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[7280] ライブのあとでラーメンが食べたくなるのはなぜ '02/09/29(日) 16:23:31

お昼、ボリショイ・バレエ、夜、OASISライブという、疾風怒濤の一日が終わりました。ふへ〜。ボリショイがせめて「スパルタクス」(これは来週)だったら相性がよかったのかもしれませんが、きょうは華麗な「眠れる森の美女」。総天然色総レース、薔薇いっぱい夢いっぱいの舞台をみたあとで、Tシャツジーパン姿で棒立ちの舞台、どうなることかと思いましたが、うまくアタマを切り替えることができました。どちらも素晴らしかったです!

ボリショイの「眠り」、きょうの姫はルンキナちゃん。とっても可憐で愛らしいオーロラ姫で、新生ボリショイを象徴するような舞台でした。旧体制下では、世代交代が滞りがちで、若々しいダンサーが活躍する場がなかなか与えられなかったのですが、そういった旧弊なところを払拭し、一方で伝統の豪華な舞台をみせてくれたボリショイ、21世紀もやはりバレエのふるさとは貫禄でした。

なんといってもコールドバレエ(群舞)がすばらしいです。とりわけ、個人技を競いあうあまり、人と合わせることが二の次になってしまうABTのバレエをみたあとなので余計にそうかんじたのかもしれませんが。そして、プリマからコールドにいたるまで、独特のロシアらしい潤いのある舞台をみせてくれました。「ボリショイ」に潤いをかんじるんだから、やはり某オペラ座系などは超人的にすぎるってことなのかなあ。

そしてOASIS。前回来日時はリアムの服装チェックなど丹念にしましたが、今回は・・・無駄かも。昨日は白シャツ、今日はTシャツって具合なので、あまり差はないなあ。メンバー全員そうですからねえ・・・。すでにトレーニングウェアがおしゃれアイテムにみえるくらい。きょうはTシャツのうえにデニム(?)のシャツをはおった・・・その辺にいくらでもいるかっこうですねえ。でもでもでも、かっこよくみえるのはなんなんでしょう。迫力? 歌い上げるときに、汗をふいたタオルを首にまいたまま唄うのは、さすがに「う〜ん」と思いましたけれども。来日日記をよむと、本番のあとも、ラーメンたべてホテルで寝てるらしいし、ますますもってお金かからないな〜。

きのうはアコギ「ワンダー・ウォール」がよかったですね。セットリストが少しかわってくるなんて、レパートリーが増えただけでなく、やはり演奏の幅がひろがってプロになったあかし。ありがとうアンディ、ありがとうゲム。

>かつさん。お水をこぼしてしまったノエルもかわいかったですが、アンディとゲムが同時にペットボトルをぐびっ♪ とやっている映像に爆笑してしまったです。なんか、似てきている二人。演奏がはじまる前のBGMのなかにいつもRIDEの曲がはいっていて、イキな配慮。

おっと、そろそろ用意してでかけよう! 東京公演最終日です。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[7279] 素晴らしかったです '02/09/28(土) 21:54:50

今日のうたっておわかれは"wonderwall"ではなかったですね。場所が変わったら少し変化があるのだろうけれど東京ではずっと同じセットだと思っていたので意外でした。明日以降観に行く方はお楽しみに♪

今日は延々と埼京線や高崎線に乗ってやって来たような若い子達が周りに多かったです。気合いの入り方が違いますね、ぜんぜん。僕はいつもちょっと口ずさむ程度なのですが彼等につられてはっきりと唄っちゃいました。前に居た人はヘタクソな歌を聴かされて迷惑だったと思います。すみません。

マイクのトラブルは相変わらずで何度もスタッフの人が直しに出て来ていましたけど、バンド自体はみんな上機嫌で演奏もキレていました。兄がミネラルウォーターをちょっとこぼしてしまってギターや口をティッシュで拭う姿が会場の笑いを誘ったりと、ちょっとだけ親密な雰囲気も味わえましたし。

はあ、明日で僕はお終いなのでとても淋しいです。今回のツアーは全公演観たとしても飽きないですよね、絶対に。

Name: かつ  Mail: katsu@jc4.so-net.ne.jp

[7278] マイクの調子が悪かったみたいですね '02/09/27(金) 02:08:54

OASISライヴ、いってまいりました代々木体育館! 原宿駅前交通至便。OASISのメンバーも、かつさんのおっしゃるとおり、「本番直前まで竹下通りでお買い物ができる! これからはココだ!」と思ってくれたのではないでしょうか。

いや〜、完成度の高いライブでした。どんどんプロフェッショナル化していくなあ、と思っていたのですが(これまではナニ?)、いよいよここまでできるようになったんですね。おもえば、リアム以外はみんなプロ・・・というか、他のバンド経験アリってことだから、メンバーのバランスもよくなったんでしょう。三曲くらいリアムがうたって、あとは兄ちゃんがでてきてひきがたり、なんていうかったるい展開をやめて、全編バンド全体でおしまくってくれたのがうれしかった。兄ちゃんも、決してまんなかのマイクはつかわなかったし、いろいろ気をつかいつつ、彼らも成長しているんだなあ、なんてしみじみ。彼らもみんな30代になってしまったけど、あれから7〜8年、ファンも高校生が社会人になっているくらいの時間の経過ですよね。

