断腸亭日常日記 2014年 その11

−−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−

por 斎藤祐司


過去の、断腸亭日常日記。  −−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−

太い斜字で書いてある所は99年、2000年、2001年、2002年、2003年、2004年、2005年、2006年、2007年、2008年、2009年、2010年、2011年、2013年、2014年のスペイン滞在日記です。
太字で書いたモノは2010年11月京都旅行。2011年3月奈良旅行東日本大震災、11月が京都旅行、2012年4月、11月、12月の京都旅行、2013年4月京都旅行5月出雲遷宮旅行10月伊勢神宮の遷宮旅行11月京都旅行、2014年5月6月、7月の京都旅行滞在日記です。

99年4月15日〜5月11日 5月12日〜6月4日 6月7日〜6月10日 2000年4月20日〜4月29日 5月1日〜5月14日
5月15日〜5月31日 6月1日〜6月15日 6月16日〜6月29日 2001年4月19日〜5月3日 5月4日〜5月17日
5月18日〜5月31日 6月1日〜6月11日 6月12日〜6月22日 2002年4月16日〜4月30日 5月1日〜5月15日
5月16〜5月31日 6月1日〜6月13日 2003年4月16日〜5月24日 5月25日〜6月10日 6月12日〜6月26日
2004年4月14日〜5月7日 5月8日〜5月31日 6月1日〜6月17日 2005年3月31日〜4月24日 4月25日〜5月22日
5月23日〜6月16日 2006年4月13日〜5月6日 5月7日〜5月29日 5月30日〜6月19日 2007年4月20日〜5月19日
5月20日〜6月16日 2008年5月13日〜6月16日 2009年5月25日〜6月6日 6月7日〜6月12日 6月13日〜6月22日
6月23日〜7月3日 7月4日〜7月21日 9月24日〜10月2日 2010年5月29日〜6月7日 6月8日〜6月26日
11月14日〜11月26日 2011年3月5日〜3月17日 7月20日〜7月31日 8月1日〜8月22日 9月14日〜10月3日
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 8月24日〜9月2日  9月3日〜9月17日  9月18日〜10月27日    

 10月28日(火) 晴 4709

 昨日西日本では、木枯らし1号が吹いた。東京も風が強かったが、気象庁は発表していない。今日は大分寒くなると言う。季節の変わり目で、風邪などをひかないよう気を付けたい。

 相変わらず忙しい日常が続いている。いつまで続くのか・・・。大分体も疲れてきている。


 10月29日(水) 晴 13396

 黒田官兵衛は、キリシタン大名でもあった。洗礼名を、シメオネ(翌日訂正。シメオネではなく、シメオンだった)と言った。

「この夏、バイエルンを退団し、アトレティコ・マドリードに加入したマンジュキッチ。移籍先としてアトレティコ・マドリードを選んだ最大の要因として、ディエゴ・シメオネ監督の下でプレーできるという魅力を挙げた。

「新しいクラブを選ぶに当たって、お金は決定的な要因にはならなかった。正直に言うが、アトレティコよりも高額のオファーはいくつもあった。だが、僕を突き動かしたのはお金ではなく情熱だった。シメオネ監督の哲学、野心、手腕、功績といった全てが、僕を夢中にさせている。自分は、彼のような戦う男、上品ぶるのではなく本心で考えている通りの言動を取る人物が好きなんだ」

 マンジュキッチはまた、「新天地でのここまでの数ヶ月が、アトレティコを『我がクラブ』として選んだのが正解だったことを証明している」と自身の決断に胸を張ると同時に、その背景を説明した。

「行き先としては様々な国の色々なクラブがあった。とはいえ、バイエルンでのプレーを経験した後、ドイツで続けるというのは道理にかなっていなかった。また、イングランドからの誘いは嬉しかったけれども、プレミアリーグのプレースタイルは自分には合わないと思った。イタリア行きは興味深かったし、ロシアからのオファーはまさに具体的なものだったが、アトレティコから接触があった瞬間、『あっ、これだ』と感じたんだ」 」 ーー「サッカー・キング」よりーー

 マンジュキッチの記事を読んでいて、今シーズンもディエゴ・シメオネ監督のアトレティコ・デ・マドリードを注目している。現在5位ながら1位のバルサとは、勝ち点2差しかない。


