上りと下りを走る
坂道を山頂までひたすら上り、頂上で休憩し、そこから一気に駆け降りる走り方を峠走といいます。この走り方により、マラソンに必要な4つの要素「推進力(太ももの後側、お尻の筋肉)」「心肺機能」「フォーム」「着地筋(太ももの前側の筋肉)」をバランスよく効率的に鍛えることができます。特に「フォーム」に関しては、下りでブレーキをかけずに駆け降りることで、かかと着地から足裏全体を使ったフラット着地への矯正が期待できます。頂上での休憩時に、クエン酸とBCAA(「アミノ酸(肉・魚・大豆)」参照)でエネルギー補給をすると、疲労と筋肉のダメージ軽減が図れます。
上りを走る際のポイント
視線が下を向いて、猫背で腰が落ちないように気を付けましょう。
- 目線を前方に向ける
- 足を身体の重心の真下に着地する
- 足裏全体で地面を押す
- 脇を締め、コンパクトに腕を振る(肩甲骨を使う)
- こぶしの高さを上げる
下りを走る際のポイント
スピードへの恐怖心から腰が引けないように気を付けましょう。
- 目線を遠くに向ける
- ストライドを伸ばさずにピッチを増やして走る
- バンバンと音を立てて着地する(接地は身体の真下)
- こぶしの高さを下げる
最近のランニング用タイツには、様々な種類があります。故障を防止するものやフォームを矯正するもの、疲労を軽減するものなど。自分は以前、膝を故障してから故障防止に効果があるものを着用しています。特に、膝に負担がかかる下り走やスピード走、ロング走などではサポートタイツは欠かせません。