私も、かつさんと同じだったことを懺悔します。そう、新譜をあんまりききこんでなかったんです。きょうの熱唱をきいて、ああ、こんないいメロディだったのか、なんてわかったような次第で。明日から心をいれかえて新譜をききます。

なんでみんな唄わないの?>両脇にでていた高画質のスクリーン、あそこにカラオケみたいに歌詞をながしたらすごいな、なんて不謹慎にも考えてしまいました。でも、リアムとうたおう「マイジェネレイション♪」はたのしかったし、うたっておわかれ「ワンダーウォール♪」もたのしかったです。

元クーラシェイカーのオルガンの彼。なんてなまえだったかな。めだってましたね。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[7277] 会場が代々木になったのは「お買い物が楽」に間違いない '02/09/26(木) 22:05:02

兄は裏原宿あたりに出没してるんでしょうか。

ということで前半の初日・二日目の感想です。
いやもうホントごめんなさい、僕が間違ってました。"Heathen Chemistry"とはこんなにも素晴らしい曲の詰まった作品だったのですね。それなのに今となっては超イマイチなアルバムの「巨人の肩で仁王立ち」より遥かに少ない回数しか聴いていませんでした。それでも"Stop Crying Your Heart Out"や"Little By Little"が良いということくらいはわかっていましたけど、"Born On A Different Cloud"や"Better Man"もとてもカッコよかったです。

ライブ全体の印象は、「いままで観たなかで一番いい!」です(特に初日)。
まだクラブチッタとかでやってたころのライブとかフジロックでのステージとか東京以外でのライブとか、あともちろん海外でのステージなどは観たことがないので、「いやいやそれは違うって」と思う方も多いかと思いますけど。まず演奏がしっかりしていた。確かにきっちりリハしてそのまんまやってるだけで前みたいなウリャー!っていう勢いはなくなってしまっているかもしれないけれど、新生oasisのお披露目だったにも関わらず「ああこのまま終わっていくのかもしれない」となんとなく思ってしまった横浜アリーナのときのような不安なところはまったくなく、これからも俺達を中心に地球は周っていくんだ!ってくらいの自信が静かに溢れていたように感じました。

リアムの声が好調だったのも素晴らしいことです。"Stop Crying ..."の唄い出しの凄みは鳥肌もの。 兄に関しては「あんたはライブで"Don't Look Back In Anger"以外は唄うな!」と横アリのときには思っていたのですが、どうも「俺にもっと唄わせろ」っていうのだけでなく「リアムの喉を休ませる」という気持ちも兄の中では大きいのかもしれない、という風に思えてきました。成長したものだ。

選曲に関しては現時点でのベスト。長い曲を外してコンパクトにまとめたのは正解だったのでは。あと人気曲や超有名曲(兄が独りで出てきて弾き語るかのと思ってたらテープかよ!やられた…)をやらなかったのも潔し、そのかわりというわけではないのでしょうが、フジロックのセットから"Columbia"が残ってたり(本当は"Slide Away"の方を残して欲しかった)、"She's Electric"(欲をいえばリアムで聴きたかった)をやってくれたのは個人的には嬉しかったです。

ルックスについてもリアムは三十歳になったせいなのか色気が増して最高でしたし(今日の白のジップアップもじゅうぶんかっこよかったけど昨日のネイビーのシャツ姿に惚れました。でもあのお腹はいったい…)、兄ももっさりした感じからかなり精悍になっていて好印象。初日の連れはリアムもよかったけど兄最高!と言ってました。

あとお客さん達について。ファンサイトや巨大掲示板などでは「なんでみんな唄わないの?ノリも悪すぎだし最悪!!」とかいういまだにbe@t ukのBBSみたいなことを言ってる人達が多くてビックリします。もういいだろ、その話題は…。もっとビックリしたのはゆったりした"columbia"のときに「モンゴル800を観に来てるの?」っていいたくなるくらいぴょんぴょんぴょーんっとパンクなジャンプをしまくってた女性の方。大丈夫なんでしょうか??リアムに会えて感極まって泣いていた子も居たし、3つ隣の男が超音痴のくせに大声で歌ってくれちゃったりしてなかなかバラエティに富んだ方々に囲まれてみれた初日二日目でした。空席はかなり目立ってましたけどね…

ついでに。開演前DJは今日の人の方が選曲は良かったですね。昨日の人はわかりやすすぎてちょっと恥ずかしかったです(笑)

