ふくらはぎの痙攣予防
痙攣(けいれん)を起こして足がつったりする原因は、疲労や冷えで血液が流れにくくなることによる酸素不足、カリウムやカルシウムなどのミネラル不足、そしてウォーミングアップ不足で運動を行ったときなどが考えられます。また、発汗量の多い夏場の水分不足も要注意。原因は様々ですが栄養も大きく関係しています。
1つめの、血液が流れにくくなることによる酸素不足については、サンマやイワシなどDHAやEPAを多く含む青魚を食べると血液がサラサラになり、血流が良くなるので痙攣しにくい体質になります。また、冷え症に悩む女性は、身体の中で熱を発生させるタンパク質(肉、魚など)を食べると良いでしょう。
次に、ミネラル不足については、チーズやヨーグルトなどの乳製品がおすすめです。また、和食なら海苔、ワカメ、昆布などの海藻類を、洋食ならバナナやオレンジといった果物を加えて、カリウムなどのミネラルやビタミンを補給すると良いでしょう。手軽に食べられるドライフルーツもおすすめです。
さらに痙攣は、発汗による筋肉細胞内での水分不足によっても起こります。夏場の運動ならば30分に1回、その他の時期でも1時間に1回はコップ1杯程度の水分を補給すべきです。
また運動中は、そのエネルギー消費量に比例的にビタミンB1、Cなどの栄養素も多量に消費し、このことによっても痙攣は発生し易くなります。これらのビタミンは水溶性のため、体内に長くとどまっていることができません。1日3~4回、タイミング良くこれらのビタミンを補給することも必要です。
栄養が不足しがちなときは、サプリメントを上手に利用すると良いでしょう。色んなメーカーのものがありますが、自分はザバスの味がお気に入りです。