということなのでしょうか?リアムの曲は当然として、果たしてアンディの曲はアルバムもしくはシングルB面に入るのでしょうか?など興味は尽きません。初夏の発売が濃厚らしいのですが、きっと5月末とか6月に出して日本にプロモ来日(たぶん兄のみ)するんじゃないでしょうか、W杯に合わせて。EURO2000をゆっくり見たいがためにツアー放棄した前科(あくまで推測)があるので今回もあり得なくはないでしょう。しかもイングランド代表のスケジュール通りにプロモーションを組め、って言うはずなので東京・大阪だけでなく札幌のラジオ局やHMVでもイベントをやってもらいましょう。勝ち続ければ新潟と静岡でもやると。確か夏のフェスにはいまのところ出ない予定になってるのでリハの必要もないしゆっくりできるでしょ、きっと。レコード会社の人は大変そうだな。。。ま、楽しみですね。

Name: かつ  Mail: katsu@jc4.so-net.ne.jp

[7105] ノンストップ・イタリア映画大回顧モード '02/02/03(日) 01:42:05

ちょっと本日は小休止。イタリア映画大回顧も後半にはいってますますスケジュールがタイトになってきました。これじゃ、一般の劇場で公開中の映画にまで手がまわらないよ〜。ぜいたくな悩みです。ひと月に映画を劇場で十本以上観るなんて、ひょっとして私は映画が好きなのでは?

先週「ユダの接吻」をみました。イエスの業績を、ユダの目を通して、余計な演出をひかえて淡々と撮った作品でした。しかしながら、映像の構図はさまざまな名画からとったものが多くて、後半はまるで動く絵画館。最後の晩餐で、まねかれたユダは長いテーブルの手前に一人だけ・・・というのを映画で美しくまじめに長々とやってくれちゃうと、感心すると同時に、美しすぎて、それだけに古典からぬけだせない限界みたいなのもかんじたりして。せっかく主人公をユダにしているのに、そこにあまり批評性はなくて、ただ傍観者として裏切り者の烙印をおされたつまらない男がいるばかり。イエスというカリスマに対する知的傍観者ユダ、というのは一見現代的で知的な構図にみえて、伝統的な物語にくらべてかなり負けている気がする。してみれば、やはりパゾリーニが「奇跡の丘」でたくらんだ試みはすごいんだな。眉毛のつながったイエスとか、清純な花嫁みたいなサロメとか・・・ふつうは考えつかないから。エキストラの歯並びもキイポイントだよね・・・?

>ギロさん。>軽度な肉体的負担なら金銭で埋められる>客を前にしたローザがボーイフレンドにいう、「ちょっとまってて、三十分ですむから」という台詞が、本質をついているんだと思います。「ある行為を肉体的に軽度な負担だと考えている、ゆえに彼女は娼婦である」というより、「ある行為を三十分ですむ程度の行為だとしか感じていない」からああいう生活がなりたつのだっていう(「〜られなくなった」とかにまで話が及べば、これはすでに文学の領域か?)。それでも、あの環境で彼女を「娼婦」とよぶ男は誰もいないのに、よりよい生活を手に入れるための打算の産物としてこどもを生むことを拒否したとき、よき理解者だと思っていた男から「この売女!」とののしられるっていうのが、なんともよくできた脚本だと思いました。
レナータ・モアちゃんファン・ページ>あ、お正月をさかいに名前が変わった美少女☆ でもなぜアクセス制限が? 主なコンテンツはフリウリ方言で表現するイタリア詩人とアーサー・ランサムと中勘助なのに。

>かつさん。「ピアニスト」>そんなにかまえてみにいかれたとは。でも、イザベル・ユペールの表情が忘れられなくなるとは、これはやはりすごそうな・・・。
ガービッジ>たのしみですう〜。シャーリーちゃん♪

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[7104] 貶す気満々でシネスイッチに行ったのですが '02/02/02(土) 23:52:03