>カーライルさん出演のPV
僕もまだ観れていないです。どんな内容なんでしょうね?「チョットずつ」人肉喰ってるとかだったら面白いな。←アホ

Name: かつ  Mail: katsu@jc4.so-net.ne.jp

[7276] モラトリアム男とプレミアリーグ '02/09/22(日) 02:42:42

友人がボケ防止のためにピアノの練習をすると豪語しました(注、もともと少しはやっていた人)。課題曲はなににするの? ときいたら、「やっぱラフマニノフの編曲ものでしょ〜」と強気。超スローテンポで(指がもたつくのがめだたない)、難しくて(ボケ防止)、ひいて聴き映え(?)がする、おまけにあまり弾く人がいなくて穴(!)っていうのが理由なんだそうだけど、あんまりCDとかになってない・・・とおもったら、同じようなことを考えている人がいました。アシュケナージ先生です(ボケ防止ではないと思います。人がやってない、穴だってとこだけ)。「ラフマニノフピアノ編曲集」。これはおいしいです。チャイコのララバイとか、クライスラーとか・・・いろいろはいってます。でも、アシュケナージ先生、テンポはやいよ〜。そんなめちゃくちゃ速く弾かなくても〜。ハチの曲なんかは、どこかの映画にもなったミスタッチおじさんへの挑戦状かってかんじすらして。私はピリスのノクターンがでてから、アシュケナージ先生はすみにおいやっていたりして、ちょっとちがうんだな。

>かつさん。クストリッツァ>呼吸困難におちいりそうな演奏ですよね・・・。サントラいつも。
新譜ラッシュ>BECKちゃん、ジャケットが四種。私は青いのにしました。おそるべしキラキラジャケット。OASISシングル、かなりキツイ兄ちゃん両A面のあとに感涙もんのマイジェネ。I hope I die before Iget old♪ を後頭部が薄くなってきたリアムが歌うって、いいなあ。ライブでも歌ってほしい〜。ほんとにくるの〜? MTVはボンジョビばっかやってるし、静まりかえっているような気がするのはきのせい? カーライルさんがでているっていう新しいPVみてないよ〜。
「飽きた。辞める。」>うう、すごいぴったりなおことば。いまいちな新バンドと思っていましたが、いまこの瞬間にもこの台詞をいっているかと思うと許せるような気がしてきました。

コリン・ファース主演、三十代モラトリアム男を描かせると右にでるものがいないというニック・ホーンビー先生原作の「フィーバー・ピッチ」。サッカーのプレミアリーグがないと生きているきがしないという、二十四時間フットボール男(職業教師)にまともな恋はできるのか、という難問を軽快に描いた英国映画の秀作です。おなじくニック・ホーンビー原作の「アバウト・ア・ボーイ」が公開中で、主演が「あの」ヒュー・グラントなのに、「あの」コリン・ファース主演のこの作品はなぜ未公開? せめてDVDで出して! というわけで、下記でこの映画とコリンに魅せられた方々が署名運動をやっておられるようです。ご興味のおありになるかた、どうぞ。

http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Kouen/4151/guestbook1.html

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[7275] 踊るアメリカン・バレエ・シアター(ダンサーは多国籍) '02/09/22(日) 02:34:43

アメリカン・バレエ・シアター(ABT)をみました。「メリー・ウィドウ」と「海賊」。円熟して小悪魔度に歯止めがきかなくなった(?)フェリのメリー・ウィドウ、よかったです。でも、オペラもののバレエ化って難しいとつくづく感じました。類型的なマイムだけでは、複雑な時代背景や人物相関図を語るのは不可能。主役の二人が「メリー・ウィドウ・ワルツ」にのせて踊るシーンが突出して素晴らしいだけに、話がよくわからなくてこまりました。ボッカの代役だったコレーラくん、安心してフェリを踊らせていたのがすてきでした。ジュリー・ケントさんと組んだ「海賊」のパ・ド・トロワも切れ味鋭い身のこなしがすばらしかったですが、ドラマチックな「メリー」のスーツ姿もよかったです。高速回転や、滞空時間の長いジャンプが超人的で目をひくコレーラくんですが、やや気弱そうにみえる端正なルックスと男性的な力業的テクニックのギャップがおもしろいダンサーです。おきにいり。

しかし、ABTのダンサー、男性も女性もよくころぶんです〜(主役級ではないですが)。びっくりしてしまった。そんなに速くまわらくていいから、転ばないようにすればいいのに。こんどユーロで公開されるABTドキュメントをみると、そういう芸風を強要される理由がわかるかしらん。(劇的な要素より、より速くより高いアクロバティックなものを、「彼らの」観客が求めるからだとおもうけれど。アメリカ好みってこと?)主役級のダンサーは、欧州のドラマチック系バレエの人が多いだけに、なんか舞台の調和がどことなく・・・。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[7274] ちょっとだけYMO '02/09/19(木) 23:21:08

クストリッツァの『SUPER 8』を観ました。いや楽しい!音楽の楽しさをあらためて感じさせてくれます。スプリングスティーンをメジャーにした男、ジョン・ランドゥがノー・スモーキング・オーケストラのライブを観たとしたら、きっとまた「わたしはロックの未来を見た」と言うでしょう。実際ジョー・ストラマーがそれと似たようなことを本編で語っていますけど。

クストリッツァの息子(人の良さそうな感じだがかなりのデブ)がバンドでドラムを叩いていたのにはビックリでした。いきなり楽屋でじゃれあったりしてこの親子って仲良さそうだなあなんて思っていたら、クストリッツァは本気で息子を投げ飛ばそうとしていた(汗)。しかも目が座ってる…マジだよこのおっさん…怖すぎる。

