夏ラン
暑い夏はついランニングをさぼりがち、そんな人も多いと思います。でも、暑い夏に走ることで、涼しい秋に向けての良いこともあります。無理をしない範囲で、夏ランを楽しみましょう。
ビタミンDを生成して健康に
紫外線を浴びると体内にビタミンDが生成されます。ビタミンDは、イワシやサバなどの青魚に多く含まれますが、食事だけで必要なビタミンDを摂取するためには1週間の食事の半分以上で青魚を食べなければなりません。このビタミンDは、カルシウムの吸収を助けることで骨粗しょう症を防いだり、さまざまなガンの発症を抑制する効果が期待できることが分かってきました。また、激しい運動で身体が疲労して免疫力が低下すると、風邪を引きやすくなったりしますが、ビタミンDはそれを抑制する効果もあります。ビタミンDはある程度身体に蓄えることが出来るので、夏場に紫外線を浴びておくことは、秋冬の免疫力の低下防止にもつながります。
夏ランは出来る範囲で継続を
高温多湿の中での夏ランは、身体への負担が大きく、涼しい季節のようなスピードで走れないのは当然です。だからと言って、夏に走らないのはもったいないことです。近年、暑熱環境下のトレーニングでは、最大酸素摂取量の50%程度の運動強度でもトレーニング効果が認められるという研究結果が出ています。ランニングに例えると、フルマラソンのレースペースに対して1kmあたりプラス1分から1分30秒という「気持ち遅めの快適ジョグ」を1時間程度継続すれば良いことになります。夏ランは、無理のない範囲で継続することに意味があります。
夏ランの必須アイテムです。事前の準備で熱中症から身を守りましょう!