 10月30日(木) 晴 27213

 人間上手く行っていないときは、嫌なことを思い出したり、負のイメージが増幅する。上手く行っているときは、今も上手く行くと錯覚する場合が多いような気がする。でも、自然の営みのように、なるようにしかならないのが現実だろう。あまりにも自分の感情に流されないようにした方が、賢明だ。冷静になるために、一歩引くなり待って、物事を考えた方が良い。

 今週末、リーグ戦があり、水曜日辺りにはチャンピオン・リーグがある。ワールド・シリーズはジャイアンツが勝ち、日本シリーズもソフトバンクが王手。秋の実りの季節に、美酒を味わえるようにしたいモノだ。

 ホセ・マリア・マンサナレスが死んだ。現在闘牛場で活躍するホセ・マリア・マンサナレスの父親だ。大闘牛士。正確には、大怪我をしたことがない大闘牛士。大怪我をしない闘牛士なんていないのに、そう呼ばれている。俺的には、彼の闘牛のやり方は、全然参考にならなかった闘牛だった。


 10月31日(金) 小雨のち晴 12833

 録画していた、『ためしてガッテン』を観た。けん玉、お手玉、など昔の玩具をやっていると集中力が出るというものだった。名人がそれをやっているときの、脳は活動を停止しているように青になっているが、これは余計なことを考えず集中している状態だという。初心者がやると、脳は赤い色になる。これは色々なことを考えている状態で、一種の混乱状態だ。けん玉の場合は、それのオノマトペを活用すると、初心者が一気に難しい技まで出来るようになるというものだった。

 お手玉の場合は、利き手ではない手で、お手玉を投げると、これも途端に、出来なるし、脳が赤くなる。どちらも、医療現場で活用されているようだ。お手玉を始めた人は、引きこもりから外に出て、睡眠もなかなか出来なかったのに、ちゃんと寝れるようになったという。老人ホームでは、けん玉を元気が出たとか、アスリートは、練習前とかにけん玉、お手玉をすると集中力が出て良いプレーが出来るという。

 良い物を観たなぁと思った。これは使える。これをやると、集中力が出るなら、活用のしがいがある。


 11月7日(金) 晴 69240/7

 台風が近づいているが、上陸しないようだし、影響も少ないようだ。昨日、テレビを観ていて、上野で『北斎展』をやっていることに気付く。これから上野に行って観ようと思っている。2年前に京都でやったのは、ホノルルから来たモノだが、今回のモノは、ボストンから来た北斎だ。非常に楽しみだが、混んでいるだろうなと思う。ちょっと腰が引けるが、しょうがない。


 11月15日(土) 晴 104215/8

 今週も忙しかった。講習があり仕事もあり、せわしなく過ごしている。大リーグの選抜チームが来日して、試合をやり、サッカーの日本代表も試合があった。テニスの錦織圭が、ロンドンで活躍している。

 昨日は、医者に行ってきた。左肩が3週間前くらいから痛くなり、どうなっているのか観て貰った。最近恒例になった京都旅行は、MEGUさんが行けなくなったとの連絡が来て、1人で行くことにした。ISOさんにも連絡を取って計画を決めたい。京都はドンドン紅葉が色づいて来ている。今まで行かなかった所に行ってみたい。


 11月20日(木) 曇 71591/5

 弟からメールが来て、親父が緊急入院したとの連絡があった。それで、盛岡に帰って病院に行ってきた。顔を観てなるほどと思った。医者は、心筋梗塞と、心臓が弱っている。心臓の一部が壊死しているという事を言っているという。体重は38キロ。もうダメだと言っていた。もう完全に片足を突っ込んだ状態になっていた。もう近いだろうと覚悟せざると得ない状態だと悟った。

 予定していた京都旅行は中止した。ISOさんへメールで連絡した。結衣さんから電話があった。いつ京都へ来るの?11月末は時間が出来たので色々案内できそうと言う内容だったが、中止したことを伝えた。事情も説明した。残念だが、今年の秋の紅葉を観に京都は行けない。


 11月23日(日) 晴 41655/3

 「不器用ですから」と、つぶやくだけで存在感が溢れる俳優だった高倉健が死んだ。東映を辞めた後は、自分が出たい映画を選んで、出演していたという。『八甲田山』『幸福の黄色いハンカチ』『居酒屋兆治』『鉄道屋』遺作『あなたへ』など。

