マサのWeb玉手箱 >> プロフィール 気まぐれ日記

2002年1月2日

仙山線・愛子駅 (正月パス)

全行程 939.0km

費用 13,100円(特急バス+正月パス) / 通常費用 26,690円

正月パス 行程図
正月パス
実家付近
高山市内
善光寺平車窓
仙山線愛子駅
愛子駅入場券
炭火焼き牛たん弁当
時刻表
  高山 7:50発 特急バス
10:10着 松本 11:01発 (特急)しなの7
11:53着 長野 12:08発 (新幹線)あさま542
13:26着 大宮 13:54発 (新幹線)やまびこ43
15:28着 仙台 15:58発  
16:23着 愛子 16:29発 (快速)ホリデー仙山22
16:44着 仙台 17:14発 (新幹線)やまびこ208
18:43着 宇都宮    

正月の帰省のUターンを利用してお得な旅を計画してみた。使う切符は元日か2日のどちらか1日に限りJR東日本内が乗り放題(新幹線・特急含む)の「正月パス」。実家のある高山から松本までバスで抜ければそこはJR東日本エリアなので、かなり有効に使うことができる。検討の末、目的地を仙山線の愛子(あやし)駅に決定。ここは先日お生まれになった愛子様効果で、それまで2日で1枚しか売れなかった入場券が5日で3万枚に激増した駅。例年より雪の多い飛騨をあとに、愛子を目指していざ出発!

第一章(飛騨をあとに・・・)

今年の飛騨は雪が多い。最近の正月は雪が無いことも珍しくなかったが、今年は大晦日に降った雪で屋根の上にも30cm程の雪が残っている。(この執筆をしている1月3日には新たに60cmの積雪があったらしい)

1月2日午前7時、そんな飛騨をあとにUターンを開始する。「正月パス」を利用するために、まずは最寄のJR東日本内の駅である松本までバスで向かう。昔は高山~松本間にある安房峠の積雪のため冬季は通行止めになっていたルートであるが、数年前に安房トンネルが開通してからは年間を通じて通行が可能になっている。今冬一番の冬型の予報が出ているだけに、途中スキー場のある丹生川村(にゅうかわむら)、平湯では雪も多く本降りになっていた。松本までの料金は3100円、約2時間半の旅である。

第二章(信濃路)

松本に定刻の10:10到着。ここからは「正月パス」を使ったJRの旅になる。最初の乗車は名古屋発、長野行の特急「しなの」。松本は途中駅であるため混雑を予想して早めに並ぶことにする。雪のせいか多少の遅れが出ているようである。11:06、5分遅れで「しなの7号」は松本を発車した。長野へ向かう途中、姨捨(おばすて)~稲荷山(いなりやま)で日本三大車窓の1つ善光寺平の眺めを楽しむことが出来る。ここは過去に何度か通っているが、反対側に座ってしまったり、暗かったり、窓が曇っていたりで、なかなかまともに見れることは少なかった。今回は窓際の席に座ることができ、おまけに雪景色の善光寺平を楽しむことができた。長野へは遅れを取り戻し、定刻の11:53に到着。ここからは新幹線「あさま」で大宮に向かう。昨年も同じ日にUターンしたのだが、2日というのは予想以上に混んでいる。今日も「あさま」は通路に人が立つほどの混雑だった。

第三章(愛子へ・・・)

大宮で東北新幹線に乗換え、仙台・愛子へ向かう。雪の予報の通り、宇都宮を過ぎ那須の辺りから外は雪に変わる。仙台では積雪は少ないものの小雪が舞っている。約30分の待ち時間で仙山線の普通列車・愛子行に乗車。車内はほぼ満席、半分ぐらいの人が終点愛子まで乗車。愛子駅では自分と同じ様に旅行の途中で訪れている人もいるようで、駅名の写真を撮ったり、入場券を買ったりしている人も何人かいた。入場券は今日だけで3500枚ほど売れたとの事。本当は愛子駅限定のオレンジカードを買うつもりだったが、既に完売で次回の発売は1月下旬とのこと。それにしても、すごい人気である。

第四章(駅弁)

折り返し仙台に戻ってくると、時計は17時を指している。時刻表を見ると次の仙台始発の新幹線は17:14発。駅弁を調達してその列車で帰ることにする。仙台は牛タン発祥の地であり、牛タンの駅弁が多い。狂牛病が騒がれているご時世で少し迷ったが、せっかくなので買うことにした。買った駅弁はその名の通り「炭火焼き牛たん弁当」。加熱式容器入りなので量が少なかったが、人気の駅弁とあって美味しかった。列車は途中福島でほぼ満席となり、18:43に宇都宮へ到着。高山から900km強、約12時間の旅は終わった。

炭火焼き牛たん弁当(1000円)

塩・胡椒で味付けした牛タンを1枚1枚丁寧に炭火で焼いた本格的な駅弁。一緒に食べると栄養効果の高い麦飯との組み合わせ。加熱式の容器に入っており、ひもを引いて7~8分待つとあつあつの駅弁が楽しめる。1日300~400個売れる人気の駅弁である。

びっくり旅日記