しかしこの人達のエネルギーはどこからやってくるのでしょう?移動のバスの中でも楽屋でもPV撮影の時でも常にハイテンション。で、その後のステージではさらにテンションを上げ超カッコイイ音を鳴らすんであります。クスリでもやってんのか?←おい

UNZA UNZAの語源が彼らの音楽のリズムがウンザ、ウンザだからってのには笑いました。単純明快すぎ。詞はシリアスでメッセージ色が強いものが多いけど曲調は明るく楽しい。ライブでは間奏部分にクイーンの"I want to break free"を入れてみたり、みんなでロン毛のズラを被ってヘッドバンギングしながら"smoke on the water"のイントロをやったりとかしちゃうエンターテイナーぶり。楽しいなあ。観たいなあ、日本でも。

オアシス来日を祝うかのように新作CDが矢継ぎ早にリリースされていますね。一曲目から秋モード全開のスピッツ、坂本教授も二曲で参加している細野+幸宏のSketch Show(エイベックスから発売されているにも関わらずコピーコントロールCDではないのは元YMOの面々がMacユーザーだからに違いない。感謝!)、ビョークというよりはポーティスヘッドっぽいUA、ピーター・ゲイブリエル10年ぶりのUP、changing man健在ではあるけれど少し落ち着きかけているんじゃないの?なポール・ウェラー、怖そうな映画なのに妙に落ち着ける『ガーゴイル』のサントラ、本編よりもおまけのBサイド集の方が断然楽しいAshのベスト盤。そして明日はベックの新作、来週はスウェード。。。聴ききれないってば!
Jeevasについては東洋的要素をばっさりカットしていて聴きやすいです。が、この路線でいくには個性が欠けているような気がします。果たして王子はいつ「飽きた。辞める。」と言い出すのだろう…

Name: かつ  Mail: katsu@jc4.so-net.ne.jp

[7273] 100%いい連休でした '02/09/17(火) 01:50:37

きょうも歌舞伎座へ。買ったチケットだけは消化するんですが、そのほかに映画をみにいく時間的余裕がありません。あれもこれもみたいんだけどな〜。ま、風邪ひきそうなので、ぼちぼち。

きょうは牡丹灯籠。事前に圓生さんで予習したのがよくなかったなあ。だって、圓生さんの話芸のほうが奥深いんだもの。人情話を舞台化することの難しさをかんじます。耳だけできくほうがね、怪談はずっとこわいように思います。吉右衛門さんの悪党はよかったけど。

スピッツの新譜「三日月ロック」、すごくイイです。草野くんの声が甘すぎず、ちょっとかすれぎみなのがせつなげでいいです。「カルピス」の曲もいいけど、私は「さわって・変わって」のシングルB面だった「ガーベラ」が一番すき。シャーロット・ランプリングの「歌手」CDは、ウィスパー系でなかなか。ポエトリー・リーディングじゃないかって気もしますが・・・。仏語より、英語でうたっているほうがいいなあ。おもわず「ぶー」だったCDは元クーラ・シェイカーのクリスピアンが新しくひきいているバンド。なんだか、とってもつまらないんです・・・。たのしみなのは、OASISのニューシングル。一生聴くこともないかとおもっていた(おいおい)ノエルのB面に、リアムの「ニュージェネレーション」がカップリング。

村上春樹の新刊は、ザラついたイヤなかんじのところ(少年のパート)と、甘くてさらさら読めるところ(猫語のパート)が交互していてまだその企みがよくわからない。でも、なんだかんだいってもおもしろくよんでいます。よくもわるくも、スティーブン・キングみたいに消費してます。

>かつさん。80年代には、映画化もされていたんですね。DVDもでてたみたいで、機会があったらみてみようかな・・・。それにしても、すばらしく魅力的なタイトル! ちかごろの表題は、なんかちょっとピンとこないんです。
オゾン>ぜったいみますので、きながにおまちください。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[7272] 『100%の女の子』と『パン屋襲撃』 '02/09/15(日) 23:34:22

の他に『風の歌を聴け』も映画化されてますね、原作の雰囲気はほとんど残ってませんでしたが。といっても原作を読んだのはそうとう後でして、中学生の頃大好きだった『ヒポクラテスたち』と二本立てだったので名画座で観ました。映画単体としては面白いなあと思いました。このあと村上春樹原作の映像化に誰も挑戦しないのはもったいない気がします。今だったら予算もでるだろうし技術も飛躍的に進歩しているのであとは監督がどう解釈し演出するかというだけだと思います。個人的に映像化して欲しいのは『ダンス・ダンス・ダンス』、もしくは『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』。

さて、『まぼろし』を観ました。おそるべしフランソワ・オゾン。『焼け石に水』の時点ですでにその前兆はあったもののそれでもやはり奇怪だったり奇抜だったりする設定のもとでこそ個性を発揮する人だと思っていたのに、このような質素な設定で成熟した心理と狂気を演出できるとは。シャーロット・ランプリングが見事な演技と存在感で演じたマリーの前に現れるまぼろし。あれは夫を愛するがゆえ、というだけのものではなく、何十年も続いた自分の日常の一部が欠けてしまったことに対する補完という意味も含まれるのでしょう。いくら代わりになりそうな何かがあったとしてもいくら時間が経とうとも決して埋めることも忘れることもできない深い喪失。それを抱えたまま生きていかなくてはならないなんて。僕にはとても耐えられそうにないな。