『ピアニスト』を観てきました。

『ファニーゲーム』の「私が世界一頭の良い映画監督です」って感じがどうしても馴染めなかったので今回の作品もブノワ・マジメルを使って女性客を集めておいて「なに夢見ちゃってんの?これだからバカは困るよ。俺様がなんでてめえらの期待に応えなきゃなんないわけ?そういうのが観たかったら『WASABI』でも観てろ、ボケが」っていう展開にする気なんだろうなって予想してたのです。で、その予想は当たってるっていえば当たってたのですが、でも、もうそういうこととは別の次元までいっちゃってるのです。すごすぎです、ミヒャエル・ハネケ。「ブノワ・マジメルの役って笑顔が爽やかなら誰がやってもいいんじゃねえの?」と途中までは思ってたのだけど、作品後半の落差を観るとブノワくん以外に考えられません。彼を前にしては天は二物を与えずって言葉が空しく聞こえます。それから厳しい母親を演じたアニー・ジルラドも素晴らしい。このクソババア、マジぶっ殺す!っていう演技も良いのですが、ある出来事に対するリアクションのとり方が絶妙なのでした。そしてイザベル・ユペール。終始死んでいる眼がとても印象的なのですが、その眼に生気がみなぎる一瞬の表情を僕は忘れられそうにありません。

ちょっとフォローしておくと『WASABI』はちゃんとお金払って観に行きました。あれはあれでとても僕は好きでした。やると言ったことをきちんとやり遂げるベッソンは偉いです。

あと来週はいよいよガービッジですね。僕はリサ・ローブ、新国立バレエ、プロディジー、シャーラタンズと続いたあとに観ることになるので風邪をひかないよう気をつけなければ。

Name: かつ  Mail: katsu@jc4.so-net.ne.jp

[7103] パスタはバースタ! '02/01/31(木) 10:14:32


ちっちっち。
サイレンスさんの書き込み拝見するとついついオヤージギャグに
走ってしまうのが他人事ながら嬉しいな〜〜しかもアタマは
ここのところずっとイタリア映画回顧モード。
<カビリア>、感涙!おめめが溶けちゃったくらい。
<追い越し野郎>、あの逞しいvガスマンさまに惚れ直しちゃったわ。
あら、ご挨拶もそこそこで・・おひさしぶりぶりです、みなさん。

みいちゃん><ローザ>、なかなかよかったではありませんか。
なぜか懐かしい、キャラメルのくっついたカサブタのような味わい(笑)。

>本当に肉体的負担になるようなことは心の満足度がよほど高くなければ
>やりとげられないし、それは決して金銭じゃうめられない
あ、これはそうなのかも。
軽度な肉体的負担なら金銭でも埋められる、という感じもしましたけれど
それはアルゴラグニアの世界の話か?

アラクノフォビアだったのはサイレンスさんでしたっけ。あの書き込みの
時は本気で必死になって8本足の画像を探しましたが、いずれも可愛く
とても里子に出すような気になれませんでした・・

ところで最近、会社のシステム管理者が、わたしのモンギロを
アクセス制限してくれちゃって、ああーナニがまずかったのかしらん?と
反省しきり。
きっと最新の更新がヤバかったのかしらん・・て、実は<ソドム>の美少女
レナータ・モアちゃんファンページをこのたび開設。来てね!って
これは鋭利目的? わたしは先端恐怖症・・



http://www2.justnet.ne.jp/~guillo/renatamoar/renatatop.htm

Name: セニョール・ギロ

[7102] どの映画にもパスタがいっぱい(ほんとによく画面に出てきます) '02/01/31(木) 01:20:44

イタリア映画大回顧初登場の実験映画をみました。「トルコ人たちのマドンナ」。解説をよむまで、最近の映画だと思ってみていたのですが、なんと1968年の映画でした。色があまりに鮮やかなので(ニュープリントだったからか)、昨今の映画だと思ってしまったのです。映画自体はおもしろかったのですが、幻想的、というチラシの解説はどうかと思います。これは前衛、即興のたぐいの作品でしたので、フツーの映画を見ようと思ってきた客は完全にひいちゃってました。やっぱり、実験映画と明記しておかないと。私の席のとなりにいた女の子は、修道士のかっこうをした主人公が床掃除をしながらパスタをゆでて、なにやら悪態をつきながらやっぱり床掃除をしているがどんどん床が汚くなっていく(あうう)シーンが五分ほどつづいたところで帰ってしまいました。ま、無理もないか。作家志望の主人公が、原稿を買ってあげよう、という編集者とダンスをするんだけど、その編集者がホモセクシュアルで、なぜか探検隊のかっこうをしている・・・なんてセンスはモンティパイソンみたいでした。でも、そもそも「トルコ人たちのマドンナ」という邦題がへんだなあ。主人公が恋人のように恋い慕っているのは「マドンナ(聖母)」ではなくて、「聖女」なんだけどなあ。光背をつけているので勘違いしたのかしら。「かつてトルコ人に攻め滅ぼされた中世の城で聖女の幻影と語りあう騎士」という映画でした。

