呆冗記　人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。

何で今頃自作機を組むのか

　 さて、先日からなんだか狂ったようにパソコンのパーツを買い集めている。何で、今頃。いや、確かに常々私のＰ３マシンの調子はとてつもなく悪かった。時々ＣＤ−ＲＯＭを読みに行かなくなったり、そのまんま固まってしまったりしていたのだ。がしかし、だましだまし使っていたのである。
　しかし、今年に入ってからのこの異常なほどの仕事の忙しさは想像を絶し、このＷＥＢサイトの更新すらままならない。まったくもってここまで『呆冗記』が滞ったのも珍しい。いや、日記は無茶苦茶滞ってしまって、二月近くやめてしまったこともあるのだが。はて、あれはいつのことだっただろうか。
　と思って一寸ばかり調べてみた。
　本サイトが始まったのが９９年７月。で、現在までの日記は以下のごとしである。
　（次の月にリンクが繋がっていないところもあるようです。（無責任）後日、手を入れるかもしれませんが（望み薄）当分はブラウザの戻るボタンを利用してください）、

　グレーの1999，８〜９が『青年よ食を捨て、本を読もう！』。いやあ、何ともこっぱずかしいタイトルである。で、それが２月で挫折。一月のお休み。
　次が黄色の1999，11〜2000，12の約１年続いた、『聞た、見た、買った』。このあたりもなんか大上段に振りかぶっているではないか。ああ。恥ずかしい。しかし９９年のの12月も休んでいたのであるな。いったい何があったのであろうか。2000年の６月７月は当時としては死ぬほど（今ならルーティン）な仕事量だったのだが。
　で開き直ったのが2001，１〜2002，８までの、現在まで最長を誇る『無芸大食人畜無害』。なんかタイトルもすっかり開き直っている。それが良かったのか、最長記録である。
　で、次、少しばっか凝ったことがしたくなったのか、やってしまったのが2002，９〜10の水色。『起きて半畳、寝て一畳』『天下取っても二合半』だったりするのだが。大失敗。ただでさえ忙しいのに買った本を全部レビューしてどうこうできるはずがなかったのである。で、あえなく撤退。現在の１日１冊のレビューを行う『酔生夢民』となったのである。
　ま、ともかく、こうした４年以上の間、日記は書かなくても書き継がれてきた『呆冗記』が忙しくて書けないなどという事態はかつてなかったことなのである。なのに書けない。
　古神陸氏が、まさかの馳星周氏になられていたというのに、書けない。
　まあ、このまんまうだうだしててもイイかなとも思った。こう忙しければ、当たり前ではないか。忙しいのだ。給料をもらうためには働かねばならない。そう、そのためにはこのまま静かにフェードアウトしてもいいかな。そう思っていた。いや表層意識では足掻きながらも、深層意識ではゆっくりと諦めが心をむしばんでいたのであろう。

　ところがである。飛び上がってしまうくらいとんでもない事態が発生した。８月10日、なにげにすこっち・もると氏のサイトを覗いたときのことである。大げさでなく衝撃に息が詰まった。
　おそらくは私よりは遙かに多忙な冴速氏が小説連載。しかも、人のサイトで。
　私のように催促する人間と書く人間が同じ人間であるならば、なあなあも効くであろう。koichanさんのように血の繋がった妹さんのサイトでも兄の特権があるかもしれない。（我が家には弟の特権はあっても兄の特権はないが）
　しかし、他人のサイトに連載である。
　なんと言うことか。安穏としていていいのか。『あぶのおまるしあたあ』に埃をかぶせたまんまでいいのか！
　どうやら、まだ、燃えるものが私の心の中にも残っていたようである。

　というわけで自作機を組むことにしたのだ。もはや機械のせいにできる時間は過ぎ去った。まともに動くマシンが必要なのだ。（どうして、形から入るかな。私）
　今日までに865EP搭載Ｍ／Ｂ。１ギガのメモリ。Ｐ４　2.6CのＣＰＵ。プレクスターの一ちゃん速いCD-R/RWドライブ。マトロクスのグラフィックカードの上から二番目に高い奴。シリアルＡＴＡ１６０Ｇのハードディスク。ロジクールのマウス。マウスパッドはエアパッド。ギガのＬＡＮカード。
　そして、星野金属工業の４００Ｗアルミケースに。ナナオの１７インチディスプレイ。更にカノープスのキャプチャーカードを購入した。
　どこかでＳＣＳＩ原理主義者の
　「ハードデスクはＳＣＳＩ！」
　とか言う叫びや、
　「液晶じゃなくてＣＲＴ！」
　とか言う叫びはこの際、無視である。無視。ツーンだ。
　このマシンで宿題を片づけ、そして『あぶのおまるしあたあ』を更新し、趣味に生きるディレッタントになるのだ。
　そのために、自作機を朱雀に組ませるのである。

　しかし・・・。
　「おい、ＦＤはどこだ？」
　駄目だこりゃ。（03,8,12）