なんかありきたりな感想ですみません。是非みいちゃんの感想を聞かせてください。シネマライズBFはかなり混雑していましたから来月中旬から下旬までは上映していると思いますので。

Name: かつ  Mail: katsu@jc4.so-net.ne.jp

[7271] 今年の冬は猛々しい白鳥が飛来予定 '02/09/15(日) 02:05:44

このところオモテ稼業がいそがしくて睡眠時間があまりとれませんでした。だからまちにまった三連休♪ きょうはさっそく昼までたっぷり眠らせていただきました。シアワセ。免疫力もアップしたってかんじ(あくまでそんな気分ってだけですけど)。ついでになんか読もうと思って村上春樹の新刊を買いました。少年が主人公らしいので、氏の作品としては、これまでのとはちょっと毛色がかわっていて愉しめるかもしれないと思っているのですが。

少年を主人公にすえた小説なり、映画なりっていうのはおもしろいですね。三十歳や五十歳なら恥ずかしくて、まず言えないだろうっていう考え方や行動様式を開陳できるでしょう。あ、そういえば、村上春樹の作品って、あれだけベストセラーになったりしているのに、映画化されたことがありませんね(一般公開でない作品はあるようですが)。本人が許可しないっていうのもあるだろうけれど、ああいう抽象的な会話でつむぎだされる文学って、映画となじまないんだろうな。

九月演舞場歌舞伎をみてきました。「拝領妻始末」の歌舞伎翻案版で「上意討ち」。映画版の「拝領妻始末」がめっぽう好きなので、期待してみにいきました(私はバカ殿が無理難題をふっかける「武士道残酷物語」系のはなしが大好き。バカ殿になってみたいな〜)。拝領妻役の菊之助くんが楚々として誇り高く、でも「おしとねさがり」になってしまったいわくつきの女性らしく、ふしぎな色気があってなかなか。拝領妻に夢中になってしまい、こんどは召し上げられるという憂き目にあって、逆上する若侍に新之助くん。これもすがすがしくて好感がもてました。このふたりをみまもるオヤジ役に扮した団十郎・・・今回、演出にも参加しているようですが、ちょっとコミカルにすぎたのでは。それに、ラストの丸本っぽい大時代な演出はどんなもんでしょう。この作品ばっかりは、蜷川ばりに大雪のなかで斬り死にするほうがよかったな。逆賊ルックに身をかため、みえをきられてもなあ。

さてさて。この冬、ロンドンから大量の白鳥さんが飛来しますね(猛々しい雄ばかりですが)。たのしみ〜。この日を何年待ち望んだことか。さっそく最前列をおさえ、あとは待つのみ。

>繭さん。宣伝ごくろーさまです。「ウィッカーマン」はカルトシネマクラシックスとして近年劇場公開されたり、BSやCSでちょくちょく放映されるようになったんで、そんなにあんまりありがたいって気はしないんですが・・・。とはいえ、劇場でみる「どんとやき」の気分は格別ですから(嘘)、一日だけの公開とはいえ、意義あることでありましょう。なお、ここのサイトには原始ドルイド教信者シンパも多く(大嘘)、「あそこはアイルランドじゃない」「不思議な宗教じゃない」(まあ、五穀豊穣をいのらない宗教はないだよ)といった声が多数よせられております。イベント公開がんばってください。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[7270] 「ウィッカーマン」をぞ存じ? '02/09/13(金) 23:35:55

突然ですが、「ウィッカーマン」を知ってますか?
アイルランドの孤島を舞台にしたミュージカル・ホラー。
そこでは不思議な宗教(男根崇拝)の儀式が行われていたり、
かなり面白いです。柳下毅一郎も大好きの「ウィッカーマン」が
この度、5年ぶりに、11月3日(日)の1日だけで〔最響CINEMA FESTA〕という
イベントで上映されます。ビデオはすでに廃盤。チケットぴあ で発売中!!
HPはこちら→http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Theater/9126/

Name:

[7269] もう秋はすぐそこ '02/09/10(火) 01:49:46

週末から雨がひさしぶりに降って、ようやく涼しくなりました。いきかえる〜。夏の疲れには秋風が一番きくみたい。このところ、深夜まで職場にいて、タクシーでへろへろ帰る日がつづいていたので、ここらで生活時間の中心を昼型にきりかえなくちゃあ。

>ぱとさん。「楽園をください」>観たときにはけっこうおもしろかったんですが、あとの印象はまずまずってとこでしょうか。トビーくんのかわいらしい顔が髭まみれになって、そしてまたキレイになるところがミソですね。

>Cheekyさん。海の幸にめぐまれていて、うらやましいです。魚をたべよう♪
耽美ホラーの怪作、「リサと悪魔」がようやくDVDになりました。よろこんでお店にいったら、どこも売り切れ。はずかしいけれども注文することになりました。「新エクソシスト/死肉のダンス」をお取り寄せ。邦題にまた泣かされてます。

>かつさん。「バイオハザード」>興業成績、スターウォーズを抜いて一位だそうで、す、すごい。「SW神話」も、ミラ・ジョヴォちゃんのセクシー攻撃にはかないません。全編通じて、衣装は彼女が自分でアイディアをだし、「健康なセクシー」をめざすあまり、どんどん露出度があがってしまったんだそう。ミラ・ジョヴォちゃんの少女っぽい攻撃的なセクシーさ、はやくも泥沼離婚劇に突入したとの噂のアンジェリーナ・ジョリー嬢のセクシーさとどっかにてる。

>PINGUINOさん。カナリヤ諸島でバカンスなんてうらやましい! かえるのがいやになりそう?