つづいて「ローザのチャンス」をみました。舞台はナポリなんだけど、まんま「アッカト」と「マンマ・ローマ」の世界みたいでした。公団住宅に住み、工場に勤めているのなんかヤダ、といって娼婦になってしまうローザ。共同生活をしている天使のような顔のトニーノ。二人を家にすまわせているけど、なんのみかえりも求めない不思議な男アンジェロ。トニーノのともだちの女装趣味の男の子たち。トニーノに夢中で、トニーノのこどもがほしいジーノ(でも男)。公団住宅の前の通り、サッカーに興じるこどもたち、男たちはみんな失業してるか軽犯罪に手をそめていて、ちょっとみためがきれいな女の子は援助交際でお金をかせいでなんとなくただよってる。それをだいたいシロート俳優が演じている。戦後イタリア映画の伝統をたしかに継承しているのだけれど、終戦直後の「マンマ・ローマ」さんたちには、まだ息子をひとかどの人物にしようという意気込みがあったのに、ローザやトニーノにはそこからぬけだそうという意欲があまりない。人もうらやむ若さと美しさをただただ浪費している。それでいて、傷つきやすさやなんかは人一倍で。ジーノの提案で、「ジーノのために」トニーノのこどもを妊娠したローザだけど、結局自分を大切に思ってくれているわけでない男たちのためにこんな子はいらない、と考たときはじめてローザのなかに禁忌がうまれるっていうのが、なんだかかなしい映画でした。心の満足度と肉体的な負担とは相関関係にあって、本当に肉体的負担になるようなことは心の満足度がよほど高くなければやりとげられないし、それは決して金銭じゃうめられないっていうのを淡々と描いていたように思います。

>ローマさん。ジャージ>でもやっぱりステージでは着てほしくなかったんですう!

>サイレンスさん。驚愕>世の中には嘘のような映像が本当に存在しているものなのだと・・・。続いて、BOXの仕様もレビューさせていただく予定です。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[7101] “イタリア映画”で検索してたどりつきました。 '02/01/28(月) 18:24:17

皆様、はじめまして…って、ずいぶん昔にやった記憶がありますね。
ご無沙汰しております。すっかりHNも板につき、沈黙していましたサイレンスです。『ハムナプトラ』は面白そうな映画ですなあ。
し〜ん。 …すっかり話題にも乗り遅れています。

先日「イエナ」を覗いたら、本当に無くなってしまうんですね。びっくりです。何か掘り出し物は無いかと探し回りましたが、もちろん私の欲しい「WESTERN ALL'ITALIANA Book2」なんて、店たたむ前から売ってねーだよ。
“イエナでハイエナ”…なんちって。あ、ブランクがあるので、おやぢギャグもパワーダウンだ。

管理人様
立派な紹介文をありがとうございました。ブルーのトーンで上品に統一された英国の玄関に、イタリアの血の色は映えますなあ。へっへっへ。
SPOさんのマカロニHPにも掲示板がありまして、そこで太鼓持ちやってるのは“蔵臼金助”と言って、私の異母兄弟なんですよ。本業は修道院の神父なんですけどね。狂信的なところもありますがいい奴ですので、皆様も気が向いたら何か書き込んでやって下さい。あ、私も太鼓叩いて練り歩いていますし、“沈黙(サイレンス)は金(金助)”と言うくらいだから、質問は彼に聞いても私に聞いても同じでございます。ああ、誰がどのキャラなんだか、最近自分でもよく判んねーや。

冗談抜きでみいちゃんさん、カルトな管理人さんに「驚愕の内容」と言って頂けて光栄であります。コピーは“男の、DVD”なんてまっちょなものが付いてるけど、内容的には「共学」なものなので、女性の方も安心してお買い求め下さい。ローマさんも散財して下さい。今後も応援、よろしくお願いいたします。営利目的な投稿ですみませんでした(営利になればいいなあ)。

http://www.cinemart.co.jp/

Name: サイレンス  Mail: imura@tocom.co.jp

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