スロートレーニング
これまでのウエイトトレーニングとは全く異なる方法で、しかも短時間でより効果が上がるのがスロートレーニングです。スロートレーニングとは、反動を使わずに自分がコントロール出来る重量を、その名の通り非常にゆっくりとしたスピードで行う筋力トレーニングのことです。これまでの筋トレの常識では、持久力(遅筋線維)を鍛えたければ軽いウエイトを数多く挙げ、瞬発力(速筋線維)を鍛えたければ重いウエイトを素早い動作で挙げるという考え方でした。しかしスロートレーニングではゆっくりとした動作の中で、遅筋線維、中間線維、速筋線維まで刺激を与えることが出来ます。
トレーニング方法
スロートレーニングにはプロトコルと呼ばれる30種類以上の方法がありますが、ここでは下記の3つの方法を紹介します。腕立て伏せ、懸垂、腹筋、レッグレイズ(足上げ)、上体反らし、スクワットなどの自宅で出来る、あるいはジムで行う全ての種目は、これら3つの方法で行うことが出来ます。
- 降ろす(5秒)→上げる(5秒)/または、その逆
- 降ろす→上げるの動作切り替えで10秒キープ
- 普通のスピードで上げて、戻す(降ろす)ときに10秒かける
いずれも1つの動作に10秒以上かける
トレーニング回数
10回以上で、自分の辛くなるところまで追い込む
トレーニング頻度
週に2~3回行うのが理想的です
リハビリ&筋力アップにお勧めなのが、セラバンド・セラチューブ。色によって強度が分かれていて、私はバンドタイプ(セラバンド)のシルバーを使っています。これ1つで様々な部位の筋肉を鍛えることが出来るので重宝しています。
(セラバンドは帯状のため身体に接する面積が広い箇所(胸・お腹など)に適しており、セラチューブは逆に身体に接する面積が狭い箇所(手・足・ひじ内側・ひざ裏側など)に適しています。)
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