「要塞」>BSでやっていたのでみました。第二次世界大戦のイタリア戦線を描いた作品。少年パルチザンをひきいるアメリカ兵役のロック・ハドソンが、まるでボーイスカウトの団長のようであやしかったです。超セクシーでちっとも女医さんにみえない女医さんがでてくるんだけど、これは「リサ悪」にもでてくるシルヴァ・コシナ。アメリカ・イタリア合作映画ってことだけど、復讐にこりかたまった少年、ひたすらいやらしくて残酷なドイツ兵などなど、キャラクターがとにかく濃くて「イタリア」的でした。そのうえ、お高くとまった女はガツンとやって言うこときかせちゃえ的マッチョな展開も散見され、これはちょっとね。でも、少年たちによるマシンガン攻撃に、「コンバット」の数十倍ははげしくふっとんでみせるエキストラドイツ兵たちがみごとで、モリコーネの音楽とあいまって滅びの美学をかんじさせますし、青年期への入り口にさしかかった少年の残酷な純粋さと、「男らし〜い」ロック・ハドソンとの対比がなんとなくせつなくて泣かせます。

シャーロット・ランプリングの「歌手」CDとクリスピアン・ミルズの新グループのCDを購入。まだきけないでいます。今年の夏一番iPodできいたのは天野月子嬢の新譜でした。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[7268] 歌を忘れずカナリアへ〜♪ '02/08/29(木) 04:10:42

 いきなり変な書き出しですが、今夜は徹夜です。早朝から関空行ってその日のうちにテネリフェに入ります(時差13時間あるけど)。2大陸を越えた愛! ああ、聞き流してください。

>みいちゃん 先日は照れくさかったから敢えてあからさまに終戦記念日について言及しませんでしたが、中身を酌み取っていただきうれしく思います。私は日本に生まれ育った生粋の日本人ですが(某BBSではスウェーデン人を詐称)、我が国の「731部隊は確かにあったけど、細菌実験を施された中国人の賠償は認めないよ」なんて論理が法廷でまかり通る国を心底信用しちゃいません。これからは個人が居住地を選択すべき時代になるんだと考えてます。

 そういう意味で、選択肢の一つがスペイン。酒はうまいし姉ちゃんは綺麗だ……。ついフォーククルセイダーズになっちゃいましたが、自分の価値観のブレを是正、もしくは確認しにしばらくシマに行ってきます。

Name: PINGUINO  Mail: pinguino@anc.meta.ne.jp

[7267] 印度な旦那 '02/08/25(日) 22:50:18

HMVでも推されていたザ・ミュージックの凄さがぜんぜん理解できなかったのでここのところ『モンスーン・ウェディング』のサントラばかり聴いています。印度映画なんですけど監督がアメリカ在住なので音楽はマイケル・ダンナが担当しております。ワールドミュージック好きなダンナですからもちろん印度風なアレンジは施されているのですけれど素となるメロディはエゴヤン作品のときと同じく透明感溢れる綺麗なもの。非常に心地よいです。そんな彼ですがなんとアン・リー版『超人ハルク』の音楽を担当するらしいです(解説に書いてあった)。服が破けるところにどんな曲をのせてくるのか非常に楽しみです。

『バイオハザード』を観ました。僕は1の最初のところをちょっとだけやったことがあるだけなのでゲームの世界感が再現されているかどうかはわかりませんが、あの物陰から何か出てきそうだな〜ヤだなヤだな〜、、、、、うわっやっぱきたよーっ!!っていう感じはうまく出来ていると思いました。
ミラ・ジョヴォヴィッチはつまらないヴェンダースやスパイク・リーの映画に出るよりも全然活き活きしていて素晴らしいです。『フィフス・エレメント』もそうだったけどアクションがハマるんですよね。しかももうそんなことをする必要のない立場にいるのに全編太腿見せっ放しだしヌードにまでなってくれてます。この映画を観にくるのがどんな人たちなのかをよーく理解しているのが大変よろしい(笑)。