 何かの時に、刑務所を慰問して講演したときに、受刑者にこう語りかけた。「おそらく自分は、日本の俳優の中で1番刑務所に入った人間の役をやったと思います。だから思います。皆さん早く、大事な人の所に帰ってあげてください」と、いうようなことを涙を流しながら言っていた。まるで映画『幸福の黄色いハンカチ』の様な感じだった。グッと来る言葉だった。

 江利チエミとの離婚後、再婚せずに1人で過ごしたようだ。あの離婚だって、義姉の悪意から関係がおかしくなってのモノだったと言われている。コーヒーが好きで、1日に30杯も飲むなんてことを聞いたことがあるが、本当なんだろうか?

 もうすぐ三島由紀夫の命日だが、三島が自決当日に、市ヶ谷駐屯地に向かうコロナの車中で盾の会メンバーと歌ったと言う、『唐獅子牡丹』。

♪義理と人情を 秤にかけりゃ
義理が重たい 男の世界
幼なじみの 観音様にゃ
俺の心は お見通し
背中(せな)で吠えてる 唐獅子牡丹

親の意見を 承知ですねて
曲りくねった 六区の風よ
つもり重ねた 不幸のかずを
何と詫びよか おふくろに
背中で泣いてる 唐獅子牡丹

おぼろ月でも 隅田の水に
昔ながらの 濁らぬ光り
やがて夜明けの 来るそれまでは
意地で支える 夢ひとつ
背中で呼んでる 唐獅子牡丹  ♪

 義理のため、仲間のために、「死んで貰います」と命のやり取りをやった任侠映画、『唐獅子牡丹』をはじめとする昭和残侠伝シリーズや、『網走番外地』シリーズなどは、東大闘争や日大闘争のバリケードの内外で熱狂的な支持を受けた。任侠映画は、漫画『ワンピース』の原型でもある。

 死亡発表されたFAXには、「往く道は精進して、忍びて終わり悔いなし」という言葉が添えられていたと言う。生前高倉健が、天台宗の大阿闍梨、酒井雄哉さんとの対談の際、この言葉をいただいたという。


 11月27日(木) 晴 36312/4

 盛岡から東京に戻った。親父は、集中治療室から一般病棟へ移動した。歩くリハビリをするために変わったのだ。どうなるかは予断を許さない状態には変わりないだろうが、とても歩けるような体ではない。痩せこけて、骨と皮のような状態。この前計ったら体重は34キロだという。あれで歩行訓練と言われても無理な気がする。

 下山さん、シーラさんからメールが来ていた。


 12月5日(金) 晴 81090/9

 親父の方はその後、変わりないようだ。今日は国立博物館へ『国宝展』を観に行ってきた。日本にも女神信仰のようなモノがあったのが解った。子供を産むというのは、神秘的である。それが土地と豊穣と結びついているのだと思う。帰りに上野で夕食を取った。そばとワイン。


 12月9日(火) 晴 56983/5

 Facebookを始めた。下山さんからの要請だった。色々知り合いがやっていることも知った。これはこれで活用できるなと思った。土日の競馬では、新しい事をやろうとして、ある程度の結果が出たが、やり方をもう少し工夫する必要を感じた。そういう微調整を重ねないとダメなようだ。パターンにはまればこれは凄いことになる。それを強く感じる。来週が楽しみだ。

ひとさじの 龍角散で 咳止まり 煙草一服 じぇじぇじぇのじぇ  風吟


 12月18日(木) 晴 風強し 108781/9

 北海道や東北北陸、名古屋などでは、風雪が凄いようだ。京都の金閣寺も雪化粧。今日は久々に、スパに行ってきた。岩盤浴でうたた寝。気持ちよかった。考えてみれば、京都に行く前に行ったきりずっと行っていなかった。これも、忙しいと言うことがある。やっぱりたまにはスパに行かないとダメだなぁと思った。こういうリラックスの場があった方が余裕が生まれる。

 選挙が行われて、与党自民・公明が圧勝した。そして、今日アメリカはキューバとの国交正常化を、オバマ大統領宣言した。時代は変わる。


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