ファルトレク(野外走)
初心者には聞き慣れない言葉だと思いますが、”ファルトレク”とは”野外走”のことです。クロスカントリーと同じく、自然の変化に富んだ地形を走るトレーニング方法です。アップダウンの上り坂では、心拍数が上がることによる心肺機能の強化が、下り坂では踏ん張ることによる脚筋力の強化が期待できます。
総合的な走力アップに有効
ファルトレクは、森林や公園、野原などにあるアップ・ダウンの起伏を自由に走ります。例えば、平らな地形では、ふつうのスピードで、上り坂ではダッシュして、という要領です。このように、それぞれの地形ごとにスピードを変えることで、トレーニングに強弱がつけられます。ファルトレクは、「起伏のある所を走るとき、知らず知らずに走るペースをコントロールしている」という特徴を生かしたトレーニングです。持久力や足の筋力の強化など、総合的な走力アップが図れます。
ファルトレクは気分転換にも最適
走る速度は心拍数にすると100~140程度。これより早いスピードだと、疲れてしまい、距離が延びません。いきなりスピードを上げるのではなく、初めはゆっくり走り、身体が温かくなったら徐々にスピードを上げていくようにします。起伏のある地形を走るので、上り坂では意識的に太ももを上げるようにすると、平らな道での歩幅が広くなります。足の筋力の他にも、ひざや足首の強化にも繋がります。ファルトレクは、楽しみながら1~2時間行います。いつもと違った練習で気分転換にもなり、自然に走りきれてしまうものです。
運動中の心拍を簡単に測るなら心拍計。トランスミッターと呼ばれる胸ベルトが生体電流をキャッチ、これを腕時計型のリストユニットに電波で送信します。リアル・タイムに心拍数が分かるので、心肺機能のトレーニングに最適です。
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