で、みいちゃんは予告編だけでリタイヤしてしまった問題の『ピカレスク 人間失格』。劇場ではもちろんビデオになってからでも観なくていい作品だったです。解釈があまりに平凡でそのままなので観てる間中ずっと欲求不満な状態。どうせすべての太宰好きの人達を満足させることなどできないのだから、もっと型破りな解釈の太宰をみせてもらいたかったな。喩えるなら『アマデウス』のモーツァルトのような。ちょっと違う気もするけど。
でも太宰を取り巻く人々はなかなかうまく描けていました。女性陣は皆僕がイメージしていたのとは違っていたのが新鮮でした。とよた真帆と裕木奈江はなんだか見直しちゃったな。さとう珠緒の初枝はめちゃめちゃ可愛いし。ただひとりイメージどおりだった緒川たまきもそのまま永久保存してしまいたい!と思うほど。男性陣も皆さん素晴らしいのですが、なんといっても佐野史郎の井伏鱒二が秀逸。関係者から訴えられるんじゃないか?とこちらが心配してしまうくらいの解釈。まさかあのまんまの人でした、ってことはないよな…
隆一くんにはまずあそこで自分の歌がかかることに違和感を覚えて欲しいです。零号試写のあと監督に「僕のでは合わないんで大島さんの曲でお願いします」くらいのことが言えてればまだ救いようがあったんだけどねえ。。。

Name: かつ  Mail: katsu@jc4.so-net.ne.jp

[7266] Go Go ティティブ '02/08/25(日) 22:11:08

山椒のきいたジャコですか、いいですねぇ。 我が家のアングラーが大量にキスを釣ってきたので、当日は天ぷら三昧、翌日は具沢山の天丼を作りました。そしてそろそろ脂ののった戻り鰹の美味しい季節。

『喜歌劇ミカド』、Amazonでひいてみたら本邦初訳なんですね。
炎のランナーには「ペンザンスの海賊」をピアノ弾き語りしたり、新入生歓迎会で「アイオランシ」の劇を上演する話が出ていたりと、ギルバート&オサリバンの作品がいかに人気があったかを示すエピソードがさりげなくはさまれていたりして。今度書店に行ったらチェックします!

Name: Cheeky  Mail: britannia@cool.ne.jp

[7265] 19歳・ゲリラ兵士の瞳はあいかわらず涼しげ '02/08/25(日) 14:02:10

先週は暑さもひといきついて、いつのまにかツクツクボウシの声があちこちから聴こえてくるようになりました。みいちゃん、みなさま、おひさしぶりです。山椒のぴりっときいたジャコをつまみに、一口だけ家人のビールをもらって飲むのが下戸のわたしの晩酌です。

「ワンダー・ボーイズ」「スパイダーマン」いまだにみていないのですが、トビーくんの「楽園を下さい」をたまたま放送していたのでみたところです。今度「ゴーメンガースト」がDVD化されるのが楽しみなジョナサン・リス=メイヤーズ(番組表でこう書かれていましたがこれで統一?)がかなーり険悪なご面相で登場、敵役のほうが板についてきたいい味で共演していましたが、アン・リーの南北戦争(意外な素材)は丁寧ながら、わたしにはちょっと長く感じられました。このごろ3分に一度はびくっとさせられるような怖い本や番組を見慣れているせいかしらん。今週は残暑がぶりかえすそうな、日傘のご用意を忘れずに!



Name: ぱと  Mail: artridg@mte.biglobe.ne.jp

[7264] 喜劇と喜歌劇 '02/08/25(日) 03:13:19

やっと涼しくなりましたね。日差しがきつくても、なんとなくさわやか。こんなときにうっかり風邪などひかないようにしなくちゃ。

おととい書き込んでくださったかた、ログがふっとんでしまいました。すみませんねえ。

週末に歌舞伎をみる以外は、仕事で活字ばかり読んでいます。そこで、かねてより評判の『ワンダー・ボーイズ』をヴィデオ鑑賞してみました。

次回作がなかなかものにできなくて、大学で文芸をおしえている作家と、そのエキセントリックな教え子。このところヒットにめぐまれない編集者・・・この三人の男を中心にした人間喜劇。才能があってもなくても、評価されてもされなくても、書くこと自体はやめられない、という作家の業のようなものがにじみでていてなかなかおもしろかったです。作家になるくらいしかほかに道のない人生って、かんがえようによっちゃあすごい奇妙な人生で。トビーくん、役柄ぴったりでした(さりげなくバイ)。でも、事態の収拾をしそうでしないお話の展開にちょっとイライラさせられました。

話かわって、先日おわった高校野球について。あまりの暑さにこらえきれず、たまたま乗り込んだタクシーでラジオ中継をききました。川之江高校だったかな? な、なんと、応援に「スモーク・オン・ザ・ウォーター」を奏でているではありませんか。「べっべっべ〜ん、べっべっべべ〜ん、べっべっべ〜ん、べっべ〜ん××(←選手の名前)!∞」。なんかこわかったです。

『歌劇ミカド』の翻訳本がでてます。「ミカド」といえば、英国のコミックオペラの傑作。いわゆる、サヴォイ・オペラってヤツです。「炎のランナー」に、三人組の蝶々夫人みたいな場面がでてくるんですが、あれがそうなんですねえ。おもしろいんで、ぜひ。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[7263] 終戦と遊冶郎 '02/08/18(日) 01:34:23

終戦から57年。もう57年なんですねえ。あと三年で60年。なんだかスゴイことだなあ。日本はなんだかんだいっても、半世紀以上も戦争を直接的にしなかったんだから。この国にしてはえらいことだ。

野坂昭如の『文壇』がおもしろかったです。「文壇」なんて、あってなきがごとしであったということがよくわかる。あと十年もすれば、確実に雲散霧消するんでしょう。そのときになにが残るか。それこそが「作品」なんでしょうね。書いた人をはなれた作品そのものの価値が問われるのは、絵や音楽とおなじで、同時代ではむずかしいのかも。野坂のアナーキー(死語?)な作品が売れまくっていた時代って、想像できないなあ。
本作品では実在の人物が多数登場(ノンフィクションだから)。でも、彼の小説とはちがって、さして刺激的ではありません。あることないこと書くのではなくて、とても誠実に、知人たちを、知っている範囲で、はにかみながら描いているかんじが好印象の作品でした。ほんとはもっといろいろあったハズなのに・・・ね。

>PINGUINOさん。.Mac>いきなり有料、しかも高額。来年からはさらに高額。ハラたちますよね〜。またまたこの会社について、先行きが不安になってしまいました。
秘境>いいじゃないですか。お金がかかってしまうのは不便ですが、わが同朋がしらないところがあるなんて、ほっとする!

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

[7262] 狂ったバカンスへ '02/08/15(木) 19:33:17

 メールアドレスをプロバイダの正規のものに戻しました。例の.mac年間50ドルというヤツに我慢ならんからです。アップルにも経営上の理屈はありましょうが長年タダで使用させてきたものを、いきなり金取るよと通告する態度に腹が立ちます。他のサービスはいらんから、既得アドレスだけは無料で継続するなどユーザーサービスをしっかり考えていただきたい。

 さて、月末から8日間の夏休みが取れたので、昨年に引き続きスペイン・テネリフェ島にバカンスに行きます。カトリーヌ・スパークが間違って出てしまったマカロニ「ワイルドトレイル」のロケ地で(これが目的か?)、3700メートル級のスペイン最高峰の山があり、イギリス・ドイツ人といった普段から太陽に飢えている連中が飛んでくるリゾートもあるのに、日本の旅行ガイド本はほとんど無視。巻中の地図にも載ってません。秘境か?

 旅行社で航空券買う時も、場所を説明して、スペルを書いてあげて、乗り継ぎ空港を教えて……と大変でした。まあ考え方を変えると、一般的なアメリカ人旅行者が、私の一番見せたいヒロシマやオキナワを訪れず、トーキョーやキョートを目指すのと同じで、時間のかかる旅行はみんなしたくないですからね(戦意に燃える米人に加害者意識を持てと言ってるんじゃなくて、お互い平和に暮らしたいねと思うだけです。念のため)。でも、日本のスペインガイド本をカナリア諸島の人に見せたら怒るでしょうなあ。

 最近、コロンビアの友達から「うちの国は麻薬絡みのテロ続きで非常事態宣言が出てめちゃめちゃだあ!」などとメールをもらい、我々は個人レベルでいろんな国のことをお互いに知らなきゃいかんのだなあ、と考えちまいますね。そうしたら自分が住んでる国ももっと見えてくるような気がします。

Name: PINGUINO  Mail: pinguino@anc.meta.ne.jp

[7261] ネモ船長の娘 '02/08/13(火) 02:02:03

朝食に梨が美味しいです。甘い香水。私の大好きな酸っぱくてほろ苦い二十世紀はもう少し先でしょうか。

>サイレンスさん。ほんとおひさしぶりです。なんでも、片手にモデルガン、片手にDVDを持ってイタリア製特殊アクション映画の布教に「マジで」お忙しいとか(どこまでが趣味?!)。私の元同僚が、言っておりました。「最近、劇場でやってるおもしろそうな映画が少ないんだよね。今年の夏は特にそう。だから、やたらとレンタルビデオショップで西部劇やヤクザ映画を借りてきちゃうんだ・・・。」確認はしませんでしたが、その「西部劇」が「イタリア製」である確立は高いと直感しました。
ダスト>そうなんですか〜。銃の台座までみせるからには、キャラクター造形に深く関与しているんだろうくらいには思っていましたが。ファインズ弟がモーゼルに持ち替えたのは、トルコ軍(背後にドイツがいる)からいただいたんでしょうね。
ペッパーボックス>銃身があわさってて、撃つと人がふっとぶあれですね。「アラモ」でボウイ大佐が死ぬときにもっている銃身をあわせた銃もペッパーボックスの一種なんでしょうか。

>かつさん。ネモ船長>私はケインさんの「父性の復権」的笑顔に単純にまいっちゃったんですが。マイノリティの復権、独立運動に支援してまわるキャラクターなんでしたよね。それにしても、ラスト、そこまでやるかのオヤジ対決になったりして、なかなか予測不能でした。やはり、娘は手術でひそかに両棲人間に改造されていて、エラ呼吸で助かっている、というのが「SF小説」っぽくていいんだけどな〜。コナン・ドイルなみのオチがついていたのは、途中で消えちゃったオヤジさんの愛人が、やっぱりジュール・ヴェルヌの秘書になっていて、というつながりなんでしょうか。
ノーチラス号>カブトガニみたいなかたちがなかなか。居間や研究室が「ミスト」のCGみたいできれいでした。

Name: みいちゃん  Mail: bluetonic@geocities.co.jp

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